JPH106044A - レーザーマーキングによる改竄防止方法 - Google Patents

レーザーマーキングによる改竄防止方法

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JPH106044A
JPH106044A JP8162786A JP16278696A JPH106044A JP H106044 A JPH106044 A JP H106044A JP 8162786 A JP8162786 A JP 8162786A JP 16278696 A JP16278696 A JP 16278696A JP H106044 A JPH106044 A JP H106044A
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JP
Japan
Prior art keywords
absorbing layer
card
light absorbing
laser beam
marking
Prior art date
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Pending
Application number
JP8162786A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Miyazaki
修次 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication of JPH106044A publication Critical patent/JPH106044A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気記録方式によるプリペイドカード等が潜在
的に持っている書き換えによる不正使用を防止する。特
にカードの使用度数によるプリペイド価値の低下の磁気
記録情報を改竄したカードを検出することを目的とす
る。 【解決手段】カード基材表面に磁気記録層とは別に光吸
収層を設け、レーザー光照射による光吸収層の物理的あ
るいは化学的な不可逆変化に伴う光吸収層表面の光学的
変化でマーキングすることを特徴とする改竄防止方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】プリペイドカードなどの磁気
カードなどの不正使用を検出できる改竄防止方法に関す
る。
【従来の技術】現在、テレホンカードで代表されるよう
なプリペイドカードが広く普及されている。このような
カードは磁気記録方式により金額情報が記録されたもの
である。あらかじめ記録された価格相当の金額情報をも
とに、実際にカードを利用した際に残存金額情報を記録
することにより、実際に現金を扱わずに購買が可能とい
う使いやすさがある。
【0001】このような換金可能なカードについては、
セキュリティーの観点で偽造を防止と同時に磁気記録方
式の情報の書き換えによる不正使用の防止の2点が必要
となる。前者の課題については、構造の複雑化、使用原
材料の選定等で対策が打たれているが、後者について
は、使用度数をパンチングする方法が採用されている
が、パンチングの穴は比較的容易に埋める事ができるた
め、現状では有効な手段がなく課題未解決の状態といえ
る。
【発明が解決しようとする課題】磁気記録方式によるプ
リペイドカード等が潜在的に持っている書き換えによる
不正使用を防止する。特にカードの使用度数による減っ
ているはずのプリペイド価値の磁気記録情報を故意に改
竄されたカードを検出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】カード基材表面に磁気記
録層とは別に光吸収層を設け、レーザー光照射による光
吸収層の物理的あるいは化学的な不可逆変化に伴う光吸
収層表面の光学的変化でマーキングすることを特徴とす
る改竄防止方法である。磁気記録方式による使用度数の
詳細なプリペイド情報とは別に、現在の使用度数のパン
チングに相当する程度の情報を大出力レーザー光により
書き換え不可能なマーキングとしてカード上に行う。こ
のマーキングは、低出力レーザーにより読みとりが可能
であるため、一旦マークされたカードは、磁気記録方式
の情報を改竄してあっても、そのレーザー光によるマー
ク情報の読みとりで未然に検出判別できるため、不正使
用を防ぐことが可能となる。
【発明の実施の形態】本発明は、従来のカードシステム
に、ハード面ではレーザーマーキング方式対応のレーザ
ー照射ピックアップを増設し、カード自体にはレーザー
によるマーキングの形成、読みとりが可能な光吸収層を
設けることにより実現される。本発明に使用できるレー
ザーは、特に制限はなくガスレーザー、半導体レーザー
等各種レーザーを用いることができる。レーザーの波長
についても、特に制限はないが、カードに設けられる光
吸収層の吸収等の光学特性に適合した波長である必要が
ある。
【0002】本発明で用いられる光吸収層に用いられる
材料は、レーザー光によるマーキングが可能となるもの
であれば良く、無機系、金属系、有機色素系、高分子系
材料等の制限はなく、一般的に追記型光記録媒体に用い
られるような材料系は、すべて可能である。光吸収層
は、光吸収材料の蒸着、コーティングによる単独膜で
も、ポリマー中に溶解、分散した塗液のコーティングに
よる塗膜のいずれでも良い。また無機と有機の複合蒸着
膜でもよい。また、前述のいずれかの方法で光吸収層を
薄膜フィルム上に形成し、そのフィルムをカードに接着
して光吸収層をカード上に設けることも可能である。
【0003】マーキング部分を光学的に明確にし、読み
取り感度を高める目的で光吸収層の下層に反射膜層を設
けたり、逆に光吸収層の上層に反射防止膜層、ハードコ
ート層等のコーティング層を積層してもよい。また、こ
のような光吸収層とコーティング層との層間に光吸収層
の物理的、化学的変化によるマーキングで生ずる体積変
化を吸収し得る比較的柔らかい緩衝層を設けても良い。
マーキング部分を明確にし、読み取りレーザー光のマー
キング位置検出を容易にするため、マーキング位置のガ
イドとなるトラックを溝形式あるいは印刷等で形成して
もよい。
【0004】マーキングは、書き換え不可能にする必要
があり、物理的、化学的に不可逆な変化でなければなら
ない。従って、マーキングの原理としては、以下の2種
類が挙げられる。一つは、レーザー光の光エネルギーに
より光吸収層の構成要素が光分解してマーキングする。
もう一つは、レーザー光の光エネルギーを光吸収層が吸
収し、層内で光−熱エネルギー変換による発熱をもとに
光吸収層の構成要素が熱分解してマーキングする。光分
解による方法は、光分解性の材料の使用が必要となる
が、このような材料は一般的に安定性に難があるため、
カードの信頼性の観点からは、熱分解による方法が好ま
しい。
【0005】具体的な記録膜としては、下記のような構
成が挙げられるが、これに限るものではない。金属微粒
子を有機材料中に分散した光吸収層材料、例えば銀/ゼ
ラチン分散型光吸収層材料、Te含有CS2 プラズマ重
合膜、Te−CH4 、Te−テフロン、Te−ポリイミ
ドの複合スパッタ膜がある。熱感応性の高い有機材料と
光吸収性材料を用いた光吸収層材料、例えばニトロセル
ロースと光吸収材料(色素、カーボンブラック)の混合
物がある。光吸収性有機材料単独膜材料、例えば金属フ
タロシアニン系色素、縮合多環系色素、イオン性染料、
シアニン系色素、ナフトキノン系色素、金属錯体系色
素、インドアニリン系色素、アゾ系色素がある。これら
の材料系は、それぞれ単独にも、また混合して使用して
もよい。
【実施例1】平滑なAl蒸着PETフィルム上にナフタ
ロシアニン誘導体を800オングストロームの膜厚で塗
工し、さらにその上にホットメルト樹脂により緩衝層を
設け、さらにその上にアクリル系のハードコート層を設
けた光吸収フィルムを作成した。このフィルムをプリペ
イドカードの表面に接着してカード表面に光吸収層を設
けた。この光吸収層へのマーキングを行った。マーキン
グ条件は、830nmの半導体レーザーを用いて、出力
4mWで信号パルス幅200μm、60mm/secで
行った。次いでそのマークの読みとりを行った。読みと
り条件は、マーキング時と同一の半導体レーザーピック
アップを用いて、出力0.2mWで60mm/secで
行った。その結果、明らかに不可逆のマークの形成が確
認され、読みとりレーザー光によりC/N比が48dB
でマーキングの信号を読みとる事ができた。
【実施例2】プリペイドカード表面に塩素化銅フタロシ
アニンのアクリル樹脂分散塗液を1ミクロンの膜厚で成
膜し、光吸収層を設けた。この光吸収層へのマーキング
を行った。マーキング条件は、780nmの半導体レー
ザーを用いて、出力15mWで信号パルス幅200μ
m、60mm/secで行った。次いでそのマークの読
みとりを行った。読みとり条件は、マーキング時と同一
の半導体レーザーピックアップを用いて、出力1.0m
Wで60mm/secで行った。その結果、明らかに不
可逆のマークの形成が確認され、読みとりレーザー光に
よりC/N比が40dBでマーキングの信号を読みとる
事ができた。
【発明の効果】本発明のレーザー光を用いたマーキング
法による改竄方法は、ハード面でレーザーピックアップ
は必要となるが、改竄防止手段を施す磁気カード等に
は、非常に薄い光吸収層を設けるだけであり、カード形
態を大きく変える事なく任意に不可逆なマークの形成が
可能となるため、従来の磁気記録方式との併用で不正使
用、改竄を防止できるシステムを提供することができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材表面に光吸収層を設け、レーザー光
    照射による光吸収層の物理的あるいは化学的な不可逆変
    化に伴う光吸収層表面の光学的変化をマーキングとする
    ことを特徴とする改竄防止方法。
  2. 【請求項2】 記載がプリペイドカードである請求項1
    記載の改竄防止方法。
JP8162786A 1996-06-24 1996-06-24 レーザーマーキングによる改竄防止方法 Pending JPH106044A (ja)

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JP8162786A JPH106044A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 レーザーマーキングによる改竄防止方法

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JPH106044A true JPH106044A (ja) 1998-01-13

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JP8162786A Pending JPH106044A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 レーザーマーキングによる改竄防止方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003248207A (ja) * 2002-02-22 2003-09-05 Fujitsu Display Technologies Corp 液晶表示パネルの製造方法および製造装置
JP2016007612A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 株式会社エツミ光学 多層蒸着体のマーキング法及び多層蒸着体
JP2017528337A (ja) * 2014-07-08 2017-09-28 ザイレコ,インコーポレイテッド プラスチック系製品のマーキング

Cited By (4)

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US10410453B2 (en) 2014-07-08 2019-09-10 Xyleco, Inc. Marking plastic-based products

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