JP2000280855A - 選択可能な通気を有する膨張式拘束システム - Google Patents
選択可能な通気を有する膨張式拘束システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通気孔を画定するベースプレートと、ベース
プレートに固定された膨張式クッションと、膨張式クッ
ションを膨張用ガスで膨張させるための１つの従来のイ
ンフレータとを含む選択可能な通気を有する膨張式拘束
システム。 【解決手段】 いくつかの車両衝突においては、通気孔
は通気プラグによって封止状態にとどまり、それによっ
て膨張式クッションから通気孔を介する膨張用ガスの通
気が抑制される。他の車両衝突においては、衝突の位置
および力、車両の速度および方向、搭乗者の大きさおよ
び位置により、膨張式クッションのエネルギー吸収特性
を制御することができる。その制御は、選択的に作動し
て通気プラグを破断させ、それによって膨張用ガスを通
気孔を介し選択的に通気可能にすることができる起爆装
置によって達成される。
プレートに固定された膨張式クッションと、膨張式クッ
ションを膨張用ガスで膨張させるための１つの従来のイ
ンフレータとを含む選択可能な通気を有する膨張式拘束
システム。 【解決手段】 いくつかの車両衝突においては、通気孔
は通気プラグによって封止状態にとどまり、それによっ
て膨張式クッションから通気孔を介する膨張用ガスの通
気が抑制される。他の車両衝突においては、衝突の位置
および力、車両の速度および方向、搭乗者の大きさおよ
び位置により、膨張式クッションのエネルギー吸収特性
を制御することができる。その制御は、選択的に作動し
て通気プラグを破断させ、それによって膨張用ガスを通
気孔を介し選択的に通気可能にすることができる起爆装
置によって達成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に乗用車用の
膨張式拘束システムに関する。特に、本発明は選択可能
に通気を使用して膨張式拘束のエネルギー吸収特性を制
御する膨張式拘束システムに関する。
膨張式拘束システムに関する。特に、本発明は選択可能
に通気を使用して膨張式拘束のエネルギー吸収特性を制
御する膨張式拘束システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の膨張式拘束システムにおいては、
センサを使用して車両の衝突の発生を検知し、衝突発生
時に膨張式クッションが展開する。膨張用ガスによって
展開すると、車両衝突中に膨張式クッションは車両の搭
乗者と車内の硬い表面の間に１つの層を作る。それらの
システムはきわめて効果的であり、多数の車両で人命を
救った。しかし、様々な搭乗者および衝突状況の中に、
従来の膨張式拘束システムが最適化されていない例がい
くつもある。それらの状況は、例えば、普通の成人より
ずっと小さな搭乗者、シートベルトを着用してないか
「所定位置外」にいる搭乗者、または低重度衝突におけ
る搭乗者の場合に発生する。そのような場合には、従来
の膨張式拘束システムは、過度の力など最適以下のエネ
ルギー吸収特性で膨張式クッションを展開することがあ
る。
センサを使用して車両の衝突の発生を検知し、衝突発生
時に膨張式クッションが展開する。膨張用ガスによって
展開すると、車両衝突中に膨張式クッションは車両の搭
乗者と車内の硬い表面の間に１つの層を作る。それらの
システムはきわめて効果的であり、多数の車両で人命を
救った。しかし、様々な搭乗者および衝突状況の中に、
従来の膨張式拘束システムが最適化されていない例がい
くつもある。それらの状況は、例えば、普通の成人より
ずっと小さな搭乗者、シートベルトを着用してないか
「所定位置外」にいる搭乗者、または低重度衝突におけ
る搭乗者の場合に発生する。そのような場合には、従来
の膨張式拘束システムは、過度の力など最適以下のエネ
ルギー吸収特性で膨張式クッションを展開することがあ
る。
【０００３】膨張式クッションのエネルギー吸収特性を
制御する様々な技術が探し求められてきた。そのような
技術の１つは、二重レベル・インフレータを使用する。
そのシステムにおいては、車両衝突検出時に第１のイン
フレータ充填を使用して膨張式クッションを膨張用ガス
で展開し、特定の状況に対応してのみ第２のインフレー
タ充填を使用してさらに膨張式クッションを膨張させ
る。しかし、それらの技術は費用が掛かり、かつ二重レ
ベル・インフレータを使用する複雑さを伴う。
制御する様々な技術が探し求められてきた。そのような
技術の１つは、二重レベル・インフレータを使用する。
そのシステムにおいては、車両衝突検出時に第１のイン
フレータ充填を使用して膨張式クッションを膨張用ガス
で展開し、特定の状況に対応してのみ第２のインフレー
タ充填を使用してさらに膨張式クッションを膨張させ
る。しかし、それらの技術は費用が掛かり、かつ二重レ
ベル・インフレータを使用する複雑さを伴う。
【０００４】米国特許第５０７４５８３号（フジタ他）
に記載されているような別の技術は、放出弁を使用して
膨張式クッション内の圧力が一定レベルに達すると膨張
式クッションの通気を可能にする。放出弁を介する膨張
式クッションの通気により、膨張式クッション内の圧力
を制限および減少し、過度の力による膨張式クッション
の展開を防止することができる。しかし、この技術は膨
張式クッションの圧力制御が可能なだけで、様々な搭乗
者と衝突状況に応じて膨張式クッションのエネルギー吸
収特性を制御することができない。
に記載されているような別の技術は、放出弁を使用して
膨張式クッション内の圧力が一定レベルに達すると膨張
式クッションの通気を可能にする。放出弁を介する膨張
式クッションの通気により、膨張式クッション内の圧力
を制限および減少し、過度の力による膨張式クッション
の展開を防止することができる。しかし、この技術は膨
張式クッションの圧力制御が可能なだけで、様々な搭乗
者と衝突状況に応じて膨張式クッションのエネルギー吸
収特性を制御することができない。
【０００５】別の、より最近の技術は、放出弁に代えて
選択的に作動できる可動シャッタを使用する。膨張式ク
ッションの可動シャッタを介する通気もまた膨張式クッ
ションのエネルギー吸収特性を膨張式クッション内の減
圧により変える。放出弁による技術と異なり、可動シャ
ッタによって様々な搭乗者状況に対応した膨張式クッシ
ョンのエネルギー特性の制御が可能になる。しかし、機
械的シャッタの反応が遅いために、この技術では低重度
衝突に対応した膨張式クッションのエネルギー吸収特性
の制御ができない。車両衝突発生の速さに低重度衝突の
識別および適切な機械的反応が付いていかないのであ
る。
選択的に作動できる可動シャッタを使用する。膨張式ク
ッションの可動シャッタを介する通気もまた膨張式クッ
ションのエネルギー吸収特性を膨張式クッション内の減
圧により変える。放出弁による技術と異なり、可動シャ
ッタによって様々な搭乗者状況に対応した膨張式クッシ
ョンのエネルギー特性の制御が可能になる。しかし、機
械的シャッタの反応が遅いために、この技術では低重度
衝突に対応した膨張式クッションのエネルギー吸収特性
の制御ができない。車両衝突発生の速さに低重度衝突の
識別および適切な機械的反応が付いていかないのであ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】したがって、当分野の
現在の技術では、普通の成人よりずっと小さい搭乗者、
シートベルトを着用してないか「所定位置外」にいる搭
乗者、または低重度衝突に対応した膨張式クッションの
エネルギー吸収特性を制御するための簡潔な、費用効果
の高い技術は得られない。
現在の技術では、普通の成人よりずっと小さい搭乗者、
シートベルトを着用してないか「所定位置外」にいる搭
乗者、または低重度衝突に対応した膨張式クッションの
エネルギー吸収特性を制御するための簡潔な、費用効果
の高い技術は得られない。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、当分野の従来
技術の問題および短所を克服する膨張式拘束システムを
提供する。さらに、本発明は普通の成人よりずっと小さ
い搭乗者、シートベルトを着用してないか「所定位置
外」にいる搭乗者、または低重度衝突に対応した膨張式
クッションのエネルギー吸収特性を制御する膨張式拘束
システムを提供する。さらに、本発明は試験手続き中に
容易に変更可能でありかつ様々な車両において最適に機
能する膨張式拘束システムを提供する。
技術の問題および短所を克服する膨張式拘束システムを
提供する。さらに、本発明は普通の成人よりずっと小さ
い搭乗者、シートベルトを着用してないか「所定位置
外」にいる搭乗者、または低重度衝突に対応した膨張式
クッションのエネルギー吸収特性を制御する膨張式拘束
システムを提供する。さらに、本発明は試験手続き中に
容易に変更可能でありかつ様々な車両において最適に機
能する膨張式拘束システムを提供する。
【０００８】本発明は、通気孔を画定するベースプレー
トと、ベースプレートに固定された膨張式クッション
と、膨張式クッションを膨張用ガスで膨張する１つの従
来のインフレータを備える膨張式拘束システムを含む。
いくつかの車両衝突においては、通気孔は通気プラグに
よって封止状態にとどまり、それによって膨張式クッシ
ョンから通気孔を介する膨張用ガスの通気が抑制され
る。他の車両衝突においては、衝突の位置および力、車
両の速度および方向、搭乗者の大きさおよび位置によ
り、膨張式クッションのエネルギー吸収特性を制御する
ことができる。その制御は、選択的に作動して通気プラ
グを破断させ、それによって膨張用ガスを通気孔を介し
選択的に通気可能にすることができる起爆装置によって
達成される。さらに、より小さいかまたは大きな通気孔
を設けたベースプレートを使用することにより、膨張式
拘束システムの、流量等の通気特性を試験手続き中に、
かつ様々な車両用途に関して最適に機能するように容易
に変更することができる。
トと、ベースプレートに固定された膨張式クッション
と、膨張式クッションを膨張用ガスで膨張する１つの従
来のインフレータを備える膨張式拘束システムを含む。
いくつかの車両衝突においては、通気孔は通気プラグに
よって封止状態にとどまり、それによって膨張式クッシ
ョンから通気孔を介する膨張用ガスの通気が抑制され
る。他の車両衝突においては、衝突の位置および力、車
両の速度および方向、搭乗者の大きさおよび位置によ
り、膨張式クッションのエネルギー吸収特性を制御する
ことができる。その制御は、選択的に作動して通気プラ
グを破断させ、それによって膨張用ガスを通気孔を介し
選択的に通気可能にすることができる起爆装置によって
達成される。さらに、より小さいかまたは大きな通気孔
を設けたベースプレートを使用することにより、膨張式
拘束システムの、流量等の通気特性を試験手続き中に、
かつ様々な車両用途に関して最適に機能するように容易
に変更することができる。
【０００９】本発明のさらに別の特徴および利点は以下
の説明および添付図面から明らかになるであろう。
の説明および添付図面から明らかになるであろう。
【００１０】
【発明の実施の形態】好ましい実施形態に関する以下の
説明は例を示すにすぎず、本発明またはその適用または
用途をなんら制限するものではない。
説明は例を示すにすぎず、本発明またはその適用または
用途をなんら制限するものではない。
【００１１】本発明による膨張式拘束システム１０を図
１から図４に示す。これらの図に示すように、膨張式拘
束システム１０は、一般にベースプレート２０、インフ
レータ３０、クッション・リング４０、膨張式クッショ
ン５０、トリム・カバー６０、通気プラグ７０、および
起爆装置８０を含む。
１から図４に示す。これらの図に示すように、膨張式拘
束システム１０は、一般にベースプレート２０、インフ
レータ３０、クッション・リング４０、膨張式クッショ
ン５０、トリム・カバー６０、通気プラグ７０、および
起爆装置８０を含む。
【００１２】ベースプレート２０は、膨張式拘束システ
ム１０全体のメイン・アンカー・ポイントとして機能す
る。ベースプレート２０は、通気孔２２、取付孔２４、
装置用穴２６、およびベースプレート２０の周囲に配置
されたトリム・カバー・タブ２８を含む。代替実施形態
においては、後述するように、通気孔２２は１つまたは
複数のそれぞれ任意の形状の孔を含むことができる。孔
の特定の数、大きさ、および形状によって通気孔２２の
断面積が決まり、かつしたがって、通気孔２２を通る膨
張用ガスの流量に影響を及ぼす。ベースプレートは、ス
チール等の高強度材料により作製される。
ム１０全体のメイン・アンカー・ポイントとして機能す
る。ベースプレート２０は、通気孔２２、取付孔２４、
装置用穴２６、およびベースプレート２０の周囲に配置
されたトリム・カバー・タブ２８を含む。代替実施形態
においては、後述するように、通気孔２２は１つまたは
複数のそれぞれ任意の形状の孔を含むことができる。孔
の特定の数、大きさ、および形状によって通気孔２２の
断面積が決まり、かつしたがって、通気孔２２を通る膨
張用ガスの流量に影響を及ぼす。ベースプレートは、ス
チール等の高強度材料により作製される。
【００１３】インフレータ３０は、ベースプレート２０
の背面側に取り付けられ、ベースプレート２０の前面で
膨張式クッション５０への膨張用ガスを発生する。イン
フレータ３０は、ベースプレート２０の取付孔２４に整
列する取付孔３２付きのベースを含む。インフレータ３
０は、膨張式拘束システムのための膨張用ガスを発生す
る従来の装置である。好ましい実施形態においては、イ
ンフレータ３０はベースプレート２０の背面側に取り付
けられる。しかし、代替実施形態においては、インフレ
ータ３０は車両の別の区域に取り付けて膨張用ガスをベ
ースプレート２０の前面にチューブその他の媒体を介し
て簡単に供給するようにしてもよい。インフレータ３０
は、膨張式拘束システムの分野ではよく知られかつ使用
され、これを本発明のシステムにおいて実装することは
当業者には容易に理解されよう。
の背面側に取り付けられ、ベースプレート２０の前面で
膨張式クッション５０への膨張用ガスを発生する。イン
フレータ３０は、ベースプレート２０の取付孔２４に整
列する取付孔３２付きのベースを含む。インフレータ３
０は、膨張式拘束システムのための膨張用ガスを発生す
る従来の装置である。好ましい実施形態においては、イ
ンフレータ３０はベースプレート２０の背面側に取り付
けられる。しかし、代替実施形態においては、インフレ
ータ３０は車両の別の区域に取り付けて膨張用ガスをベ
ースプレート２０の前面にチューブその他の媒体を介し
て簡単に供給するようにしてもよい。インフレータ３０
は、膨張式拘束システムの分野ではよく知られかつ使用
され、これを本発明のシステムにおいて実装することは
当業者には容易に理解されよう。
【００１４】クッション・リング４０は、ベースプレー
ト２０の前面に取り付けられ、取付ボルト４２および装
置用穴４４を含む。取付ボルト４２は、クッション・リ
ング４０の裏面からベースプレート２０の取付孔２４を
介し、かつインフレータ３０の取付孔３２を介して延在
する。クッション・リング４０および取付ボルト４２
は、スチール等の高強度材料により作製される。装置用
穴４４は、ベースプレートの装置用穴２６と同様に、イ
ンフレータ３０が膨張式クッション５０側に突き出すよ
うに設計される。ただし、クッション・リング４０の装
置用穴４４は拡大されており、通気孔２２を塞がない。
ト２０の前面に取り付けられ、取付ボルト４２および装
置用穴４４を含む。取付ボルト４２は、クッション・リ
ング４０の裏面からベースプレート２０の取付孔２４を
介し、かつインフレータ３０の取付孔３２を介して延在
する。クッション・リング４０および取付ボルト４２
は、スチール等の高強度材料により作製される。装置用
穴４４は、ベースプレートの装置用穴２６と同様に、イ
ンフレータ３０が膨張式クッション５０側に突き出すよ
うに設計される。ただし、クッション・リング４０の装
置用穴４４は拡大されており、通気孔２２を塞がない。
【００１５】図３に示すように、膨張式クッション５０
は、クッション・リング４０の前面に取り付けられる。
トリム・カバー６０は、ベースプレート２０にトリム・
カバー・タブ２８を越えて取り付けられ、膨張式クッシ
ョン５０全体を囲繞する。膨張式クッション５０および
トリム・カバー６０は、ともに膨張式拘束システムの分
野ではよく知られかつ使用され、これらを本発明のシス
テムにおいて実装することは当業者には容易に理解され
よう。
は、クッション・リング４０の前面に取り付けられる。
トリム・カバー６０は、ベースプレート２０にトリム・
カバー・タブ２８を越えて取り付けられ、膨張式クッシ
ョン５０全体を囲繞する。膨張式クッション５０および
トリム・カバー６０は、ともに膨張式拘束システムの分
野ではよく知られかつ使用され、これらを本発明のシス
テムにおいて実装することは当業者には容易に理解され
よう。
【００１６】通気プラグ７０は、通気孔２２を実質的に
封止し、膨張用ガスが膨張式クッションから通気孔２２
を介して通気するのを抑制する。通気プラグ７０は、ク
ッション・リング４０の取付ボルト４２を受ける取付孔
（図示せず）を含む。図２に示すように、取付ナット７
２を取付ボルト４２に締め付けて通気プラグ７０および
インフレータ３０をベースプレート２０の裏面に固定す
る。通気プラグ７０はまた、取付孔近辺に位置する予備
形成された開封シーム７４をも含む。通気プラグ７０
は、充填中および充填後膨張式クッションの内圧には耐
えるが火工品爆発によって破断するナイロン等の低強度
材料によって作製される。
封止し、膨張用ガスが膨張式クッションから通気孔２２
を介して通気するのを抑制する。通気プラグ７０は、ク
ッション・リング４０の取付ボルト４２を受ける取付孔
（図示せず）を含む。図２に示すように、取付ナット７
２を取付ボルト４２に締め付けて通気プラグ７０および
インフレータ３０をベースプレート２０の裏面に固定す
る。通気プラグ７０はまた、取付孔近辺に位置する予備
形成された開封シーム７４をも含む。通気プラグ７０
は、充填中および充填後膨張式クッションの内圧には耐
えるが火工品爆発によって破断するナイロン等の低強度
材料によって作製される。
【００１７】図４に示すように、起爆装置８０は通気プ
ラグ７０内に埋込成形される。代替実施形態において
は、起爆装置８０は通気プラグ７０に当接固定するか、
または単に通気プラグ７０とベースプレート２０の間に
置かれることもある。起爆装置は、電気インパルスを受
けると発熱して火工材料（図示せず）に点火する小さな
フィラメント（図示せず）を含み、その点火から爆発が
生じて通気プラグ７０が破断する。火工材料の爆発の
間、爆発力によってベースプレート２０および通気プラ
グ７０が圧迫される。ベースプレート２０は高強度材料
製であり、通気プラグは低強度材料製であるため、通気
プラグ７０が破断する。通気プラグ７０の破断は、図２
に示すように予備形成された開封シーム７４に沿って生
じるのが理想的である。通気プラグ７０の破断によって
通気孔２２が露出し、それによって膨張用ガスの逃げ路
が形成され、したがって、膨張式拘束のエネルギー吸収
特性が制御される。フィラメントおよび火工材料を備え
る起爆装置は、膨張式拘束システムの分野ではよく知ら
れかつ使用され、これらを本発明のシステムにおいて実
装することは当業者には容易に理解されよう。
ラグ７０内に埋込成形される。代替実施形態において
は、起爆装置８０は通気プラグ７０に当接固定するか、
または単に通気プラグ７０とベースプレート２０の間に
置かれることもある。起爆装置は、電気インパルスを受
けると発熱して火工材料（図示せず）に点火する小さな
フィラメント（図示せず）を含み、その点火から爆発が
生じて通気プラグ７０が破断する。火工材料の爆発の
間、爆発力によってベースプレート２０および通気プラ
グ７０が圧迫される。ベースプレート２０は高強度材料
製であり、通気プラグは低強度材料製であるため、通気
プラグ７０が破断する。通気プラグ７０の破断は、図２
に示すように予備形成された開封シーム７４に沿って生
じるのが理想的である。通気プラグ７０の破断によって
通気孔２２が露出し、それによって膨張用ガスの逃げ路
が形成され、したがって、膨張式拘束のエネルギー吸収
特性が制御される。フィラメントおよび火工材料を備え
る起爆装置は、膨張式拘束システムの分野ではよく知ら
れかつ使用され、これらを本発明のシステムにおいて実
装することは当業者には容易に理解されよう。
【００１８】膨張式拘束システム１０の前面は、既に膨
張式クッション５０に取り付けられたクッション・リン
グ４０をベースプレート２０の前面近傍に置き、取付ボ
ルト４２を取付孔２４に挿入することによって組み立て
る。次いで、トリム・カバー６０を膨張式クッション５
０に被せ、ベースプレート２０のトリム・カバー・タブ
２８に固定する。膨張式拘束システム１０の裏面は、イ
ンフレータ３０をベースプレート２０の裏面近傍に置
き、取付孔３２を取付ボルト４２上に位置決めすること
によって組み立てる。次いで、起爆装置８０付きの通気
プラグ７０をベースプレート２０の裏面近傍に置き、取
付孔（図示せず）を取付ボルト４２上に位置決めする。
最後に、取付ナット７２を取付ボルト４２に締め付け、
膨張式拘束システム１０全体を固定する。
張式クッション５０に取り付けられたクッション・リン
グ４０をベースプレート２０の前面近傍に置き、取付ボ
ルト４２を取付孔２４に挿入することによって組み立て
る。次いで、トリム・カバー６０を膨張式クッション５
０に被せ、ベースプレート２０のトリム・カバー・タブ
２８に固定する。膨張式拘束システム１０の裏面は、イ
ンフレータ３０をベースプレート２０の裏面近傍に置
き、取付孔３２を取付ボルト４２上に位置決めすること
によって組み立てる。次いで、起爆装置８０付きの通気
プラグ７０をベースプレート２０の裏面近傍に置き、取
付孔（図示せず）を取付ボルト４２上に位置決めする。
最後に、取付ナット７２を取付ボルト４２に締め付け、
膨張式拘束システム１０全体を固定する。
【００１９】本発明品が車両衝突において稼働中に、セ
ンサ（図示せず）から２つの部分を有する信号が膨張式
拘束システム１０に送られる。信号の第１の部分はイン
フレータ３０を作動させて膨張用ガスを発生させ、それ
によって膨張式クッション５０がトリム・カバー６０を
介して圧迫され、膨張式クッション５０が充填される。
信号の第２の部分は起爆装置８０を選択的に作動させ
る。そが選択的に作動した時に、信号の第２の部分は電
気インパルスを起爆装置８０に指向し、それによってフ
ィラメントが発熱し、火工材料が燃焼して爆発し、通気
プラグ７０が予備形成された開封シーム７４沿いに破断
する。通気プラグ７０の破断によって「短絡」が生じ、
膨張用ガスがこの短絡に従ってベースプレート２０の通
気孔２２を通って漏れ、それによって膨張式クッション
５０のエネルギー吸収特性が変わる。システムを起爆装
置８０の選択的作動によって通気する決定、およびシス
テムを通気する正確な時間の決定は、衝突の位置と力、
車両の速度と方向、搭乗者の大きさと位置を含むいくつ
かの因子に基づく。
ンサ（図示せず）から２つの部分を有する信号が膨張式
拘束システム１０に送られる。信号の第１の部分はイン
フレータ３０を作動させて膨張用ガスを発生させ、それ
によって膨張式クッション５０がトリム・カバー６０を
介して圧迫され、膨張式クッション５０が充填される。
信号の第２の部分は起爆装置８０を選択的に作動させ
る。そが選択的に作動した時に、信号の第２の部分は電
気インパルスを起爆装置８０に指向し、それによってフ
ィラメントが発熱し、火工材料が燃焼して爆発し、通気
プラグ７０が予備形成された開封シーム７４沿いに破断
する。通気プラグ７０の破断によって「短絡」が生じ、
膨張用ガスがこの短絡に従ってベースプレート２０の通
気孔２２を通って漏れ、それによって膨張式クッション
５０のエネルギー吸収特性が変わる。システムを起爆装
置８０の選択的作動によって通気する決定、およびシス
テムを通気する正確な時間の決定は、衝突の位置と力、
車両の速度と方向、搭乗者の大きさと位置を含むいくつ
かの因子に基づく。
【００２０】本発明の好ましい実施形態においては、通
気プラグ７０が通気孔２２を実質的に封止し、膨張用ガ
スが膨張式クッション５０から通気孔２２を介して通気
するのを防止する。あるいは、通気プラグ７０は、従来
の膨張式クッションにある通気口の助けまたは代用とし
て膨張用ガスの通気を抑制するのみとすることもでき
る。いずれの場合も、通気プラグ７０は、膨張式クッシ
ョン５０のゼロ膨張時にも完全膨張時にも同様に機能す
るように設計される。言い換えれば、起爆装置８０が車
両衝突中に選択的に作動しない場合には、通気プラグ７
０が、膨張式拘束システムの固有の設計により、膨張式
クッション５０が完全膨張中であっても膨張用ガスの通
気を防止するか、または抑制するかする。
気プラグ７０が通気孔２２を実質的に封止し、膨張用ガ
スが膨張式クッション５０から通気孔２２を介して通気
するのを防止する。あるいは、通気プラグ７０は、従来
の膨張式クッションにある通気口の助けまたは代用とし
て膨張用ガスの通気を抑制するのみとすることもでき
る。いずれの場合も、通気プラグ７０は、膨張式クッシ
ョン５０のゼロ膨張時にも完全膨張時にも同様に機能す
るように設計される。言い換えれば、起爆装置８０が車
両衝突中に選択的に作動しない場合には、通気プラグ７
０が、膨張式拘束システムの固有の設計により、膨張式
クッション５０が完全膨張中であっても膨張用ガスの通
気を防止するか、または抑制するかする。
【００２１】膨張式拘束システム１０を様々な通気流量
に関して試験中には、同じ設計の通気プラグ７０および
起爆装置８０を終始使用することができる。変更を要す
るのは通気孔２２の大きさのみであり、それは穿孔時に
大きくも小さくもできる。さらに、膨張式拘束システム
１０を様々な車両に設置する際にも、同じ設計の通気プ
ラグ７０および起爆装置８０を使用することができ、通
気孔２２の大きさのみ変更を要する。したがって、本発
明は、試験手続き中に容易に変更が可能でありかつ様々
なインテリアにおいて最適に機能する膨張式拘束システ
ムを提供するものである。
に関して試験中には、同じ設計の通気プラグ７０および
起爆装置８０を終始使用することができる。変更を要す
るのは通気孔２２の大きさのみであり、それは穿孔時に
大きくも小さくもできる。さらに、膨張式拘束システム
１０を様々な車両に設置する際にも、同じ設計の通気プ
ラグ７０および起爆装置８０を使用することができ、通
気孔２２の大きさのみ変更を要する。したがって、本発
明は、試験手続き中に容易に変更が可能でありかつ様々
なインテリアにおいて最適に機能する膨張式拘束システ
ムを提供するものである。
【００２２】以上本発明の好ましい実施形態を開示し、
説明した。当業者は、以上の説明および添付の図面と請
求の範囲から、本発明の変形および変更が前記請求の範
囲に定義した本発明の真の精神および範囲から逸脱する
ことなく可能であることを容易に認識するであろう。
説明した。当業者は、以上の説明および添付の図面と請
求の範囲から、本発明の変形および変更が前記請求の範
囲に定義した本発明の真の精神および範囲から逸脱する
ことなく可能であることを容易に認識するであろう。
【図１】本発明を示す分解斜視図である。
【図２】本発明の背面図である。
【図３】図２の３−３線に沿った本発明の断面図であ
る。
る。
【図４】図２の４−４線に沿った本発明の断面図であ
る。
る。
１０ 膨張式拘束システム ２０ ベースプレート ２２ 通気孔 ２６ 装置用穴 ３０ インフレータ ４０ クッション・リング ４４ 装置用穴 ５０ 膨張式クッション ６０ トリム・カバー ７０ 通気プラグ
Claims (15)
- 【請求項１】 通気孔を画定するベースプレートと、 前記ベースプレートに固定された膨張式クッションと、 前記膨張式クッションを膨張用ガスにより膨張させるイ
ンフレータと、 前記ベースプレートに固定され、前記通気孔を実質的に
封止し、それによって前記通気孔を介した前記膨張式ク
ッションからの膨張用ガスの通気を抑制するための通気
プラグと、 前記通気プラグに固定された起爆装置であって、前記起
爆装置が選択的に作動した時に前記通気プラグを破断
し、それによって膨張用ガスの通気が可能となる起爆装
置と、 を備える選択可能な通気を有する膨張式拘束システム。 - 【請求項２】 前記イニシエータが選択的に作動した時
に前記起爆装置が爆発力を前記ベースプレートに向けて
生成する請求項１に記載の膨張式拘束システム。 - 【請求項３】 前記ベースプレートがさらに第２の通気
孔を画定する請求項１に記載の膨張式拘束システム。 - 【請求項４】 前記起爆装置が選択的に作動した時に前
記起爆装置が前記通気孔間で爆発力を前記ベースプレー
トに向けて生成する請求項３に記載の膨張式拘束システ
ム。 - 【請求項５】 前記膨張式クッションを前記ベースプレ
ートに固定するクッション・リングをさらに備える請求
項１に記載の膨張式拘束システム。 - 【請求項６】 前記クッション・リングが複数の取付ボ
ルトを画定し、かつ前記ベースプレートがさらに、前記
クッション・リングの前記取付ボルトに対応する複数の
取付孔を画定する請求項５に記載の膨張式拘束システ
ム。 - 【請求項７】 前記通気プラグが前記取付ボルトによっ
て前記ベースプレートに固定される請求項６に記載の膨
張式拘束システム。 - 【請求項８】 前記クッション・リングが前記ベースプ
レートの一方の側に固定され、かつ前記通気プラグが前
記ベースプレートの他方の側に固定される請求項７に記
載の膨張式拘束システム。 - 【請求項９】 前記インフレータが前記取付ボルトによ
って前記ベースプレートに固定される請求項７に記載の
膨張式拘束システム。 - 【請求項１０】 前記インフレータが前記ベースプレー
トに固定される請求項１に記載の膨張式拘束システム。 - 【請求項１１】 前記通気プラグが前記通気孔を実質的
に封止し、それによって、前記起爆装置が選択的に作動
しない時に前記膨張式クッションの完全膨張状態下で前
記通気孔を介した前記膨張式クッションからの膨張用ガ
スの通気が抑制される請求項１に記載の膨張式拘束シス
テム。 - 【請求項１２】 前記通気プラグが前記通気孔を実質的
に封止し、それによって前記通気孔を介した前記膨張式
クッションからの膨張用ガスの通気が防止される請求項
１に記載の膨張式拘束システム。 - 【請求項１３】 前記通気プラグが前記通気孔を実質的
に封止し、それによって、前記起爆装置が選択的に作動
しない時に前記膨張式クッションの完全膨張状態下で前
記通気孔を介した前記膨張式クッションからの膨張用ガ
スの通気が防止される請求項１２に記載の膨張式拘束シ
ステム。 - 【請求項１４】 前記起爆装置が選択的に作動した時に
前記通気プラグの破断を助けるための複数の開封シーム
を前記通気プラグが含む請求項１に記載の膨張式拘束シ
ステム。 - 【請求項１５】 通気孔および複数の取付孔を画定し、
かつ前面および裏面を有するベースプレートと、 前記ベースプレートの前記前面に固定され、前記ベース
プレートの前記取付孔に対応する複数の取付ボルトを画
定するクッション・リングと、 前記クッション・リングに固定された膨張式クッション
と、 前記膨張式クッションを膨張用ガスにより膨張させるイ
ンフレータと、 前記ベースプレートの前記裏面に前記取付ボルトにより
固定され、前記通気孔を実質的に封止し、それによって
前記通気孔を介した前記膨張式クッションからの膨張用
ガスの通気を抑制するための通気プラグと、 前記通気プラグに固定された起爆装置であって、前記起
爆装置が選択的に作動した時に前記通気プラグを破断
し、それによって膨張用ガスの通気が可能となる起爆装
置と、 を備える選択可能な通気を有する膨張式拘束システム。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US276612 | 1999-03-25 | ||
| US09/276,612 US6199895B1 (en) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | Inflatable restraint system with selectable ventilation |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000280855A true JP2000280855A (ja) | 2000-10-10 |
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ID=23057372
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000083123A Expired - Fee Related JP3411879B2 (ja) | 1999-03-25 | 2000-03-24 | 選択可能な通気を有する膨張式拘束システム |
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| JP (1) | JP3411879B2 (ja) |
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| GB (1) | GB2348177B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6692021B2 (en) | 2001-07-25 | 2004-02-17 | Takata Corporation | Airbag apparatus |
| US7040655B2 (en) | 2002-10-28 | 2006-05-09 | Takata Corporation | Airbag apparatus |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6899134B2 (en) | 2001-10-23 | 2005-05-31 | Automotive Technologies International, Inc. | Discharge valves for airbags and airbags including the same |
| US6814372B1 (en) * | 1999-11-05 | 2004-11-09 | Ford Global Technologies, Llc | Method for apparatus for venting an inflatable restraint assembly |
| US6540257B2 (en) * | 2001-04-10 | 2003-04-01 | Trw Inc. | Air bag module with vent |
| DE10145664B4 (de) * | 2001-09-15 | 2011-04-14 | GM Global Technology Operations, Inc., Detroit | Airbag-Modul |
| US6746044B2 (en) * | 2001-12-27 | 2004-06-08 | Trw Inc. | Actuatable fastener for air bag module vent |
| DE10204642B4 (de) * | 2002-02-05 | 2010-08-12 | Key Safety Systems, Inc., Sterling Heights | Airbagmodul mit einer Grundplatte, Verfahren zum Strecken eines Gassacks eines Airbagmoduls und Vorrichtung zum Ausführen des Verfahrens |
| US6746045B2 (en) | 2002-04-05 | 2004-06-08 | Ford Global Technologies, Llc | Air bag inflator gas venting system |
| GB2394919B (en) * | 2002-11-06 | 2006-01-25 | Autoliv Dev | Improvements in or relating to an air-bag arrangement |
| DE10361887A1 (de) * | 2003-12-19 | 2005-07-14 | Takata-Petri Ag | Airbageinrichtung für ein Kraftfahrzeug |
| DE202004012721U1 (de) * | 2004-08-13 | 2004-12-23 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh | Gassackmodul mit Abströmöffnung |
| US7334814B2 (en) | 2004-09-16 | 2008-02-26 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Air bag module with actuatable vent part |
| DE202004015294U1 (de) * | 2004-10-01 | 2005-02-17 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh | Gassackmodul |
| DE202004019325U1 (de) * | 2004-12-14 | 2005-04-21 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh | Gassackmodul |
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| US7393003B2 (en) * | 2005-03-31 | 2008-07-01 | Tk Holdings Inc. | Base plate attachment |
| DE202005005466U1 (de) * | 2005-04-07 | 2005-07-14 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh | Fahrzeuginsassen-Rückhaltevorrichtung |
| DE102017116868A1 (de) * | 2017-07-26 | 2019-01-31 | Trw Airbag Systems Gmbh | Gasgenerator, Gassackmodul und Fahrzeugsicherheitssystem |
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| JPS5139742B2 (ja) | 1972-10-18 | 1976-10-29 | ||
| JPS5493531A (en) * | 1977-12-29 | 1979-07-24 | Toyota Motor Corp | Air bag holding device in expansion system crew constraint device |
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| US5439249A (en) | 1993-12-02 | 1995-08-08 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Vehicle occupant restraint system including occupant position sensor mounted in seat back |
| US5413378A (en) | 1993-12-02 | 1995-05-09 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Method and apparatus for controlling an actuatable restraining device in response to discrete control zones |
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-
1999
- 1999-03-25 US US09/276,612 patent/US6199895B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-03-20 DE DE10013774A patent/DE10013774A1/de not_active Ceased
- 2000-03-21 GB GB0006832A patent/GB2348177B/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-24 JP JP2000083123A patent/JP3411879B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6199895B1 (en) | 2001-03-13 |
| JP3411879B2 (ja) | 2003-06-03 |
| DE10013774A1 (de) | 2000-09-28 |
| GB2348177B (en) | 2002-09-11 |
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| GB0006832D0 (en) | 2000-05-10 |
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