JPH1059546A - 門形リクレーマ - Google Patents

門形リクレーマ

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JPH1059546A
JPH1059546A JP22194196A JP22194196A JPH1059546A JP H1059546 A JPH1059546 A JP H1059546A JP 22194196 A JP22194196 A JP 22194196A JP 22194196 A JP22194196 A JP 22194196A JP H1059546 A JPH1059546 A JP H1059546A
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泰裕 白井
Shigeru Nishisako
茂 西迫
Nobuhito Iwamoto
信人 岩本
Hisaya Myojin
久也 明神
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、互いに隣合うパイル同志が密接
し、設置スペースが十分広くない貯炭場等にも対応でき
る門形リクレーマを提供することにある。 【解決手段】 本発明の門形リクレーマは、バラ荷10
1の山積み貯蔵用のパイル100を跨いで設けられる走
行式の門形構造体1と、門形構造体1の両脚部に昇降機
構2を介して両端部が支持され、かつ水平に昇降する昇
降桁5と、昇降桁5上に設けられる横行トロリ6と、横
行トロリ6上に支持され、昇降桁5の軸線まわりに回転
駆動するように設けられるバケットホイール7と、昇降
桁5上に設けられる水平搬送コンベヤ8と、一端を水平
搬送コンベヤ8の端部と接続し、他端を地上払出コンベ
ヤ10と接続して配置され、門形構造体1とともに移動
可能に設けられるバラ荷移載手段9とをそれぞれを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭、鉄鉱石等の
貯蔵用のパイルに設けられる門形リクレーマに関する。
【0002】
【従来の技術】石炭、鉄鉱石等の貯蔵場では、従来一般
的に図21、図22に示すようなリクレーマが使用され
ている。図21において、100は一般的な貯蔵パイ
ル、81は貯蔵パイル100に沿って軌道上を走行する
走行架台、82は走行架台81上に旋回可能に配設され
た旋回フレーム、83は旋回フレーム82上に中間部が
起伏動可能に軸支された起伏ブーム、84は起伏ブーム
83の先端に設けられたバケットホイール、85は起伏
ブーム83の後端に設けられたバランスウェイト、86
は起伏ブーム83と旋回フレーム82との間に配設され
たブーム起伏用のシリンダ、87は走行架台81の下方
に配置された地上払出コンベヤ、88は起伏ブーム83
上のコンベヤ、89は地上払出コンベヤ87の上方であ
って、走行架台81の下部に設けられたシュート、10
1は貯蔵パイル100上に山積みされたバラ荷である。
図21で示すリクレーマは、起伏ブーム83を旋回及び
起伏操作しながらバケットホイール84によって貯蔵パ
イプ100上のバラ荷101をすくい取り、このすくい
取ったバラ荷101を起伏ブーム83上のコンベヤ88
に渡して、コンベヤ88の後端からシュート89内に落
とし、地上払出コンベヤ87上に送出するようになって
いる。なお、旋回フレーム82を180°反転して旋回
させると、反対側の貯蔵パイル100aのバラ荷の払出
し作業を行うことも可能である。
【0003】図22で示すリクレーマは、断面逆三角形
状に形成されたパイル100等に適したタイプである。
したがって、このリクレーマは、非旋回型の走行架台9
1の支柱92の上部から起伏索93の操作で、先端側が
折り曲げられたスクレーパ型コンベヤ94を起伏可能に
支持して設け、スクレーパ型コンベヤ94の下面をバラ
荷101の山の上面に沿わせて、矢印のようにコンベヤ
94の下面でバラ荷101を掻寄せる方向へ巡回駆動す
ることにより当該バラ荷101を地上払出コンベヤ87
上へ払出すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図21
に示した従来のリクレーマは、後部側バランスウェイト
85が隣接する貯蔵パイル100a上に張出すため、隣
合うパイル100,100a相互間のリクレーマ設置
(据付け)スペースが十分広くない場合はバランスウェ
イ85の端部が隣接するパイル設備と干渉する可能性が
あり、隣接する他設備との配置上の都合により、その張
出し長さの制約を受けることになる。更にバラスウェイ
ト85の張出しを短くすると、バランスウェイト重量を
増やさなくてはならないため、重量増加につながり経済
的でない。しかも、バランスウェイト85を起伏ブーム
83に対して上側へ角度をつけて配設すると、多少後方
設備との取合いが楽になるが、リクレーマ全体のバラン
スが悪くなるという問題がある。
【0005】また、平らな幅の大きい貯蔵パイル100
に適用する際、パイル100の片側に1台のリクレーマ
を設ける場合は、全幅をカバーできるように起伏ブーム
83を長くする必要があり、一方、パイル100の両側
にリクレーマを設ける場合は、パイル100の両側から
払出しすることになるため、どちらも経済的でない。ま
た、狭い敷地面積により効率よく石炭等を貯蔵するた
め、図23に示すような半地下式のプール状のパイル1
00が使用されているが、この形式のパイル100の図
21に示すタイプのリクレーマを設けると、起伏ブーム
83と手前側のパイル側壁が接触干渉するため、プール
状パイル100の手前隅のバラ荷101aの部分をすく
い取ることが困難になり、払出し性に問題がある。
【0006】図22に示したリクレーマは、非旋回型で
片側の貯蔵パイル100のバラ荷101の払出しだけに
使用するが、底の平らな幅の大きいパイルに使用する場
合や、図23のような半地下式のプール状パイルに使用
する場合は、図21で示すタイプのリクレーマと同様の
問題を有するとともに、プール状パイル100に適用し
た場合にはバラ荷101のすくい取れない残量が著しく
多くなるという不具合がある。
【0007】本発明の目的は、上記従来の問題を解決
し、互いに隣合うパイル同志が密接し、設置スペースが
十分広くない貯炭場等にも対応できる門形リクレーマを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、バラ荷の山積み貯蔵用のパイル
を跨いで設けられる走行式の門形構造体と、前記門形構
造体の両脚部に昇降機構を介して両端部が支持され、か
つ水平に昇降する昇降桁と、前記昇降桁上に設けられる
横行トロリと、前記横行トロリ上に支持され、前記昇降
桁の軸線まわりに回転駆動するように設けられるバケッ
トホイールと、一端を前記水平搬送コンベヤの端部と接
続し他端を地上払出コンベヤと接続して配置され、前記
門形構造体とともに移動可能に設けられているバラ荷移
載手段をそれぞれ備えている。
【0009】また本発明は、前記荷移載手段を、門形構
造体の一方の脚部に固定支持しかつ側部を直接昇降桁上
の水平コンベヤ端または水平搬送コンベヤに接続したリ
フトコンベヤ端と上下に相対移動可能に接続し、下部を
地上払出コンベヤと接続して設けたシュート部により構
成している。
【0010】また本発明は、前記門形構造体の片側に走
行レールと平行に補助レールを設け、バラ荷移載手段
を、門形構造体の片側の走行レール及び補助レール上に
移動自在に支持した移動架台と、この移動架台上に下端
を地上払出コンベヤと接続して設けたシュートと、この
シュートと門形構造体上の水平搬送コンベヤ端又は水平
搬送コンベヤに接続したリフトコンベヤ端とを接続する
傾動コンベヤ端又は水平搬送コンベヤに接続したリフト
コンベヤ端とを接続する傾動コンベヤとにより構成して
いる。
【0011】また本発明は、前記横行トロリのフレーム
部に支持され、バケットホイールの下隅両側とホイール
リングの中央両端位置間に片側ずつバケット回転方向又
は逆方向へ振出移動可能な掻寄せ手段を備えている。
【0012】また本発明は、昇降桁上の水平搬送コンベ
ヤ、リフトコンベヤ、傾動コンベヤ、シュート部を含む
搬送系の何れか又は複数をシールベルト、遮蔽板等によ
り遮蔽構造に構成している。
【0013】また本発明は、前記シュート部の水平搬送
コンベヤ端乗込み側の側面を上下に移動可能なシールベ
ルトで遮蔽し、このシールベルトを水平搬送コンベヤ端
の板製カバーのフランジ上下端と接続し、水平搬送コン
ベヤの昇降移動にシールベルトを従動可能に構成してい
る。
【0014】本発明では、バケットホイールは横行トロ
リ上に支持され、昇降桁の昇降により該昇降桁と共に上
下移動し、横行トロリの横行によりパイルの全幅範囲を
幅方向に移動するとともに、リクレーマの走行によりパ
イルの全長さ範囲を長さ方向に移動して、昇降桁の軸線
まわりに回転駆動し、パイルの全範囲のバラ荷の払出し
を行う。従って、半地下形プール状パイルの場合にも、
両側の壁際までパイル上のバラ荷を漏れなく払出しでき
る。
【0015】また、パイルの長さ方向の端部位置では、
バケットホイールの横方向に対して後部側の掻寄せ手段
をパイルの端壁の下隅に振出した状態で横行させると、
バケットホイールに掛からない下隅のバラ荷が掻寄せ手
段で掻崩されて、バケットホイールによりすくい上げら
れることになるから、パイルの壁下隅のバラ荷を最大限
度までバケットホイールのバケットにて払出しできる。
そしてバケットホイールがすくい上げたバラ荷は、昇降
桁上の水平搬送コンベヤに渡され、この水平搬送コンベ
ヤからリフトコンベヤを介し又は介さないで、直接シュ
ート部内へ、又は傾動コンベヤを経てシュート部内へ投
下され、シュート部下部のインパクトローラとトリップ
係合する地上コンベヤ上に払出される。
【0016】また、バケットホイールから横行トロリ上
のシュートを経て水平搬送コンベヤ上に投下するバラ荷
は、横行トロリの横行範囲内で水平搬送コンベヤ側部の
壁と壁上部及びバケットホイールの頂部をトリップして
覆うシールベルト等により遮蔽され、粉塵の飛散が防止
される。同様に、水平搬送コンベヤ端と門形構造体に固
定支持されたシュートとの接続部は、水平搬送コンベヤ
端又はリフトコンベヤ端の上下左右を覆うトンネル型の
鋼板製カバーに接続して上下に連動するシールベルト等
により遮蔽され、外部への粉塵の飛散が防止されるとと
もに、水平搬送コンベヤは任意高さでシュートへ接続さ
れ、該水平搬送コンベヤ上のバラ荷を払出しできる。
【0017】また、移動架台上にシュートを支持して従
動させる構成では、昇降桁を低い高さに下げてバラ荷の
払出し運転をする時にも、水平搬送コンベヤ又はリフト
コンベヤ及び傾動コンベヤを経て比較的高い位置でシュ
ート上へバラ荷を投入し得るから、シュートを平行に配
置した2ラインの地上払出コンベヤ上に切換えて払出す
ように構成できる。
【0018】また、昇降桁上で水平搬送コンベヤ端に接
続してリフトコンベヤを設ける場合は、昇降桁をパイル
底面近くへ下げられるため、バケットホイールの径を小
さくでき、これによって横行トロリの重量を軽減し、昇
降桁の軽量化が可能になる。またパイルが深い場合は、
バケットホイールを小さくできないが、バケットホイー
ル径を大きくすることにより、一層深いプール状パイル
にも使用できる。
【0019】また、バケットホイールのすくい上げ側及
びその反対側の下隅両側面に対峙して振出し及び引込み
可能な掻寄せ手段を設けたことによって、半地下式プー
ル状パイルの長さ方向の端部の残荷を最少にしてリクレ
ーマによるバラ荷の払出しが可能になった。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0021】(第一実施例)図1は、本発明の第一実施
例にかかる門形リクレーマの全体正面図、図2は図1の
II〜II矢視の側面図である。図1及び図2において、1
00は一定深さの半地下式のプール状に形成された貯蔵
用パイル、101はパイル100上に山積みされたバラ
荷である。1は前記パイル100を跨いで設けられる自
走式の門形構造体であり、この門形構造体1は剛脚1
a、揺脚1b、主桁1c、走行装置1dを備えている。
なお、この門形構造体1では両方の脚が剛脚であっても
よい。
【0022】2は門形構造体1の剛脚1a及び揺脚1b
にそれぞれ装備した巻上装置3とカウンタバランス装置
4とで構成される昇降機構、5は両端部を前記昇降機構
2に接続することによって水平に支持される昇降桁、6
は昇降桁5上に設けられる横行トロリ、7は横行トロリ
6上に支持され、昇降桁5の軸線まわりに回転駆動する
ように設けられるバケットホイール、8は昇降桁5内の
ほぼ全長に設けられる水平搬送コンベヤ、9は門形構造
体1の剛脚1aの外側に縦方向に固定支持されるバラ荷
移載手段であり、このバラ荷移載手段9は、側部を水平
搬送コンベヤ8の端部と接続しかつ下端を地上払出コン
ベヤ10に接続することにより、シュート部単体で構成
されている。
【0023】図3は図1のIII 〜III 矢視の平面図、図
4は図3のIV〜IV矢視の側面図、図5は図4のV部の拡
大図、図6は図3のVI部矢視の拡大断面図である。図3
及び図4において、昇降桁5は落荷床5aを備えたほぼ
断面U字形の桁構造体であり、U字形の左右両側の壁5
bの上端面には横行レール11がそれぞれ設けられてい
る。また、昇降桁5の一方の壁5bの上端外側面には横
行用のラック軌条12が設けられ、落荷床5a上の中央
には水平搬送コンベヤ8が設けられている。なお、この
昇降桁5には、後述する第二実施例(図16)に示すリ
フトコンベヤを併設する構成を適用してもよいものであ
る。
【0024】横行トロリ6は、横行レール11上に車輪
6bを介して横行可能に支持される台車部6aを有して
おり、図4及び図5で示すように、一対の横行モータ1
3の駆動ギヤ14をラック軌条12に噛合させて正逆に
横行するように構成されている。また、横行トロリ6
は、台車部6aから下方へ昇降桁5を巻くように延びる
一対のフレーム部6cを有し、これら台車部6a及びフ
レーム部6c上に設けた複数個の支持ローラ15で、バ
ケットホイール7のリングフレーム7aの内周面を回転
可能に支持し、かつリングフレーム7aの前部のバケッ
トすくい上げ側をガイドリング15aによりガイドして
いる。なお、横行トロリ6の台車部6aの中央部にはシ
ュート6dが配設されている。
【0025】バケットホイール7は、リングフレーム7
aの外周面に間隔をおいて固着されている複数個のバケ
ット7bを有し、各バケット7bの受口側のリングフレ
ーム7aの外周面には荷落とし用の開口7cが設けられ
ている。また、バケットホイール7は、図4及び図6で
示すように、リングフレーム7aの外側面に外歯又は内
歯のリングギヤ16を備えており、横行トロリ6上のバ
ケットホイール用モータ17の駆動ギヤ18を前記リン
グギヤ16に噛合させることにより、図4中の矢印で示
す時計回りに調節された速度で回転駆動するように構造
されている。
【0026】次に、図7及び図8は、図2における昇降
機構2の巻上装置3と、カウンタバランス装置4の実施
例を示す斜視図である。図7において、上記巻上装置3
は、図1中の剛脚1a側及び揺脚1b側に配設された一
対のドラム20と、各ドラム20に一端部を巻付けて繋
着し、剛脚1a及び揺脚1bの下部シーブ22及び上部
シーブ23、24、25を経て、各4枚の上下のシーブ
ブロック26、27に巻回し、他端部を相互に反対脚側
と交差してイコライザビーム28の対向端に繋着して取
付けられた4本の巻上ワイヤ21とにより構成されてい
る。そして、巻上装置3の下部シーブブロック27は、
昇降桁5の両端部に固定され、他のシーブ22〜25、
シーブブロック26及びドラム20は図1中の脚部1
a、1bの上部に固定配置されている。
【0027】また、図8において、図2中のカウンタバ
ランス装置4は、昇降桁5の左右両端に固定配置される
4個のイコライザビーム30a〜30dの各対称端に端
部を繋着したバランスワイヤ31を備えている。しか
も、カウンタバランス装置4は、バランスワイヤ31を
図1中の剛脚1a及び揺脚1b上の固定シーブ32〜3
3を経てカウンタウェイト34上の2個の固定シーブ3
5に無端状に掛回し、剛脚1a及び揺脚1bの各側でカ
ウンタウェイト34上の各々の固定シーブ35を昇降桁
5の左右のイコライザビーム30a、30b及び30
c、30dにより支持して構成されている。カウンタウ
ェイト34は、図1で示すように、剛脚1a及び揺脚1
bの傾斜面に設けた図しないガイド部内を上下に滑り移
動可能に支持され、巻上装置3による昇降桁5の昇降移
動に応じて上下移動するよう構成されている。
【0028】次に、図9は図1中の昇降桁5上に設けら
れる水平搬送コンベヤ8の防塵構造の実施例を概略的に
示す正面図、図10は図9のX〜X矢視の横断面図であ
る。図9及び図10において、36は水平搬送コンベヤ
8の図1の揺脚1b側端に配置される駆動プーリ、37
は図1の剛脚1a側端に配置されるヘッドプーリ、38
はコンベヤベルトの下側中間部に設けられるベルト張力
調節部、8aはコンベヤベルト、8bはコンベヤベルト
の支持ローラ、8cはコンベヤベルトの押えローラ、3
9は水平搬送コンベヤ8の支持フレームを兼ねる両側部
の遮風板、40は遮風板39の上部を覆って横行トロリ
6の移動範囲内に張設されるシールベルト、41は横行
トロリ6上に門形に配置して設けられるシールベルト4
0のトリップローラ、42は水平搬送コンベヤ8のヘッ
ドプーリ37側の端部をバラ荷移載手段9(シュート部
9a)と接続するために設けられる防塵接続箱(後述す
る)である。なお、この防塵接続箱42は、水平搬送コ
ンベヤ8の端部に図16で示すようなリフトコンベヤを
設けた時には、このリフトコンベヤの端部に取付けられ
る。
【0029】ところで、トリップローラ41を経由して
迂回したシールベルト40のトロリ6両側の隙間と、遮
風板39の図1の揺脚1b側の端部開口、およびシール
ベルト40のヘッドプーリ37側の端部とコンベヤベル
ト8aとの間の隙間は、図示しないがそれぞれカーテン
ゴムおよびカバーを設けて粉塵の吹出しを防止してい
る。
【0030】次に、図11は図1のバラ荷移載手段9の
部位を拡大して防塵構造の実施例を概略的に示す正面
図、図12は図11のXII 〜XII 矢視の平面図、図13
は図11のXIII〜XIII矢視の側面図、図14は図11の
XIV 〜XIV 矢視の側面図である。図11、図12及び図
14において、バラ荷移載手段9は、水平搬送コンベヤ
8との対向側を開口部43aとした断面コ字形の壁を備
えている本体部43を有している。また、バラ荷移載手
段9は、本体部43の対向する側壁間に設けられた複数
段の傾斜ガイド板44と、奥壁に設けられた複数段の棚
板45と、下端に地上払出コンベヤ10上と対向すべく
設けられた払出口46とからなるシュート部9aの単体
で構成されている。しかも、払出口46には、落下する
バラ荷101の衝撃吸収用のインパクトバー47と、荷
揃え用のバッフルプレート48と、地上払出コンベヤ1
0のベルトの一定長さ部分を支持するインパクトローラ
49とが配設されている。
【0031】また、図11において、50は本体部43
の奥壁の外側に設けられた上下にトンネル状のシールベ
ルトカバー、51は本体部43の開口43a側の縁に相
互に対向して設けられた縦方向の溝形ガイド、52は本
体部43の上部に配置された複数のガイドローラ53を
経由してシールベルトカバー50内、インパクトローラ
49の下側、溝形ガイド51内及び本体部43の上側を
無端状に回動するように設けられた無端シールベルトで
ある。
【0032】図11及び図13において、無端シールベ
ルト52は、溝形ガイド51内の位置で、水平搬送コン
ベヤ8のヘッド端に取付けられた防塵接続箱42の上下
フランジ端と接続し、防塵接続箱42の縦のフランジ端
が溝形ガイド51内に係合して移動できるように構成さ
れている。また、水平搬送コンベヤ8のヘッドプーリ3
7の端部は、防塵接続箱42内の開口42aを通って本
体部43の内部へ突出して配置され、開口42aの隙間
はカーテンゴム42bで遮蔽されている。したがって、
防塵接続箱42は、図1中の昇降桁5の昇降移動ととも
に上下に移動し、この防塵接続箱42の移動に無端シー
ルベルト52が従動してバラ荷移載手段9の開口側側面
の遮蔽が保持されているようになっている。図15はパ
イル100に山積みされたバラ荷101の端位置に上述
のリクレーマを移動させ、バケットホイール7の駆動で
バラ荷101の払出しを開始した状態を示す側面図であ
る。なお、上述したシュート部9aは、図11〜図14
に示すような無端状のシールベルト52を設ける代わり
に、水平搬送コンベヤ8の端部と対向する面を鋼壁と
し、この鋼壁面に、図15で示す3段のバケットホイー
ル掘削高さでの水平搬送コンベヤ8の端高さ位置と対応
して単にバラ荷受入用開口を設ける構成としてもよいも
のである。
【0033】上述した構成リクレーマを使用して、図1
中のパイル100上に山積みされたバラ荷101の払出
し運転の要領を以下に説明する。図1中に示したリクレ
ーマの門形構造体1を走行装置1dの駆動でバラ荷10
1の払出開始位置(例えば図15で示すパイル100の
長さ方向の端位置)へ移動させ、昇降機構2の駆動で昇
降桁5を昇降させるとともに、バケットホイール7をバ
ラ荷101の山の高さの端位置に合わせてセットする。
次いで、バケット7bを一定の噛込み深さに保ち、バケ
ットホイール7を前側すくい上げ方向に回転駆動させな
がら横行トロリ6を昇降桁5の一端から他端へ一定速度
で横行移動させる。そして、横行トロリ6が昇降桁5の
他端部に達すると、バケット7bの噛込み深さ分だけリ
クレーマを前進させるとともに、横行トロリ6を反対方
向へ横行移動させ、しかる後前述と同様の操作を繰返し
て行く。
【0034】このパイル100上のバラ荷101のすく
い出し運転中、バケットホイール7は、パイル100の
側壁と平行な垂直面内で回転するから、バケットホイー
ル7は横行トロリ6のフレーム部6cを両側のパイル側
壁付近まで十分に幅寄せでき、パイル壁際のバラ荷10
1を最大限に払出すことが可能になる。門形リクレーマ
が走行移動する時、図1中の剛脚1a側に位置するバラ
荷移載手段9の下端は、図14のように地上払出コンベ
ヤ10のベルト10aにインパクトローラ49でトリッ
プ係合しながら移動する。この操作で、バケットホイー
ル7は、図15中に示す位置で昇降桁5のほぼ軸線まわ
りに回転してバケット7bによりバラ荷101をすくい
取る。すくい取られたバラ荷101は、昇降桁5の真上
の位置で図4に示すようにバケット7b内から横行トロ
リ6上のシュート6d内に投下され、このシュート6d
から下方の水平搬送コンベヤ8上に渡される。
【0035】そして、水平搬送コンベヤ8の剛脚1a側
への水平送り運転により、該水平搬送コンベヤ8上のバ
ラ荷101は、ヘッドプーリ37端から図1及び図9で
示すように剛脚1a側のシュート部9a内に投入され
る。シュート部9a内へ投入されたバラ荷101は、図
11で示すように、シュート部9a内を傾斜ガイド板4
4の傾斜面に沿って流れ、棚板45及び奥の壁面との衝
突を繰り返しながら蛇行して下部の払出口46へ落下
し、図14に示したインパクトバー47で衝撃を吸収し
ながら、バッフルプレート48で幅寄せし、インパクト
ローラ49上を移動する地上払出コンベヤ10のベルト
10a上へ渡されて行く。
【0036】一方、図1中の昇降桁5上で横行トロリ6
が横行移動する時、水平搬送コンベヤ8上に張設した図
9中のシールベルト40は、横行トロリ6上のトリップ
ローラ41を経て迂回移動するため、この位置でバケッ
トホイール7からトロリ6のシュート6d及び水平搬送
コンベヤ8上に投下するバラ荷101により粉塵が発生
する。しかし、発生した粉塵は、水平搬送コンベヤ8の
両側の遮風板39と前記シールベルト40との各隙間部
等に設けたカーテンゴム及びカバー(図示せず)によっ
て遮蔽され、外部への放出が防止される。また、図1中
の昇降桁5が昇降移動する時、水平搬送コンベヤ8のヘ
ッドプーリ37端の図9中に示す防塵接続箱42は、無
端シールベルト52とともにシュート部9aの溝形ガイ
ド51内を移動し、水平搬送コンベヤ8のヘッドプーリ
37端が防塵接続箱42の図13に示す開口42a内に
位置するから、水平搬送コンベヤ8上のヘッドプーリ3
7端よりシュート部9a内へバラ荷101が投入され
る。このため、シュート部9a内で発生する粉塵も常
時、図11中の無端シールベルト52と防塵接続箱42
及び該防塵接続箱42内の開口42aに設けた図13中
のカーテンゴム42bにより遮蔽され、外部への放出が
防止される。
【0037】したがって、このような構成の門形リクレ
ーマによれば、比較的幅の大きい山積貯蔵用のパイル1
00においても、図21で示す従来のブームタイプのリ
クレーマや、図22で示す従来のスクレーパタイプのリ
クレーマに比べて、ブーム長さを長くすることによるバ
ランスウェイトの重量増加や、ブーム長さを延ばすこと
に伴うバランスウェイト側ブームによる隣接する他の設
備との干渉問題も解消し、リクレーマ設置用の敷地面積
も減少して設備費を軽減することが可能になる。また、
半地下式のプール状パイル100においても、該パイル
100の側壁際のバラ荷100を効率良く払出しするこ
とができるようになる。また、払出し運転がシンプルに
なり、無端シールベルト52を併用する遮蔽構造で効率
良く粉塵の飛散を防止できるとともに、水平搬送コンベ
ヤ8からシュート部9aへのバラ荷101の乗継ぎを任
意の高さで行うことができる。
【0038】(第二実施例)図16は、本発明の第二実
施例にかかる門形リクレーマの全体正面図、図17は図
16のXVII〜XVII矢視の側面図、図18は図17のXVII
I 〜XVIII 矢視の背面図である。この実施例は、門形構
造体の構成、昇降桁の構成、昇降桁上のコンベヤ搬送系
の構成、及びバラ荷移載手段の構成を変更した場合であ
る。図16〜図18において、リクレーマの門形構造体
1は、一対の剛脚1a、1a′と、主桁1cと、補強ブ
レース1eと、走行装置1dとで構成されている。また
剛脚1a、1a′の一方は揺脚でもよい。
【0039】昇降桁65は、両端部を外側へ向けて上方
に傾斜させた段形部65aにし、該段形部65aを中間
水平部65bよりも高くして構成されており、第一実施
例と同様の昇降機構2(巻上装置3とカウンタバランス
装置4)を介し両端部が門形構造体1の剛脚1a、1
a′部に水平状態で支持されている。66は昇降桁65
の一方の剛脚1a側の端部外側に張出して設けられたコ
ンベヤ支持台、67はコンベヤ支持台66上から昇降桁
65の中間水平部65bの端にかけて設けられたリフト
コンベヤ、68はリフトコンベヤ67の遮蔽カバーであ
り、水平搬送コンベヤ8は、昇降桁65の中間水平部6
5bに設けられ、一端がリフトコンベヤ67と接続され
ている。なお、リフトコンベヤ67を別個に設ける代わ
りに、水平搬送コンベヤ8の端部を外側へ向けて上方に
傾斜させ、第一実施例と同様にしてコンベヤ支持台66
上へ延長させた構成にしてもよい。
【0040】70は昇降桁65の一方の剛脚1aの外側
であって、剛脚1a側のレールと平行に間隔を置いて設
けられた補助レール、10′は補助レール70の両側に
設けられた2列の地上払出コンベヤ、69はリフトコン
ベヤ67又はリフトコンベヤを兼ねる水平搬送コンベヤ
8端の張出し端と2列の地上払出コンベヤ10′との間
を接続するように設けられた分離形のバラ荷移載手段で
ある。
【0041】バラ荷移載手段69は、剛脚1aのレール
と補助レール70に跨がって配置され、移動自在に構成
された移動架台71を有しており、該移動架台71は連
結材74を介し門形構造体1に連結されている。すなわ
ち、バラ荷移載手段69は、この移動架台71上に固定
支持され、下端が二股状に形成されている排出口により
2列の地上払出コンベヤ10′に図14と同様の構成で
接続された排出口切換え式のシュート72と、一端が移
動架台71のシュート72上に上下回動可能に軸支さ
れ、他端がコンベヤ支持台66の下部に上下回動可能に
かつ長さ方向に摺動可能に軸支された傾動コンベヤ73
とで構成されている。
【0042】水平搬送コンベヤ8、リフトコンベヤ6
7、傾動コンベヤ73、及びシュート72の入口は、図
9〜図10に示した水平搬送コンベヤと同様に構成し
て、遮蔽構造を持たせることも可能である。その他の構
成は、第一実施例と同様である。また、上述した第二実
施例の構成の内、昇降桁65の構成、昇降桁65上に設
けられる搬送コンベヤ系の構成は、前述した如く、その
まま第一実施例中の昇降桁5に代えて組合わせれば適用
することが可能である。逆に、第一実施例の昇降桁の構
成を第二実施例中に組合わせて適用することも可能であ
る。
【0043】この実施例では、リクレーマの払出し運転
に際して門形構造体1の走行移動とともに連結材74を
介して移動架台71が従動移動し、昇降桁65の昇降と
ともに昇降桁65の一方の剛脚1a側のコンベヤ支持台
66に軸支された傾動コンベヤ73の端部が長さ方向に
摺動しながら上下に移動する。バケットホイール7でパ
イル100上からすくい上げたバラ荷101は、昇降桁
65上の水平搬送コンベヤ8からリフトコンベヤ67を
通り、又は第一実施例と同様に延長されたリフトアップ
部を持つ水平搬送コンベヤ8の延長端から直接、傾動コ
ンベヤ73へ渡される。
【0044】昇降桁65がパイル100の底をさらう運
転時の高さに位置するとき、昇降桁65の段形部65a
によってコンベヤ支持台66と地上払出コンベヤ10′
との間に一定の高さ間隔が維持され、この間隔内でリフ
トコンベヤ67又は水平搬送コンベヤ8の延長端からコ
ンベヤ支持台66の下側の傾動コンベヤ73上にバラ荷
101が渡され、傾動コンベヤ73の他端からシュート
72内に投入される。
【0045】リフトコンベヤ67を使用し、又は水平搬
送コンベヤ8に上方へ傾斜させた延長部を形成し、バラ
荷移載手段69側との接続高さを高くすることによっ
て、昇降桁65とバケットホイール7の地表から下への
降下量を相対的に大きくとることが可能になり、より深
さの大きいプール状パイル100への適用が可能になる
という効果が得られる。また、プール深さが大きくない
場合は、第一実施例に比べてバケットホイール径を小さ
くすることができ、昇降桁65を軽量化できる。シュー
ト72内のバラ荷101は、二股の排出口の何れか側に
切替えガイドで切換え、2列の地上払出コンベヤ10′
の何れか側に払出すことができる。その他の作用と効果
は、第一実施例と同様である。
【0046】(第三実施例)図19は第一実施例で使用
したバケットホイール7の図4に対応する他の実施例の
側面図、図20は図19のXX〜XX矢視の正面図である。
図19及び図20のおいて、この実施例は、図4に示し
たバケットホイール7の下部両側面に対峙させて配置さ
れ、かつ横行トロリ6のフレーム部6cの下部に支持さ
れているバラ荷掻寄せ手段75を追加して設けることに
より構成されている。
【0047】バラ荷掻寄せ手段75は、フレーム部6c
の下部水平材の下面に厚幅の2本のリンク片75cで平
行リンク移動可能に支持された一定長さの厚幅のビーム
75aと、このビーム75aのバケットホイール7のす
くい上げ側へ向って片寄った半分長さ位置に下方向へ突
設された矩形の掻崩し板75bと、フレーム部6cの下
部水平材の下面および1つのリンク片75cの相互間に
接続して設けられた駆動シリンダ75dとで構成されて
いる。したがって、バラ荷掻寄せ手段75は、駆動シリ
ンダ75dの伸縮駆動により、矩形の掻崩し板75bが
図19の実線位置と鎖線位置75′(バケットホイール
7のすくい上げ側の下隅位置)との間に、片側ずつ独立
して振出し又は引込みできるようになっている。また、
図示しないが、この掻崩し板75bは、バケットのすく
い上げ側の下隅だけでなく、反対側のバケット下降側の
下隅にも振出し可能に設けることができる。
【0048】図19のようにバケットホイール7が、パ
イル100の床面高さのバラ荷101を払出し運転して
パイル100の最前端に達したとき、バケットホイール
7だけのすくい上げ回転では、パイル100の前壁の下
隅部に符号101eで示す払出し不能な大量のバラ荷の
残量が発生する。この位置でバケットホイール7を図2
0の矢印で示すように左方向へ横行してバラ荷101e
の払出し運転をするとき、バケットホイール7の進行方
向に対し後部側のバラ荷掻寄せ手段75を振出し位置7
5′に送り出して保持する。この状態で、バケットホイ
ール7を左右へ横行させると、矩形の掻崩し板75bが
符号101eで示す残荷の裾部分を掻いて残荷を崩し落
とす。崩し落とされた残荷はバケットホイール7のバケ
ット7bにすくい取られるため、バラ荷101の残量が
符号101gで示す最少量まで減少し、リクレーマによ
る払出し量が高められる。
【0049】なお、本発明は上述した実施の形態の各実
施例に限定されることなく、請求の範囲に記載する範囲
で種々の設計変更を行うことができるものである。
【0050】
【発明の効果】以上要するに本発明の門形リクレーマ
は、バラ荷の山積み貯蔵用のパイルを跨いで設けられる
走行式の門形構造体と、前記門形構造体の両脚部に昇降
機構を介して両端部が支持され、かつ水平に昇降する昇
降桁と、前記昇降桁上に設けられる横行トロリと、前記
横行トロリ上に支持され、前記昇降桁の軸線まわりに回
転駆動するように設けられるバケットホイールと、前記
昇降桁上に設けられる水平搬送コンベヤと、一端を前記
水平搬送コンベヤの端部と接続し他端を地上払出コンベ
ヤと接続して配置され、前記門形構造体とともに移動可
能に設けられるバラ荷移載手段とで構成しているので、
従来のブームタイプのリクレーマの構成部が隣接する他
の設備やパイル上へ張出すことによる干渉問題、ブーム
を長くすることによりバランスウェイトが増加する問
題、更に従来のブームタイプ及びスクレーパタイプのリ
クレーマが、1パイルに2台のリクレーマを必要とする
問題、半地下式のプール状パイルで大量の払出し不能な
残荷を発生する問題をすべて解消し、幅の広い大型パイ
ル及び半地下式プール状パイルの全域を1台でかつ残量
少なくバラ荷の払出し運転をすることが可能となり、こ
れによってリクレーマの設置に必要な敷地と設置台数を
減少できるとともに、重量を軽減できる。
【0051】また、本発明の門形リクレーマは、バラ荷
移載手段を、門形構造体の一方の脚部に固定しかつ側部
を直接水平搬送コンベヤ端又は水平搬送コンベヤに接続
した昇降桁上のリフトコンベヤ端と上下に相対移動可能
に接続し、下部を地上払出コンベヤと接続して設けたシ
ュート部により構成しているので、リクレーマの構成を
コンパクトにかつ運転をシンプルにし、より深さの大き
いプール状パイルに使用できるとともに、昇降桁の重量
を軽減できる。
【0052】また、本発明の門形リクレーマは、バラ荷
移載手段を、門形構造体に従動する別個の移動架台上に
設けたシュートと、このシュートと門形構造体上の水平
搬送コンベヤ又は水平搬送コンベヤに接続したリフトコ
ンベヤとを接続する傾動コンベヤとにより構成している
ので、パイル沿いに2列の地上払出コンベヤを設けた設
備に対して移動架台上のシュートから2列の地上払出コ
ンベヤ上に選択的にバラ荷の払出しが可能となり、より
深さの大きい半地下式プール状パイルに使用できるとと
もに、昇降桁の重量を軽減できる。
【0053】また、本発明の門形リクレーマは、バケッ
トホイールの下隅両側に対峙して片側ずつ振出し及び引
込み可能な掻出し手段を備えているので、半地下式プー
ル状パイルの長さ方向の端壁部下隅の残荷を最少にして
バラ荷の払出しを行うことができる。
【0054】また、本発明の門形リクレーマは、昇降桁
上の水平搬送コンベヤ、リフトコンベヤ、傾動コンベ
ヤ、シュート部を含む搬送系の何れか又は複数をシール
ベルト等による遮蔽構造に構成しているので、払出し運
転中にリクレーマから発生する粉塵を各装置部内に遮蔽
し、粉塵の飛散を防止することができる。
【0055】また、本発明の門形リクレーマは、門形構
造体上に固定支持したシュート部の水平搬送コンベヤ端
乗込み側の側面を上下に移動可能なシールベルトと、こ
のシールベルトに接続した水平搬送コンベヤ端のカバー
とで上下に移動可能に遮蔽しているので、シュート部で
発生する粉塵の飛散を防止するとともに、任意の高さで
水平搬送コンベヤからシュートへのバラ荷の乗り継ぎを
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第一実施例に係る門形リ
クレーマの全体正面図である。
【図2】図1のII〜II矢視の側面図である。
【図3】図1のIII 〜III 矢視の平面図である。
【図4】図3のIV〜IV矢視の側面図である。
【図5】図4のV部を拡大して示す側面図である。
【図6】図3のVI部矢視の拡大断面図である。
【図7】図2の巻上装置の構成例の斜視図である。
【図8】図2のカウンタバランス装置の構成例の斜視図
である。
【図9】水平搬送コンベヤの防塵構造の実施例を概略的
に示す正面図である。
【図10】図9のX〜X矢視の断面図である。
【図11】シュート部の防塵構造の実施例を概略的に示
す正面図である。
【図12】図11のXII 〜XII 矢視の平面図である。
【図13】図11のXIII〜XIII矢視の側面図である。
【図14】図11のXIV 〜XIV 矢視の側面図である。
【図15】バケットホイール部の払出運転開始時の状態
を示す側面図である。
【図16】本発明の第二実施例に係る門形リクレーマの
全体正面図である。
【図17】図16のXVII〜XVII矢視の側面図である。
【図18】図17のXVIII 〜XVIII 矢視の背面図であ
る。
【図19】本発明の第三実施例に係る図4と対応する側
面図である。
【図20】図19のXX〜XX矢視の正面図である。
【図21】従来のリクレーマの全体正面図である。
【図22】従来の他のリクレーマの全体正面図である。
【図23】図21及び図22のリクレーマを半地下式プ
ール状パイルに適用した場合の断面図である。
【符号の説明】
1 門形構造体 1a、1a′ 剛脚 1b 揺脚 1c 主桁 1d 走行装置 1e 補強ブレース 2 昇降機構 3 巻上装置 4 カウンタバランス装置 5、65 昇降桁 5a 落荷床 5b 側壁 6 横行トロリ 6a 台車部 6b 車輪 6c フレーム部 6d シュート 7 バケットホイール 7a リングフレーム 7b バケット 8 水平搬送コンベヤ 8a、10 コンベヤベルト 8b ベルト支持ローラ 8c ベルト押えローラ 9、69 バラ荷移載手段 9a、72 シュート部 10、10′ 地上払出コンベヤ 10a、10′a コンベヤベルト 11 横行レール 12 ラック軌条 13 横行モータ 14 駆動ギヤ 15 支持ローラ 15a ガイドリング 16 リンクギヤ 17 バケットホイール用モータ 18 駆動ギヤ 20 巻上ドラム 21 巻上ワイヤ 22 下部シーブ 23、24、25 上部シープ 26 上記シーブブロック 27 下部シーブブロック 28、30a〜30b イコライザビーム 31 バランスワイヤ 32、33 上記固定シーブ 34 カウンタウェイト 35 ウェイト側固定シーブ 36 駆動プーリ 37 ヘッドプーリ 38 ベルト張力調節部 39 遮風板兼コンベヤ支持棒 40 シールベルト 41 トリップローラ 42 防塵接続箱 42a 開口 43 本体部 43a 開口部 44 傾斜ガイド板 45 棚板 46 払出口 47 インパクトバー 48 バッフルプレート 49 インパクトローラ 50 シールベルトカバー 51 溝形ガイド 52 無端シールベルト 65a 段形部 66 コンベヤ支持台 67 リフトコンベヤ 68 遮蔽カバー 70 補助レール 71 移動架台 72 シュート 73 傾動コンベヤ 74 連結材 75 掻寄せ手段 75′ 掻寄せ手段の振出し位置 75a ビーム 75b 掻崩し板 75c リンク片 75d 駆動シリンダ 100 貯蔵用のパイル 101 バラ荷 101a、101e、101g 残荷
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】石炭、鉄鉱石等の貯蔵場では、従来一般
的に図21、図22に示すようなリクレーマが使用され
ている。図21において、100は一般的な貯蔵パイ
ル、81は貯蔵パイル100に沿って軌道上を走行する
走行架台、82は走行架台81上に旋回可能に配設され
た旋回フレーム、83は旋回フレーム82上に中間部が
起伏動可能に軸支された起伏ブーム、84は起伏ブーム
83の先端に設けられたバケットホイール、85は起伏
ブーム83の後端に設けられたバランスウェイト、86
は起伏ブーム83と旋回フレーム82との間に配設され
たブーム起伏用のシリンダ、87は走行架台81の下方
に配置された地上払出コンベヤ、88は起伏ブーム83
上のコンベヤ、89は地上払出コンベヤ87の上方であ
って、走行架台81の下部に設けられたシュート、10
1は貯蔵パイル100上に山積みされたバラ荷である。
図21で示すリクレーマは、起伏ブーム83を旋回及び
起伏操作しながらバケットホイール84によって貯蔵パ
イプ100上のバラ荷101をすくい取り、このすくい
取ったバラ荷101を起伏ブーム83上のコンベヤ88
に渡して、コンベヤ88の後端からシュート89内に落
とし、地上払出コンベヤ87上に送出るようになって
いる。なお、旋回フレーム82を180°反転して旋回
させると、反対側の貯蔵パイル100aのバラ荷の払出
し作業を行うことも可能である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図21
に示した従来のリクレーマは、後部側バランスウェイト
85が隣接する貯蔵パイル100a上に張出すため、隣
合うパイル100,100a相互間のリクレーマ設置
(据付け)スペースが十分広くない場合はバランスウェ
85の端部が隣接するパイル設備と干渉する可能性
があり、隣接する他設備との配置上の都合により、その
張出し長さの制約を受けることになる。更にバラスウ
ェイト85の張出しを短くすると、バランスウェイト重
量を増やさなくてはならないため、重量増加につながり
経済的でない。しかも、バランスウェイト85を起伏ブ
ーム83に対して上側へ角度をつけて配設すると、多少
後方設備との取合いが楽になるが、リクレーマ全体のバ
ランスが悪くなるという問題がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】バケットホイール7は、リングフレーム7
aの外周面に間隔をおいて固着されている複数個のバケ
ット7bを有し、各バケット7bの受口側のリングフレ
ーム7aの外周面には荷落とし用の開口7cが設けられ
ている。また、バケットホイール7は、図4及び図6で
示すように、リングフレーム7aの外側面に外歯又は内
歯のリングギヤ16を備えており、横行トロリ6上のバ
ケットホイール用モータ17の駆動ギヤ18を前記リン
グギヤ16に噛合させることにより、図4中の矢印で示
す時計回りに調節された速度で回転駆動するように構
されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、図8において、図2中のカウンタバ
ランス装置4は、昇降桁5の左右両端に固定配置される
4個のイコライザビーム30a〜30dの各対称端に端
部を繋着したバランスワイヤ31を備えている。しか
も、カウンタバランス装置4は、バランスワイヤ31を
図1中の剛脚1a及び揺脚1b上の固定シーブ32〜3
3を経てカウンタウェイト34上の2個の固定シーブ3
5に無端状に掛回し、剛脚1a及び揺脚1bの各側でカ
ウンタウェイト34上の各々の固定シーブ35を昇降桁
5の左右のイコライザビーム30a、30b及び30
c、30dにより支持して構成されている。カウンタウ
ェイト34は、図1で示すように、剛脚1a及び揺脚1
bの傾斜面に設けた図しないガイド部内を上下に滑り
移動可能に支持され、巻上装置3による昇降桁5の昇降
移動に応じて上下移動するよう構成されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明神 久也 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バラ荷の山積み貯蔵用のパイルを跨いで
    設けられる走行式の門形構造体と、前記門形構造体の両
    脚部に昇降機構を介して両端部が支持され、かつ水平に
    昇降する昇降桁と、前記昇降桁上に設けられる横行トロ
    リと、前記横行トロリ上に支持され、前記昇降桁の軸線
    まわりに回転駆動するように設けられるバスケットホイ
    ールと、前記昇降桁上に設けられる水平搬送コンベヤ
    と、一端を前記水平搬送コンベヤの端部と接続し他端を
    地上払出コンベヤと接続して配置され、前記門形構造体
    とともに移動可能に設けられるバラ荷移載手段とをそれ
    ぞれ備えたことを特徴とする門形リクレーマ。
  2. 【請求項2】 前記バラ荷移載手段を、門形構造体の一
    方の脚部に固定支持しかつ側部を直接昇降桁上の水平搬
    送コンベヤ端または水平搬送コンベヤに接続した昇降桁
    上のリフトコンベヤ端と上下に相対移動可能に接続し、
    下部を地上払出コンベヤに接続して設けたシュート部に
    より構成したことを特徴とする請求項1に記載の門形リ
    クレーマ。
  3. 【請求項3】 前記門形構造体の片側の走行レールと平
    行に補助レールを設け、前記バラ荷移載手段を、門形構
    造体の片側の走行レール及び補助レール上に移動自在に
    支持した移動架台と、同移動架台上に下端を地上払出コ
    ンベヤと接続して設けたシュートと、このシュートと門
    形構造体上の水平搬送コンベヤ端又は水平搬送コンベヤ
    に接続したリフトコンベヤ端とを接続する傾動コンベヤ
    とにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の門
    形リクレーマ。
  4. 【請求項4】 前記横行トロリのフレーム部に支持さ
    れ、バケットホイールの下隅両側とホイールリング中央
    両側位置間に片側ずつバケット回転方向又は逆方向へ振
    出移動可能な掻寄せ手段を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の門形リクレーマ。
  5. 【請求項5】 前記昇降桁上の水平搬送コンベヤ、リフ
    トコンベヤ、傾動コンベヤ、シュート部を含む搬送系の
    何れかまたは複数を、シールベルト、遮蔽板等により遮
    蔽構造に構成したことを特徴とする請求項2又は3に記
    載の門形リクレーマ。
  6. 【請求項6】 前記シュート部の水平搬送コンベヤ端乗
    込み側の側面を、上下に移動可能なシールベルトで遮蔽
    し、このシールベルトを水平搬送コンベヤ端の板製カバ
    ーのフランジ部上下端と接続し、水平搬送コンベヤの昇
    降移動にシールベルトを従動可能に構成したことを特徴
    とする請求項2に記載の門形リクレーマ。
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