JPH1060519A - 溶湯成分調整方法 - Google Patents

溶湯成分調整方法

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JPH1060519A
JPH1060519A JP21763496A JP21763496A JPH1060519A JP H1060519 A JPH1060519 A JP H1060519A JP 21763496 A JP21763496 A JP 21763496A JP 21763496 A JP21763496 A JP 21763496A JP H1060519 A JPH1060519 A JP H1060519A
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JP
Japan
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additive
molten metal
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JP21763496A
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English (en)
Inventor
Takeshi Iwamura
健 岩村
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操業の状態に応じて適宜の添加材の使用とな
るようにして、溶湯の成分調整を、溶湯の温度を所定温
度以上に維持して行うことができる溶湯成分調整方法を
提供する。 【解決手段】 転炉における吹錬終了後、取鍋内の溶湯
をサンプリングして、溶湯に含まれる各成分の濃度をそ
れぞれ分析し、分析した各成分の濃度を計算機に与え
る。計算機には、各成分の目標濃度,複数種類の添加材
の在庫量,各添加材の単価及び使用する添加材の種類等
が与えられるようになっており、計算機は、分析された
各成分の濃度と目標濃度との差分を算出し、総コストが
可及的に低くなるように添加材の種類及びその添加量を
最適化する。そして、最適化された各添加量になるよう
に添加材を分取し、各添加材を取鍋内に添加して溶融
し、取鍋内の溶湯の成分を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吹錬後の溶湯の成
分の濃度を予め定めた目標濃度に調整する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】転炉の操業にあっては、吹錬終了後に取
鍋内の溶湯に含まれるC,Mn,Si等の成分濃度をそ
れぞれ検出し、各成分の濃度が目標濃度になるように、
高炭素フェロマンガン(HCMn),低炭素フェロマン
ガン(LCMn),シリコマンガン(SiMn)といっ
た合金鉄、及びカーボン又は粉コークスといった加炭材
等の添加材を所定量だけ分取し、分取した各添加材を溶
湯中に添加して溶融させ、各成分の濃度を調整してい
る。このような成分濃度の調整にあっては、添加材の単
価が高価であると共に価格変動が大きいため、添加する
添加材の総コストが可及的に低くなるように、分取する
添加材の量を定めることが重要である。
【0003】そのため特開昭55−58311 号公報では次の
ような方法が提案されている。転炉の吹錬終了後、取鍋
内の溶湯をサンプリングして溶湯に含まれるC,Mn及
びSiの濃度を検出し、各成分の濃度と目標濃度との差
分ΔC,ΔMn及びΔSiをそれぞれ求める。添加材と
して、カーボネット(CB),シリコマンガン(S
M),高炭素フェロマンガン(FM)及びフェロシリコ
ン(FS)を用いるとすると、それらの単価PCB
SM,PFM及びPFSを次の(1)式に代入して係数KSM
を算出する。 KSM=f1 (PCB,PSM,PFM,PFS) …(1)
【0004】一方、ΔC,ΔMn及びΔSiの各々と、
CB,SM,FM及びFSの添加量との関係式を過去の
データに基づいてそれぞれ得ておく。そして、(1)式
によって算出された係数KSMが正である場合、SMの添
加量が最小になるように各関係式を解いてSM,CB,
FM及びFSの添加量を算出し、係数KSMが負である場
合、SMの添加量が最大になるように各関係式を解いて
SM,CB,FM及びFSの添加量を算出する。そし
て、算出した添加量になるように各添加材を分取し、そ
れらを溶湯内に添加して溶融させる。これによって、溶
湯中の各成分の濃度を目標濃度に調整すると共に、使用
する各添加材の総コストを可及的に低減させることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法にあっては、添加材の種類を変更する場合、また、添
加材の在庫量又は転炉の操業予定によって使用できる添
加材の種類及び量が制限される場合等、操業の状態に応
じて使用する添加材の総コストを可及的に低くして溶湯
の成分調整を行うことができないという問題があった。
一方、添加材を溶湯に添加してそれを溶融させた場合、
溶湯の温度が降下し、この温度降下の程度は添加材の種
類によって異なる。溶湯の温度は所定温度以上に維持す
る必要があるので、添加材の添加量にはそれぞれ上限を
設定しなければならないが、従来の方法では添加量の上
限を考慮していないため、溶湯の温度が所定温度以下に
降下する虞があった。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは各添加材の添加によ
る溶湯中の各成分の収支、各添加材の添加量の上限及び
下限、各添加材の添加の有無、並びに各添加材の添加の
有無によって定まる使用可能な添加材の数及び使用可能
な添加材の添加量の上限を制約条件として設定し、また
各添加材の添加量を含む目的関数を設定し、前記制約条
件内で前記目的関数の値が所要値になるように、添加す
べき添加材の種類及びその添加量を最適化し、最適化し
た種類の添加材をその添加量になるように溶湯に添加す
ることによって、操業の状態に応じて適宜の添加材の使
用となるようにして、溶湯の成分調整を、溶湯の温度を
所定温度以上に維持して行うことができる溶湯成分調整
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る溶湯成分
調整方法は、吹錬後の溶湯に含まれる複数の成分の濃度
を分析し、各成分の濃度と予め定めた目標濃度との差分
に基づいて、溶湯に添加する複数種類の添加材の添加量
を求め、求めた添加量になるように添加材を溶湯に添加
して溶湯成分を調整する方法において、各添加材の添加
による溶湯中の各成分の収支、各添加材の添加量の上限
及び下限、各添加材の添加の有無、並びに各添加材の添
加の有無によって定まる使用可能な添加材の数及び使用
可能な添加材の添加量の上限を制約条件として設定し、
また各添加材の添加量を含む目的関数を設定し、前記制
約条件内で前記目的関数の値が所要値になるように、添
加すべき添加材の種類及びその添加量を最適化し、最適
化した種類の添加材をその添加量になるように溶湯に添
加することを特徴とする。
【0008】第2発明に係る溶湯成分調整方法は、第1
発明において、各添加材の添加による溶湯中の各成分の
収支、及び各添加材の添加量の上限及び下限を含む第1
制約条件内で前記目的関数の値が所要値になるように、
シンプレックス法による解を予め定めた各目標濃度の許
容範囲内で算出し、算出した解が、各添加材の添加の有
無、使用可能な添加材の数及び使用可能な添加材の添加
量の上限を含む第2制約条件を満足するか否かを判断
し、満足すると判断した場合、算出した解によって定ま
る添加材の種類及びその添加量が最適であると決定し、
満足しないと判断した場合、分枝限定法によって前記第
2制約条件を満足する解を求め、求めた解によって定ま
る添加材の種類及びその添加量が最適であると決定する
ことを特徴とする。
【0009】本発明の溶湯成分調整方法にあっては、目
的関数として、例えば、複数種類の添加材の添加量及び
その添加材の単価からなるコスト関数を設定する。各添
加材の添加による溶湯中の各成分の収支、各添加材の添
加量の上限及び下限、各添加材の添加の有無等の制約条
件内で、目的関数の値が所要値になるように、前述した
例では、コスト関数の値が最小になるように、最適化問
題の解法を適用して、添加すべき添加材の種類及びその
添加量を最適化する。このとき、各添加材の添加量の上
限及び下限、各添加材の添加の有無が制約条件に加えら
れているため、操業の状態に応じて、目的関数の値が所
要の値になる溶湯の成分調整、即ち使用する添加材の総
コストを可及的に低くして溶湯の成分調整を、溶湯の温
度を所定温度以上に維持して行うことができる。
【0010】最適化問題の解法としてシンプレックス法
及び分枝限定法を用いる。各添加材の添加による溶湯中
の各成分の収支、及び各添加材の添加量の上限及び下限
を含む第1制約条件内で前述したコスト関数の値を最小
にするという問題をシンプレックス法によって解き、数
理計画法の解が存在するか否かを判断し、解が存在しな
い場合、予め定めた各目標濃度の許容範囲内の所定値
を、所定の成分の濃度と予め定めた目標濃度との差分に
加えた後、再びシンプレックス法によって解く操作を、
解が存在すると判断するまで繰り返す。
【0011】解が算出されると、各添加材の添加の有
無、使用可能な添加材の数及び使用可能な添加材の添加
量の上限を含む第2制約条件を満足するか否かを判断
し、満足すると判断した場合、算出した解によって定ま
る添加材の種類及びその添加量が最適であると決定す
る。一方、第2制約条件を満足しないと判断した場合、
分枝限定法によって前記第2制約条件を満足する解を求
め、求めた解によって定まる添加材の種類及びその添加
量が最適であると決定する。このように、添加材の添加
の有無、使用可能な添加材の数及び使用可能な添加材の
添加量の上限を含む第2制約条件を満足する最適解が求
められるため、在庫状態及び吹錬の操業スケジュール
等、そのときの状態に応じて、使用する添加材の総コス
トを可及的に低くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明方法に係る
溶湯成分の調整手順を示すフローチャートである。転炉
における吹錬終了後、取鍋内の溶湯をサンプリングし
て、溶湯に含まれる各成分の濃度をそれぞれ分析し(ス
テップS1)、分析した各成分の濃度を後述する計算機
に与える。計算機には、各成分の目標濃度,複数種類の
添加材の在庫量,各添加材の単価及び使用する添加材の
種類等が与えられるようになっており、計算機は、分析
された各成分の濃度と目標濃度との差分を算出し(ステ
ップS2)、総コストが可及的に低くなるように添加材
の種類及びその添加量を最適化する(ステップS3)。
そして、最適化された各添加量になるように添加材を分
取し(ステップS4)、各添加材を取鍋内に添加して溶
融し(ステップS5)、取鍋内の溶湯の成分を調整す
る。
【0013】図2は添加材の添加量を計算する計算機の
構成を示すブロック図であり、図中1は減算器である。
減算器1には分析装置から溶湯に含まれる各成分の実績
濃度Ci (i=1,2,…,N.N:成分調整を要する
成分種の数)が与えられる。減算器1には製品に応じて
各成分の目標濃度Ni 及びその偏差(±x)も与えられ
るようになっており、減算器1は両者の差分ΔXi をそ
れぞれ算出し、それを演算器2に与える。演算器2に
は、溶湯の重量、各添加材の単価、添加材の在庫量及び
吹錬の操業スケジュール等に基づいて決定された使用添
加材の種類も与えられるようになっており、演算器2は
次のようにシンプレックス法及び分枝限定法を用いて、
使用する添加材の総コストが最小になるように添加材の
種類及びその添加量を最適化し、その結果を表示装置3
に与えて各添加材の添加量を表示させる。
【0014】図3は図2に示した演算器2による演算手
順を示すフローチャートである。演算器2は、溶湯に含
まれる各成分の実績濃度と目標濃度との差分ΔXi 、溶
湯の重量W、添加材j(j=1,2,…,M.M:添加
可能な添加材の種類)、添加材jの有効成分iの含有量
j,i 、添加材jを溶湯に添加できる上限値gj,l 及び
下限値gj,u 、各添加材の単価Hj 等のデータを取り込
む(ステップS31)。
【0015】次の表1は演算器2に読み込まれるデータ
の一部を示すものである。
【0016】
【表1】
【0017】表1に示した如く、受注製品の全種類の製
鋼に対応する複数の添加材の単価,添加量の上限値及び
下限値が変数名に応じて取り込まれる。
【0018】演算器2は、取り込んだデータを用いて、
次の(2)式で示すコスト関数(目的関数)を設定する
(ステップS32)と共に、各制約条件を設定する(ステ
ップS33)。 H1 ・G1 +H2 ・G2 +…+HM ・GM →min …(2) 但し、GM :添加材Mの分取重量
【0019】演算器2は、添加材jの添加による各成分
の収支式を示す次の(3−1)式〜(3−N)式を制約
条件として設定する。 S1,1 ・G1 +S1,2 ・G2 +…+S1,M ・GM =X1 ・W …(3−1) S2,1 ・G1 +S2,2 ・G2 +…+S2,M ・GM =X2 ・W …(3−2) ・ ・ ・ ・ ・ ・ SN,1 ・G1 +SN,2 ・G2 +…+SN,M ・GM =XN ・W …(3−N)
【0020】また、演算器2は、添加材jの添加量上限
値及び下限値を用いた次の(4−1)式〜(4−N)式
を他の制約条件として設定する。 g1,l ≦G1 ≦g1,u …(4−1) g2,l ≦G2 ≦g2,u …(4−2) ・ ・ ・ ・ gN,l ≦GN ≦gN,u …(4−N)
【0021】更に、演算器2は、在庫量及び操業スケジ
ュール並びに受注製品規格に応じて添加材jの使用−不
使用を(0−1)で示す整数変数yj を次の(5)式の
ように設定し、該整数変数yj を用いて、次の(6)式
及び(7)式に示すように、使用可能な添加材の数n、
及び添加材の添加量の条件をそれぞれ設定する。 yj =0,1 ,j=1,2,…,N …(5) Σyj =n ,j=1,2,…,N …(6) Gj ≦gj,u ・yj ,j=1,2,…,N …(7)
【0022】演算器2はLP(Linear Programming)
解を得るべく、シンプレックス法によって、目標濃度N
i の許容範囲を零として、(3−1)式〜(3−N)
式,(4−1)式〜(4−N)及び(2)式を解き(ス
テップS34)、LP解が存在するか否か判断する(ステ
ップS35)。
【0023】LP解が存在しないと判断すると、演算器
2は差分ΔXi が最も小さい有効成分iを選択し(ステ
ップS36)、該有効成分iの許容範囲(目標濃度Ni
偏差)をn分割して得た値を差分ΔXi に加算した(ス
テップS37)後、ステップS33へ戻り、ステップS35で
LP解が存在すると判断されるまで前同様の操作を繰り
返す。ステップS35でLP解が存在すると判断した場
合、演算器2は、そのLP解が整数変数yj に係る
(5)式〜(7)式の整数条件を満足するか否かを判断
し(ステップS38)、整数条件を満足すると判断した場
合、そのLP解によって定まる添加材の種類及び添加量
を、溶湯に添加すべき最適な種類の添加材及びその添加
量であると決定する(ステップS45)。
【0024】一方、ステップS38で整数条件を満足しな
いと判断した場合、演算器2は、分枝限定法によってL
P解を求めるべく、探索深さ及びマージン等の初期設定
を促し、オペレータによってそれらが設定されると(ス
テップS39)、所定の手順に従って部分問題を選択し
(ステップS40)、選択した部分問題を解いて(ステッ
プS41)、LP解が存在するか否かを判断する(ステッ
プS41)。LP解が存在しないと判断した場合、演算器
2は、探索深さの再設定を促し(ステップS42)、ステ
ップS41でLP解が存在すると判断するまでステップS
39〜S42を繰り返す。ステップS41でLP解が存在する
と判断した場合、演算器2は、該LP解が整数条件を満
足するか否かを判断し(ステップS43)、条件を満足し
ないと判断すると、添加材の組み合わせを変更させるこ
とによって分枝状態を再設定した(ステップS44)後、
ステップS43で条件を満足すると判断するまで、ステッ
プS39〜S44を繰り返す。ステップS43で条件を満足す
ると判断した場合、ステップS45へ移って、演算器2
は、そのLP解によって定まる添加材の種類及び添加量
を、溶湯に添加すべき最適な種類の添加材及びその添加
量であると決定する。
【0025】
【実施例】次に比較試験を行った結果に付いて説明す
る。図5は本発明方法及び従来方法によって吹錬終了後
の溶湯の成分を調整した場合の添加材に要した総コスト
の差を示すグラフであり、縦軸は本発明方法による総コ
ストを、横軸は従来方法による総コストを表している。
図5から明らかな如く、本発明方法による添加材の総コ
ストは従来方法より平均で略10%低減させることがで
きた。また、本発明方法によって添加材を添加した後、
溶湯中のC,Si,Mnの濃度を分析した結果、図6,
図7及び図8のように、何れの成分の濃度も目標濃度を
満足していた。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係る溶湯成
分調整方法は、添加材の添加の有無、使用可能な添加材
の数及び使用可能な添加材の添加量の上限を含む制約条
件を満足する最適解が求められるため、在庫状態及び吹
錬の操業スケジュール等、そのときの状態に応じて、使
用する添加材の総コストを可及的に低くして溶湯の成分
調整を、溶湯の温度を所定温度以上に維持して行うこと
ができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に係る溶湯成分の調整手順を示すフ
ローチャートである。
【図2】添加材の添加量を計算する計算機の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2に示した演算器による演算手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図2に示した演算器による演算手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明方法及び従来方法によって吹錬終了後の
溶湯の成分を調整した場合の添加材に要した総コストの
差を示すグラフである。
【図6】本発明方法によって添加材を添加した後、溶湯
中のCの濃度を分析した結果を示すグラフである。
【図7】本発明方法によって添加材を添加した後、溶湯
中のSiの濃度を分析した結果を示すグラフである。
【図8】本発明方法によって添加材を添加した後、溶湯
中のMnの濃度を分析した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 減算器 2 演算器 3 表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹錬後の溶湯に含まれる複数の成分の濃
    度を分析し、各成分の濃度と予め定めた目標濃度との差
    分に基づいて、溶湯に添加する複数種類の添加材の添加
    量を求め、求めた添加量になるように添加材を溶湯に添
    加して溶湯成分を調整する方法において、 各添加材の添加による溶湯中の各成分の収支、各添加材
    の添加量の上限及び下限、各添加材の添加の有無、並び
    に各添加材の添加の有無によって定まる使用可能な添加
    材の数及び使用可能な添加材の添加量の上限を制約条件
    として設定し、また各添加材の添加量を含む目的関数を
    設定し、前記制約条件内で前記目的関数の値が所要値に
    なるように、添加すべき添加材の種類及びその添加量を
    最適化し、最適化した種類の添加材をその添加量になる
    ように溶湯に添加することを特徴とする溶湯成分調整方
    法。
  2. 【請求項2】 各添加材の添加による溶湯中の各成分の
    収支、及び各添加材の添加量の上限及び下限を含む第1
    制約条件内で前記目的関数の値が所要値になるように、
    シンプレックス法による解を予め定めた各目標濃度の許
    容範囲内で算出し、算出した解が、各添加材の添加の有
    無、使用可能な添加材の数及び使用可能な添加材の添加
    量の上限を含む第2制約条件を満足するか否かを判断
    し、満足すると判断した場合、算出した解によって定ま
    る添加材の種類及びその添加量が最適であると決定し、
    満足しないと判断した場合、分枝限定法によって前記第
    2制約条件を満足する解を求め、求めた解によって定ま
    る添加材の種類及びその添加量が最適であると決定する
    請求項1記載の溶湯成分調整方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010261080A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Sumitomo Metal Ind Ltd 溶湯成分の濃度・温度調整方法及び鋼の製造方法
JP2012144774A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Jfe Steel Corp 2次精錬設備のインターロック装置

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