JPH1053716A - 表面処理したキナクリドン− およびジオキサジン顔料 - Google Patents

表面処理したキナクリドン− およびジオキサジン顔料

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JPH1053716A
JPH1053716A JP9106395A JP10639597A JPH1053716A JP H1053716 A JPH1053716 A JP H1053716A JP 9106395 A JP9106395 A JP 9106395A JP 10639597 A JP10639597 A JP 10639597A JP H1053716 A JPH1053716 A JP H1053716A
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formula
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Manfred Urban
マンフレート・ウルバン
Dieter Dr Schnaitmann
デイーター・シユナイトマン
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Hoechst AG
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    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0001Post-treatment of organic pigments or dyes
    • C09B67/0004Coated particulate pigments or dyes
    • C09B67/0008Coated particulate pigments or dyes with organic coatings
    • C09B67/0009Coated particulate pigments or dyes with organic coatings containing organic acid derivatives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09B67/0065Preparation of organic pigments of organic pigments with only non-macromolecular compounds

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あらゆる慣用の用途分野において、容易に分
散でき、凝集安定性がありそして相容性のある、毒性の
問題がなく易分散性の、表面処理した顔料の提供 【解決手段】 R1 −O−(CH2 O)n −SO3 -
+ (I) R1 −CO−NR2 −(CH2 O)(n+1) −SO3 -
+ (II) 〔式中、R1 は炭素原子数10〜24の直鎖状のまたは
枝分かれしたアルキル基であり、R2 はHまたはC1
6 −アルキル基であり、M+ はHイオン、アルカリ金
属イオン、1/2のアルカリ土類金属イオンまたは式N
+ 3 4 5 6 のアンモニウムイオンであり、ただ
し置換基のR3 、R4 、R5 およびR6 はHまたはC1
〜C6 −アルキル基であり、そしてそのアルキル基は1
〜3個の水酸基で置換されていてもよく、そしてnは0
〜4の数である。〕で表される硫酸モノエステルまたは
式(I)および/または(II)の2種以上の硫酸モノエ
ステルの混合物を、キナクリドンおよびジオキサジンの
顔料の表面処理に使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キナクリドン−および
ジオキサジン顔料をベースとする表面処理した顔料およ
びそれを水性系および非水性系で用いることに関する。
【0002】
【従来技術】顔料を高分子物質中に混入する場合、ある
種の適用媒体中への分散が不十分であり、最適な色強度
を達成できないか、または顔料化される系の加工が困難
となるという問題がしばしばある。適用媒体中への顔料
の混入を容易にするためには、顔料を多くの場合には界
面活性剤で処理する。かゝる界面活性剤は、顔料を乾燥
および粉砕する間の凝集を充分に抑制して、長期間貯蔵
した後でも易分散性で、高い色強度および良好な流動性
のある使用可能な顔料をもたらす様に顔料の表面を覆
う。この場合、特に顔料が水性系または非水性系で使用
される場合に、界面活性剤に対して厳格な要求がある。
例えば表面処理した若干の顔料は、オフセット印刷ワニ
ス中に混入した後に、オフセット印刷の過程で印刷物を
著しく汚すので、これらの顔料を重要な印刷プロセスで
使用することができない。印刷物のこの汚れは、被印刷
物の、インキを付着しようとしていない場所にインキが
付着することを意味している。印刷しない場所を水蒸気
ロールで常に濡らして置くと、その場所には印刷インキ
は転写されない。濡れた場所に印刷インキを転写する役
割を果たす化合物は顔料中に存在する界面活性剤であ
る。界面活性剤の湿潤作用は濡れた場所への転写を可能
とする程度にまで水に対する印刷インキの親和性を向上
させる。
【0003】顔料を界面活性剤で処理して顔料の性能を
向上させるためにことは公知である。これを達成するた
めに顔料は米国特許第3,865,605号明細書に従
って酸性化および単離の前にアルキルアリールスルホナ
ートまたはアルキルフェノール−ポリグリコールエーテ
ル−スルファートのアルカリ溶液で処理する。得られる
顔料はラッカーや塗料を着色するのに適しているのみ
で、その用途は著しく制限されている。更に、フェノー
ル系化合物をベースとする界面活性剤を使用することは
幾つかの用途分野では衛生上の理由で受入れられていな
い。
【0004】脂肪アルコール−ポリグリコールエーテル
−スルファートを含めた一連の界面活性剤はペリレン顔
料の性能を向上させるための添加物として提案されてい
る。しかしながら得られたペリレン顔料は塗料分野のみ
に用途が限定されている。米国特許第4,496,73
1号明細書には、ペリレンテトラカルボン酸−N,N’
−ジメチルイミド顔料の製法が開示されている。この顔
料の製法では、有利に使用される界面活性剤は樹脂石鹸
および第四アンモニウム塩である。この場合には、メタ
リック塗料において特に有利に使用される透明な顔料が
製造される。しかしながら脂肪アルコール−ポリグリコ
ールエーテルスルファートを使用する場合には、メタリ
ック塗料で使用するのには適さない不透明な顔料が得ら
れる。
【0005】米国特許第4,617,403号明細書に
よると、テトラクロロチオインジゴ顔料の性能を改善す
るために、脂肪アルコール−ポリグリコールエーテルス
ルファートを含めた一連の界面活性剤を使用することが
提案されている。樹脂石鹸を使用するのが特に有利であ
る。しかしながら得られるテトラクロロチオインジゴ顔
料は塗料および合成樹脂分野に用途が制限されている。
【0006】ヨーロッパ特許出願公開第0,662,4
97号明細書には、一連の脂肪酸タウリド類からの界面
活性剤を添加することがあらゆる慣用の系で使用するこ
とのできる顔料をもたらす理由を説明している。これら
の顔料も、オフセット印刷において印刷物を著しく汚す
ことが判っているので、あらゆる要求を満足するもので
はない。結果として、これらのものの一般的用途分野が
非常に制限されたものになっている。
【0007】キナクリドン−およびジオキサジン顔料の
場合には、界面活性剤を添加することによって特別な用
途分野についてのみ適する顔料が得られる。唯一つの界
面活性剤を種々の用途分野のために用いることは従来は
成功していない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】あらゆる慣用の用途分
野において、容易に分散でき、凝集安定性がありそして
相容性のあるこの種の、毒性の問題がなく易分散性の、
表面処理した顔料を製造することが望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題が
一連の硫酸モノエステルより成る群から選択される1種
類以上の界面活性剤によって驚くべきことによって解決
できることを見出した。本発明の対象は、式(I) 式(I)または(II) R1 −O−(CH2 O)n −SO3 - + (I) R1 −CO−NR2 −(CH2 O)(n+1) −SO3 - + (II) 〔式中、R1 は炭素原子数10〜24、好ましくは10
〜16の直鎖状のまたは枝分かれしたアルキル基であ
り、R2 は水素原子または炭素原子数1〜6のアルキル
基であり、M+ は水素イオン、アルカリ金属イオン、1
/2のアルカリ土類金属イオンまたは式N+ 3 4
5 6 のアンモニウムイオンであり、ただし置換基のR
3 、R4 、R5 およびR6 は互いに無関係に水素原子ま
たはC1 〜C6 −アルキル基であり、そしてそのアルキ
ル基は1〜3個の水酸基で置換されていてもよく、そし
てnは0〜4、好ましくは2〜3の数である。〕で表さ
れる硫酸モノエステルまたは式(I)および/または
(II)から選択される少なくとも2種類の硫酸モノエス
テルの混合物を、キナクリドン類およびジオキサジン類
の群から選択される表面処理した顔料の製造に用いる方
法である。
【0010】新規の使用方法のための有利な硫酸モノエ
ステルは、脂肪酸残基R1 が炭素原子数12〜14であ
るものおよびかゝる硫酸モノエステルの混合物である。
本発明に従って表面処理されたジオキサジン類の群のう
ちの顔料の例には、式(III)
【0011】
【化3】
【0012】で表されるC.I.ピグメント・バイオレ
ット23(C.I.No.51319)および式(IV)
【0013】
【化4】
【0014】〔式中、Phがフェニル基である。〕で表
されるC.I.ピグメント・バイオレット37(C.
I.No.51345)である。本発明に従って表面処
理されるキナクリドン類の群のうちの顔料の例には、β
相またはγ相の状態で存在していてもよい式V
【0015】
【化5】
【0016】で表されるC.I.ピグメント・バイオレ
ット19(C.I.No.46500)およびまた2,
9−ジメチルキナクリドン、1,8−ジクロロキナクリ
ドン、2,9−ジクロロキナクリドン、3,10−ジク
ロロキナクリドンおよび2,9−ジ−N−メチルカルボ
キシアミドキナクリドンがである。顔料粒子の表面への
硫酸モノエステルの適用は顔料製造の色々な段階で行う
ことができる。
【0017】ジオキサジン顔料の場合には、顔料製造過
程で、BIOS Final Report 960、
第75頁に従って芳香族系有機溶剤中で合成する際に粗
大結晶として得られる粗顔料を顔料の状態に転化しなけ
ればならない。これは微細分工程およびこれに続く仕上
げ処理の工程で達成される。微細分の工程では例えば湿
式微粉砕または乾式微粉砕し、濃厚な酸中に溶解または
懸濁しそして次に水中に導入する。仕上げ処理工程は、
例えば微細分粗顔料──予備顔料とも言う──を水、有
機溶剤、酸またはアルカリで、界面活性剤を添加または
添加せずに、かつ顔料分散剤を添加または添加せずに後
処理しおよび/または熱処理することである。 キナク
リドン顔料を製造する場合には、微細分はドイツ特許出
願公開第1,150,046号明細書に従って合成の間
に直接的に達成できる。微細分後に存在する微細分予備
顔料は未だ直接的に使用するのに適しておらず、更に仕
上げ処理に付さなければならない。
【0018】式(I)および/または(II)の硫酸モノ
エステルは仕上げ処理の前、間または後で添加すること
ができる。硫酸モノエステルを微細分の間に添加しても
または単離された湿って顔料の段階まで添加しなくとも
よい。硫酸モノエステルは仕上げ処理の直前または後に
添加するのが有利である。有利な方法は、予備顔料を基
準として1〜3倍量の溶剤を最初に導入し、次に酸、好
ましくは蟻酸、酢酸またはプロピオン酸の添加によって
pH2〜5に酸性とするものである。仕上げ処理に使用
するのに適する溶剤は後で挙げるものがある。硫酸モノ
エステル、好ましくはそれの塩の状態でをこの混合物に
導入しそして溶解する。次いで例えば米国特許第4,2
53,839号明細書に従って得られる様な予備顔料を
導入しそして攪拌する。5〜10倍の重量の水を添加し
た後に50〜150℃の温度で1〜5時間攪拌する。次
いで溶剤を留去しそして顔料を通例の方法で単離する。
【0019】硫酸モノエステルは固体の状態でまたは水
溶液または水性アルカリ溶液として既に仕上げ処理した
顔料に添加してもよい。他の可能な方法は、硫酸モノエ
ステルの水溶液または水性アルカリ溶液を仕上げ処理後
および溶剤の除去後に存在する顔料水性懸濁物と混合
し、次いでこの混合物を50〜100℃の温度で後処理
するものである。顔料を次いで直接にまたはpH5〜7
に調整した後に単離する。
【0020】仕上げ処理に適する溶剤の例には脂環式炭
化水素、例えばシクロヘキサン、C 1 〜C8 −アルカノ
ールおよび脂環式アルコール、例えばメタノール、エタ
ノール、n−またはイソプロパノール、n−またはイソ
−ブタノール、第三ブタノール、ペンタノール類、ヘキ
サノール類、シクロヘキサノール;C1 〜C5 −ジアル
キルケトン類または環状ケトン類、例えばアセトン、ジ
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチル
ケトンまたはシクロヘキサノン;エーテル類およびグリ
コールエーテル類、例えばエチレングリコールまたはプ
ロピレングリコールのモノメチル−またはモノエチルエ
ーテルまたはブチルグリコール、エチルジグリコールま
たはメトキシブタノール;芳香族炭化水素、例えばトル
エン、キシレン類またはエチルベンゼン類;環状エーテ
ル類、例えばテトラヒドロフラン;芳香族塩素化炭化水
素、例えばクロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、
1,2,4−トリクロロベンゼンまたはブロモベンゼ
ン;置換された芳香族化合物、例えば安息香酸、ニトロ
ベンゼンまたはフェノール;脂肪族カルボキシアミド
類、例えばホルムアミドまたはジメチルホルムアミド;
環状カルボキシアミド類、例えばN−メチルピロリド
ン;C1 〜C4 −アルキルカルボキシレート類、例えば
蟻酸ブチル、酢酸エチルまたはプロピオン酸プロピル;
1 〜C4 −グリコールカルボキシレート類、C1 〜C
4 −アルキルフタレート類および安息香酸エステル、例
えば安息香酸エチル;ヘテロ環式塩基、例えばピリジ
ン、モルホリンまたはピコリン;およびジメチルスルホ
キシドおよびスルホランがある。
【0021】有利な有機溶剤はアルカノール類、特にエ
タノール、プロパノール類、ブタノール類およびペンタ
ノール類;脂肪族カルボキシアミド類、例えばホルムア
ミドまたはジメチルホルムアミド;環状カルボキシアミ
ド類、特にN−メチルピロリドン;C1 〜C5 −ジアル
キルケトン類または環状ケトン類、特にアセトン、ジエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケ
トンまたはシクロヘキサノンがある。
【0022】硫酸モノエステルは好ましくは、乾燥顔料
を基準として0.1〜5重量% 、好ましくは0.5〜
2.5重量% の量で添加するのが有利である。この場合
には、顔料粒子の表面が上記硫酸モノエステルで完全に
または部分的に被覆された顔料調製物が生じる。硫酸モ
ノエステルの他に別の顔料分散剤も添加してもよい。硫
酸モノエステルと組合せて使用できる適する顔料分散剤
には式(VI) P−〔X〕m (VI) 〔式中、Pはキナクリドンまたはジオキサジンをベース
とする顔料、キナクリドンの場合には好ましくはC.
I.ピグメント・バイオレット19およびジオキサジン
の場合にはC.I.ピグメント・バイオレット23のm
−価の残基であり、mは1〜4の数であり、Xは式(VI
I)
【0023】
【化6】
【0024】(式中、Aは、場合によっては融合してい
てもよくそして窒素原子、酸素原子および/または硫黄
原子より成る群から選択される同一または異なる1〜3
個のヘテロ原子を含有する五員−または六員の芳香族ヘ
テロ環、好ましくはイミダゾリルまたはインドリルであ
り、このヘテロ環は炭素原子を介してメチレン基に結合
しており、R7 およびR8 は水素原子、C1 〜C4 −ア
ルキル基、C2 〜C4 −アルケニル基またはアリール
基、好ましくはフェニル基でありそしてR7 およびR8
は一緒に脂肪族−または芳香族環を形成してもよく、そ
してR9 は水素原子またはC1 〜C4 −アルキル基、C
1 〜C3 −ヒドロキシアルキル基またはC2 〜C4 −ア
ルケニル基である。)で表される基であるか、またはX
は式(VIII)
【0025】
【化7】
【0026】(式中、R11およびR12は互いに無関係に
それぞれ水素原子、C1 〜C20−アルキル基、C2 〜C
20−アルケニル基またはC5 〜C7 −シクロアルキル基
であるかまたはR11およびR12は隣接する窒素原子と一
緒になって脂肪族または芳香族の五員−または六員のヘ
テロ環系を形成しそして該環はその環に属する、窒素
−、酸素−および硫黄原子より成る群から選ばれる同一
または異なる1〜3個のヘテロ原子を有しており、該ヘ
テロ環系は好ましくはモルホリルまたはピロリジニルで
あり、R10は水素原子またはC1 〜C4 −アルキル基で
あり、pは1〜6の数でありそしてoは1または2の数
である。)で表される基である。〕で表される顔料分散
剤がある。
【0027】上記の顔料分散剤は、ベース顔料を基準と
して0〜10重量% 、好ましくは0.5〜5重量% の量
で添加するのが有利である。顔料分散剤は微細分の間、
仕上げ処理の前、間または後、または単離した湿って顔
料に添加することができる。本発明は更に、実質的に a)キナクリドン類またはジオキサジン類の種類から選
択される顔料、 b)式(I)および/または(II)の1種類以上の硫酸
モノエステルおよび c)場合によっては、式(VI)の顔料分散剤より成る顔
料調製物にも関する。
【0028】実質的に a)90〜99.9重量% 、好ましくは99.5〜90
重量% のキナクリドンまたはジオキサジン類の群から選
択される顔料、 b)0.1〜5重量% 、好ましくは0.5〜2.5重量
% の1種類以上の式(I)および/または(II)の硫酸
モノエステル、および c)0〜9.9重量% 、好ましくは0.5〜5重量% の
式(VI)の顔料分散剤より成る顔料調製物が有利であ
る。
【0029】顔料としてC.I.ピグメント・バイオレ
ット23、C.I.ピグメント・バイオレット37、
C.I.ピグメント・バイオレット19、2,9−ジメ
チルキナクリドン、1,8−ジクロロキナクリドン、
2,9−ジクロロキナクリドン、3,10−ジクロロキ
ナクリドンまたは2,9−ジ−N−メチルカルボキシア
ミド−キナクリドンを含有する上記の顔料調製物が特に
有利である。なかでもC.I.ピグメント・バイオレッ
ト19およびC.I.ピグメント・バイオレット23が
非常に有利である。
【0030】更に本発明は、式(I)および/または
(II)の1種類以上の硫酸モノエステルを乾燥顔料を基
準として0.1〜5重量% の量でそして式(VI)の顔料
分散剤を0〜9.9重量% の量で添加することを特徴と
する、顔料調製物の製造方法にも関する。硫酸モノエス
テルの添加によって新規の表面処理顔料は未処理の顔料
よりもその着色特性および流動特性において著しく優れ
ている。硫酸モノエステルの添加によって得られる顔料
では、脂肪酸タウリド類を用いて製造される顔料に比較
して、硫酸モノエステルの湿潤効果が脂肪酸タウリドの
それよりも著しく大きいという事実にもかかわらず、オ
フセット印刷の際に印刷物に汚れが生じないことは驚く
べきことであり、かつ予期できなかったことである。こ
のことはこれら顔料の用途範囲を実質的に拡張し、そし
て色々な用途分野のために同じベース顔料に基づく沢山
の種類の顔料を開発する必要を無くしている。
【0031】新規の方法によるキナクリドン−およびジ
オキサジン顔料の製法は特に経済的であることおよび環
境を汚染しないことが判っている。表面処理した顔料
は、微細分の過程でまたは仕上げ段階で少量の硫酸モノ
エステルを添加することによって顔料の製造過程で簡単
の方法で、直接的に製造でき、それ故に追加的な方法段
階を必要としない。通例の用途の場合には硫酸モノエス
テルは顔料の上に定量的に残留する。結果として非常に
少量しか廃水中に流出しない。硫酸モノエステルは容易
に分解するので、この少量は生物学的廃水処理によって
完全に除かれる。更に、再使用のために加工できるかま
たは後で再び完全に回収できる少量の薬品および溶剤し
か使用されていない。それ故に廃棄の問題はない。貯
蔵、種々の装置の準備および販売のための費用は低く維
持されている。
【0032】本発明の方法に従って製造される表面処理
した顔料は、塗料、印刷および合成樹脂の分野および織
物印刷への種々の媒体に適用した場合に、その優れた着
色−および流動特性のためにおよび易分散性および良好
な光沢について卓越している。本発明に従って製造され
る表面処理した顔料は天然源または合成源の高分子量有
機物質の着色に使用することができる。
【0033】上記の表面処理した顔料を用いて着色でき
る高分子量有機物質の例にはセルロースエーテルおよび
セルロースエステル、例えばエチルセルロース、ニトロ
セルロース、セルロース−アセテートまたはセルロース
−ブチラート、天然樹脂または合成樹脂、例えば付加重
合−または縮合樹脂、例えばアミノ樹脂、特に尿素/ホ
ルムアルデヒド−およびメラミン/ホルムアルデヒド−
樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹
脂、ポリカルボナート、ポリオレフィン、例えばポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリルエステル、ポ
リアミド、ポリウレタンまたはポリエステル、ゴム、カ
ゼイン、シリコーンおよびシリコーン樹脂のそれぞれま
たは相互の混合物がある。この場合、上記の高分子量有
機物化合物が樹脂組成物、溶融物または紡糸溶液の状
態、トナー、ラッカー、塗料または印刷インキの状態で
存在しているかどうかは重要でない。意図する用途次第
で、本発明に従って得られる顔料をトナーとしてまたは
調製物または分散物の状態で使用するのが有利であるこ
とが判っている。新規の表面処理した顔料または顔料調
製物は、着色すべき高分子量有機物質を基準として0.
1〜10重量% の量で使用するのが有利である。
【0034】新規の表面処理した顔料は、アルキッド/
メラミン樹脂塗料および、ポリイソシアネート架橋性ア
ルキッドとアクリル樹脂とを基本成分とする二成分系塗
料よりなる群の内の慣用の塗料系においておよび近頃の
水性塗料および高固形分含有量で低溶剤のハイソリッド
塗料において使用するのに特に適している。本発明に従
って製造される表面処理した顔料は、多くの適用媒体中
に容易にかつ高度の細度で分散し得る。これらは高い色
強度、高い光沢および高い透明度および優れた堅牢性の
塗料および印刷物を製造するのに使用することができ
る。
【0035】本発明に従って製造される顔料を塗料分野
で性質を評価する為に、沢山の公知の塗料の内、中油の
アルキッド樹脂とブタノールでエーテル化したメラミン
樹脂とを基礎としそして芳香族化合物を含有するアルキ
ッド/メラミン樹脂塗料(AM)並びにポリウレタン
(PUR)をベースとする水性塗料を選択する。本発明
に従って製造される顔料調製物を合成樹脂分野で性質を
評価する為に、沢山の公知の合成樹脂の内から、可塑化
ポリ塩化ビニル(PVC)を選択した。
【0036】本発明に従って製造された顔料調製物の印
刷分野での性質を評価するために、沢山の公知のインキ
からニトロセルロース(NC)を基礎とする凹版印刷イ
ンキ系およびアルキッド樹脂を基礎とするオフセット印
刷系(OF)を選択する。色強度および色調はDIN5
5986に従って測定した。分散後の微粉砕した基材の
流動性(mill base rheo1lgy)を以
下の五段階スケールを用いて評価する: 5 高い流動性あり 2 僅かに固化している 4 流動性あり 1 固化している 3 粘稠 微粉砕した基材を最終的な顔料濃厚液に希釈した後に、
粘度をErichsen社のロスマン(Rossman
n)式粘度スパチュラ(Viscospatula)、
301タイプを用いて測定した。
【0037】光沢測定はDIN67530(ASTMD
523)に従って20°の角度でByk−Mallin
ckrodt社(Wesel)のmultigloss
(R)−光沢測定装置を用いて注型成形フィルムについて
行った。使用した界面活性剤の湿潤値(NW)はDIN
53901に従って測定した。湿潤値は秒で示す。湿
潤効果は、NW値が小さければ小さい程、大きい。
【0038】ここまでの明細書の記載および以降の実施
例において、部および百分率はいずれの場合にも重量に
関する。
【0039】
【実施例】実施例1 900部のイソブタノール(85% )を攪拌式容器に導
入し、30部の蟻酸(98% 濃度)を添加する。式
(I)の硫酸モノエステルのナトリウム塩の6.4部の
水性ペースト状物(活性物質含有量70% )をこの混合
物に添加しそして溶解する。式(I)中、R1 は炭素原
子数12〜14の合成アルキル残基であり、nは3であ
りそしてM+ はナトリウムイオンである(NW値75
秒)。次いで、ドイツ特許出願公開第2,742,57
5号明細書の実施例2または米国特許第4,253,8
39号明細書の実施例2に従って製造されそして25%
の合成塩、主として塩化ナトリウムを含有するC.I.
ピグメント・バイオレット23の予備顔料600部を導
入し、この混合物を20〜25℃で20時間攪拌する。
この時間の間に更に600部のイソブタノール(85%
)を添加する。次いで3600部の水を添加し、この
混合物を沸騰状態で5時間加熱しそしてイソブタノール
をブリッジ部が100℃となるまで共沸留去する。60
℃に冷却し、顔料を吸引濾過し、中性になるまでおよび
塩を含まなくなるまで水で洗浄しそして80℃で乾燥す
る。
【0040】AMラッカーにおいて高い色強度の透明な
被覆物をもたらす顔料調製物439.7部が得られる。
流動性は4〜5と評価される。粘度は5.5秒でありそ
して光沢測定では84の値が得られる。PEラッカーに
おいて高い色強度の透明な被覆物が得られる。粘度は
2.3秒でありそして光沢測定では35の値が得られ
る。
【0041】PUラッカーにおいては、高い色強度の透
明な被覆物が得られる。粘度は7.9秒である。NC印
刷においては高い色強度および高い光沢の透明な印刷物
が得られる。オフセット印刷では高い透明度および高い
色強度の印刷物が得られる。印刷インキの流動性は非常
に良好であり、粘度は低い。印刷の過程で印刷物に汚れ
が生じない。
【0042】実験を硫酸モノエステルをヨーロッパ特許
第662,497号明細書に従う1% の脂肪酸タウリド
混合物(NW値175)に交換して繰り返した場合に
は、オフセット印刷の過程で印刷物に酷い汚れが生じ
る。実施例2 900部のイソブタノール(85% )を攪拌式容器に導
入し、30部の蟻酸(98% 濃度)を添加する。式(I
I)の硫酸モノエステルのアンモニウム塩の11.25
部の水性ペースト状物(活性物質含有量40% )をこの
混合物に添加しそして溶解する。式(II)中、R1 は炭
素原子数12〜14の天然のココナット脂肪酸をベース
とするアルキル残基であり、R2 は水素原子であり、n
は0.6でありそしてM+ はR3 が水素原子でありそし
てR4 、R5 およびR6 がそれぞれヒドロキシエチル基
であるアンモニウムイオンである(NW値104秒)。
次いで、ドイツ特許出願公開第2,742,575号明
細書の実施例2または米国特許第4,253,839号
明細書の実施例2に従って製造されそして25% の合成
塩、主として塩化ナトリウムを含有するC.I.ピグメ
ント・バイオレット23の予備顔料600部を導入し、
この混合物を20〜25℃で20時間攪拌する。この時
間の間に更に600部のイソブタノール(85% )を添
加する。次いで3600部の水を添加し、この混合物を
沸騰状態で5時間加熱しそしてイソブタノールをブリッ
ジ部が100℃となるまで共沸留去する。60℃に冷却
し、顔料を吸引濾過し、中性になるまでおよび塩を含ま
なくなるまで水で洗浄しそして80℃で乾燥する。
【0043】AMラッカーにおいて高い色強度の透明な
被覆物をもたらす顔料調製物438.2部が得られる。
流動性は4と評価される。粘度は5.3秒でありそして
光沢測定では85の値が得られる。PEラッカーにおい
て高い色強度の透明な被覆物が得られる。粘度は2.0
秒でありそして光沢測定では33の値が得られる。PU
ラッカーにおいては、高い色強度の透明な被覆物が得ら
れる。粘度は8.5秒である。
【0044】NC印刷においては高い色強度および高い
光沢の透明な印刷が得られる。オフセット印刷では高い
透明度および高い色強度の印刷物が得られる。印刷イン
キの流動性は非常に良好であり、粘度は低い。印刷の過
程で印刷物に汚れが生じない。実施例2と同様に、ただ
し硫酸モノエステル添加せずに顔料を製造した場合に
は、この顔料は表面処置した顔料よりも色彩に関して明
らかに劣っている。
【0045】実施例3 225部のイソブタノール(85% )を攪拌式容器に導
入し、7.5部の蟻酸(98% 濃度)を添加する。式
(I)の硫酸モノエステルのナトリウム塩の1.88部
の水性ペースト状物(活性物質含有量60% )をこの混
合物に添加しそして溶解する。式(I)中、R1 は炭素
原子数12〜14の天然脂肪酸を基礎とするアルキル残
基であり、nは2でありそしてM+ はナトリウムイオン
である(NW値55秒)。次いで、ドイツ特許出願公開
第2,742,575号明細書の実施例2または米国特
許第4,253,839号明細書の実施例2に従って製
造されそして25% の合成塩、主として塩化ナトリウム
を含有するC.I.ピグメント・バイオレット23の予
備顔料150部を導入し、この混合物を20〜25℃で
20時間攪拌する。この時間の間に更に150部のイソ
ブタノール(85% )を添加する。次いで900部の水
を添加し、この混合物を沸騰状態で5時間加熱しそして
イソブタノールをブリッジ部が100℃となるまで共沸
留去する。60℃に冷却し、顔料を吸引濾過し、中性に
なるまでおよび塩を含まなくなるまで水で洗浄しそして
80℃で乾燥する。
【0046】AMラッカーにおいて高い色強度の透明な
被覆物をもたらす顔料調製物110.5部が得られる。
ニトロセルロース凹版印刷およびオフセット印刷におい
て高い色強度で光沢のある印刷物が得られる。実施例4 225部のイソブタノール(85% )を攪拌式容器に導
入し、7.5部の蟻酸(98% 濃度)を添加する。式
(I)の硫酸モノエステルのアンモニウム塩2.8部を
この混合物に添加しそして溶解する。式(I)中、R1
は炭素原子数12〜14の合成脂肪酸を基礎とするアル
キル残基であり、nは0でありそしてM+はR3 が水素
原子でありそしてR4 、R5 およびR6 がそれぞれヒド
ロキシエチル基であるアンモニウムイオンである(NW
値115秒)。次いで、ドイツ特許出願公開第2,74
2,575号明細書の実施例2または米国特許第4,2
53,839号明細書の実施例2に従って製造されそし
て25% の合成塩、主として塩化ナトリウムを含有する
C.I.ピグメント・バイオレット23の予備顔料15
0部を導入し、この混合物を20〜25℃で20時間攪
拌する。この時間の間に更に150部のイソブタノール
(85% )を添加する。次いで900部の水を添加し、
この混合物を沸騰状態で5時間加熱しそしてイソブタノ
ールをブリッジ部が100℃となるまで共沸留去する。
60℃に冷却し、顔料を吸引濾過し、中性になるまでお
よび塩を含まなくなるまで水で洗浄しそして80℃で乾
燥する。
【0047】AMラッカーにおいて高い色強度の透明な
被覆物をもたらす顔料調製物111.0部が得られる。
ニトロセルロース凹版印刷およびオフセット印刷におい
て高い色強度で光沢のある印刷物が得られる。実施例5 225部のイソブタノール(85% )を攪拌式容器に導
入し、7.5部の蟻酸(98% 濃度)を添加する。式
(I)の硫酸モノエステルのナトリウム塩の4.0部の
水性ペースト状物(活性物質含有量70% )をこの混合
物に添加しそして溶解する。式(I)中、R1 は炭素原
子数12〜14の合成アルキル残基であり、nは3であ
りそしてM+ はナトリウムイオンである(NW値75
秒)。次いで、ドイツ特許出願公開第2,742,57
5号明細書の実施例2または米国特許第4,253,8
39号明細書の実施例2に従って製造されそして25%
の合成塩、主として塩化ナトリウムを含有するC.I.
ピグメント・バイオレット23の予備顔料150部を導
入し、この混合物を20〜25℃で20時間攪拌する。
この時間の間に更に150部のイソブタノール(85%
)を添加する。次いで900部の水を添加し、この混
合物を沸騰状態で5時間加熱しそしてイソブタノールを
ブリッジ部が100℃となるまで共沸留去する。60℃
に冷却し、顔料を吸引濾過し、中性になるまでおよび塩
を含まなくなるまで水で洗浄しそして80℃で乾燥す
る。
【0048】AMラッカーにおいて高い色強度の透明な
被覆物をもたらす顔料調製物111.9部が得られる。
流動性は5と評価される。粘度は5.5秒でありそして
光沢測定では84の値が得られる。NC印刷では高い色
強度および高い光沢の透明な印刷物が得られる。実施例6 250部の水、2.4部の水酸化ナトリウム(98% の
純度)およびC.I.ピグメント・バイオレット23の
粗顔料30部より成る懸濁物を、35.5部のジルコニ
ウム混合酸化物ビーズ(直径:0.3〜0.4mm)が
粉砕媒介物として充填されている、ドイツ特許(C)第
3,716,587号明細書に記載の構造のボールミル
中に1時間当たりに1000部計量供給し、この充填物
を15.6m/秒の攪拌機周速および1リットルの粉砕
空間当たり3.1kWの比出力密度で50〜55℃で6
時間運転する。微粉砕した基材懸濁物を3.5部の蟻酸
(98% 濃度)の添加によって3〜4のpHに調節す
る。次いで90部のイソブタノール(100% の純度)
を添加し、式(I)の硫酸モノエステルのナトリウム塩
の2.68部の水溶液(活性物質含有量28% )を添加
しそして溶解する。式(I)中、R1 は炭素原子数12
〜14の合成アルキル残基であり、nは3でありそして
+ はナトリウムイオンである(NW値75秒)。この
混合物を沸騰温度で5時間攪拌し、次いでイソブタノー
ルをブリッジ部が100℃となるまで共沸留去する。6
0℃に冷却し、150部の水と6.9部の式(VI)の顔
料分散剤より成る懸濁物を水で湿った21.7% の純度
の濾過ケークとして添加する。この式(VI)においてP
はC.I.ピグメント・バイオレット23の分子構造で
あり、XはAがイミダゾリル残基であり、R7 がメチル
基であり、R8 およびR9がそれぞれ水素原子でありそ
してmが1である式(VII)の基である(この顔料分散剤
も約50% の非置換のC.I.ピグメント・バイオレッ
ト23を含有している)。この混合物を60℃で1時間
攪拌する。次いで顔料調製物を吸引濾過し、中性になる
までおよび塩を含まなくなるまで水で洗浄しそして80
℃で乾燥する。
【0049】NC印刷において高い色強度の高光沢の印
刷物をもたらす32.5部の顔料調製物が得られる。粘
度および印刷インキ調製で消費される溶剤量が非常に少
ない。実施例7 600部のイソブタノール(85% )を攪拌式容器に導
入し、20部の蟻酸(98% 濃度)を添加する。次い
で、ドイツ特許出願公開第2,742,575号明細書
の実施例2または米国特許第4,253,839号明細
書の実施例2に従って製造されそして25% の合成塩、
主として塩化ナトリウムを含有するC.I.ピグメント
・バイオレット23の予備顔料400部を導入し、この
混合物を20〜25℃で20時間攪拌する。この時間の
間に更に400部のイソブタノール(85% )を添加す
る。次いで2400部の水を添加し、この混合物を沸騰
状態で5時間加熱しそしてイソブタノールをブリッジ部
が100℃となるまで共沸留去する。60℃に冷却し、
式(I)の硫酸モノエステルのナトリウム塩の10.7
部の水溶液(活性物質含有量28% )を添加する。式
(I)中、R1 は炭素原子数12〜14の合成アルキル
残基であり、nは3でありそしてM+ はナトリウムイオ
ンである(NW値75秒)。この混合物を60℃で1時
間攪拌し、次いで顔料を吸引濾過し、中性になるまでお
よび塩を含まなくなるまで水で洗浄しそして80℃で乾
燥する。
【0050】AMラッカーにおいて高い色強度の透明な
被覆物をもたらす顔料調製物239部が得られる。流動
性は5と評価される。粘度は5.1秒でありそして光沢
測定では81の値が得られる。この顔料は水性調製物ま
たは非水性調製物に容易に混入できる。これらの調製物
は非常に良好な着色性および流動性を有している。実施例8 100部のイソブタノール(85% )を攪拌式容器に導
入し、3.5部の蟻酸(98% 濃度)を添加する。次い
で、ドイツ特許出願公開第2,742,575号明細書
の実施例2または米国特許第4,253,839号明細
書の実施例2に従って製造されそして25% の合成塩、
主として塩化ナトリウムを含有するC.I.ピグメント
・バイオレット23の予備顔料66.7部を導入し、こ
の混合物を20〜25℃で20時間攪拌する。この時間
の間に更に66.7部のイソブタノール(85% )を添
加する。次いで400部の水を添加し、この混合物を沸
騰状態で5時間加熱しそしてイソブタノールをブリッジ
部が100℃となるまで共沸留去する。60℃に冷却
し、式(I)の硫酸モノエステルのナトリウム塩の1.
8部の水溶液(活性物質含有量28% )を添加する。式
(I)中、R1 は炭素原子数12〜14の合成アルキル
残基であり、nは3でありそしてM+ はナトリウムイオ
ンである(NW値75秒)。次にpHを7.0部の10
% 濃度水酸化ナトリウム溶液の添加によって6〜7に調
整し、この混合物を60℃で1時間攪拌し、次いで顔料
を吸引濾過し、中性になるまでおよび塩を含まなくなる
まで水で洗浄しそして80℃で乾燥する。
【0051】AMラッカーにおいて高い色強度の透明な
被覆物をもたらす顔料調製物49.0部が得られる。流
動性は5と評価される。粘度は4.9秒でありそして光
沢測定では83の値が得られる。PEラッカーにおいて
は高い色強度の透明な被覆物が得られる。粘度は2.6
秒でありそして流動性は3と評価される。PUラッカー
においては高い色強度の透明な被覆物が得られる。粘度
は7.9秒であり、流動性は3と評価される。
【0052】実施例9 270部のイソブタノール(85% )を攪拌式容器に導
入し、9.0部の蟻酸(98% 濃度)を添加する。次い
で、ドイツ特許出願公開第2,742,575号明細書
の実施例2または米国特許第4,253,839号明細
書の実施例2に従って製造されそして25% の合成塩、
主として塩化ナトリウムを含有するC.I.ピグメント
・バイオレット23の予備顔料180部を導入し、この
混合物を20〜25℃で20時間攪拌する。この時間の
間に更に180部のイソブタノール(85% )を添加す
る。次いで1080部の水を添加し、この混合物を沸騰
状態で3時間加熱しそしてイソブタノールをブリッジ部
が100℃となるまで共沸留去する。60℃に冷却し、
式(I)の硫酸モノエステルのナトリウム塩の2.4部
の水溶液(活性物質含有量28% )を添加する。式
(I)中、R1 は炭素原子数12〜14の合成アルキル
残基であり、nは3でありそしてM+ はナトリウムイオ
ンである(NW値75秒)。この混合物を60℃で1時
間攪拌し、次いで顔料を吸引濾過し、中性になるまでお
よび塩を含まなくなるまで水で洗浄しそして80℃で乾
燥する。
【0053】PVCにおいて高い色強度の透明な着色を
もたらす131.2部の顔料調製物が得られる。分散性
および耐ブリード性は良好である。実施例10 370.4部の水酸化ナトリウム溶液、36.5部のエ
タノールおよび、ドイツ特許出願公開第1,150,0
46号明細書に従って製造された33.8部の顔料
(C.I.ピグメント・バイオレット19、β−相)を
攪拌式容器に導入し、この懸濁物を沸騰温度に加熱しそ
して沸騰温度で2時間攪拌する。次いで60℃に冷し、
そして次いでR1 が炭素原子数12〜14の合成アルキ
ル残基であり、nは3でありそしてM+ はナトリウムイ
オンである式(I)の硫酸モノエステルのナトリウム塩
の2.93部の水溶液(活性物質含有量28% )(NW
値75秒)および、Pがキナクリドン残基であり、X
が、R10が水素原子でそしてR11およびR12がそれぞれ
メチル基であり、pが3でそしてoが2である式(VII
I)の基である1.69部の式(VI) の顔料分散剤をこの
懸濁物に添加する。この混合物を60℃で1時間攪拌
し、吸引濾過し、そして固体生成物を、中性になるまで
および塩を含まなくなるまで水で洗浄しそして80℃で
乾燥する。
【0054】AMラッカーにおいて高い色強度の透明な
被覆物をもたらす顔料調製物36.3部が得られる。粘
度は2.9秒でありそして流動性は5と評価される。光
沢測定では81の値が得られる。実施例11 600部の水および、ドイツ特許(C)第1,261,
106号明細書に従って製造された湿った濾過ケークの
50部の顔料(2,9−ジメチルキナクリドン)を攪拌
式容器に導入しそして懸濁させる。次にこの懸濁物を6
0℃に加熱しそしてこの温度で、式(I)の硫酸モノエ
ステルのナトリウム塩(活性物質含有量28% )の水溶
液4.5部を添加する。この式(I)中、R1 が炭素原
子数12〜14の合成アルキル残基であり、nは3であ
りそしてM+ はナトリウムイオンである(NW値75
秒)。この混合物を60℃で2時間攪拌し、7.6部の
10% 濃度塩酸の添加によって2のpHに調整し、60
℃で1時間攪拌しそして次に吸引濾過し、そして固体生
成物を、中性になるまでおよび塩を含まなくなるまで水
で洗浄しそして80℃で乾燥する。
【0055】AMラッカーにおいて高い色強度の透明な
被覆物をもたらす顔料調製物49.9部が得られる。実施例12 375部の水および、ドイツ特許(C)第1,184,
881号明細書に従って製造された湿った濾過ケークの
50部の顔料(C.I.ピグメント・バイオレット1
9、γ相)を攪拌式容器に導入しそして懸濁させる。次
に式(I)の硫酸モノエステルのナトリウム塩(活性物
質含有量28% )の水溶液4.5部を添加する。この式
(I)中、R1 が炭素原子数12〜14の合成アルキル
残基であり、nは3でありそしてM+ はナトリウムイオ
ンである(NW値75秒)。この混合物を25℃で30
分攪拌し、27部の10% 濃度塩酸の添加によって2の
pHに調整し、25℃で1時間攪拌しそして次に吸引濾
過し、そして固体生成物を、中性になるまでおよび塩を
含まなくなるまで水で洗浄しそして80℃で乾燥する。
【0056】AMラッカーにおいて高い色強度の透明な
被覆物をもたらす顔料調製物51.3部が得られる。粘
度は4.5秒でありそして流動性は5と評価される。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)または(II) R1 −O−(CH2 O)n −SO3 - + (I) R1 −CO−NR2 −(CH2 O)(n+1) −SO3 - + (II) 〔式中、R1 は炭素原子数10〜24の直鎖状のまたは
    枝分かれしたアルキル基であり、 R2 は水素原子または炭素原子数1〜6のアルキル基で
    あり、 M+ は水素イオン、アルカリ金属イオン、1/2のアル
    カリ土類金属イオンまたは式N+ 3 4 5 6 のア
    ンモニウムイオンであり、ただし置換基のR3 、R4
    5 およびR6 は互いに無関係に水素原子またはC1
    6 −アルキル基であり、そしてこのアルキル基は1〜
    3個の水酸基で置換されていてもよく、そしてnは0〜
    4の数である。〕で表される硫酸モノエステルまたは式
    (I)および/または(II)から選択される少なくとも
    2種類の硫酸モノエステルの混合物を、キナクリドン類
    およびジオキサジン類の群から選択される表面処理した
    顔料の製造に用いる方法。
  2. 【請求項2】 R1 は炭素原子数10〜16のアルキル
    基であり、M+ はナトリウムイオンまたは水素イオンで
    ありそしてnは2または3である請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 顔料がC.I.ピグメント・バイオレッ
    ト23、C.I.ピグメント・バイオレット37、C.
    I.ピグメント・バイオレット19、2,9−ジメチル
    キナクリドン、1,8−ジクロロキナクリドン、2,9
    −ジクロロキナクリドン、3,10−ジクロロキナクリ
    ドンまたは2,9−ジ−N−メチルカルボキシアミド−
    キナクリドンである請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 実質的に a)キナクリドン類またはジオキサジン類より成る群か
    ら選択される顔料、 b)請求項1に記載の式(I)および/または(II)の
    1種類以上の硫酸モノエステルおよび c)場合によっては、式(VI) P−〔X〕m (VI) 〔式中、Pはキナクリドンまたはジオキサジンをベース
    とする顔料のm−価の残基であり、 mは1〜4の数であり、そしてXは式(VII) 【化1】 (式中、Aは、場合によっては融合していてもよくそし
    て窒素原子、酸素原子および/または硫黄原子より成る
    群から選択される同一または異なる1〜3個のヘテロ原
    子を含有する五員−または六員の芳香族ヘテロ環、好ま
    しくはイミダゾリルまたはインドリルであり、このヘテ
    ロ環は炭素原子を介してメチレン基に結合しており、 R7 およびR8 は水素原子、C1 〜C4 −アルキル基、
    2 〜C4 −アルケニル基またはアリール基、好ましく
    はフェニル基でありそしてR7 およびR8は一緒に脂肪
    族−または芳香族環を形成してもよく、そしてR9 は水
    素原子またはC1 〜C4 −アルキル基、C1 〜C3 −ヒ
    ドロキシアルキル基またはC2 〜C4 −アルケニル基で
    ある。)で表される基であるか、またはXは式(VIII) 【化2】 (式中、R11およびR12は互いに無関係にそれぞれ水素
    原子、C1 〜C20−アルキル基、C2 〜C20−アルケニ
    ル基またはC5 〜C7 −シクロアルキル基であるかまた
    はR11およびR12は隣接する窒素原子と一緒になって脂
    肪族または芳香族の五員−または六員のヘテロ環系を形
    成しそして該環はその環に属する、窒素−、酸素−およ
    び硫黄原子より成る群から選ばれる同一または異なる1
    〜3個のヘテロ原子を有しており、該ヘテロ環系は好ま
    しくはモルホリルまたはピロリジニルであり、R10は水
    素原子またはC1 〜C4 −アルキル基であり、pは1〜
    6の数でありそしてoは1または2の数である。)で表
    される基である。〕で表される顔料分散剤より成る顔料
    調製物。
  5. 【請求項5】 実質的に a)90〜99.9重量% 、好ましくは99.5〜90
    重量% のキナクリドン類またはジオキサジン類の種類か
    ら選択される顔料、 b)0.1〜5重量% 、好ましくは0.5〜2.5重量
    % の1種類以上の式(I)および/または(II)の硫酸
    モノエステル、および c)0〜9.9重量% 、好ましくは0.5〜5重量% の
    式(VI)の顔料分散剤より成る請求項4に記載の顔料調
    製物。
  6. 【請求項6】 顔料がC.I.ピグメント・バイオレッ
    ト23、C.I.ピグメント・バイオレット37、C.
    I.ピグメント・バイオレット19、2,9−ジメチル
    キナクリドン、1,8−ジクロロキナクリドン、2,9
    −ジクロロキナクリドン、3,10−ジクロロキナクリ
    ドンまたは2,9−ジ−N−メチルカルボキシアミド−
    キナクリドンである請求項4または5に記載の顔料調製
    物。
  7. 【請求項7】 式(I)または(II)の硫酸モノエステ
    ルにおいて、残基R 1 がC10〜C16−アルキル基であ
    り、M+ がナトリウムイオンまたは水素イオンでありそ
    してnが2または3である、請求項4〜6のいずれか一
    つに記載の顔料調製物。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれか一つに記載の顔
    料調製物の製造方法において、式(I)および/または
    (II)の1種類以上の硫酸モノエステルを乾燥顔料を基
    準として0.1〜5重量% の量でそして式(VI)の顔料
    分散剤を0〜9.9重量% の量で添加する、上記方法。
  9. 【請求項9】 硫酸モノエステルを仕上げ処理の直前ま
    たは後に添加する請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項4〜7のいずれか一つに記載の
    顔料調製物を、塗料、印刷インキまたは合成樹脂の顔料
    化または繊維捺染のための着色剤として用いる方法。
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