JPH1056U - 車両用片持腰掛の取付構造 - Google Patents

車両用片持腰掛の取付構造

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JPH1056U
JPH1056U JP6259593U JP6259593U JPH1056U JP H1056 U JPH1056 U JP H1056U JP 6259593 U JP6259593 U JP 6259593U JP 6259593 U JP6259593 U JP 6259593U JP H1056 U JPH1056 U JP H1056U
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JP
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stool
hole
mounting groove
vehicle
mounting
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政幸 武藤
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East Japan Railway Co
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Koito Industries Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で羽目壁側と脚台との空間を広げ
ること無く、短時間でかつ容易に脚台を床面に取り付け
て車内に車両用腰掛を固定する。 【構成】 床面に固設した腰掛取付台8に、車両用片持
腰掛1の脚台3を取り付ける構造のものである。上記腰
掛取付台8は、その上面に取付溝10を羽目壁側から通
路側へ向かって形成すると共に、該取付溝10の一部に
挿入係止用の切欠孔11を形成し、また車両側の所定の
位置にはボルト孔12を螺刻して成るものである。上記
脚台3は、その底面に上記取付溝10側の切欠孔11に
挿通自在になる係止端13を有するスタッド14を突設
すると共に、上記腰掛取付台8のボルト孔12に螺着す
るためのボルトを貫通させる固定孔15を開設したもの
である。上記スタッド14の係止端13を、上記切欠孔
11から取付溝10方向へ摺動自在に嵌合させると共
に、固定孔15を介してボルト16を脚台3のボルト孔
12に螺合締結して片持腰掛1を腰掛取付台8に固定す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄道車両、船舶又は航空機(以下「車両等」という。)用の腰掛に 係り、特に車両等の羽目壁側から通路側へ片持支持される所謂片持腰掛の脚台を 床面上に固定するための車両用片持腰掛の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近一般に使用されるようになった車両用片持腰掛は、その下方にスーツケー ス等の大型の荷物を通路側から容易に置けるように構成されたものであり、車内 スペースの有効利用に貢献している。この片持腰掛51は、図6に示すように、 台枠52の羽目壁側(通常は窓側)のみに脚台53が構成され、該脚台53上に 台枠52を取り付けると共に、該台枠52の左右両側部に袖体54,54を構成 し、該袖体54,54上に肘掛け55,55を設け、その内側に座ぶとん56、 56及び背ずり57,57を載置して腰掛を形成したものである。この片持腰掛 51を車内に設置する場合には、上記脚台53の下部に形成したフランジ53a 部分を複数カ所において締結ボルト58,58…を用いて車両床面上に締結固定 する構造になるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の構成によれば、片持腰掛51はその偏った支持構造から脚 台53を床面上に固定するための締結ボルト58,58…に対する反力が極めて 大きく作用するため、一般の車両用腰掛に比較して多くの締結ボルト58,58 …を使用しなければならず、床面に対する脚台53の固定作業に多くの時間と手 間がかかるという問題を有していた。 また、羽目壁側のボルト締め作業に際しては、工具を挿入したり、またその工 具を回転させるための作業空間Aが必要であり、この作業空間Aが狭いと脚台固 定作業の作業性が悪くなり、また逆にこの作業空間Aが広すぎると羽目壁と脚台 53との間に不必要な空間を設けなければならず車内スペースの有効利用が阻害 されるという問題も併有してた。
【0004】 本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、簡単な構造で羽目壁側と 脚台との空間を広げることがなく、短時間で、かつ容易に脚台を床面に取り付け て車内に車両用腰掛を固定することができると共に、車内スペースの有効利用に 寄与することができる車両用片持腰掛の取付構造を提供することを目的とするも のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る車両用片持腰掛の取付構造は、床面 上に固設した腰掛取付台に車両用片持腰掛の脚台を取り付ける構造であって、上 記腰掛取付台は、その上面に取付溝を羽目壁側から通路側へ向かって形成すると 共に、該取付溝の一部に挿入係止用の切欠孔を形成し、また車両側の所定の位置 にはボルト孔を螺刻してなり、上記脚台は、その底面に前記取付溝側の切欠孔に 対して挿通自在になり、かつ取付溝に対してその上方への抜止めをするためのス タッドと、上記腰掛取付台のボルト孔に螺合締結するボルトを貫通させるための 固定孔を開設してなり、上記スタッドの係止端を、上記切欠孔から取付溝内に挿 通すると共に、該取付溝に添って羽目壁側へ移動させ、前記固定孔がボルト孔と 一致した位置で固定孔側からボルトを螺合締結して脚台を腰掛取付台上に固定す るように構成したことを要旨とするものである。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、脚台の下面から下方へ突出しているスタッドの係止端を取 付溝の切欠孔から取付溝内に挿入し、このスタッドを取付溝に添ってその係止端 が取付溝の案内縁に係合させて抜止め状態になる位置まで羽目壁側へ移動させ、 この位置で脚台側の固定孔から取付台のボルト孔にボルトを螺合締結させて脚台 を取付台、即ち床面上に固定することができる。 本考案においては、ボルト締め作業が通路側のみで実施され、脚台を羽目壁側 へ近接させることができるため、羽目壁側に不必要な空間の発生が防止される。 また、ボルト締め作業が脚台の一側、即ち通路側のみで済むため、最低2本のボ ルトで脚台を床面上に固定することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る車両用片持腰掛の取付構造の一実施例を図面に従って説明 する。 図1及び図2は、本考案に係る取付構造を実施した車両用片持腰掛を示すもの である。 図面において、符号1は2人掛け用の片持腰掛の全体構造を示すものである。 この片持腰掛1は台枠2の片側(羽目壁側)にのみ脚台3を構成し、通路側の台 枠2下を開放した構造のものであり、該台枠2の左右両側部に構成した袖体4, 4上に肘掛け5,5をそれぞれ載置し、その内側に座ぶとん6、6及び背ずり7 ,7を後倒傾斜自在に構成して腰掛を形成したものである。
【0008】 図3及び図4は、本考案に係る取付構造を示すものであり、符号8は、車両の 床上に溶接その他の方法で固着した金属製の厚板材でなる腰掛取付台である。こ の腰掛取付台8には、その上面に案内縁9を形成すると共に、羽目壁側から通路 側へ向かって並列した2本の取付溝10,10を形成してあり、これらの取付溝 10,10には後述するスタッド14の係止端13が挿通自在に成る挿入係止用 の切欠孔11が形設してある。この切欠孔11の平面形状は、スタッド14の係 止端13を挿通させることができる大きさになり、かつ該係止端13と略同形状 になっている。また、この腰掛取付台8の通路側の所定の位置にはボルト孔12 ,12を螺刻してなるものである。
【0009】 一方、上記脚台3の下面には、一側(羽目壁側)に上記取付溝10側の切欠孔 11に対して自在に挿通させることができる係止端13を有する一対のスタッド 14,14が突設してあり、また他側(通路側)に上記腰掛取付台8のボルト孔 12に螺合させるためのボルトを貫通させる一対の固定孔15,15を開設した ものである。上記各スタッド14の係止端13は、各取付溝10,10に内挿し 、案内縁9の内面に係合させて上方への抜け止めをすると共に、脚台3と共にス タッド14の位置を羽目壁側へ移動させることができるものであり、上記スタッ ド14が取付溝10の案内縁9の内面に係合し、かつ固定孔15と腰掛取付台8 側のボルト孔12が一致する位置でボルト16を挿通させ締結固定することによ り片持腰掛1を床面上に固定することができるものである。なお、本実施例では 、スタッド14の位置を羽目壁側へずらした状態を説明したが、スタッド14の 係止端13が取付溝10の案内縁9に嵌合すればよいので、スタッド14を通路 側へずらすように構成することもできる。
【0010】 本実施例においては、上記脚台3の上面に脚台3側から通路側へ突出し、突出 端側の上面で台枠2の略中央部を支持することができるように構成した支持板1 7を延出構成してあり、該支持板17の上面と台枠2の下面との間に回転装置1 8を介装して適宜片持腰掛1の向きを前後に転換することができるようになって いる。
【0011】 図5は、腰掛へかかる荷重とその反作用の状態を説明するものである。 本考案に係る片持腰掛1においては、各座ぶとん6,6を介して台枠2に荷重 W,Wがかかると、上記支持板17を介して脚台3にX部(脚台の内側)を支点 とする応力が作用し、Y部側(脚台の外側)を上方へ持ち上げるようになる反力 (矢印F方向)が発生する。本考案に係る構造によれば、この反力を取付溝10 とスタッド14の嵌合構造によって吸収することができるため、脚台3を床面上 に固定するボルト16は、位置決め用及び固定用の両用として使用することがで き、従来のような多数の大きなボルトを用いることなく2本の細いボルトで固定 することができるようになる。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係る車両用片持腰掛の取付構造は、以上のように構成したから、羽目 壁側は取付溝とスタッドによる嵌合であり、通路側はボルト締結によって脚台を 取付台に固定することができるため、短時間でかつ容易に脚台を床面に取り付け て車内に車両用腰掛を固定することができる。しかも、羽目壁側は取付溝とスタ ッドによる嵌合であるため、強度的に信頼性が高く片持腰掛を確実にかつ安定し た状態で床面に対して取り付けることができる。 また、羽目壁側にはボルト締めをしないため、脚台を羽目壁側へ近づけること ができ、脚台は羽目壁との間に不必要な空間が無くなる等の特徴を有するもので あり、本考案の実施により得られる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る取付構造を実施する車両用片持腰
掛を示す斜視図である。
【図2】同じく後方からの斜視図である。
【図3】腰掛取付台に脚台を取り付ける状態を示す分解
斜視図である。
【図4】図3におけるD−D線拡大断面図である。
【図5】本考案に係る取付構造を用いて車両用片持腰掛
を設置した状態を示す正面図である。
【図6】従来の車両用片持腰掛を多数のボルトを用いて
床面上に取り付けた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 片持腰掛 2 台枠 3 脚台 8 腰掛取付台 9 案内縁 10 取付溝 11 切欠孔 12 ボルト孔 13 係止端 14 スタッド 15 固定孔 16 ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面上に固設した腰掛取付台に車両用片
    持腰掛の脚台を取り付ける構造であって、 前記腰掛取付台は、その上面に取付溝を羽目壁側から通
    路側へ向かって形成すると共に、該取付溝の一部に挿入
    係止用の切欠孔を形成し、また車両側の所定の位置には
    ボルト孔を螺刻してなり、 前記脚台は、その底面に前記取付溝側の切欠孔に対して
    挿通自在になり、かつ取付溝に対してその上方への抜止
    めをするためのスタッドと、前記腰掛取付台のボルト孔
    に螺合締結するボルトを貫通させるための固定孔を開設
    してなり、 前記スタッドの係止端を、上記切欠孔から取付溝内に挿
    通すると共に、該取付溝に添って羽目壁側へ移動させ、
    前記固定孔がボルト孔と一致した位置で固定孔側からボ
    ルトを螺合締結して脚台を腰掛取付台上に固定するよう
    に構成したことを特徴とする車両用片持腰掛の取付構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100492739B1 (ko) * 1998-12-31 2005-10-26 주식회사 로템 철도차량의 시트 취부구조
CN107472540A (zh) * 2017-08-21 2017-12-15 中国民用航空总局第二研究所 一种新型航空座椅扶手

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