JPH1054703A - エレベータ用レールの配置状態測定装置 - Google Patents

エレベータ用レールの配置状態測定装置

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JPH1054703A
JPH1054703A JP21154396A JP21154396A JPH1054703A JP H1054703 A JPH1054703 A JP H1054703A JP 21154396 A JP21154396 A JP 21154396A JP 21154396 A JP21154396 A JP 21154396A JP H1054703 A JPH1054703 A JP H1054703A
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JP
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elevator
rail
rails
measuring device
wire
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JP21154396A
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Tasuku Sakono
翼 迫野
Yojiro Iwamoto
洋次郎 岩本
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Nippon Otis Elevator Co
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Nippon Otis Elevator Co
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結レールの連結状態が高精度で連続して検
出できるエレベータ用レールの配置状態測定装置の実
現。 【解決手段】 複数のレール101、102をつなぎ合
わせるように配置したエレベータ用レール100、11
0の配置状態測定装置であって、つなぎ合わされたレー
ル100、110に沿って移動可能な移動体11、12
と、移動体11、12に設けられ、エレベータの上部か
ら鉛直方向に張られたワイヤ150、160との位置関
係を検出するワイヤ位置検出手段31、32とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレールをつ
なぎ合わせるように配置したエレベータ用レールの配置
状態測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】非常に長いレールを必要とする場合、こ
のような長さのレールを精度よく製造することが難しい
上、運搬や取扱等の問題もあるので、通常は複数のレー
ルをつなぎ合わせて長いレールになるように組み立てて
いる。ここではこのように複数のレールをつなぎ合わせ
て形成した長いレールを連結レールと称することとす
る。
【0003】図6は、エレベータの移動経路部分の構造
を示す図である。エレベータ室51は図示していない駆
動部からワイヤロープ61、62で吊り下げられてお
り、駆動部がワイヤロープ61、62を巻き上げたり巻
き戻したりするのに応じてエレベータ室51が上昇と降
下を行う。しかし、単に吊り下げられただけではエレベ
ータ室51が揺れてしまうため、図示のように、ガイド
となるレール101、102、111、112と、この
レールに沿って移動可能な移動部材57と58を設け、
エレベータ室51から延びたアーム57、58の先端を
この移動部材55と56に接続することにより、レール
101、102、111、112に沿ってスムーズに移
動するようにしている。レールの上面や側面は精度よく
加工されており、移動部材55と56にはこれらの面と
接するようにベアリングが設けられており、移動部材5
5と56はレールに沿ってスムーズに移動できるように
なっている。
【0004】長いエレベータの場合、全長を1本のレー
ルで形成することはできないので、複数のレールをつな
ぎ合わせて長いレールになるように組み立てる。上記の
ように、エレベータ室はレールをガイドとして移動す
る。そのため、レールのつなぎ合わせ部分に段差があっ
たり、つなぎ合わされたレールが折れ曲がっているとス
ムーズに移動することができず、乗り心地が悪くなると
いう問題があった。エールのつなぎ合わせの誤差は、エ
レベータの移動速度が大きくなるほど影響が大きくな
る。近年、ビルの高層化が著しく、それに応じてエレベ
ータの長さも長くなり、移動速度も高速になる傾向にあ
る。そのため、高速の長いエレベータほどレールの連結
誤差を小さくすることが必要である。
【0005】長いエレベータの場合、当然複数のレール
を連結して長い連結レールを形成する必要があり、全体
の長さが長いのでつなぎ合わせるレールの本数も大きく
なる。そのため、隣接するレール間のつなぎ合わせ(連
結)誤差が小さくても、多数のレールを連結するため全
体としては誤差が大きくなる。そのため、長いエレベー
タほど連結の誤差を小さくしてを精密に配列する必要が
ある。
【0006】図7は、エレベータ用のレールの取付け方
法を示す図である。図7に示すように、レール101を
固定する時には、押さえ部材122と123でブラケッ
ト121をレール101の背面に固定する。その上でブ
ラケット121を固定部材124と125に取付ける。
固定部材124と125は、ビルの構造部材に溶接等で
固定される。レール101の取付け位置は、レール10
1を押さえ部材122と123でブラケット121に固
定する時、又はブラケット121を固定部材124と1
25に取付ける時に調整できる。もし、固定部材124
と125が溶接されていなければ、この部分の固定位置
を調整することにより、レール101の取付け位置を調
整することも可能である。
【0007】次に、レールをつなぎ合わせる場合の連結
誤差について説明する。図8は、レールの連結誤差を説
明する図である。図8の(1)に示すように、2本のレ
ール101と102を連結する場合、レールの長さ方向
をZ軸、レールの上面に垂直な方向をX軸、X軸とZ軸
に垂直な方向をY軸とする。2本のレールは接触して連
結されるので、Z軸方向のずれは問題にならない。従っ
て、問題になるのが、(2)と(3)に示すようなX軸
方向とY軸方向の段差ΔxとΔyと、(4)に示すよう
なZ軸を中心とする回転θzと、(5)に示すようなX
軸を中心とする回転θxと、(6)に示すようなY軸を
中心とする回転θyである。図8において、Z軸方向は
重力方向、すなわち鉛直方向である。
【0008】また、エレベータ用レールは図6に示すよ
うに少なくとも2本のレールが対になって配置されるの
で、それらの平行度も問題である。それぞれの連結レー
ルを正確に鉛直方向に配置すれば相互に平行になるはず
であるが、実際には完全に鉛直方向に配置することはで
きないので、対向する2本の連結レールの平行度が問題
になる。
【0009】図9は、従来のエレベータ用レールの組み
立て方法を説明する図である。図9において、紙面に垂
直な方向が鉛直方向であり、参照番号136はエレベー
タのドアであり、137、138、139は壁面であ
る。壁面139のドア136の部分は、もちろん通れる
ように開放されている。図7にも示したように、レール
101と111は、ブラケット121と131を介して
取付け部材124と125、134と135に取り付け
られる。取付け部材124と125、134と135は
溶接される。レール101と111はこのような形で取
り付けられ、鉛直方向に何本もつなぎ合わされる。
【0010】レール101と111の配置は、エレベー
タの最上部の所定位置から錘を吊り下げたピアノ線(ワ
イヤ)150と160を垂らし、静止した時に固定し
て、鉛直方向にピアノ線150と160を強く張る。ピ
アノ線を張る位置は、壁面137と139から決定さ
れ、ピアノ線150と160の間隔も所定の間隔になる
ように張られる。そして、ピアノ線150に対するレー
ル101の位置、ピアノ線160に対するレール111
の位置を、目視で確認しながら一定の位置関係になるよ
うに配置する。
【0011】しかし、単に目視で見るだけでは位置関係
を判別しにくいので、図10に示すような、レール10
1にねじ182でクランプすることが可能な治具181
を使用する。治具181に切り欠きを設けたテンプレー
ト183を取付け、この切り欠きの中にピアノ線150
を通す。切り欠きの周囲には目印のけがき線が設けられ
ており、ピアノ線150のけがき線に対する位置を目視
で確認しながらレール101の位置を合わせていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のエ
レベータ用レールの組み立てで使用されるレール位置の
調整方法は、目視で行っていたために個人差があり、組
み立ての精度を数値として管理することができないとい
う問題があった。また、レールの最上部と最下部でピア
ノ線150のけがき線に対する位置を確認し、ずれをで
きるだけ小さくするように調整していた。このれによ
り、確認できるのは、段差ΔXとΔY、及び回転成分θ
xとθyについてだけであり、回転成分θzについては
確認できない。そのため、回転成分θzについては測定
を行っていなかった。
【0013】更に、ピアノ線150のけがき線に対する
位置を測定又は確認するためには、図10に示すような
テンプレート183を取付けた治具181を確認しよう
とする位置で固定する必要があり、連結レールの全長に
わたって連続的に測定又は確認することはできない。そ
のため、すべてが組み上がった状態で連結部分の組み立
て精度を測定する場合には、作業者が測定しようとする
位置にテンプレート183を取付けた治具181を取付
けて確認する必要があり、作業が煩雑であるという問題
があった。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、連結レールの連結状態、すなわち、連結部分
の段差(ずれx、y)、傾き(回転θx、θy)、及び
回転(θz)を高精度で検出でき、しかも連結レールの
全長にわたって連続して検出できるエレベータ用レール
の配置状態測定装置の実現を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のエレベータ用レールの配置状態測定装置
は、レールに沿って移動可能な移動体を設け、この移動
体に鉛直方向に張られたワイヤ(ピアノ線)との位置関
係を検出する手段を設けて、レールとワイヤとの位置関
係を自動的に測定できるようにする。
【0016】すなわち、本発明のエレベータ用レールの
配置状態測定装置は、複数のレールをつなぎ合わせるよ
うに配置したエレベータ用レールの配置状態測定装置で
あって、つなぎ合わされたレールに沿って移動可能な移
動体と、移動体に設けられ、エレベータの上部から鉛直
方向に張られたワイヤとの位置関係を検出するワイヤ位
置検出手段とを備えることを特徴とする。
【0017】ワイヤ位置検出手段として、静電容量セン
サ等のワイヤとの間隔を検出できる検出器を使用する場
合には、相互に垂直な2方向のにおけるワイヤとの間隔
を検出するように2つの検出器を設ける。間隔を検出す
る検出器の形状と配置の関係から、ワイヤの同じ部分と
の間隔を検出するのが難しい場合には、2つの検出器を
鉛直方向の異なる位置に配置する。
【0018】使用する検出器にもよるが、広い範囲の間
隔を高精度で測定するのは難しく、一般的には高精度の
場合は検出範囲が狭い。ワイヤを張る位置にも誤差があ
るので、張ったワイヤがワイヤ位置検出手段の検出可能
範囲に入るとは限らない。そこで、張ったワイヤがワイ
ヤ位置検出手段の検出可能範囲に入るように、ワイヤ位
置検出手段の位置を調整する位置調整手段を設けること
が望ましい。
【0019】また、1本のワイヤに対する位置関係を検
出するだけでは、レールの回転成分、すなわちθzにつ
いては測定できない。そこで、レールの2本のワイヤに
対する位置関係を測定することが望ましい。そのため
に、移動体にはワイヤの本数に対応する個数のワイヤ位
置検出手段を設け、各ワイヤとの位置関係を測定するよ
うにする。
【0020】また、実際の作業においては、エレベータ
室等の連結レールに移動可能に支持された移動本体部か
ら、移動体を支持するようにし、移動体がレールに沿っ
て移動するように、移動本体部に移動体をエレベータ用
レールに押しつけるように保持する付勢手段を設ける。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例のエレベ
ータ用レールの組み立て状態測定装置の全体構成を示す
図である。図1において、(1)は上面図を、(2)は
一部を断面にした正面図を示す。参照番号100と11
0は平行に配置された連結レールである。参照番号51
はエレベータ室であり、図示していないワイヤロープが
接続されている。このワイヤロープを巻き上げたり巻き
戻すことによりエレベータ室51が昇降及び下降する。
このような機構は通常のエレベータと同じである。レー
ル100と110に沿って移動可能な移動部材151、
152、153、154が設けられており、エレベータ
室150はこれらの移動部材と結合されている。エレベ
ータ室51は、昇降及び下降する時に、これらの移動部
材によりガイドされ、レール100と110に沿って移
動することになる。レール100と110は、エレベー
タの高さ分の長さが必要であり、レールを連結して組み
立てられる。また、参照番号150と160は鉛直に張
られたピアノ線(ワイヤ)であり、後述するようにそれ
ぞれ対をなす2本のピアノ線で構成されている。
【0022】これまでのエレベータ用レールの組み立て
は、レールを仮止めした上で各レール間を溶接すること
により行っている。従って、仮止めした時に連結状態や
レール間の間隔を確認し、誤差が小さければそのまま溶
接し、誤差が大きい場合には仮止めを外して調整した上
で再度上記の動作を繰り返す必要がある。溶接した後に
した後も再度連結状態やレール間の間隔を確認する。本
実施例の測定装置はこのような状態で使用される。
【0023】本実施例のエレベータ用レールの組み立て
状態測定装置は、連結レール100に沿って移動するよ
うに設けられた第1のレールの配置状態測定装置と、連
結レール110に沿って移動するように設けられた第2
のレールの配置状態測定装置と、各測定装置の測定結果
を読み取って演算し、組み立て状態を表示する演算制御
・表示ユニット61を有する。第1と第2のレールの配
置状態測定装置は同じものであり、それぞれエレベータ
室51の側面に設けられた付勢部材21、22から延び
たアーム41、42で保持され、連結レール100と1
10にそれぞれ押しつけられる。エレベータ室51の昇
降又は下降に伴って図示の測定装置も一緒に移動し、連
結された各レールの結合部分のワイヤ(ピアノ線)15
0、160に対する位置関係を連続して測定する。
【0024】図2は、第1のレールの組み立て状態測定
装置を示す斜視図であり、図3は移動体の側面図と上面
図である。参照番号151と152は鉛直方向に張られ
た2本のピアノ線であり、図1のピアノ線150に相当
する。レール100は、上面と側面の一部が高精度に加
工されている。移動体11には、円形のベアリング11
1、112、113、114、115が回転可能に保持
されている。移動体11は、ベアリング111と112
を介してレールの上面に接しており、ベアリング114
と115を介してレールの一方の側面に接しており、ベ
アリング113を介してレールのもう一方の側面に接し
ている。ベアリング113は板ばね等によりレールのも
う一方の側面に圧接され、ベアリング113、114及
び115でレールを挟むようになっている。また、移動
体11は、エレベータ室51から延びたアームに設けら
れた付勢機構によりレールの上面に押しつけられる。付
勢機構は、エレベータ室51の側面に設けられた円筒部
材212内に摺動可能な摺動部材211を設け、この摺
動部材211を円筒部材212内に設けられたばね21
3で押すように構成する。摺動部材211は、アーム4
1で移動体11のユニバーサルジョイント機構に接続さ
れている。ユニバーサルジョイント機構は、アーム41
の先端部の球体142を収容部材411内に収容するこ
とにより、移動体11がアーム41に対して傾きを変え
られるようにするものである。このような機構により、
移動体11が傾いたり変位してエレベータ室51からの
距離が変化しても、移動体11は常にレール100に接
した状態に保持される。移動体12も同様の機構によ
り、移動体11と独立して常にレール110に接した状
態に保持される。
【0025】参照番号310と330は、ピアノ線15
1と152に対する相対位置を検出する検出部である。
検出部310と330は、それぞれ水平面内の2方向、
すなわちX軸方向とY軸方向の移動機構320、32
1;330:340、342の上に保持されており、ピ
アノ線に垂直な水平面内で位置が調整できるようになっ
ている。この移動機構は通常の移動機構であり、ここで
は説明を省略する。
【0026】図4は、検出部310の上面図である。図
4に示すように、検出部310には切り欠き314が設
けられており、測定を開始する時には、上記の移動機構
を使用してピアノ線151が切り欠き314内の所定位
置の近辺にくるように調整する。参照番号310と31
1は静電容量センサであり、ピアノ線150との間で形
成される静電容量を検出する。この静電容量は、ピアノ
線150との間隔で変化するので、静電容量を検出する
ことによりピアノ線150との間隔が検出できる。静電
容量センサで検出できるのは1方向の間隔だけなので、
図示のように、方向を変えて2個の静電容量センサ31
0と311を設ける。これにより、ピアノ線151に対
するX軸方向とY軸方向の変位が検出できる。検出した
間隔は、表示器313に表示されると共に、図1の信号
処理部・電源61に出力される。
【0027】図2に示すように、移動体11には2個の
検出部310と330が設けられており、ピアノ線15
1と152に対するX軸方向とY軸方向の変位がそれぞ
れ検出できる。移動体11がX軸方向とY軸方向に変位
した場合には、検出部310と330が検出するピアノ
線151と152に対するX軸方向とY軸方向の変位
は、同じ値であり、そのレール上を移動する間はその値
が維持される。X軸方向とY軸方向を中心として回転す
る場合には、検出部310と330が検出するピアノ線
151と152に対する変位は、そのレール上を移動す
る間も変化するが、検出部310と330が検出する変
位の変化は同じである。レールがZ軸を中心として回転
した場合、すなわちねじれた場合には、検出部310と
330が検出する変位に差が生じる。逆に、検出部31
0と330が検出する変位を解析すれば、レールがどの
ように配置されているかが測定できる。なお、レール1
00と110の配置状態はそれぞれ独立に測定される。
【0028】図4に示すように、静電容量センサを使用
する場合には、ピアノ線151に対応するように静電容
量センサの先端を配置する。静電容量センサの先端に
は、測定電極とガードリングが設けられており、ピアノ
線151との間で形成される静電容量を検出するが、静
電容量センサの先端の幅に対してピアノ線151との間
隔を大きくすると検出精度が低下する。そのため、図4
のような2方向の間隔を検出する静電容量センサを同じ
平面に2個配置すると、十分な精度で間隔を検出できな
いという問題がある。そこで、図4のような静電容量セ
ンサの配置では検出精度が不十分な場合には、図5に示
すように、2個の静電容量センサ316と317をピア
ノ線151の張られた方向の異なる高さ位置に配置す
る。これであれば静電容量センサの幅に比べてピアノ線
との間隔を十分に狭くして、高精度の位置検出が可能に
なる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連結レールの連結状態のすべての誤差要素が高精度で検
出でき、更に平行に配置された2本のレール間の間隔を
高精度で検出できる。しかも装置を連結レールに沿って
移動させるだけで、連結レールの全長にわたって連続し
た測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のエレベータ用レールの組み立
て状態測定装置を使用する場合の全体構成を示す図であ
る。
【図2】実施例におけるエレベータ用レールの組み立て
状態測定装置を示す斜視図である。
【図3】実施例における移動体の正面図と上面図であ
る。
【図4】実施例における検出部を示す上面図である。
【図5】検出部の他の構成例を示す図である。
【図6】エレベータのガイド用レールの機能を示す図で
ある。
【図7】エレベータ用レールの取付け方法を示す図であ
る。
【図8】レールの連結における誤差要素を示す図であ
る。
【図9】従来のエレベータ用レールの組み立て方法を説
明する図である。
【図10】従来のレール位置合わせ用の治具を示す図で
ある。
【符号の説明】
11、12…移動体 21、22…付勢手段 31、32…ワイヤ位置検出手段 41、42…アーム 51…エレベータ室 100、110…レール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレール(101、102)をつな
    ぎ合わせるように配置したエレベータ用レールの配置状
    態測定装置であって、 つなぎ合わされたレール(101、102)に沿って移
    動可能な移動体(11、12)と、 該移動体(11、12)に設けられ、当該エレベータの
    上部から鉛直方向に張られたワイヤ(150)との位置
    関係を検出するワイヤ位置検出手段(31)とを備える
    ことを特徴とするエレベータ用レールの配置状態測定装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエレベータ用レールの
    配置状態測定装置であって、 前記ワイヤ位置検出手段(31)は、相互に垂直な2方
    向のにおける前記ワイヤ(150)との間隔を検出する
    2つの検出器(311、312;316、317)を備
    えるエレベータ用レールの配置状態測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のエレベータ用レールの
    配置状態測定装置であって、 前記2つの検出器(316、317)は、鉛直方向の異
    なる位置に配置されているエレベータ用レールの配置状
    態測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    エレベータ用レールの配置状態測定装置であって、 前記移動体(11、12)上での前記ワイヤ位置検出手
    段(31)の位置を調整する位置調整手段(320、3
    21;340、341)を備えるエレベータ用レールの
    配置状態測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    エレベータ用レールの配置状態測定装置であって、 ワイヤ(150)は複数本張られており、前記移動体
    (11、12)には前記ワイヤ(150)の本数に対応
    する個数の前記ワイヤ位置検出手段(31)が設けられ
    ており、各ワイヤ間隔検出手段(31)は各ワイヤとの
    位置関係を測定可能に配置されているエレベータ用レー
    ルの配置状態測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    エレベータ用レールの配置状態測定装置であって、 前記連結レール(100、110)に移動可能に支持さ
    れた移動本体部(51)と、 該移動本体部(51)に支持され、前記移動体(11、
    12)を前記エレベータ用レールに押しつけるように保
    持する付勢手段(21、22)とを備えるエレベータ用
    レールの配置状態測定装置。
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