JPH1053619A - ポリオレフィン系樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂組成物の製造方法

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JPH1053619A
JPH1053619A JP21267696A JP21267696A JPH1053619A JP H1053619 A JPH1053619 A JP H1053619A JP 21267696 A JP21267696 A JP 21267696A JP 21267696 A JP21267696 A JP 21267696A JP H1053619 A JPH1053619 A JP H1053619A
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JP
Japan
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olefin
ethylene
polyolefin
resin composition
component
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Application number
JP21267696A
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English (en)
Inventor
Naofumi Ei
直文 永
Yoshiaki Obayashi
義明 大林
Masatada Tasaka
正忠 田坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ランダム性に富んだ組成分布の狭いゴム状共重
合体を、剛性、耐衝撃性のバランスに優れ、取扱いが容
易なポリオレフィン系樹脂組成物の効率的な製造方法 【解決手段】ポリオレフィンパウダーを分散媒および樹
脂成分として用い、下記触媒成分(A)と(B)との組
み合わせの触媒系の存在下、エチレンとC4〜18のα
−オレフィンとのランダム共重合を行い、前記ポリオレ
フィンパウダーと、α−オレフィン成分の含量が5mo
l%以上40mol%以下であり、かつ下式(I)で表
されるρ値が0.5〜1.5の範囲であるエチレン−α
−オレフィン共重合体との混合物を生成させる。 (A):シクロペンタジエニル環を有する周期律表第I
V族の遷移金属化合物 (B):次の(イ)〜(ハ)から選ばれる少なくとも1
種 (イ)アルミノキサン (ロ)遷移金属化合物と反応して安定アニオンとなる化
合物 (ハ)有機アルミニウム化合物 ρ=2[E]・[A]/[EA] (I) ([E]はエチレンの含有モル分率、[A]はα−オレ
フィンの含有モル分率、[EA]はエチレンとα−オレ
フィンのダイアッド連鎖のモル分率)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性、耐衝撃性な
どの機械的特性のバランスに優れ、取扱いが容易なポリ
オレフィン系樹脂組成物を効率良く製造する製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィンは優れた物理的性質を有
していることから、広い用途に使用されている。例え
ば、ポリプロピレンは剛性、耐熱性、光沢性、成形性に
優れる上に、安価であることから、近年、特に自動車内
外装部品、電気機器部品などに幅広く用いられるように
なってきた。しかしながら、ポリプロピレンは結晶性を
有するため、耐衝撃性という点で不十分であり、その用
途が限定されるという問題があった。
【0003】このようなポリプロピレンの耐衝撃性を向
上させるために、従来からプロピレンとエチレンまた
は、その他のオレフィンを段階的に重合しブロック共重
合体にする方法が行われてきた。従来の立体規則性ポリ
プロピレンのブロック共重合体を製造するには、主に三
塩化チタン系触媒かまたはチタン・マグネシウム複合型
触媒が用いられるが、通常これらの触媒を用いて得られ
る共重合体はランダム性が低い上に、広い組成分布を有
するのが普通である。そのため、前段で結晶性のポリプ
ロピレンを生成した後、後段でゴム状共重合体を生成さ
せてブロック共重合体を得ても、それは用途によっては
耐衝撃性が不十分な場合がある。
【0004】ゴム状共重合体部の不均質性を改良する方
法として、近年、ランダム性に富んだ、均質な共重合体
を生成する、メタロセン触媒に代表される均一系触媒を
用いる方法が提案され、これを用いたプロピレン/エチ
レン−プロピレンブロック共重合体、あるいはプロピレ
ン/プロピレンと、エチレンおよび炭素数4〜20のα
−オレフィンの少なくとも一種との、ブロック共重合体
の製造方法が開示されている(特開平5−20215
2、特開平5−206921、特開平6−17241
4)。しかしながら、これらのブロック共重合体は、ポ
リプロピレン(ホモ)に比べて耐衝撃性は向上するもの
の、ポリプロピレン本来の特性である、剛性が著しく低
下する傾向がある。
【0005】一方、ポリプロピレンの耐衝撃性を向上さ
せながら剛性を高度に保つ方法として、ポリプロピレン
にエチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR)、エチ
レン−ブテン共重合体ゴム(EBR)、エチレン−プロ
ピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)などのランダ
ム性に富んだ、組成分布の狭いゴム状物質をブレンドす
る(ここでは樹脂とゴムとを単純に物理的に混合するこ
とをいう)ことも行われてきた。これらのゴム状物質
は、通常バナジウム系触媒で合成されているが、近年、
メタロセン触媒に代表される均一系触媒により、エチレ
ン−高級α−オレフィン共重合体ゴム(α−オレフィン
は炭素数4〜8のもの)をブレンドすることによる改良
も開示されている(特開平6−192500、特開平6
−192506,特開平6−248156,特開平7−
102126)。しかしながら、このようなゴム状共重
合体をブレンドする方法は、ブレンドする操作が必要で
ある上に、ゴム状共重合体が高価なものもある。また、
α−オレフィンを多く含有するゴム状共重合体は、耐衝
撃性の改良に好適であるが、べたつきを有するため取扱
いが困難であることが問題であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術では達成できていない前記の課題を解決すること、
すなわち、ランダム性に富んだ組成分布の狭いゴム状共
重合体をブレンド法により混合することなく、剛性、耐
衝撃性のバランスに優れ、取扱いが容易なポリオレフィ
ン系樹脂組成物の効率的な製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意研究した結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、次のとおりである。 〔1〕ポリオレフィンパウダーを分散媒および樹脂成分
として用い、下記触媒成分(A)と(B)との組み合わ
せを必須成分として含有する触媒系の存在下、エチレン
と炭素数4〜18のα−オレフィンとのランダム共重合
を行い、前記ポリオレフィンパウダーと、α−オレフィ
ン成分の含量が5mol%以上40mol%以下であ
り、かつ下記一般式(I)で表されるρ値が0.5〜
1.5の範囲であるエチレン−α−オレフィン共重合体
との混合物を生成させることを特徴とする、ポリオレフ
ィン系樹脂組成物の製造方法。 触媒成分(A):シクロペンタジエニル環を有する周期
律表第IV族の遷移金属化合物 触媒成分(B):次の(イ)〜(ハ)から選ばれる少な
くとも1種 (イ)アルミノキサン (ロ)遷移金属化合物と反応して安定アニオンとなる化
合物 (ハ)有機アルミニウム化合物 一般式(I) ρ=2[E]・[A]/[EA] (式中、[E]はエチレンの含有モル分率、[A]はα
−オレフィンの含有モル分率、[EA]はエチレンとα
−オレフィンのダイアッド連鎖のモル分率を示す。) 〔2〕α−オレフィンが1−ブテン、1−ヘキセンまた
は1−オクテンであることを特徴とする〔1〕のポリオ
レフィン系樹脂組成物の製造方法。 〔3〕エチレンと炭素数4〜18のα−オレフィンとの
ランダム共重合を実質的に気相で行うことを特徴とす
る、〔1〕または〔2〕に記載のポリオレフィン系樹脂
組成物の製造方法。 〔4〕ポリオレフィンパウダーが結晶性ポリプロピレン
であることを特徴とする、〔1〕、〔2〕または〔3〕
に記載のポリオレフィン系樹脂組成物の製造方法。 〔5〕〔1〕、〔2〕、〔3〕または〔4〕に記載の製
造方法で得られるポリオレフィン系樹脂組成物からなる
成形品。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。本発明において、分散媒および樹脂成分として用
いられるポリオレフィンパウダーは汎用に用いられてい
るものを使用することができる。具体的には、ポリプロ
ピレンホモポリマー、ポリエチレンホモポリマー、ポリ
ブテンホモポリマー、プロピレン/エチレンランダム共
重合体、プロピレン/α−オレフィンランダム共重合
体、プロピレン/エチレン/α−オレフィン三元共重合
体、またエチレンと少量のα−オレフィンのランダム共
重合体(直鎖状低密度ポリエチレン)、プロピレン/エ
チレンブロック共重合体などの結晶性ポリオレフィンの
パウダーが挙げられる。ポリオレフィンパウダーは樹脂
成分であり、また分散媒でもある。すなわち、重合槽内
のモノマーの拡散および触媒成分の分散をより効果的に
する役割を持つ重合媒体でもある。このポリオレフィン
パウダーの平均粒径については特に制限されるものでは
ないが、粒子性状の良好な組成物パウダーの製造を考慮
した場合、10〜2000μmの範囲であることが好ま
しく、さらに好ましくは100〜1500μm範囲であ
る。また、ポリオレフィンパウダーの135℃、テトラ
リン中で測定した極限粘度([η])は、特に制限され
るものではないが、0.5〜4.0dl/gの範囲であ
ることが好ましく、本発明のポリオレフィン系樹脂組成
物の特性を多様化させることを考慮した場合、上記範囲
で任意に変えることができる。
【0009】本発明にいうα−オレフィンとしては、炭
素数は4〜18のα−オレフィンが使用できるが、好ま
しくは炭素数4〜8のα−オレフィンであり、特に1−
ブテン,1−ヘキセン,1−オクテンが好適に使用され
る。本発明方法によって生成させるエチレン−α−オレ
フィンランダム共重合体成分中のα−オレフィン成分の
含量は5mol%以上40mol%以下である。α−オ
レフィン成分の含量が5mol%未満では、耐衝撃性な
どの機械的特性の改良効果が低く、また、40mol%
を越えると、剛性の低下が著しくなる。本発明のエチレ
ン−α−オレフィンランダム共重合体成分は、下記一般
式(I)で表されるρ値が0.5〜1.5である。 一般式(I) ρ=2[E]・[A]/[EA] (式中、[E]はエチレンの含有モル分率、[A]はα
−オレフィンの含有モル分率、[EA]はエチレンとα
−オレフィンのダイアッド連鎖のモル分率を示す。) 本発明のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体成
分において、このρ値はランダム共重合体鎖を構成する
各モノマーの分布状態を表す指標であり、ρ値が1に近
いほどブロック的な連鎖が少なく、ランダム性に富ん
だ、狭い組成分布を有する共重合体であることを示して
いる。すなわち、ランダム性に富んだエチレン−α−オ
レフィンランダム共重合体ほど、ポリオレフィンの耐衝
撃性などの機械的特性の改良効果が大きい。
【0010】本発明方法によって得られるポリオレフィ
ン系樹脂組成物中のエチレン−α−オレフィンランダム
共重合体成分の含有量は特に制限されるものではない
が、目的とする樹脂の機械的特性および粒子性状の良好
な組成物パウダーの製造を考慮した場合、5wt%以上
50wt%以下の範囲が好ましい。さらに好ましくは、
10wt%以上30wt%の範囲であり、目的とする用
途に応じて上記の範囲内で任意に変え、ポリオレフィン
系樹脂組成物の機械的特性を多様化させることができ
る。また、本発明のエチレン−α−オレフィンランダム
共重合体成分の135℃、テトラリン中で測定した極限
粘度([η])は、特に制限されるものではないが、よ
り効果的なポリオレフィンの耐衝撃性の改良を考慮した
場合、[η]は0.5dl/g以上5.0dl/g以下
の範囲が好ましく、さらに好ましくは0.5dl/g以
上3.0dl/g以下の範囲であり、目的とする用途に
応じて上記の範囲内で任意に変えることができる。しか
しながら、[η]が0.5dl/g未満では、本発明方
法によって得られるポリオレフィン系樹脂組成物のパウ
ダー性状が悪化し、5.0dl/g以上では、成形加工
の際にポリオレフィン成分と、エチレン−α−オレフィ
ンランダム共重合体成分の分散不良を起こし、加工性や
外観を悪化させるため、好ましくない。本発明におい
て、より効率的な製造を考慮して、エチレン−α−オレ
フィンランダム共重合を行う前に、前述の触媒系の存在
下、エチレン、プロピレンの立体規則性重合など、本発
明の本質を損なわない程度に、少量の結晶性の高いオレ
フィンの重合を行ってもかまわない。
【0011】本発明方法において、触媒成分(A)とし
て用いられるシクロペンタジエニル環を有する周期律表
第IV族の遷移金属化合物は、シクロペンタジエニル基
またはその置換体を有する遷移金属化合物が好適に使用
出来る。具体的にはシクロペンタジエニル基、置換シク
ロペンタジエニル基、インデニル基、置換インデニル
基、フルオレニル基、置換フルオレニル基及びその部分
水素化物からなる群から選ばれた基を配位子とするチタ
ニウム、ジルコニウム及びハフニウム化合物が使用でき
る。触媒成分(A)の遷移金属化合物としては、下記一
般式で示されるものが挙げられる。 (a)(C5 5-a a )MXm 、 (b)(C5 5-a 1 a )(C5 5-b 2 b )MX
n 、 (c)B(C5 4-c 1 c )(C5 4-d 2 d )M
n 、 (d)B(C5 4-c c )YMXn 〔これらの式中、Bは二つの共役五員環配位子間を架橋
する結合性基を示す。この結合性基としては、低級アル
キレン基、側鎖低級アルキレン基、シリレン基等が挙げ
られる。(C5 5-a a )、(C5 5-a 1 a )、
(C5 5-b 2 b )、(C54-c 1 c )および
(C5 4-d 2 d )は、各共役五員環配位子を示す。
ここでa,b,c,d は各0≦a ≦5,0≦b ≦5,0≦c ≦
4,0≦d ≦4を満たす整数である。a,b,c,d が2以上
の場合、同一共役五員環内の各複数のRa ,R1 a,R
2 b ,R1 c ,R2 d ,Rc 基は互いに同一のものであ
っても異なるものであっても良く、また、その2以上が
互いに結合して環を形成していてもよい。また、Bによ
って架橋された二つの五員環配位子は同一でも異なって
いてもよい。Xはσ結合性の配位子、キレート性の配位
子、ルイス塩基等の配位子を示す。Xは互いに同一のも
のであっても良く、また、その2以上が互いに結合して
環を形成していてもよい。mは遷移金属Mの原子価−1
の整数、nは遷移金属Mの原子価−2の整数である。M
はチタニウム、ジルコニウム又はハフニウムである。Y
は式−NR−,−SR−又は−PR−であり、Rはアル
キル基又はアリール基である。〕
【0012】これらの遷移金属化合物を具体的に例示す
ると、(a)(シクロペンタジエニル)チタニウムトリ
クロリド、(ペンタメチル−シクロペンタジエニル)チ
タニウムトリクロリド、(インデニル)チタニウムトリ
クロリド、およびこれらのジルコニウム、ハフニウム化
合物、(b)ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ビス(メチル−シクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、ビス(1,2−ジメチル−シ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス
(1,3−ジメチル−シクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジクロリド、ビス(n−ブチル−シクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(t−ブチル−シ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス
(シクロペンチル−シクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ビス(ベンジル−シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ビス(インデニル)ジル
コニウムジクロリド、ビス(2−メチル−インデニル)
ジルコニウムジクロリド、およびこれらのチタニウム、
ハフニウム化合物 (c)エチレンビス(1−インデニル)ジルコニウムジ
クロリド、エチレンビス(テトラヒドロ−1−インデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、エチレンビス(2−メチ
ル−1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、エチレ
ンビス(4,7−ジメチル−1−インデニル)ジルコニ
ウムジクロリド、エチレンビス(2,4,7−トリメチ
ル−1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチ
ルシリルビス(1−インデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルシリルビス(テトラヒドロ−1−インデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリルビス(2
−メチル−インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメ
チルシリルビス(4,5−ベンズ−1−インデニル)ジ
ルコニウムジクロリド、ジメチルシリルビス(2−メチ
ル−4−t−ブチル−1−インデニル)ジルコニウムジ
クロリド、ジメチルシリルビス(2−メチル−4−フェ
ニル−1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメ
チルシリルビス(2−メチル−4,5−ベンズ−1−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリルビ
ス(2−メチル−5−フェニル−1−インデニル)ジル
コニウムジクロリド、ジメチルシリルビス(2−メチル
−4−ナフチル−1−インデニル)ジルコニウムジクロ
リド、ジメチルシリル(3−メチル−シクロペンタジエ
ニル)(4’−メチル−シクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ジメチルシリル(3−t−ブチル−
シクロペンタジエニル)(4’−t−ブチル−シクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリ
ル(2,4−ジメチル−シクロペンタジエニル)
(3’,5’−ジメチル−シクロペンタジエニル)ジル
コニウムジクロリド、ジメチルシリル(2,3,5−ト
リメチル−シクロペンタジエニル)(2’,4’,5’
−トリメチル−シクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド、ジメチルシリル(2−メチル−4−t−ブチ
ル−シクロペンタジエニル)(3’−t−ブチル−5’
−メチル−シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロ
リド、イソプロピル(シクロペンタジエニル)(9−フ
ルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチ
レン(シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジ
ルコニウムジクロリド、エチレンビス(9−フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピル(3−t−
ブチル−シクロペンタジエニル)(3−t−ブチル−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロリド、 イソプロピル
(3−t−ブチル−シクロペンタジエニル)(3−t−
メチル−インデニル)ジルコニウムジクロリド、および
これらのチタニウム、ハフニウム化合物、(d)ジメチ
ルシリル(シクロペンタジエニル)(t−ブチルアミ
ノ)チタニウムジクロリド、ジメチルシリル(9−フル
オレニル)(t−ブチルアミノ)チタニウムジクロリ
ド、およびこれらのチタニウム、ハフニウム化合物、な
どや、これらのジメチル化合物が挙げられる。
【0013】触媒成分(B)の(イ)のアルミノキサン
としては、一種類のトリアルキルアルミニウムと水との
縮合によって得られるもの、および二種類以上のトリア
ルキルアルミニウムと水との縮合によって得られるもの
が用いられる。具体的には、メチルアルミノキサン、エ
チルアルミノキサン、プロピルアルミノキサン、ブチル
アルミノキサン、イソブチルアルミノキサン、メチルエ
チルアルミノキサン、メチルブチルアルミノキサン、メ
チルイソブチルアルミノキサン等が例示される。特に、
メチルアルミノキサン、メチルイソブチルアルミノキサ
ンが好適に使用される。アルミノキサンの使用量として
は、遷位金属原子1モル当たり1〜10000モルのご
とく広範囲に選ぶことができる。好ましくは、遷位金属
原子1モル当たり100〜3000モルの範囲である。
【0014】触媒成分(B)の(ロ)の、遷移金属化合
物と反応して安定アニオンとなる化合物としては、トリ
フェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレートや、N,N−ジメチルアニリニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェ
ニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)アルミネートのようなテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレートやテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)アルミネート含有化合物又はトリス(ペンタフル
オロフェニル)ボランが好適に使用される。
【0015】触媒成分(B)の(ハ)の、有機アルミニ
ウム化合物は、少なくとも分子内に1個のAl−C結合
を有するものである。かかる有機アルミニウム化合物の
具体例としては、トリメチルアルミニウム、トリエチル
アルミニウム、トリノルマルプロピルアルミニウム、ト
リノルマルブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミ
ニウム、トリt−ブチルアルミニウム、トリイソプロピ
ルアルミニウム、トリペンチルアルミニウム、トリノル
マルヘキシルアルミニウム、トリ(2−メチルペンチ
ル)アルミニウム、トリノルマルオクチルアルミニウ
ム、ジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチル
アルミニウムハイドライド、メチルアルミニウムセスキ
クロライド、エチルアルミニウムセスキクロライド、イ
ソブチルアルミニウムセスキクロライド、ジメチルアル
ミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムクロライ
ド、ジノルマルプロピルアルミニウムクロライド、ジノ
ルマルブチルアルミニウムクロライド、ジイソブチルア
ルミニウムクロライド、ジt−ブチルアルミニウムクロ
ライド、ジイソプロピルアルミニウムクロライド、ジペ
ンチルアルミニウムクロライド、メチルアルミニウムジ
クロライド、エチルアルミニウムジクロライド、イソブ
チルアルミニウムジクロライド、t−ブチルアルミニウ
ムジクロライド、イソプロピルアルミニウムジクロライ
ド、ペンチルアルミニウムジクロライド等が挙げられ
る。これらの有機アルミニウム化合物のうち、有機アル
ミニウムが好ましい。有機アルミニウムとしては、トリ
エチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムがよ
り好適に使用される。有機アルミニウム化合物の使用量
は、遷移金属化合物(A)中の遷移金属原子1モル当た
り1〜10000モルのごとく広範囲に選ぶことができ
る。好ましくは、遷位金属原子1モル当たり1〜100
0モルの範囲である。
【0016】各触媒成分を重合槽に供給する方法として
は、例えば、窒素、アルゴン等の不活性ガス中で水分の
ない状態で、ポリオレフィンパウダーの存在下に供給す
る。触媒成分(A)、(B)は個別に供給してもよい
し、予め接触させて供給してもよい。重合温度は、通常
−30〜200℃までにわたって実施することができる
が、好ましくは0〜150℃、より好ましくは20〜1
00℃である。重合圧力は特に制限はないが、工業的か
つ経済的であるという点で常圧〜150気圧程度が好ま
しい。重合時間は一般的に目的とするポリマーの種類、
反応装置により適宜決定されるが5分から40時間の範
囲を取り得る。重合プロセスは、連続式でもバッチ式で
もいずれも可能である。また、本発明の気相重合におい
て、気相重合の本質を損なわない程度のブタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレン、ジクロ
ロメタン、ジクロロエタンなどの不活性溶媒が共存して
もかまわない。また、本発明のポリオレフィン系樹脂組
成物のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体成分
の分子量を調整するために、水素等の連鎖移動剤を添加
することもできる。
【0017】本発明方法によって得られるポリオレフィ
ン系樹脂組成物には、一般的に加工安定性を保持するた
めに、本発明の目的を損なわない範囲で耐熱安定剤、酸
化防止剤、耐候性安定剤、離型剤、滑剤、着色剤、帯電
防止剤などの各種添加剤を添加してもよい。また、必要
に応じて透明化剤、造核剤、または炭酸カルシウム、タ
ルク、マイカ、シリカなどの無機充填剤を添加してもよ
い。更に、本発明のポリオレフィン系樹脂組成物には、
その他のポリオレフィン系樹脂、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体樹脂、スチレン/エチレン
−ブテン/スチレンブロック共重合体などのスチレン系
ゴムのような樹脂やゴムをブレンドすることも可能であ
る。本発明のポリオレフィン系樹脂組成物は、これに必
要に応じて、上記のような各種添加剤、充填剤、樹脂や
ゴムと配合して、押出機、バンバリーミキサー、ニーダ
ーブレンダー等を用いて溶融混練してペレット状とし、
各種成形方法、例えば射出成形、押出成形、ブロー成形
により各種成形品、シート、フィルム、ボトルなどに成
形加工することができる。本発明のポリオレフィン系樹
脂組成物は、剛性、耐衝撃性などの機械的特性に優れて
おり、広範な用途に利用することができる。例えば、各
種包装材料、電気機器部品、自動車内外装部品、洗剤の
容器などの用途に利用できる。
【0018】以下実施例によって本発明を具体的に説明
するが本発明の範囲は実施例のみに限定されるものでは
ない。なお、実施例中の各項目の測定値は、下記の方法
で測定した。 (1)エチレン−α−オレフィンランダム共重合体成分
中のα−オレフィン含量の定量及びρ値の算出 James.C.Randall,J.Macromol.Sci.,Rev.Macromol.Chem.
Phs.,C29(2ε3),29,201-317(1989) に記載されている13
C−核磁気共鳴スペクトル法により決定した。なお、該
重合体の13C−NMRの測定は、10mmφの試料管中
で約150mgの重合体を3mlのオルトジクロロベン
ゼンに溶解した溶液を、測定温度135℃、測定周波数
67.8MHz、スペクトル幅3000Hz、フィルタ
ー幅10000Hz、パルス繰り返し時間10秒、パル
ス幅45°、積算回数5000〜7000回の条件で測
定した。ρ値の算出は、上記13C−核磁気共鳴スペクト
ル法により決定した、エチレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体成分中のエチレンの含有モル分率
([E])、α−オレフィンの含有モル分率
([A])、エチレンとα−オレフィンのダイアッド連
鎖のモル分率([EA])から、下記一般式に従って算
出した。 一般式 ρ=2[E]・[A]/[EA] (2)極限粘度([η]:dl/g) テトラリン中、135℃で測定した。 (3)融点(Tm:℃) 示差走査熱量計(パーキンエルマー社製、DSC)を用
いて、あらかじめ試片10mgを窒素雰囲気下で220
℃で5分間溶融した後、5℃/分の降温速度で50℃ま
で降温して結晶化させた。その後、10℃/分で昇温さ
せて、得られた融解吸熱カーブの最大ピークの温度を融
点とした。 (4)密度(g/cm3 ) プレス成形および状態調整はJIS K6758によ
る。物性測定は成形後23℃、48時間経過後行った。
測定はJIS K7112による。 (5)曲げ弾性率(Kg/cm2 ) プレス成形および状態調整はJIS K6758によ
る。物性測定は成形後23℃、48時間経過後行った。
測定はJIS K7203による。 (6)アイゾッドインパクト(Kg・cm/cm2 ) プレス成形および状態調整はJIS K6758によ
る。物性測定は成形後23℃、48時間経過後行った。
測定温度−20℃の場合は、さらに−20℃、2時間経
過後行った。Vノッチ入り試験片について、アイゾッド
インパクトテスター(東洋精機社製)を用いて測定を行
った。(JIS K7110) (7)メルトインデックス(MI:g/10min) テクノ・セブン(株)製メルトインデクサーにより測定
荷重2.16kgf、測定温度230℃で測定した。
(JIS K7210)
【0019】
【実施例】触媒成分(A)のシクロペンタジエニル環を
有する周期律表第IV族の遷移金属化合物、触媒成分
(B)の遷移金属化合物と反応して安定アニオンとなる
化合物(ロ)、(ハ)としては次のものを使用した。 触媒成分(A)の遷移金属化合物 ジメチルシリルビス(1−インデニル)ハフニウムジク
ロリド及びジフェニルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド(日
本ファインケミカル(株)製市販品)を使用した。 触媒成分(B)の(イ)のアルミノキサン メチルアルミノキサン(東ソー・アクゾ(株)製市販
品)を使用した。同(B)の(ロ)の遷移金属化合物と
反応して安定アニオンとなる化合物トリフェニルカルベ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート
(東ソー・アクゾ(株)製市販品)を使用した。 同(B)の(ハ)の有機アルミニウム化合物 トリイソブチルアルミニウム(東ソー・アクゾ(株)製
市販品)を使用した。
【0020】分散媒および樹脂成分として用いるポリオ
レフィンパウダーとしては、次に示す性質のポリプロピ
レンパウダーを用いた。 粒径:350〜1180μm、[η]:1.03dl/
g、Tm:165.1℃。 実施例1 (重合)1リットルのかき混ぜ式ステンレス製オートク
レーブをを窒素置換し、あらかじめ60℃で5時間乾燥
させたポリプロピレンパウダー80gを仕込み、オート
クレーブを80℃で1時間減圧乾燥させた。その後、重
合温度60℃に調整し重合の準備をした。一方、磁気撹
拌子を備えた100mlのフラスコを窒素置換し、窒素
雰囲気下、精製したトルエン10ml、メチルアルミノ
キサンをAl濃度で6.10mmol、ついでジフェニ
ルメチレン(シクロペンタジエニル)(9−フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロリド6.10μmol加え、室
温で5分間撹拌混合した。このとき調整した触媒溶液の
[Al]/[Zr]モル比は1000であった。この触
媒溶液をオートクレーブ内に窒素ガスで圧入し、5分間
ゆっくり撹拌しながら触媒溶液をポリプロピレンパウダ
ーに分散させた。次に撹拌を速め、1−ヘキセン10m
lをエチレンガスで圧入し、エチレンガスを4.0kg
f/cm2 でフィードし続けながら90分間気相重合を
行った。その後、イソブタノール10mlを圧入するこ
とにより重合を停止した。未反応のエチレンガスをパー
ジし、オートクレーブ内容物を回収して60℃で約4時
間乾燥を行った結果、96.5gの組成物パウダーが得
られた。従ってエチレン−1−ヘキセンランダム共重合
体成分は、16.5g生成しており、17.1wt%含
有していた。このエチレン−1−ヘキセンランダム共重
合体成分中の1−ヘキセン含量は16.4mol%であ
り、ρ値は1.06であった。また、組成物パウダー性
状は良好であり互着による塊は殆ど無かった。表1に原
料のポリプロピレンパウダーと、組成物パウダーの粒度
分布(金属製ふるいによる分粒結果)を示した。
【0021】
【表1】
【0022】(成形物の製造、物性評価)上記で得られ
たパウダー100重量部に対して、安定剤として商品名
スミライザーBHT(住友化学工業(株)製、2,6−
ジ−t−ブチル−p−クレゾール)を0.2重量部、商
品名イルガノックス1010{チバ・ガイギ−社製、テ
トラキス[メチレン−3−(3’、5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン}
を0.05重量部、ステアリン酸カルシウムを0.15
重量部を添加して、東洋精機(株)製小型二軸混練機ラ
ボプラストミルにより180℃、回転数100rpmの
条件で5分間溶融混練し、細断してペレットとした。こ
れを、JIS K6758に従ってプレス成形及び状態
調整した後評価した結果、密度は0.9078g/cm
3 、曲げ弾性率は14100Kg/cm2 、アイゾッド
インパクトは23℃で2.4、−20℃で2.1Kg・
cm/cm2 であった。MI(230℃)は69.1g
/10分であった。
【0023】実施例2 実施例1の重合において、ジフェニルメチレン(シクロ
ペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジ
クロリドを5.39μmol、メチルアルミノキサンを
5.39mmol使用し、1−ヘキセンの代わりに1−
オクテン10mlを使用して1時間重合を行った以外は
実施例1と同様に行った。得られたパウダーの収量は9
8.1gであり、エチレン−1−オクテンランダム共重
合体成分が18.1g(18.5wt%)生成した。こ
のエチレン−1−オクテンランダム共重合体成分中の1
−オクテン含量は10.7mol%であり、ρ値は1.
04であった。また、パウダー性状は良好であり互着に
よる塊は殆ど無かった。このパウダーを実施例1記載の
方法と同様にしてプレスシートに成形し、物性評価を行
った結果、密度は0.9061g/cm3 、曲げ弾性率
は13300Kg/cm2 、アイゾッドインパクトは2
3℃で3.0、−20℃で2.2Kg・cm/cm2
あった。MI(230℃)は62.8g/10分であっ
た。
【0024】実施例3 実施例1の重合において、ジフェニルメチレン(シクロ
ペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジ
クロリドの代わりにジメチルシリルビス(1−インデニ
ル)ハフニウムジクロリドを5.92μmol、メチル
アルミノキサンを5.92mmol使用した以外は実施
例1と同様に行った。得られたパウダーの収量は91.
2gであり、エチレン−1−ヘキセンランダム共重合体
成分が11.2g(12.3wt%)生成した。このエ
チレン−1−ヘキセンランダム共重合体成分中の1−ヘ
キセン含量は32.4mol%であり、ρ値は1.00
であった。また、パウダー性状は良好であり互着による
塊は殆ど無かった。
【0025】参考例 実施例1〜3の重合において、分散媒および樹脂成分と
して用いたポリプロピレンパウダーを、実施例1記載の
方法と同様にしてプレスシートに成形して物性評価を行
った。その結果、密度は0.9075g/cm3 、曲げ
弾性率は19900Kg/cm2 、アイゾッドインパク
トは23℃で1.8、−20℃で1.2Kg・cm/c
2 であった。MI(230℃)は76.3g/10分
であった。
【0026】
【発明の効果】本発明方法によれば、ポリオレフィンに
対し、ランダム性に富んだ組成分布の狭いゴム状共重合
体をブレンドする方法によることなく、剛性、耐衝撃性
のバランスに優れ、取扱いが容易なポリオレフィン系樹
脂組成物を効率的に製造することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィンパウダーを分散媒および樹
    脂成分として用い、下記触媒成分(A)と(B)との組
    み合わせを必須成分として含有する触媒系の存在下、エ
    チレンと炭素数4〜18のα−オレフィンとのランダム
    共重合を行い、前記ポリオレフィンパウダーと、α−オ
    レフィン成分の含量が5mol%以上40mol%以下
    であり、かつ下記一般式(I)で表されるρ値が0.5
    〜1.5の範囲であるエチレン−α−オレフィン共重合
    体との混合物を生成させることを特徴とする、ポリオレ
    フィン系樹脂組成物の製造方法。 触媒成分(A):シクロペンタジエニル環を有する周期
    律表第IV族の遷移金属化合物 触媒成分(B):次の(イ)〜(ハ)から選ばれる少な
    くとも1種 (イ)アルミノキサン (ロ)遷移金属化合物と反応して安定アニオンとなる化
    合物 (ハ)有機アルミニウム化合物 一般式(I): ρ=2[E]・[A]/[EA] (式中、[E]はエチレンの含有モル分率、[A]はα
    −オレフィンの含有モル分率、[EA]はエチレンとα
    −オレフィンのダイアッド連鎖のモル分率を示す。)
  2. 【請求項2】α−オレフィンが1−ブテン、1−ヘキセ
    ンまたは1−オクテンであることを特徴とする請求項1
    のポリオレフィン系樹脂組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】エチレンと炭素数4〜18のα−オレフィ
    ンとのランダム共重合を実質的に気相で行うことを特徴
    とする、請求項1または2に記載のポリオレフィン系樹
    脂組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】ポリオレフィンパウダーが結晶性ポリプロ
    ピレンであることを特徴とする、請求項1、2または3
    に記載のポリオレフィン系樹脂組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4に記載の製造方
    法で得られるポリオレフィン系樹脂組成物からなる成形
    品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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