JPH1056859A - 下扱き式脱穀選別装置 - Google Patents
下扱き式脱穀選別装置Info
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- JPH1056859A JPH1056859A JP23841696A JP23841696A JPH1056859A JP H1056859 A JPH1056859 A JP H1056859A JP 23841696 A JP23841696 A JP 23841696A JP 23841696 A JP23841696 A JP 23841696A JP H1056859 A JPH1056859 A JP H1056859A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 扱室からの扱卸物の漏出を有効ならしめ、そ
の扱卸物の揺動選別体の始端がわ上への供給を旺盛にす
ることにより揺動選別体の選別を有効にする。 【解決手段】 扱室（２）に処理室（４）を並設した下
扱き式脱穀選別装置において、扱室（２）の送塵口部を
除く始端がわの部分にかけての対応箇所（８）に処理室
（４）の始端部に２番還元物を送り込む還元室（９）を
扱室（２）と間隔をあけて配置し、該間隔を通して扱室
（２）からの扱卸物を揺動選別体（６）の始端がわ上に
供給する。また、還元室（９）の扱室（２）がわの外壁
面（９ａ）に扱室（２）からの扱卸物を始端がわに送る
リ−ド板（１１）を斜設するとよく、更に、リ−ド板
（１１）から扱卸物を受継いで揺動選別体（６）上の還
元室（９）下方がわに案内する拡散樋（１２）を設ける
のが好ましい。
の扱卸物の揺動選別体の始端がわ上への供給を旺盛にす
ることにより揺動選別体の選別を有効にする。 【解決手段】 扱室（２）に処理室（４）を並設した下
扱き式脱穀選別装置において、扱室（２）の送塵口部を
除く始端がわの部分にかけての対応箇所（８）に処理室
（４）の始端部に２番還元物を送り込む還元室（９）を
扱室（２）と間隔をあけて配置し、該間隔を通して扱室
（２）からの扱卸物を揺動選別体（６）の始端がわ上に
供給する。また、還元室（９）の扱室（２）がわの外壁
面（９ａ）に扱室（２）からの扱卸物を始端がわに送る
リ−ド板（１１）を斜設するとよく、更に、リ−ド板
（１１）から扱卸物を受継いで揺動選別体（６）上の還
元室（９）下方がわに案内する拡散樋（１２）を設ける
のが好ましい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、扱胴を内蔵する扱
室と処理胴を収蔵して扱室からの送出物を処理する処理
室を、その扱胴軸と処理胴軸を平行にし、且つ処理室を
扱室より下位にして並設し、扱室の穀稈供給口部下方に
始端部を位置させて扱胴軸方向に揺動し扱室からの扱卸
物と処理室から落下する処理物を選別する揺動選別体を
装架してなる下扱き式脱穀選別装置に関する。
室と処理胴を収蔵して扱室からの送出物を処理する処理
室を、その扱胴軸と処理胴軸を平行にし、且つ処理室を
扱室より下位にして並設し、扱室の穀稈供給口部下方に
始端部を位置させて扱胴軸方向に揺動し扱室からの扱卸
物と処理室から落下する処理物を選別する揺動選別体を
装架してなる下扱き式脱穀選別装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、上記のように構成した下扱き式脱
穀選別装置は、扱室と処理室との共働により脱穀処理が
促進されるものの、処理室は扱室の下位で一部重合状態
に並設されて扱室に内蔵する扱胴は下回りに処理室がわ
に向けて回転するので、この扱室の処理室に対応する箇
所には扱室から放出される扱卸物を漏出させる受網なる
ものを張設することができず、扱卸物の漏出が低調にな
って揺動選別体上への落下を阻害し、揺動選別体による
選別作用を充分に発揮させるに至っていないのである。
穀選別装置は、扱室と処理室との共働により脱穀処理が
促進されるものの、処理室は扱室の下位で一部重合状態
に並設されて扱室に内蔵する扱胴は下回りに処理室がわ
に向けて回転するので、この扱室の処理室に対応する箇
所には扱室から放出される扱卸物を漏出させる受網なる
ものを張設することができず、扱卸物の漏出が低調にな
って揺動選別体上への落下を阻害し、揺動選別体による
選別作用を充分に発揮させるに至っていないのである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、扱室に処理
室を並設して両室の共働により脱穀処理を促進しなが
ら、処理室を扱室の下位にして並設し、扱室に内蔵する
扱胴が下回りから処理室がわに向けて回転する下扱き式
であるという構造である点を克服して扱室から放出され
る扱卸物の漏出を有効ならしめ、漏出する扱卸物の揺動
選別体の始端がわ上への供給を旺盛にすることによって
揺動選別体による選別作用を効果的に行わせるようにす
るものである。
室を並設して両室の共働により脱穀処理を促進しなが
ら、処理室を扱室の下位にして並設し、扱室に内蔵する
扱胴が下回りから処理室がわに向けて回転する下扱き式
であるという構造である点を克服して扱室から放出され
る扱卸物の漏出を有効ならしめ、漏出する扱卸物の揺動
選別体の始端がわ上への供給を旺盛にすることによって
揺動選別体による選別作用を効果的に行わせるようにす
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、扱胴を内蔵する扱室と処理胴を収蔵して
扱室からの送出物を処理する処理室を、その扱胴軸と処
理胴軸を平行にし、且つ処理室を扱室より下位にして並
設し、扱室の穀稈供給口部下方に始端部を位置させて扱
胴軸方向に揺動し扱室からの扱卸物と処理室から落下す
る処理物を選別する揺動選別体を装架したもので、扱室
の終端がわに処理室の始端がわを対設して送塵口により
両室を連通し、扱室の送塵口部を除く始端がわの部分に
かけての対応箇所には前記処理室の始端部に２番還元物
を送り込む還元室を扱室と間隔をあけて配置し、該間隔
を通して扱室からの扱卸物を揺動選別体の始端がわ上に
供給する構成にしたことにより、処理室が扱室より下位
に並設されていても還元室との間に間隔を有して扱室が
わに受網が張設できて扱卸物の漏出面積を広くし、扱室
内で下回りに処理室がわに向け回転する扱胴による扱卸
物の漏出を有効にして揺動選別体の始端がわ上への供給
を旺盛なものにし揺動選別体の選別作用を充分に発揮さ
せるようになる。
決するために、扱胴を内蔵する扱室と処理胴を収蔵して
扱室からの送出物を処理する処理室を、その扱胴軸と処
理胴軸を平行にし、且つ処理室を扱室より下位にして並
設し、扱室の穀稈供給口部下方に始端部を位置させて扱
胴軸方向に揺動し扱室からの扱卸物と処理室から落下す
る処理物を選別する揺動選別体を装架したもので、扱室
の終端がわに処理室の始端がわを対設して送塵口により
両室を連通し、扱室の送塵口部を除く始端がわの部分に
かけての対応箇所には前記処理室の始端部に２番還元物
を送り込む還元室を扱室と間隔をあけて配置し、該間隔
を通して扱室からの扱卸物を揺動選別体の始端がわ上に
供給する構成にしたことにより、処理室が扱室より下位
に並設されていても還元室との間に間隔を有して扱室が
わに受網が張設できて扱卸物の漏出面積を広くし、扱室
内で下回りに処理室がわに向け回転する扱胴による扱卸
物の漏出を有効にして揺動選別体の始端がわ上への供給
を旺盛なものにし揺動選別体の選別作用を充分に発揮さ
せるようになる。
【０００５】また、還元室における扱室がわの外壁面に
扱室内からの扱卸物を始端がわに送るリ−ド板を斜設す
ると、扱室と還元室の間隔内に放出された扱卸物はリ−
ド板により誘導されて揺動選別体の始端がわに確実に供
給され、選別処理を一層有効にするのである。
扱室内からの扱卸物を始端がわに送るリ−ド板を斜設す
ると、扱室と還元室の間隔内に放出された扱卸物はリ−
ド板により誘導されて揺動選別体の始端がわに確実に供
給され、選別処理を一層有効にするのである。
【０００６】更に、リ−ド板により始端がわに向け誘導
された扱卸物を受継いで前記揺動選別体上の還元室下方
がわに案内する流動面を有する拡散樋を設けることによ
って、揺動選別体上の層厚が比較的薄くなる処理室がわ
にも供給されるようになり、揺動選別体の幅方向の層厚
が均され選別処理が向上する。
された扱卸物を受継いで前記揺動選別体上の還元室下方
がわに案内する流動面を有する拡散樋を設けることによ
って、揺動選別体上の層厚が比較的薄くなる処理室がわ
にも供給されるようになり、揺動選別体の幅方向の層厚
が均され選別処理が向上する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明による下扱き式脱穀選別装置に
ついて「図１」〜「図３」に示す実施例図に基づいて説
明すると、この脱穀選別装置（Ａ）はクロ−ラ式走行装
置を備えた走行機台（１３）上の左側に搭載され、右側
には操縦部（Ｂ）とエンジン（Ｅ）および脱穀選別装置
（Ａ）からの１番物を貯留する穀粒タンク（１４）が配
設されるとともに脱穀選別装置（Ａ）の前方に刈取装置
（Ｃ）を後方に排藁処理装置（Ｄ）がそれぞれ設けられ
てコンバインを構成している。
ついて「図１」〜「図３」に示す実施例図に基づいて説
明すると、この脱穀選別装置（Ａ）はクロ−ラ式走行装
置を備えた走行機台（１３）上の左側に搭載され、右側
には操縦部（Ｂ）とエンジン（Ｅ）および脱穀選別装置
（Ａ）からの１番物を貯留する穀粒タンク（１４）が配
設されるとともに脱穀選別装置（Ａ）の前方に刈取装置
（Ｃ）を後方に排藁処理装置（Ｄ）がそれぞれ設けられ
てコンバインを構成している。
【０００８】尚、（１５）は刈取装置（Ｃ）からの刈取
穀稈を受継いで扱室（２）内を挟持横送するところの脱
穀選別装置（Ａ）の左側部に設けたフィ−ドチエン、
（１６）はフィ−ドチエン（１５）の終端部から脱穀済
の排藁を受継いで排藁処理装置（Ｄ）に搬出する排藁チ
エン、（１７）は穀粒タンク（１４）に貯留された穀粒
を取出す排出オ−ガである。
穀稈を受継いで扱室（２）内を挟持横送するところの脱
穀選別装置（Ａ）の左側部に設けたフィ−ドチエン、
（１６）はフィ−ドチエン（１５）の終端部から脱穀済
の排藁を受継いで排藁処理装置（Ｄ）に搬出する排藁チ
エン、（１７）は穀粒タンク（１４）に貯留された穀粒
を取出す排出オ−ガである。
【０００９】そこで、上記のように走行機台（１３）の
左側に搭載する脱穀選別装置（Ａ）について記載する。
（２）は扱胴（１）を内蔵する扱室、（４）は処理胴
（３）を収蔵する処理室で、扱室（２）と処理室（４）
をその扱胴軸（１ａ）と処理胴軸（３ａ）を前後方向に
して平行にし、且つ処理室（４）を扱室（２）より下位
にしてフィ−ドチエン（１５）と反対がわにおいて並設
して、扱室（２）の終端がわに処理室（４）の始端がわ
を対設し送塵口（７）により両室（２）と（４）を連通
させて扱室（２）からの送出物を処理室（４）で処理す
るようにしたもので、扱胴（１）は下回りから処理室
（４）がわに向かう矢印（イ）方向に回転するようにし
て下扱き式にし、処理胴（３）は扱胴（１）と異なる
（ロ）方向に回転させている。
左側に搭載する脱穀選別装置（Ａ）について記載する。
（２）は扱胴（１）を内蔵する扱室、（４）は処理胴
（３）を収蔵する処理室で、扱室（２）と処理室（４）
をその扱胴軸（１ａ）と処理胴軸（３ａ）を前後方向に
して平行にし、且つ処理室（４）を扱室（２）より下位
にしてフィ−ドチエン（１５）と反対がわにおいて並設
して、扱室（２）の終端がわに処理室（４）の始端がわ
を対設し送塵口（７）により両室（２）と（４）を連通
させて扱室（２）からの送出物を処理室（４）で処理す
るようにしたもので、扱胴（１）は下回りから処理室
（４）がわに向かう矢印（イ）方向に回転するようにし
て下扱き式にし、処理胴（３）は扱胴（１）と異なる
（ロ）方向に回転させている。
【００１０】そして、前記扱室（２）と処理室（４）の
下方には扱室（２）から漏出する扱卸物と処理室（４）
から落下する処理物を選別する揺動選別体（６）が装架
され、その揺動選別体（６）の始端部は扱室（２）の穀
稈供給口部（５）の下方に位置して扱胴軸（１ａ）方向
に揺動し、揺動選別体（６）の下側を始端がわから終端
がわに向けて吹流する選別風の併用により選別するので
ある。
下方には扱室（２）から漏出する扱卸物と処理室（４）
から落下する処理物を選別する揺動選別体（６）が装架
され、その揺動選別体（６）の始端部は扱室（２）の穀
稈供給口部（５）の下方に位置して扱胴軸（１ａ）方向
に揺動し、揺動選別体（６）の下側を始端がわから終端
がわに向けて吹流する選別風の併用により選別するので
ある。
【００１１】また、処理室（４）の始端部の前側におけ
る扱室（２）の送塵口（７）部を除く始端がわの部分に
かけての対応箇所（８）には処理胴軸（３ａ）と同一軸
にして後方に向けて搬送し処理室（４）の始端部に２番
還元物を送り込む還元室（９）を扱室（２）と間隔をあ
けて配置し、その還元室（９）に対応する扱室（２）の
周りには受網（１０）が張設されて、矢印（イ）方向に
回転する扱胴（１）により受網（１０）を通過し放出さ
れる扱卸物が間隔を通って揺動選別体（６）の始端がわ
上に供給されるようになっている。
る扱室（２）の送塵口（７）部を除く始端がわの部分に
かけての対応箇所（８）には処理胴軸（３ａ）と同一軸
にして後方に向けて搬送し処理室（４）の始端部に２番
還元物を送り込む還元室（９）を扱室（２）と間隔をあ
けて配置し、その還元室（９）に対応する扱室（２）の
周りには受網（１０）が張設されて、矢印（イ）方向に
回転する扱胴（１）により受網（１０）を通過し放出さ
れる扱卸物が間隔を通って揺動選別体（６）の始端がわ
上に供給されるようになっている。
【００１２】なお、揺動選別体（６）は始端部から終端
部にかけてフィ−ドパン（１８）、チャフシ−ブ（１
９）、ストロ−ラック（２０）を順次配設しチャフシ−
ブ（１９）の始端がわ下方にグレンシ−ブ（２１）が張
設されてこれらのものにより組成され、（２２）は選別
風を起風する横断流ファンであり、（２３）は１番物受
樋、（２４）は２番物回収樋であって、１番物受樋（２
３）は揚穀筒（２５）により前記穀粒タンク（１４）の
上部内に連通し、２番物回収樋（２４）は還元筒（２
６）を介して前記還元室（９）に連通している。
部にかけてフィ−ドパン（１８）、チャフシ−ブ（１
９）、ストロ−ラック（２０）を順次配設しチャフシ−
ブ（１９）の始端がわ下方にグレンシ−ブ（２１）が張
設されてこれらのものにより組成され、（２２）は選別
風を起風する横断流ファンであり、（２３）は１番物受
樋、（２４）は２番物回収樋であって、１番物受樋（２
３）は揚穀筒（２５）により前記穀粒タンク（１４）の
上部内に連通し、２番物回収樋（２４）は還元筒（２
６）を介して前記還元室（９）に連通している。
【００１３】また、前記還元室（９）の扱室（２）がわ
の外壁面（９ａ）には受網（１０）を通して放出される
扱卸物を揺動選別体（６）の始端がわに送るリ−ド板
（１１）が数枚等間隔に斜設されている。
の外壁面（９ａ）には受網（１０）を通して放出される
扱卸物を揺動選別体（６）の始端がわに送るリ−ド板
（１１）が数枚等間隔に斜設されている。
【００１４】更に、前記リ−ド板（１１）により揺動選
別体（６）の始端がわに向け誘導された扱卸物を受継い
で還元室（９）の下方がわに案内する傾斜した流動面
（１２ａ）を有する拡散樋（１２）が取付けられている
のである。
別体（６）の始端がわに向け誘導された扱卸物を受継い
で還元室（９）の下方がわに案内する傾斜した流動面
（１２ａ）を有する拡散樋（１２）が取付けられている
のである。
【００１５】これにより、穀稈供給口部（５）から扱室
（２）に供給されて横送される刈取穀稈は、扱胴（１）
の（イ）方向の回転により脱穀されその扱卸物は矢印
（ハ）のように受網（１０）を通過し放出されて還元室
（９）との間隔を落下し揺動選別体（６）の始端がわ上
に供給されて揺動選別体（６）の全長を有効に利用して
選別される。
（２）に供給されて横送される刈取穀稈は、扱胴（１）
の（イ）方向の回転により脱穀されその扱卸物は矢印
（ハ）のように受網（１０）を通過し放出されて還元室
（９）との間隔を落下し揺動選別体（６）の始端がわ上
に供給されて揺動選別体（６）の全長を有効に利用して
選別される。
【００１６】そして、１番物受樋（２３）に集合したも
のは揚穀筒（２５）により穀粒タンク（１４）に貯留さ
れ、２番物回収樋（２４）に回収された２番物は還元筒
（２６）により揚上されて還元室（９）に投入ののち処
理室（４）に送り込まれ扱室（２）終端がわの送塵口
（７）からの送出物と一緒になって処理室（４）で処理
され揺動選別体（６）上に落下し選別されるのである。
のは揚穀筒（２５）により穀粒タンク（１４）に貯留さ
れ、２番物回収樋（２４）に回収された２番物は還元筒
（２６）により揚上されて還元室（９）に投入ののち処
理室（４）に送り込まれ扱室（２）終端がわの送塵口
（７）からの送出物と一緒になって処理室（４）で処理
され揺動選別体（６）上に落下し選別されるのである。
【００１７】また、還元室（９）の外壁面（９ａ）に斜
設されたリ−ド板（１１）により扱室（２）から放出さ
れた扱卸物は揺動選別体（６）の始端がわに更に誘導さ
れるようになるのである。そして、拡散樋（１２）を設
けたことによりリ−ド板（１１）により誘導されたもの
が還元室（９）の下方がわの揺動選別体（６）上に案内
されて層厚が薄くなる処理室（４）がわの層の厚さを補
正するようになる。
設されたリ−ド板（１１）により扱室（２）から放出さ
れた扱卸物は揺動選別体（６）の始端がわに更に誘導さ
れるようになるのである。そして、拡散樋（１２）を設
けたことによりリ−ド板（１１）により誘導されたもの
が還元室（９）の下方がわの揺動選別体（６）上に案内
されて層厚が薄くなる処理室（４）がわの層の厚さを補
正するようになる。
【００１８】なお、前記のチャフシ−ブ（１９）を構成
している各フィン（１９ａ）のうちグレンシ−ブ（２
１）の上方に位置するものを取り外し自在なものにして
清掃や点検を容易にしている。即ち、「図４」に示すよ
うに、フィン（１９ａ）を左右に分割し揺動選別体
（６）側板の内側壁に突設する角形突起（図示省略）に
左右の分割フィンの角孔（２７）を差し込み連結板（２
８）により分割フィンを連結して取付け、固定板（３
０）により内側壁に固定する。取り外すときは固定板
（３０）と締付ボルト（２９）を弛め連結板（２８）を
取り外せばよいのである。
している各フィン（１９ａ）のうちグレンシ−ブ（２
１）の上方に位置するものを取り外し自在なものにして
清掃や点検を容易にしている。即ち、「図４」に示すよ
うに、フィン（１９ａ）を左右に分割し揺動選別体
（６）側板の内側壁に突設する角形突起（図示省略）に
左右の分割フィンの角孔（２７）を差し込み連結板（２
８）により分割フィンを連結して取付け、固定板（３
０）により内側壁に固定する。取り外すときは固定板
（３０）と締付ボルト（２９）を弛め連結板（２８）を
取り外せばよいのである。
【００１９】また、前記刈取装置（Ｃ）における分草板
（３１）の裏面がわには分草板（３１）の先端が土中に
入り込むのを防止するための浮上助長板（３２）が取付
けられているのである。この浮上助長板（３２）は「図
５」の側面図と「図６」の平面図に示すようなもので、
前端上がりの角度（α）を有する逆ヘの字形に形設して
分草板（３１）が土中に突っ込むのを回避している。
（３１）の裏面がわには分草板（３１）の先端が土中に
入り込むのを防止するための浮上助長板（３２）が取付
けられているのである。この浮上助長板（３２）は「図
５」の側面図と「図６」の平面図に示すようなもので、
前端上がりの角度（α）を有する逆ヘの字形に形設して
分草板（３１）が土中に突っ込むのを回避している。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように実施され
たもので、次に記載するような効果を奏する。
たもので、次に記載するような効果を奏する。
【００２１】扱胴を内蔵する扱室と処理胴を収蔵して扱
室からの送出物を処理する処理室を、その扱胴軸と処理
胴軸を平行にし、且つ処理室を扱室より下位にして並設
し、扱室の穀稈供給口部下方に始端部を位置させて扱胴
軸方向に揺動し扱室からの扱卸物と処理室から落下する
処理物を選別する揺動選別体を装架したもので、扱室の
終端がわに処理室の始端がわを対設して送塵口により両
室を連通し、扱室の送塵口部を除く始端がわの部分にか
けての対応箇所には前記処理室の始端部に２番還元物を
送り込む還元室を扱室と間隔をあけて配置し、該間隔を
通して扱室からの扱卸物を揺動選別体の始端がわ上に供
給する構成にしたのであるから、処理室が扱室より下位
に並設されていても還元室との間に間隔を有して扱室が
わに受網が張設できて扱卸物の漏出面積を広くし、扱室
内で下回りに処理室がわに向け回転する扱胴による扱卸
物の漏出を有効にして揺動選別体の始端がわ上への供給
を旺盛なものにし揺動選別体の選別作用を充分に発揮さ
せることができる。
室からの送出物を処理する処理室を、その扱胴軸と処理
胴軸を平行にし、且つ処理室を扱室より下位にして並設
し、扱室の穀稈供給口部下方に始端部を位置させて扱胴
軸方向に揺動し扱室からの扱卸物と処理室から落下する
処理物を選別する揺動選別体を装架したもので、扱室の
終端がわに処理室の始端がわを対設して送塵口により両
室を連通し、扱室の送塵口部を除く始端がわの部分にか
けての対応箇所には前記処理室の始端部に２番還元物を
送り込む還元室を扱室と間隔をあけて配置し、該間隔を
通して扱室からの扱卸物を揺動選別体の始端がわ上に供
給する構成にしたのであるから、処理室が扱室より下位
に並設されていても還元室との間に間隔を有して扱室が
わに受網が張設できて扱卸物の漏出面積を広くし、扱室
内で下回りに処理室がわに向け回転する扱胴による扱卸
物の漏出を有効にして揺動選別体の始端がわ上への供給
を旺盛なものにし揺動選別体の選別作用を充分に発揮さ
せることができる。
【００２２】また、還元室における扱室がわの外壁面に
扱室内からの扱卸物を始端がわに送るリ−ド板を斜設し
たことにより、扱室と還元室の間隔内に放出された扱卸
物はリ−ド板により誘導されて揺動選別体の始端がわに
確実に供給され、選別処理を一層有効にするのである。
扱室内からの扱卸物を始端がわに送るリ−ド板を斜設し
たことにより、扱室と還元室の間隔内に放出された扱卸
物はリ−ド板により誘導されて揺動選別体の始端がわに
確実に供給され、選別処理を一層有効にするのである。
【００２３】更に、リ−ド板により始端がわに向け誘導
された扱卸物を受継いで前記揺動選別体上の還元室下方
がわに案内する流動面を有する拡散樋を設けることによ
って、揺動選別体上の層厚が比較的薄くなる処理室がわ
にも供給されるようになり、揺動選別体の幅方向の層厚
が均され選別処理を向させることができる。
された扱卸物を受継いで前記揺動選別体上の還元室下方
がわに案内する流動面を有する拡散樋を設けることによ
って、揺動選別体上の層厚が比較的薄くなる処理室がわ
にも供給されるようになり、揺動選別体の幅方向の層厚
が均され選別処理を向させることができる。
【図１】下扱き式脱穀選別装置の縦断前方視図である。
【図２】同脱穀選別装置の横断平面図である。
【図３】コンバイン全体の側面図である。
【図４】揺動選別体のフィンの説明用斜視図である。
【図５】刈取装置に設けた浮上助長板の側面図である。
【図６】同浮上助長板の平面図である。
１ 扱胴 １ａ 扱胴軸 ２ 扱室 ３ 処理胴 ３ａ 処理胴軸 ４ 処理室 ５ 穀稈供給口部 ６ 揺動選別体 ７ 送塵口 ８ 対応箇所 ９ 還元室 ９ａ 外壁面 １１ リ−ド板 １２ 拡散樋 １２ａ 流動面
Claims (3)
- 【請求項１】 扱胴（１）を内蔵する扱室（２）と処理
胴（３）を収蔵して扱室（２）からの送出物を処理する
処理室（４）を、その扱胴軸（１ａ）と処理胴軸（３
ａ）を平行にし、且つ処理室（４）を扱室（２）より下
位にして並設し、扱室（２）の穀稈供給口部（５）下方
に始端部を位置させて扱胴軸（１ａ）方向に揺動し扱室
（２）からの扱卸物と処理室（４）から落下する処理物
を選別する揺動選別体（６）を装架したもので、扱室
（２）の終端がわに処理室（４）の始端がわを対設して
送塵口（７）により両室を連通し、扱室（２）の送塵口
（７）部を除く始端がわの部分にかけての対応箇所
（８）には前記処理室（４）の始端部に２番還元物を送
り込む還元室（９）を扱室（２）と間隔をあけて配置
し、該間隔を通して扱室（２）からの扱卸物を揺動選別
体（６）の始端がわ上に供給する構成にしたことを特徴
とする下扱き式脱穀選別装置。 - 【請求項２】 還元室（９）における扱室（２）がわの
外壁面（９ａ）に扱室（２）内からの扱卸物を始端がわ
に送るリ−ド板（１１）を斜設して構成したことを特徴
とする請求項１．記載の下扱き式脱穀選別装置。 - 【請求項３】 リ−ド板（１１）により始端がわに向け
誘導された扱卸物を受継いで前記揺動選別体（６）上の
還元室（９）下方がわに案内する流動面（１２ａ）を有
する拡散樋（１２）を設けてあることを特徴とする請求
項２．記載の下扱き式脱穀選別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23841696A JP3736913B2 (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 下扱ぎ式脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23841696A JP3736913B2 (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 下扱ぎ式脱穀装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1056859A true JPH1056859A (ja) | 1998-03-03 |
| JP3736913B2 JP3736913B2 (ja) | 2006-01-18 |
Family
ID=17029889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23841696A Expired - Fee Related JP3736913B2 (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 下扱ぎ式脱穀装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3736913B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003023842A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-28 | Iseki & Co Ltd | 脱穀機 |
-
1996
- 1996-08-20 JP JP23841696A patent/JP3736913B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003023842A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-28 | Iseki & Co Ltd | 脱穀機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3736913B2 (ja) | 2006-01-18 |
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Legal Events
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Effective date: 20050621 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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