JPH1060413A - パッキンおよびそれを用いた止水方法 - Google Patents

パッキンおよびそれを用いた止水方法

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JPH1060413A
JPH1060413A JP22292096A JP22292096A JPH1060413A JP H1060413 A JPH1060413 A JP H1060413A JP 22292096 A JP22292096 A JP 22292096A JP 22292096 A JP22292096 A JP 22292096A JP H1060413 A JPH1060413 A JP H1060413A
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JP
Japan
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water
packing
swellable
fiber
fibers
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JP22292096A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Terada
達雄 寺田
Soichi Otawara
操一 大田原
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TAIHO KK
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
TAIHO KK
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主に建築、土木分野の特に長期の耐久性を必
要とする部位の1次及び2次止水材として使用可能なパ
ッキンを提供すること。特殊技能者の施工を必要としな
い乾式目地材を提供することである。 【解決手段】 弾性を有する紐状乃至帯状のパッキン本
体71の周表面が、水膨潤性倍率が36倍以上、水吸収
量が1700g/m2以上の特性を有する水膨潤性繊維
を有する織布あるいは不織布からなる被覆層73で被覆
されているパッキン7。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木、建材分野に
おいて特に有効な耐久性を有するバックアップ材、耐久
止水材等のパッキン、およびそのパッキンを用いた止水
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般住宅等の外装材の壁板と壁板との隙
間である目地には、一般に止水材として1次止水材であ
る液状止水剤が使用されている。この液状止水剤を目地
に注入あるいは充填するにあたり、液状止水剤がさらに
目地の内部に漏れて侵入しないように、あるいは充填固
化した1次止水材が破損した場合のバックアップ止水材
として働くようにポリエチレンやゴムホースが目地内に
挿入使用されている。
【0003】図2は建物外装材の壁板3、3’間の隙間
である目地1に、2次止水材であるポリエチレン発泡体
等のバックアップ材5が設置された断面図である。該バ
ックアップ材5は1次止水材である液状止水剤6を施工
する前に目地内部に挿入されている。2次止水材である
バックアップ材5は、目地幅2よりも直径が大きくほぼ
円形の紐状を呈しており、壁板3、3’を固定している
構造材4に当接するまで目地1内に挿入され、次いで該
目地1の開口側にチオコール等の液状止水剤6が1次止
水材として注入施工される。
【0004】これらの液状止水剤6は、その後硬化する
が、硬化した1次止水材も自然環境にさらされると7年
〜10年で亀裂を生じたり、壁板3、3’から剥離して
止水性が低下するため再度止水施工をすることになる。
【0005】またバックアップ材5は挿入時には目地幅
2よりも直径が大きい円形の紐状物を呈しており、壁板
3、3’の端面に対して施工当初は適切な圧接力を有し
従って止水力もあるが、経時とともに応力緩和を起こし
て永久歪を生じ、目地1内にセット後数日で圧接力はゼ
ロとなるため止水力は結局無くなり、壁板3、3’の表
面から目地1を通して界面漏水することになる。
【0006】またプレキャストコンクリート板での目地
に於いても同様に、ゴム発泡体や内部が中空のゴムホー
スも施工当初はプレキャストコンクリート板に対して圧
接力を有しているが経時とともに応力緩和を起こして永
久歪を生じ、圧接力がなくなって漏水することになる。
【0007】また、排水用埋設パイプの接続パッキンと
して、例えば断面円形のリング状ゴムパッキン等がパイ
プ外径とパイプ接続カバーとの間に使用されている。し
かしながら、パッキンを挿入してlつ割りないし2つ割
りのパイプ接続カバーをつけて該パイプ接続カバーの端
部をボルト等で締めつけても、パイプが大口径のためパ
イプ全周に渡り均一に力が及ばないため、完全に隙間を
密閉することができず漏水することになる。
【0008】さらに長期間使用すると、完全に密閉され
ていた部分も応力緩和して圧接力を失い、この部分から
も漏水することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みてなされたものであって、第一の目的は耐久性を
有する止水材、2次止水材あるいはバックアップ材を提
供することにある。また他の目的は、1次止水材である
液状止水剤なしに単独使用できる耐久性を有するl次止
水材を提供することにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、大口径埋設パ
イプの接続のように、パイプ接続カバー等のボルトを締
めつけて止水しようとしても大口径のため均一に力が及
ばず隙間を完全に密閉できない場合にも、膨潤して隙間
を自己密閉する能力のある止水材を提供することにあ
る。
【0011】本発明のさらに他の目的は、特殊な技能を
必要とする施工ではなく誰にでも容易にしかも確実に施
工できる耐久性を有する止水材を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は長期間連続的に繰り返
し使用されても、水膨潤性樹脂練り込み型のゴム止水材
と違って水膨潤性樹脂が溶出しない、耐久性のある1次
止水材、2次止水材あるいはバックアップ材を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前述の課題
を解決すべく鋭意検討した結果、弾性を有する紐状乃至
帯状のパッキン本体の周表面が、水膨潤性倍率が36倍
以上、水吸収量が1700g/m2以上の特性を有する
水膨潤性繊維を有する織布あるいは不織布からなる被覆
層で被覆されているパッキンが上記問題を解決すること
を見いだし本発明を完成した。
【0013】また上記パッキン本体の密度を、0.02
g/cm3〜0.35g/cm3の範囲にすることによっ
て、より完全に隙間を密閉止水することができる。
【0014】また、前記被覆層の外面に、水膨潤性倍率
が36倍以上、水吸収量が1700g/m2以上の特性
を有する水膨潤性繊維を有するヒレ部が、前記パッキン
本体の長さ方向に渡って少なくとも1本形成されている
ことによって、さらに効果的に本目的を達成することが
できる。
【0015】また、前述の接合、被覆が縫製あるいはホ
ットメルトフィルムによる熱融着によって、低コストで
しかも容易、確実に目的を達成することができる。
【0016】また、本発明のパッキンを用いて隙間を止
水するに当たり、上記パッキンの全厚さをパッキン本体
の厚さの5〜50%範囲まで圧縮して使用することによ
って被覆層が膨潤するまでの初期漏水を抑え、しかも被
止水材の変形も抑えて本目的を達成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に使用するパッキン本体の
材質としては、ゴムまたは軟質プラスチック、並びに発
泡体等が挙げられ、例えば、クロロプレンゴム、ニトリ
ルゴム、EPDMゴム、天然ゴム等のゴム類、軟質塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーン、
ポリウレタン等の軟質プラスチックの非発泡体並びに発
泡体が好ましく使用される。
【0018】特に発泡体に於いては、その密度が0.0
2g/cm3〜0.35g/cm3の範囲のものが好まし
く、このことによって目地への挿入を容易にすることが
できる。上記発泡体は好ましくは独立気泡体であるが、
止水性能を有していれば連続気泡体であっても良い。ま
た本発明に使用するパッキン本体の硬さは特に限定され
ないが、ゴム硬度計ASKER Cタイプで5以上60
以下であるのが好ましい。
【0019】またパッキン本体の形態は、通常、紐状な
いし帯状であり、その断面形状は円形、楕円形、四角形
並びに異型形状いずれでも良く、使用箇所によって適宜
選択すれば良い。またその長さも比較的短いものから長
いものまで使用箇所によって同様に適宜選択すれば良
い。
【0020】本発明に使用する水膨潤性繊維としては、
(1)第一に繊維基材に吸水性モノマーを付着重合させ
た水膨潤性繊維、(2)第二に非水膨潤性繊維全体を膨
潤化変性処理を施した水膨潤性繊維、(3)第三に非水
膨潤性繊維の外層部を選択的に吸水膨潤化変性処理を施
した水膨潤性繊維等がある。
【0021】第一として示した水膨潤性繊維としては、
特開昭63−28639号公報、特開平7−1634号
公報等に示されているように、例えばポリエチレン系繊
維にエチレン性不飽和モノマーを付着した後、重合させ
たものがあり、第二に示した水膨潤性繊維としては、特
開昭56−15458号公報、特公昭52−42916
号公報等に示されているカルボキシアルカリ化セルロー
ズ繊維並びにアクリロニトリル系繊維等がある。
【0022】第三に示した水膨潤性繊維としては、特公
昭58−10508号公報、特開明57−21549号
公報に示されているように、繊維外層部が水膨潤性の−
COOX(X:アルカリ金属またはNH4)基を有する
アクリロニトリル系繊維等がある。最も好ましくは第三
に示した外層部を膨潤性化変性処理したアクリロニトリ
ル系吸水膨潤性繊維である。
【0023】第一の吸水性モノマーを付着、重合させた
水膨潤性繊維は非水膨潤性繊維の表面に不定形に吸水性
モノマーを付着、重合させたものであり、本目的に使用
できるが、水膨潤性が不均一となり易いこと並びに水膨
潤性樹脂部分が脱落しやすい欠点も有しており、使用す
る非水膨潤性繊維及びに使用する吸水性モノマーを適宜
選択する必要がある。
【0024】第二のカルボキシアルカリ化セルロース繊
維、アクリロニトリル系繊維は、吸収性モノマーを付
着、重合させたものではなく、水酸化ナトリウム溶液等
で繊維中のCOOH基やCN基を親水化させたものであ
り、本目的に使用できるが、繊維全体を親水化させてい
るため、吸水すると繊維強度が大幅に低下する等の欠点
も有しており、特に湿潤時に狭い目地部に後挿入する時
は注意が必要である。
【0025】第三に説明した水膨潤性繊維はアクリロニ
トリル系の繊維から成り立っている外層部のみを選択的
にアルカリ等で親水化させたものであって膨潤部分の脱
落もなく、しかも繊維の芯部は膨潤することがないこと
から強度の低下が無く、長さ方向には膨潤せず、単に繊
維太さのみに膨潤がみられるなど最も本発明に適してい
る。
【0026】本発明に使用できる水膨潤性繊維について
さらに詳細に説明する。
【0027】先述の第一として示した非水膨潤性繊維に
吸水性モノマーを付着、重合させた水膨潤性繊維を製造
するには、基材となる非水膨潤性繊維としてポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリ
塩化ビニル、アクリロニトリル等の単独あるいは混紡繊
維や複合繊維を使用することができる。その他、綿、レ
ーヨン、ポリエステル等を加えても良い。吸水性モノマ
ーとしては、重合後、吸水ポリマーに変換できるものも
含めたエチレン性不飽和モノマーがあり、その官能基と
してはカルボン酸又はその塩、スルホン酸又はその塩、
ヒドロキシ基、アミド基等を有するエチレン性不飽和モ
ノマーがある。例えば、アクリル酸並びにその塩、メタ
アクリル酸並びにその塩、ヒドロキシアルキルアクリレ
ート、アクリルアミド等がある。
【0028】次に、第二として示した非水膨潤性繊維
を、すべてその内部まで膨潤化変性処理を行って吸水膨
潤性繊維とする繊維の例としては、特公昭52−429
16号公報に示されているように、アクリロニトリル系
繊維を加水分解させ、生成したカルボキシル基をナトリ
ウム塩とする方法、特開昭56−15458号公報に示
されているように、セルロース繊維をアルカリセルロー
ス化させ、これに2−プロパノールの存在下にモノクロ
ル酢酸を作用させCMC−Na塩化させた後、架橋剤を
用いて架橋させるか、前もって架橋処理されたセルロー
ス繊維をCMC−Na塩化する方法等の一般的方法で製
造される。
【0029】次に、第三と示した水膨潤性繊維は、特公
昭58−10508号公報、特開昭57−21549号
公報に示されているように、アクルロニトリル繊維の外
層部を特定の高濃度のアルカリ金属水酸化物の水溶液で
処理することによって製造される。
【0030】本発明に使用することのできるこれらの水
膨潤性繊維は、水吸収倍率が36倍以上、並びに水吸収
量が1700g/m2以上である必要があり、水吸収倍
率並びに水吸収量は下記の方法で測定される。
【0031】JIS−Z−8703に従う標準状態下
で、縦200mm、横50mmのサンプルを切り出し、
その重さ(W)を秤量する。次に、本サンプルをサンプ
ル上面が水面下10mmの位置になるようにして純水中
に30分間浸漬させてから引き上げ、その後80メッシ
ュの金網上に5分間放置して正確に秤量(W1)する。
【0032】もしもサンプルサイズが異なる場合には、
前記測定方法に準拠して測定並びに補正すれば良い。
【0033】水吸収倍率とは、水に浸漬する前の重量の
何倍の水を吸収できるかの能力を示し、例えば1.5g
のサンプルが水を吸って61.5gの重量になったとす
ると40倍の水吸収倍率といえる。水吸収量とはm2
たりの布が吸収する水のg数を指し、同様に水吸収量は
(60.0g×100)となって6000g/m2とな
る。もしもサンプルサイズが異なる場合には、前記測定
方法に準拠して測定並びに補正すれば良い。
【0034】
【数1】
【0035】被覆層の水吸収倍率が36倍未満並びに水
吸収量が1700g/m2未満になると、目地の大きさ
の差異並びに経年変化に対して充分に目地を埋めること
ができず漏水するようになる。
【0036】上記被覆層は、水膨潤性繊維を少なくとも
有する織布あるいは不織布からなり、この被覆層は、水
膨潤性繊維単独で使用されていても他の非水膨潤性繊維
を混紡されていても良い。この混合割合によって水吸収
倍率並びに水吸収量を変化させることができる。
【0037】本発明に使用する繊維の太さは特に限定さ
れないが、好ましくは20デニール以下、特に好ましく
は0.5デニール〜10デニールの範囲である。繊維太
さが20デニールを超えると被止水材面への追従性並び
に止水面の高さが同一でない、いわゆる被止水材面に凹
凸の段差がある場合への追従性が劣る傾向がある。水膨
潤性繊維の目付け量は30g/m2以上が好ましい。3
0g/m2未満では織布あるいは不織布の各位置に於け
る均一性に欠け、均一止水力に劣る傾向にある。
【0038】上記被覆層を用いてパッキン本体の長さ方
向に沿って被覆、接合する方法としては、長方形ないし
帯状の布を該布の長さ方向をパッキン本体の長さ方向と
同一方向に合わせ、長方形ないし帯状布の幅方向の両端
部で該パッキン本体を包み合わせて連続的に一体化す
る。一体化した本発明のパッキンは直線形状あるいは曲
線形状あるいは輪状のリング状等で使用される。
【0039】一体化の方法としては縫製による方法、接
着剤による方法、両面粘着テープ等の粘着剤による方
法、接合部にホットメルトフィルム等を挟んで熱プレス
する方法、あるいは水膨潤性繊維の中に低融点繊維を加
えておき接合する両端部を重ねて熱プレスする方法等で
達成することができるが、特に縫製あるいはホットメル
ト樹脂を用いる方法が品質の安定性並びにコスト面から
特に好ましい。
【0040】また、本発明のパッキンを製造する場合、
パッキン本体を水膨潤性繊維を有する織布あるいは不織
布で包みながら一体化する方法が一般的であるが、別に
水膨潤性繊維を有する織布あるいは不織布で袋状物を作
成した後、この袋内にパッキン本体を挿入する方法等で
も本発明のパッキンは製造でき、本発明の範囲に含まれ
る。
【0041】本発明のパッキンに於いて、被覆層表面に
パッキンの長さ方向に連続して1本以上のヒレ部を形成
することによって止水性は格段に向上する。該ヒレ部は
突起状シールヒレであり、直線状であっても曲線状であ
っても良く、それぞれ使用箇所の形状あるいは要求性能
によって適宜選択すれば良い。
【0042】ヒレ部は、一般的に1本よりも2本の方が
止水性が向上するが、使用箇所に応じて適宜選択すれば
良い。
【0043】ヒレ部は、上記被覆層を形成する織布もし
くは不織布と同様な材料を用いて形成でき、水膨潤性倍
率が36倍以上、水吸収量が1700g/m2以上の特
性を有する水膨潤性繊維を有する織布あるいは不織布か
らなる。このヒレ部は、被覆層を作成する際に、長方形
ないし帯状の該織布あるいは不織布の幅方向の両端部を
接合することによって作成しても、あるいは該織布ある
いは不織布に襞をつくってでも良い。
【0044】ヒレ部の突出する長さは、2mm以上20
mm以下が好ましく、特に好ましくは3mm以上10m
m以下である。
【0045】本発明のパッキンは一般的に単品で使用さ
れるが、両面粘着テープあるいは接着剤で固定しても良
い。
【0046】本発明のヒレ部の作成方法について縫製を
例に説明する。
【0047】また縫製以外の別の方法に於いても同様の
ヒレ部を作成すれば良い。縫製はミシン縫いが一般的で
あるが手縫いでもよい。
【0048】本発明に使用するパッキン本体を、本発明
に使用する長方形ないし帯状の織布あるいは不織布の幅
端部で包み合わせて長さ方向に被覆一体化するが、単純
に織布あるいは不織布の幅端部の両布内側を合わせて縫
い合わせる(地縫い)方法、前述の合わせ端部をさらに
かがり縫いする方法、あるいは縫った縫い代をそれぞれ
両側に広げてかがり縫いする方法、その他折り縫い、玉
縁をとる縫い、袋縫い、折り伏せ縫い等でもよい。
【0049】特に好ましくは、縫い代部をパッキン本体
側(該布袋の内側)に入れて縫い代部が外側に出ないよ
うにするのではなく、外部に出してヒレ部を形成するこ
とが良い。
【0050】各種ヒレ部の代表的形状について図6の断
面図で説明する。図6に於いて、(a)(b)(c)が
ヒレ部72を有するパッキン7の例であり、(d)及び
(e)はヒレ部を有さないパッキン7の例である。
【0051】図6(a)に示すパッキン7においては、
断面円形のパッキン本体71の全周に被覆層73が被覆
され、その被覆層73から外側へ1本のヒレ部72がパ
ッキン本体71の全長に渡って突出されている。このヒ
レ部72は上記したように織布あるいは不織布の幅端部
を縫い合わせて形成することができる。図6(b)に示
すパッキン7においては、織布あるいは不織布の幅端部
を両側へ広げて縫わせることによりヒレ部72が形成さ
れ、(c)に示すパッキン7においては、織布あるいは
不織布の幅端部を片側へ向けて縫わせることによりヒレ
部72が形成されている。
【0052】パッキン本体を被覆層で被覆して作成され
る本発明のパッキンを使用するに当たっては、目地内に
圧縮して使用するが、好ましくは内部のパッキン本体の
厚さ以下まで圧縮して使用するのが良く、好ましくは全
パッキン厚さをそのパッキン本体の厚さ(もしくは外
径)の5〜50%の範囲で圧縮して使用するのが良い。
圧縮使用前のパッキン本体の厚さをt、圧縮使用後のパ
ッキン本体の厚さをt1とすると圧縮率は下式で与えら
れる。
【0053】
【数2】
【0054】(作用)本発明はパッキン本体の表面に水
膨潤性繊維を有する被覆層を用いてパッキン本体の長さ
方向に沿って被覆、接合してなる水膨潤性複合止水材で
ある。
【0055】ある隙間を止水するためには、(1)その
隙間に容易にパッキンを挿入あるいは取り付けられるこ
と、(2)セットされたパッキンがその反発力で圧接固
定されること、(3)被止水面に容易に追従変形して完
全に隙間を密閉すること、(4)経時変化等による目地
の大きさに変形があっても完全に止水すること、(5)
即止水すること等の特性が要求される。
【0056】本発明のパッキンを、例えば、外装材等の
壁板と壁板との間の目地内に挿入した場合、パッキン本
体の弾性復元力によって両壁板の端面に圧接固定する作
用を有すると同時に、パッキン本体の形状保持性により
容易に目地内への挿入や取り付けが可能となる。
【0057】本発明のパッキンは、パッキン本体を水膨
潤性繊維を有する織布あるいは不織布からなる被覆層で
被覆して形成されているが、このことによって目地に圧
縮して使用すると、パッキン本体に較べて極端に軟らか
い該被覆層が被止水材面に追従しながら選択的に圧縮高
密度化されて初期漏水を防止する。本作用については後
に詳細に説明する。
【0058】また、パッキン本体を被覆している被覆層
はそれを構成する繊維自身の自由変形性、高滑り性、低
反発性、高隙間性(低密度性)により容易に目地内に挿
入可能であるとともに、自由変形により被止水面の形状
に追従して隙間を密閉することができる。さらに繊維の
表面即ち外層部が水膨潤性繊維であると、水膨潤性樹脂
をパッキン本体に混入したものと違って数秒から数十秒
で最終膨潤量の90%程度まで膨潤して目地を完全に埋
め止水することができる。
【0059】本発明のパッキンにおいては、一般のパッ
キンと同様に長期間の目地での圧縮によってパッキン本
体の反発力が低下するが、本発明に使用されている被覆
層は繰り返し水と接触しても繰り返し膨潤するため、長
期間に渡り止水力を保持することができる。
【0060】本発明に使用する水膨潤性繊維は膨潤を繰
り返しても、その外層部の膨潤と内層部の非膨潤性芯部
あるいは膨潤性芯部とが一体化されているため、例えば
水膨潤性樹脂をゴム等の中に練り込んだ場合と異なって
膨潤樹脂が脱落することはほとんどない。
【0061】特に外層部も内層部もアクリル系の同一繊
維で外層部のみを選択的に水膨潤化した水膨潤性繊維
は、水膨潤性である外層部と非水膨潤性の内層部とが連
続的に一体化されているため、水膨潤性繊維が脱落する
ことがなく長期間に渡り止水性能を発揮することができ
る。非水膨潤性繊維の表面に水膨潤性モノマーを付着重
合させた第一の方法並びに第三の方法である外層部のみ
を選択的に水膨潤化させた水膨潤性繊維は、繊維の長さ
方向に膨潤しないことから、目地部からパッキンが伸び
て飛び出してくることもなく、繊維の太さのみが太くな
って厚さ方向のみに膨潤するためより効果的に止水力が
向上する。
【0062】パッキンの周表面にその長さ方向に連続し
てヒレ部を有する本発明のパッキンは、万一にも被覆層
部分で完全止水できなかったとしてもヒレ部により、よ
り完全に水を効果的に止水することができる。
【0063】本発明のパッキンに形成し得るヒレ部は、
非膨潤タイプのゴム等に形成されているヒレ部と全く効
果を異にする。即ち、本発明のパッキンに形成し得るヒ
レ部は、幅方向の該水膨潤性の布(織布あるいは不織
布)の端部等を合わせて縫製等により作成されており、
ヒレ部以外の被覆層の厚さの2倍ないし3倍以上の厚さ
があり、さらにヒレ部が水と接触すると2倍以上に膨潤
するため、ヒレ部は当初の厚さの4倍ないし6倍以上に
膨潤して隙間を止水する。
【0064】例えば、水膨潤倍率が54倍、m2当たり
の水吸収量が8200g、目付量150g/m2、厚さ
1.8mmの不織布が膨潤すると、5.5mm厚さまで
膨潤する。従って、ヒレ部は11mmないし16.5m
m厚さに膨潤することになり、元厚さ1.8mmから換
算すると約6倍ないし9倍の厚さとなって止水すること
になる。
【0065】本発明に使用するパッキン本体は非発泡体
であっても発泡体であっても良いが、好ましくは密度
0.02g/cm3〜0.35g/cm3の範囲である。
密度が0.02g/cm3未満になると反発力が小さす
ぎ被止水材面への圧接力が小さすぎるとともに、形状保
持性が低下し、挿入や設置等の作業性が劣る。逆に、密
度が0.35g/cm3を超えると、形状保持性は良い
が設置部に追従しにくく、また挿入や設置の際変形しな
いため作業が困難となる。即ち、密度が0.02g/c
3〜0.35g/cm3の範囲にあれば、適度の硬さ、
適度の変形性、適度の形状保持性を有しており被止水材
を変形させることもない。
【0066】本発明に於いて、パッキン本体を水膨潤性
繊維からなる織布あるいは不織布で被覆、接合する方法
としては特に縫製あるいはホットメルト樹脂による融着
が良い。
【0067】水膨潤性繊維は水に接触して膨潤すると接
合面に膨潤応力が発生すること、並びに水が水膨潤性繊
維の一部溶剤として働き接合面を剥離させる作用を有す
る。
【0068】しかしながら、縫製は例え接合面が水と接
触しても物理的に接合されているため接合面が剥離する
ことはない。
【0069】またホットメルト樹脂による融着は、水膨
潤性繊維にホットメルト樹脂が含浸しており、ホットメ
ルト樹脂のアンカー力によるため水と接触しても接合面
が剥離することがない。
【0070】パッキン本体を水膨潤性の織布あるいは不
織布で被覆してある本発明のパッキンを目地内に圧縮し
て使用するのであるが、好ましくは内部のパッキン本体
の厚さ以下まで圧縮して使用するのが良い。
【0071】このことによって被止水材面に大きな圧力
を与えることなく、小さな力で繊維の自由変形性を活用
し、被止水材面の凹凸、段差、あるいは形状に追従させ
ることができ、初期の漏水性を抑えることができる。
【0072】即ち、水膨潤性繊維は短い時間ではあるが
水と接触して膨潤するまでに時間を要し、その結果膨潤
するまでに内部まで瞬間的に水が浸透する。
【0073】例えば、単品の水膨潤性繊維を使用したと
すると完全止水するためには目地幅を相当広く設定する
ことが必要となる。その理由は以下の通りである。被止
水材面に追従する繊維は、繊維と繊維との間に隙間空間
を有している。一方、浸入した水によって繊維が膨潤す
るのであるが、それまでに時間を要し膨潤して水を遮断
するまでに目地内部に浸透する。従って、完全止水する
ためには目地幅を相当広く設定することが必要である。
そこで水膨潤性繊維の密度を限りなく大きくして、繊維
フィラメントと繊維フィラメントの隙間を小さくするこ
とになるがあまり高圧縮すると被止水材が変形するこ
と、並びに被止水材面に追従できなくなるなど好ましく
ない。
【0074】水膨潤性繊維はパッキン本体の硬さに較べ
極端に低硬度であることからパッキン本体の厚さ以下に
圧縮することによって選択的に水膨潤性繊維のみが圧縮
され被止水材面に追従し、しかも高止水性を発揮する。
【0075】以上のこと即ち、被止水材面への追従性、
被止水材を変形させない低圧縮応力、初期漏水等から、
本発明のパッキンは内部のパッキン本体の厚さ以下まで
圧縮して使用するのが好ましい。さらに好ましくは全パ
ッキン厚さを内部のパッキン本体の厚さの5〜50%の
範囲まで圧縮して使用するのが好ましい。
【0076】本発明の作用について図1、図3で説明す
る。
【0077】図1は本発明の紐状水膨潤性パッキン7を
バックアップ材として用いて外装材と外装材との隙間を
止水する状況を説明する断面図である。
【0078】2枚の外装材の壁板3、3’との隙間であ
る目地lに、紐状水膨潤性パッキン7を挿入した場合、
当然パッキン7の直径は目地幅2より大きいため、外装
材の壁板3、3’に対してパッキン7が圧接する。この
場合パッキン7のヒレ部72、72’は外装材の壁板
3、3’の端面に接触するように配置する。一般のゴム
パッキンと同様に長期間に渡り壁面からの応力を受ける
とパッキン本体71、被覆層73並びにヒレ部72、7
2’、73も応力緩和して反発力は低下する。
【0079】図3は図1で示した固化した1次止水材で
ある液状止水剤6が経時を受けて破損して、1次止水材
である液状止水剤6から水が浸入した状態を示す断面図
である。
【0080】本発明のパッキン7のパッキン本体71は
応力緩和して外装材の壁板3、3’を圧接する力はゼロ
に近くなっているが、浸入した水によって被覆層73、
並びにそのヒレ部72、72’が膨潤して外装材の壁板
3、3’の端面に圧接し止水する。特にヒレ部72、7
2’があるため経時あるいは台風等で目地幅が広がった
としてもより効果的に止水することができる。
【0081】即ち従来のポリエチレン発泡体やゴム発泡
体は単なるバックアップ材の効果しか持っていなかった
が、本発明のパッキンは1次止水材のバックアップ材で
あるとともに、本来の2次止水材、即ち最外部の1次液
状止水剤が磁損した場合、内部に位置する本発明のパン
キンが止水するという本来の2次止水材の作用を十分に
発揮することができる。
【0082】図4、図5は本発明のパッキンを用いて土
木埋設管接続部を止水した状況を説明する断面図であ
る。
【0083】図4は本発明のパッキン7を土木埋設管8
1、82のジョイント部目地に設置した図である。特に
ヒレ部72、72’を埋設管接続部81a、82a内面
に接触した形で設置する。当然、設置直後はパッキン7
は十分に埋設管81、82の接続部81a、82a内面
に圧接しているが、経時とともに応力緩和して接続部8
1a、82aへの圧接力はゼロとなる。
【0084】図5は、図4に示す状態からパッキン7が
水と接触した状態を示す。
【0085】パッキン7は膨潤して接続部目地の隙間を
完全に密閉する。特にヒレ部72、72’は大幅に膨潤
して完全に止水することになる。特に土木埋設管81、
82の埋設に於いては直線で連結することはほとんどな
く、左右、上下に曲がった形、即ち地形に沿って連結す
るため、これまでの非膨潤型パッキンでは完全に止水す
ることが困難であったが本発明のパッキンによって完全
なる止水が可能となった。
【0086】本発明のパッキンはパッキン本体が応力緩
和しても、あるいは地震等により目地幅が大きくなって
も、あるいはパイプや部材が誤差により隙間を生じて
も、水膨潤性繊維を含有する被覆層が膨潤して隙間を完
全に密閉するとともに、膨潤→乾燥→収縮→膨潤を繰り
返しても性能がほとんど低下しないことから長期に渡り
止水することができる。
【0087】このことによって本発明のパッキンは1次
止水材、並びに本来の2次止水材として使用することが
できる。
【0088】本発明のパッキンは建材、土木の目地とし
て最適であるとともに他の分野、例えば、自動車、電気
等の分野でも使用することができる。
【0089】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。
【0090】厚さ2.3mm、目付量150g、水吸収
倍率54倍、水吸収量8200g/m2の水膨潤性繊維
(東洋紡績株式会社製、ランシールNP−6(登録商
標))と、直径13mm、密度0.035g/cm3
ポリエチレン発泡体とを縫製により一体化させパッキン
を作成した。即ち水膨潤性繊維からなる不織布を50m
m幅のリボン状に切断し、断面、円形、棒状のポリエチ
レン発泡体の長さ方向と帯状該水膨潤性不織布の長さ方
向を同じくして該不織布の両幅端部でポリエチレン発泡
体を包むようにして、合わせ目をポリエチレン発泡体の
長さ方向に直線的に地縫いした。
【0091】得られたパッキンは、水膨潤性繊維からな
る不織布で被覆された長尺のパッキンであり、しかも長
さ方向に渡り約4.5mm長さのヒレ部を直線的に持っ
ていた。
【0092】次に表面にlmm深さの凹凸面を有する窯
業系サイディング板を2枚の用意し、そのうち1枚のサ
イディング板には止水テスト用の水注入口を取り付け
た。
【0093】次に、厚さ12mmのスペーサーを用いて
2枚のサイディング板の隙間を12mmになるように
し、前記作成のパッキンを長さ70cmに切断し、本紐
状パッキンにて20cm直径のリングを作成し、2枚の
サイディング板間に圧縮して取り付けた。紐状パッキン
の約7cmの余り部は他端のパッキンに接触して合わせ
部を形成した。本止水テスト治具の注入口より1kg/
cm2の水圧をかけたが全く漏水することがなかった。
【0094】
【発明の効果】本発明は凹凸面を有する粗面の止水並び
に目地隙間がパッキン設置後、変化して広がった場合の
止水並びに長期間のパッキンの応力緩和に対する止水に
対して従来にない効果を発揮する。
【0095】従って、従来のポリエチレンやゴム発泡体
等の単なる2次止水材としてのバックアップ材と異な
り、長期に渡り止水性を維持するため、たとえポリウレ
タン等よりなる1次止水材が劣化したとしても止水性を
維持することができる。
【0096】さらに本発明のパッキンは、1次止水材と
しても使用でき、特に水膨潤性繊維の有する耐久性から
長期に渡り止水性能を発揮することができ、従来の1次
止水材の様に再度施工する必要がない。
【0097】また水膨潤性繊維の柔軟性により被止水材
面を変形させることなく、しかも複合するパッキン本体
の形状保持性により施工性も特に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパッキンを用いて外装材の壁板と壁板
との目地を止水した状態を示す断面図である。
【図2】従来の紐状ポリエチレン発泡体を用いて外装材
の壁板と壁板との目地を止水した状態を示す断面図であ
る。
【図3】図1の本発明のパッキンに対して雨水が1次止
水材から浸入した場合の状態を示す断面図である。
【図4】本発明のパッキンを用いて埋設管接続部を止水
した状態を示す断面図である。
【図5】図4の本発明のパッキンが水と接触した状態を
示す断面図である。
【図6】本発明のパッキンの種々の変形例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 目地 2 目地幅 3 外装材の壁板 3’ 外装材の壁板 4 構造材 5 バックアップ材 6 1次止水材 7 パッキン 71 パッキン本体 72 パッキンのヒレ部 73 パッキンの被覆層 81、82 埋設管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する紐状乃至帯状のパッキン本
    体の周表面が、水膨潤性倍率が36倍以上、水吸収量が
    1700g/m2以上の特性を有する水膨潤性繊維を有
    する織布あるいは不織布からなる被覆層で被覆されてい
    るパッキン。
  2. 【請求項2】 前記パッキン本体の密度が、0.02g
    /cm3〜0.35g/cm3の範囲にある請求項1記載
    のパッキン。
  3. 【請求項3】 前記被覆層の外面に、水膨潤性倍率が3
    6倍以上、水吸収量が1700g/m2以上の特性を有
    する水膨潤性繊維を有するヒレ部が、前記パッキン本体
    の長さ方向に渡って少なくとも1本形成されている請求
    項1または2に記載のパッキン。
  4. 【請求項4】 前記水膨潤性繊維が、アクリロニトリル
    系重合体からなる外層部とアクリロニトリル系重合体お
    よび/または他の重合体からなる内層部とからなる繊維
    の該外層部を水膨潤化処理した水膨潤性繊維である請求
    項1〜3のいずれかの項に記載のパッキン。
  5. 【請求項5】 前記パッキン本体を前記被覆層で被覆す
    る方法が縫製であり、前記パッキン本体を前記被覆層で
    接合する方法がホットメルト樹脂による融着である請求
    項1〜4のいずれかの項に記載のパッキン。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のパッキンを用いて部材間
    の隙間を止水するに当たり、前記パッキン本体の厚さの
    5〜50%の範囲まで該パッキンを圧縮して使用するこ
    とを特徴とする止水方法。
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