JPH1060219A - ポリエステルおよびビニルポリマーを含む自己架橋性の水性分散物 - Google Patents

ポリエステルおよびビニルポリマーを含む自己架橋性の水性分散物

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JPH1060219A
JPH1060219A JP9170659A JP17065997A JPH1060219A JP H1060219 A JPH1060219 A JP H1060219A JP 9170659 A JP9170659 A JP 9170659A JP 17065997 A JP17065997 A JP 17065997A JP H1060219 A JPH1060219 A JP H1060219A
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vinyl
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JP9170659A
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Manfred Dr Weinberger
マンフレート・ウアインベルガー
Joachim Dr Zoeller
ヨアヒム・ツオイラー
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Hoechst AG
Allnex Germany GmbH
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Hoechst AG
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエステルおよびビニルポリマーを含む全
般的な耐久性が改善さたる自己硬化性水性分散物の提供 【解決手段】 この課題は、ビニルポリマーにカルボニ
ル基またはアミノ基、ヒドラジノ基またはヒドラジド基
を、重合の間に適当なモノマーを組み入れることによっ
てまたはポリマー類似反応によって追加的に導入するこ
とによって達成できる。ポリマーをカルボニル基で変性
する場合には少なくとも2つのアミノ基、ヒドラジノ基
またはヒドラジド基を含有しそしてそうでない場合には
少なくとも2つのカルボニル基を含有する架橋剤を分散
物に添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親水性変性されたポリ
エステルとビニルポリマーとを含みそしてこのポリエス
テルの水溶液または水性分散物の存在下に乳化重合する
ことによって製造される自己架橋性の水性分散物に関す
る。架橋は適当な二以上の官能性の化合物を添加するこ
とによって行い、その架橋反応はカルボニル基とアミノ
基、ヒドラジノ基またはヒドラジド基との反応によって
行われる。
【0002】
【従来技術】線状ポリエステルおよびビニルポリマーの
水性分散物は例えば国際特許出願公開第94/0147
8号明細書から公知であるが、それらから製造される被
覆物は溶剤、水およびアルカリ性水および酸に対する耐
久性が不充分である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、バインダーの全般的な耐久性が改善される様に該バ
インダーを変性することであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は、ビニルポリ
マーにカルボニル基またはアミノ基、ヒドラジノ基また
はヒドラジド基を、重合の間に適当なモノマーを組み入
れることによってまたはポリマー類似反応(polym
er−analogous reaction)によっ
て追加的に導入することによって達成できた。ポリマー
をカルボニル基で変性する場合には少なくとも2つのア
ミノ基、ヒドラジノ基またはヒドラジド基を含有しそし
てそうでない場合には少なくとも2つのカルボニル基を
含有する架橋剤を分散物に添加する。
【0005】それ故に本発明は、 (A)約10〜約90重量% 、好ましくは約35〜約8
7重量% 、特に好ましくは約60〜約85重量% の、繰
り返し単位同志がカルボニルオキシ−ブリッジを介して
結合しており、その際このブリッジの80% まではカル
ボキシアミド−ブリッジで交換されていてもよい>30
0mPa.s、好ましくは>600mPa.s、特に好
ましくは>900mPa.sの溶液粘度(N−メチルピ
ロリドンに溶解した40% 濃度溶液;25℃)を有する
水希釈性ポリエステル;および (B)約90〜約10重量% 、好ましくは約65〜約1
3重量% 、特に好ましくは約70〜約15重量% の、下
記の各繰り返し単位を下記重量比で持つビニルポリマー (B1)0〜約90重量% 、好ましくは10〜80重量
% の、スチレンおよび/または各アルキル基中炭素原子
数1〜10のスチレンのモノ−またはポリアルキル化誘
導体および/または、ヒドロキシスチレンおよびハロス
チレン、例えば塩化−、シアノ−および臭化スチレンよ
り成る群から選択された置換スチレンから誘導される繰
り返し単位、(B2)0〜約60重量% 、好ましくは1
0〜50重量% の、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸またはイソクロトン酸の1種類以上のヒドロキシア
ルキルエステル、またはマレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸、メサコン酸およびメチレンコハク
酸より成る群から選択されるα,β−オレフィン性不飽
和ジカルボン酸の1種類以上のビス(ヒドロキシアルキ
ル)エステルから誘導される繰り返し単位、(B3)
0.5〜約20重量% 、好ましくは1〜15重量% 、特
に好ましくは2〜10重量% の、カルボニル官能を持つ
1種類以上のビニルモノマー(B31)またはアミノ
基、ヒドラジド−またはヒドラジノ基を持つ1種類以上
のビニルモノマー(B32)から誘導される繰り返し単
位、(B4)0〜約90重量% 、好ましくは5〜50重
量% の、α,β−オレフィン性不飽和カルボン酸の1種
類以上のアルキルエステルまたはα,β−オレフィン性
不飽和ジカルボン酸の1種類以上のジアルキルエステル
から誘導される繰り返し単位、および(B5)0〜約3
0重量% 、好ましくは2〜25重量% の、炭素原子数1
〜20の直鎖状の、枝分かれしたまたは環式の脂肪族モ
ノカルボン酸、ビニルエーテル、ビニルハロゲン化物お
よびα,β−オレフィン性不飽和カルボン酸のニトリル
よりなる群から選択される他のビニルモノマーから誘導
される繰り返し単位を記載の重量比で含むポリマー固形
分および (C)カルボニル基と反応しそして第一アミノ基、ヒド
ラジノ基およびヒドラジド基より成る群から選択される
少なくとも2つの基を持つ架橋剤(C1)および少なく
とも2つのカルボニル基を持つ架橋剤(C2)より成る
群から選択される架橋剤;その際、架橋剤(C1)はビ
ニルモノマー(B31)が使用される時に用いられ、そ
して架橋剤(C2)はビニルモノマー(B32)が使用
される時に用いられ、そして架橋剤の量は架橋剤(C)
中の反応性基のモル量がポリマー中の繰り返し単位(B
3)中の反応性基のモル量の65〜130% 、好ましく
は70〜120% 、特に好ましくは85〜110% 、中
でも90〜100% であるを含みそしてビニルポリマー
(B)がポリマー(A)の水溶液または水性分散物の存
在下に遊離基開始乳化重合によって製造される自己架橋
性のポリマー水性分散物に関する。ポリマー固形分と
は、分散物中に含まれるポリマー部分、即ち水、架橋剤
または他の添加物を含まないポリマー部分を意味する。
【0006】ポリエステル(A)は、二官能性の有機系
ヒドロキシ化合物(A1)、二塩基性有機カルボン酸
(A2)、場合によっては少なくとも3つの官能性を有
する有機ヒドロキシ化合物(A3)、場合によっては少
なくとも3つの官能性を有する有機カルボン酸(A
4)、場合によっては有機ヒドロキシカルボン酸(A
5)、および水酸基、カルボキシル基、アミノ基および
メルカプト基より成る群から選択される少なくとも2つ
の官能基および少なくとも1つのスルホン酸基またはホ
スホン酸基を持つ有機化合物(A6)を重縮合すること
によって製造される。有機ヒドロキシ化合物(A1)は
80モル% の割合まで少なくとも2つのアミノ基を持つ
有機アミン(A7)にまたは第一−または第二アミノ基
および水酸基を持ちそして該アミノ基が好ましくは脂肪
族炭素原子に結合する第一アミノ基である有機ヒドロキ
シアミン(A9)に交換してもよい。場合によって使用
されるヒドロキシカルボン酸(A5)のモル量の80%
までは、同様にアミノカルボン酸(A8)に交換するこ
とができる。上記の各化合物自体の替わりにその反応性
誘導体を使用してもよい。例えばカルボン酸の替わりに
それの酸無水物、ハロゲニドまたはイソプロペニルエス
テルを、アルコールの替わりにそれのエステル、特に酢
酸エステルを使用することができる。ラクトン類はヒド
ロキシカルボン酸の替わりに使用してもよく、アミノカ
ルボン酸の替わりにラクタムまたはジアミンとジカルボ
ン酸の塩を使用してもよい。ポリエステルの合成に適す
る成分の以下の例は単独でも相互の混合物としても使用
できる: (A1) 有機ジヒドロキシ化合物、特に好ましくは水
酸基が脂肪族的に結合している下記群から選択されるも
の、即ち炭素原子数2〜40の直鎖状の、枝分かれした
および脂環式のジヒドロキシ化合物および100までの
重合度のポリオキシアルキレングリコール類、その際ア
ルキレン残基はエチレン、1,2−および1,3−プロ
ピレンおよび1,4−ブチレンより成る群から選択され
る。適する化合物の例にはエチレングリコール、1,2
−および1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコール、ピナコール、シクロヘキサンジメタノー
ル、過水素化ビスフェノールAおよび過水素化ビスフェ
ノールF、1,4−ジヒドロキシシクロヘキサン、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、オリゴマ
ーのまたはポリマーのポリオキシエチレングリコール
類、ポリオキシプロピレングリコール類およびポリオキ
シブチレングリコール類があり、その際例えばオキシエ
チレン−およびオキシプロピレン単位を持つコポリマー
も含んでいてもよい。二次的量、例えば3重量% までの
割合のビス(ヒドロキシメチル)芳香族化合物、例えば
1,4−ビス(ヒドロキシメチル)ベンゼンまたは1,
2−ビス(ヒドロキシメチル)フランも使用することが
できる。オキシアルキレン基中に>20モル% のオキシ
エチレン基を持つポリオキシアルキレングリコール類を
用いる場合には、得られるポリエステルはそれによて親
水性を有する。
【0007】1〜20重量% 、好ましくは3〜10重量
% のジヒドロキシ化合物をトリヒドロキシ化合物または
更に大きい官能性のポリオール(A3)に交換すること
ができる。適するトリヒドロキシ化合物は炭素原子数3
〜20の直鎖状のまたは枝分かれしたまたは脂環式トリ
ヒドロキシ化合物、例えばグリセロール、トリメチロー
ルエタンおよびトリメチロールプロパンであり、そして
更に高い官能性を有する適するヒドロキシ化合物にはエ
リスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビトールお
よびマンニトールがある。
【0008】適する酸(A2)は有機ジカルボン酸、お
よびカルボキシル基、スルホン酸基、スルフィン酸基、
ホスホン酸基およびホスフィン酸基より成る群から選択
される2つの酸基を持つ他の有機酸である。適する二塩
基酸は炭素原子数2〜40の直鎖状の、枝分かれしたま
たは脂環式二酸および芳香族−および脂肪族/芳香族−
混合二酸がある。適する二酸の例には蓚酸、マロン酸、
コハク酸、アジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸および
セバシン酸、二量体脂肪酸、例えば二量体オレイン酸お
よびエライジン酸および二量体化された天然に産する不
飽和脂肪酸の混合物がある。芳香族二酸の例には異性体
フタル酸、o−、イソ−およびテレフタル酸および2,
3−および2,6−ナフタレンジカルボン酸がある。
【0009】二酸の1〜10重量% 、好ましくは3〜6
重量% の割合を、少なくとも3つの塩基度を有する酸ま
たはそれの酸無水物(A4)、例えばトリメリット酸、
トリメシン酸、ピロメリット酸またはナフタレンテトラ
カルボン酸二無水物がある。適する有機ヒドロキシ酸
(A5)には、それぞれ水酸基およびカルボキシル基お
よび2〜20、好ましくは3〜12の炭素原子を持ちそ
して場合によってはラクトンとして使用することもでき
る脂肪族−および芳香族ヒドロキシ酸がある。例にはγ
−ヒドロキシ酪酸、δ−ヒドロキシバレリン酸、ε−ヒ
ドロキシカプロン酸、これらの酸のラクトン類、p−ヒ
ドロキシ安息香酸および2−ヒドロキシナフレン−6−
カルボン酸がある。本発明の目的のためには、1つ以上
の水酸基または酸基を持つ二次的な量のヒドロキシ酸も
使用することができる。1つの酸および1つの水酸基を
持つヒドロキシ酸の1〜20モル% は少なくとも1つの
酸基および少なくとも1つの水酸基を持ちそして両方の
種類の基の内の一方の種類が少なくとも2つの官能基が
存在しているヒドロキシ酸に交換するのが有利である。
【0010】成分(A6)は好ましくはそれぞれ2つの
水酸基、アミノ基またはカルボキシル基またはそれらの
塩、または水酸基、アミノ基およびカルボキシル基より
成る群から選択される2つの異なる基、および少なくと
も1つのスルホン酸基またはホスホン酸基を有してい
る。酸基の強い酸の一部または全部を中和してもよい。
適する化合物の例にはタウリン、グリコールスルホン酸
およびそれらの誘導体、特にエトキシル化スルホイソフ
タル酸およびスルホテレフタル酸、スルホコハク酸、4
−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ナフタレンスルホン
酸、4,5−ジヒドロキシ−2,7−ナフタレンジスル
ホン酸、2,5−ジアミノベンゼンスルホン酸、2,5
−ジヒドロキシ−1,4−ベンゼンジスルホン酸、2,
3−ジメルカプトプロパンスルホン酸、4−アミノ−5
−ヒドロキシ−1−ナフタレンスルホン酸および6,7
−ジヒドロキシ−2−ナフタレンスルホン酸およびそれ
らのアルカリ金属−、アンモニウム−およびアルカル土
類金属塩がある。ポリエステル中の化合物(A6)の量
は、得られるポリエステルが水溶性または水分散性であ
る様に調整する。水溶性ポリマーとは、25℃で飽和水
溶液が、溶解したポリエステルを少なくとも5重量% の
割合で含有することを意味する。水分散性ポリエステル
とは、分散したポリエステルを少なくとも5重量% の割
合で含有しそして室温で24時間貯蔵した後でも視認で
きる沈澱物を生じない水性分散物を生成するポリエステ
ルを意味する。
【0011】化合物(A7)は2つの第一−または第二
アミノ基を有しそしてそれの有機残基が脂肪族−、芳香
族−または芳香脂肪族である有機ジアミンである。ジア
ミンのモル量の10% まではトリアミンまたは更に高い
官能性のアミンに替えることがでる。線状の、環状のま
たは枝分かれした炭素原子数2〜40の脂肪族ジアミン
が好ましく、中でも第一ジアミンが特に有利である。適
する化合物の例には、エチレンジアミン、トリメチレン
ジアミン、テトラメチレンジアミン、1,6−ジアミノ
ヘキサン、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサン
ジアミン、イソホロンジアミン、シクロヘキサンジアミ
ン、1,3−および1,4−ビス(アミノメチル)−シ
クロヘキサンおよびTCD−ジアミンがある。アミノ基
が脂肪族炭素原子に結合する芳香脂肪族ジアミン類、例
えばm−およびp−キシリレンジアミンも同様に適して
いる。更に、この種のポリイミノアルキレン−アミン類
ではジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンお
よびテトラエチレンペンタミンが特に適している。
【0012】化合物(A8)はアミノカルボン酸、好ま
しくは1つのアミノ基および1つのカルボキシル基を持
つものである。線状のまたは枝分かれした脂肪族のω−
アミノカルボン酸、例えばβ−アミノプロピオン酸、γ
−アミノ酪酸、δ−アミノペンタノン酸およびε−アミ
ノヘキサノン酸が特に有利である。後者の3種類の酸は
それのラクタムの状態で有利に使用できる。
【0013】化合物(A9)は1つのアミノ基、好まし
くは第一アミノ基、および1つの水酸基を有しており、
これらの有利なモノヒドロキシモノアミン類の10モル
% までの量は1つより多い水酸基およびアミノ基を持つ
化合物に交換することができる。これらは合計して2〜
36個の炭素原子を有しそして単独でまたはそれらの混
合物として使用できる。第一アミノ基は脂肪族炭素原子
に結合しているのが有利である。適する化合物(A9)
の例にはエタノールアミン、ヒドロキシプロピルアミ
ン、1,3−ジアミノプロパノール、4−アミノ−1−
ブタノール、ジエタノールアミン、ジイソプロパノール
アミンおよびトリエタノールアミンがある。
【0014】ポリエステル(A)は溶融状態でまたは溶
液状態で公知の方法で縮合によって製造される。上記化
合物の反応性誘導性(例えば酸クロライド)を使用する
場合には溶液状態が特に適しているが、その他の状況で
は溶融状態で縮合するのが有利である。溶融状態での反
応は慣用の触媒、例えばアルカリ土類金属酸化物、遷移
金属塩および遷移金属酸化物、特にマンガン、チタン、
バナジウム、ゲルマニウムおよび錫の化合物によって促
進させることができる。
【0015】有利な方法では、縮合後に少なくとも1種
類のモノマー(B1)、(B4)または(B5)中にポ
リエステルを溶解する。必要とされる他のモノマーは、
重合開始前にまたは重合の間に添加する。ポリエステル
は化学量論量の塩基、または化学量論量の塩基の少なく
とも1%、好ましくは少なくとも5% 、特に好ましくは
少なくとも20% の塩基を添加することによって中和し
てもよい。使用できる塩基はアルカリ金属水酸化物、ア
ルカリ土類金属水酸化物またはアンモニアの水溶液、お
よび有機アミン類、例えばエタノールアミン、ジメチル
エタノールアミン、トリエチルアミン、トリエチルテト
ラミン、ジエチルアミンまたはN,N−ジメチルアミノ
プロピルアミンである。次に中和された、または部分的
に中和されたポリエステル(A)を水に溶解し、その際
に溶液中のポリエステルの重量割合は10〜70% 、好
ましくは20〜60% 、特に好ましくは30〜55% で
ある。化合物(A6)の塩をポリエステル(A)の合成
で使用する場合には、中和段階は省くことができる。こ
れによって、そうでなければ中和に使用されるアミンを
含まない分散物を得ることができる。
【0016】(B1)〜(B5)群から選ばれるモノマ
ーの混合物は、ポリエステルの溶液に一度に分散させ、
即ち開始剤を予めまたは同時にまたは後で添加する。し
かしながらモノマーの一部だけを水溶液中に分散させ、
開始剤の一部または全部を添加しそして残量のモノマー
混合物およびこの混合物と一緒にまたは別に他の開始剤
を連続的にまたは少量づつに分けて重合の過程で添加す
ることも可能である。モノマー混合物の調製物は、得ら
れるポリマーが化学的に不均一となるように変えること
も可能である。
【0017】別の有利な実施形態では、最初にポリエス
テル(A)を有機溶剤に溶解し、次いで少なくとも一部
のモノマーを添加しそしてこの混合物を水に分散させ
る。即ち、ここでのポリエステルは固体ポリマーとして
分離するのでなく、重縮合に続いて有機溶剤に溶解する
のに特に有利である。適する溶剤は適度な極性の非プロ
トン性−およびプロトン性溶剤、例えばN−メチルピロ
リドン、ブチルグリコールおよびメトキシプロパノール
がある。
【0018】最初に開始剤を水に溶解し、次いでポリエ
ステルおよびモノマーを一緒にまたは別々に溶液中に分
散させることも可能である。重合は、開始剤から遊離基
が適度な速度で生じる様な温度に溶液を加熱することに
よって開始する。重合の過程で、温度を上昇させてもま
たは下げてもよく、計量供給される開始剤の種類を変え
てもよい。これによって重合度が不均一であるポリマー
を広いまたは狭い重合度分布で製造することも可能であ
る。この目的のための重要なファクターは選択される温
度に依存する過酸化物またはアゾ開始剤の分解速度およ
びポリマー残基に別のモノマーが付加する速度に対する
生ずる遊離基の再結合反応速度である。
【0019】平均重合度は分子量調整剤、例えばメルカ
プタン類、例えばドデシルメルカプタンまたはヘキサン
ジチオールの添加によっても影響され得る。重合は水性
系で遊離基開始乳化重合に一般に使用される適当な開始
剤を用いて行う。かゝる開始剤は一般に水溶性の遊離基
形成性化合物、例えば過酸化水素、過酢酸、過安息香酸
およびペルオキソ二硫酸塩類、例えばペルオキソ二硫酸
カリウムまたは−アンモニウム、過燐酸塩、過炭酸塩お
よびヒドロペルオキシド類、例えば第三ブチル−ヒドロ
ペルオキシドがある。少なくとも1種類の(好ましくは
有機系の)還元剤と少なくとも1種類の過酸化物および
/またはヒドロペルオキシドより成る組み合わせ、例え
ば過硫酸ナトリウムとナトリウム−ホルムアルデヒドス
ルホキシレートまたは第三ブチル−ヒドロペルオキシド
およびヒドロキシメタンスルフィン酸のナトリウム塩ま
たは過酸化水素とアスコルビン酸の組み合わせがある。
他の適するレドックス触媒系の例にはクメン−ヒドロペ
ルオキシドとメタ亜硫酸水素ナトリウムまたは二酸化硫
黄と過硫酸アンモニウムまたはアスコルビン酸と第三ブ
チルヒドロペルオキシイドとの組み合わせがある。
【0020】重合媒体に溶解しそして金属成分が複数の
原子価状態で存在し得る少量の金属化合物も含有する上
記組合せ系、例えばアスコルビン酸/硫酸鉄(II)/過
酸化水素が有利であるが、その際にアスコルビン酸の替
わりにヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム、亜硫
酸ナトリウムまたは亜硫酸水素ナトリウムをそして過酸
化水素の替わりにペルオキソ二硫酸アルカリ金属塩およ
び/またはペルオキソ二硫酸アンモニウムもしばしば使
用される。水溶性鉄(II)塩の替わりに、バナジウム塩
または水溶性鉄塩とバナジウム塩との組み合わせがしば
しば使用される。
【0021】別の適する化合物にはアゾ化合物、例えば
4,4−アゾビス−(シアノペンタノ酸)がある。触媒
は一般に触媒として有効な濃度で使用する。この濃度は
一般に、分散物の重量を基準として0.01〜4.0重
量% の割合である。重合されるモノマーの総量を基準と
する遊離基開始剤系の重量割合は0.1〜2重量% であ
る。
【0022】特に有利な実施形態で使用される乳化重合
のために慣用される他の成分、例えばpH緩衝物質およ
び、本発明の酸基含有ポリマーAと並んで反応混合物中
で使用できる他の成分がある。かゝる成分には例えばp
Hの安定化に寄与するpH調整用塩、例えばNaHCO
3 、NaCO3 、酢酸ナトリウム、Na2 HPO4 およ
び他の燐酸塩、炭酸塩およびクエン酸塩がある。かゝる
添加物は、分散物の品質を害さない限り、分散物中に3
重量% までの割合で存在していてもよい。乳化重合を実
施する時、ポリマーの出発濃度を達成することの他に、
分散物の品質、特に透明度および粘度に関してのそれを
確実に制御するために1〜15重量% の割合の開始剤/
モノマー混合物を予備重合させるのが有利である(ポリ
マー粒子形成段階とポリマー粒子成長段階との間のつな
がりを中断する)。
【0023】モノマー(B1)はスチレン誘導体または
好ましくはスチレン自体である。非置換スチレンに5〜
50重量% の割合で添加できるアルキル化スチレンの
内、α−メチルスチレン、ベンゼン環にメチル基が結合
している種々のメチルスチレンが有利である。ビニルト
ルエンとも称される種々の異性体の市販混合物並びにエ
チルスチレン、ジメチルスチレンおよび第三ブチルスチ
レンが特に有利である。
【0024】モノマー(B2)は、上記のアクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸およびイソクロトン酸より成
る群から選択されるα,β−オレフィン性不飽和カルボ
ン酸のヒドロキシアルキルエステル、またはマレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸
およびメチレンコハク酸およびこれらの混合物より成る
群から選択されるα,β−オレフィン性不飽和ジカルボ
ン酸のビス(ヒドロキシアルキル)エステルがある。ア
ルキル残基中炭素原子数2〜8のヒドロキシアルキル−
アクリレートおよびヒドロキシアルキル−メタクリレー
ト、特にヒドロキシエチルアクリレートおよびヒドロキ
シプロピルアクリレートおよび−メタクリレートが有利
である。三価以上のアルコールとα,β−オレフィン性
不飽和カルボン酸とのモノエステル、例えばグリセロー
ル−モノ(メタ)アクリレートおよびトリメチロール−
モノ(メタ)アクリレートも適している。マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸およ
びメチレンコハク酸から選択されるα,β−オレフィン
性不飽和ジカルボン酸のビス(ヒドロキシアルキル)エ
ステルも適している。
【0025】成分(B3)にはオレフィン性不飽和モノ
マー、好ましくは炭素原子数4〜20、特に好ましくは
5〜15でそして少なくとも1つのカルボニル官能、即
ちアルデヒド基またはケトン基を持つ脂肪族オレフィン
性不飽和モノマー(B31)または少なくとも1つの第
一アミノ基またはヒドラジノ−またはヒドラジド基を持
つ脂肪族のオレフィン性モノ不飽和モノマー(B32)
がある。適するモノマー(B31)はジアセトンアクリ
ルアミド、ビニル−アセトアセテート、ビニルピルバー
ト(pyruvate)、アクロレイン、メタクロレイ
ン、クロトンアルデヒド、ビニルベンズアルデヒド、ア
ルキル基中炭素原子数1〜8のビニルアルキルケトン、
例えばビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニ
ルイソブチルケトン、ビニルアミルケトンおよび2−エ
チルヘキシル−ビニルケトン、プロピオンアルデヒド部
分の炭素原子の一方または両方の上で炭素原子数1〜4
のアルキル基によって置換されていてもよい3−ヒドロ
キシプロピオンアルデヒドのメタクリル酸−およびアク
リル酸エステル、および(メタ)アクリルアミドピバリ
ンアルデヒド、ジアセトン(メタ)アクリレート、アセ
トアセトキシエチル(メタ)アクリレート、および1,
4−ブタンジオール−モノ(メタ)アクリレートのおよ
び1,2−および1,3−プロパンジオール−モノ(メ
タ)アクリレートのアセトアセテート類がある。適する
モノマー(B32)は少なくとも1つの第一アミノ基を
持つビニルモノマー、例えばアミノエチルアクリルアミ
ドおよび他のアミノアルキル置換されたオレフィン性不
飽和カルボン酸のアミド類、アミノ置換スチレン類、お
よびアミノ置換(メタ)アクリレート類および脂肪族ア
ルコールと炭素原子数1〜8の脂肪族第一アミンとから
それぞれ誘導される(メタ)アクリルアミド類がある。
【0026】モノマー(B31)と(B32)との混合
物も使用できるが、両者を同時にではなく主として(B
31)または(B32)のモノマーを使用するのが有利
である。ヒドラジノ基を持つコポリマーは一般に、ヒド
ラジノ基が架橋する傾向を有しているので、ヒドラジノ
基を持つモノマーと他のビニルモノマーとを共重合して
直接的に得ることができない。かゝるコポリマーは酸ク
ロライド基またはエステル基を持つ官能性コポリマーと
ヒドラジンまたはそれのモノアルキル誘導体とをポリマ
ー類似の反応をさせることによって製造できる。官能性
コポリマーは例えば少量の(メタ)アクリル酸クロライ
ドまたはクトロニルクロライドと、(B1)、(B2)
および(B4)のグループから選択される他のビニルモ
ノマーとの共重合によって得られる。アルキル基中炭素
原子数1〜4の低級アルコールとα,β−オレフィン性
不飽和カルボン酸とから生じるエステル、例えばメチル
メタクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレ
ート等はヒドラジノリシス(hydrazinolys
is)に特に適している。
【0027】モノマー(B4)はα,β−オレフィン性
不飽和カルボン酸のアルキルエステルまたはα,β−オ
レフィン性不飽和ジカルボン酸のジアルキルエステルが
あり、その際それらのアルキル基は直鎖状でも、環状で
もまたは枝分かれしていてもよく、炭素原子数1〜2
0、好ましくは1〜12である。適する化合物の例には
アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン
酸および酢酸ビニルより成る群から選択される酸と、メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ
ノール、n−ブタノール、イソブタノール、第二−また
は第三−ブタノール、アミルアルコール、ヘキシルアル
コール、2−エチルヘキシルアルコール、ステアリルア
ルコールおよびパルミチルアルコールより成る群から選
択されるアルコールとのエステルおよび上記アルコール
とマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸ま
たはメサコン酸とのジエステルがある。
【0028】ポリマー(B)中の繰り返し単位の0〜約
30重量% 、好ましくは2〜25重量% がモノマー(B
5)から誘導される。モノマー(B5)は炭素原子数1
〜20の直鎖状の、枝分かれしたまたは環状の脂肪族モ
ノカルボン酸のビニルエステル、ビニルエーテル、ビニ
ルハライドおよびα,β−オレフィン性不飽和カルボン
酸のニトリルより成る群から選択される。適する化合物
には酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルブチラー
ト、カルボン酸中炭素原子数平均5〜20の、α−位で
枝分かれしている脂肪族モノカルボン酸のビニルエステ
ルがあり、例えば (R)Versatic Acid 5
または10(ビニルバーサテイト5およびビニルバー
サテイト10)の名称で市販されているもの、また塩化
ビニル、ビニルメチルエーテル、ビニルベンジルエーテ
ル、アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルがあ
る。
【0029】ポリマー(A)と(B)とより成る本発明
の分散物は20〜80重量% 、好ましくは30〜70重
量% の固形分含有量を有している。架橋剤(C)はモノ
マー中のまたは繰り返し単位(B3)中の官能基と反応
し得る少なくとも2つの反応性基を有している。架橋剤
の官能性はポリマー(B)の官能性を補完するために選
択するべきである。架橋剤の量は、架橋剤の反応性基の
モル量が官能性モノマーまたは繰り返し単位(B3)中
の反応性基のモル量の65〜130% 、好ましくは70
〜120% 、特に好ましくは85〜110%、なかでも
90〜100% である様に設定する。用いる架橋剤の種
類はポリマー(B)中の繰り返し単位(B31)または
(B32)の存在に左右される。ポリマー(B)がカル
ボニル−タイプの反応性基を有している場合には、架橋
剤(C1)はカルボニル基と反応する少なくとも2つの
基を持つものである。かゝる基は第一アミノ基、ヒドラ
ジノ基およびヒドラジド基より成る群から選択される。
適する化合物は、ヒドラジンそれ自身、アルキレンビス
ヒドラジン類、例えば1,2−ジヒドラジノエタンおよ
び1,4−ジヒドラジノブタン、炭素原子数2〜40の
脂肪族−または芳香族ジカルボン酸のジヒドラジド類、
カルボン酸−、蓚酸−、マロン酸−、コハク酸−、グル
タル酸−、アジピン酸−、ピメリン酸−およびスベリン
酸ビスヒドラジド類、シクロヘキサンジカルボン酸−ビ
スヒドラジド、フタル酸、イソフタル酸およびテレフタ
ル酸のビスヒドラジド類および二量体脂肪酸のビスヒド
ラジド類、および直鎖状の、枝分かれしたまたは環状ア
ルキレン残基の中の炭素原子数2〜40のα,ω−アル
キレンジミン類のビスセミカルバジド類および芳香族ジ
アミン類、例えば異性体のフェニレンジアミン類のビス
セミカルバジド類がある。比較的に高い官能性を有する
少量のヒドラジン化合物を使用することもできる(ヒド
ラジン化合物全量を基準として5重量% までの量)。か
ゝる化合物の例には芳香族トリカルボン酸のトリヒドラ
ジド類、例えばトリメリット酸−およびトリメシン酸
−、ニトリロトリ酢酸トリヒドラジド、ピロメリット酸
テトラヒドラジドおよびエチレンジアミンテトラ酢酸−
テトラヒドラジドがある。少なくとも2つのカルボニル
基を持つ架橋剤(C2)は、ポリマーがアミノ基または
ヒドラジノ基のタイプの官能基を有している場合に使用
される。適する化合物は炭素原子数2〜40、好ましく
は3〜20のジアルデヒド類およびジケトン類である。
3以上の官能性を有する少量(全カルボニル化合物の重
量を基準として5重量% まで)のカルボニル化合物も使
用できる。適するジアルデヒド類の例にはグリオキサ
ル、マロンアルデヒド、グルタルアルデヒドおよびコハ
ク酸アルデヒドがある。適するジケトン類にはアセチル
アセトン、アセトニルアセトンがある。そしてトリケト
ンの例にはジアセトンアルコールのジアセテートがあ
る。
【0030】得られる水性分散物は合成樹脂、金属、木
材、紙、板紙、多孔質基体、例えば皮革、織物、ウエブ
および鉱物性基体、石、タイル、磁器、石材製品または
コンクリートのための被覆剤のバインダーとして使用さ
れる。上記の基体のための接着剤も新規の分散物を用い
て調製できる。新規の分散物から製造される被覆剤は良
好な光沢および、水、酸、アルカリ性液および有機溶剤
に対して良好な耐久性を示す。この耐久性は公知の被覆
剤、例えば国際特許出願公開第94/01478号明細
書に記載されたものに比較して著しく改善されている。
【0031】以下の実施例によって本発明を更に詳細に
説明する。実施例中、酸価(AN)はDIN53402
に従って、1g の固形分を中和するのに必要とされるK
OHのmg数を測定する。DIN53240に従う水酸
基価は、問題の物質1g と同じ数の水酸基を持つ、問題
の物質(g)当たりのKOHのmg数を示している。
【0032】
【実施例】実施例1 :溶解したポリエステルの分散 350g のネオペンチルグリコール、130g のエチレ
ングリコール、80gのトリメチロールプロパン、32
0g のテレフタル酸、320g のイソフタル酸および5
0g のスルホイソフタル酸Na塩を、カラムおよび蒸留
ヘッドを備えたフラスコに導入しそして100℃を超え
るヘッド温度に加熱することがないように210℃にゆ
っくり加熱する。210℃で3時間後に、ポリマーの酸
価を測定する。酸価が10mg/gより小さい場合に
は、反応混合物を140℃に冷却しそして130g のア
ジピン酸を添加するが、さもなければ縮合を継続する。
温度を再びゆっくり210℃に高めそしてこの温度で1
時間にわたって約5kPa(50mbar)の減圧状態
とし、その後に反応容器を窒素でフラッシュ洗浄しそし
て反応混合物を金属製容器中に注ぎ込む。ポリエステル
のOH価は約60mg/gであり、酸価は約1mg/g
である。
【0033】得られるポリマー320g を予め導入し、
120℃に加熱しそして80g のブチルグリコールを添
加する。溶液が均一に成ったら直ちに90℃に冷却しそ
して600g の温水を攪拌下に添加し、次いで得られる
分散物を80℃に冷却する。この温度で0.06g のペ
ルオキソ二硫酸アンモニウムの水溶液を添加する。5分
後に初めて35g のスチレンと2g のジアセトンアクリ
ルアミドとのモノマー混合物を次いで1時間にわたって
一定の速度で計量供給し、その後で0.03gのペルオ
キソ二硫酸アンモニウムを添加し、そして攪拌を更に2
時間継続する。次にこの分散物を30℃に冷却しそして
0.9g のアジピン酸ジヒドラジドの水溶液添加する。
【0034】実施例2:溶解したポリエステルの分散 396g のネオペンチルグリコール、447g のエチレ
ングリコール、407g のテレフタル酸、533g の第
三ブチル−イソフタル酸および45g のスルホイソフタ
ル酸−Li塩を、カラムおよび蒸留ヘッドを備えたフラ
スコに導入しそして100℃を超えるヘッド温度に加熱
することがないように210℃にゆっくり加熱する。2
10℃で2時間後に、ポリマーの酸価を測定する。酸価
が10mg/gより小さい場合には、2時間、約3kP
a(30mbar)の減圧状態とし、そうでなければ縮
合を継続し、その後に反応容器を窒素でフラッシュ洗浄
しそして反応混合物を金属製容器中に注ぎ込む。N−メ
ルルピロリドンにポリマーを溶解した40% 濃度溶液の
粘度は700mPa.sであり、酸価は約5mg/gで
ある。
【0035】得られるポリマー320g を予め導入し、
120℃に加熱しそして80g のブチルグリコールを添
加する。溶液が均一に成ったら直ちに90℃に冷却しそ
して600g の温水を攪拌下に添加する。溶液が均一に
なったら直ちに90℃に冷却し、次いでこの分散物を8
0℃に冷却する。この温度で0.06g のペルオキソ二
硫酸アンモニウムの水溶液を添加する。5分後に初めて
35g のスチレン、15g のヒドロキシエチルメタクリ
レートおよび2g のジアセトンアクリルアミドより成る
モノマー混合物を、80℃で1時間にわたって一定速度
で攪拌下に計量供給し、その後で0.03g のペルオキ
ソ二硫酸アンモニウムを添加し、そして攪拌を更に2時
間継続する。次にこの分散物を30℃に冷却しそして
0.9g のアジピン酸ジヒドラジドの水溶液添加する。
【0036】実施例3:溶剤およびモノマーに溶解した
ポリエステルの分散 100g のエチレングリコール、520g のネオペンチ
ルグリコール、200g のトリメチロールプロパン、2
5g のラウリル酸、560g のイソフタル酸、100g
のイソノナン酸および50g のスルホイソフタル酸Li
塩を、カラムおよび蒸留ヘッドを備えたフラスコに導入
しそして100℃を超えるヘッド温度に加熱することが
ないように210℃にゆっくり加熱する。210℃で3
時間後に、ポリマーの酸価を測定する。酸価が10mg
/gより小さい場合には、210℃で2時間、約5kP
a(50mbar)の減圧状態とし、そうでなければ縮
合を継続し、その後に反応容器を窒素でフラッシュ洗浄
しそして反応混合物を金属製容器中に注ぎ込む。ポリエ
ステルのOH価は約85mg/gであり、酸価は約8m
g/gである。
【0037】得られるポリマー320g 、ブチルグリコ
ール80g 、ブチルメタクリレート20g 、メチルメタ
クリレート30g およびジアセトンアクリルアミド3g
を予め導入し、80℃に加熱する。溶液が均一に成った
ら直ちに攪拌下に600g の温水中に分散させ、次にこ
の分散物を60℃に冷却しそして0.27g の第三ブチ
ル−ヒドロペルオキシドおよび0.22g のアスコルビ
ン酸を水溶液の状態で添加する。
【0038】60℃で3時間攪拌した後に、更に0.0
8g の第三ブチルヒドロペルオキシドおよび0.08g
のアスコルビン酸を水溶液状態で添加しそして1時間、
攪拌を継続する。次にこの分散物を30℃に冷却しそし
て1.3g のアジピン酸ジヒドラジドを水溶液の状態で
添加する。実施例4 :水中への溶剤不含ポリエステルの分散 100g のエチレングリコール、240g のネオペンチ
ルグリコール、200g のテレフタル酸、285g のイ
ソフタル酸および60g のスルホイソフタル酸Na塩
を、カラムおよび蒸留ヘッドを備えたフラスコに導入し
そして120℃を超えるヘッド温度に加熱することがな
いように210℃にゆっくり加熱する。10mg/gよ
り小さい酸価が達成された後に、100mbarの減圧
状態としそして酸価が1mg/gより小さく酸価が低下
するまで、210℃に維持する。次に6kPa(60m
bar)の減圧状態としそして230℃に1時間維持
し、の後に反応容器を窒素でフラッシュ洗浄しそして反
応混合物を金属製容器中に注ぎ込む。ポリマーをN−メ
リルピロリドンに溶解した40% 濃度溶液の粘度は40
0mPa.sであり、酸価は約2mg/gである。
【0039】得られる400g のポリマーを、均一な溶
液として存在するまで95℃で850g の水に分散させ
る。この均一な溶液を80℃に冷却しそして0.1g の
ペルオキソ二硫酸アンモニウムと混合する。30g のグ
リコールメタクリレート、30g の第三ブチルメタクリ
レート、5g のイソボルニルメタクリレート、10gの
ヒドロキシエチルメタクリレートおよび5g のジアセト
ンアクリルアミドより成るモノマー混合物を75℃で3
時間にわたって一定速度で攪拌下に計量供給し、その後
に0.03g のペルオキソ二硫酸アンモニウムを添加し
そして更に2時間、80℃で攪拌続け、そして1.1g
のアジピン酸ジヒドラジドの水溶液を添加する。
【0040】実施例5:溶液としてのポリエステルの単
離および続く水への分散 300g のエチレングリコール、140g のネオペンチ
ルグリコール、385g のイソフタル酸および40g の
スルホイソフタル酸Li塩を、カラムおよび蒸留ヘッド
を備えたフラスコに導入しそして140℃を超えるヘッ
ド温度に加熱することがないように210℃にゆっくり
加熱する。酸価が10mg/gより小さくなった後で、
10kPa(100mbar)の減圧を210℃で、酸
価が1mg/gより小さく低下するまで維持する。3k
Pa(30mbar)の減圧状態とし、210℃に2時
間維持する。その後に反応容器を窒素でフラッシュ洗浄
し、反応混合物を150℃に冷却しそして更に冷却しな
がら160g のブチルグリコールに溶解する。N−メチ
ルピロリドンに固体ポリマーを溶解した40% 濃度溶液
の粘度は380mPa.sであり、酸価は約1mg/g
である。
【0041】200g の得られるポリマーを425g の
温水に95℃で、均一な溶液となるまで分散させる。こ
の均一な溶液を80℃に冷却しそして0.1gのペルオ
キソ二硫酸アンモニウムと混合する。3分後に初めて、
30g のスチレン、30g のグリシジルメタクリレー
ト、10g のヒドロキシエチルメタクリレートおよび5
g のジアセトンアクリルアミドより成るモノマー混合物
を次に攪拌下に75℃で一定の速度で4時間にわたって
計量供給し、その後に0.03g のペルオキソ二硫酸ア
ンモニウムを添加しそして攪拌を80℃で更に2時間継
続する。次に分散物を30℃に冷却しそして1.1g の
アジピン酸ジヒドラジドを水溶液の状態で添加する。
【0042】これらの実施例で得られる分散物の全てが
薄い塗膜厚(10〜40μm )でも、表面に欠陥のない
光沢のある塗膜をもたらす。架橋した塗膜(80℃で3
0分)は水、アルコール類、油脂類および家庭用洗浄剤
に対して耐久性がある。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)約10〜約90重量% の、繰り返し
    単位同志がカルボニルオキシ−ブリッジを介して結合し
    ており、その際このブリッジの80% まではカルボキシ
    アミド−ブリッジで交換されていてもよい、>300m
    Pa.sの溶液粘度(N−メチルピロリドンに溶解した
    40% 濃度溶液;25℃)を有する水希釈性ポリエステ
    ル;および (B)約90〜約10重量% の、下記の各繰り返し単位
    を下記重量比で持つビニルポリマー (B1)0〜約90重量% の、スチレンおよび/または
    各アルキル基中の炭素原子数が1〜10であるスチレン
    のモノ−またはポリアルキル化誘導体および/または、
    ヒドロキシスチレンおよびハロスチレン、例えば塩化
    −、シアノ−および臭化スチレンより成る群から選択さ
    れた置換スチレンから誘導される繰り返し単位、(B
    2)0〜約60重量% の、アクリル酸、メタクリル酸、
    クロトン酸またはイソクロトン酸の1種類以上のヒドロ
    キシアルキルエステル、またはマレイン酸、フマル酸、
    イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸およびメチレン
    コハク酸より成る群から選択されるα,β−オレフィン
    性不飽和ジカルボン酸の1種類以上のビス(ヒドロキシ
    アルキル)エステルから誘導される繰り返し単位、(B
    3)0.5〜約20重量% の、カルボニル官能を持つ1
    種類以上のビニルモノマー(B31)またはアミノ基、
    ヒドラジド−またはヒドラジノ基を持つ1種類以上のビ
    ニルモノマー(B32)から誘導される繰り返し単、
    (B4)0〜約90重量% の、α,β−オレフィン性不
    飽和カルボン酸の1種類以上のアルキルエステルまたは
    α,β−オレフィン性不飽和ジカルボン酸の1種類以上
    のジアルキルエステルから誘導される繰り返し単位およ
    び(B5)0〜約30重量% の、炭素原子数1〜20の
    直鎖状の、枝分かれしたまたは環式の脂肪族モノカルボ
    ン酸、ビニルエーテル、ビニルハロゲン化物およびα,
    β−オレフィン性不飽和カルボン酸のニトリルよりなる
    群から選択される他のビニルモノマーから誘導される繰
    り返し単位を記載の重量比で含むポリマー固形分および (C)カルボニル基と反応しそして第一アミノ基、ヒド
    ラジノ基およびヒドラジド基より成る群から選択される
    少なくとも2つの基を持つ架橋剤(C1)および少なく
    とも2つのカルボニル基を持つ架橋剤(C2)より成る
    群から選択される架橋剤;その際、架橋剤(C1)はビ
    ニルモノマー(B31)が使用される時に用いられ、そ
    して架橋剤(C2)はビニルモノマー(B32)が使用
    される時に用いられ、そして架橋剤の量は架橋剤(C)
    中の反応性基のモル量がポリマー中の繰り返し単位(B
    3)中の反応性基のモル量の65〜130% であるを含
    み、そしてビニルポリマー(B)がポリマー(A)の水
    溶液または水性分散物の存在下に遊離基開始乳化重合に
    よって製造される自己架橋性のポリマー水性分散物。
  2. 【請求項2】 分散物がポリマー(A)および(B)の
    固形分の重量を基準として20重量% までの割合の溶剤
    (S)を含有する請求項1に記載の自己架橋性のポリマ
    ー水性分散物。
  3. 【請求項3】 分散物が溶剤を含まない請求項1に記載
    の自己架橋性のポリマー水性分散物。
  4. 【請求項4】 ポリエステル(A)のグラフト幹部の上
    にモノマー(B1)〜(B5)から誘導されるグラフト
    枝部を持つグラフトポリマーを含有する、請求項1に記
    載の自己架橋性のポリマー水性分散物。
  5. 【請求項5】 ポリエステル(A)のカルボニルオキシ
    −ブリッジの80%までがカルボキシアミド−ブリッジ
    に交換されている請求項1に記載の自己架橋性のポリマ
    ー水性分散物。
  6. 【請求項6】 ポリエステル(A)が二官能性有機ヒド
    ロキシ化合物(A1)、二塩基性有機酸(A2)およ
    び、水酸基、カルボキシル基、アミノ基およびメルカプ
    ト基より成る群から選択される少なくとも2つの官能基
    および少なくとも1つのスルホン酸−またはホスホン酸
    基を持つ有機化合物(A6)を重縮合することによって
    得ることのできる請求項1に記載の自己架橋性のポリマ
    ー水性分散物。
  7. 【請求項7】 ポリエステル(A)を製造するために使
    用される出発物質が少なくとも3つの官能性を持つ有機
    ヒドロキシ化合物(A3)、少なくとも三塩基性である
    有機カルボン酸(A4)および有機ヒドロキシカルボン
    酸(A5)より成る群から選択される少なくとも1種類
    を含有する請求項4に記載の自己架橋性のポリマー水性
    分散物。
  8. 【請求項8】 化合物(A1)のモル量の80% までが
    有機ジアミン(A7)および/または第一−または第二
    アミノ基および水酸基を持つ有機ヒドロキシアミン類に
    交換されている請求項4に記載の自己架橋性のポリマー
    水性分散物。
  9. 【請求項9】 ジヒドロキシ化合物(A1)の1〜20
    重量% の割合が少なくとも3つの官能性を有するヒドロ
    キシ化合物(A3)に交換されている請求項4に記載の
    自己架橋性のポリマー水性分散物。
  10. 【請求項10】 ジカルボン酸(A2)の1〜20重量
    % の割合が少なくとも3つの塩基性を有するカルボン酸
    (A4)に交換されている請求項4に記載の自己架橋性
    のポリマー水性分散物。
  11. 【請求項11】 ビニルポリマー(B)が部分的にまた
    は完全に中和された、ポリエステル(A)水溶液または
    水性分散物中で遊離基開始乳化重合することによって製
    造されている請求項1に記載の自己架橋性のポリマー水
    性分散物。
  12. 【請求項12】 ビニルポリマー(B)がスチレンから
    誘導される繰り返し単位(B1)を有する請求項1に記
    載の自己架橋性のポリマー水性分散物。
  13. 【請求項13】 ビニルポリマー(B)がヒドロキシエ
    チルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、
    ヒドロキシプロピルアクリレートおよびヒドロキシプロ
    ピルメタクリレートより成る群から選択される1種類以
    上の化合物から誘導される請求項1に記載の自己架橋性
    のポリマー水性分散物。
  14. 【請求項14】 ビニルポリマー(B)がジアセトン−
    アクリルアミド、ビニルアセトアセテート、ビニルピル
    バート、アクロレイン、メタアクロレインおよびクロト
    ンアルデヒドより成る群から選択される1種類以上の化
    合物から誘導される繰り返し単位(B31)を有する請
    求項1に記載の自己架橋性のポリマー水性分散物。
  15. 【請求項15】 ビニルポリマー(B)が、脂肪族アル
    コールおよび炭素原子数1〜8の脂肪族第一アミンから
    それぞれ誘導されるアミノエチルアクリルアミドおよび
    アミノ置換された(メタ)アクリル酸エステルおよびア
    ミノ置換された(メタ)アクリルアミドより成る群から
    選択される1種類以上の化合物から誘導される繰り返し
    単位(B32)を有する請求項1に記載の自己架橋性の
    ポリマー水性分散物。
  16. 【請求項16】 ビニルポリマー(B)が、メチル(メ
    タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、2−
    エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ジメチルマレエ
    ートおよびジエチルマレエートより成る群から選択され
    る1種類以上の化合物から誘導される繰り返し単位を有
    する請求項1に記載の自己架橋性のポリマー水性分散
    物。
  17. 【請求項17】 ビニルポリマー(B)が、酢酸ビニ
    ル、プロピオン酸ビニル、ビニルバーサテート5および
    10、塩化ビニルおよび(メタ)アクリロニトリルより
    成る群から選択される1種類以上の化合物から誘導され
    る繰り返し単位(B5)を有する請求項1に記載の自己
    架橋性のポリマー水性分散物。
  18. 【請求項18】 用いるモノマー(B3)がカルボニル
    基を含有しており、そして架橋剤(C)がヒドラジン、
    コハク酸ビスヒドラジド、グルタル酸ビスヒドラジドお
    よびアジピン酸ビスヒドラジドより成る群から選択され
    る請求項1に記載の自己架橋性のポリマー水性分散物。
  19. 【請求項19】 ビニルポリマー(B)がアミノ基およ
    びヒドラジノ官能を持つ繰り返し単位を有しそして架橋
    剤(C)がグリオキサル、マロンアルデヒド、アセチル
    アセトンおよびアセトニルアセトンより成る群から選択
    される請求項1に記載の自己架橋性のポリマー水性分散
    物。
  20. 【請求項20】 ポリエステル(A)の合成のために化
    合物(A6)をそれのアルカリ金属塩、アルカリ土類金
    属塩またはアンモニウム塩の状態で使用し、その際にア
    ミンの添加による中和を行わない請求項6に記載の自己
    架橋性のポリマー水性分散物。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の自己架橋性のポリマ
    ー水性分散物を製造する方法において、モノマー(B
    1)〜(B5)より成る群から選択されるビニルモノマ
    ーの混合物を遊離基開始剤の存在下にポリマー(A)の
    水溶液または水性分散物中で重合することを特徴とす
    る、上記方法。
  22. 【請求項22】 ポリエステル(A)を、縮合後にN−
    メチルピロリドン、ブチルグリコールおよびメトキシプ
    ロパノールおよびそれらの混合物より成る群から選択さ
    れる溶剤中に溶解し、次に水中に分散させそして開始剤
    の一部または全部およびモノマーの一部または全部を添
    加しそして重合を開始し、その際に開始剤およびモノマ
    ーの残量は重合の間に計量供給する請求項21に記載の
    方法。
  23. 【請求項23】 被覆剤用のバインダーを製造するため
    に請求項1に記載の自己架橋性のポリマー水性分散物を
    用いる方法。
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