JPH1056184A - 半導体集積回路およびその作製方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその作製方法

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JPH1056184A
JPH1056184A JP9157651A JP15765197A JPH1056184A JP H1056184 A JPH1056184 A JP H1056184A JP 9157651 A JP9157651 A JP 9157651A JP 15765197 A JP15765197 A JP 15765197A JP H1056184 A JPH1056184 A JP H1056184A
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thin film
film transistor
insulating layer
transistor
circuit
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Hisashi Otani
久 大谷
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜トランジスタ(TFT)の回路におい
て、高耐圧のTFTと高速動作が可能なTFTを有する
半導体集積回路およびそのような回路を作製するための
方法を提供する。 【解決手段】 高速動作の必要なTFT(例えば論理回
路に用いられるTFT)と高耐圧の必要なTFT(例え
ば高電圧信号のスイッチングに用いられるTFT)のゲ
イト絶縁膜とチャネル長を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタ(T
FT)を複数個有する半導体集積回路、特にアクティブ
マトリクス回路と、これを駆動するための論理回路(周
辺回路ともいう)とを同一基板上に有するモノリシック
型アクティブマトリクス回路とその作製方法に関するも
のである。本発明によって作製される半導体集積回路
は、ガラス等の絶縁基板上、単結晶シリコン等の半導体
基板の上に形成された絶縁被膜上、いずれにも形成され
る。特に本発明は、液晶ディスプレー等のように、低速
動作の大きなマトリクスと、それを駆動する高速動作の
要求される論理回路を有する半導体集積回路において効
果を発揮する。
【0002】
【従来の技術】最近、絶縁基板上に、薄膜状の半導体層
(活性層ともいう)を有する絶縁ゲイト型の半導体装置
の研究がなされている。特に、薄膜状の絶縁ゲイトトラ
ンジスタ、いわゆる薄膜トランジスタ(TFT)が熱心
に研究されている。利用する半導体の材料・結晶状態に
よって、アモルファスシリコンTFTや結晶性シリコン
TFTというように区別されている。
【0003】一般にアモルファス状態の半導体の電界移
動度は小さく、したがって、高速動作が要求されるTF
Tには利用できない。そこで、最近では、より高性能な
回路を作製するため結晶性シリコンTFTの研究・開発
が進められている。
【0004】これらのTFTでは個々の薄膜トランジス
タの薄膜半導体領域は隔離され、従来の半導体チップ上
の半導体集積回路のようにチャネル部分が接地されるこ
とはなかった。このためTFT特有の劣化・障害が発生
することがあった。例えばホットキャリヤの注入現象に
ついてみても、チャネルが浮遊電位状態であるため蓄積
した電荷を除去することが著しく困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなキャリヤ注
入による劣化等を防止するにはゲイト絶縁膜を厚くする
か、印加電圧を下げることが採用される。しかしなが
ら、ゲイト絶縁膜を厚くすると動作速度が低下する。ま
た、印加電圧は装置の要請によって低下させることが困
難でもあった。特に液晶ディスプレーに用いるモノリシ
ック型アクティブマトリクス回路では、マトリクス回路
の駆動電圧は液晶材料によって決定されるので、それを
任意に変更することは困難である。
【0006】しかしながら、ゲイト絶縁膜を厚くすると
論理回路の動作速度が低下してしまう。動作速度を維持
するためには、駆動電圧を上げなければならず、消費電
力が増大する。図11(A)には、液晶ディスプレーに
用いられるモノリシック型アクティブマトリクス回路の
ブロック図を示す。基板7上には周辺ドライバー回路と
して、列ドライバー1、行ドライバー2が設けられ、ま
た、マトリクス領域3にはトランジスタとキャパシタか
らなる画素回路(pixel)4が形成され、マトリク
ス領域と周辺回路とは、配線5、6によって接続され
る。
【0007】ドライバー回路に用いるTFTのうち、シ
フトレジスタ等の論理回路を構成するTFTには高速動
作が、また、画素回路に用いるTFTは高耐圧が要求さ
れる。ドライバー回路においても一部のスイッチング回
路(バッファー回路等)トランジスタには、高速動作よ
りも高耐圧が要求される。高速動作と高耐圧は上述した
ように矛盾する要求であり、さらに消費電力の低減を求
めるとすると、同一基板上に同一プロセスで形成するこ
とは困難であった。本発明はこのような困難な課題に対
して解答を与えんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、高速
動作を優先する回路と高耐圧を優先する回路とでゲイト
絶縁膜の厚さを変えることを特徴とする。すなわち、後
者のゲイト絶縁膜より前者のゲイト絶縁膜を薄くするこ
とにより、前者を低電圧駆動・高速動作、後者を高耐圧
とするものである。この場合、高速動作を優先する回路
としては論理回路、高耐圧を優先する回路としてはマト
リクス回路や高耐圧スイッチング回路、バッファー回路
等が含まれる。
【0009】一般にこれらの相違は、ゲイト電極に印加
される電圧の変動幅によって区別され、ゲイト電極に印
加される電圧の変動幅は、前者の方が後者より小さい。
本発明の第1は、高速動作を優先する回路の薄膜トラン
ジスタの少なくとも1つのゲイト絶縁膜の厚さが高耐圧
を優先する回路の薄膜トランジスタの少なくとも1つの
ゲイト絶縁膜の厚さの80%以下であることを特徴とす
る半導体集積回路である。
【0010】本発明の第2は、高耐圧を優先する回路の
薄膜トランジスタの少なくとも1つのゲイト絶縁膜に
は、高速動作を優先する回路の薄膜トランジスタの少な
くとも1つのゲイト絶縁膜を構成する絶縁層に加えて、
少なくとも1層の他の絶縁層が用いられることを特徴と
する半導体集積回路である。
【0011】本発明の第3は、高速動作を優先する回路
の薄膜トランジスタの少なくとも1つのゲイト絶縁膜を
第1の絶縁層とするとき、高耐圧を優先する回路の薄膜
トランジスタの少なくとも1つのゲイト絶縁膜は第1の
絶縁層に加えて、第1の絶縁層と異なるプロセスで形成
された第2の絶縁層とによって構成されたことを特徴と
する半導体集積回路である。
【0012】本発明の第4は、基板上に、ゲイト絶縁膜
の膜厚の異なる第1の薄膜トランジスタと第2の薄膜ト
ランジスタを有する半導体集積回路において、前記第1
の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜の膜厚は、前記第2
の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜の膜厚の80%以下
であり、且つ、前記第1の薄膜トランジスタのチャネル
の長さは、前記第2の薄膜トランジスタのチャネルの長
さの80%以下であることを特徴とする半導体集積回路
である。
【0013】前記本発明の第4は、高速動作の要求され
る周辺回路に用いられる薄膜トランジスタをスケ─リン
グ則に従って微細化することを特徴とする半導体集積回
路である。特に、本発明においては、高速動作を優先す
る回路と高耐圧を優先する回路とでチャネルの長さを変
えることを特徴とする。すなわち、後者のチャネルの長
さより前者のチャネルの長さを短く、または、前者のチ
ャネルの長さより後者のチャネルの長さを長くすること
により、前者を低電圧駆動・高速動作、後者を高耐圧と
するものである。ここでのスケーリング則とは、TF
T、またはそれを構成する配線、層間膜などの物理的な
寸法を一定の係数に反比例して縮小することである。そ
うすることで、素子分離の高密度化と同時に高性能化が
達成できる。本発明では、特にチャネル長及びゲイト絶
縁膜の厚さを微細化することで、高速動作の要求される
周辺回路の電気的特性を向上させる。上記チャネル長の
微細化は、ゲイト電極形成時のマスクの形状を調節する
ことによって行うことができる。
【0014】上記第1乃至第4の発明において、高耐圧
を優先する回路の薄膜トランジスタはゲイト絶縁膜の厚
さの違いを利用して形成された低濃度不純物領域を有せ
しめてもよい。かくするとさらに高耐圧特性を得られ
る。また、上記第3の発明において、第1の絶縁層と第
2の絶縁層とは、その化学的組成が異ならせてもよい。
かくするとそれを作製する上で有利である。同じく、上
記第3の発明において、第1の絶縁層もしくは第2の絶
縁層のいずれか一方のみを熱酸化法によって形成しても
よい。もちろん、双方を熱酸化によって形成してもよ
い。
【0015】また、本発明の半導体集積回路を作製する
方法に関しては、以下のような発明がある。本発明の第
5は以下の工程を有する。 高耐圧を優先する回路の薄膜トランジスタに用いる薄
膜半導体領域と高速動作を優先する回路の薄膜トランジ
スタに用いる薄膜半導体領域とを形成する工程 前記両薄膜半導体領域を覆って第1の絶縁層を形成す
る工程 前記第1の絶縁層を選択的に除去して、少なくとも高
速動作を優先する回路の薄膜トランジスタの少なくとも
1つを構成する薄膜半導体領域を覆う第1の絶縁層を全
て除去する工程 前記両薄膜半導体領域を覆って第2の絶縁層を形成す
る工程
【0016】本発明の第6は以下の工程を有する。 高耐圧を優先する回路の薄膜トランジスタに用いる薄
膜半導体領域と高速動作を優先する回路の薄膜トランジ
スタに用いる薄膜半導体領域とを形成する工程 前記両薄膜半導体領域を覆って第1の絶縁層を形成す
る工程 前記第1の絶縁層を覆って第2の絶縁層を形成する工
程 前記第2の絶縁層を選択的に除去して、少なくとも高
速動作を優先する回路の薄膜トランジスタの少なくとも
1つを構成する薄膜半導体領域を覆う第1の絶縁層を全
て除去する工程
【0017】本発明の第7は以下の工程を有する。 高耐圧を優先する回路の薄膜トランジスタに用いる薄
膜半導体領域と高速動作を優先する回路の薄膜トランジ
スタに用いる薄膜半導体領域とを形成する工程 前記両薄膜半導体領域を覆って、少なくとも高速動作
を優先する回路の薄膜トランジスタの少なくとも1つを
構成する薄膜半導体領域以外の部分に選択的に第1の絶
縁層を形成する工程 前記両薄膜半導体領域を覆って第2の絶縁層を形成す
る工程 上記の第5乃至第7の発明において、第1の絶縁層を熱
酸化法によって形成してもよい。もちろん、第2の絶縁
層をも熱酸化法によって形成してもよい。
【0018】上記の第5乃至第7の発明において、ゲイ
ト電極のマスク形状により、幅の異なるゲイト電極を形
成して、第2の薄膜トランジスタのゲイト電極の幅を第
1の薄膜トランジスタのゲイト電極の幅より広くする工
程を有する。そして、活性層にドーピングする工程で、
ゲイト電極の下に該ゲイト電極の幅と概略同じチャネル
領域の幅を形成する工程を有する。
【0019】第1の薄膜トランジスタのチャネルの長さ
は、前記第2の薄膜トランジスタのチャネルの長さの8
0%以下であるとしたが、好ましくは、チャネルの長さ
を第1の薄膜トランジスタ/第2のトランジスタ=0.
1〜0.5とすると、動作速度等の電気特性が向上する
ことが分かった。そのために、第1の薄膜トランジスタ
のゲイト電極の幅/第2の薄膜トランジスタのゲイト電
極の幅=0.1〜0.5とした。また、この比率に合わ
せて、第1の薄膜トランジスタと第2の薄膜トランジス
タのゲイト絶縁膜の膜厚も調整すると、さらに動作速度
等の電気特性が向上する。
【0020】かくすることにより高速動作の要求される
回路(例えば、モノリシック型アクティブマトリクス回
路の論理回路)と高耐圧の要求される回路(例えば、モ
ノリシック型アクティブマトリクス回路のマトリクス回
路)とでゲイト絶縁膜の厚さを変えることができる。そ
の結果、モノリシック型アクティブマトリクス回路に関
しては、本発明の目的とする低電圧駆動・高速動作の論
理回路と高耐圧のマトリクス回路とを同一基板上に得る
ことができる。なお、例えば特開平7−135323に
開示されるように論理回路として、各種メモリーや演算
装置をも同一基板上に設けた半導体集積回路(図11
(B)参照)にも本発明は応用できる。以下に実施例を
用いて、より詳細に本発明を説明する。
【0021】
【実施例】
〔実施例1〕 図1に本実施例の作製工程の断面図を示
す。まず、基板(コーニング7059)11上にスパッ
タリング法によって厚さ2000Åの酸化珪素の下地膜
(図示せず)を形成した。さらに、プラズマCVD法に
よって、厚さ500〜1500Å、例えば500Åの真
性(I型)のアモルファスシリコン膜を堆積した。そし
て、公知の熱アニール法によって、これを結晶化させ
た。熱アニールの代わりにレーザー光またはランプ光等
の光エネルギービームを照射する方法によって結晶化さ
せてもよい。ランプ光照射の方法はRapid The
rmal Annealing(RTA)と呼ばれてい
る。また、これらを併用してもよい。
【0022】このようにして得られたシリコン膜をフォ
トリソグラフィー法によってパターニングし、島状に分
離し、論理回路のTFT用の島状領域12a、12bと
マトリクス回路のTFT用の島状領域12cを形成し
た。さらに、スパッタリング法によって厚さ1000Å
の酸化珪素膜13を第1のゲイト絶縁層として堆積し
た。スパッタリングには、ターゲットとして酸化珪素を
用い、スパッタリング時の基板温度は200〜400
℃、例えば350℃、スパッタリング雰囲気は酸素とア
ルゴンで、アルゴン/酸素=0〜0.5、例えば0.1
以下とした。(図1(A))
【0023】さらに、プラズマCVD法によって、厚さ
1500〜3000Åの窒化珪素膜を堆積した。そし
て、マトリクス回路のTFTのチャネル近傍の部分以外
をエッチングした。こうして、第2のゲイト絶縁層14
を得た。(図1(B)) 引き続いて、減圧CVD法によって、厚さ3000〜8
000Å、例えば6000Åのシリコン膜(0.1〜2
%の燐を含む)を堆積した。そして、シリコン膜をエッ
チングして、ゲイト電極15a、15b、15cを形成
した。(図1(C))
【0024】さらに、第1のゲイト絶縁層および第2の
ゲイト絶縁層を、それぞれのゲイト電極をマスクとして
エッチングし、島状半導体領域表面を露出させた。この
結果第1のゲイト絶縁層13a、13bよりなるゲイト
絶縁膜(いずれも論理回路に用いる)と第1のゲイト絶
縁層13cと第2のゲイト絶縁層14cよりなるゲイト
絶縁膜(マトリクス回路に用いる)とを得た。(図1
(D))
【0025】次に、公知のイオンドーピング法によっ
て、シリコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物
(燐およびホウ素)を注入した。ドーピングガスとし
て、フォスフィン(PH3 )およびジボラン(B2
6 )を用い、ドーズ量は1×1015〜8×1015
-2、例えば、燐を2×1015cm-2、ホウ素を5×1
15cm-2とした。この結果、P型の不純物領域16
a、N型の不純物領域16bおよび16cが形成され
た。
【0026】その後、レーザーアニールによって、不純
物を活性化させた。レーザーとしてはKrFエキシマー
レーザー(波長248nm、パルス幅20nsec)を
用いたが、その他のレーザー、例えば、XeFエキシマ
ーレーザー(波長353nm)、XeClエキシマーレ
ーザー(波長308nm)、ArFエキシマーレーザー
(波長193nm)等を用いてもよい。レーザーのエネ
ルギー密度は、200〜400mJ/cm2 、例えば2
50mJ/cm2 とし、1か所につき2〜10ショッ
ト、例えば2ショット照射した。レーザー照射時に、基
板を100〜450℃、例えば、250℃に加熱した。
更に、この活性化は、RTAによっても行うことができ
る。
【0027】こうして不純物領域16a〜16cを活性
化した。また、この工程は熱アニール法によってもよ
い。(図1(E)) 続いて、厚さ6000Åの酸化珪素膜17を層間絶縁物
としてプラズマCVD法によって形成し、これにコンタ
クトホールを形成した。次に、金属材料、例えば、窒化
チタンとアルミニウムの多層膜によって論理回路用の電
極・配線18a、18b、マトリクス回路の電極・配
線、18cを形成した。
【0028】さらに、スパッタリング法によって厚さ5
00〜1000Å、例えば800Åのインジウム錫酸化
膜(ITO)を形成し、これをパターニングして画素電
極19を形成した。最後に、1気圧の水素雰囲気で35
0℃、30分のアニールをおこなった。以上の工程によ
って、論理回路のPチャネル型TFT20a、Nチャネ
ル型TFT20b、マトリクス回路のTFT20cを有
する半導体集積回路が完成した。なお、ドライバー回路
のバッファートランジスタも上記の実施例に示したマト
リクス回路のトランジスタと同様に作製すればよい。
(図1(F))
【0029】〔実施例2〕 図2に本実施例の作製工程
の断面図を示す。まず、基板(コーニング7059)2
1上に厚さ2000Åの酸化珪素の下地膜(図示せず)
を形成した。さらに、厚さ500〜1500Å、例えば
500Åの真性(I型)の結晶性シリコン膜を堆積し
た。そして、シリコン膜を島状に分離し、論理回路のT
FT用の島状領域22a、22bとマトリクス回路のT
FT用の島状領域22cを形成した。
【0030】さらに、プラズマCVD法によって厚さ1
000Åの酸化珪素膜23を第1のゲイト絶縁層として
堆積した。(図2(A)) さらに、プラズマCVD法によって、厚さ1000Åの
窒化珪素膜を堆積した。そして、マトリクス回路のTF
Tのチャネル近傍の部分以外の窒化珪素膜をエッチング
した。ここでは、後に形成されるゲイト電極の端から5
μmの幅を有する部分までを残した。こうして、第2の
ゲイト絶縁層24を得た。(図2(B))
【0031】引き続いて、減圧CVD法によって、厚さ
3000〜8000Å、例えば6000Åのシリコン膜
(0.1〜2%の燐を含む)を堆積し、これをエッチン
グして、ゲイト電極25a、25b、25cを形成し
た。(図2(C)) 次に、公知のイオンドーピング法によって、シリコン領
域にゲイト電極をマスクとして不純物(燐およびホウ
素)を注入した。ドーピングガスとして、フォスフィン
(PH3 )およびジボラン(B26 )を用いた。本実
施例ではゲイト絶縁膜を透過してドーピングをおこなう
スルードーピングであるので、加速電圧を実施例1のと
きより高くした。
【0032】また、特にゲイト絶縁層24の下の部分
は、他の部分よりもゲイト絶縁膜が厚いのでより高い加
速電圧でドーピングをおこなったが、ドーズ量は1〜2
桁低くした。この結果、P型の高濃度不純物領域26
a、N型の高濃度不純物領域26bおよび26cに加
え、N型の低濃度不純物領域26dが形成された。この
ようにゲイト絶縁膜の厚さの差を利用して不純物濃度を
変える技術については、特開平7−169974、同7
−169975、同7−218932等に開示されてい
る。(図2(D))
【0033】不純物を活性化させた後、厚さ4000Å
の窒化珪素膜27を第1の層間絶縁物としてプラズマC
VD法によって形成し、これにコンタクトホールを形成
した。次に、アルミニウムによって論理回路用の電極・
配線28a、28b、マトリクス回路の電極・配線、2
8cを形成した。(図2(E))
【0034】さらに、第2の層間絶縁物として有機樹脂
膜29を形成し、これにコンタクトホールを形成したの
ち、スパッタリング法によって厚さ800Åのインジウ
ム錫酸化膜(ITO)を形成し、これをパターニングし
て画素電極30を形成した。以上の工程によって、論理
回路のPチャネル型TFT31a、Nチャネル型TFT
31b、マトリクス回路のTFT31cを有する半導体
集積回路が完成した。(図2(F))
【0035】〔実施例3〕 図3に本実施例の作製工程
の断面図を示す。まず、基板(石英)32上に厚さ80
0Åの真性(I型)の結晶性シリコン膜を堆積した。そ
して、シリコン膜を島状に分離し、論理回路のTFT用
の島状領域33a、33bとマトリクス回路のTFT用
の島状領域33cを形成した。さらに、プラズマCVD
法によって厚さ1000Åの酸化珪素膜34を全面に堆
積した。(図3(A))
【0036】次に、論理回路の部分の酸化珪素膜34を
エッチングし、マトリクス回路領域に第1のゲイト絶縁
層34aを形成した。(図3(B)) 続いて、850〜1150℃、例えば、950℃で熱酸
化をおこない、シリコン領域表面に酸化珪素のゲイト絶
縁膜を形成した。この際、シリコン層が露出した状態で
熱酸化された論理回路領域では、酸化珪素の厚さは50
0Åとなるようにした。マトリクス回路では表面がプラ
ズマCVDの酸化珪素膜によって被覆されているので熱
酸化の進行はより緩やかとなり、酸化珪素全体の厚さは
1500Å以下である。かくして、ゲイト絶縁膜35
a、35b、35cを得ることができた。(図3
(C))
【0037】引き続いて、スパッタリング法によって、
厚さ4000〜6000Å、例えば5000Åのアルミ
ニウム膜を堆積し、これをエッチングして、ゲイト電極
36a、36b、36cを形成した。さらに、ゲイト電
極をマスクとしてゲイト絶縁膜35a〜cのエッチング
をおこなった。(図3(D)) 次に、公知のイオンドーピング法によって、シリコン領
域にゲイト電極をマスクとして不純物(燐およびホウ
素)を注入し、P型の不純物領域37a、N型の不純物
領域37bおよび37cが形成された。(図3(E))
【0038】不純物を活性化させた後、厚さ4000Å
の酸化珪素膜38を層間絶縁物として形成し、これにコ
ンタクトホールを形成した。次に、アルミニウムによっ
て論理回路用の電極・配線39a、39b、マトリクス
回路の電極・配線39cを形成した。以上の工程によっ
て、論理回路のPチャネル型TFT40a、Nチャネル
型TFT40b、マトリクス回路のTFT40cを有す
る半導体集積回路が完成した。(図3(F)) 画素電極は実施例2のようにして追加すればよい。
【0039】〔実施例4〕 図4に本実施例の作製工程
の断面図を示す。まず、基板(石英)41上に厚さ60
0Åの真性(I型)の結晶性シリコン膜を堆積した。そ
して、シリコン膜を島状に分離し、論理回路のTFT用
の島状領域42a、42bとマトリクス回路のTFT用
の島状領域42cを形成した。さらに、プラズマCVD
法によって厚さ1000Åの酸化珪素膜43を全面に堆
積した。(図4(A))
【0040】次に、マトリクス回路のTFTのチャネル
近傍の部分以外の酸化珪素膜43をエッチングした。こ
こでは、後に形成されるゲイト電極の端から3μmの幅
を有する部分までを残した。かくして、マトリクス回路
領域に第1のゲイト絶縁層43aを形成した。(図4
(B))
【0041】続いて、950℃で熱酸化をおこない、シ
リコン領域表面に酸化珪素のゲイト絶縁膜を形成した。
この際、シリコン層が露出した状態で熱酸化された論理
回路領域では、酸化珪素の厚さは400Åとなるように
した。かくして、ゲイト絶縁膜44a、44b、44c
を得ることができた。(図4(C)) 引き続いて、スパッタリング法によって、厚さ4000
Åのアルミニウム膜を堆積し、これをエッチングして、
ゲイト電極45a、45b、45cを形成した。(図4
(D))
【0042】次に、公知のイオンドーピング法によっ
て、シリコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物
(燐およびホウ素)を注入した。この際には、実施例2
と同様に加速電圧を変えて2段階のドーピングをおこな
い、P型の高濃度不純物領域46a、N型の高濃度不純
物領域46bおよび46c、さらに、N型の低濃度不純
物領域46dが形成された。(図4(E))
【0043】不純物を活性化させた後、厚さ6000Å
の酸化珪素膜47を層間絶縁物として形成し、これにコ
ンタクトホールを形成した。次に、アルミニウムによっ
て論理回路用の電極・配線48a、48b、マトリクス
回路の電極・配線48cを形成した。以上の工程によっ
て、論理回路のPチャネル型TFT49a、Nチャネル
型TFT49b、マトリクス回路のTFT49cを有す
る半導体集積回路が完成した。(図4(F))
【0044】〔実施例5〕 図5に本実施例の作製工程
の断面図を示す。まず、基板(石英)51上に厚さ60
0Åの真性(I型)の結晶性シリコン膜を堆積した。そ
して、シリコン膜を島状に分離し、論理回路のTFT用
の島状領域52a、52bとマトリクス回路のTFT用
の島状領域52cを形成した。さらに、熱酸化法によっ
て厚さ500Åの酸化珪素膜53a、53b、53cを
形成した。(図5(A))
【0045】次に、論理回路の部分に存在する酸化珪素
膜53a、53bをエッチングした。(図5(B))
【0046】ここまでの工程により、得られる図5
(B)の状態は、シリコン膜を島状に分離した後、論理
回路の部分以外にレジスト膜93を形成し(図9
(A))、そして、熱酸化を施し、(図9(B))その
後、レジスト膜を除去する(図9(C))ことによって
も得ることができる。
【0047】続いて、950℃でさらに熱酸化をおこな
い、シリコン領域表面に酸化珪素のゲイト絶縁膜を形成
した。この際、シリコン層が露出した状態で熱酸化され
た論理回路領域では、酸化珪素の厚さが400Åとなる
ようにした。かくして、ゲイト絶縁膜54a、54b、
54cを得ることができた。(図5(C))
【0048】引き続いて、スパッタリング法によって、
厚さ4000Åのアルミニウム膜を堆積し、これをエッ
チングして、ゲイト電極55a、55b、55cを形成
した。さらに、このゲイト電極をマスクとして、ゲイト
絶縁膜54a、54b、54cをエッチングした。(図
5(D)) 次に、公知のイオンドーピング法によって、シリコン領
域にゲイト電極をマスクとして不純物(燐およびホウ
素)を注入した。かくして、P型の不純物領域56a、
N型の不純物領域56bおよび56cが形成された。
(図5(E))
【0049】不純物を活性化させた後、厚さ6000Å
の酸化珪素膜57を層間絶縁物として形成し、これにコ
ンタクトホールを形成した。次に、アルミニウムによっ
て論理回路用の電極・配線58a、58b、マトリクス
回路の電極・配線58cを形成した。以上の工程によっ
て、論理回路のPチャネル型TFT59a、Nチャネル
型TFT59b、マトリクス回路のTFT59cを有す
る半導体集積回路が完成した。(図5(F))
【0050】〔実施例6〕 図6に本実施例の作製工程
の断面図を示す。まず、基板(石英)61上に厚さ60
0Åの真性(I型)の結晶性シリコン膜を堆積した。そ
して、シリコン膜を島状に分離し、論理回路のTFT用
の島状領域62a、62bとマトリクス回路のTFT用
の島状領域62cを形成した。さらに、熱酸化法によっ
て厚さ500Åの酸化珪素膜63a、63b、63cを
形成した。(図6(A))
【0051】次に、論理回路の部分に存在する酸化珪素
膜63a、63bをエッチングした。マトリクス回路の
酸化珪素膜63cは残存させた。次に、マトリクス回路
のTFTのチャネル近傍の部分以外の酸化珪素膜63d
を残して、酸化珪素膜63a、63b、63cをエッチ
ングした。酸化珪素膜63dは、後に形成されるゲイト
電極の端から3μmの幅を有する部分までを残した。
(図6(B))
【0052】ここまでの工程により、得られる図6
(B)の状態は、シリコン膜を島状に分離した後、後に
形成されるゲイト電極の端から3μmの幅を有する部分
以外にレジスト膜103を形成し(図10(A))、そ
して、熱酸化を施し、(図10(B))その後、レジス
ト膜を除去する(図10(C))ことによっても得るこ
とができる。
【0053】続いて、950℃でさらに熱酸化をおこな
い、シリコン領域表面に酸化珪素のゲイト絶縁膜を形成
した。この際、シリコン層が露出した部分では、酸化珪
素の厚さが400Åとなるようにした。かくして、ゲイ
ト絶縁膜64a、64b、64cを得ることができた。
(図6(C))
【0054】引き続いて、スパッタリング法によって、
厚さ4000Åのアルミニウム膜を堆積し、これをエッ
チングして、ゲイト電極65a、65b、65cを形成
した。(図6(D)) 次に、公知のイオンドーピング法によって、シリコン領
域にゲイト電極をマスクとして不純物(燐およびホウ
素)を注入した。この際には、実施例2もしくは4と同
様に加速電圧を変えて2段階のドーピングをおこない、
P型の高濃度不純物領域66a、N型の高濃度不純物領
域66bおよび66c、さらに、N型の低濃度不純物領
域66dが形成された。(図6(E))
【0055】不純物を活性化させた後、厚さ6000Å
の酸化珪素膜67を層間絶縁物として形成し、これにコ
ンタクトホールを形成した。次に、アルミニウムによっ
て論理回路用の電極・配線68a、68b、マトリクス
回路の電極・配線68cを形成した。以上の工程によっ
て、論理回路のPチャネル型TFT69a、Nチャネル
型TFT69b、マトリクス回路のTFT69cを有す
る半導体集積回路が完成した。(図6(F))
【0056】〔実施例7〕 実施例3では、マトリクス
回路のゲイト絶縁膜の厚さを厚くする例を示した。本実
施例では、周辺回路内において、シフトレジスター回
路、CPU回路、デコーダー回路、メモリー回路等の高
速動作を優先する回路のゲイト絶縁膜を、高耐圧スイッ
チング回路、バッファー回路等の高耐圧を優先する回路
のゲイト絶縁膜よりも薄くする。実施例3と同様の工程
を用い、周辺回路において、高速動作を優先する回路の
ゲイト絶縁膜を薄くした。
【0057】〔実施例8〕 実施例7では、高速動作を
優先する回路のゲイト絶縁膜の厚さを薄くした例を示し
た。本実施例では、さらに、薄いゲイト絶縁膜の回路の
ゲイト電極の幅を小さくすることで、チャネルの長さを
短くした。本実施例は、実施例3での、酸化珪素膜を形
成後のスパッタリング法によって、厚さ4000〜60
00Å、例えば5000Åのアルミニウム膜を堆積する
工程までは同一の工程を有する。
【0058】本実施例では、このエッチング工程で、シ
フトレジスター回路のような高速動作を優先する回路の
ゲイト電極76a、76bの幅を、バッファー回路のよ
うな高耐圧を優先する回路のゲイト電極76c(幅2μ
m)より幅の狭い1μmとした。(図7(A)) ここで、本実施例では、高速動作を優先する回路のゲイ
ト電極の幅/高耐圧を優先する回路のゲイト電極の幅=
0.5としたが、0.1〜0.5の範囲であれば、本実
施例の数値に限定されない。
【0059】次に、公知のイオンドーピング法によっ
て、シリコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物
(燐およびホウ素)を注入し、P型の不純物領域77
a、N型の不純物領域77bおよび77cが形成され
た。(図7(B)) この工程により、高速動作を優先する回路のチャネルの
長さを高耐圧を優先する回路のチャネルの長さの80%
以下とした。また、この工程で形成されるゲイト電極と
接して形成されるチャネルの長さは、概略ゲイト電極の
幅と同じ長さを有する。よって、本実施例でのゲイト電
極の幅と同様に、高速動作を優先する回路のチャネルの
長さ/高耐圧を優先する回路のチャネルの長さ=0.5
となった。チャネルの長さの比はゲイト電極の幅と同様
に、0.1〜0.5の範囲であれば、本実施例の数値に
限定されない。
【0060】不純物を活性化させた後、厚さ4000Å
の酸化珪素膜78を層間絶縁物として形成し、これにコ
ンタクトホールを形成した。次に、アルミニウムによっ
て高速動作を優先する回路用の電極・配線79a、79
b、高耐圧を優先する回路の電極・配線79cを形成し
た。以上の工程によって、高速動作を優先する回路のP
チャネル型TFT80a、Nチャネル型TFT80b、
高耐圧を優先する回路のTFT80cを有する半導体集
積回路が完成した。(図7(C))画素電極は実施例2
のようにして追加すればよい。
【0061】〔実施例9〕 実施例1では、マトリクス
回路において、第1と第2のゲイト絶縁膜を積層した例
を示した。本実施例では、さらに、第1のゲイト絶縁膜
のみを使用した回路のゲイト電極の幅を小さくすること
で、チャネル長(チャネルの長さ)を短くした。本実施
例は、実施例1での、ゲイト絶縁膜上に減圧CVD法に
よって、厚さ3000〜8000Å、例えば6000Å
のシリコン膜(0.1〜2%の燐を含む)を堆積する工
程までは同一の工程を有する。
【0062】本実施例では、この後のエッチング工程
で、シフトレジスター回路のような高速動作を優先する
回路のゲイト電極86a、86bをバッファー回路のよ
うな高耐圧を優先する回路のゲイト電極86c(幅2μ
m)より幅の狭い1μmとした。(図8(A)) ここで、本実施例では、高速動作を優先する回路のゲイ
ト電極の幅/高耐圧を優先する回路のゲイト電極の幅=
0.5としたが、0.1〜0.5の範囲であれば、本実
施例の数値に限定されない。
【0063】さらに、第1のゲイト絶縁層および第2の
ゲイト絶縁層をそれぞれのゲイト電極をマスクとしてエ
ッチングし、島状半導体領域表面を露出させた。(図8
(D))
【0064】次に、公知のイオンドーピング法によっ
て、シリコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物
(燐およびホウ素)を注入した。ドーピングガスとし
て、フォスフィン(PH3 )およびジボラン(B2
6 )を用い、ドーズ量は1×1015〜8×1015
-2、例えば、燐を2×1015cm-2、ホウ素を5×1
15cm-2とした。この結果、P型の不純物領域87
a、N型の不純物領域87bおよび87cが形成され
た。(図8(E))
【0065】不純物を活性化させた後、厚さ4000Å
の酸化珪素膜88を層間絶縁物として形成し、これにコ
ンタクトホールを形成した。次に、アルミニウムによっ
て高速動作を優先する回路用の電極・配線89a、89
b、高耐圧を優先する回路の電極・配線89cを形成し
た。以上の工程によって、高速動作を優先する回路のP
チャネル型TFT90a、Nチャネル型TFT90b、
高耐圧を優先する回路のTFT90cを有する半導体集
積回路が完成した。(図8(F))また、この工程で形
成されるゲイト電極と接して形成されるチャネルの長さ
は、概略ゲイト電極の幅と同じ幅を有する。よって、本
実施例でのゲイト電極の幅と同様に、高速動作を優先す
る回路のチャネルの長さ/高耐圧を優先する回路のチャ
ネルの長さ=0.1〜0.5の範囲であれば、本実施例
の数値に限定されない。画素電極は実施例2のようにし
て追加すればよい。
【0066】〔実施例10〕 本明細書を用いて作製さ
れる液晶ディスプレーは、フラットパネル型の表示装置
と呼ばれている。このような表示装置には、液晶の光学
特性を利用したものの他にEL(エレクトロルミネセン
ス)発光材料を用いたもの、EC(エレクトロクロミッ
クス)材料を用いたものが知られている。本明細書で開
示する発明は、これらの材料を用い、かつ周辺駆動回路
等を集積化したアクティブマトリクス型のフラットパネ
ル型の表示装置に利用することができる。また、本発明
を用いた液晶ディスプレイ装置は、透過型にも反射型に
も応用できる。
【0067】これらの表示装置は、以下に示すような用
途に利用することができる。図12(A)に示すのは、
デジタルスチールカメラや電子カメラ、または動画を扱
うことができるビデオムービーと称される装置である。
【0068】この装置は、カメラ部2002に配置され
たCCDカメラ(または適当な撮影手段)で撮影した画
像を電子的に保存する機能を有している。そして撮影し
た画像を本体2001に配置された表示装置2003に
表示する機能を有している。装置の操作は、操作ボタン
2004によって行われる。
【0069】本明細書に開示する発明は、上記構成の表
示装置に利用される。本明細書に開示する発明を利用し
た場合、特に消費電力を軽減できるので、バッテリー駆
動を前提とした図12(A)に示すような携帯型の装置
には有用なものとなる。
【0070】図12(B)に示すのは、携帯型のパーソ
ナルコンピュータである。この装置は、本体2101に
装着された開閉可能なカバー(蓋)2102に表示装置
2104が備えられ、キーボード2103から各種情報
を入力したり、各種演算操作を行うことができる。
【0071】図12(B)に示すような構成においても
表示装置2104に本明細書で開示する発明を利用する
ことは有用である。
【0072】図12(C)に示すのは、カーナビゲーシ
ョンシステムにフラットパネルディスプレイを利用した
場合の例である。カーナビゲーションシステムは、アン
テナ部2304と表示装置2302を備えた本体から構
成されている。
【0073】ナビゲーションに必要とされる各種情報の
切り換えは、操作ボタン2303によって行われる。一
般には図示しないリモートコントロール装置によって操
作が行われる。
【0074】図12(D)に示すのは、投射型の液晶表
示装置の例である。図において、光源2402から発せ
られた光は、液晶表示装置2403によって光学変調さ
れ、画像となる。画像は、ミラー2404、2405で
反射されてスクリーン2406に映し出される。
【0075】
【発明の効果】本発明によって、例えば、上記実施例に
示した如く、同一基板上に、低電圧で高速動作が可能な
TFTと高耐圧を特徴とするTFTを形成することがで
きた。これを液晶ディスプレーに応用した場合には、全
体として信頼性および消費電力、特性の改善が図られ
る。
【0076】なお、従来の半導体集積回路技術において
は本発明のようにゲイト絶縁膜の厚さを積極的に変更す
ることは必要とされていなかったことに注意すると本発
明の特徴が理解できる。従来の半導体集積回路(特にデ
ジタル回路)においては使用される電圧は回路内で全て
同じであった。例えば、DRAMではメモリー領域でも
周辺回路でも単一電圧で駆動された。
【0077】しかしながら、液晶ディスプレーでは複数
の電圧が必要とされる。すなわち、液晶ディスプレーに
おいては、液晶材料に適した電圧とトランジスタの駆動
に適した電圧が異なるからである。一般に前者の方が後
者よりも高い。電圧の種類が複数あれば、それに適した
トランジスタのディメンジョンも変更されねばならな
い。本発明はこの点に着目したものである。したがっ
て、従来の単一電圧駆動の半導体集積回路技術からは本
発明の思想は生まれないものである。このように本発明
は工業上有益な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の作製工程断面図を示す。
【図2】 実施例2の作製工程断面図を示す。
【図3】 実施例3の作製工程断面図を示す。
【図4】 実施例4の作製工程断面図を示す。
【図5】 実施例5の作製工程断面図を示す。
【図6】 実施例6の作製工程断面図を示す。
【図7】 実施例8の作製工程断面図を示す。
【図8】 実施例9の作製工程断面図を示す。
【図9】 熱酸化を選択的に得るためにレジストを用
いた実施例5の作製工程断面図を示す。
【図10】 熱酸化を選択的に得るためにレジストを
用いた実施例6の作製工程断面図を示す。
【図11】 モノリシック型アクティブマトリクス回
路の構成例を示す。
【図12】 フラットパネルディスプレイを利用した装
置の例を示す。
【符号の説明】
11・・・基板 12・・・島状シリコン領域 13・・・第1のゲイト絶縁層 14・・・第2のゲイト絶縁層 15・・・ゲイト電極 16・・・不純物領域 17・・・層間絶縁物 18・・・金属配線・電極 19・・・画素電極(ITO) 20・・・TFT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/78 617J 627F

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された第1および第2の薄
    膜トランジスタを有し、第1の薄膜トランジスタのゲイ
    ト電極に印加される電圧の変動幅が第2の薄膜トランジ
    スタのゲイト電極に印加される電圧の変動幅より小さ
    く、かつ、第1の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜の厚
    さは第2の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜の厚さの8
    0%以下であることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 基板上に形成された第1および第2の薄
    膜トランジスタを有し、第1の薄膜トランジスタのゲイ
    ト電極に印加される電圧の変動幅が第2の薄膜トランジ
    スタのゲイト電極に印加される電圧の変動幅より小さ
    く、かつ、第2の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜に
    は、第1の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜を構成する
    絶縁層に加えて、少なくとも1層の他の絶縁層が用いら
    れることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 基板上に形成された第1および第2の薄
    膜トランジスタを有し、第1の薄膜トランジスタのゲイ
    ト電極に印加される電圧の変動幅が第2の薄膜トランジ
    スタのゲイト電極に印加される電圧の変動幅より小さ
    く、かつ、第1の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜を第
    1の絶縁層とするとき、第2の薄膜トランジスタのゲイ
    ト絶縁膜は第1の絶縁層に加えて、第1の絶縁層と異な
    るプロセスで形成された第2の絶縁層とによって構成さ
    れたことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 基板上に、ゲイト絶縁膜の膜厚の異なる
    第1の薄膜トランジスタと第2の薄膜トランジスタを有
    する半導体集積回路において、 前記第1の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜の膜厚は、
    前記第2の薄膜トランジスタのゲイト絶縁膜の膜厚の8
    0%以下であり、 且つ、前記第1の薄膜トランジスタのチャネルの長さ
    は、前記第2の薄膜トランジスタのチャネルの長さの8
    0%以下であることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4において、第1の薄膜ト
    ランジスタは論理回路を構成するトランジスタであり、
    第2の薄膜トランジスタはマトリクス回路を構成するト
    ランジスタであることを特徴とするモノリシック型アク
    ティブマトリクス回路。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4において、第1の薄膜ト
    ランジスタは論理回路を構成するトランジスタであり、
    第2の薄膜トランジスタは高耐圧スイッチング回路を構
    成するトランジスタであることを特徴とする半導体集積
    回路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4において、第1の薄膜ト
    ランジスタは論理回路を構成するトランジスタであり、
    第2の薄膜トランジスタはバッファ回路を構成するトラ
    ンジスタであることを特徴とする半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至4において、第2の薄膜ト
    ランジスタはゲイト絶縁膜の厚さの違いを利用して形成
    された低濃度不純物領域を有することを特徴とする半導
    体集積回路。
  9. 【請求項9】 請求項3において、第1の絶縁層と第2
    の絶縁層とは、その化学的組成が異なることを特徴とす
    る半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 請求項3において、第1の絶縁層もし
    くは第2の絶縁層のいずれか一方のみが熱酸化法によっ
    て形成されたことを特徴とする半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 第1の薄膜トランジスタに用いる薄膜
    半導体領域と第2の薄膜トランジスタに用いる薄膜半導
    体領域とを形成する工程と、 前記両薄膜半導体領域を覆って第1の絶縁層を形成する
    工程と、 前記第1の絶縁層を選択的に除去して、少なくとも第2
    の薄膜トランジスタを構成する薄膜半導体領域を覆う第
    1の絶縁層を全て除去する工程と、 前記両薄膜半導体領域を覆って第2の絶縁層を形成する
    工程とを有することを特徴とする半導体集積回路の作製
    方法。
  12. 【請求項12】 第1の薄膜トランジスタに用いる薄膜
    半導体領域と第2の薄膜トランジスタに用いる薄膜半導
    体領域とを形成する工程と、 前記両薄膜半導体領域を覆って第1の絶縁層を形成する
    工程と、 前記第1の絶縁層を覆って第2の絶縁層を形成する工程
    と前記第2の絶縁層を選択的に除去して、少なくとも第
    2の薄膜トランジスタを構成する薄膜半導体領域を覆う
    第1の絶縁層を全て除去する工程と、を有することを特
    徴とする半導体集積回路の作製方法。
  13. 【請求項13】 第1の薄膜トランジスタに用いる薄膜
    半導体領域と第2の薄膜トランジスタに用いる薄膜半導
    体領域とを形成する工程と、 前記両薄膜半導体領域を覆って、少なくとも第2の薄膜
    トランジスタを構成する薄膜半導体領域以外の部分に選
    択的に第1の絶縁層を形成する工程と、 前記両薄膜半導体領域を覆って第2の絶縁層を形成する
    工程とを有することを特徴とする半導体集積回路の作製
    方法。
  14. 【請求項14】 請求項11乃至13において、第1の
    絶縁層が熱酸化法によって形成されることを特徴とする
    半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 請求項11乃至13において、第2の
    薄膜トランジスタは論理回路を構成するトランジスタで
    あり、第1の薄膜トランジスタはマトリクス回路を構成
    するトランジスタであることを特徴とするモノリシック
    型アクティブマトリクス回路の作製方法。
  16. 【請求項16】 請求項11乃至13において、第2の
    薄膜トランジスタは論理回路を構成するトランジスタで
    あり、第1の薄膜トランジスタは高耐圧スイッチング回
    路を構成するトランジスタであることを特徴とする半導
    体集積回路の作製方法。
  17. 【請求項17】 請求項11乃至13において、第2の
    薄膜トランジスタは論理回路を構成するトランジスタで
    あり、第1の薄膜トランジスタはバッファ回路を構成す
    るトランジスタであることを特徴とする半導体集積回路
    の作製方法。
  18. 【請求項18】 請求項11乃至13において、幅の異
    なるゲイト電極を形成する工程と、 ド─ピングにより、ソ─ス領域と、ドレイン領域と、長
    さの異なるチャネルを形成する工程とを有することを特
    徴とする半導体集積回路の作製方法。
JP9157651A 1996-06-04 1997-05-30 半導体集積回路およびその作製方法 Withdrawn JPH1056184A (ja)

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