JPH1059130A - ベルト緊張器の火薬式直線作動装置 - Google Patents
ベルト緊張器の火薬式直線作動装置Info
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- JPH1059130A JPH1059130A JP9197142A JP19714297A JPH1059130A JP H1059130 A JPH1059130 A JP H1059130A JP 9197142 A JP9197142 A JP 9197142A JP 19714297 A JP19714297 A JP 19714297A JP H1059130 A JPH1059130 A JP H1059130A
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
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- B60R22/4633—Linear actuators, e.g. comprising a piston moving along reel axis and rotating along its own axis
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- B60R2022/4685—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up with means to adjust or regulate the tensioning force in relation to external parameters
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作動エネルギが搭乗者の身長、体重、着座位
置または衝突の強さのようなパラメータにもっともよく
適合したベルト張力を確保するため、圧力が段階的に変
化するベルト緊張器の火薬式直線作動装置を得ること。 【解決手段】 ベルト緊張器の火薬式直線作動装置は、
ピストン−シリンダユニット、ピストンを作動せしめる
ガス発生器（９）、前記ガス発生器（９）の推進剤（１
３，１５）を作動せしめる点火ユニット（２５）を有す
る。ガス発生器（９；９′）はその内部において互いに
分離されかつそれぞれ別々にまたは同時に作動し得るい
くつかの推進剤（１３，１５）を有する多段ガス発生器
として形成される。搭乗者の身長、体重、着座位置また
は衝突の強さのようなパラメータを感知するセンサが設
けられ、センサに感知されたパラメータはアクチベータ
（３１）において処理され、点火ユニット（２５）を介
して推進剤（１３，１５）のいずれかまたは複数の推進
剤を作動せしめ、各搭乗者に適合したベルト張力を発生
する。
置または衝突の強さのようなパラメータにもっともよく
適合したベルト張力を確保するため、圧力が段階的に変
化するベルト緊張器の火薬式直線作動装置を得ること。 【解決手段】 ベルト緊張器の火薬式直線作動装置は、
ピストン−シリンダユニット、ピストンを作動せしめる
ガス発生器（９）、前記ガス発生器（９）の推進剤（１
３，１５）を作動せしめる点火ユニット（２５）を有す
る。ガス発生器（９；９′）はその内部において互いに
分離されかつそれぞれ別々にまたは同時に作動し得るい
くつかの推進剤（１３，１５）を有する多段ガス発生器
として形成される。搭乗者の身長、体重、着座位置また
は衝突の強さのようなパラメータを感知するセンサが設
けられ、センサに感知されたパラメータはアクチベータ
（３１）において処理され、点火ユニット（２５）を介
して推進剤（１３，１５）のいずれかまたは複数の推進
剤を作動せしめ、各搭乗者に適合したベルト張力を発生
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はピストン／シリンダ
ユニット、ピストンを作動せしめるガス発生器および前
記ガス発生器の推進剤を作動せしめる点火ユニットを有
するベルト緊張器の火薬式直線作動装置に関するもので
ある。
ユニット、ピストンを作動せしめるガス発生器および前
記ガス発生器の推進剤を作動せしめる点火ユニットを有
するベルト緊張器の火薬式直線作動装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】通常の火薬式直線作動装置においては、
火薬式推進剤は平均体重の自動車搭乗者に対して設定さ
れる。従って、ベルトは、小さい、大きい、軽い、及び
重い搭乗者の全てに対して同じ力で緊張する。
火薬式推進剤は平均体重の自動車搭乗者に対して設定さ
れる。従って、ベルトは、小さい、大きい、軽い、及び
重い搭乗者の全てに対して同じ力で緊張する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】最適なベルト張力を得
る目的は、衝突状態における自動車の減速の際、できる
だけ迅速に自動車搭乗者を拘束することである。しかし
ながら、軽量で背が低い人の場合、この目的は、体重が
平均のまたは大きい人の場合より小さい力で緊張するよ
うにしても、達成することができる。
る目的は、衝突状態における自動車の減速の際、できる
だけ迅速に自動車搭乗者を拘束することである。しかし
ながら、軽量で背が低い人の場合、この目的は、体重が
平均のまたは大きい人の場合より小さい力で緊張するよ
うにしても、達成することができる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、搭乗者の身
長、体重、着座位置または衝突の強さ等のパラメータに
もっともよく適合したベルト張力を確保するため、作動
エネルギを複数の段階で得ることができるベルト緊張器
の火薬式直線作動装置を提供するものである。このこと
は、上記種類の火薬式直線作動装置において、ガス発生
器がその内部において互いに分離されかつそれぞれ別々
にまたは同時に作動可能であるいくつかの推進剤を有す
る多段ガス発生器として構成されることによって達成さ
れる。ガス発生器はそれ自体で一つのユニットを構成
し、その中に推進剤が相互に分離して配置される。した
がって、それぞれがそれ自体の推進剤を有する複数のガ
ス発生器を直線作動装置に組込む必要はなく、組立ては
簡単になる。好適には、作動容量が異なった二つの推進
剤が設置され、三つの作動容量すなわち、それぞれ別々
の推進剤の作動容量、および両方の推進剤の同時の作動
の際の個々の作動容量の和が得られる。２つの推進剤の
作動容量の比は好適にはおよそ１対２である。
長、体重、着座位置または衝突の強さ等のパラメータに
もっともよく適合したベルト張力を確保するため、作動
エネルギを複数の段階で得ることができるベルト緊張器
の火薬式直線作動装置を提供するものである。このこと
は、上記種類の火薬式直線作動装置において、ガス発生
器がその内部において互いに分離されかつそれぞれ別々
にまたは同時に作動可能であるいくつかの推進剤を有す
る多段ガス発生器として構成されることによって達成さ
れる。ガス発生器はそれ自体で一つのユニットを構成
し、その中に推進剤が相互に分離して配置される。した
がって、それぞれがそれ自体の推進剤を有する複数のガ
ス発生器を直線作動装置に組込む必要はなく、組立ては
簡単になる。好適には、作動容量が異なった二つの推進
剤が設置され、三つの作動容量すなわち、それぞれ別々
の推進剤の作動容量、および両方の推進剤の同時の作動
の際の個々の作動容量の和が得られる。２つの推進剤の
作動容量の比は好適にはおよそ１対２である。
【０００５】本発明による直線作動装置は、自動車搭乗
者、自動車または自動車環境のパラメータを感知する少
なくとも一つのセンサ、およびセンサに接続され、セン
サによって感知されたパラメータの関数として一つ以上
の推進剤の作動を制御するアクチベータを設置されてい
る。感知し得るパラメータはたとえば座席占有率、自動
車搭乗者の体重、身長または着座位置ならびに衝突強
さ、自動車内外の温度である。発生すべき作動容量を感
知する前記最後の二つのパラメータを含むことは下記の
理由からである。すなわち、たとえば冬期における低い
外気温度および低い室内温度において、自動車搭乗者は
重い衣服を着用し、従って、シートベルトは自動車搭乗
者の体に密着せず、自動車搭乗者は衝突の際柔軟な衣服
の厚い層のためシートベルトによって拘束されるまで大
きい距離を移動する必要がある。そのような場合、ベル
ト緊張器は使用者の体に接触するまでシートベルトを迅
速に移動させるように大きい作動容量を備える必要があ
る。
者、自動車または自動車環境のパラメータを感知する少
なくとも一つのセンサ、およびセンサに接続され、セン
サによって感知されたパラメータの関数として一つ以上
の推進剤の作動を制御するアクチベータを設置されてい
る。感知し得るパラメータはたとえば座席占有率、自動
車搭乗者の体重、身長または着座位置ならびに衝突強
さ、自動車内外の温度である。発生すべき作動容量を感
知する前記最後の二つのパラメータを含むことは下記の
理由からである。すなわち、たとえば冬期における低い
外気温度および低い室内温度において、自動車搭乗者は
重い衣服を着用し、従って、シートベルトは自動車搭乗
者の体に密着せず、自動車搭乗者は衝突の際柔軟な衣服
の厚い層のためシートベルトによって拘束されるまで大
きい距離を移動する必要がある。そのような場合、ベル
ト緊張器は使用者の体に接触するまでシートベルトを迅
速に移動させるように大きい作動容量を備える必要があ
る。
【０００６】好適な一実施例において、ガス発生器はシ
リンダ内部の円筒壁に隣接する円形のリング状本体を有
し、隔壁がガス発生器推進剤の間に設けられ、隔壁はす
べて軸線方向に配置されている。各推進剤は正面端部カ
バーによって作動空間から分離され、かつ他の推進剤の
点火の際作動されないように保護されている。本発明の
別の特徴および利点は、図面に基づく下記の好適な実施
例に関する下記の説明から明らかになるであろう。
リンダ内部の円筒壁に隣接する円形のリング状本体を有
し、隔壁がガス発生器推進剤の間に設けられ、隔壁はす
べて軸線方向に配置されている。各推進剤は正面端部カ
バーによって作動空間から分離され、かつ他の推進剤の
点火の際作動されないように保護されている。本発明の
別の特徴および利点は、図面に基づく下記の好適な実施
例に関する下記の説明から明らかになるであろう。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１には、（図示しない）作動ピ
ストンおよびシリンダ３を備えたユニットを有するベル
ト緊張器の火薬式直線作動装置１が記載されている。ピ
ストンロッド５はピストンからシリンダ３の正面端部７
の開口を通って外方に延長し、シートベルトを感知する
装置に連結されている。正面端部７に隣接するシリンダ
３の内部には、ピストンロッド５を囲む円形のリング状
ガス発生器９が設けられ、ガス発生器は薄い円形のリン
グ状ハウジング１１を備えている。ガス発生器９の内部
には互いに空間的に分離して設置された二つの推進剤、
すなわち第１推進剤１３および第２推進剤１５が設けら
れている。二つの推進剤１３，１５の作動容量の比は、
およそ１対２である。二つの推進剤１３，１５はＬ字形
断面を有する回転対称の壁１７によって互いに分離され
ている。隔壁１７は両方の推進剤１３，１５がシリンダ
３内部の作動空間１８に連通するように配置されてい
る。しかしながら、各推進剤１３，１５は、直線作動装
置１の不作動状態において、作動空間１８から正面端部
カバー１９，２０によって分離されている。
ストンおよびシリンダ３を備えたユニットを有するベル
ト緊張器の火薬式直線作動装置１が記載されている。ピ
ストンロッド５はピストンからシリンダ３の正面端部７
の開口を通って外方に延長し、シートベルトを感知する
装置に連結されている。正面端部７に隣接するシリンダ
３の内部には、ピストンロッド５を囲む円形のリング状
ガス発生器９が設けられ、ガス発生器は薄い円形のリン
グ状ハウジング１１を備えている。ガス発生器９の内部
には互いに空間的に分離して設置された二つの推進剤、
すなわち第１推進剤１３および第２推進剤１５が設けら
れている。二つの推進剤１３，１５の作動容量の比は、
およそ１対２である。二つの推進剤１３，１５はＬ字形
断面を有する回転対称の壁１７によって互いに分離され
ている。隔壁１７は両方の推進剤１３，１５がシリンダ
３内部の作動空間１８に連通するように配置されてい
る。しかしながら、各推進剤１３，１５は、直線作動装
置１の不作動状態において、作動空間１８から正面端部
カバー１９，２０によって分離されている。
【０００８】シリンダ３の創成面（もしくは形成面）の
二つの各通孔２１，２３は、それぞれ推進剤１３および
１５と連通し、ガス発生器９のハウジング１１は通孔２
１，２３の区域において開口している。共通の点火ユニ
ット２５がクランプリング２６によってシリンダ３の創
成面に固定され、点火ユニット２５から延びるプライマ
（若しくは雷管）２７および２９がそれぞれ通孔２１，
２３内に部分的に突出している。点火ユニット２５はケ
ーブル３９を介して電子アクチべータ（若しくは作動装
置）３１に接続され、アクチべータ自体にはいくつかの
センサが接続され、一つだけのセンサ３３が図示されて
いる。設けられるセンサは、衝突センサ、衝突の強さを
感知するセンサ、座席占有率のセンサ、自動車搭乗者の
体重を感知するセンサおよび外気の温度を感知するセン
サである。アクチベータ３１およびセンサ３３は、図２
から４に示す実施例には図示されていない。
二つの各通孔２１，２３は、それぞれ推進剤１３および
１５と連通し、ガス発生器９のハウジング１１は通孔２
１，２３の区域において開口している。共通の点火ユニ
ット２５がクランプリング２６によってシリンダ３の創
成面に固定され、点火ユニット２５から延びるプライマ
（若しくは雷管）２７および２９がそれぞれ通孔２１，
２３内に部分的に突出している。点火ユニット２５はケ
ーブル３９を介して電子アクチべータ（若しくは作動装
置）３１に接続され、アクチべータ自体にはいくつかの
センサが接続され、一つだけのセンサ３３が図示されて
いる。設けられるセンサは、衝突センサ、衝突の強さを
感知するセンサ、座席占有率のセンサ、自動車搭乗者の
体重を感知するセンサおよび外気の温度を感知するセン
サである。アクチベータ３１およびセンサ３３は、図２
から４に示す実施例には図示されていない。
【０００９】図２に示された実施例においては、ガス発
生器９′が図１に示されたガス発生器９とわずかに相違
する。すなわち、ガス発生器９′内の隔壁１７′は、ピ
ストンに向って円錐状に傾斜している。図１に示された
二つのカバー１９，２０は組合わされて共通のカバー３
４になっている。さらに、通孔２１′が正面端部７に設
けられ、通孔２３がシリンダ３の創成面に形成され、従
って、共通点火ユニット３５が正面端部７まで延長して
いる。アクチベータ３１に接続された多芯ケーブル３９
は点火ユニット３５の内部に延長して、高周波チョーク
３７に接続され、その先でケーブル３９はプライマ２
７，２９に達する別々の芯に分かれている。共通の高周
波チョーク３７はプライマ２７，２９の共通の接地導線
に接続されている。
生器９′が図１に示されたガス発生器９とわずかに相違
する。すなわち、ガス発生器９′内の隔壁１７′は、ピ
ストンに向って円錐状に傾斜している。図１に示された
二つのカバー１９，２０は組合わされて共通のカバー３
４になっている。さらに、通孔２１′が正面端部７に設
けられ、通孔２３がシリンダ３の創成面に形成され、従
って、共通点火ユニット３５が正面端部７まで延長して
いる。アクチベータ３１に接続された多芯ケーブル３９
は点火ユニット３５の内部に延長して、高周波チョーク
３７に接続され、その先でケーブル３９はプライマ２
７，２９に達する別々の芯に分かれている。共通の高周
波チョーク３７はプライマ２７，２９の共通の接地導線
に接続されている。
【００１０】図３に示された実施例は、図２に示された
点火ユニット３５と同様の点火ユニット４５がシリンダ
３の創成面に隣接する長い本体として形成され、図１の
ようにそこから離れていない点において、図１に示され
たものと相違している。両方の通孔２１，２３は、図１
に示された実施例と同様に、シリンダ３の創成面に設け
られている。ハウジング１１は通孔２１，２３の区域５
７，５８において閉鎖されているが、点火の際ハウジン
グ１１を通って破壊するのを促進するためたとえば環状
溝によりまたは小孔によって弱体化されている。さら
に、各プライマ２７，２９は点火をブーストする火薬技
術材料のシェル５５，５６によって囲まれ、それらは図
３に示す実施例においては対応する通孔２１，２３から
突出している。
点火ユニット３５と同様の点火ユニット４５がシリンダ
３の創成面に隣接する長い本体として形成され、図１の
ようにそこから離れていない点において、図１に示され
たものと相違している。両方の通孔２１，２３は、図１
に示された実施例と同様に、シリンダ３の創成面に設け
られている。ハウジング１１は通孔２１，２３の区域５
７，５８において閉鎖されているが、点火の際ハウジン
グ１１を通って破壊するのを促進するためたとえば環状
溝によりまたは小孔によって弱体化されている。さら
に、各プライマ２７，２９は点火をブーストする火薬技
術材料のシェル５５，５６によって囲まれ、それらは図
３に示す実施例においては対応する通孔２１，２３から
突出している。
【００１１】図４に示された直線作動装置１の実施例の
場合、各推進剤１３，１５に対してそれぞれの点火ユニ
ット４９，５１が設けられ、各点火ユニット４９，５１
は接続プラグとして形成されている。接続プラグは小さ
い断面積の突起５３を有し、突起５３はプレス嵌めによ
ってシリンダ３の創成面の対応する大きい断面積の通孔
２１，２３に挿入されている。
場合、各推進剤１３，１５に対してそれぞれの点火ユニ
ット４９，５１が設けられ、各点火ユニット４９，５１
は接続プラグとして形成されている。接続プラグは小さ
い断面積の突起５３を有し、突起５３はプレス嵌めによ
ってシリンダ３の創成面の対応する大きい断面積の通孔
２１，２３に挿入されている。
【００１２】直線作動装置１の機能を図１に基づいて説
明する。自動車が衝突したとき、対応する信号が衝突セ
ンサによってアクチベータ３１に伝達される。アクチベ
ータ３１は座席が占有されているかいないかに従い、ま
た自動車搭乗者の体重、身長および座席位置に従って、
点火ユニット２５を介して一方または両方の推進剤１
３，１５の作動を開始させる。もしセンサが、直線作動
装置１は背の低い、軽量の自動車搭乗者に対して作動す
べきことを感知したとき、第１推進剤１３のみがプライ
マ２５によって作動され、ガスは作動空間１８に流れ、
そこでカバー１９は貫通される。ガス圧によって破壊さ
れない正面端部のカバー２０は、点火された推進剤１３
によって点火される必要のない推進剤１５の作動を阻止
する。図２および３に示された実施例においては、一方
の推進剤のみが点火された場合、作動される推進剤に設
置されたカバー３４の区域のみが破壊される。平均体格
の自動車搭乗者の場合、第２推進剤１５のみが点火され
る。重い、背の高い自動車搭乗者の場合、直線作動装置
１の大きい作動容量が必要になり、そこで衝突の際両方
の推進剤１３，１５が互いに独立して、ただし同時に作
動される。
明する。自動車が衝突したとき、対応する信号が衝突セ
ンサによってアクチベータ３１に伝達される。アクチベ
ータ３１は座席が占有されているかいないかに従い、ま
た自動車搭乗者の体重、身長および座席位置に従って、
点火ユニット２５を介して一方または両方の推進剤１
３，１５の作動を開始させる。もしセンサが、直線作動
装置１は背の低い、軽量の自動車搭乗者に対して作動す
べきことを感知したとき、第１推進剤１３のみがプライ
マ２５によって作動され、ガスは作動空間１８に流れ、
そこでカバー１９は貫通される。ガス圧によって破壊さ
れない正面端部のカバー２０は、点火された推進剤１３
によって点火される必要のない推進剤１５の作動を阻止
する。図２および３に示された実施例においては、一方
の推進剤のみが点火された場合、作動される推進剤に設
置されたカバー３４の区域のみが破壊される。平均体格
の自動車搭乗者の場合、第２推進剤１５のみが点火され
る。重い、背の高い自動車搭乗者の場合、直線作動装置
１の大きい作動容量が必要になり、そこで衝突の際両方
の推進剤１３，１５が互いに独立して、ただし同時に作
動される。
【図１】共通の点火ユニットを介して作動せしめられる
二つの推進剤がシリンダ内部に設置されたガス発生器を
有する、本発明による直線作動装置の第１実施例を示す
縦断側面図。
二つの推進剤がシリンダ内部に設置されたガス発生器を
有する、本発明による直線作動装置の第１実施例を示す
縦断側面図。
【図２】ガス発生器内部に二つの推進剤を充填される空
間が図１に示された第１実施例とは異なった形状を有す
る本発明による直線作動装置の第２実施例の、図１と同
様の図。
間が図１に示された第１実施例とは異なった形状を有す
る本発明による直線作動装置の第２実施例の、図１と同
様の図。
【図３】図１に示された点火ユニットから変形された点
火ユニットを備えている、本発明による直線作動装置の
第３実施例を示す、図１と同様の図。
火ユニットを備えている、本発明による直線作動装置の
第３実施例を示す、図１と同様の図。
【図４】推進剤に対して二つの別々の点火ユニットを有
する本発明による直線作動装置の第４実施例の図。
する本発明による直線作動装置の第４実施例の図。
１ 直線作動装置 ３ シリンダ ５ ピストンロッド ７ 正面端部 ９ ガス発生器 １１ ハウジング １３ 第１推進剤 １５ 第２推進剤 １７ （隔）壁 １８ 作動空間 １９ 正面カバー ２１ 正面カバー ２３ 通孔 ２５ 点火ユニット ２６ クランブリング ２７ プライマ ２９ プライマ ３１ 電気アクチべータ ３３ センサ ３４ 共通カバー ３５ 点火ユニット ３７ チョーク ３９ ケーブル ４５ 点火ユニット ５３ 突起 ５５ シェル ５６ シェル ５７ 区域 ５８ 区域
Claims (11)
- 【請求項１】 ピストンとシリンダのユニット、ピスト
ンを作動せしめるガス発生器（９；９′）および前記ガ
ス発生器（９；９′）の推進剤（１３，１５）を作動せ
しめる点火ユニット（２５，３５；４５；４９，５１）
を有するベルト緊張器の火薬式直線作動装置において、
前記ガス発生器（９；９′）がその内部において互いに
分離されかつそれぞれ別々にまたは同時に作動し得るい
くつかの推進剤（１３，１５）を有する多段ガス発生器
として形成されていることを特徴とするベルト緊張器用
火薬式直線作動装置。 - 【請求項２】 自動車搭乗者、自動車または自動車環境
のパラメータを感知する少くとも一つのセンサ（３
３）、およびセンサに接続され、センサにより感知され
たパラメータの関数として一つ以上の推進剤（１３，１
５）の作動を制御するアクチベータ（３１）が設けられ
ていることを特徴とする請求項１に記載された直線作動
装置。 - 【請求項３】 センサが、座席占有率、自動車搭乗者の
体重、自動車搭乗者の身長、自動車搭乗者の着座位置、
衝突の強さ、自動車の室内および室外の温度のうちの一
つまたは複数のパラメータを感知するために設けられて
いることを特徴とする請求項１または２に記載された直
線作動装置。 - 【請求項４】 前記推進剤（１３，１５）が異なった作
動容量を有することを特徴とする請求項１から３のいず
れか一項に記載された直線作動装置。 - 【請求項５】 それぞれの推進剤（１３，１５）のため
のプライマ（２７，２９）を有する、それら推進剤（１
３，１５）に共通の点火ユニット（２５）を備えている
ことを特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載
された直線作動装置。 - 【請求項６】 各プライマ（２７，２９）が火薬材料点
火ブーストシェル（５５，５６）によって囲まれている
ことを特徴とする請求項５に記載された直線作動装置。 - 【請求項７】 点火ユニット（２５；３５：４５）内に
延びる共通のケーブル（３９）と、前記点火ユニット
（２５）内に設けられた、すべてのプライマ（２７，２
９）に対する共通の高周波チョーク（３７）とが設けら
れ、前記ケーブル（３９）のコアが前記高周波チョーク
（３７）の後方でそれぞれのプライマに分岐し、前記高
周波チョーク（３７）が前記プライマ（２７，２９）の
共通の接地導線に配置されていることを特徴とする請求
項５または６に記載された直線作動装置。 - 【請求項８】 前記少なくとも一つの点火ユニット（４
９，５１）がその取付用接続プラグを有するかまたは接
続プラグの一部であることを特徴とする請求項１から７
のいずれか一項に記載された直線作動装置。 - 【請求項９】 ガス発生器（９；９′）がシリンダ
（３）内のシリンダ壁面に隣接する円形のリング状本体
を有し、隔壁（１７；１７′）がガス発生器（９；
９′）の内部の推進剤（１３，１５）の間に設けられ、
前記隔壁がすべて（all-in-all) 軸線方向に向き決めさ
れていることを特徴とする請求項１から８のいずれか一
項に記載された直線作動装置。 - 【請求項１０】 前記推進剤（１３，１５）が前記ガス
発生器（９；９′）の同軸関係にある円形のリング状空
間を充填し、各空間が前記シリンダ（３）内部の作動空
間（１８）に連通し、各推進剤（１３，１５）が不作動
状態のときに作動空間（１８）から正面端部カバー（１
９，２０）によって分離されかつ他の推進剤（１３，１
５）の点火によって作動されないように保護されること
を特徴とする請求項９に記載された直線作動装置。 - 【請求項１１】 前記ガス発生器（９）のハウジング
（１１）が、対応する推進剤（１３，１５）の点火の際
ハウジング（１１）の破壊を促進するため、前記プライ
マ（２７，２９）に向合う円筒形壁の通孔（２１，２
３）の各区域（５７，５８）において弱体化されている
ことを特徴とする請求項９または１０に記載された直線
作動装置。
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