JPH09119877A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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Publication number
JPH09119877A
JPH09119877A JP27566195A JP27566195A JPH09119877A JP H09119877 A JPH09119877 A JP H09119877A JP 27566195 A JP27566195 A JP 27566195A JP 27566195 A JP27566195 A JP 27566195A JP H09119877 A JPH09119877 A JP H09119877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
silicon substrate
pressure sensor
electrode
sensor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27566195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Tsuruga
紀久夫 敦賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH09119877A publication Critical patent/JPH09119877A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコン基板とガラス基板との間に形成され
るキャビティ部に塵埃が侵入するという欠点を除去した
高信頼性の静電容量型圧力センサを提供すること。 【解決手段】 圧力により変形する可動電極として機能
するダイヤフラム部12を有するシリコン基板11と,
固定電極14が形成された絶縁基板13とのそれぞれの
電極を所定の距離をおいて対向配置させ,前記シリコン
基板11と前記絶縁基板13を接合してセンサチップ2
1を構成し,このセンサチップ21を貫通孔19有する
ベース部材16に固定し,カバー部材23を覆設してな
る静電容量型圧力センサにおいて,前記固定電極14と
前記可動電極との間に形成されたキャビティ部15と連
通する,前記ベース部材16に設けられた貫通孔19を
有するパイプの途中にくびれ2を設け,前記貫通孔19
のくびれ2の部分にシリコンオイル3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ゲージ圧測定用静
電容量型圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゲージ圧測定用の静電容量型圧力
センサとして,一般に図2の断面図に示す圧力センサ5
0が知られている。図2に示す従来の静電容量型圧力セ
ンサは,シリコン基板11には圧力に応じて変形する可
動電極として機能するダイヤフラム部12を有してお
り,絶縁基板としてのガラス基板13上には固定電極1
4が形成されている。図2に示すように,シリコン基板
11とガラス基板13とは,縁部においてその一部が接
合されており,これによって,ダイヤフラム部12の下
側にはセンサ用キャビティ部15が形成される。
【0003】これらシリコン基板11及びガラス基板1
3は,ベース部材としての台座16上に接着されてい
る。台座16にはリード端子17が設けられており,リ
ード端子17とガラス基板13上の固定電極14は,リ
ードワイヤ18によって電気的に接続されている。ガラ
ス基板13及び台座16のそれぞれに,大気導入用貫通
孔19及び20が重なるように形成されており,これら
二つの大気導入用貫通孔19,20は連通されている。
【0004】シリコン基板11とガラス基板13よりな
るセンサチップ21には,固定電極引き出し用の横穴2
2が設けられ,これによって固定電極14がキャビティ
部15の外に引き出される。その後,キャビティ部15
とセンサチップ外部のキャップ23内領域24とを隔離
するため,横穴22は封止剤25によって封止される。
そして,台座16と被測定圧力導入用の貫通穴26を設
けたカバー部材としてのキャップ23とは,ハーメチッ
クシールによってシールされる。
【0005】図2の静電容量型圧力センサでは,被測定
圧力導入用貫通穴26を通して,圧力伝達物質により圧
力が伝達されて,可動電極として機能するダイヤフラム
部12に圧力が加わると,ダイヤフラム部12は圧力に
対応して変形する。ダイヤフラム部12の変形によっ
て,可動電極としてのダイヤフラム部12と固定電極1
4との間のギャップが変化することになる。ここで,可
動電極としてのダイヤフラム部12と固定電極14とで
形成される静電容量は,c=ξ(A/d)の関係があ
る。ここで,cは静電容量,ξは空気の誘電率,Aは電
極面積,dは電極間ギャップである。
【0006】従って,ダイヤフラム部12と固定電極1
4間の電極間ギャップの変化によって,静電容量が変化
することにより,更に圧力と電極間ギャップとの間には
一定の相関関係があるから,静電容量を検出することに
よって圧力を知ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量型圧力
センサは,固定電極と可動電極とのギャップにより,静
電容量を形成する機構になっているので,このギャップ
に塵埃等の不純物が侵入すると,特性が大きく変化し,
劣化の原因になる。
【0008】また,従来の静電容量型圧力センサでは,
ガラス基板,及び台座に大気導入用の貫通孔が設けられ
ているため,この大気導入用の貫通孔を通ってコンデン
サを形成する固定電極と可動電極の間のセンサ用キャビ
ティ部にほこり塵埃等が侵入することにより,特性劣化
を起こすといった欠点があった。
【0009】そこで,本発明の技術的課題は,シリコン
基板とガラス基板との間に形成されるキャビティ部に塵
埃が侵入するという欠点を除去した,高信頼性の静電容
量型圧力センサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の静電容量型圧力
センサは,圧力により変形する可動電極として機能する
ダイヤフラム部を有するシリコン基板と,固定電極が形
成された絶縁基板とのそれぞれの電極を所定の距離をお
いて対向配置させ,前記シリコン基板と前記絶縁基板を
接合してセンサチップを構成し,該センサチップを貫通
孔を有するベース部材に固定し,カバー部材を覆設して
なる静電容量型圧力センサにおいて,前記固定電極と前
記可動電極との間に形成されたキャビティ部と連通す
る,前記ベース部材に設けられた貫通孔を有するパイプ
の途中にくびれを設け,前記貫通孔のくびれの部分にシ
リコンオイルを設けたことを特徴としている。
【0011】また,本発明の静電容量型圧力センサにお
いては,前記カバー部材は,被測定圧力導入用の貫通穴
を有し,前記シリコン基板の圧力伝達物質によりつたえ
られた圧力により変形する可動電極としての前記ダイヤ
フラム部と,前記絶縁基板上に形成された前記固定電極
とにより構成されたコンデンサの静電容量が,被測定圧
力により変化することを利用している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下,本発明に係わる静電容量型
圧力センサの実施の形態について,図面に基づき説明す
る。図1は本発明の実施の一形態に係る静電容量型圧力
センサの構造を示す断面図である。尚,図1において,
図2の各部位と同様の部位は,同一の符号を設けてあ
る。図1に示す静電容量型圧力センサ10は,シリコン
基板11には圧力により変形する可動電極としてのダイ
ヤフラム部12が形成され,ガラス基板13上には固定
電極14が形成されている。シリコン基板11とガラス
基板13とは,その一部において接合されており,これ
によってダイヤフラム部12の下側には,センサ用のキ
ャビティ部15が形成されている。
【0013】これらシリコン基板11及びガラス基板1
3によってセンサチップ21が構成され,センサチップ
21はガラス基板13によって台座16上に接着されて
いる。台座16には,リード端子17,及び大気圧を導
入するためのパイプ状のポート1を台座側の大気圧導入
用貫通孔19と連通して設けており,リード端子17と
固定電極14は,リードワイヤ18によって電気的に接
続されている。ガラス基板13に設けられた大気導入用
貫通孔20とパイプ状のポート4は,台座側の大気導入
用貫通孔19を介して連通している。
【0014】本発明の実施の一形態における静電容量型
圧力センサは,パイプ状のポート1内の貫通穴の途中に
くびれ2を設け,このくびれ2の部分にシリコンオイル
3が挿入固定されている。このシリコンオイル3はキャ
ビティ側の密封された空間の圧力と大気圧の圧力が一致
するまでシリコンオイル3が移動し圧力伝達媒体として
作用する。またシリコンオイル3の位置を特定するため
にくびれ部2の表面張力を利用する。
【0015】また,固定電極14をセンサ用のキャビテ
ィ部15から外部に引き出すための横穴22は,封止剤
25によって封止されている。そして台座16と被測定
用貫通穴26を設けたキャップ23とは,超音波溶接機
によってシールされる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように,本発明においては
センサ用キャビティ部と,このキャビティ部と連通する
絶縁基板に設けられた大気導入用の貫通孔を有するパイ
プの途中にくびれを設け,この部分にシリコンオイルを
設けると,センサ用キャビティ部に大気圧の伝達が可能
であって,かつ塵埃等の侵入を防ぐことができる。
【0017】したがって,本発明では,可動電極部と固
定電極部との間のセンサ用キャビティ部に大気圧を伝達
し,塵埃等の侵入を防止することができるため,特性劣
化の起こりにくい,信頼性の高いゲージ圧測定用の静電
容量型圧力センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る静電容量型圧力セ
ンサの構造例を示す断面図である。
【図2】従来の静電容量型圧力センサの構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 パイプ状のポート 2 くびれ 3 シリコンオイル 11 シリコン基板 12 ダイヤフラム部 13 ガラス基板(絶縁基板) 14 固定電極 15 キャビティ部 16 台座(ベース部材) 17 リード端子 18 リードワイヤ 19 (大気導入用)貫通孔(ガラス基板側) 20 (大気導入用)貫通孔(ガラス基板側) 21 センサチップ 22 横穴 23 キャップ(カバー部材) 24 キャップ内領域 25 封止剤 26 (被測定圧力導入用)貫通穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力により変形する可動電極として機能
    するダイヤフラム部を有するシリコン基板と,固定電極
    が形成された絶縁基板とのそれぞれの電極を所定の距離
    をおいて対向配置させ,前記シリコン基板と前記絶縁基
    板を接合してセンサチップを構成し,該センサチップを
    貫通孔を有するベース部材に固定し,カバー部材を覆設
    してなる静電容量型圧力センサにおいて,前記固定電極
    と前記可動電極との間に形成されたキャビティ部と連通
    する,前記ベース部材に設けられた貫通孔を有するパイ
    プの途中にくびれを設け,前記貫通孔のくびれの部分に
    シリコンオイルを設けたことを特徴とする静電容量型圧
    力センサ。
JP27566195A 1995-10-24 1995-10-24 静電容量型圧力センサ Withdrawn JPH09119877A (ja)

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JP27566195A JPH09119877A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 静電容量型圧力センサ

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JPH09119877A true JPH09119877A (ja) 1997-05-06

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JP27566195A Withdrawn JPH09119877A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 静電容量型圧力センサ

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JP (1) JPH09119877A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1140583A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Daido Steel Co Ltd ろう付け用合金およびろう付け接合方法
JP2016080606A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 圧力センサ

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JPH1140583A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Daido Steel Co Ltd ろう付け用合金およびろう付け接合方法
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Effective date: 20030107