JPH1059131A - キーレスシステム - Google Patents

キーレスシステム

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JPH1059131A
JPH1059131A JP23838396A JP23838396A JPH1059131A JP H1059131 A JPH1059131 A JP H1059131A JP 23838396 A JP23838396 A JP 23838396A JP 23838396 A JP23838396 A JP 23838396A JP H1059131 A JPH1059131 A JP H1059131A
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unit
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control unit
response
confirmation signal
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JP23838396A
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Motohiro Yoshino
元博 吉野
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用送受信機の消費電力を減らすことがで
き、しかも誤動作を防止したキーレスシステムを提供す
ること。 【解決手段】 本体装置4は、リモコンユニットのID
コードを格納する記憶部40と、リモコンユニットとの
間で各種信号の送受信を行った結果に応じて本体装置4
の全体を制御する制御部42と、受信部46および送信
部48とを含んで構成されている。制御部42は、接点
スイッチ62が操作されたときに、送信部48から小出
力の確認信号および大出力の確認信号を送信してリモコ
ンユニットからの応答の有無を調べる。小出力の確認信
号に対する応答があった場合には車室内にリモコンユニ
ットを置き忘れたものと判断して所定の警報を行う。ま
た、小出力の確認信号に対する応答がなく、大出力の確
認信号に対する応答があった場合には、制御部42の指
示によってドアやトランクの解錠あるいは施錠が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアやトラ
ンク等の施錠あるい解錠をキーを挿入することなく行う
キーレスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両のドアの施錠あるいは解
錠を実際にキーを操作することなく行うことができる所
謂キーレスシステムとして特開昭59−24075号に
開示された「電磁式キーシステム」が知られている。こ
の電磁式キーシステムは、送信機を所持した運転者が車
両のドアに設けられたスイッチを操作した場合のみ車両
のキーを用いることなくドアロックの解錠あるいは施錠
を行うものである。ドアに設けられたスイッチが操作さ
れたときに車体側の制御装置からリクエスト信号を送信
し、これに対応して送信機から所定のコード信号が返信
されたときにドアの解錠あるいは施錠が行われるように
なっている。
【0003】ところが、上述した電磁式キーシステム
は、送信機が車両側の制御装置を中心に所定範囲内にあ
る場合に動作するが、運転者が車室内に送信機を置き忘
れた場合や運転者が送信機を持って車室内にいる場合に
は、車外からドアに設けられたスイッチが操作された場
合にも動作してしまい、第三者による解錠および施錠が
可能になるという不都合があった。
【0004】このような不都合を回避した従来技術とし
て、特公平3−50868号公報に開示された「車両用
施解錠制御装置」が知られている。この車両用施解錠制
御装置では、車体側制御装置によって送信機から送られ
てくる固有コード信号の強度を監視することにより、運
転者が車室内にいるか否かを判断し、いないと判断した
ときにドアロックの施錠あるいは解錠を行うようにした
ものである。運転者が車室内にいる場合には施錠等が行
われないため、上述した不都合を回避することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した
「車両用施解錠制御装置」は、ドアの開閉時に車体側制
御装置からリクエスト信号を2度送信し、これに対して
送信機から固有コード信号を2度送り返し、この2つの
固有コード信号の強度を比較することにより、運転者が
車室内にいるか否かを判断している。したがって、1回
の判断を行うために送信機から必ず2度固有コード信号
を送信しなければならず、消費電力が多くなる。特に、
送信機は運転者自身が携行するものであり、小型化の要
求からあまり大きな電池を使用することができず、しか
も1回の電池交換でできるだけ長時間動作させるために
も消費電力は少ない方が好ましい。
【0006】また、2つの固有コード信号の強度比較に
よって運転者が車室内にいるか否かを判断しているた
め、ドア開閉時に送信機を移動させた場合に誤動作する
おそれがある。例えば、同乗者を載せようとしてドアを
開閉するタイミングで、送信機を入れた上着を助手席か
ら後部座席に移動させた場合や、荷物を車室内に入れよ
うとしてドアを開閉するタイミングで、送信機を入れた
上着を振り回した場合等においては、2つの固有コード
信号の強度が異なることになるため、運転者が車室内か
ら車外へ、あるいは車外から車室内へ移動したものと誤
った判断がなされる。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は携帯用送受信機の消費電力を
減らすことができ、しかも誤動作を防止したキーレスシ
ステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のキーレスシステムは、所定のトリガ信
号に応じて小出力および大出力の確認信号を送信し、携
帯用送受信機からの応答を調べることにより、携帯用送
受信機が小出力の確認信号の到達領域外であって大出力
の確認信号の到達領域内にあるときに施錠あるいは解錠
動作を行う。
【0009】具体的には、動作指示検出部に車体外部か
ら施錠あるいは解錠動作が指示されたときに所定のトリ
ガ信号が出力され、送信部から小出力の確認信号と大出
力の確認信号が携帯用送受信機に向けて出力される。一
方の小出力の確認信号は、その到達範囲がほぼ車室内と
なるように出力レベルが設定されており、他方の大出力
の確認信号は、その到達範囲が車外の所定領域を含むよ
うに出力レベルが設定されている。したがって、判定部
によってこれら2種類の確認信号に対する応答の有無を
調べることにより、携帯用送受信機が小出力の確認信号
の到達領域外であって大出力の確認信号の到達領域内に
あることを判定することができ、この場合には制御部に
よって施錠あるいは解錠動作の制御が行われる。
【0010】このように、本発明によれば、携帯用送受
信機に対して小出力の確認信号を送信することにより、
この小出力の確認信号の到達領域内に携帯用送受信機が
存在するか否かを正確に判定でき、例えば携帯用送受信
機が車室内にあるにもかかわらず車外に持ち出されたと
判断することによる誤動作等を防止することができる。
また、携帯用送受信機が小出力の確認信号の到達領域内
にあるか否かは小出力の確認信号を送信しただけで判定
することができ、1回の判定を行うために必ず確認信号
を2回送信する場合に比べて消費電力を少なくすること
ができる。
【0011】また、警報部を備えることにより、小出力
の確認信号に対応して携帯用送受信機からの応答があっ
た場合に所定の警報を行い、携帯用送受信機が車室内に
あることを知らせることができるため、携帯用送受信機
を車室内に置き忘れたために施錠がなされなかったとい
う状態で放置されることを防止することができる。
【0012】また、この警報部は携帯用送受信機が備え
るようにしてもよい。但し、この場合には車体側の送信
部から、小出力の確認信号に対応した携帯用送受信機か
らの応答があったときに警報信号を携帯用送受信機に向
けて送信し、携帯用送受信機の警報部では、この警報信
号に応じて所定の警報を行うことにより、携帯用送受信
機が車室内にあることを知らせる。この警報によって、
携帯用送受信機を所持する者が車室内にいた場合に第三
者がトランク等を解錠しようとしていることを知ること
ができるため、休憩時等に発生する盗難等を防止するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のキーレスシステムは、車
室内に設置された本体装置から携帯用送受信機であるリ
モコンユニットに対して送信する確認信号の出力を大小
2段階に切り換えることにより、リモコンユニットが車
室内にあるか車外にあるかを判定し、これによりリモコ
ンユニットを車室内へ置き忘れた場合等における誤動作
によるドアの施錠あるいは解錠を防止することに特徴が
ある。以下、本発明を適用した一の実施形態のキーレス
システムについて、図面を参照しながら具体的に説明す
る。
【0014】図1は、本実施形態のキーレスシステムを
構成するリモコンユニット1の構成を示す図である。こ
のリモコンユニット1は運転者が携帯しており、車室内
の本体装置からの確認信号を受信したときにリモコンユ
ニット1自身に対応する固有のIDコードを含む応答を
返送する。
【0015】図1に示すリモコンユニット1は、このリ
モコンユニット1を所持する運転者が各種の指示を与え
るキー入力部10と、IDコード等の各リモコンユニッ
ト毎に個別に用意されたデータを格納する記憶部12
と、IDコードを本体装置に対して返送したり、後述す
るブザー等を通して各種のアラームを運転者に通知する
ためにリモコンユニット1の全体を制御する制御部14
と、アンテナ16で受信した電波に対して所定の同調動
作を行う受信部18と、所定の変調処理が行われた信号
をアンテナ16を介して本体装置に向けて出力する送信
部20と、所定のキャリア信号を発生するキャリア発生
部22と、受信部18から出力される同調後の信号に対
して所定の復調動作を行うとともに制御部14から出力
されるデータを位相変調やFSK変調等所定の方式によ
って変調した信号を送信部20に出力する変調・復調部
24とを備えている。
【0016】また、リモコンユニット1は、運転者に対
して各種のアラームを通知するLCD(液晶表示装置)
26、LED(発光ダイオード)28、ブザー30およ
びバイブレータ32と、制御部14からの指示に応じて
ブザー30等を駆動するドライバ34とを備えている。
【0017】図2は、本実施形態のキーレスシステムを
構成する本体装置4の構成を示す図であり、車室内に設
置された本体装置4の詳細が示されている。同図に示す
本体装置4は、対応するリモコンユニット1のIDコー
ドを格納する記憶部40と、リモコンユニット1との間
で各種信号の送受信を行った結果に応じて本体装置4の
全体を制御する制御部42と、アンテナ44で受信した
電波に対して所定の同調動作を行う受信部46と、所定
の変調処理が行われた信号をアンテナ44を介してリモ
コンユニット1に向けて出力する送信部48と、所定の
キャリア信号を発生するキャリア発生部50と、受信部
46から出力される同調後の信号に対して所定の復調動
作を行うとともに制御部42から出力されるデータを位
相変調やFSK変調等所定の方式によって変調した信号
を送信部48に出力する変調・復調部52とを備えてい
る。
【0018】また、本体装置4は、車体外側のドアノブ
に設けられた接点スイッチ62の操作状況やトランク近
傍に設けられたレーダセンサ64の検出状況を制御部4
2に入力する入力インタフェース部54と、車両に設置
された各種装置を駆動するための各種ドライバに制御部
42からの指示を送る出力インタフェース部56とを備
えている。出力インタフェース部56を介して指示を送
る各種ドライバとしては、アクチュエータ(図示せず)
を駆動してドアの施錠あるいは解錠を行うドアロック用
ドライバ66と、同様にトランクの施錠あるいは解錠を
行うトランク用ドライバ68と、リモコンユニット1を
車室内に置き忘れた場合や不審者がドアやトランクを開
けようとしたときにサイレン(図示せず)を鳴らして所
定の警告を行うサイレンドライバ70と、同様にリモコ
ンユニット1を車室内に置き忘れた場合等において車内
のコンソール部に設けられたLCDやLED(図示せ
ず)に対して所定の表示を行って運転者に対して通知を
行うLCDドライバ72およびLEDドライバ74とが
備わっている。
【0019】本実施形態のキーレスシステムはこのよう
な構成を有しており、次にその動作を説明する。図3
は、本実施形態のキーレスシステムの動作の概略を示す
図である。また、図4は本体装置1から送信される信号
の受信範囲を示す図である。
【0020】最初に、本体装置4からリモコンユニット
1に対して小出力の確認信号を送信して応答の有無が確
認される。この小出力の確認信号の受信可能範囲を車室
内(図4に示す領域A)とほぼ同じになるように予め設
定しておくことにより、応答があった場合には車室内に
リモコンユニット1を置き忘れたものと判断して所定の
置き忘れ警報が出力される。
【0021】応答がなかった場合には、次に本体装置4
からリモコンユニット1に対して大出力の確認信号を送
信して応答の有無が確認される。この大出力の確認信号
の受信範囲を車体近傍の所定範囲(図4に示す領域B)
まで含むように設定しておくことにより、応答があった
場合にはドアやトランクの開閉を行おうとしている運転
者がいるものと判断してこれらの解錠あるいは施錠が行
われる。あるいは、応答がなかった場合には、リモコン
ユニット1を所持しない第三者がドア等を開閉しようと
している場合であるためドア等の解錠あるいは施錠は行
われない。
【0022】図5は、本体装置4の動作手順を示す流れ
図である。本体装置4に電源が投入されると、制御部4
2は、ドアおよびトランクの施錠あるいは解錠を指示す
る所定のトリガ信号が生じたか否かを判定する(ステッ
プ500)。上述したように、車体外側のドアノブには
動作指示検出部としての接点スイッチ62が設けられて
おり、運転者等がこの接点スイッチ62に触れることに
よりこの接点スイッチ62がオン状態となるため、入力
インタフェース部54を介してこのオン状態を検出した
ときに所定のトリガ信号が生じたものと判断する。ある
いは、トランク近傍(例えばトランクの下部に設けられ
た衝撃吸収用バンパーの内側)には動作指示検出部とし
てのレーダセンサ64が設けられており、トランクを開
けようとして後方に運転者等が近づいたときにレーダ出
力がオン状態となるため、入力インタフェース部54を
介してこのオン状態を検出したときに所定のトリガ信号
が生じたものと判断する。
【0023】このようして所定のトリガ信号が生じる
と、次に制御部42は、リモコンユニット1に向けて小
出力の確認信号を送信する(ステップ501)。リモコ
ンユニット1に対してIDコードの返送を要求するコマ
ンドを含む所定のフレームデータが制御部42で作成さ
れ出力されると、変調・復調部52は、キャリア発生部
50から出力される所定周波数のキャリア信号をこのフ
レームデータに応じて変調する。送信部48は、制御部
42から入力される送信出力コントロール信号によっ
て、その送信出力が小レベルに設定されており、変調・
復調部52から出力される変調後の信号をアンテナ44
を介してほぼ車室内にのみ到達するように送信する。
【0024】次に、制御部42は、このようにして送信
した小出力の確認信号に対応する応答があるか否かを判
定し(ステップ502)、応答があった場合にはそのフ
レームデータに含まれるIDコードが記憶部40に格納
されたIDコードと一致するか否かを判定する(ステッ
プ503)。IDコードが一致した場合には、次に制御
部42は、所定の置き忘れ警報を車体に備わったサイレ
ン等を介して出力する(ステップ504)とともに、リ
モコンユニット1に対しても置き忘れ警報を出力する旨
のコマンドを含む警報信号を送信する(ステップ50
5)。すなわち、本体装置4の記憶部40に格納された
IDコードに対応するリモコンユニット1が、図4の領
域Aで示す小出力の確認信号の到達範囲である車室内に
ある場合には、所定の置き忘れ警報動作が行われる。
【0025】なお、リモコンユニット1が車室内にあっ
てドアに設けられた接点スイッチ62等が操作される場
合とは、運転者が車室内にリモコンユニット1を置き忘
れたにもかかわらずドアを施錠しようとした場合や、リ
モコンユニット1を所持する運転者が車室内にいるとき
に車外の第三者がドアロックを解錠あるいはトランクの
ロックを解錠しようとした場合である。したがって、こ
れらの場合にはドアやトランクの解錠あるいは施錠を行
う必要はなく、運転者や第三者に所定の置き忘れ警報を
出力するだけで、上述したステップ500に戻って処理
を繰り返す。この置き忘れ警報は、例えば制御部42か
らサイレンドライバ70に指示を送って所定のアラーム
音を発するとともに、LCDドライバ72およびLED
ドライバ74によってLCD等の各種表示部を用いて行
われる。また、制御部42は、本体装置1の制御による
置き忘れ警報の出力動作と並行して、リモコンユニット
1に対して置き忘れ警報を行う旨のコマンドを含むフレ
ームデータを警報信号として送信し、この警報信号を受
信したリモコンユニット1では、ブザー30を鳴らした
り、バイブレータ32を振動させたり、LCD26やL
ED28に各種の表示を行ったりして置き忘れ警報を行
う。
【0026】したがって、例えば運転者が車室内にリモ
コンユニット1を置き忘れたにもかかわらずドアを施錠
しようとした場合には、サイレンから発せられるアラー
ム音を聞いた運転者がリモコンユニット1を車室内に置
き忘れたことを知ることができる。また、リモコンユニ
ット1を所持する運転者が車室内にいるときに車外の第
三者がドアロックを解錠あるいはトランクのロックを解
錠しようとした場合には、サイレンから発せられるアラ
ーム音を聞いたり、所持しているリモコンユニット1の
ブザー30のブザー音を聞いたりバイブレータ32によ
る振動を感じることにより不審者の接近を車室内の運転
者が知ることができる。
【0027】一方、小出力の確認信号に対する応答がな
かった場合には、次に制御部42は、リモコンユニット
1に向けて大出力の確認信号を送信する(ステップ50
6)。小出力の確認信号を送ったときと同じフレームデ
ータが制御部42で作成され、変調・復調部52による
変調が行われるが、今度は制御部42から送信部48に
対して送られる送信出力コントロール信号によって送信
出力が大レベルに設定されており、変調・復調部52か
ら出力される変調後の信号がアンテナ44を介して車体
周辺を含む比較的広い範囲(図4に示した領域B)に到
達するように送信される。
【0028】次に、制御部42は、このようにして送信
した大出力の確認信号に対応する応答があるか否かを判
定し(ステップ507)、応答があった場合にはそのフ
レームデータに含まれるIDコードが記憶部40に格納
されたIDコードと一致するか否かを判定する(ステッ
プ508)。IDコードが一致した場合には、リモコン
ユニット1の本来の所有者による正規の動作指示である
と判断され、次に制御部42は、上述したトリガにより
要求された操作の実施信号を出力する(ステップ50
9)。
【0029】例えば、接点スイッチ62が操作された場
合であって、その時点でドアロックが解錠された状態に
ある場合には、制御部42から出力インタフェース部5
6を介してドアロック用ドライバ66に対して所定の信
号が送られてドアロックが施錠される。反対に、接点ス
イッチ62が操作された場合であって、その時点でドア
ロックが施錠された状態にある場合には、制御部42か
ら出力インタフェース部56を介してドアロック用ドラ
イバ66に対して所定の信号が送られてドアロックが解
錠される。また、レーダセンサ64によって車両後方の
トランクを開閉する位置に運転者の存在を検出した場合
には、制御部42から出力インタフェース部56を介し
てトランク用ドライバ68に対して所定の信号が送られ
てトランクが開放される。
【0030】大出力の確認信号に対する応答がなかった
場合には、制御部42からサイレンドライバ70に指示
を送ってサイレンからアラーム音を出力することによ
り、接点スイッチ62を操作した第三者、あるいはレー
ダセンサ64によって存在を検出した第三者に対して、
所定の警報を行う(ステップ510)。このように、第
三者に対して所定の警告を行って、この車両には各種の
センサを有するセキュリティシステムが備わっているこ
とを知らせることにより、未然に盗難等を防止すること
ができる。
【0031】図6は、リモコンユニット1の動作手順を
示す流れ図である。リモコンユニット1は、通常は車両
に設置された本体装置4からの信号を受信するための待
機状態にある(ステップ600)。この待機状態におい
て本体装置4から何らかの信号が送信されると、リモコ
ンユニット1内のアンテナ16を介して受信部18でこ
の信号を受信する。さらに、この受信信号を変調・復調
部24で復調することにより、受信信号に対応したフレ
ームデータが制御部14に入力される。制御部14は、
入力されるフレームデータに含まれるファンクションコ
ードに基づいて、本体装置4から送られてきた信号が確
認信号であるか否かを判定する(ステップ601)。本
体装置4からは上述したステップ501あるいは506
の動作において小出力あるいは大出力の確認信号が送信
されるため、この信号をリモコンユニット1で受信した
ときに、制御部14は確認信号であると判断する。次に
制御部14は、記憶部12に格納されたリモコンユニッ
ト1固有のIDコードを読み出して(ステップ60
2)、このIDコードを含むフレームデータを作成す
る。変調・復調部24は、キャリア発生部22から出力
される所定周波数のキャリア信号をこのフレームデータ
に応じて変調し、この変調された信号が送信部20によ
ってアンテナ16から本体装置4に向けて送信される
(ステップ603)。リモコンユニット1は、このよう
なIDコードを含む信号を送信した後、再度ステップ6
00に戻って信号受信の待機状態となる。
【0032】また、本体装置4から送られてきた信号が
確認信号でない場合には、制御部14は、ステップ60
1の確認信号か否かの判定を行った後に、リモコンユニ
ット1に所定の警報動作を行わせるための警報信号であ
るか否かを判定する(ステップ604)。本体装置4か
らは上述したステップ505の動作において警報信号が
出力されるため、この信号をリモコンユニット1で受信
したときに、制御部14は警報信号であると判断する。
次に制御部14は、ブザー30を鳴らしたり、バイブレ
ータ32を振動させたり、LCD26やLED28に各
種の表示を行ったりしてリモコンユニット1の所持者に
対して置き忘れ警報を行う(ステップ605)。リモコ
ンユニット1は、このようにして本体装置4からの指示
に応じた置き忘れ警報を行った後、再度ステップ600
に戻って受信信号の待機状態となる。
【0033】このように、本実施形態のキーレスシステ
ムは、最初に本体装置4からリモコンユニット1に向け
て小出力の確認信号を送信し、応答があった場合にはリ
モコンユニット1が車室内にあるものと正確に判定され
るため、車外からの操作指示に応じた誤動作によってド
アあるいはトランクの施錠あるいは解錠を行ってしまう
ことがない。しかも、この場合には所定の警報を行うこ
とにより、車室内にリモコンユニット1を置き忘れた運
転者に通知することができ、あるいはリモコンユニット
1を所持しない第三者に対しては警告となるため盗難等
を未然に防止することができる。また、小出力の確認信
号に対して応答がない場合には、続けて本体装置4から
リモコンユニット1に向けて大出力の確認信号を送信
し、応答があった場合にはドア等の施錠あるいは解錠を
行っており、小出力と大出力の確認信号を組み合わせて
送信してその応答の有無を調べることにより、リモコン
ユニット1を所持する運転者が車室内にいるのか車外に
いるのかを正確に判定でき、車外にいる運転者からの指
示に応じて正確にドア等の施錠あるいは解錠を行うこと
ができる。
【0034】また、リモコンユニット1が車室内にある
か否かの判断を本体装置4から小出力の確認信号を送信
することにより行っており、リモコンユニット1が車室
内に存在すると判断されると、本体装置4からリモコン
ユニット1に対する大出力の確認信号の送信が行われな
い。したがって、この場合にはリモコンユニット1から
の応答信号も1回の送信で済むことになり、1回の判定
を行うために常に2回の応答を返す場合に比べると、リ
モコンユニット1の消費電力を低減することができる。
特に、リモコンユニット1は、携帯用に小型化が要求さ
れ、電源となる電池も小型のものが使用されるため、消
費電力を少なくすることで1回の電池交換で使用するこ
とができる期間を長くすることができ、電池交換の手間
等を減らすことができる。
【0035】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態のキーレスシ
ステムは、本体装置4から最初に小出力の確認信号を送
信し、次に大出力の確認信号を送信するようにしたが、
その順番を反対にして、最初に大出力の確認信号を送信
し、次に小出力の確認信号を送信するようにしてもよ
い。また、リモコンユニット1から各種の警報を出力す
るためにブザー30やバイブレータ32等を備えるよう
にしたが、車両に設けられたサイレン等から警報を行う
だけでも運転者等に警報を行うことができるため、リモ
コンユニット1の構成からこれらブザー30等を除くよ
うにしてもよい。
【0036】また、本実施形態のキーレスシステムで
は、車体に設置された接点スイッチ62が操作されたと
きに、あるいはレーダセンサ64によってその検出領域
に運転者等が入ったときに、本体装置4内の制御部42
に向けて所定のトリガ信号が送られるようにしたが、他
のスイッチが操作されたときに、あるいは他のセンサ類
によって運転者等の存在を検出したときにトリガ信号を
発生するようにしてもよい。例えば、接点スイッチ62
の代わりに静電スイッチを用い、レーダセンサ64の代
わりに赤外線センサを用いるようにしてもよい。
【0037】また、本実施形態では車両のドアやトラン
クの施錠や解錠を行う場合を例にとって説明したが、本
発明のキーレスシステムは、車両以外のドア等の施錠あ
るいは解錠を行う場合に適用することができる。例え
ば、家屋のドア、シャッター、あるいは窓やショーケー
ス等の開閉部の施錠あるいは解錠を行う場合に本発明の
キーレスシステムを適用することができる。
【0038】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、携帯
用送受信機に対して小出力の確認信号を送信することに
より、この小出力の確認信号の到達領域内に携帯用送受
信機が存在することを正確に判定でき、誤動作を防止す
ることができる。また、携帯用送受信機が小出力の確認
信号の到達領域内にあるか否かは小出力の確認信号を送
信しただけで判定することができるため、消費電力を減
らすことができる。
【0039】また、警報部を備えることにより、小出力
の確認信号に対応して携帯用送受信機からの応答があっ
た場合に所定の警報を行い、携帯用送受信機が車室内に
あることを知らせることができるため、携帯用送受信機
を車室内に置き忘れたために施錠がなされなかったとい
う状態で放置されることを防止することができる。
【0040】また、この警報部は携帯用送受信機が備え
るようにしてもよい。この場合には、携帯用送受信機を
有する者が車室内にいた場合に第三者がトランク等を解
錠しようとしていることを知ることができるため、休憩
時等に発生する盗難等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のキーレスシステムを構成するリモ
コンユニットの構成を示す図である。
【図2】本実施形態のキーレスシステムを構成する本体
装置の構成を示す図である。
【図3】本実施形態のキーレスシステムの動作の概略を
示す図である。
【図4】本体装置から送信される信号の受信範囲を示す
図である。
【図5】本体装置の動作手順を示す流れ図である。
【図6】リモコンユニットの動作手順を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】 1 リモコンユニット 4 本体装置 10 キー入力部 12、40 記憶部 14、42 制御部 16、44 アンテナ 18、46 受信部 20、48 送信部 22、50 キャリア発生部 30 ブザー 32 バイブレータ 62 接点スイッチ 64 レーダセンサ 66 ドアロック用ドライバ 68 トランク用ドライバ 70 サイレンドライバ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のトリガ信号に応じて本体装置から
    確認信号を送信し、携帯用送受信機からの正常な応答が
    あった場合に前記本体装置によって施錠あるいは解錠動
    作を行うキーレスシステムであって、 前記本体装置は、小出力および大出力の前記確認信号を
    送信してその応答を調べることにより、前記携帯用送受
    信機が前記小出力の確認信号の到達領域外であって前記
    大出力の確認信号の到達領域内にあるときに施錠あるい
    は解錠動作を行うことを特徴とするキーレスシステム。
  2. 【請求項2】 車体側から送信される確認信号を受信し
    たときに、固有のコードを含む応答を送り返す携帯用送
    受信機と、 前記車体の外部に設けられており、車体外部から施錠あ
    るいは解錠動作が指示されたときに所定のトリガ信号を
    出力する動作指示検出部と、 前記車体側に設けられており、前記動作指示検出部から
    前記トリガ信号が出力されたときに、到達領域がほぼ車
    室内となる小出力の前記確認信号と、到達距離が車外の
    所定領域を含む大出力の前記確認信号とを送信する送信
    部と、 前記車体側に設けられており、前記携帯用送受信機から
    の応答を受信する受信部と、 前記受信部で受信した前記2種類の確認信号に対する前
    記携帯用送受信機からの応答に応じて、前記携帯用送受
    信機が前記小出力の確認信号の到達領域外であって前記
    大出力の確認信号の到達領域内にあることを判定する判
    定部と、 前記判定部によって前記携帯用送受信機が前記小出力の
    確認信号の到達領域外であって前記大出力の確認信号の
    到達領域内にあると判定されたときに、前記施錠あるい
    は解錠動作を制御する制御部と、 を備えることを特徴とするキーレスシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記送信部から送信される小出力の確認信号に対応した
    前記携帯用送受信機からの応答があった場合に所定の警
    報を出力する警報部をさらに備えており、所定の警報を
    行うことにより前記携帯用送受信機が前記車室内にある
    ことを知らせることを特徴とするキーレスシステム。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記携帯用送受信機は、警報信号を受信したときに所定
    の警報を出力する警報部をさらに備えており、 前記送信部から送信される小出力の確認信号に対応した
    前記携帯用送受信機からの応答があった場合に前記警報
    信号を前記送信部から前記携帯用送受信機に向けて送信
    することにより、前記携帯用送受信機が前記車室内にあ
    ることを前記警報部から知らせることを特徴とするキー
    レスシステム。
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