JP2000352538A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2000352538A
JP2000352538A JP11163163A JP16316399A JP2000352538A JP 2000352538 A JP2000352538 A JP 2000352538A JP 11163163 A JP11163163 A JP 11163163A JP 16316399 A JP16316399 A JP 16316399A JP 2000352538 A JP2000352538 A JP 2000352538A
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JP
Japan
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pressure
silicon substrate
pressure sensor
diaphragm
pedestal
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Pending
Application number
JP11163163A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sato
正博 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気の温度変化に対して安定した特性が得ら
れ、信頼性が高く、かつ生産性が高い圧力センサを得
る。 【解決手段】 静電容量型圧力検出素子26aは、被測
定圧力により変形するダイアフラム部を有するシリコン
基板13aと、固定電極14aが形成された絶縁基板1
5aとを対向させ、前記シリコン基板13aと固定電極
14aとを、所定の距離をおいて対向配置させた構成で
あり、 前記キャップ部20aには、被測定圧力導入口
35が設けられており、前記台座17aには、静電容量
型圧力検出素子26aの絶縁基板15aが固定されてい
て、前記シリコン基板13aの周辺部と、キャップ部2
0aの被測定圧力導入口35とは、シール材30にて封
止されている圧力センサとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力検出素子が、
筐体内に配置される構成をした、気体及び液体の両方に
対応した圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧力センサとしては、例えば、図
2に示す差圧測定用静電容量型圧力センサが知られてい
る。図2は、一例の断面図である。図2に示すように、
シリコン基板13bには、圧力に応じて変形するシリコ
ンダイアフラム11bが形成されるとともに、シリコン
ダイアフラム11dの下側には、キャビティー部12が
形成されている。ガラス基板15b上には、固定電極1
4bが形成され、シリコン基板13bとガラス基板15
bとが接着されて、センサチップ26bが構成される。
【0003】一方、静電容量型圧力検出素子26bは、
台座17b上に接着されており、この台座17bには、
リード端子16bが配置され、ガラス基板15bに形成
された大気圧導入孔である貫通孔24と台座17bに配
置された貫通孔23は連通される。そして、リード端子
16bと固定電極14bとは、リードワイヤー18bに
よって電気的に接続されている。
【0004】静電容量型圧力検出素子26bには、横穴
25が設けられ、これによって固定電極14bが外部に
引き出される。その後、キャビティー部12と静電容量
型圧力検出素子26bの外部とを隔離するため、横穴2
5は封止材22によって封止される。
【0005】そして、台座17b上には、キャップ部2
0bが配置され、台座17bとキャップ部20bとは、
ハーメチックシール等によってシールされる。キャップ
部20bの上面には、穴部が形成され、この穴部は、図
示のように、圧力に応じて変形する樹脂または金属性の
サブダイアフラム19が配置されている。
【0006】そして、台座17bとキャップ部20bと
で規定される空間には、シリコンオイル等の液体または
不活性気体の封入剤21が封入されている。上述の圧力
センサは、サブダイアフラム19に圧力が加わると、こ
の印加圧力は封入剤21を介して圧力検出素子である静
電容量型圧力検出素子26bの感圧部のシリコンダイア
フラム11bに伝えられる。
【0007】よって、シリコンダイアフラム11bとサ
ブダイアフラム19を備える二重ダイアフラム構造をと
るため、被測定圧力が直接圧力検出素子に与えられるこ
とがなく、被測定圧力は封入剤21を介して静電容量型
圧力検出素子26bに伝えられるため、液体内の圧力を
測定する際にも使用することができ、静電容量型圧力検
出素子26bやリードワイヤー18b等は、外界に一切
触れることがないため、耐環境性に優れた長期に安定し
て圧力検出を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧力センサで
は、台座とキャップ部とで規定される空間にシリコンオ
イル等の液体又は不活性ガスを封入して密封する構造で
あるため、以下の欠点があった。外界の温度の変化に
より封止した液体又は不活性ガスの膨張及び収縮によ
り、台座とキャップ部とで規定される空間内の圧力が大
きく変化し、センサの温度特性を著しく悪化させる。
封止剤の密封や、サブダイアフラムと筐体のハーメチッ
クシールを行うためには多くの工数を要するため、コス
トアップにつながる。
【0009】従って、本発明の目的は、外気の温度変化
に対して安定した特性が得られ、信頼性が高く、かつ生
産性が高い圧力センサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、静電容量型圧力検出素子を構成するダイ
アフラム部を有するシリコン基板の表面に、シリコン酸
化膜、シリコン窒化膜及び、樹脂製防水膜を形成し、前
記シリコン基板の一部を被測定圧力導入口を有する筐体
に直接接続し、また圧力検出素子を配置する台座には、
筐体外部(大気圧側)と連通する貫通孔を配置した圧力
センサとする。
【0011】本発明によれば、静電容量型圧力検出素子
を構成するダイアフラム部を有するシリコン基板の表面
にシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、及び樹脂製防水膜
を形成し、前記シリコン基板の一部を被測定圧力導入口
を有する筐体に直接接続する。これにより、被測定圧力
が直接圧力検出素子のダイアフラム部のみに印加され、
台座の大気圧側に連通する貫通孔を配置すれば、台座と
キャップ部により規定される空間を密封する必要がな
い。その結果、外界の温度変化による空間内の圧力変化
をなくすことが可能になり、また前記シリコン基板上に
各種絶縁膜及び樹脂製防水膜が形成されているので、気
体の他、液体の圧力の測定が可能になる。よって、外界
の温度変化による出力特性変化の少ない、生産性のよ
い、気体及び液体の両方に対応した圧力センサを得るこ
とができる。
【0012】即ち、本発明は、静電容量型圧力検出素子
と、キャップ部、および台座とによって構成される圧力
センサであって、前記静電容量型圧力検出素子は、被測
定圧力により変形するダイアフラム部を有するシリコン
基板と、固定電極が形成された絶縁基板とを対向させ、
前記シリコン基板と固定電極とを、所定の距離をおいて
対向配置させた構成であり、前記キャップ部には、被測
定圧力導入口が設けられており、前記台座には、静電容
量型圧力検出素子の絶縁基板が固定されていて、前記シ
リコン基板の周辺部と、キヤップ部の被測定圧力導入口
とは、シール材にて封止されている圧力センサである。
【0013】また、本発明は、前記静電容量型圧力検出
素子のシリコン基板の表面、およびシリコン基板に形成
されたダイアフラム部の表面に、シリコン酸化膜、シリ
コン窒化膜及び、樹脂製防水膜が順次積層成膜された構
造である圧力センサである。
【0014】
【実施例】図1(a)は、本発明の実施例である差圧測
定用静電容量型の圧力センサの断面図であり、図1
(b)は、静電容量型圧力検出素子のダイアフラム部近
傍の拡大断面図である。
【0015】ここで、本発明の圧力センサの構成につい
ての説明は、図2を用いて説明した従来の圧力センサと
ほぼ同様の部分については省略し、本発明のポイントと
なる部分に付いてのみ以下詳細に説明する。
【0016】図1(a)に示すように、センサチップ2
6aが配置された台座17a上に被測定圧力導入口35
を有するキャップ部20aが配置され、前記静電容量型
圧力検出素子26aを構成するシリコン基板13aと前
記キャップ部20aは、その一部においてシール材30
により封止され、前記被測定圧力導入口35と前記シリ
コン基板13a上に形成されたダイアフラム11aが連
通する。
【0017】このシール材30は、シリコン基板13a
とキャップ部20aの内面に密着しており、このシール
材30により、被測定圧力導入側36とその他のキャッ
プ内領域37が圧力的に分離されている。
【0018】前記ダイアフラム11aを有するシリコン
基板13a上には、図1(b)に示すように、シリコン
酸化膜32、シリコン窒化膜33、及び樹脂製防水膜3
4が形成されている。前記シリコン酸化膜32及びシリ
コン窒化膜33は、前記キャップ部20aとシリコン基
板13aの絶縁性の確保の他、各膜形成時のダイアフラ
ム11aの応力バランスをとるために形成されている。
また、前記樹脂製防水膜34は、被測定圧力媒体が液体
の場合、媒体が前記ダイアフラム11aを保護するため
に形成されている。
【0019】前記静電容量型圧力検出素子26aの配置
された台座17aには、筐体外部(大気圧側)と連通す
る貫通孔31が配置され、台座17a、キャップ部20
aにより規定される空間内部37は筐体外部と連通し、
被測定圧力と大気圧はセンサチップ26上のダイアフラ
ム11aで分離される構造となるため、外界の温度変化
による台座17aとキャップ部20aにより規定される
空間の圧力変化は発生しない。
【0020】以上説明したように、圧力検出素子を構成
するダイアフラム部を有するシリコン基板の表面にシリ
コン酸化膜、シリコン窒化膜及び、樹脂製防水膜を形成
し、前記シリコン基板の一部を被測定圧力導入口を有す
る筐体に直接接続することにより、被測定圧力が直接圧
力検出素子のダイアフラム部のみに印加される。また、
台座の大気圧側に連通する貫通孔を配置することによ
り、台座とキャップ部により規定される空間を密封する
必要がなくなる。この結果、外界の温度変化による空間
内の圧力変化をなくすことが可能になり、また前記シリ
コン基板上に各種絶縁膜及び樹脂製防水膜が形成される
ので、気体の他液体の圧力の測定が可能になる。よっ
て、外界の温度変化による出力特性変化の少ない、生産
性のよい、気体及び液体の両方に対応した圧力センサを
供給することができる。
【0021】
【発明の効果】以上、本発明によれば、外気の温度変化
に対して安定した特性が得られ、信頼性が高く、かつ生
産性が高い圧力センサを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による圧力センサを示す図。図
1(a)は、圧力センサの正面図、図1(b)は圧力検
出素子の一部の拡大図。
【図2】従来の圧力センサの一例を示す図。
【符号の説明】
11a,11b シリコンダイアフラム 12a,12b キャビティー部 13a,13b シリコン基板 14a,14b 固定電極 15a,15b ガラス基板 16a,16b リード端子 17a,17b 台座 18a,18b リードワイヤー 19 サブダイアフラム部 20a,20b キャップ部 21 封入剤 22 封止材 23 貫通孔(台座) 24 貫通孔(ガラス基板) 25 横穴 26 静電容量型圧力検出素子 30 シール材 31 貫通孔(台座) 32 シリコン酸化膜 33 シリコン窒化膜 34 樹脂製防水膜 35 被測定圧力導入口 36 被測定圧力導入側 37 キャップ内領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電容量型圧力検出素子と、キャップ
    部、および台座とによって構成される圧力センサであっ
    て、前記静電容量型圧力検出素子は、被測定圧力により
    変形するダイアフラム部を有するシリコン基板と、固定
    電極が形成された絶縁基板とを対向させ、前記シリコン
    基板と固定電極とを、所定の距離をおいて対向配置させ
    た構成であり、前記キャップ部には、被測定圧力導入口
    が設けられており、前記台座には、静電容量型圧力検出
    素子の絶縁基板が固定されていて、前記シリコン基板の
    周辺部と、キャップ部の被測定圧力導入口とは、シール
    材にて封止されていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記静電容量型圧力検出素子のシリコン
    基板の表面、およびシリコン基板に形成されたダイアフ
    ラム部の表面に、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜及
    び、樹脂製防水膜が順次積層成膜された構造であること
    を特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
JP11163163A 1999-06-10 1999-06-10 圧力センサ Pending JP2000352538A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008133314A1 (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Bridgestone Corporation センサモジュール
US7506548B2 (en) 2006-10-02 2009-03-24 Alps Electric Co., Ltd. Pressure sensor package structure
JP7574472B2 (ja) 2021-12-02 2024-10-28 株式会社日立ハイテク 圧力センサモジュール及び圧力センサモジュールを有する分注装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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