JP2001023248A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JP2001023248A
JP2001023248A JP11197214A JP19721499A JP2001023248A JP 2001023248 A JP2001023248 A JP 2001023248A JP 11197214 A JP11197214 A JP 11197214A JP 19721499 A JP19721499 A JP 19721499A JP 2001023248 A JP2001023248 A JP 2001023248A
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Kazumi Nagano
和美 長野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録領域を減らすことなく、可視情報を設
けた光記録媒体を提供する。 【解決手段】 表面に光学的に記録再生を行うトラッキ
ンググルーブを有する基板及び該基板の該表面の所定の
領域を被覆する、レーザ照射によってピット記録がなさ
れる光記録層を有する光記録媒体であって、該所定の領
域はデータ記録領域10と非データ記録領域11とを含
み、該非データ記録領域は目視認識可能な可視情報を備
え、該可視情報は該基板の複数のグルーブの間のランド
部上の該光記録層に記録されてなる可視情報ピットによ
って構成されており、且つ該可視情報ピットは該基板の
複数のグルーブの間のランド部の中央に位置している光
記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に情報の記
録再生を行う光記録媒体に関し、特に可視情報を有する
と共にセキュリティを確保するための偽造、改竄、改造
を防止したカード状の光記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、社会の情報化が進み、多種多様の
情報を効率よく扱う手段として、携帯性に優れたカード
状の情報記録媒体として、プリペイトカード、クレジッ
トカード、バンクカードやIDカード等が利用されてい
る。これらのカードへの情報の蓄積は、主に通常カード
に設けられた磁気ストライプに磁気的になされている。
しかし磁気情報が改ざんしやすいこと、また記録容量が
極めて限られていることから、近年、ICチップ等を埋
め込んだICカードや光学的に情報の記録を行うカード
状の光記録媒体(以降「光カード」と称する)が実用化
され、或いは実用化が検討されている。
【0003】光カードへの情報の記録は、例えば記録層
にレーザービームを照射することによって該記録層に生
じる変化、例えば結晶−非結晶の相変化、ピット(穴)
の形成、磁気光学効果による偏光面の変化などを生じさ
せることによって行われ、その様にして記録された情報
は、光記録層に生じさせた変化を光を用いて検出するこ
とによって行う。このように光カードに記録されている
情報は、目視では有意味な情報としては認識できない
為、記録されている情報の改ざんのし難さという点で
は、従来の磁気情報と比較して格段に優れている。
【0004】ところでこのような新規な記録方式のカー
ド状の媒体に対しても、従来のカード状情報媒体と同様
に、そのカードが正規の発行者によって発行されたもの
であること、或いは、そのカードの所有者が真の所有者
であること等を示す情報をカード状媒体に可視情報とし
て付与することについては強い要望がある。そしてこの
可視情報だけを用いて個人認証をする場合がある現状の
カード状媒体の使用形態を考慮すると、この可視情報の
偽造や改ざんをできる限り防止することは極めて重要な
技術課題の一つである。
【0005】このような可視情報の偽造や改ざんを困難
にする技術はこれまでにも数多く提案されている。例え
ば、特開昭55−146795号には内挿カードを透明
カバーシートで被覆し、その透明カバーシートを透して
レーザで可視情報を該内挿カード表面に記録した証明カ
ード等が開示されている。
【0006】また、実開昭62−191465号公報に
記載されているように、ホログラム画像をカード状の光
学的情報記録媒体に配置する方法、特開平3−2023
98号公報には微小な文字や絵柄をICチップや磁気記
録、もしくは光学的情報を記録を有するカードに併設す
るなどのカードに可視情報を予め設ける方法が開示され
ている。また、セキュリティを高めるため、また、様々
な情報を光学的情報記録媒体と共に設ける方法として、
特開平10−329460には、記録ピットによって可
視化された画像を記録する方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
背景技術に鑑みなされたものであって、改ざんや偽造が
極めて困難な可視情報を保持してなる光記録媒体を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、表面に
光学的に記録再生を行うトラッキンググルーブを有する
基板及び該基板の該表面の所定の領域を被覆する、レー
ザ照射によってピット記録がなされる光記録層を有する
光記録媒体であって、該所定の領域はデータ記録領域と
非データ記録領域とを含み、該非データ記録領域は目視
認識可能な可視情報を備え、該可視情報は該基板の複数
のグルーブの間のランド部上の該光記録層に記録されて
なる可視情報ピットによって構成されており、且つ該可
視情報ピットは該基板の複数のグルーブの間のランド部
の中央に位置していることを特徴とする光記録媒体であ
る。
【0009】本発明では、該可視情報を構成する可視情
報ピッ卜が、該ランド部に該グルーブに直交する方向に
複数個設けられているのが好ましい。該光記録媒体が光
カードであるのが好ましい。該光記録層が可視光透過性
を有し、また有機色素記録層であるのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の光記録媒体は、表面に光
学的に記録再生を行うトラッキンググルーブを有する基
板及び該基板の該表面の所定の領域を被覆する、レーザ
照射によってピット記録がなされる光記録層を有する光
記録媒体であって、該所定の領域はデータ記録領域と非
データ記録領域とを含み、該非データ記録領域は目視認
識可能な可視情報を備え、該可視情報は該基板の複数の
グルーブの間のランド部上の該光記録層に記録されてな
る可視情報ピットによって構成されており、且つ該可視
情報ピットは該基板の複数のグルーブの間のランド部の
中央に位置していることを特徴とする。
【0011】以下に、本発明の光記録媒体について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の光記録媒体の一
実施態様を示す概略図であり、図1(a)は平面図、図
1(b)は図1(a)のa−a′線断面のグルーブ部の
拡大図である。
【0012】同図1(b)に示す様に、本発明の光記録
媒体1は、表面に光学的に記録再生を行うグルーブを有
する透明基板2のグルーブ面側に、該透明基板2の該表
面の所定の領域を被覆する、レーザ照射によってピット
記録がなされる光記録層3を成膜し、該光記録層に3接
着剤層4を介して保護基板5を接着してなるものであ
る。場合によっては、透明基板2には、耐擦傷性の向上
のためにハードコート層6を設けたり、保護基板5に印
刷層7等を設けることもできる。また、光記録媒体が光
カードであるのが好ましい。
【0013】本発明の光記録媒体は、図1(a)に示す
様に、レーザー光が照射される側から光記録層を有する
領域8を観察すると、可視情報ピットによって形成され
た可視情報101、102が通常の状態で目視すること
ができることを特徴とする。
【0014】本発明に使用できる光記録媒体の構成材料
は、従来の光記録媒体に使用されている全ての構成材料
を使用することができる。また、光記録層としては、レ
ーザービームによって記録再生および消去が行なえる材
料であれば何れもよく、有機染料系記録材料、金属系記
録材料が使用できる。特に有機色素記録層であるのが好
ましい。また、反射層、下引き層等、他の機能層があっ
てもよい。
【0015】本発明において、透明基板2の表面の所定
の領域に設けられた光記録層4は、データ記録領域と非
データ記録領域とを有する。この各領域について説明す
る。図2は、本発明の光記録媒体の光記録層に設けられ
たデータ記録領域と非データ記録領域の各領域を示す平
面概略図である。
【0016】本発明は、光学的に記録再生を行うカード
状の光記録媒体であるので、図2(a)に示す様に、光
記録層を有する領域8に記録ビーム又は再生ビームによ
ってアクセスされる光記録領域9があり、該光記録領域
9の中にデーターを記録及び/又は再生するデーター記
録領域10がある。14は光記録領域内の非データ記録
領域を示す。
【0017】さらに、本発明においては、図2(b)に
示す様に、光記録層を有する領域8のうちデーター記録
領域10以外の部分が非データー記録領域11であり、
該非データー記録領域11の全てが目視認識可能な可視
情報が設けられる領域である。
【0018】本発明によれば、可視情報は、非データー
領域に設けることが可能となるので、データー記録領域
10に可視情報を設けることがなく、データー記録領域
10はすべて光記録情報の記録/再生領域として使用で
きるので、光記録媒体に可視情報を設けることにより光
記録情報の容量が減少することがない。
【0019】図3は、本発明の図1(a)の矢印bにお
けるグルーブ部の一例を示す拡大図である。同図は、光
記録媒体の非データー記録領域に形成された目視認識可
能な可視情報を形成する可視情報ピットを現している。
【0020】同図3において、非データ記録領域11
は、基板の複数のグルーブ部12とグルーブ部12の間
のランド部13上の光記録層から形成され、目視認識可
能な可視情報を形成する可視情報ピット23が複数のグ
ルーブ部12の間のランド部13上の光記録層に記録さ
れており、且つ該可視情報ピット23はランド部13の
中央に位置している。
【0021】ところで可視情報101が図1に示した様
に光カードの光記録層を有する領域8の端部に位置する
非データー記録領域(非記録・再生領域)11または1
4に設けられている場合には、その形状、サイズ或いは
その両方を制御することが好ましい。すなわち、光カー
ドの光記録層を有する領域の端部は、データがランド部
に記録されることはなく、或いはレーザビームによって
読み出されるべき情報はランド部には存在しないもの
の、非データー記録領域にあってもトラッキング溝(グ
ルーブ部)12は、記録/再生用レーザースポット19
を所望のトラックに追随し、所望のトラックにアクセス
させるトラッキング溝としての機能を果たしている。図
8は記録/再生用レーザースポット19のトラッキング
方法の一例の説明図である。すなわちサブビームのトラ
ッキングレーザースポット18がトラッキング溝(グル
ーブ部)12をまたぐ様に照射され、各々のサブビーム
の反射光強度の差を検知することによって、透明基板上
に所定のピッチで形成されているトラッキング溝(グル
ーブ部)12で挟まれたランド部13の中央部分に記録
/再生用レーザースポット19が常に位置する様に制御
される。
【0022】ここで、可視情報101を構成するピット
がサブビームによって照射される領域に形成された場
合、非データ記録領域における記録・再生用光ビームの
トラッキングに影響を与える可能性がある。そこで、図
2の様な非記録データ領域にピットによって構成される
可視情報を設ける場合であって、上記のようなトラッキ
ング方式を採用する場合には、可視情報101用の可視
情報ピット23は、ランド部のサブビームによって照射
されないような位置に設けることが好ましい。具体的な
位置は、サブビームのスポットサイズやトラッキング溝
(グルーブ部)12の幅等によって変化するため一概に
特定することはできないが、例えば図8に示す様にラン
ド部の中央部分、具体的には、ランド部の中心線803
を中心とする該ランド部13の幅の5〜95%、特には
30〜65%の幅の領域805内に可視情報101用の
ピットが形成される様にした場合、可視情報の認識しや
すさが損なわれることはなく、またトラッキングにも実
質的な影響を与えることも避けられる。
【0023】可視情報ピットは、ランド部とピット部の
反射光強度の差が得られるものであればよく、各光記録
層の特性に従って、従来の追記記録方法のあらゆる方法
を用いることができる。例えば、形状の変化によってラ
ンド部とピット部の反射強度の差を得る方法、結晶−非
結晶の相変化に伴う反射光強度の差を用いる方法、磁気
光学効果による偏光面の変化による反射光強度変化を用
いる方法などがある。
【0024】また、可視情報ピットのトラック平行方向
の大きさは、非データー記録領域内であれば、特に限定
されることはなく、サブμmピットの繰り返しであって
も、異なるピット長さの集合であっても、異なる形状の
繰り返しであっても、数cmに渡る長いピット形状であ
ってもよい。
【0025】図3においては、可視情報ピット23は楕
円形で同じ形状のピットからなる例を示したが、可視情
報ピットの形状や大きさは異なっていてもよい。例え
ば、図4及び図5は本発明の図1(a)の矢印bにおけ
るグルーブ部の他の例を示す拡大図であるが、同図に示
す様に、可視情報ピット23は異なった形状や大きさの
ものでもよい。
【0026】また、可視情報ピット23は、ランド部に
グルーブに直交する方向に複数個設けられていてもよ
い。図6及び図7は、本発明の図1(a)の矢印bにお
けるグルーブ部の他の例を示す拡大図である。同図は、
可視情報ピット23がランド部13に複数列形成されて
いる例を示す。この様に、非データ記録領域11の複数
列の可視情報ピットで形成されている可視情報部分は、
データー記録領域よりランド部とピット部のコントラス
ト差が大きく、より鮮明な画像情報としてとらえること
ができる。そしてこの態様においてもピットは、サブビ
ームによるトラッキングに影響を与えることが無いよう
に、第1の態様で述べた様に、ランド部の中央部分の領
域内に設けることが好ましい。
【0027】また、本発明の光記録媒体は、非データ記
録領域に可視情報ピットにより可視情報を設けることに
より、光記録媒体の偽造、改竄、改造を防止し、セキュ
リティの高い媒体とすることができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に
説明する。
【0029】実施例1 以下のようにして図1および図2に示すような構成の光
カードを作成した。
【0030】先ずトラッキング溝を備えた透明基板2を
成形する為のスタンパを以下の方法で作成した。先ず光
カード用基板成形用の原盤を作製した。
【0031】5インチ角の石英ガラス基板上に、i線用
ポジ型フォトレジスト(商品名:THMR−iP310
0;東京応化工業株式会社製)をスピンコーティングで
厚さ0.5μmに成膜し、80℃、90秒のプリベーク
を行った。フォトマスクを使用し、露光装置(商品名:
PLA−500F;キヤノン株式会社製)および光源と
して水銀キセノンショートアークランプ(商品名:AH
XD;(株)オーク製作所製)を用いて、コンタクト露
光方式によるパターニングを行った。露光量は、i線
(365nm)で30mJ/cm2で行い、マスクパタ
ーン寸法は、グルーブ幅2.3μm、記録トラック幅
9.7μm、ピッチ12μmとした。
【0032】次に、現像液(商品名:NMD−3;東京
応化工業株式会社製)でフォトレジストを23℃、30
秒の条件でスピン現像した。次に130℃で、20分間
ポストベークを行い原盤を得た。次に原盤上に導電化膜
をスパッタした後、この導電化膜を電極に用いて電鋳を
おこなって電鋳膜を積層し、その後電鋳膜を導電化膜と
共に剥離して、それをスタンパーとした。
【0033】次に、厚さ0.4mm、縦54mm、横8
5mmのポリカーボネート基板(パンライト;帝人化成
株式会社)の上にフォトポリマー樹脂を介して上記で得
たスタンパーを重ね合わせて、UV光を照射してスタン
パーのパターンを転写し、トラッキング溝を備えた透明
基板2を得た。
【0034】次に、この透明基板2のトラッキング溝が
形成されている側の光記録層形成領域にポリメチン系色
素(1,1,5,5−テトラキス−(p−ジエチルアミ
ノフェニル)−2,4−ペンタジエニウムパークロレー
ト)とアズレニウム塩化合物(N,N,N,N−テトラ
キス−(p−ジ−メトキシエチル)−p−フェニレン−
アミニウムのフッ化アンチモン塩)とを3:1の重量比
で含む、濃度3.0wt%のジアセトンアルコール溶液
をグラビアコートし、乾燥させて透明基板2上に厚さ9
00Åの光記録層3を形成した。
【0035】次に、厚さ0.3mm、縦54mm、横8
5mmのポリカーボネート製の基板(商品名:パンライ
ト;帝人化成株式会社製)に可視情報を印刷した保護基
板5を用意した。次に、厚さ50μmのホットメルトタ
イプのドライフィルムの接着剤4(商品名:O−412
1;クラボー社製)を介して、光記録層3の形成された
透明基板2と保護基板5を120℃でホットプレスして
貼り合わせた。
【0036】最後に透明基板の光記録層と逆の面にハー
ドコート剤(商品名:ユニディック17−824−9;
大日本インキ化学工業株式会社製)をスピンコートし、
UV光で硬化させ、厚さ10μmのハードコート層6を
形成し光カード1を製造した。この光カードを光カード
記録再生装置(商品名:RW−50;キヤノン(株)社
製)に装着し、線速5.5m/秒のレーザー光により、
非データ記録領域に5μm×12μmのピットを繰り返
しパターンで記録して、可視情報101、102が形成
された光カードを製造した。
【0037】実施例2 可視情報を形成するピットのサイズを3μm×3μmと
した以外は、実施例1と同様にして可視情報が形成され
た光カードを製造した。
【0038】実施例3 可視情報を形成するピットとして、2μm×12μmの
ピットの繰り返しパターンを2列に列間隔1.7μmで
設けた以外は実施例1と同様にして可視情報が形成され
た光カードを作成した。
【0039】参考例1 可視情報を示すピットを形成しなかった以外は実施例1
と同様にして光カードを作成した。
【0040】上記各実施例で作成した光カードの各々の
可視情報は、いずれも目視で極めて鮮明に確認できた。
また上記各実施例および参考例1の光カードを光カード
記録再生装置(商品名:RW−50;キヤノン(株)社
製)に装着し、線速5.5m/秒のレーザー光により、
データ記録領域に記録し、そして再生した。その結果、
可視情報を非データ記録領域に設けていない参考例1の
光カードとの間で、トラッキングエラーの発生頻度に有
意な差は認められなかった。
【0041】なお、上記光カード記録再生装置の記録・
再生用光ビームの光カード表面に於けるスポット径は約
2.5μmの円形、トラッキング用のサブビームの光カ
ード上のスポット径は2.7×5μmの楕円状でその長
径がトラッキング溝の長手方向に直交する方向に伸びる
様に、またサブビームの楕円状スポットの中心が、記録
・再生用光ビームのスポットが位置するランド部とその
ランド部に隣接するトラッキング溝との境界に位置する
様に調整した。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
カード状の光記録媒体の光記録領域を減らすことなく、
光記録情報とともに、可視情報を設けることを可能にす
ると共に、光記録媒体の偽造、改竄、改造を防止し、セ
キュリティの高い媒体を提供することが可能となった。
【0043】また、可視情報を追記記録で設けているの
で、各光記録媒体毎に、個別な情報を可視情報として、
容易に設けることが可能となった。さらに、グルーブ中
央に可視情報ピットを形成したので、トラッキング信号
に影響すること無く、可視情報を設けても、安定した記
録再生を行うことが可能となった。
【0044】また、可視情報ピッ卜をランド部に該グル
ーブに直交する方向に複数個設けることにより、コント
ラストが明瞭で鮮明な可視情報を設けることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の一実施態様を示す概略図
である。
【図2】本発明の光記録媒体の光記録層に設けられたデ
ータ記録領域と非データ記録領域の各領域を示す平面概
略図である。
【図3】本発明の図1(a)の矢印bにおけるグルーブ
部の一例を示す拡大図である。
【図4】本発明の図1(a)の矢印bにおけるグルーブ
部の他の例を示す拡大図である。
【図5】本発明の図1(a)の矢印bにおけるグルーブ
部の他の例を示す拡大図である。
【図6】本発明の図1(a)の矢印bにおけるグルーブ
部の他の例を示す拡大図である。
【図7】本発明の図1(a)の矢印bにおけるグルーブ
部の他の例を示す拡大図である。
【図8】記録/再生用レーザースポットのトラッキング
方法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光記録媒体 2 透明基板 3 光記録層 4 接着剤層 5 保護基板 6 ハードコート層 7 印刷層 8 光記録層を有する領域 9 光記録領域 10 データー記録領域 11 非データー記録領域 12 グルーブ部 13 ランド部 14 光記録領域内の非データ記録領域 15 カード状光記録媒体 18 トラッキングレーザースポット 19 記録再生用レーザースポット 23 可視情報ピット 101、102 可視情報

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に光学的に記録再生を行うトラッキ
    ンググルーブを有する基板及び該基板の該表面の所定の
    領域を被覆する、レーザ照射によってピット記録がなさ
    れる光記録層を有する光記録媒体であって、該所定の領
    域はデータ記録領域と非データ記録領域とを含み、該非
    データ記録領域は目視認識可能な可視情報を備え、該可
    視情報は該基板の複数のグルーブの間のランド部上の該
    光記録層に記録されてなる可視情報ピットによって構成
    されており、且つ該可視情報ピットは該基板の複数のグ
    ルーブの間のランド部の中央に位置していることを特徴
    とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 該可視情報を構成する可視情報ピッ卜
    が、該ランド部に該グルーブに直交する方向に複数個設
    けられている請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 該光記録媒体が光カードである請求項1
    又は2記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 該光記録層が可視光透過性を有する請求
    項1乃至3のいずれかの項に記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 該光記録層が有機色素記録層である請求
    項1乃至4のいずれかの項に記載の光記録媒体。
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