JPH1059007A - シフトレバー装置 - Google Patents
シフトレバー装置Info
- Publication number
- JPH1059007A JPH1059007A JP22514596A JP22514596A JPH1059007A JP H1059007 A JPH1059007 A JP H1059007A JP 22514596 A JP22514596 A JP 22514596A JP 22514596 A JP22514596 A JP 22514596A JP H1059007 A JPH1059007 A JP H1059007A
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- Japan
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- shift lever
- retainer
- shift
- lever
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シフトレバーに作用する衝撃エネルギーを吸
収することができるシフトレバー装置を得る。 【解決手段】 シフトレバー48の軸方向へ衝撃力(F
v)が作用すると、衝撃力がワッシャ18とゴムブッシ
ュとの締結力によってプレート14との間に生じる摩擦
力より大きくなり、コントロールピース24がガイド孔
16に沿って下方へ移動しながら衝撃エネルギーを吸収
する。また、シフトレバー48の軸線が、リテーナ12
の回転中心線の上に位置しないようにシフトレバー48
をオフセットすることで、衝撃力Fの作用方向がシフト
レバー48の軸線からずれていても、その分力でコント
ロールピース24をガイド孔16に沿って下方へ移動さ
せ、衝撃エネルギーを吸収する。
収することができるシフトレバー装置を得る。 【解決手段】 シフトレバー48の軸方向へ衝撃力(F
v)が作用すると、衝撃力がワッシャ18とゴムブッシ
ュとの締結力によってプレート14との間に生じる摩擦
力より大きくなり、コントロールピース24がガイド孔
16に沿って下方へ移動しながら衝撃エネルギーを吸収
する。また、シフトレバー48の軸線が、リテーナ12
の回転中心線の上に位置しないようにシフトレバー48
をオフセットすることで、衝撃力Fの作用方向がシフト
レバー48の軸線からずれていても、その分力でコント
ロールピース24をガイド孔16に沿って下方へ移動さ
せ、衝撃エネルギーを吸収する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃エネルギー吸
収機構を備えたシフトレバー装置に関する。
収機構を備えたシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機をシフトするシフトレバー装
置は、車室内へ突出するシフトレバーを備えており(図
5参照)、このシフトレバーでリテーナを回動させるこ
とによって、任意のシフトレンジが選択できるようにな
っている。
置は、車室内へ突出するシフトレバーを備えており(図
5参照)、このシフトレバーでリテーナを回動させるこ
とによって、任意のシフトレンジが選択できるようにな
っている。
【0003】ところで、シフトレバーは車室内へ突出し
ているため、衝突等の車両急減速時にシフトレバーに衝
撃力が作用することが考えられ、このような衝撃力を吸
収できるような機構を備えていることが望ましい。
ているため、衝突等の車両急減速時にシフトレバーに衝
撃力が作用することが考えられ、このような衝撃力を吸
収できるような機構を備えていることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、シフトレバーに作用する衝撃エネルギーを吸収す
ることができるシフトレバー装置を提供することを課題
とする。
慮し、シフトレバーに作用する衝撃エネルギーを吸収す
ることができるシフトレバー装置を提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、本体に軸支され回動して任意のシフトレンジを選択
可能とするリテーナにプレートが固定されている。この
プレートにはガイド孔が形成されており、このガイド孔
には、乗員が操作するシフトレバーの下端を支持する締
結部材が挿入締結されている。
は、本体に軸支され回動して任意のシフトレンジを選択
可能とするリテーナにプレートが固定されている。この
プレートにはガイド孔が形成されており、このガイド孔
には、乗員が操作するシフトレバーの下端を支持する締
結部材が挿入締結されている。
【0006】そして、シフトレバーに衝撃力が作用し、
この衝撃力が締結部材の締結力によって生じる摩擦力よ
り大きいと、締結部材がガイド孔に沿って下方へ移動し
ながら衝撃エネルギーを吸収し、シフトレバーを下方へ
移動させる。
この衝撃力が締結部材の締結力によって生じる摩擦力よ
り大きいと、締結部材がガイド孔に沿って下方へ移動し
ながら衝撃エネルギーを吸収し、シフトレバーを下方へ
移動させる。
【0007】請求項2に記載の発明では、本体に軸支さ
れ回動して任意のシフトレンジを選択可能とするリテー
ナにレバーホルダーが固定されている。このレバーホル
ダーには、取付孔が形成されており、この取付孔内に形
成された支持壁に、乗員が操作するシフトレバーの下端
が支持されている。
れ回動して任意のシフトレンジを選択可能とするリテー
ナにレバーホルダーが固定されている。このレバーホル
ダーには、取付孔が形成されており、この取付孔内に形
成された支持壁に、乗員が操作するシフトレバーの下端
が支持されている。
【0008】そして、シフトレバーに衝撃力が作用し、
この衝撃力が支持壁のせん断抵抗力より大きいと、支持
壁がせん断破壊しながら衝撃エネルギーを吸収し、シフ
トレバーを下方へ移動させる。
この衝撃力が支持壁のせん断抵抗力より大きいと、支持
壁がせん断破壊しながら衝撃エネルギーを吸収し、シフ
トレバーを下方へ移動させる。
【0009】請求項3に記載の発明では、本体に軸支さ
れ回動して任意のシフトレンジを選択可能とするリテー
ナにレバーホルダーが固定されている。このレバーホル
ダーには、貫通孔が形成されており、シフトレバーの下
部周面に形成されたローレット加工部が挿入支持されて
いる。
れ回動して任意のシフトレンジを選択可能とするリテー
ナにレバーホルダーが固定されている。このレバーホル
ダーには、貫通孔が形成されており、シフトレバーの下
部周面に形成されたローレット加工部が挿入支持されて
いる。
【0010】そして、シフトレバーに衝撃力が作用し、
この衝撃力がローレット加工部と貫通孔の孔壁とで生じ
る摩擦力より大きくなると、シフトレバーが貫通孔内を
下方へ移動し、衝撃エネルギーを吸収する。また、衝撃
力が所定値以上になると、シフトレバーが貫通孔を突き
抜けるので、反力が生じない。
この衝撃力がローレット加工部と貫通孔の孔壁とで生じ
る摩擦力より大きくなると、シフトレバーが貫通孔内を
下方へ移動し、衝撃エネルギーを吸収する。また、衝撃
力が所定値以上になると、シフトレバーが貫通孔を突き
抜けるので、反力が生じない。
【0011】請求項4に記載の発明では、シフトレバー
の軸線がリテーナの回転中心線上に位置しないようにシ
フトレバーがオフセットされている。このため、衝撃力
の作用方向がシフトレバーの軸線からずれていても、そ
の分力が軸方向に作用して衝撃エネルギー吸収機能を発
揮する。
の軸線がリテーナの回転中心線上に位置しないようにシ
フトレバーがオフセットされている。このため、衝撃力
の作用方向がシフトレバーの軸線からずれていても、そ
の分力が軸方向に作用して衝撃エネルギー吸収機能を発
揮する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、第1
形態に係るシフトレバー装置10は、伝達機構(図示省
略)を介して自動変速機に連結され、回動して任意のシ
フトレンジを選択する筒状のリテーナ12を備えてい
る。このリテーナ12の外周面には、下方がリテーナ1
2側へ若干湾曲したプレート14に形成されたチャンネ
ル状のブラケット11が溶接されている。
形態に係るシフトレバー装置10は、伝達機構(図示省
略)を介して自動変速機に連結され、回動して任意のシ
フトレンジを選択する筒状のリテーナ12を備えてい
る。このリテーナ12の外周面には、下方がリテーナ1
2側へ若干湾曲したプレート14に形成されたチャンネ
ル状のブラケット11が溶接されている。
【0013】プレート14には、下方が若干リテーナ1
2側へ湾曲した長状のガイド孔16が上下方向に形成さ
れている。このガイド孔16には、手前側からワッシャ
18が装着されたタッピンねじ20が挿通され、裏側に
ゴムブッシュ22を介在させてブロック状のコントロー
ルピース24のねじ孔26へ螺合されている。これによ
って、コントロールピース26がブラケット11の間に
回転不能に保持され、また、ワッシャ18とゴムブッシ
ュ22がプレート14を両側から締結した状態で、タッ
ピンねじ20がコントロールピース24を支持してい
る。
2側へ湾曲した長状のガイド孔16が上下方向に形成さ
れている。このガイド孔16には、手前側からワッシャ
18が装着されたタッピンねじ20が挿通され、裏側に
ゴムブッシュ22を介在させてブロック状のコントロー
ルピース24のねじ孔26へ螺合されている。これによ
って、コントロールピース26がブラケット11の間に
回転不能に保持され、また、ワッシャ18とゴムブッシ
ュ22がプレート14を両側から締結した状態で、タッ
ピンねじ20がコントロールピース24を支持してい
る。
【0014】一方、コントロールピース24の上面から
は、三角板状の軸板28が立設されている。この軸板2
8を両側から挟むようにして、コントロールレバー32
の脚板34が回動可能に装着されている。この脚板34
には軸孔36が穿設され、また、軸板28にも軸孔30
が穿設されている。この軸孔30、36へピン40が差
し込まれ、先端がプッシュナット38で固定される。
は、三角板状の軸板28が立設されている。この軸板2
8を両側から挟むようにして、コントロールレバー32
の脚板34が回動可能に装着されている。この脚板34
には軸孔36が穿設され、また、軸板28にも軸孔30
が穿設されている。この軸孔30、36へピン40が差
し込まれ、先端がプッシュナット38で固定される。
【0015】また、脚板34の間に渡されるように形成
されたベース板42には、ねじ孔44が形成されてい
る。このねじ孔44には、コントロールレバー32の上
部に設けられた貫通孔46から挿入されたシフトレバー
48の雄ねじ部48Aが螺合されている。
されたベース板42には、ねじ孔44が形成されてい
る。このねじ孔44には、コントロールレバー32の上
部に設けられた貫通孔46から挿入されたシフトレバー
48の雄ねじ部48Aが螺合されている。
【0016】これによって、乗員がノブ50を把持し
て、ハウジング52に形成されたジグザグ状のガイド溝
54に沿ってシフトレバー48を操作すると、シフトレ
バー48は、リテーナ12を軸として車両前後方向へ回
動し、ピン40を軸として車両幅方向に回動する。
て、ハウジング52に形成されたジグザグ状のガイド溝
54に沿ってシフトレバー48を操作すると、シフトレ
バー48は、リテーナ12を軸として車両前後方向へ回
動し、ピン40を軸として車両幅方向に回動する。
【0017】なお、コントロールレバー32はプレート
14を介してリテーナ12に固定されているので、シフ
トレバー48の軸線は、リテーナ12の回転中心線上に
位置しない。
14を介してリテーナ12に固定されているので、シフ
トレバー48の軸線は、リテーナ12の回転中心線上に
位置しない。
【0018】次に、本形態に係るシフトレバー装置の作
用を説明する。通常の使用状態では、図2に示すよう
に、コントロールレバー32は、ワッシャ18とゴムブ
ッシュ22に締め付けられているので、シフトレバー4
8は下方へ移動することなく、シフトレバー48を操作
することによって、任意のシフトレンジが選択できる。
用を説明する。通常の使用状態では、図2に示すよう
に、コントロールレバー32は、ワッシャ18とゴムブ
ッシュ22に締め付けられているので、シフトレバー4
8は下方へ移動することなく、シフトレバー48を操作
することによって、任意のシフトレンジが選択できる。
【0019】ここで、車両急減速時等にシフトレバー4
8の軸方向へ衝撃力(Fv)が作用すると、図3に示す
ように、衝撃力がワッシャ18とゴムブッシュ22との
締結力によってプレート14との間に生じる摩擦力より
大きくなり、コントロールピース24がガイド孔16に
沿って下方へ移動しながら衝撃エネルギーを吸収する。
このとき、図4に示すように、シフトレバー48も傾き
ながらコントロールレバー32と共に下方へ移動する。
8の軸方向へ衝撃力(Fv)が作用すると、図3に示す
ように、衝撃力がワッシャ18とゴムブッシュ22との
締結力によってプレート14との間に生じる摩擦力より
大きくなり、コントロールピース24がガイド孔16に
沿って下方へ移動しながら衝撃エネルギーを吸収する。
このとき、図4に示すように、シフトレバー48も傾き
ながらコントロールレバー32と共に下方へ移動する。
【0020】このように、本形態に係るシフトレバー装
置では、衝撃エネルギーを吸収すると共に、シフトレバ
ー48のノブ50が、図6に示すように、シートSの座
面S1と略同一レベルとなるので、乗員にとって障害と
ならない。
置では、衝撃エネルギーを吸収すると共に、シフトレバ
ー48のノブ50が、図6に示すように、シートSの座
面S1と略同一レベルとなるので、乗員にとって障害と
ならない。
【0021】また、シフトレバー48の軸線が、リテー
ナ12の回転中心線上に位置しないようにシフトレバー
48をオフセットすることで、衝撃力Fの作用方向がシ
フトレバー48の軸線からずれていても、その分力でコ
ントロールピース24をガイド孔16に沿って下方へ移
動させ、衝撃エネルギーを吸収することができる。
ナ12の回転中心線上に位置しないようにシフトレバー
48をオフセットすることで、衝撃力Fの作用方向がシ
フトレバー48の軸線からずれていても、その分力でコ
ントロールピース24をガイド孔16に沿って下方へ移
動させ、衝撃エネルギーを吸収することができる。
【0022】なお、本形態では、プレート14に剛性を
持たせるために、ガイド孔16の下端を閉じたが、図3
の斜線部分を無くして、シフトレバー48が下方に抜け
落ちるようにしても構わない。また、吸収すべき衝撃エ
ネルギーの値を設定するには、タッピンねじ20の締め
付け力やゴムブッシュ22の材質等を実験的に選択すれ
ばよい。
持たせるために、ガイド孔16の下端を閉じたが、図3
の斜線部分を無くして、シフトレバー48が下方に抜け
落ちるようにしても構わない。また、吸収すべき衝撃エ
ネルギーの値を設定するには、タッピンねじ20の締め
付け力やゴムブッシュ22の材質等を実験的に選択すれ
ばよい。
【0023】次に、第2形態に係るシフトレバー装置を
説明する。図7に示すように、第2形態では、直方体状
のレバーホルダー60の下部に形成されたブラケット6
2が、リテーナ64を挟むようにして装着され、図示し
ないピンで連結されている。
説明する。図7に示すように、第2形態では、直方体状
のレバーホルダー60の下部に形成されたブラケット6
2が、リテーナ64を挟むようにして装着され、図示し
ないピンで連結されている。
【0024】レバーホルダー60には、軸線方向に上端
から下方にかけて、円形の取付孔65がくり抜かれてい
る。この取付孔65の孔長方向の略中央には、支持壁6
6が設けられている。
から下方にかけて、円形の取付孔65がくり抜かれてい
る。この取付孔65の孔長方向の略中央には、支持壁6
6が設けられている。
【0025】支持壁66の下側の下部取付孔65Bの孔
径は、シフトレバー68の外径より大とされ、また、上
側の上部取付孔65Aの孔径は、シフトレバー68の外
径と同等とされ、シフトレバー68の下端部分が圧入さ
れている。
径は、シフトレバー68の外径より大とされ、また、上
側の上部取付孔65Aの孔径は、シフトレバー68の外
径と同等とされ、シフトレバー68の下端部分が圧入さ
れている。
【0026】次に、本形態に係るシフトレバー装置の作
用を説明する。図8に示すように、シフトレバー68の
軸方向に衝撃力が作用し、この衝撃力が支持壁66のせ
ん断抵抗力より大きいと、支持壁66がせん断破壊しな
がら衝撃エネルギーを吸収し、シフトレバー68を下方
へ移動させる。また、シフトレバー68が拡径された下
部取付孔65Bへ至り、大きく沈み込み反力を生じさせ
ない。
用を説明する。図8に示すように、シフトレバー68の
軸方向に衝撃力が作用し、この衝撃力が支持壁66のせ
ん断抵抗力より大きいと、支持壁66がせん断破壊しな
がら衝撃エネルギーを吸収し、シフトレバー68を下方
へ移動させる。また、シフトレバー68が拡径された下
部取付孔65Bへ至り、大きく沈み込み反力を生じさせ
ない。
【0027】なお、第2形態においても、第1形態と同
様に、シフトレバー68の軸線が、リテーナ64の回転
中心線上に位置しないようにシフトレバー68がオフセ
ットされているので、衝撃力の作用方向がシフトレバー
68の軸線からずれていても、シフトレバー68を下方
へ移動させて、衝撃エネルギーを吸収することができ
る。
様に、シフトレバー68の軸線が、リテーナ64の回転
中心線上に位置しないようにシフトレバー68がオフセ
ットされているので、衝撃力の作用方向がシフトレバー
68の軸線からずれていても、シフトレバー68を下方
へ移動させて、衝撃エネルギーを吸収することができ
る。
【0028】次に、第3形態に係るシフトレバー装置を
説明する。図9に示すように、第3形態では、直方体状
のレバーホルダー70に、上端から下方にかけて、孔径
の異なる貫通孔72がくり抜かれている。この貫通孔7
2の下側の下部貫通孔72Bの孔径は、シフトレバー7
4の外径より大とされ、また、上側の上部貫通孔72A
の孔径は、シフトレバー74の外径と同等とされてい
る。この貫通孔72には、ローレット加工されたシフト
レバー74のローレット加工部74Aが圧入されてい
る。
説明する。図9に示すように、第3形態では、直方体状
のレバーホルダー70に、上端から下方にかけて、孔径
の異なる貫通孔72がくり抜かれている。この貫通孔7
2の下側の下部貫通孔72Bの孔径は、シフトレバー7
4の外径より大とされ、また、上側の上部貫通孔72A
の孔径は、シフトレバー74の外径と同等とされてい
る。この貫通孔72には、ローレット加工されたシフト
レバー74のローレット加工部74Aが圧入されてい
る。
【0029】次に、本形態に係るシフトレバー装置の作
用を説明する。図10に示すように、シフトレバー74
の軸方向に衝撃力が作用し、この衝撃力がローレット加
工部74Aと貫通孔72の孔壁との摩擦力より大きい
と、シフトレバー74が上部貫通孔72A内を下方へ移
動しながら衝撃エネルギーを吸収する。また、衝撃力が
所定値を越えると、シフトレバー74が貫通孔72Bを
突き抜けるので、反力が生じることがない。
用を説明する。図10に示すように、シフトレバー74
の軸方向に衝撃力が作用し、この衝撃力がローレット加
工部74Aと貫通孔72の孔壁との摩擦力より大きい
と、シフトレバー74が上部貫通孔72A内を下方へ移
動しながら衝撃エネルギーを吸収する。また、衝撃力が
所定値を越えると、シフトレバー74が貫通孔72Bを
突き抜けるので、反力が生じることがない。
【0030】なお、第3形態においても、第1形態と同
様に、シフトレバー74の軸線が、リテーナ64の回転
中心線の上に位置しないようにシフトレバー74がオフ
セットされているので、衝撃力の作用方向がシフトレバ
ー74の軸線からずれていても、シフトレバー74を下
方へ移動させて、衝撃エネルギーを吸収することができ
る。
様に、シフトレバー74の軸線が、リテーナ64の回転
中心線の上に位置しないようにシフトレバー74がオフ
セットされているので、衝撃力の作用方向がシフトレバ
ー74の軸線からずれていても、シフトレバー74を下
方へ移動させて、衝撃エネルギーを吸収することができ
る。
【0031】また、本形態では、フロアパネルに取付け
られるシフトレバー装置を前提に説明したが、インナー
パネルに取付られるシフトレバー装置にも適用可能であ
る。
られるシフトレバー装置を前提に説明したが、インナー
パネルに取付られるシフトレバー装置にも適用可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、シフトレ
バーに作用する衝撃エネルギーを吸収することができ
る。
バーに作用する衝撃エネルギーを吸収することができ
る。
【図1】第1形態に係るシフトレバー装置の分解斜視図
である
である
【図2】第1形態に係るシフトレバー装置の通常状態を
示した側面図である。
示した側面図である。
【図3】第1形態に係るシフトレバー装置が衝撃エネル
ギーを吸収している状態を示した側面図である。
ギーを吸収している状態を示した側面図である。
【図4】第1形態に係るシフトレバー装置が衝撃エネル
ギーを吸収している状態を示した側面図である。
ギーを吸収している状態を示した側面図である。
【図5】第1形態に係るシフトレバー装置が構築された
車内を見た斜視図である。
車内を見た斜視図である。
【図6】第1形態に係るシフトレバー装置に衝撃力が作
用した後の状態を示した車内の斜視図である。
用した後の状態を示した車内の斜視図である。
【図7】第2形態に係るシフトレバー装置の通常状態を
示した側面図である。
示した側面図である。
【図8】第2形態に係るシフトレバー装置が衝撃エネル
ギーを吸収している状態を示した側面図である。
ギーを吸収している状態を示した側面図である。
【図9】第2形態に係るシフトレバー装置の通常状態を
示した側面図である。
示した側面図である。
【図10】第2形態に係るシフトレバー装置が衝撃エネ
ルギーを吸収している状態を示した側面図である。
ルギーを吸収している状態を示した側面図である。
10 リテーナ 14 プレート 16 ガイド孔 18 ワッシャ(締結部材) 20 タッピングねじ(締結部材) 22 ゴムブッシュ(締結部材) 24 コントロースピース 48 シフトレバー 60 レバーホルダー 64 リテーナ 65 取付孔 66 支持壁 70 レバーホルダー 72 貫通孔
Claims (4)
- 【請求項1】 本体に軸支され回動して任意のシフトレ
ンジを選択可能とするリテーナと、前記リテーナに固定
されたプレートと、前記プレートに形成され上下方向に
延びるガイド孔と、前記ガイド孔へ挿入締結されて乗員
が操作するシフトレバーの下端を支持し、シフトレバー
が衝撃力を受けると、前記ガイド孔に沿って下方へ移動
する締結部材と、を有することを特徴とするシフトレバ
ー装置。 - 【請求項2】 本体に軸支され回動して任意のシフトレ
ンジを選択可能とするリテーナと、前記リテーナに固定
されたレバーホルダーと、前記レバーホルダーに形成さ
れた取付孔と、前記取付孔内に形成され乗員が操作する
シフトレバーの下端を支持し、シフトレバーが衝撃力を
受けるとせん断破壊する支持壁と、を有することを特徴
とするシフトレバー装置。 - 【請求項3】 本体に軸支され回動して任意のシフトレ
ンジを選択可能とするリテーナと、前記リテーナに固定
されたレバーホルダーと、乗員が操作するシフトレバー
の下部周面に形成されたローレット加工部と、前記レバ
ーホルダーに形成され前記ローレット加工部が圧入さ
れ、シフトレバーが衝撃力を受けるとローレット加工部
を下方へ案内する貫通孔と、を有することを特徴とする
シフトレバー装置。 - 【請求項4】 前記シフトレバーの軸線が前記リテーナ
の回転中心線上に位置しないようにシフトレバーをオフ
セットしたことを特徴とする請求項1〜請求項3に記載
のシフトレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22514596A JPH1059007A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | シフトレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22514596A JPH1059007A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | シフトレバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1059007A true JPH1059007A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16824661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22514596A Pending JPH1059007A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | シフトレバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1059007A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013047014A1 (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-04 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
WO2018123486A1 (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP22514596A patent/JPH1059007A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013047014A1 (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-04 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
US9423020B2 (en) | 2011-09-27 | 2016-08-23 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Shift device |
WO2018123486A1 (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
CN110035917A (zh) * | 2016-12-26 | 2019-07-19 | 株式会社东海理化电机制作所 | 换挡装置 |
US11525508B2 (en) | 2016-12-26 | 2022-12-13 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Shift device |
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