JPH105886A - バーリング加工装置 - Google Patents

バーリング加工装置

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JPH105886A
JPH105886A JP17002396A JP17002396A JPH105886A JP H105886 A JPH105886 A JP H105886A JP 17002396 A JP17002396 A JP 17002396A JP 17002396 A JP17002396 A JP 17002396A JP H105886 A JPH105886 A JP H105886A
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JP
Japan
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punch
cam
burring
die
slope
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Pending
Application number
JP17002396A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Fujita
茂宏 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP17002396A priority Critical patent/JPH105886A/ja
Publication of JPH105886A publication Critical patent/JPH105886A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下型パッドを不要にする。 【解決手段】 下型(200)にパンチ(234)を上
下動可能に配設するとともに、上型(100)の下降動
作をパンチ(234)の上昇運動に変換する運動変換手
段(140,230)を設けている。パンチ(234)
の上昇運動によってパンチ(234)が上型(100)
のダイ部(121)内に嵌合され、その結果、ワーク
(300)に設けられた下穴(301)の周縁部がフラ
ンジ状に押圧変形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーリング加工装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示した従来のバーリング加工装置
において、上型10は、上型ホルダ11と、該ホルダ1
1内に上下動可能に配設した上型パッド12と、この上
型パッド12の上面と上型ホルダ11との間に介在させ
たスプリング13とを備え、また下型20は、下型ホル
ダ21と、該ホルダ21内に上下動可能に配設した下型
パッド22と、この下型パッド22の下面と下型ホルダ
21との間に介在させたスプリング23と、下型パッド
22の中央部を貫通する態様で下型ホルダ21に立設固
定したバーリングパンチ24とを備えている。
【0003】バーリング加工を施すべきパネル状のワー
ク30は、被加工部位に予め下穴31を形成してあり、
この下穴31がバーリングパンチ24の先端に設けたガ
イドピン24aに嵌合される態様で下型パッド22上に
載置される。
【0004】上型10がある程度下降すると、上型パッ
ド12が上記ワーク30の上面に当接する。その後、ワ
ーク30は、スプリング13,23の弾性力でパッド1
2,22に挟持された状態で下降し、図9に示すよう
に、上型パッド12および下型パッド22が下降端に位
置した時点でその下降を停止する。
【0005】上記ワーク30の下降に伴い、パンチ24
の刃部24bが上型パッド12のダイ12a内に嵌合さ
れ、この結果、図8に示した下穴31の周縁部がダイ1
2a内で押圧変形されてワーク30の中央部にフランジ
部32が成形される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバーリング
加工装置では、下型ホルダ21にパンチ24を固定し、
下型パッド22の沈み動作に伴うワーク30とパンチ2
4との相対変位によって上記バーリング加工を行ってい
る。
【0007】しかし、下型パッド22の沈み動作を利用
してワーク30を下降変位させる上記従来の装置は、下
型パッド22をフローティングするスプリング23や該
パッド22をガイドする手段等を設ける必要があるので
装置の構造が複雑になり、また、下型パッド22のメン
テナンスに手間を要する。
【0008】本発明の目的は、かかる状況に鑑み、下型
パッドの不要なバーリング加工装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイを有する
上型とパンチを有する下型とを備え、前記ダイ内に前記
パンチを嵌合させて、ワークに設けられた下穴の周縁部
をフランジ状に押圧変形させるバーリング加工装置であ
って、前記パンチを上下動可能に配設するとともに、前
記上型の下降動作を前記パンチの上昇運動に変換する運
動変換手段を設け、前記パンチの上昇運動によって該パ
ンチを前記ダイ内に嵌合させるようにしたことを特徴と
している。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のバーリング加工装置の一
例を示した図1において、上型100は、上型ホルダ1
10と、該ホルダ110内に上下動可能に配設した上型
パッド120と、この上型パッド120の上面と上型ホ
ルダ110との間に介在させたスプリング130と、上
型パッド120の中央部に設けたダイ部121を貫通す
る態様で上型ホルダ110に立設固定したピン部材14
0とを備え、また、下型200は、下型ホルダ210
と、該下型ホルダ210上に着脱自在に配設したワーク
支持ブロック220と、前記ピン部材140と協働して
バーリング加工を行うバーリング加工ユニット230と
を備えている。
【0011】バーリング加工を施すべきパネル状ワーク
300は、既にバーリング加工以外の成形加工を終了し
ているので平坦でない。そこで、上記上型パッド120
およびワーク支持ブロック220のワーク300に対す
る当接面は、該ワーク300の形状に対応した形状をな
すように形成されている。
【0012】バーリング加工ユニット230は、下型ホ
ルダ210とワーク支持ブロック220とによって画成
された空間240内に配置されており、図2に拡大して
示すように、ガイドブロック231によって左右方向に
案内される一対のカムスライダ232と、これらのカム
スライダ232を駆動するカムドライバ233と、この
カムドライバ233の外周に摺動可能に嵌合したバーリ
ングパンチ234とを有する。
【0013】なお、図2に示すように、上記ガイドブロ
ック231は、各カムスライダ232の前後に設けたガ
イド部232aを摺動可能に嵌合保持している上記カム
ドライバ233は、上記ピン部材140の軸線の延長上
に位置されており、その下部には、左右対称な斜面を有
した断面逆三角状の斜面カム233aを形成してある。
また、上記バーリングパンチ234は、上端部に小径部
234aを形成するとともに、下端部左右に楔状の斜面
カム234bをそれぞれ形成してある。
【0014】上記各カムスライダ232は、左右対称な
斜面を有した断面三角状のカム部232bを上部に備
え、このカム部232bの内方側斜面は上記斜面カム2
33aに、また外方側斜面は上記斜面カム234bにそ
れぞれ当接している。
【0015】上記バーリングパンチ234は、前記ワー
ク支持ブロック220との間に介在させたスプリング2
35によって下方に付勢されており、したがって、上記
各カムスライダ232のカム部232bには、バーリン
グパンチ234の斜面カム234bを介して押下力が作
用する。この結果、左方のカムスライダ232および右
方のカムスライダ232は、それぞれ右方および左方に
付勢されて相互が当接した状態、つまり“閉”状態にお
かれる。そして、このときカムドライバ233は、図示
する上昇端まで押し上げられている。
【0016】パネル状ワーク300は、図1に示したよ
うに、上型100が上昇している状態で下型200上に
セットされる。すなわち、その中央部位に予め設けられ
た下穴301(図2参照)にバーリングパンチ234の
小径部234aが嵌合される態様でワーク支持ブロック
220上に載置される。
【0017】上型100が下降すると、まず、上型パッ
ド120がワーク300の上面に当接し、ついで、スプ
リング130を圧縮しながら上型ホルダ110のみが下
降して、ワーク300をワーク支持ブロック220側に
押付ける。
【0018】そして、上記上型ホルダ110のみが下降
している途中で、前記ピン部材140の下端がカムドラ
イバ233の上端に当接して、該カムドライバ233を
強制下降させる。
【0019】これにより、カムドライバ233の斜面カ
ム233aが各カムスライダ232のカム部232bの
内方側カム面を押圧するので、図3、図4および図5に
示すように、各カムスライダ232が互いに離間する方
向に横変位して“開”状態におかれる。
【0020】上記各カムスライダ232が“閉”状態か
ら“開”状態に移行する間においては、該各カムスライ
ダ232のカム部232bの外方側斜面が前記バーリン
グパンチ234の斜面カム234bを押圧するので、バ
ーリングパンチ234がスプリング235に抗して押し
上げられる。つまり、斜面カム234bは、カムスライ
ダ232の横変位力をパンチ234の上昇力に変換す
る。
【0021】上記バーリングパンチ234が上昇する
と、その上端部が上型パッド120の中央部に形成され
たダイ部121内に進入するので、図2に示したワーク
300の下穴301の周縁部が図4に示したように押圧
変形され、その結果、フランジ302が形成される。
【0022】その後、上型ホルダ110と共に前記ピン
部材140が上昇すると該ピン部材140によるカムド
ライバ233のロック状態が解除されるので、スプリン
グ235の戻し力でバーリングパンチ234が下降する
とともに、カムドライバ233が上昇する。
【0023】すなわち、スプリング235によって下方
に付勢されたバーリングパンチ234は、斜面カム23
4bによって各カムスライダ232を互いに近接する方
向に変位させながら下降する。一方、カムドライバ23
3は、斜面カム233aが各カムスライダ232のカム
部232bによって左右から押圧されることから、上昇
動作することになる。
【0024】以上の説明から明らかなように、ピン部材
140、ガイドブロック231、カムスライダ232、
斜面カム233aを有したカムドライバ233およびバ
ーリングパンチ234の斜面カム234bは、上型10
0の下降動作をパンチ234の上昇運動に変換する運動
変換手段として機能する。
【0025】上記の実施形態においては、上記運動変換
手段の構成要素の内、ピン部材140を除く各要素がバ
ーリング加工ユニット230としてユニット化されてい
るので、下型200に対する上記各要素のセッティング
が極めて容易である。
【0026】もちろん、上記運動変換手段は上記構成に
限定されず、上型100の下降動作をパンチ234の上
昇運動に変換し得るものであれば、種々の構成のものを
採用することができる。
【0027】たとえば、上記バーリング加工ユニット2
30では、カムドライバ233とバーリングパンチ23
4間の動力伝達手段として一対のカムスライダ232を
使用しているが、これらのカムスライダ232に代え
て、図6に示すような円板状転動体236を使用するこ
とも可能である。この転動体236を用いた場合には、
図7に示すように、カムドライバ233の下降動作に伴
って一方および他方の転動体236がそれぞれ左方およ
び右方に転動し、この結果、バーリングパンチ234が
上方に付勢される。
【0028】なお、上記円板状転動体236に代えて球
からなる転動体を用いることも当然可能である。上記円
板状転動体236や球状転動体を採用すれば、摩擦抵抗
が低減されて運動変換効率が向上する。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、下型パッドが不要にな
るので、装置の構成の簡素化と装置コストの低減を図る
ことができる。また、下型パッドのメンテナンスが不要
になるので、運転コストも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバーリング加工装置の一実施形態
を示す断面図。
【図2】バーリング加工ユニットの拡大断面図。
【図3】バーリング加工ユニットの斜視図。
【図4】バーリング加工ユニットの動作態様を示す断面
図。
【図5】本発明に係るバーリング加工装置の動作態様を
示す断面図。
【図6】バーリング加工ユニットの他の構成を示す部分
断面図。
【図7】図6のバーリング加工ユニットの動作態様を示
す部分断面図。
【図8】従来のバーリング加工装置の構成を示す断面
図。
【図9】従来のバーリング加工装置の動作態様を示す断
面図。
【符号の説明】
100 上型 110 上型ホルダ 120 上型パッド 121 ダイ部 130 スプリング 140 ピン部材 200 下型 210 下型ホルダ 220 ワーク支持ブロック 230 バーリング加工ユニット 231 ガイドブロック 232 カムスライダ 232a カム部 233 カムドライバ 233a 斜面カム 234 バーリングパンチ 234a 小径部 234b 斜面カム 300 パネル上ワーク 301 下穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイ部を有する上型とパンチを有する下
    型とを備え、前記ダイ部内に前記パンチを嵌合させて、
    ワークに設けられた下穴の周縁部をフランジ状に押圧変
    形させるバーリング加工装置であって、 前記パンチを上下動可能に配設するとともに、前記上型
    の下降動作を前記パンチの上昇運動に変換する運動変換
    手段を設け、 前記パンチの上昇運動によって該パンチを前記ダイ部内
    に嵌合させるようにしたことを特徴とするバーリング加
    工装置。
  2. 【請求項2】 前記運動変換手段は、 前記下型に向かう態様で前記上型に突設したピン部材
    と、 前記下型に設けられ、前記ピン部材の押圧力によって下
    動するとともに、下部に第1の斜面カムを一体形成した
    カムドライバと、 前記下型に設けられ、前記第1の斜面カムの下動に伴っ
    て横変位するカムスライダと、 前記パンチの下部に一体形成され、前記カムスライダの
    横変位力を該パンチの上昇力に変える第2の斜面カムと
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のバーリング
    加工装置。
  3. 【請求項3】 前記カムスライダは、前記第1の斜面カ
    ムに接する第1の斜面と、前記第2の斜面カムに接する
    第2の斜面とを有する請求項2に記載のバーリング加工
    装置。
  4. 【請求項4】 前記カムスライダは、周面が前記第1お
    よび第2のテーパカムに接するローラである請求項2に
    記載のバーリング加工装置。
  5. 【請求項5】 前記パンチは、前記カムドライバの外周
    に摺動可能に嵌合された請求項2に記載のバーリング加
    工装置。
JP17002396A 1996-06-28 1996-06-28 バーリング加工装置 Pending JPH105886A (ja)

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JP17002396A JPH105886A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 バーリング加工装置

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JPH105886A true JPH105886A (ja) 1998-01-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102935457A (zh) * 2012-11-09 2013-02-20 无锡市亚青机械厂 装载机盖板压型模的改进结构
CN104801614A (zh) * 2015-05-11 2015-07-29 江西江铃底盘股份有限公司 一种扩孔翻边压印模具

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