JPH1059004A - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置

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JPH1059004A
JPH1059004A JP21892296A JP21892296A JPH1059004A JP H1059004 A JPH1059004 A JP H1059004A JP 21892296 A JP21892296 A JP 21892296A JP 21892296 A JP21892296 A JP 21892296A JP H1059004 A JPH1059004 A JP H1059004A
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JP
Japan
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shift
shift lever
shift lock
lock plate
detent pin
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JP21892296A
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English (en)
Inventor
Noriyasu Shamoto
紀康 社本
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトレバー装置の構造を簡素化し、
容易に組立製造できるようにする。 【解決手段】 シフトレバー装置における、Pレンジ
位置にあるシフトレバー16の操作ノブを操作しディテ
ントピン24とディテント穴26による制限を解除して
シフト操作を可能とし、ディテントピン24と共に動作
するシフトロックプレート42を所定条件がそろわない
限り制止するシフトロック機構を設け、シフトロックプ
レート42の移動動作に連動して、イグニッションキー
をACC等のON位置からLOCK位置へ移動不能と
し、又は移動可能とする機械式キーインターロックを設
け、このシフトロック機構を手動で解除するキャンセル
機構を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両における自動
変速機のシフト操作に用いられるシフトレバー装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両の自動変速機をシフト操作するため
のシフトレバー装置は、例えば車室内の床上に配置さ
れ、シフトレバーを車両前後方向にシフト操作してシフ
ト位置を選択するように構成されている。
【0003】従来、このようなシフトレバー装置には、
例えばシフトレバーの基部がシフトレバー用ハウジング
の下部で軸支され、そのシフトレバー用ハウジングの内
部に、電気式シフトロック機構、機械式キーインターロ
ック機構、及びキャンセル機構が装着されているものが
ある。
【0004】この機械式キーインターロック機構は、ス
テアリングコラムのステアリングロックボディに取り付
けられたキーシリンダのカム機構を、プッシュプルワイ
ヤ、リンク機構及びカム機構等の複雑な機械式の連動機
構を介してシフトレバーに連動することにより、シフト
レバーがP(パーキング)レンジ位置にあるとき以外で
は、イグニッションキーがACC、ON等の位置からL
OCK位置へ移動できないように制止するよう構成され
ている。電気式シフトロック機構は、イグニッションキ
ーがACC、ON等の位置にあるときに通電されて動作
されるシフトロックソレノイドと、さらにシフトロック
コントロールスイッチ(シフトロックコンピュータ)、
シフトロックプレート、シフトロックプレートストッパ
等とを有し、ブレーキペダルを踏んでいないとシフトロ
ックソレノイドの作動によって、Pレンジでのシフトレ
バーノブの動きを制止する。これとともに、この電気式
シフトロック機構によってブレーキペダルを踏むと同時
にイグニッションキーがACC、ON等の位置にあると
きのみシフトロックソレノイドが作動して、シフトレバ
ーを例えばPレンジからR(リバース)レンジ、N(ニ
ュートラル)レンジ、D(ドライブ)レンジ、2(セコ
ンド)レンジ、又はL(ロー)レンジのいずれかのレン
ジへシフト操作可能とされている。
【0005】キャンセル機構は、シフトロック機構に機
械的に連動し、シフトロック機構及びキーインターロッ
ク機構を手動で解除可能とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなシフトレ
バー装置における機械式キーインターロック機構は、シ
フトレバーがPレンジ位置へ移動される動作に追従し
て、キーシリンダのカム機構を操作し、イグニッション
キーがACC、ON等の位置からLOCK位置へ移動可
能とする。また、機械式キーインターロック機構は、シ
フトレバーがPレンジ位置からRレンジ側の他のレンジ
位置へ移動される動作によって、キーシリンダのカム機
構を操作し、イグニッションキーがACC、ON等の位
置からLOCK位置へ移動不能とする。このように、機
械式キーインターロック機構は、前述のような複雑な連
動動作を実行するために多数の部品を用いた複雑な機構
として構成されていた。また、機械式キーインターロッ
ク機構、シフトロック機構、及びキャンセル機構は、シ
フトレバー装置におけるシフトレバー等の他の装置類の
邪魔にならないスペースに各々別々に散在されていたの
で、これらを相互に連動動作させるため、中間連動用リ
ンク機構等の複雑な連動機構をシフトレバー装置内に装
着せねばならず、全体として多数の部品を用いた複雑な
構造となり、シフトレバー装置の組立、製造に手間が掛
り、製品が高価になるという問題があった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、構造が簡素
で、容易に組立製造できる、シフトレバー装置を新たに
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
シフレバー装置は、Pレンジ位置にあるシフトレバーの
操作ノブを操作しディテントピンとディテント穴による
シフトレバーの移動の制限を解除して、他のシフトレン
ジ位置へのシフト操作を可能にしたシフトレバー装置で
あって、前記シフトレバーがPレンジ位置にあるとき、
前記ディテントピンと共に動作するシフトロックプレー
トを所定条件がそろわない限り制止して前記ディテント
ピンと前記ディテント穴による制限を解除不能とするシ
フトロック機構と、前記シフトロックプレートの移動動
作に連動して、イグニッションキーをACC位置からL
OCK位置へ移動不能とするよう連動する機械式キーイ
ンターロックと、を有することを特徴とする。
【0009】上述のように構成することにより、機械式
キーインターロック機構がシフトロックプレートへ直接
連動するので、この部分の構造を簡素にできる。またシ
フトロックプレートに対する機械式キーインターロック
機構の追従を確実にできる。
【0010】本発明の請求項2記載のシフレバー装置
は、Pレンジ位置にあるシフトレバーの操作ノブを操作
し、ディテントピンとディテント穴による前記シフトレ
バーの移動の制限を解除して、他のシフトレンジ位置へ
のシフト操作を可能にしたシフトレバー装置であって、
前記シフトレバーがPレンジ位置へシフト操作された場
合に、前記ディテントピンをシフトロックプレートの溝
状の受け部に挿入することによって前記ディテントピン
と共に前記シフトロックプレートがシフトレバーの軸方
向に沿って移動され、かつ前記ディテントピンとディテ
ント穴により前記シフトレバーの移動を制限している位
置にある前記シフトロックプレートに駆動部で駆動され
るシフトロックストッパが係合してその移動を制止し、
又はこれが離脱して前記シフトロックプレートの移動を
自由とするよう構成されたシフトロック機構と、前記シ
フトロックプレートの移動方向に沿って形成されたカム
面としての操作部に、一端部が摺接され、その中間部が
シフトレバー装置のハウジング側に軸着され、その他端
部がイグニッションキー用のキーシリンダ側に接続さ
れ、前記シフトロックプレートが前記シフトレバーの移
動を制限している位置以外の位置に移動するときの前記
操作部に連動して前記イグニッションキーをACC位置
からLOCK位置へ移動不能とするよう連動するリンク
部材と、前記シフトロックストッパを手動で移動操作し
て前記シフトロックプレートとの係合を離脱させるキャ
ンセル機構と、を有することを特徴とする。
【0011】上述のように構成することにより、シフト
レバーに連動する機械式キーインターロック機構、シフ
トロック機構、及びキャンセル機構を集合ユニットにし
て一括構成し、これら相互で軸部材、リンク部材の共用
化を図り部品点数を削減して、簡素なリンク機構で構成
でき、しかも機械式キーインターロック機構をリンク部
材とシフトロックプレートのカム構造とを組み合わせた
簡素な構造としたので、組み立て製造が容易にできる。
なお、シフトレバーをPレンジ位置に戻し、その操作ノ
ブを放してディテントピンと共にシフトロックプレート
を移動するときの動作に機械式キーインターロックが連
動して、イグニッションキーをACC、ON等の位置か
らLOCK位置へ移動可能とさせることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図6には本発明のシフトレ
バー装置が示されている。図6に示すように、このシフ
トレバー装置では、車両床等の車体へ固着されるプレー
ト10の開放部にポジションインジケータハウジング1
2が取り付けられ、ハウジング本体14が構成されてい
る。このハウジング本体14には、主にシフトレバー1
6、機械式キーインターロック機構、電気式シフトイン
ターロック機構、及びキャンセル機構が装着されて、P
(パーキング)レンジからR(リバース)レンジ、N
(ニュートラル)レンジ、D(ドライブ)レンジ、2
(セコンド)レンジ、又はL(ロー)レンジのいずれか
のレンジへ移動可能であり、これらのシフト位置への移
動動作は図示しないケーブルによって変速機へと伝達さ
れるようになっている。
【0013】このシフトレバー16は、その基端部に軸
筒部18が逆T字状に設けられている。この軸筒部18
をプレート10の2個の軸支孔20と連通し、これらの
孔20に図示しない軸ピンを挿通することによって、プ
レート10に対してシフトレバー16が軸支されてい
る。
【0014】また、シフトレバー16の自由端側は、ポ
ジションインジケータハウジング12の長穴に摺動自在
に装着されたスライドカバー28を貫通して延出されて
いる。
【0015】図6に示される如く、シフトレバー16に
は、その軸部に設けた長穴22を貫通し、操作ノブ17
で操作され長穴22に沿ってシフトレバー16の軸線方
向へ移動するようディテントピン24が装着されてい
る。図1に示すように、このディテントピン24は、そ
の一方の自由端部をプレート10の壁部10Aに設けた
ディテント穴26の内周壁に摺接可能に臨まされてい
る。
【0016】図6に示すように、ディテントピン24の
他方の自由端部24Aは、集合ユニットにして一括構成
された、機械式キーインターロック機構、電機式シフト
ロック機構、及びキャンセル機構における、電気式シフ
トインターロック機構に接続されている。この電気式シ
フトインターロック機構は、プレート10に立設された
固定板30に組み付けられている。すなわち、固定板3
0には、ソレノイド装置である駆動部32が固着されて
いる。この駆動部32のプランジャ34の自由端部に
は、全体が鉤形に形成されたシフトロックストッパ36
の一端部が固定されている。
【0017】このシフトロックストッパ36は、全体が
鉤形に形成され、その一方の端部がプランジャ34の自
由端部に固定されて、このプランジャ34の軸線方向へ
一体的に移動可能に装着されている。また、シフトロッ
クストッパ36の一方の端部におけるプランジャ34の
軸線延長上の部位には、矩形の突台状の制止部38が突
設されている。さらに、シフトロックストッパ36の他
方の端部には、側面三角形状のシフトロック解除動作用
の係止部40が突設されている。
【0018】また、固定板30には、シフトロックプレ
ート42が摺動案内構造により、摺動自在に装着されて
いる。すなわち、固定板30には、フランジ付段付ピン
44が固着され、シフトロックプレート42には、断面
T字形状の案内溝46が形成され、このピン44のフラ
ンジ部分を案内溝46内に抜け落ちないように納めた状
態で固定されたピン44に対し案内溝46が摺接移動
し、シフトロックプレート42がPレンジ位置にあるシ
フトレバー16の軸線と平行なディテントピン24の移
動方向へ移動可能に装着されている。
【0019】図1に示すように、シフトロックプレート
42には、ディテントピン24が挿入される矩形状の凹
部であるディテントピン受け部48が形成されている。
さらに、この受け部48内にディテントピン24が入り
易すくするために、この受け部48に向って傾斜する案
内斜辺50が形成されている。
【0020】また、シフトロックプレート42には、そ
のシフトロックストッパ36に面した一部を矩形状に突
出して制動部52が形成されており、この制動部52が
制止部38上に載って、シフトロックプレート42のそ
れ以上の移動を制止するように形成されている。
【0021】このシフトロックプレート42には、機械
式キーインターロック機構部へ接続連動するために、台
形状に切欠して、凸部54Aと凹部54Bとが形成され
た操作部54が形成されている。
【0022】この機械式キーインターロック機構部を構
成するため固定板30に、湾曲形成されたリンク部材5
6がその中間部を軸ピン58で軸着されている。このリ
ンク部材56の一方の自由端部には、片面から連接ピン
60が立設され、操作部54に摺接されている。
【0023】また、リンク部材56の他方の自由端部に
は、両面からそれぞれ係止ピン62、64が立設されて
いる。この一方の係止ピン62には、図示しないステア
リングコラムのステアリングロックボディに取り付けら
れたキーシリンダのカム機構に接続するプッシュプルワ
イヤであるキーインターロックケーブル66の一端部が
接続されている。他方の係止ピン64と、プレート10
の支持部68との間には、引張コイルばね70が架設さ
れ、リンク部材56を図1の矢印A方向に回動するよう
付勢し、連接ピン60が操作部54に当接する状態にさ
れている。
【0024】機械式キーインターロック機構と電気式シ
フトインターロック機構の手動解除操作を行うためのキ
ャンセル機構は、主にシフトロックリリースボタン72
と、リリース部材74とで構成されている。図4、及び
図6に示すように、シフトロックリリースボタン72
は、水平断面が長方体状の頭部72Aに棒状の操作用棒
部76と、ばね取付棒部78とを一体に設けて形成され
ている。
【0025】このシフトロックリリースボタン72は、
ポジションインジケータハウジング12の取付ケース部
80に摺動可能に取り付けられている。この取付ケース
部80は、インジケータハウジング12の車室内側表面
に開口する凹部状に形成され、頭部72Aを摺動自在に
収める凹部に、操作用棒部76を挿通する筒部と、ばね
取付棒部78を移動可能に収める有底凹部80Aとを一
体に設けて形成されている。この有低凹部80A内に
は、頭部72Aとの間に圧縮コイルばね82が架設さ
れ、シフトロックリリースボタン72が取付ケース部8
0の開口から頭部72Aを車両内側へ突出するよう付勢
されている。なお、この圧縮コイルばね82のコイル内
にばね取付棒部78が遊挿されて、このばね82が外れ
ないようその動作が案内される。
【0026】シフトロックリリースボタン72の操作用
棒部76の自由端部は、取付ケース部80から下方へ延
出されている。この操作用棒部76の自由端部には、軸
孔76Aが穿孔されており、この軸孔76Aにリリース
部材74の軸ピン部84が軸挿されている。なお、この
軸ピン部84の自由端部は一段太径にされ、2股に分か
れていて相互に開くようにされているので、軸ピン部8
4が軸孔76Aに貫通され、その自由端部が軸孔76A
から延出して開くことにより、その太径段部が軸孔76
Aの周部に係止して抜け止めとされるようワンタッチで
組み付けられている。
【0027】このリリース部材74は、全体が鉤形に形
成され、その屈曲角部に前述した軸ピン部84が突設さ
れ、その一方の自由端部に支軸ピン86が突設されてい
る。この支軸ピン86は軸ピン部84と同様に太径段部
が2股に分かれた抜け止め形状とされていて、図示しな
いポジションインジケータハウジング12に設けた軸孔
にワンタッチで組み付けられ引き抜き不能に軸挿されて
いる。このように、ポジションインジケータハウジング
12に装着されたリリース部材74の他方の自由端部
は、シフトロックストッパ36の係止部40を押し操作
可能な位置に臨まされている。
【0028】次に、上述のように構成した本実施の形態
におけるシフトレバー装置の機械式キーインターロック
機構、電気式シフトインターロック機構、及びキャンセ
ル機構に係る作用、及び動作について説明する。
【0029】図1に示す状態では、機械式キーインター
ロックが解除状態で、電気式シフトロックが掛り、シフ
トロックプレート16(ロック位置)によってシフトレ
バー16がPレンジ位置から移動不能とされている。す
なわち、ディテントピンとディテント穴によるシフトレ
バーの移動の制限として、シフトレバー16のディテン
トピン24がディテント穴26におけるP位置用凹部2
6Pに入っていて、シフトレバー16が矢印C方向に回
動して他のシフトレンジ位置へ移動するのを制止した状
態となっている。これと同時に、ディテントピン24が
シフトロックプレート42の受け部48内に入ってお
り、このシフトロックプレート42の制動部52が、シ
フトロックストッパ36の制止部38に当って、その矢
印D方向への移動が制止されているため、シフトレバー
の操作ノブ17を押してディテントピン24をP位置用
凹部26Pから脱出させることができない状態とされて
いる。
【0030】よって、ディテントピン24がP位置用凹
部26P内に止め置かれるために、シフトレバー16が
Pレンジ位置から移動不能なシフトロックが掛った状態
とされている。
【0031】上述の図1の状態では、シフトロックプレ
ート42の凸部54A部分が連接ピン60に当接してリ
ンク部材56を矢印Aと逆方向に回動し、キーインター
ロックケーブル66を引き操作したキーインターロック
解除状態としている。このキーインターロック解除状態
では、キーインターロックケーブル66に連動して図示
しないキーシリンダのカム機構がイグニッションキーを
ACC、ON等の位置からLOCK位置へ移動し、引き
抜き可能な状態とされている。
【0032】次に、シフトロック機構を解除して、シフ
トレバー16をPレンジ以外のレンジ位置へ移動操作す
る場合には、所定条件がそろわないとシフトレバー16
をPレンジ以外のレンジ位置へ移動操作できないので、
所定条件として、まずイグニッションキーをキーシリン
ダへ差し込み、LOCK位置からACC、ON等の位置
へ回動する。すると、駆動部32、及び図示しないシフ
トロックコントロールスイッチに電源が投入され動作可
能状態とされる。このとき、所定条件として、ブレーキ
ペダルを踏むと、ブレーキペダルを踏んだことを検出し
た信号がシフトロックコントロールスイッチに送られ、
駆動部32がプランジャ34を引き込み、シフトロック
ストッパ36を矢印E方向へ移動して、制止部38を制
動部52から解離する。そして、操作ノブ17を押すこ
とによりディテントピン24を図示しないばね等の付勢
手段の付勢力に抗して矢印D方向へ移動すると、シフト
ロックプレート42も矢印D方向へ移動して図2の図示
位置となり(解除位置)、ディテントピン24がP位置
用凹部26Pから離脱するので、シフトレバー16を矢
印C方向へ回動し、所望のレンジ位置、例えば図2に示
すNレンジ位置へ移動する。
【0033】この図2に示す状態では、シフトロックプ
レート42が矢印D方向へ移動し、その凹部54B部分
にリンク部材56の連接ピン60が当接してリンク部材
56を矢印A方向に回動し、キーインターロックケーブ
ル66を押し操作したキーインターロックが掛った状態
としている。このキーインターロックが掛った状態で
は、図示しないキーシリンダのカム機構の動作で、イグ
ニッションキーをACC、ON等の位置からLOCK位
置へ移動不能な状態とされている。
【0034】次に、シフトレバー16をPレンジ位置以
外の、例えば図2に示すNレンジ位置からRレンジ位置
を介してPレンジ位置へ移動操作する場合には、操作ノ
ブ17を押し、ディテントピン24を矢印D方向へ移動
した状態で、シフトレバー16をPレンジ位置まで移動
する。すると、ディテントピン24は、解除位置にある
シフトロックプレート42の案内斜辺50に案内されて
受け部48内へ入るので、この状態で操作ノブ17から
手を離し、ディテントピン24をシフトロックプレート
42と共にシフトレバー16内の付勢手段の付勢力で矢
印Dと逆方向へ移動させることにより、ディテントピン
24をP位置用凹部26Pに入れる。このとき、制動部
52が制止部38の矢印Eと逆方向への動作を許す位置
へ移動し、プランジャ34と共にシフトロックストッパ
36が矢印Eと逆方向へ移動して図1に示すように制動
部52が制止部38に当って矢印D方向への移動が制止
されたシフトロックが掛った状態に復帰する。またこの
とき、シフトロックプレート42の矢印Dと逆方向の動
作により、その凹部54Bから斜辺を通って凸部54A
に至るよう連接ピン60が摺動しながらリンク部材56
を矢印Aと逆方向へ回動し、キーインターロックケーブ
ル66を引き操作する。なお、ディテントピン24をP
位置用凹部26P内へ移動させるためにシフトレバー1
6内に設けられる付勢手段の付勢力は、引張コイルばね
70の付勢力に抗してリンク部材56を矢印A方向と反
対方向へ回転させる強さを有していることになる。
【0035】このキーインターロックケーブル66に連
動してキーシリンダのカム機構がイグニッションキーを
ACC、ON等の位置からLOCK位置へ移動し、引き
抜き可能な、キーインターロック解除状態とする。
【0036】次に、図5に示すシフトレバー16がPレ
ンジ位置にあるとき、シフトロック解除を行う場合につ
いて説明する。この場合には、キャンセル機構のリリー
スボタン72を矢印B方向に押し操作する。すると、操
作用棒部76が矢印D方向へ移動し、リリース部材74
が矢印F方向へ回動され、その自由端部が係止部40に
当って、矢印E方向へシフトロックストッパ36を押
す。すると、制止部38が制動部52から外れ、シフト
ロックプレート42が矢印D方向へ移動可能な状態とな
る。この状態で操作ノブ17を押すと、ディテントピン
24と共にシフトロックプレート42が矢印D方向へ移
動し、図5に2点鎖線で示すシフトロック解除状態とな
る。
【0037】また、操作ノブ17を離してディテントピ
ン24とシフトロックプレート42とを矢印Dと逆方向
へ移動させ、キャンセル機構のリリースボタン72を離
し、シフトロックストッパ36を矢印Eと逆方向へ移動
させれば図1に示すシフトロック状態とすることができ
る。
【0038】なお、図5に示すシフトロック解除状態で
は、同時にキーインターロック解除状態とできるので、
このシフトレバー装置を車両に組み付け、点検を行う際
や、シフトレバーの掃除の際に、キーシリンダにイグニ
ッションキーを差し込んでON位置に回動しなくても、
シフトレバー16をPレンジ位置以外へ移動できるので
便宜である。
【0039】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構成に限定されるものではなく、ディテントピンと
共に移動されるシフトロックプレートに連動する手段と
して、直接接触することにより動作を伝達する種々の機
構を取り得ることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】本発明のシフトレバー装置によれば、シ
フトレバー装置の構造を簡素化し、容易に組立製造でき
るようにするという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシフトレバー装置の実施の形態におけ
るシフトロックが掛かり、キーインターロックが解除さ
れた状態を示す要部概略側面図である。
【図2】本発明のシフトレバー装置の実施の形態におけ
る、シフトレバーがNレンジ位置にあり、シフトロック
解除状態で、キーインターロックが掛かった状態を示す
要部概略側面図である。
【図3】本発明のシフトレバー装置の実施の形態を示す
要部概略平面図である。
【図4】図3のIV−IV線によるキャンセル機構の要
部概略断面図である。
【図5】本発明のシフトレバー装置の実施の形態におけ
る、シフトレバーがPレンジ位置にあり、キャンセル機
構によって、シフトロックを解除する動作と、キーイン
ターロックを解除する動作を示す要部概略側面図であ
る。
【図6】本発明のシフトレバー装置の実施の形態の要部
を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 プレート 14 ハウジング本体 16 シフトレバー 17 操作ノブ 24 ディテントピン 26 ディテント穴 32 駆動部 (シフトロック機構) 36 シフトロックストッパ (シフトロック機
構) 38 制止部 (シフトロック機構) 40 係止部 (シフトロック機構) 42 シフトロックプレート (シフトロック機
構) 48 受け部 (シフトロック機構) 52 制動部 (シフトロック機構) 54 操作部 (機械式キーインターロック機構) 54A 凸部 (操作部)(機械式キーインターロック
機構) 54B 凹部 (操作部)(機械式キーインターロック
機構) 56 リンク部材 (機械式キーインターロック機
構) 66 キーインターロックケーブル (機械式キーイ
ンターロック機構) 72 リリースボタン (キャンセル機構) 74 リリース部材 (キャンセル機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Pレンジ位置にあるシフトレバーの操作
    ノブを操作しディテントピンとディテント穴によるシフ
    トレバーの移動の制限を解除して、他のシフトレンジ位
    置へのシフト操作を可能にしたシフトレバー装置であっ
    て、 前記シフトレバーがPレンジ位置にあるとき、前記ディ
    テントピンと共に動作するシフトロックプレートを所定
    条件がそろわない限り制止して前記ディテントピンと前
    記ディテント穴による制限を解除不能とするシフトロッ
    ク機構と、 前記シフトロックプレートの移動動作に連動して、イグ
    ニッションキーをACC位置からLOCK位置へ移動不
    能とするよう連動する機械式キーインターロックと、 を有することを特徴とするシフレバー装置。
  2. 【請求項2】 Pレンジ位置にあるシフトレバーの操作
    ノブを操作し、ディテントピンとディテント穴による前
    記シフトレバーの移動の制限を解除して、他のシフトレ
    ンジ位置へのシフト操作を可能にしたシフトレバー装置
    であって、 前記シフトレバーがPレンジ位置へシフト操作された場
    合に、前記ディテントピンをシフトロックプレートの溝
    状の受け部に挿入することによって前記ディテントピン
    と共に前記シフトロックプレートがシフトレバーの軸方
    向に沿って移動され、かつ前記ディテントピンとディテ
    ント穴により前記シフトレバーの移動を制限している位
    置にある前記シフトロックプレートに駆動部で駆動され
    るシフトロックストッパが係合してその移動を制止し、
    又はこれが離脱して前記シフトロックプレートの移動を
    自由とするよう構成されたシフトロック機構と、 前記シフトロックプレートの移動方向に沿って形成され
    たカム面としての操作部に、一端部が摺接され、その中
    間部がシフトレバー装置のハウジング側に軸着され、そ
    の他端部がイグニッションキー用のキーシリンダ側に接
    続され、前記シフトロックプレートが前記シフトレバー
    の移動を制限している位置以外の位置に移動するときの
    前記操作部に連動して前記イグニッションキーをACC
    位置からLOCK位置へ移動不能とするよう連動するリ
    ンク部材と、 前記シフトロックストッパを手動で移動操作して前記シ
    フトロックプレートとの係合を離脱させるキャンセル機
    構と、 を有することを特徴とするシフトレバー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019044373A1 (ja) * 2017-08-31 2019-03-07 津田工業株式会社 シフトレバーユニット
JP2019043320A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 津田工業株式会社 シフトレバーユニット
JP2019043322A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 津田工業株式会社 シフトレバーユニット

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