JPH1060266A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH1060266A JPH1060266A JP14544597A JP14544597A JPH1060266A JP H1060266 A JPH1060266 A JP H1060266A JP 14544597 A JP14544597 A JP 14544597A JP 14544597 A JP14544597 A JP 14544597A JP H1060266 A JPH1060266 A JP H1060266A
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Abstract
なバランスの優れた熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 下記成分(A)〜(D)からなり、
(A)成分の含有量は1〜80重量%であり、(B)成
分の含有量は20〜99重量%であり、(C)成分の含
有量は(A)成分と(B)成分を相容化させるのに十分
な量であり、(D)成分の含有量は(A)成分及び
(B)成分の合計量100重量部あたり0.01〜1重
量部であり、成分(A)と成分(B)が溶融混練プロセ
スで成分(C)によって相容化された後、成分(D)に
よって流動性の改良された熱可塑性樹脂組成物。 (A):ポリフェニレンエーテル (B):ポリアミド (C):相容化剤 (D):分子内にカルボキシル基を2個以上有するカル
ボン酸もしくは、窒素原子を2個以上含むアミンからな
る群から選ばれる少なくとも一種の化合物
Description
物に関するものである。更に詳しくは、本発明は、射出
成形により成形できる、流動性の優れたポリフェニレン
エーテル及びポリアミドを主成分としたポリマーアロイ
に関するものである。
性、加工性などに優れた熱可塑性樹脂であるが、耐衝撃
性、耐熱安定性などが不良であり、更に吸水性が大きい
ことにより寸法安定性が著しく悪く、また吸水による機
械的性質の低下も著しい。一方、ポリフェニレンエーテ
ル樹脂は、機械的性質、耐熱安定性、寸法安定性などの
諸特性に優れた熱可塑性樹脂である。しかし、ポリフェ
ニレンエーテル樹脂単独では、耐衝撃性、耐溶剤性が著
しく悪く、またその溶融粘度が高いため加工性が悪い。
これらの樹脂の欠点を補うため、両樹脂をブレンドして
用いることが提案されている。しかし、単純にブレンド
したのみでは、双方の樹脂が有する良好な機械性質が失
われる。そこで、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリア
ミド樹脂のブレンド時に、種々の相溶化剤を添加して分
散性を改良し、機械的性質を向上させる工夫がなされて
いる(たとえば、特公昭60−11966号公報、特公
昭61−10494号公報、特開昭59−66452号
公報、特開昭56−49753号公報参照。)。こうし
て得られたポリフェニレンエーテル/ポリアミド系樹脂
組成物は、機械的性質、耐熱安定性、耐溶剤性、加工
性、寸法安定性、吸湿性に優れた材料として、電気・電
子分野、自動車分野に適用されつつある。さらにこれら
の樹脂組成物の流動性を向上するために、低分子量のポ
リフェニレンエーテルやポリアミドを用いたり、エステ
ル化合物やアミド化合物の流動性改良剤を用いことが提
案されているが、機械的強度の著しい低下や成形加工性
が不安定になったり、金型汚染を引き起こしたりして未
だ不十分である。
発明が解決しようとする課題は、ポリアミド及びポリフ
ェニレンエーテルを主成分として含有する熱可塑性樹脂
組成物であって、優れた流動性(成形加工性)を有し、
機械的強度、耐衝撃性及び耐熱安定性の良好なバランス
の優れた熱可塑性樹脂組成物を提供する点に存する。
記成分(A)〜(D)からなり、(A)成分の含有量は
1〜80重量%であり、(B)成分の含有量は20〜9
9重量%であり、(C)成分の含有量は(A)成分と
(B)成分を相容化させるのに十分な量であり、(D)
成分の含有量は(A)成分及び(B)成分の合計量10
0重量部あたり0.01〜1重量部であり、成分(A)
と成分(B)が溶融混練プロセスで成分(C)によって
相容化された後、成分(D)によって流動性の改良され
た熱可塑性樹脂組成物に係るものである。 (A):ポリフェニレンエーテル (B):ポリアミド (C):相容化剤 (D):分子内にカルボキシル基を2個以上有するカル
ボン酸もしくは、窒素原子を含むアミンからなる群から
選ばれる少なくとも一種の化合物
ニレンエーテルであり、下式で示されるフェノール化合
物の一種又は二種以上を、酸化カップリング触媒を用
い、酸素又は酸素含有ガスで酸化重合させて得られる重
合体が好ましい。
ロゲン原子、炭化水素基又は置換炭化水素基から選ばれ
る一種であるが、そのうち少なくともひとつは水素原子
である。)。R1 〜R5 の具体例としては、水素、塩
素、臭素、フッ素、ヨウ素、メチル、エチル、n−又は
iso−プロピル、pri−、sec−又はt−ブチ
ル、クロロエチル、ヒドロキシエチル、フェニルエチ
ル、ベンジル、ヒドロキシメチル、カルボキシエチル、
メトキシカルボニルエチル、シアノエチル、フェニル、
クロロフェニル、メチルフェニル、ジメチルフェニル、
エチルフェニル、アリルなどがあげられる。
しては、フェノール、o−,m−,又はp−クレゾー
ル、2,6−、2,5−、2,4−又は3,5−ジメチ
ルフェノール、2−メチル−6−フェニルフェノール、
2,6−ジフェニルフェノール、2,6−ジエチルフェ
ノール、2−メチル−6−エチルフェノール、2,3,
5−、2,3,6−又は2,4,6−トリメチルフェノ
ール、3−メチル−6−t−ブチルフェノール、チモー
ル、2−メチル−6−アリルフェノールなどがあげられ
る。
ェノール化合物、たとえばビスフェノール−A、テトラ
ブロモビスフェノール−A、レゾルシン、ハイドロキノ
ン、ノボラック樹脂のような多価ヒドロキシ芳香族化合
物と上記式で表される化合物の共重合体を用いてもよ
い。
2,6−ジメチルフェノールの単独重合体、2,6−ジ
フェニルフェノールの単独重合体、大量部の2,6−キ
シレノールと少量部の3−メチル−6−t−ブチルフェ
ノールの共重合体、大量部の2,6−キシレノールと少
量部の2,3,6−トリメチルフェノールの共重合体が
あげられる。
該ポリアミドとは、結晶性脂肪族ポリアミド及び芳香族
ポリアミドなどより選ばれる少なくとも一種のポリアミ
ドである。
ドとは、たとえば以下に示すものをいう。
2個を含む飽和脂肪族ジカルボン酸と炭素原子2〜12
個を含む脂肪族ジアミンとの結合により製造することが
でき、その際に所望に応じてポリアミド中にてカルボキ
シル末端基よりアミン末端基を過剰に与えるようにジア
ミンなどを用いることができる。逆に、過剰の酸性基を
与えるように二塩基性酸を用いることもできる。同様
に、これらのポリアミドを該酸及びアミンの酸生成及び
アミン生成誘導体、たとえばエステル、酸塩化物、アミ
ン塩などからも良好に製造することができる。このポリ
アミドを製造するために用いる代表的な脂肪族ジカルボ
ン酸にはアジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、スベ
リン酸、セバシン酸及びドデカンジオン酸が含まれ、一
方代表的な脂肪族ジアミンにはヘキサメチレンジアミン
及びオクタメチレンジアミンが含まれる。加えて、これ
らのポリアミドはラクタムもしくは炭素原子4〜12個
のω−アミノ酸の単位、又は炭素原子4〜12個の脂肪
族ジカルボン酸、及び炭素原子2〜12個の脂肪族ジア
ミンから誘導される化合物、たとえば、ε−カプロラク
タム、ω−ラウロラクタム、11−アミノウンデカン
酸、12−アミノドデカン酸などのラクタム、又はアミ
ノ酸、前記した各種ジアミンとアジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸との等モル塩などの自己縮合等により製
造することができる。
アジパミド(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンアゼ
ラミド(ナイロン69)、ポリヘキサメチレンセバサミ
ド(ナイロン610)、及びポリヘキサメチレンドデカ
ノアミド(ナイロン612)、ポリ−ビス−(p−アミ
ノシクロヘキシル)メタンドデカノアミド、ポリテトラ
メチレンアジパミド(ナイロン46)又はラクタムの環
開裂により生じるポリアミド;即ちポリカプロラクタム
(ナイロン6)、及びポリラウリルラクタムが含まれ
る。また上記の重合体を製造する際に使用される少なく
とも2種のアミン又は酸の重合により製造されるポリア
ミド、たとえばアジピン酸、セバシン酸、及びヘキサメ
チレンジアミンから製造される重合体を用いることがで
きる。さらにナイロン66とナイロン6の共重合体であ
るナイロン66/6や、ナイロン6/12の如き共重合
体が含まれる。
くはナイロン46、ナイロン6、ナイロン66、ナイロ
ン11、ナイロン12などが用いられる。より好ましく
は、ナイロン6、ナイロン66あるいはナイロン6とナ
イロン66との任意の比率の混合物が用いられる。また
これらポリアミドの末端官能基はアミン末端の多いも
の、カルボキシ末端の多いもの、両者がバランスしたも
の、あるいはこれらの任意の比率の混合物が好適に用い
られる。
は、たとえばポリヘキサメチレンイソフタルアミド(ナ
イロン6I)の如き芳香族成分を含有するコポリアミド
である。かかる芳香族成分を含有する熱可塑性コポリア
ミドは芳香族アミノ酸及び/又は芳香族ジカルボン酸た
とえば、パラアミノメチル安息香酸、パラアミノエチル
安息香酸、テレフタル酸、イソフタル酸などを主要構成
成分とする溶融重合が可能なポリアミドを意味する。
はヘキサメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミ
ン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−/2,4,
4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、メタキシリレ
ンジアミン、パラキシリレンジアミン、ビス(p−アミ
ノシクロヘキシル)メタン、ビス(p−アミノシクロヘ
キシル)プロパン、ビス(3−メチル、4−アミノシク
ロヘキシル)メタン、1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサンなどを使用することができる。またジアミンの代
わりにイソシアネート類を用いる事が出来る。たとえば
4,4’ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレン
ジイソシアネートなどである。
限定なく、ラクタムもしくは炭素原子4〜12個のω−
アミノ酸の単位、又は炭素原子4〜12個の脂肪族ジカ
ルボン酸、及び炭素原子2〜12個の脂肪族ジアミンか
ら誘導される化合物、たとえば、ε−カプロラクタム、
ω−ラウロラクタム、11−アミノウンデカン酸、12
−アミノドデカン酸などのラクタム、又はアミノ酸、前
記した各種ジアミンとアジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸との等モル塩などが利用できる。
リアミドの代表例をあげるとパラアミノメチル安息香酸
とε−カプロラクタムとの共重合ポリアミド(ナイロン
AMBA/6)、2,2,4−/2,4,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジアミン・テレフタル酸塩を主成分と
するポリアミド(ナイロンTMDT、TMDT/6
I)、ヘキサメチレンジアミン、イソフタル酸塩及び/
又はヘキサメチレンジアミン・テレフタル酸塩を主成分
とし、ビス(パラアミノシクロヘキシル)メタン・イソ
フタル酸塩及び/又はテレフタル酸塩あるいはビス(3
−メチル、4−アミノシクロヘキシル)メタン・イソフ
タル酸塩及び/又はテレフタル酸塩あるいはビス(パラ
アミノシクロヘキシル)プロパンイソフタル酸塩及び/
又はビス(パラアミノシクロヘキシル)プロパンテレフ
タル酸塩を共重合成分とするポリアミド(ナイロン6I
/PACM I、ナイロン6I/DMPACMI、ナイ
ロン6I/PACP I、ナイロン6I/6T/PAC
M I/PACM T、ナイロン6I/6T/DMPA
CM I/DMPACM T、ナイロン6I/6T/P
ACP I/PACP T)、ヘキサメチレンジアミン
・イソフタル酸塩あるいはヘキサメチレンジアミン・テ
レフタル酸塩を主成分とし、ε−カプロラクタム、12
−アミノドデカン酸、ヘキサメチレンジアミン・アジピ
ン酸塩、ビス(パラアミノシクロヘキシル)メタン・ア
ジピン酸塩、ビス(3−メチル、4−アミノシクロヘキ
シル)メタン・アジピン酸塩などを共重合成分とするポ
リアミド(ナイロン6I、6I/6T、6I/12、6
T/6、6T/66、6I/PACM 6、6I/DM
PACM 6)、ビス(パラアミノシクロヘキシル)メ
タン・イソフタル酸塩又はビス(3−メチル、4−アミ
ノシクロヘキシル)メタン、イソフタル酸塩を主成分と
しヘキサメチレンジアミン・ドデカン2酸塩、12−ア
ミノドデカン酸などを共重合成分とするポリアミド(ナ
イロンPACM I/612、ナイロンDMPACM
I/12)などである。
性の芳香族ポリアミドが好適に用いられる。
(A)/(B)の含有重量比が1/99〜80/20、
好ましくは3/97〜70/30である。さらに好まし
くは5/95〜50/50である。(A)成分が過少
((B)成分が過多)な場合は、高温剛性の低下を生
じ、一方(A)成分が過多((B)成分が過小)な場合
は、耐衝撃性や、流動性の著しい低下となる好ましい成
形体が得られない。
であり、その具体例としては、下記(C1)〜(C8)
をあげることができる。 (C1):エチレン性又はアセチレン性不飽和結合を持
たないエポキシ化合物 (C2):同一分子内に(i)少なくとも一種の不飽和
基すなわち炭素−炭素二重結合又は炭素−炭素三重結合
と(ii)少なくとも一種の極性基を併せ持つ化合物 (C3):酸化ポリオレフィンワックス (C4):分子構造中に、(i)酸素の架橋を介して炭
素原子、及び(ii)少なくともエチレン性炭素−炭素
二重結合もしくは炭素−炭素三重結合及び/又はアミノ
基及びメルカプト基から選ばれる官能基、の両方を有
し、前記官能基がケイ素原子に直接結合されていないシ
ラン化合物 (C5):同一分子内に(i)(OR)(ここでRは水
素又はアルキル、アリール、アシル又はカルボニルジオ
キシ基である。)及び(ii)カルボン酸、酸ハライ
ド、酸無水物、酸ハライド無水物、酸エステル、酸アミ
ド、イミド、イミド、アミノ及びこれらの塩から選ばれ
た少なくとも二つの同一又は相異なる官能基を併せ持つ
化合物 (C6):同一分子内に(i)酸ハライド基と(ii)
少なくとも一種のカルボン酸、カルボン酸無水物、、酸
エステル又は、酸アミド基を併せ持つ化合物 (C7):ビニル芳香族化合物の単位及びα、β−不飽
和ジカルボン酸もしくはジカルボン酸無水物の単位を有
する共重合体、又はビニル芳香族化合物の単位及びα、
β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物の単位を有する
共重合体 (C8):(C1)、(C2)、(C4)、
(C5)及び(C6)からなるなる群の中から選ばれた
少なくとも一種の相容化剤で官能化されたポリフェニレ
ンエーテル
成分であるポリフェニレンエーテルと(B)成分である
ポリアミドは元来親和性が悪いため、同時に溶融混練し
てポリフェニレンエーテル粒子が約10ミクロン以上の
粒子径でしか分散せず、極めて低い機械的物性しか示さ
ないという欠点を改良するために配合するものである。
容化剤は(1)ポリヒドリックフェノール(たとえばビ
スフェノールA、テトラブロモビスフェノールA、レゾ
ルシンなど)とエピクロルヒドリンの縮合体、及びコー
ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールな
ど)とエピクドルヒドリンの縮合体が挙げられる。
容化剤は、不飽和基すなわち炭素−炭素二重結合又は炭
素−炭素三重結合と、極性基すなはちポリアミド樹脂中
に含まれるアミド結合、連鎖末端に存在するカルボキシ
ル基、アミノ基と親和性や、化学反応性を示す官能基を
同一分子内に併せ持つ化合物である。かかる官能基とし
ては、カルボン酸基、カルボン酸より誘導される基すな
わちカルボキシル基の水素原子あるいは水酸基が置換し
た各種の塩やエステル、酸アミド、酸無水物、イミド、
酸アジド、酸ハロゲン化物、あるいはオキサゾリン、ニ
トリルなどの官能基、エポキシ基、アミノ基、水酸基、
又は、イソシアン酸エステル基などが挙げられ、不飽和
基と極性基を併せ持つ化合物すなわち、不飽和カルボン
酸、不飽和カルボン酸誘導体、不飽和エポキシ化合物、
不飽和アルコール、不飽和アミン、不飽和イソシアン酸
エステルが用いられる。
酸、フマール酸、マレイミド、マレイン酸ヒドラジド、
無水マレイン酸とジアミンの反応物たとえば、
などで示される構造を有するもの、無水メチルナジック
酸、無水ジクロロマレイン酸、マレイン酸アミド、イタ
コン酸、無水イタコン酸、大豆油、キリ油、ヒマシ油、
アマニ油、麻実油、綿実油、ゴマ油、菜種油、落花生油
、椿油、オリーブ油、ヤシ油、イワシ油などの天然油
脂類、エポキシ化天然油脂類、アクリル酸、ブテン酸、
クロトン酸、ビニル酢酸、メタクリル酸、ペンテン酸、
アンゲリカ酸、チグリン酸、2−ペンテン酸、3−ペン
テン酸、α−エチルアクリル酸、β−メチルクロトン
酸、4−ペンテン酸、2−ヘキセン、2−メチル−2−
ペンテン酸、3−メチル−2−ペンテン酸、α−エチル
クロトン酸、2,2−ジメチル−3−ブテン酸、2−ヘ
プテン酸、2−オクテン酸、4−デセン酸、9−ウンデ
セン酸、10−ウンデセン酸、4−ドデセン酸、5−ド
デセン酸、4−テトラデセン酸、9−テトラデセン酸、
9−ヘキサデセン酸、2−オクタデセン酸、9−オクタ
デセン酸、アイコセン酸、ドコセン酸、エルカ酸、テト
ラコセン酸、ミコリペン酸、2,4−ヘキサジエン酸、
ジアリル酢酸、ゲラニウム酸、2,4−デカジエン酸、
2,4−ドデカジエン酸、9,12−ヘキサデカジエン
酸、9,12−オクタデカジエン酸、ヘキサデカトリエ
ン酸、アイコサジエン酸、アイコサトリエン酸、アイコ
サテトラエン酸、リシノール酸、エレオステアリン酸、
オレイン酸、アイコサペンタエン酸、エルシン酸、ドコ
サジエン酸、ドコサトリエン酸、ドコサテトラエン酸、
ドコサペンタエン酸、テトラコセン酸、ヘキサコセン
酸、ヘキサコジエン酸、オクタコセン酸、トラアコンテ
ン酸などの不飽和カルボン酸、あるいはこれらの不飽和
カルボン酸のエステル、酸アミド、無水物、あるいはア
リルアルコール、クロチルアルコール、メチルビニルカ
ルビノール、アリルカルビノール、メチルプロピペニル
カルビノール、4−ペンテン−1−オール、10−ウン
デセン−1−オール、プロパルギルアルコール、1,4
−ペンタジエン−3−オール、1,4−ヘキサジエン−
3−オール、3,5−ヘキサジエン−2−オール、2,
4−ヘキサジエン−1−オール、一般式Cn H2n-5O
H、Cn H2n-7OH、Cn H2n-9OH(ただし、nは正
の整数)で示されるアルコール、3−ブテン−1,2−
ジオール、2,5−ジメチル−3−ヘキセン−2,5−
ジオール、1,5−ヘキサジエン−3,4−ジオール、
2,6−オクタジエン−4,5−ジオールなどの不飽和
アルコール、あるいはこのような不飽和アルコールのO
H基が、−NH2 基に置き換わった不飽和アミン、ある
いはグリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジ
ルエーテルなどが挙げられる。
合(たとえば平均分子量が500から10000ぐらい
のもの)あるいは高分子量体(たとえば平均分子量が1
0000以上のもの)に無水マレイン酸、フェノール類
を付加したもの、あるいはアミノ基、カルボン酸基、水
酸基、エポキシ基などを導入したもの、イソシアン酸ア
リルなどが挙げられる。
性基を併せ持つ化合物の定義には、不飽和基を2個以
上、極性基を2個以上(同種又は異種)含んだ化合物も
含まれる個とは、いうまでもなく、また、2種以上の特
定化合物を使うことも可能である。
酸、マレイン酸、フマール酸、無水イタコン酸、イタコ
ン酸、グリシジル(メタ)アクリレートが、より好まし
くは無水マレイン酸、フマール酸が用いられる。
容化剤は通常空気中又は懸濁液中におけるポリオレフィ
ンワックスの酸化によって調整されるものであり、ポリ
エチレンワックスなどが好適である。
容化剤は分子構造中に、ア)酸素の架橋を介して炭素原
子に結合された少なくとも1つのケイ素原子、及びイ)
少なくともエチレン性炭素−炭素二重結合もしくは炭素
−炭素三重結合及び/又はアミノ基及びメルカプト基か
ら選ばれる官能基、の両方を有し、前記官能基がケイ素
原子に結合されていない、シラン化合物であり、ガンマ
アミノプロピトリエトキシシラン、2−(3−シクロヘ
キシル)エチルトリメキシシランなどが使用できる。
容化剤はアリファティックポリカルボン酸、酸エステル
又は酸アミドであり、一般式(R1 O)m R(COOR
2 )n (CONR3 R4 )l (ここで、Rは:線状又は
分岐状飽和アリファティック炭化水素であって2〜20
個、好ましくは2〜10個の炭素原子を有するものであ
り、R1 は水素、アルキル基、アリール基、アシル基、
又はカルボニルジオキシ基で特に好ましくは水素であ
り、R2 は水素、アルキル基、又はアリール基で炭素数
1〜20、好ましくは1〜10であり、R3 及びR4 は
水素、アルキル基、又はアリール基で炭素数1〜10、
好ましくは1〜6、更に好ましくは1〜4であり、m=
1であり、n+lは2以上の整数、好ましくは2又は3
であり、nは0以上の整数であり、lは0以上の整数で
あり、(R1 O)はカルボニル基のα位又はβ位に位置
し、少なくとも2つのカルボニル基の間には、2〜6個
の炭素が存在するものである。)によってあらわされる
飽和脂肪族ポリカルボン酸及びその誘導体化合物。(具
体的には、飽和脂肪族ポリカルボン酸のエステル化合
物、アミド化合物、無水物、水加物及び塩などを示す。
飽和脂肪族ポリカルボン酸として、クエン酸、リンゴ
酸、アガリシン酸などである。これらの化合物の詳細
は、公表特許公報 昭61−502195に開示されて
いる。)
容化剤は一般式((I)−Z−(II))(式中、
(I)は、少なくとも式:(X−CO)−(式中Xは、
F、Cl、B、I、OH、OR又は−O−CO−Rで、
RはH、アルキル基又はアリール基である)の基、(I
I)は少なくともカルボン酸、酸無水物基、酸アミド
基、イミド基、カルボン酸エステル基、アミノ基又はヒ
ドロキシル基であり、(I)及び(II)の基は、2価
炭化水素である結合Zを介して共有結合している。)で
表される化合物。(具体的には、クロロホルミルこはく
酸無水物、クロロエタノイルこはく酸無水物、トリメリ
ット酸無水物酸クロライド、トリメリット酸無水物酢酸
無水物、テレフタル酸酸クロライドなどがあげられ
る。)からなる群から選ばれる一種又はそれ以上の化合
物からなる。
ここに例示した化合物に限定されず、ポリフェニレンエ
ーテルとポリアミドの相容性を改良する目的で使用され
る化合物であればどれでもよく、単独又は複数の相容化
剤を同時に使用してもよい。該相容性改良剤(C)成分
の配合量は、ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)成分
とポリアミド樹脂(B)成分の合計100重量部に対
し、0.01から30重量部で30重量部を越えると耐
熱安定性の低下や分解などによる著しい強度低下などが
起こるため好ましくない。好ましい配合量は、0.05
重量部から25重量部である。
レイン酸、フマール酸、イタコン酸、クエン酸、リンゴ
酸からなる群から選ばれる少なくとも一種が好ましい。
なお、相容化剤を配合する際、ラジカル開始剤を併用
してもよい。
ボキシル基を2個以上有するカルボン酸、酸無水物もし
くは、2個以上の窒素原子を含むアミンからなる群から
選ばれる少なくとも一種の化合物である。分子内にカル
ボキシル基を2個以上有するカルボン酸の具体的な化合
物はコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ノナメチルジ
カルボン酸、ウンデカメチレンジカルボン酸、メチルコ
ハク酸、メチルマロン酸、エチルマロン酸、ジメチルマ
ロン酸、テトラメチルコハク酸、ピナコン酸、d−ショ
ウノウ酸、無水アセチルリンゴ酸、無水イソ吉草酸、無
水イソ酪酸、無水コハク酸、無水ヘプタン酸、無水メチ
ルコハク酸、d−酒石酸、l−酒石酸、l−リンゴ酸、
ジオキシ酒石酸、dl−ブロモコハク酸、dl−ジブロ
モコハク酸、1,4−ピロン−2,6−ジカルボン酸、
dl−アスパラギン酸、dl−イソショウノウ酸、1−
1シクロプロパンジカルボン酸、dl−シトラマル酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン
酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無水シトラコン
酸、アコニット酸、クエン酸、リンゴ酸、アガリシン酸
などが挙げられる。2個以上の窒素原子を含むアミンの
具体的な化合物は、ヘキサメチレンジアミン、ヘキサメ
チレンテトラミン、オクタメチレンジアミンン、デカメ
チレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメ
チレンジアミン、2,2,4−/2,4,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン、
パラキシリレンジアミン、ビス(p−アミノシクロヘキ
シル)メタン、ビス(p−アミノシクロヘキシル)プロ
パン、ビス(3−メチル、4−アミノシクロヘキシル)
メタン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン等が
挙げられる。この中でも特に飽和脂肪族ジカルボン酸お
よびその無水物が好ましい。最も好ましいのは、コハク
酸、メチルコハク酸、無水コハク酸、無水メチルコハク
酸、アジピン酸、セバシン酸である。成分(D)の化合
物の添加方法は、前述の成分(A)と成分(B)を溶融
混練プロセスで成分(C)によって相容化された後に添
加することによって、機械的強度の低下なく流動性の改
良が達成される。成分(A)と成分(B)を溶融混練プ
ロセスで成分(C)によって相容化する際に流動性改良
剤の成分(D)が存在すると相容化剤(C)による相容
化作用を阻害して好ましくない。成分(A)と成分
(C)によって溶融混練プロセスで相容化される成分
(B)は最終的に組成物中に含まれれる成分(B)の少
なくとも30%以上であることが好ましい。30%以下
だと機械的強度の低下が著しく好ましくない。この時残
りの成分(B)は成分(D)と一緒に加えることが好ま
しい。
るために、室温で弾性体である天然及び合成の重合体材
料(ゴム様物質)を用いることができる。特に好ましい
ゴムとしては、エチレンプロピレンゴム、エチレン−プ
ロピレン−非共役ジエンゴム、エチレン−ブテン−1ゴ
ム、エチレン−ブテン−1−非共役ジエンゴム、ポリブ
タジエン、スチレン−ブタジエンブロック共重合ゴム、
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合ゴム、
スチレン−ブタジエン共重合ゴム、部分水添スチレン−
ブタジエン−スチレンブロック共重合ゴム、スチレン−
イソプレンブロック共重合ゴム、部分水添スチレン−イ
ソプレンブロック共重合ゴム、ポリウレタンゴム、スチ
レングラフト−エチレン−プロピレン−非共役ジエンゴ
ム、スチレン−グラフト−エチレン−プロピレンゴム、
スチレン/アクリロニトリル−グラフト−エチレン−プ
ロピレン−非共役ジエンゴム、スチレン/アクリロニト
リル−グラフト−エチレン−プロピレンゴム等、あるい
はこれらの混合物が用いられる。また、他の酸もしくは
エポキシなどをふくむ官能性単量体により変性した変性
ゴムを用いてもよい。該ゴム様物質の配合量は、ポリフ
ェニレンエーテル系樹脂とポリアミド樹脂の合計100
重量部に対し、0から100重量部である。該ゴム様物
質の配合量が100重量部を越えると、該樹脂組成物の
剛性の低下が著しく好ましくない。
ル芳香族樹脂を用いてもよい。該樹脂としては、常温で
の弾性率が10000kg/cm2 以上であるものが好
ましく、たとえばスチレン、α−メチルスチレン、p−
メチルスチレンなどの重合体又は共重合体があげられ、
具体的にはポリスチレン、ゴム補強ポリスチレン、ポリ
−α−メチレルスチレン、ポリ−p−メチルスチレン、
スチレン−アクリロニトリル共重合体などがあげられ、
更に、ポリフェニレンエーテルにスチレン系重合体がグ
ラフトしたものも含まれる。
%以下、好ましくは1〜30重量%である。該含有量が
過多な場合は熱可塑性樹脂の耐衝撃性及び耐熱強度が低
下し好ましくない。
るためにマイカ以外にも、種々の充填剤を併用してもよ
い。適当な充填剤としては、たとえば炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグネシウム、ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシ
ウム、ケイ酸、含水ケイ酸カルシウム、含水ケイ酸アル
ミニウム、タルク、カウリン、マイカ、鉱物繊維、ゾノ
トライト、チタン酸カリウム・ウイスカ、マグネシウム
オキシサルフェート、ガラスバルン、ガラス繊維、ガラ
スビーズ、カーボン繊維、ステンレス繊維などの無機繊
維、アラミド繊維、カーボンブラックなどをあげること
ができる。これらは二種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
慣用の添加剤、たとえば難燃剤、可塑剤、酸化防止剤、
耐候剤などを添加してもよい。特に、ポリフェニレンエ
ーテル又はナイロンの添加剤が最適である。
耐衝撃性及び耐熱安定性が良好でかつ、特に加工性に優
れるものであり、その優れた特徴を生かして、薄物成形
品や大型成形品に用いられる。また自動車外板材料、建
築材料などにも利用できる。
るが、これは単なる例示であり、本発明はこれに限定さ
れるものではない。実施例及び比較例の樹脂組成物は表
1及び2に示す配合にて東芝機械製TEM50二軸混練
機を用いて、フィード口の上流側から1,2,3からそ
れぞれ原料を投入して260℃のシリンダー温度にて溶
融混練し、ダイスより押しだした溶融樹脂を水槽にて冷
却後ストランドカッターによりペレット化して得た。次
にこのペレットを110〜130℃で4時間真空乾燥し
た後、東芝機械製射出成形機IS220ENによりシリ
ンダー温度290℃、射出圧力1200kg/cm 2 、
金型温度80℃の条件で機械的強度を測定するためのテ
ストピースを成形した。
後、280℃にて2.16kg荷重でのメルトインデク
スを求めた。 (2)耐衝撃性(アイゾット衝撃試験) 射出成形機にて、3.2mmtのアイゾット試験用テス
トピースを成形した後、ASTM D256に準拠して
ノッチをいれ23℃雰囲気下で衝撃テストを実施した。 (3)引張伸び 射出成形機にて、3.2mmtの引張試験用テストピー
スを成形した後、ASTM D638に準拠して23℃
雰囲気下で引張試験を実施した。
が顕著に改良されており、通常流動性を改良すると低下
する引張伸びや衝撃強度等の機械的強度の低下も少ない
ことがわかる。
りである。 (A) PPE:2,6−ジメチルフェノールを単独重合するこ
とによって得られたクロロホルム溶液(濃度:0.5g
/dl)、30℃対数粘度が0.40のポリフェニレン
エーテル (B) PA6−A:数平均分子量12000のナイロン6 PA6−B:数平均分子量10000のナイロン6 PA12−A:相対粘度 1.6のナイロン12 PA12−B:相対粘度 1.8のナイロン12 (C)相容化剤 MAH:無水マレイン酸 (D)流動性改良剤 DADD:ジアミノドデカン STA:ステアリルアミン MAH:無水マレイン酸 SAH:無水コハク酸 SEA:セバシン酸 (E)耐衝撃改良剤 EPSA:スチレンーアクリルニトリル−グラフト−E
PDM
塑性樹脂組成物は優れた流動性(成形加工性)を有し、
機械的強度、耐衝撃性及び耐熱安定性の良好なバランス
の優れた熱可塑性樹脂組成物を提供できた。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記成分(A)〜(D)からなり、
(A)成分の含有量は1〜80重量%であり、(B)成
分の含有量は20〜99重量%であり、(C)成分の含
有量は(A)成分と(B)成分を相容化させるのに十分
な量であり、(D)成分の含有量は(A)成分及び
(B)成分の合計量100重量部あたり0.01〜1重
量部であり、成分(A)と成分(B)が溶融混練プロセ
スで成分(C)によって相容化された後、成分(D)に
よって流動性の改良された熱可塑性樹脂組成物。 (A):ポリフェニレンエーテル (B):ポリアミド (C):相容化剤 (D):分子内にカルボキシル基を2個以上有するカル
ボン酸もしくは、窒素原子を2個以上含むアミンからな
る群から選ばれる少なくとも一種の化合物 - 【請求項2】 (C)成分が、下記(C1)〜(C8)
から選ばれる少なくとも一種である請求項1記載の熱可
塑性樹脂組成物。 (C1):エチレン性又はアセチレン性不飽和結合を持
たないエポキシ化合物 (C2):同一分子内に(i)少なくとも一種の不飽和
基すなわち炭素−炭素二重結合又は炭素−炭素三重結合
と(ii)少なくとも一種の極性基を併せ持つ化合物 (C3):酸化ポリオレフィンワックス (C4):分子構造中に、(i)酸素の架橋を介して炭
素原子、及び(ii)少なくともエチレン性炭素−炭素
二重結合もしくは炭素−炭素三重結合及び/又はアミノ
基及びメルカプト基から選ばれる官能基、の両方を有
し、前記官能基がケイ素原子に直接結合されていないシ
ラン化合物 (C5):同一分子内に(i)(OR)(ここでRは水
素又はアルキル、アリール、アシル又はカルボニルジオ
キシ基である。)及び(ii)カルボン酸、酸ハライ
ド、酸無水物、酸ハライド無水物、酸エステル、酸アミ
ド、イミド、イミド、アミノ及びこれらの塩から選ばれ
た少なくとも二つの同一又は相異なる官能基を併せ持つ
化合物 (C6):同一分子内に(i)酸ハライド基と(ii)
少なくとも一種のカルボン酸、カルボン酸無水物、、酸
エステル又は、酸アミド基を併せ持つ化合物 (C7):ビニル芳香族化合物の単位及びα、β−不飽
和ジカルボン酸もしくはジカルボン酸無水物の単位を有
する共重合体、又はビニル芳香族化合物の単位及びα、
β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物の単位を有する
共重合体 (C8):(C1)、(C2)、(C4)、(C5)及
び(C6)からなるなる群の中から選ばれた少なくとも
一種の相容化剤で官能化されたポリフェニレンエーテル - 【請求項3】 (C)成分が、無水マレイン酸、マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸、クエン酸及びリンゴ酸か
らなる群から選ばれる少なくとも一種である請求項1記
載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】 (D)成分が、飽和脂肪族ジカルボン酸
およびその無水物からなる群から選ばれる少なくとも一
種である請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】 (D)成分が、コハク酸、メチルコハク
酸、無水コハク酸、無水メチルコハク酸、アジピン酸、
セバシン酸からなる群から選ばれる少なくとも一種であ
る請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】 最初に成分(A)と成分(C)によって
溶融混練プロセスで相容化される成分(B)は最終的に
組成物中に含まれれる成分(B)の30%から90%で
ありかつ、残りの成分(B)をそれに続く工程で成分
(D)と一緒に加えて溶融混練して得られる請求項1記
載の熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14544597A JP3358496B2 (ja) | 1996-06-10 | 1997-06-03 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-146947 | 1996-06-10 | ||
JP14694796 | 1996-06-10 | ||
JP14544597A JP3358496B2 (ja) | 1996-06-10 | 1997-06-03 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1060266A true JPH1060266A (ja) | 1998-03-03 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP14544597A Expired - Fee Related JP3358496B2 (ja) | 1996-06-10 | 1997-06-03 | 熱可塑性樹脂組成物 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3358496B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4776904A (en) * | 1985-07-19 | 1988-10-11 | Miles Inc. | Multilayer analytical element and method of making, using ultrasonic or laser energy |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP14544597A patent/JP3358496B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4776904A (en) * | 1985-07-19 | 1988-10-11 | Miles Inc. | Multilayer analytical element and method of making, using ultrasonic or laser energy |
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