JPH1059187A - 着座装置のリクライニング機構 - Google Patents

着座装置のリクライニング機構

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JPH1059187A
JPH1059187A JP21224896A JP21224896A JPH1059187A JP H1059187 A JPH1059187 A JP H1059187A JP 21224896 A JP21224896 A JP 21224896A JP 21224896 A JP21224896 A JP 21224896A JP H1059187 A JPH1059187 A JP H1059187A
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JP
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frame
lock
reclining
state
center
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JP21224896A
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English (en)
Inventor
Isato Takahashi
勇人 高橋
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Combi Corp
Original Assignee
Combi Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B7/00Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators
    • B62B7/04Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor
    • B62B7/12Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor convertible, e.g. into children's furniture or toy
    • B62B7/123Carriages for children; Perambulators, e.g. dolls' perambulators having more than one wheel axis; Steering devices therefor convertible, e.g. into children's furniture or toy from seat to bed

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】無理な力が加わっても、意図せずにリクライニ
ング状態となってしまうことを回避できるベビーカーの
リクライニング機構を提供することを目的とする。 【解決手段】背もたれ部117が起立状態からリクライ
ニング状態になるためには、ヘッドレスト113のロッ
ク解除つまみ159をつまんで、バネ153の付勢力に
抗して下部材143を上方向に摺動させ、これによりヘ
ッドレスト131とパイプフレーム119が相互に回動
自在な状態とした後、そのままヘッドレスト131を前
方へ回動し傾斜させることで、パイプフレーム119の
下端をロック部131から引上げ、第二のロックを外
す。これにより初めて背もたれ部117が回動しリクラ
イニング姿勢をとれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばベビーカ
ー、車椅子、幼児用椅子、あるいは老人車などの着座装
置のリクライニング機構に関し、特に、リクライニング
機構のリクライニング動作をロックするロック機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の折り畳み式ベビーカーなどには、
シートの背もたれ部をリクライニング可能にするリクラ
イニング機構を備えたものが存在する。この背もたれ部
は上部にヘッドレストを有するのが一般的であり、背も
たれ部が後ろへ倒れたリクライニング状態では、ヘッド
レストは前方へ回動して傾斜もしくは起立し、乳幼児が
後方へずれないように保護する。そして、このヘッドレ
スト付近に設けられたつまみやレバーを操作すること
で、背もたれ部が起立状態から後方に倒れてリクライニ
ング状態となると同時に、ヘッドレストも背もたれ部に
対し前方へ傾斜もしくは起立する。この傾斜もしくは起
立と前記リクライニング状態とは連動して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】背もたれ部のリクライ
ニング状態と起立状態との切り換えは、上記したように
つまみやレバーを操作することによって行われるが、こ
の操作で解除されるロック機構は1つであるため、何ら
かの強い力が加わるとつまみやレバーを操作しなくても
ロック機構が外れてしまう可能性が高かった。例えば、
ベビーカーのシートに座った乳幼児が、起立状態の背も
たれ部に持たれ掛かったままで手を伸ばし、ヘッドレス
トを強く前方に傾斜するような力を加えると、前記ロッ
ク機構が外れ背もたれ部が後方へ倒れ急にリクライニン
グ状態となってしまう可能性があった。
【0004】この発明は、以上のような意図しない急な
リクライニング動作が生じることを回避できる安全な着
座装置のリクライニング機構を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、着座装置のリクライニング可
能なシートの背もたれ部を構成する中央が逆略U字状に
湾曲された第一フレームおよび第二フレームと、前記第
一フレームの中央と前記第二フレームの中央に跨がって
各々回動可能に設けられるヘッドレストと、第二フレー
ムの下端を前記シート本体に回動可能に連結するヒンジ
部と、第一フレームの下端を前記シート本体に回動可能
に連結すると共に軸方向に摺動可能に保持するヒンジ部
と、前記回動に伴って円弧状に回動する第一フレームの
下端をリクライニング状態および起立状態にロックする
ために前記シート本体に形成されたロック部と、ヘッド
レスの回動を不能にするロック機構と、ロック機構のロ
ックを解除するために設けられたロック解除つまみとを
有する事を特徴とする着座装置のリクライニング機構で
ある。
【0006】請求項2の発明は、着座装置のリクライニ
ング可能なシートの背もたれ部を構成し中央が逆略U字
状に湾曲されたパイプフレームと、前記シートの背もた
れ部の側面保護体を構成し中央が逆略U字状に湾曲され
た両端部が略クランク状に屈曲されたロッドフレーム
と、前記パイプフレームの中央と前記ロッドフレームの
中央に跨がって設けられるヘッドレストと、ロッドフレ
ームの下端を前記シート本体に回動可能に連結するヒン
ジ部と、パイプフレームの下端を前記シート本体に回動
可能に連結すると共に軸方向に摺動可能に保持するヒン
ジ部と、前記回動に伴って円弧状に回動するパイプフレ
ームの下端をリクライニング状態および起立状態にロッ
クするために前記シート本体に形成されたロック部と、
ヘッドレストの上部を構成しロッドフレームに回動自在
に貫通される上部材と、ヘッドレストの下部を構成し前
記上部材に対し略上下方向に摺動可能に設けられたパイ
プフレームを保持する下部材と、下部材に設けられ下部
材が上方向に摺動した状態でパイプフレームの変断面部
分を回動自在にできる回動孔と、回動孔に連通して形成
され下部材が下方向に摺動した状態でパイプフレームの
変断面部分を回動不能に嵌合保持するロック孔と、下部
材を下方向に摺動するように付勢するバネと、バネの付
勢力に抗して下部材を上方向に摺動させるため下部材と
上部材に設けられた一対のロック解除つまみとを有する
事を特徴とする着座装置のリクライニング機構である。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1〜図
11において説明する。
【0008】(全体概略)図1はこの実施形態の折り畳
み式ベビーカーを展開した状態の全体斜視図である。リ
クライニング可能な背もたれ部1や日除け用の覆い3を
有するベビー籠5が、図6および図7に示すように着脱
自在に固定され、さらにベビー籠5の後方下側には買い
物籠7が備えられている。図1において、ベビー籠5は
前方に向いているが、ベビー籠5の方向は変更できる。
図2は、図1においてベビー籠5の方向を変更し後方に
向け、押棒9を押す母親と対面状態としたものである。
【0009】図3は、ベビー籠5を取り付けたままベビ
ーカーを折り畳んだ状態すなわち収束姿勢を示すもので
ある。図4は、ベビー籠5を外してベビーカーを折り畳
む途中の状態を示すものである。図5はベビー籠5を外
してベビーカーを折り畳んだ状態を示す。これら図4お
よび図5に示すように、ベビーカーを折り畳むための本
体フレームである第一フレーム11の他に、前記ベビー
籠を着脱自在に取り付け、折り畳みに際して第一フレー
ム11の折り畳み動作に連動して前脚13方向に移動し
全体をよりコンパクトにするための第二フレーム15を
備える。
【0010】本体フレームである第一フレーム11に
は、意に反して折り畳みが可能となってしまうのを回避
するために、従来の折り畳み式ベビーカーと同様のロッ
ク機構17(第一のロック機構)が設けられるのみなら
ず、第二のロック機構としてスライド式ロック機構19
が設けられる。
【0011】また、図9〜図11に示すようにベビー籠
5には、誤ってリクライニング状態にならないように二
重のロック機構が設けられ、リクライニング動作するた
めには二重操作が必要となり、安全性が高められてい
る。
【0012】(第一フレーム)次に、図1〜図5におい
て、この実施形態1の折り畳み式ベビーカーの本体フレ
ームである第一フレーム11に付いて説明する。
【0013】この実施形態の肘掛部材21は前方に大き
く傾斜しており、展開した状態(図1、図2)で前脚1
3の一部と連続的に一続きの曲線を形成する。この肘掛
部材21の前方に対して、前脚13の上端がヒンジ結合
23されている。また、肘掛部材21の前後方向中央に
対して、後脚25の上端がヒンジ結合(図示せず)され
ている。肘掛部材21の後方に対しては、押棒9の上下
方向中央がヒンジ結合27されている。そして、押棒9
の下端には、回動部材29の上端がヒンジ結合31され
ている。この回動部材29の下端は、後脚25にヒンジ
結合33されている。前脚13の長手方向中央には、連
絡部材35の一端がヒンジ結合37され、この連絡部材
35の他端は、回動部材29の略中央にヒンジ結合39
されている。
【0014】折り畳み動作すなわち収束動作において
は、前記回動部材29が後脚25に対するヒンジ結合3
3の部分を中心にして回動し、下方に位置し、押棒9の
下端を後方へ回すようにして押し下げる。これにより、
4つのヒンジ結合27、31、33(他は図示せず)に
よって形成されていた四角形は、それまで閉じて全体が
略L字状になっていた状態(図1、図2)から、大きく
通常の四角形の形状に開いた(図4)後に、逆方向に閉
じる(図3、図5)。この閉じた状態では、後脚25に
対し、肘掛け部材21、押棒9、および回動部材29が
接近し略平行な状態に並ぶ。
【0015】同時に、回動部材29の略中央にヒンジ結
合39された連絡部材35が後方へ回すようにして押し
下げられる。この後方への動きを有する連絡部材35に
引っ張られた前脚13は、肘掛部材21の前方のヒンジ
結合23を中心に回動し、後脚25に対し接近し略平行
な状態に並ぼうとする前脚13の動きに引きずられて、
同様に後脚25に対し接近し略平行な状態に並ぶ。この
ように前脚13と回動部材29が、後脚25に対し接近
し略平行な状態に並ぶことから、これら前脚13と回動
部材29にヒンジ結合37、39された連絡部材35
も、後脚25に対し接近し略平行な状態に並ぶ。このよ
うにして5つのヒンジ結合37、23、27、31、3
9によって形成された五角形が閉じ、折り畳み状態、す
なわち収束状態となる。
【0016】展開動作においては、回動部材29が逆方
向に回動し上方に位置する。これにより、上記の収束動
作と逆の動きにより、展開姿勢となる。
【0017】また、展開姿勢で、押棒9の上下方向中央
のヒンジ結合27から下端にかけての部分が、肘掛部材
21に沿った状態に湾曲した形状を有し、肘掛部材21
に設けられ下向きに開口したカバー21Aに、この開口
から収納される。さらに、展開姿勢で、回動部材29が
後脚25に沿った形態となる寸法形状を有している。こ
の回動部材29の上方部分は、肘掛部材21に設けられ
たカバー21Aに、収納される。このため、押棒9の下
方付近および後脚25の上方付近がすっきりした形態と
なる。すなわち、押棒9の下方付近と後脚25の上方付
近には横から手を入れることが可能となり、買い物籠7
への品物の出し入れを容易にすることが可能となる。
【0018】連絡部材35は、回動部材29とヒンジ結
合39された部分から、更に後方に延長され、この延長
された部分で左右のものが略U字状に連続している。そ
して、このU字の部分に対し布製の買い物籠7が取り付
けられる。
【0019】また、この延長により、図3に示す収束姿
勢において前記連絡部材35の後方の端部が地面に接す
る。このように連絡部材35が地面に接することで、こ
の実施形態の折り畳み式ベビーカーは、連絡部材35と
後脚25の車輪41とによって安定して自立することが
可能となる(図3(B))。したがって前脚13の車輪
43は自立には不要となり、後脚25の車輪41と前脚
13の車輪43は上下方向に並べて配置されることが可
能である。よって、ビーカーの収束状態の前後方向の寸
法をコンパクトにできる。
【0020】(第二フレーム)前脚13と後脚25とに
対し、第二フレーム15が取り付けられる。この第二フ
レーム15は、ベビー籠5を固定して取り付け、折り畳
みに際して第一フレーム11の折り畳み動作に連動して
前脚13方向に移動し、全体をよりコンパクトにするた
めのものである。
【0021】この第二フレーム15は、第一部材51と
第二部材53とからなる。第一部材51は、後脚25側
に一端がヒンジ結合され、下方に反って湾曲した後に、
上方に持ち上がった形態を有する。第二部材53は前記
第一部材51の持ち上がった先端に一端がヒンジ結合5
5され、後方に反って湾曲した後に、他端が、前脚13
の近くにヒンジ結合57される。この前脚13の近くへ
のヒンジ結合57は、前脚13にヒンジ結合37されて
いる前記連絡部材35の下側に湾曲した先端に対して、
行われる。また、第二部材53の他端は下方に伸びてス
テップを兼ねる連結部59となる。
【0022】このような第一フレーム11および第二フ
レーム15の働きにより、収束状態では第二フレーム1
5が前脚方向に移動する(図3、図5)。そして、この
第二フレーム15に対し、ベビー籠が着脱自在に固定さ
れて取り付けられる。
【0023】すなわち、図6および図7に示すように、
第二フレーム15を構成する第一部材51には2箇所に
切り込み溝61、63が設けられ、ベビー籠5の下方側
面に設けられた2箇所の突起65、67が嵌合できる位
置に配置されている。この突起は先端にフランジ69
(図7)が形成され、左右方向の抜け止めが図られてい
る。
【0024】この時、図7に示すように第一フレーム1
1および第二フレーム15の左右のフレームを連結する
連結部材(後で詳しく述べる)のうちの1つ71が軸回
りに回動可能となっており、この連結部材71の両端に
爪73が形成されている。この連結部材71は図示しな
いバネにより一方方向に回動するよう付勢されており、
前記爪73はこの付勢方向の側辺に溝75が形成され、
この溝75が前記突起65、67に係合する位置に配置
される。また、この爪73の先端77は傾斜しており、
ベビー籠5を第二部材51に乗せることで突起67が爪
73を押し退けて切り込み溝63に嵌合した後、爪73
が図示しないバネの付勢力により自動的に係止を行い、
ロック作用を果たす。ベビー籠5を取り外す際には、連
結部材71の外側の端に設けられたつまみ79(図7等
参照)を回すことで、爪73の係止を外すことが可能で
ある。
【0025】図4に示すように、折り畳み動作すなわち
収束動作において、前脚13と後脚25とが相互の角度
を小さくする際に、第二フレーム15を構成する第一部
材51と第二部材53は互いにヒンジ結合55された部
分を前方に押し出す動作を行う。この押し出しに伴い第
一部材51も前方に押し出され、やがて完全な収束状態
では第二フレーム15全体が前脚13方向に移動した状
態となる。これにより第二フレーム15に固定されたベ
ビー籠5も前脚方向に移動することとなる。したがっ
て、後脚25付近に位置することとなる買い物籠7など
との干渉をできるだけ避けることになり、収束状態すな
わち折り畳んだ状態をコンパクトなものにすることが可
能である。
【0026】なお、このような肘掛部材21、前脚1
3、後脚25、押棒9、回動部材29、連絡部材35、
および第二フレーム15を構成する第一部材51および
第二部材53は、左右一対ずつ設けられ、左右のフレー
ムがほぼ対称に構成される。これらの左右のフレーム
は、複数の連結部材59、71、101、103、10
5などによって連結される。
【0027】(ベビー籠のフレーム)折り畳み式ベビー
カーから取り外した状態のベビー籠5のフレーム111
を、側面部として図8に示す。このベビー籠5のフレー
ム111は、ヘッドレスト113、シート本体115、
およびフレームとしての背もたれ部117を有する。背
もたれ部117は、第一フレームであるパイプフレーム
119と、第二フレームである金属製のロッドフレーム
121とからなる。パイプフレーム119は、一本のパ
イプからなり中央が逆略U字状に湾曲されている。ロッ
ドフレーム121は、前記背もたれ部117の側面保護
体を構成するものであり、中央が逆略U字状に湾曲さ
れ、更に両端部が略クランク状に屈曲されている。クラ
ンク状に屈曲した部分は、発泡スチロールなどからなる
柔らかな部材123が取り付けられ、側面保護体とな
る。これらパイプフレーム119とロッドフレーム12
1とには、所定の布カバーが被せられ柔らかな背もたれ
部となる。
【0028】パイプフレーム119の中央とロッドフレ
ーム121の中央(図8の上方)には、跨がってヘッド
レスト113が設けられる。このヘッドレスト113は
パイプフレーム119とロッドフレーム121とに対し
各々回動可能であると共に、この回動を不能にするロッ
ク機構も内臓している。
【0029】図9に示すように、ロッドフレーム121
の下端は、ヒンジ部125によってシート本体115に
回動可能に連結される。パイプフレーム119の下端
は、ヒンジ部127により、シート本体115に回動可
能に連結されると共に、軸方向に摺動可能に保持され
る。このように回動と摺動を可能にするヒンジ部127
は、図示しないが例えば、回動する回動軸に対し円筒状
のスリーブが直交して取り付けられ、このスリーブにパ
イプフレーム119の下端を通して保持した状態が考え
られる。
【0030】前記パイプフレーム119、ヘッドレスト
113、ロッドフレーム121、およびシート本体11
5は、前記2つのヒンジ部125、127などにより連
結され全体としてリンク構造体を構成する。このリンク
構造体が一体として回動することで、リクライニング動
作が可能になる。
【0031】前記リンク構造体のリクライニング動作で
あるヒンジ部125回りの回動に伴い、パイプフレーム
119の下端は円弧状に動く。この下端をロックするた
めのロック部131がシート本体115に形成される。
このロック部131は、前記円弧状の動きに対応して形
成された円弧溝133と、円弧溝133の中央に形成さ
れた起立溝135、更には円弧溝133の前端と後端に
それぞれ形成されるストッパー壁137を有する。
【0032】パイプフレーム119の下端が起立溝13
5に入れば、背もたれ部117は起立状態となる。ま
た、この起立溝135から外れ円弧溝133の上にある
と、リクライニング動作および前傾動作が可能となる。
ストッパー壁137は、最大にリクライニングした状態
を維持し、あるいは最大に前傾した状態を維持する。
【0033】次に、ヘッドレスト113の回動を不能に
する内蔵されたロック機構を説明する。
【0034】図10に示すように、ヘッドレスト113
の上部を構成する上部材141は、ロッドフレーム12
1に回動自在に貫通される孔142を有する。ヘッドレ
スト113の下部を構成する下部材143は、前記上部
材141に対し下方から上方に向かって摺動可能に嵌合
し、更にパイプフレーム119を保持する孔145を有
する。この孔145は、下部材143が上方向に摺動し
た状態で、パイプフレーム119の中央が潰されて形成
された変断面部分147を回動自在に保持する回動孔1
49を有する。また、この回動孔149に連通してロッ
ク孔151が形成され、下部材143が下方に摺動した
状態でパイプフレーム119の変断面部分147を回動
不能に嵌合を保持する。
【0035】また、上部材141と下部材143との間
には、バネ153が配置される。このバネ153は圧縮
バネであり、上部材141に対し下部材143を下方向
に摺動するように付勢する。また、上部材141と下部
材143とにはそれぞれつまみ155、157が設けら
れ、一対のロック解除つまみ159を構成する。このロ
ック解除つまみ159をつまむことで、前記バネ153
の付勢力に抗して下部材143を上方向に摺動させるこ
とができる。
【0036】次に、このリクライニング機構の動作を説
明する。
【0037】図10に示すように、背もたれ部117が
起立状態で、パイプフレーム119の下端はロック部1
31のうちの起立溝135に入りロックされている。こ
の状態からリクライニング状態にするためには、まず、
図11に示すようにロック解除つまみ159をつまみ、
ヘッドレスト113の上部材141対し下部材143
を、上方向にバネ153の付勢力に抗して摺動させる。
これにより、それまでロック孔151に回動不能に嵌合
を保持されていたパイプフレーム119の変断面部分1
47は、回動孔149へ移動する。したがってパイプフ
レーム119はヘッドレスト113に対し回動可能とな
る。これによりヘッドレスト113は回動可能となり、
第一のロックが外れることとなる。
【0038】そこで図11に示すように、ロック解除つ
まみ159をつまんだまま、ヘッドレスト113を前方
へ回動させ前傾させる。この前傾状態では、ロッドフレ
ーム121を中心にしてパイプフレーム119が引き上
げられる。よって、パイプフレーム119の下端が、ロ
ック部131のうちの起立溝135から外れ、これによ
って第二のロックが外れる。
【0039】このようにして第一及び第二のロックが外
れた後に、ロック解除つまみ159をつまんだまま、背
もたれ部117全体を後方へ倒せば、リクライニングさ
せることができる。あるいは前方へ前傾させることもで
きる。最大のリクライニング状態まで背もたれ部117
を倒すと、パイプフレーム119の下端はロック部13
1の前方のストッパー壁137に当接し、リクライニン
グ状態が維持される。同様に、最大前傾の状態は、後方
のストッパー壁137に当接することで維持される。
【0040】以上の説明のように、この実施形態のリク
ライニング機構によれば、背もたれ部117のリクライ
ニング動作のロック機構として、2つのロック機構を有
する。
【0041】すなわち、一つは、背もたれ部117の回
動を阻止するために第一フレームであるパイプフレーム
119の下端をロックするロック部131によるもので
ある。二つは、このロック部131からパイプフレーム
119の下端を外すために行うヘッドレスト113の回
動を不能にするロック機構である。
【0042】また、これらにより、操作においてもロッ
ク解除つまみ159をつまんでヘッドレスト113を回
動可能にする操作と、ヘッドレスト113を実際に回動
してロック部131からパイプフレーム119の下端を
外す操作との二重操作を行わなければならず、したがっ
て、誤って、あるいは意に反して背もたれ部117がリ
クライニンク状態になってしまうことを回避できる。
【0043】また、ヘッドレスト113が前方へ回動し
傾斜した状態では、パイプフレーム119に対しロッド
フレーム121が前方へ移動する。したがって、ヘッド
レスト113が後方へ回動したリクライニング状態で
は、ロッドフレーム121によって構成される背もたれ
部の側面保護体は、前方上方への突出高さが高くなり、
乳幼児をより十分に保護することができる。逆に、背も
たれ部117が起立しヘッドレスト113が前方へ回動
して戻った状態では、前記突出高さは低くなり、乳幼児
の視野を広くできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1または2の
発明によれば、2つのロック機構を備え、リクライニン
グ動作するためには二重の操作が必要であり、意図せず
にリクライニング状態になってしまうという危険性を十
分に回避できる。
【0045】すなわち、第一フレーム(またはパイプフ
レーム)の下端がロック部から外したり入れたりするこ
とでリクライニング状態および起立状態にロックするた
めの前記ロック部と、前記第一フレーム(またはパイプ
フレーム)の下端を前記ロック部から外したり入れたり
するためのヘッドレストの回動を不能にするロック機構
とが、言わば二重に設けられている。このためリクライ
ニング状態にするためには、ロック解除つまみをつまん
でロック機構を解除し第一のロックを外すとともに、次
にヘッドレストを回動し第一フレーム(またはパイプフ
レーム)を引上げ、この下端をロック部から外すという
二重操作を行わなければならない。このため意図せずに
リクライニング状態になってしまうということを回避す
ることが可能となる。
【0046】更に、請求項2の発明によれば、背もたれ
部はパイプフレームとロッドフレームとから構成され、
比較的に入手しやすい材料によって構成されるので、リ
クライニング機構全体のコストを下げることができる。
更に、ロック機構は上部材、下部材、およびバネなどか
ら構成され、単純な構成で十分な効果を発揮でき、リク
ライニング機構のコストをより下げることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる折り畳み式ベビ
ーカーを示す全体概略斜視図である。
【図2】図1のベビー籠を対面状態にした図である。
【図3】図1のベビー籠を折り畳んだ収束状態を示すも
のであり(A)は収束状態を前脚方向から見た斜視図で
ある。(B)は(A)の一部をB方向(後脚方向)から
みた図である。
【図4】図3においてベビー籠を取り外して、折り畳む
途中の状態の折り畳み式ベビーカーを示す斜視図であ
る。
【図5】図4において折り畳み終わった状態の折り畳み
式ベビーカーを示す斜視図である。
【図6】ベビー籠を着脱自在に固定する構成を示す要部
側面図である。
【図7】図1のベビー籠を固定する構成のロック手段を
示す要部拡大斜視図である。
【図8】ベビー籠のフレームを表した側面図である。
【図9】図8のベビー籠の動作を示す図である。
【図10】図9の要部を示す拡大図である。
【図11】図10の動作を説明する図である。
【符号の説明】
5 ベビー籠 7 買い物籠 9 押棒 11 本体フレーム(第一フレーム) 13 前脚 15 第二フレー
ム 21 肘掛部材 23、27、31、33、37、39、55、57 ヒ
ンジ結合 25 後脚 29 回動部材 35 連絡部材 51 第一部材 53 第二部材 115 ベビー籠
のフレーム 117 背もたれ部 119 パイプフレーム(第一フレーム) 121 ロッドフレーム(第二フレーム) 113 ヘッドレスト 125、127
ヒンジ部 131 ロック部 135 起立溝 137 ストッパー壁 141 上部材 143 下部材 147 変断面部
分 149 回動孔 151 ロック孔 153 バネ 159 ロック解
除つまみ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座装置のリクライニング可能なシートの
    背もたれ部を構成する中央が逆略U字状に湾曲された第
    一フレームおよび第二フレームと、前記第一フレームの
    中央と前記第二フレームの中央に跨がって各々回動可能
    に設けられるヘッドレストと、第二フレームの下端をシ
    ート本体に回動可能に連結するヒンジ部と、第一フレー
    ムの下端を前記シート本体に回動可能に連結すると共に
    軸方向に摺動可能に保持するヒンジ部と、前記回動に伴
    って円弧状に回動する第一フレームの下端をリクライニ
    ング状態および起立状態にロックするように外したり入
    れたりするため前記シート本体に形成されたロック部
    と、ヘッドレスの回動を不能にするロック機構と、ロッ
    ク機構のロックを解除するために設けられたロック解除
    つまみとを有する事を特徴とする着座装置のリクライニ
    ング機構。
  2. 【請求項2】着座装置のリクライニング可能なシートの
    背もたれ部を構成し中央が逆略U字状に湾曲されたパイ
    プフレームと、前記シートの背もたれ部の側面保護体を
    構成し中央が逆略U字状に湾曲された両端部が略クラン
    ク状に屈曲されたロッドフレームと、前記パイプフレー
    ムの中央と前記ロッドフレームの中央に跨がって設けら
    れるヘッドレストと、ロッドフレームの下端を前記シー
    ト本体に回動可能に連結するヒンジ部と、パイプフレー
    ムの下端を前記シート本体に回動可能に連結すると共に
    軸方向に摺動可能に保持するヒンジ部と、前記回動に伴
    って円弧状に回動するパイプフレームの下端をリクライ
    ニング状態および起立状態にロックするように外したり
    入れたりするために前記シート本体に形成されたロック
    部と、ヘッドレスの上部を構成しロッドフレームに回動
    自在に貫通される上部材と、ヘッドレスの下部を構成し
    前記上部材に対し略上下方向に摺動可能に設けらパイプ
    フレームを保持する下部材と、下部材に設けられ下部材
    が上方向に摺動した状態でパイプフレームの変断面部分
    を回動自在にできる回動孔と、回動孔に連通して形成さ
    れ下部材が下方向に摺動した状態でパイプフレームの変
    断面部分を回動不能に嵌合保持するロック孔と、下部材
    を下方向に摺動するように付勢するバネと、バネの付勢
    力に抗して下部材を上方向に摺動させるため下部材と上
    部材に設けられた一対のロック解除つまみとを有する事
    を特徴とする着座装置のリクライニング機構。
JP21224896A 1996-08-12 1996-08-12 着座装置のリクライニング機構 Pending JPH1059187A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2477180A (en) * 2010-01-26 2011-07-27 Wonderland Nursery Goods Stroller with headrest adjusting mechanism

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2477180A (en) * 2010-01-26 2011-07-27 Wonderland Nursery Goods Stroller with headrest adjusting mechanism
GB2477180B (en) * 2010-01-26 2017-01-11 Wonderland Nursery Goods Stroller and headrest-adjusting mechanism thereof

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