JPH1055292A - マイコンの異常状態検出回路 - Google Patents

マイコンの異常状態検出回路

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JPH1055292A
JPH1055292A JP21263296A JP21263296A JPH1055292A JP H1055292 A JPH1055292 A JP H1055292A JP 21263296 A JP21263296 A JP 21263296A JP 21263296 A JP21263296 A JP 21263296A JP H1055292 A JPH1055292 A JP H1055292A
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microcomputer
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signal
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Application number
JP21263296A
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English (en)
Inventor
Kazumitsu Nukui
一光 温井
Katsuto Sakai
克人 酒井
Soubun Satou
左右文 佐藤
Shinichi Sato
真一 佐藤
Hideo Masuda
英生 増田
Tomio Katono
富夫 上遠野
Mitsuru Saito
満 斉藤
Hirokuni Murakami
博邦 村上
Hirosumi Nakamura
廣純 中村
Okito Fukushima
興人 福島
Takeshi Numagami
毅 沼上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Fuji Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Fuji Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイコンおよびその周辺部の動作異常を検出
し、該マイコンや周辺部が異常である場合には、当該マ
イコンが使用されたシステムを安全方向に作動させるマ
イコンの異常状態検出回路を提供する。 【解決手段】 マイコン11のクロックパルス発生部か
らのパルス信号を受ける第1受信回路(回路A)と、前
記マイコンのクロックパルス発生部からのパルス信号を
反転して受ける第2受信回路(回路B)と、前記第1受
信回路および第2受信回路のそれぞれの出力信号が所定
の論理の場合には所定の識別信号を出力し、前記第1受
信回路または第2受信回路の前記出力信号の少なくとも
いずれか一方が前記所定の論理でない場合には前記所定
の識別信号と異なる識別信号を出力する比較回路(ナン
ド回路9)とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイコンの異常状
態検出回路に係り、特にガスメータ用コントローラに使
用されるマイコンの異常状態検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の都市ガス等に使用する
ガスメータ用コントローラの構成を示すブロック図であ
る。
【0003】このコントローラの基本機能は、次の3つ
である。 ガスの流量による遮断 ガス流量を計量するメータ計量装置122は、ガス流量
に関するパルス信号を出力し、そのパルス信号はリード
スイッチ123を介して流量パルス入力回路124に入
力する。該パルス入力回路124の出力信号(パルス信
号)をマイコン(マイクロコンピュータ)111がカウ
ントする。マイコン111はカウントしたパルス数に基
づき、流量パルス数と流量パルス間隔からガス流量を演
算し、その演算値が内部メモリに予め記憶した遮断条件
(最大流量)を越えた場合には、遮断弁I/O回路12
8を介して遮断弁129を作動させてガスの流れを遮断
する。
【0004】ガスの使用時間による遮断 前記に記した手段と同様にしてガス流量・ガスの使用
時間を求めて、その使用時間が異常に長い場合は(例え
ば、風呂湯沸かし中のガス栓閉め忘れ)、内部メモリに
予め記憶した遮断条件(最大使用時間)に基づいて、マ
イコン111がガスの流れを遮断する。
【0005】外部センサ信号による遮断 感震器125,圧力センサ126,ガス洩れ警報器12
7からの信号に基づいて、マイコン111がガスの流れ
を遮断する。このように、従来のガス用コントローラは
マイコン111によって、ガスの被供給側の安全を確保
している。従って、マイコン111が故障した場合(例
えば、マイコンの暴走,発振停止等)には、ガス用コン
トローラが機能停止してしまうため、マイコン111の
異常検出機能の付加が必須である。
【0006】ところで、電子機器に組み込まれたマイコ
ンの異常を検出するためには、一般に、指定された時間
が経過すると割り込み機能を使ってプログラムに通知す
るウォッチ・ドック・タイマ(以下、WDTと記す)を
用いる。
【0007】図12は、WDT128を用いたシステム
を示す図である。動作を説明する。マイコン111は、
プログラムに従って一定周期でWDT128をリセット
する。WDT128は、マイコン111の動作クロック
(発振回路119の発振クロック)をカウントし、カウ
ント数がオーバーフローしたときにマイコン111に割
込を発生させるか、或いは、マイコン111をリセット
する。マイコン111は、割込を受けたとき、或いは、
リセット信号が入力されたとき、正常に復帰するための
処理を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マイコンの異常状態検出回路(図12参照)では、マイ
コン111の動作クロックが停止した場合(即ち、発振
回路119が停止した場合)は、WDT128も動作し
ない。従って、WDT128の監視機能が働かないた
め、マイコン111の異常状態を検出できない。そこ
で、本発明の目的は、マイコンおよびその周辺部の動作
異常を検出し、該マイコンや周辺部が異常である場合に
は、当該マイコンが使用されたシステムを安全方向に作
動させるマイコンの異常状態検出回路を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、マイコンのクロックパルス発
生部からのパルス信号を受ける第1受信回路と、前記マ
イコンのクロックパルス発生部からのパルス信号を反転
して受ける第2受信回路と、前記第1受信回路および第
2受信回路のそれぞれの出力信号が所定の論理の場合に
は所定の識別信号を出力し、前記第1受信回路または第
2受信回路の前記出力信号の少なくともいずれか一方が
前記所定の論理でない場合には前記所定の識別信号と異
なる識別信号を出力する比較回路とを備えたことを特徴
とする。
【0010】請求項1記載の発明によれば、第1受信回
路はマイコンのクロックパルス発生部からのパルス信号
を受ける。第2受信回路はマイコンのクロックパルス発
生部からのパルス信号を反転して受ける。比較回路は、
第1受信回路および第2受信回路のそれぞれの出力信号
が所定の論理の場合には所定の識別信号を出力し、第1
受信回路または第2受信回路の出力信号の少なくともい
ずれか一方が前記所定の論理でない場合には前記所定の
識別信号と異なる識別信号を出力する。
【0011】また、請求項2記載の発明は、前記マイコ
ンのクロックパルス発生部は、前記マイコンの出力ポー
トまたは前記マイコンにクロックを供給する発振回路の
少なくともいずれか一方であることを特徴とする。ま
た、請求項3記載の発明は、前記第1,第2受信回路
は、前記マイコンのクロックパルスから発せられるパル
ス信号を充放電する積分回路を備えてなり、前記比較回
路は、ナンド回路からなることを特徴とする。
【0012】請求項2および請求項3記載の発明によれ
ば、例えば、図1に示すように、マイコンの出力ポート
P1 から発せられたパルス信号は第1受信回路(回路A
11)に直接入力すると共に、第2受信回路(回路B11)
にはインバータ3で反転されて入力する。
【0013】そして、マイコン111が正常動作をすれ
ば、図2の「正常動作」に示すように、回路A11,B11
の出力信号B1 ,C1 はいずれもハイレベルとなり、こ
のハイレベルの信号がナンド回路9に入力する。このと
きナンド回路9の出力はロウレベルとなる。逆にマイコ
ン111が異常動作をすれば、図2の「異常動作」に示
すように、例えば回路A11の出力信号B1 はハイレベル
となり、回路B11の出力信号C1 はロウレベルとなる。
このハイレベルとロウレベルの出力信号B1 ,C1 はナ
ンド回路9に入力する。このときナンド回路9の出力は
ハイレベルとなる。即ち、「正常動作」の場合と「異常
動作」と場合では、比較回路(ナンド回路9)の出力信
号(識別信号)は相違する。
【0014】また、請求項4記載の発明は、前記第1,
第2受信回路は、それぞれフリップフロップ回路を縦続
接続したバイナリカウンタを備えてなり、前記比較回路
は、オア回路からなることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明によれば、例えば、図
3,図4に示すように、マイコンおよびその周辺部が
「正常動作」の場合には第1受信回路(回路A12)の出
力Q3はロウであり、第2受信回路(回路B12)の出力
Q6もロウとなる。また、「異常動作」の場合には、例
えば第1受信回路(回路A12)の出力Q3(ハイ)と第
2受信回路(回路B12)の出力Q6(ロウ)とが一致し
ない。従って、比較回路(オア回路31)の出力信号
(識別信号)が相違する。
【0016】また、請求項5記載の発明は、前記第1,
第2受信回路は、それぞれフリップフロップ回路を縦続
接続したシフトレジスタを備えてなり、前記比較回路
は、オア回路からなることを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明によれば、例えば、図
5,図6に示すように、マイコンおよびその周辺部が
「正常動作」の場合には第1受信回路(回路A13)の出
力Q3はロウであり、第2受信回路(回路B13)の出力
Q6もロウとなる。また、「異常動作」の場合には、例
えば第1受信回路(回路A13)の出力Q3(ハイ)と第
2受信回路(回路B13)の出力Q6(ロウ)とが一致し
ない。従って、比較回路(オア回路31)の出力信号
(識別信号)が相違する。
【0018】また、請求項6記載の発明は、前記比較回
路の出力に基づき、ガス用コントローラを安全方向に作
動させるようにしたことを特徴とする。請求項6記載の
発明によれば、例えば、前記図1,図2の如く、比較回
路(ナンド回路9)の出力は、「正常動作」と「異常動
作」とでは相違する。そして、異常動作の場合には、例
えば、ガスの遮断弁を動作させ、ガスの供給を停止させ
る。即ち、ガスコントローラを安全方向に作動させる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態例
に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態例は、ガ
スメータ用のコントローラに使用されたマイコンの異常
検出回路のみを示し、該マイコンに接続されるその他の
装置(例えば、図11におけるメータ計量装置122,
流量パルス入力回路124等)の接続状態は、前記図1
1と同一である。また、既に説明した部分には同一符号
を付し、重複記載を省略する。
【0020】(1)第1実施形態例 図1は本実施形態例の構成を示す回路図であり、図2は
本実施形態例の動作を示すタイムチャートである。図1
に示すように、回路A11および回路B11は、コンデンサ
と抵抗とによる積分回路を備えて構成されている。
【0021】マイコン111の出力ポートP1 は回路A
11を構成するPNP形の第1トランジスタ1のベースに
接続され、該トランジスタ1のコレクタは抵抗R1 を介
してナンド回路9の一方の入力端に接続されると共に、
コンデンサ4と抵抗R2 の並列回路(積分回路S1 )を
介して接地されている。ナンド回路9の出力端は、マイ
コン111が異常であることを出力する異常信号出力回
路12に接続されている。第1トランジスタ1のエミッ
タは高電位電源VCC(例えば、DC3V)に接続されて
いる。
【0022】また、マイコン111の出力ポートP1 は
インバータ3を介してPNP形の第2トランジスタ2の
ベースに接続され、該トランジスタ2のコレクタは抵抗
R3を介してナンド回路9の他方の入力端に接続される
と共に、コンデンサ7と抵抗R4 の並列回路(積分回路
S2 )を介して接地されている。第2トランジスタ2の
エミッタは高電位電源VCCに接続されている。
【0023】次に動作を説明する。 正常動作 図1および図2に示すように、マイコン111の出力ポ
ートP1 からは一定周期のパルス信号が出力されてい
る。
【0024】マイコン111の出力ポートP1 の出力信
号A1 がハイレベル(3V)のとき、第1トランジスタ
1はオフされ、第2トランジスタ2がオンとなる。この
とき、回路A11のコンデンサ4に蓄えられた電荷は抵抗
R2 を通じて放電され、回路B11のコンデンサ7は、抵
抗R3 を通じて充電される(t1 期間およびt4 期
間)。前記信号A1 がロウレベルのときは、第1トラン
ジスタ1がオンされ、第2トランジスタ2がオフされる
(t2 期間およびt3 期間)。
【0025】また、マイコン111が積分回路S1 ,S
2 の放電時定数より短い時間で信号A1 をハイ,ロウに
切換えるので、信号B1 ,信号C1 の電圧レベルがナン
ド回路9のスレッショルドレベル10より下がらない。
従って、マイコン111の正常動作時にはナンド回路9
の出力信号D1 はロウレベルなので、異常信号出力回路
12は作動されない。よって、例えば遮断弁129(図
11参照)は作動せず、ガスの供給は継続される。
【0026】異常動作 一方、マイコン111に異常が生じて周期が一定ではな
くなり、信号B1 または信号C1 の少なくともいずれか
一方の電圧レベルがスレッショルドレベル10より下が
ると(t4 期間)、信号D1 が立上って異常信号出力回
路12が作動され、例えば遮断弁129が作動される。
この遮断弁129の作動によりガスの供給が強制停止さ
れる。
【0027】ここに、異常信号出力回路12は、例えば
図11に示した遮断弁129の遮断弁I/O回路128
であり、異常時は遮断弁129を閉じる。即ち、本実施
形態例によれば、マイコン111が異常状態になった場
合には、ガスメータ用コントローラが安全方向(ガスの
遮断方向)に機能する。以上説明したように本実施形態
例によれば、マイコンの出力ポートの信号の異常(即
ち、マイコンのソフトの暴走)に基づく「マイコンの異
常」を検出することができる。
【0028】(2)第2実施形態例 本実施形態例と前記第1実施形態例との相違点は、前記
第1実施形態例が回路A,Bをコンデンサおよび抵抗を
備えた積分回路で構成していたのに対し、本実施形態例
は回路A,Bをバイナリカウンタで構成した点である。
【0029】図3は本実施形態例の回路図であり、図4
は本実施形態例のタイムチャートである。図3に示すよ
うに、マイコン111に対して独立した発振回路15の
出力信号B2 は,それぞれ3個のフリップフロップ回路
が縦続接続されてなる第1,第2バイナリカウンタ(回
路A12,B12)13,14のクロック端子に入力され、
該バイナリカウンタ13,14のそれぞれの出力端はオ
ア回路31のそれぞれの入力端に接続されている。オア
回路31の出力端は異常信号出力回路12に接続されて
いる。
【0030】また、マイコン111のポートP1 の出力
端は、第1バイナリカウンタ13を構成する全てのリセ
ット端子に接続されると共に、インバータ32を介して
第2バイナリカウンタ14の全てのリセット端子に接続
されている。
【0031】次に動作を説明する。 正常動作 図3,図4に示すように、マイコン111の出力信号A
2 がハイレベルのとき、第1バイナリカウンタ13はリ
セット信号が入力されているため停止され、一方第2バ
イナリカウンタ14はリセット信号が入力されないの
で、信号B2 によりカウント動作が行なわれる。また、
逆に、信号A2 がロウレベルのときには第1バイナリカ
ウンタ13でカウント動作が行なわれ、第2バイナリカ
ウンタ14がカウント動作が停止される。
【0032】例えば、マイコン111により、第2バイ
ナリカウンタ14で信号B2 が4カウントされる前に、
信号A2 のハイ,ロウが切換えられ、信号Q3およびQ
6にハイレベルが出力されないように制御される。この
ようにすれば、オア回路31の入力信号(信号Q3,Q
6)はいずれもロウなので、オア回路31の出力はロウ
になり、異常信号出力回路12は作動されない。
【0033】異常動作 一方、マイコン111に異常が生じて信号Q3或いは信
号Q6がハイレベルになると信号C2 が立上り、オア回
路31の出力がハイになり異常信号出力回路12が作動
される。以上説明したように本実施形態例によれば、マ
イコンの出力ポートの信号の異常(即ち、マイコンのソ
フトの暴走)に基づく「マイコンの異常」を検出するこ
とができる。
【0034】(3)第3実施形態例 本実施形態例と前記第1実施形態例との相違点は、前記
第1実施形態例が回路A,Bをコンデンサおよび抵抗を
備えた積分回路で構成していたのに対し、本実施形態例
は回路A,Bをシフトレジスタで構成した点である。
【0035】図5は本実施形態例の回路図であり、図6
は本実施形態例のタイムチャートである。図5に示すよ
うに、マイコン111に対して独立した発振回路15の
出力信号B3 はそれぞれ3個のD−フリップフロップ回
路が縦続接続されてなる第1,第2シフトレジスタ(回
路A13,B13)16,17のクロック端子に入力され、
該シフトレジスタ16,17のそれぞれの出力端はオア
回路31のそれぞれの入力端に接続されている。オア回
路31の出力端は異常信号出力回路12に接続されてい
る。
【0036】また、マイコン111のポートP1 の出力
端は第1シフトレジスタ16を構成する全てのリセット
端子に接続されると共に、インバータ32を介して第2
シフトレジスタ17の全てのリセット端子に接続されて
いる。
【0037】次に動作を説明する。 正常動作 図5,図6に示すように、信号A3 がハイレベルのと
き、第1シフトレジスタ16はリセット信号が入力され
ているため停止され、第2シフトレジスタ17は信号B
3 により、1段目のD形フリップフロップ18のデータ
入力端子のレベルがシフトされる。
【0038】また、信号A3 がロウレベルのときには、
第1シフトレジスタ16がシフト動作され、第2シフト
レジスタ17が停止される。例えば、マイコン111に
より、第1シフトレジスタ16に3パルス入る前に信号
A3 がハイ,ロウが切換えられ、信号Q3および信号Q
6にハイレベルが出力されないように制御される。この
ようにすれば、オア回路31の入力(信号Q3,Q6)
はいずれもロウなのでオア回路31の出力はロウにな
り、異常信号出力回路12は作動されない。
【0039】異常動作 一方、マイコン111に異常が生じて信号Q3或いは信
号Q6がハイレベルになると、信号C3 が立上げられ、
オア回路31の出力がハイになり異常信号出力回路12
が作動される。以上説明したように本実施形態例によれ
ば、マイコンの発振回路の異常に基づく「マイコンの異
常」を検出することができる。
【0040】(4)第4実施形態例 本実施形態例と前記第1実施形態例との相違点は、前記
第1実施形態例がマイコン111の出力ポートを、コン
デンサおよび抵抗からなる積分回路を備えた回路A,B
に接続していたのに対し、本実施形態例はマイコンの発
振回路19の出力を回路A,Bに接続した点である。
【0041】図7は本実施形態例の回路図であり、図8
は本実施形態例のタイムチャートである。図7に示すよ
うに、マイコンの発振回路19の出力端は第1トランジ
スタ1のベースに接続されると共に、インバータ3を介
して第2トランジスタ2のベースに接続されている。
【0042】次に動作を説明する。 正常動作 図7,図8に示すように、信号A4 がハイレベルのとき
第1トランジスタ1はオフされ、第2トランジスタ2が
オンされる。このとき回路A11のコンデンサ4に蓄えら
れて電荷は抵抗R2 を介して放電され、回路B11のコン
デンサ7は抵抗R3 を介して充電される。
【0043】また、信号A4 がロウレベルのときは、逆
に第1トランジスタ1がオンされ、第2トランジスタ2
がオフされる。マイコンの発振回路19からは、積分回
路S1 ,S2 の放電時定数より短い周期の信号A4 が出
力され、信号B4 および信号C4 の電圧レベルがナンド
回路9のスレッショルドレベル10より下がらないよう
にされる。このようにすれば、ナンド回路9の入力(信
号B4 ,C4 )はいずれもハイなのでナンド回路9の出
力はロウになり、異常信号出力回路12は作動されな
い。
【0044】異常動作 一方、マイコン111に異常が生じて信号B4 或いは信
号C4 がハイレベルになると、信号D4 が立上り、オア
回路31の出力がハイになり異常信号出力回路12が作
動される。以上説明したように本実施形態例によれば、
マイコンの発振回路の異常に基づく「マイコンの異常」
を検出することができる。
【0045】(5)第5実施形態例 本実施形態例と第2実施形態例との相違点は、図3にお
いてマイコン111を、マイコンの発振回路19(図
9)に置き換えた点である。図9は本実施形態例の回路
図であり、図10は本実施形態例のタイムチャートであ
る。
【0046】次に動作を説明する。 正常動作 図9,図10に示すように、信号A5 がハイレベルのと
き、第1バイナリカウンタ13はリセット信号が入力さ
れているため停止され、第2バイナリカウンタ14は信
号B5 によりカウント動作が行なわれる。また、信号A
5 がロウレベルのときには、第1バイナリカウンタ13
でカウント動作が行なわれ、逆に、第2バイナリカウン
タ14が停止される。従って、信号Q3或いはQ6がハ
イレベルになることがない。よって、オア回路31の入
力(信号Q3,Q6)はいずれもロウなので、オア回路
31の出力はロウになり、異常信号出力回路12は作動
されない。
【0047】異常動作 一方、マイコンの発振回路19に異常が生じて信号Q3
或いは信号Q6がハイレベルになると、信号C53が立上
り、オア回路31の出力がハイになり異常信号出力回路
12が作動される。以上説明したように本実施形態例に
よれば、マイコンの発振回路の異常に基づく「マイコン
の異常」を検出することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、各請求項記載の発
明によれば、第1受信回路でマイコンのクロックパルス
発生部からのパルス信号を受け、第2受信回路で前記パ
ルス信号を反転して受け、比較回路で第1受信回路およ
び第2受信回路のそれぞれの出力信号が所定の論理の場
合には所定の識別信号を出力し、第1受信回路または第
2受信回路の出力信号の少なくともいずれか一方が前記
所定の論理でない場合には前記所定の識別信号と異なる
識別信号を出力するので、マイコンのソフトの暴走(ソ
フト面)、或いは、発振回路の発振停止(ハード面)等
のマイコンの異常を検出でき、システムの信頼性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例のブロック図である。
【図2】同第1実施形態例のタイミングチャートであ
る。
【図3】同第2実施形態例のブロック図である。
【図4】同第2実施形態例のタイミングチャートであ
る。
【図5】同第3実施形態例のブロック図である。
【図6】同第3実施形態例のタイミングチャートであ
る。
【図7】同第4実施形態例のブロック図である。
【図8】同第4実施形態例のタイミングチャートであ
る。
【図9】同第5実施形態例のブロック図である。
【図10】同第5実施形態例のタイミングチャートであ
る。
【図11】従来のガスメータ用コントローラのブロック
図である。
【図12】従来のウオッチドックタイマのブロック図で
ある。
【符号の説明】
3,13,16, 回路A(第1受信回路) 6,14,17 回路B(第2受信回路) 9 ナンド回路(比較回路) 10 シュレショールドレベル 12 異常信号出力回路 15 発振回路 19 マイコンの発振回路 31 オア回路(比較回路) 111 マイコン 122 メータ計量装置 128 遮断弁I/O回路 129 遮断弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000005234 富士電機株式会社 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 (72)発明者 温井 一光 神奈川県藤沢市みその台9−10 (72)発明者 酒井 克人 東京都葛飾区高砂3−2−7−123 (72)発明者 佐藤 左右文 神奈川県川崎市高津区梶ケ谷2−11−2 (72)発明者 佐藤 真一 東京都八王子市北野町543−15 (72)発明者 増田 英生 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 上遠野 富夫 愛知県名古屋市熱田区千年1−2−70 愛 知時計電機株式会社内 (72)発明者 斉藤 満 愛知県名古屋市熱田区千年1−2−70 愛 知時計電機株式会社内 (72)発明者 村上 博邦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 廣純 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 福島 興人 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 沼上 毅 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイコンのクロックパルス発生部からの
    パルス信号を受ける第1受信回路と、 前記マイコンのクロックパルス発生部からのパルス信号
    を反転して受ける第2受信回路と、 前記第1受信回路および第2受信回路のそれぞれの出力
    信号が所定の論理の場合には所定の識別信号を出力し、 前記第1受信回路または第2受信回路の前記出力信号の
    少なくともいずれか一方が前記所定の論理でない場合に
    は前記所定の識別信号と異なる識別信号を出力する比較
    回路とを備えたことを特徴とするマイコンの異常状態検
    出回路。
  2. 【請求項2】 前記マイコンのクロックパルス発生部
    は、前記マイコンの出力ポートまたは前記マイコンにク
    ロックを供給する発振回路の少なくともいずれか一方で
    あることを特徴とする請求項1記載のマイコンの異常状
    態検出回路。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2受信回路は、前記マイコ
    ンのクロックパルスから発せられるパルス信号を充放電
    する積分回路を備えてなり、 前記比較回路は、ナンド回路からなることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のマイコンの異常状態検出
    回路。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2受信回路は、それぞれフ
    リップフロップ回路を縦続接続したバイナリカウンタを
    備えてなり、 前記比較回路は、オア回路からなることを特徴とする請
    求項1のマイコンの異常状態検出回路。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2受信回路は、それぞれフ
    リップフロップ回路を縦続接続したシフトレジスタを備
    えてなり、 前記比較回路は、オア回路からなることを特徴とする請
    求項1のマイコンの異常状態検出回路。
  6. 【請求項6】 前記比較回路の出力に基づき、ガス用コ
    ントローラを安全方向に作動させるようにしたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のマイ
    コンの異常状態検出回路を使用したガスメータ用コント
    ローラ。
JP21263296A 1996-08-12 1996-08-12 マイコンの異常状態検出回路 Pending JPH1055292A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001330488A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガスメータ制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001330488A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガスメータ制御装置

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