JPH10158351A - プロピレン/エチレン−α−オレフィン系ブロック共重合体 - Google Patents

プロピレン/エチレン−α−オレフィン系ブロック共重合体

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JPH10158351A
JPH10158351A JP32517496A JP32517496A JPH10158351A JP H10158351 A JPH10158351 A JP H10158351A JP 32517496 A JP32517496 A JP 32517496A JP 32517496 A JP32517496 A JP 32517496A JP H10158351 A JPH10158351 A JP H10158351A
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JP
Japan
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ethylene
olefin
propylene
block copolymer
component
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JP32517496A
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Naofumi Ei
直文 永
Yoshiaki Obayashi
義明 大林
Koji Mizunuma
考二 水沼
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ランダム性に富んだ組成分布の狭いゴム状共重
合体をブレンドすることなく、高剛性かつ耐衝撃性に優
れたプロピレン/エチレン−α−オレフィンブロック共
重合体を提供すること。 【解決手段】ポリプロピレン成分(A)50〜95wt
%と、エチレン−α−オレフィンランダム共重合体成分
(B)5〜50wt%とがそれぞれブロック共重合して
なる、プロピレン/エチレン−α−オレフィン系ブロッ
ク共重合体で、(A)は、13C−NMRで測定した[m
mmm]分率が95%以上、0.5≦[η]≦5dl/
g(135℃、テトラリン)、(B)は、C4〜18
α−オレフィン含量が、5〜40mol%で、下式で表
せられるρ値が0.5〜1.5の範囲であるもの。 一般式 ρ=2[E]・[A]/[EA] ([E]はエチレンの、[A]はα−オレフィンの[E
A]はエチレンとα−オレフィンのダイアッド連鎖のモ
ル分率)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高剛性かつ耐衝撃
性に優れたプロピレン/エチレン−α−オレフィン系ブ
ロック共重合体に関する。本発明において、プロピレン
/エチレン−α−オレフィン系ブロック共重合体とは、
プロピレン重合体成分とエチレン−α−オレフィン共重
合体成分を逐次合成して得られる重合体をいい、これは
各成分ポリマーが相互に結合で完全につながった真のブ
ロック共重合体でなく、一種の重合体組成物である。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンは優れた物理的性質を有
していることから、広い用途に使用されている。例え
ば、剛性、耐熱性、光沢性、成形性に優れる上に、安価
であることから、近年、特に自動車内外装部品、電気機
器部品などに幅広く用いられるようになってきた。しか
しながら、ポリプロピレンは結晶性を有するため、耐衝
撃性という点で不十分であり、その用途が限定されると
いう問題があった。このようなポリプロピレンの耐衝撃
性を向上させるために、従来からプロピレンとエチレン
または、その他のオレフィンを段階的に重合しブロック
共重合体にする方法が行われてきた。従来の立体規則性
ポリプロピレンのブロック共重合体を製造するには、主
に三塩化チタン系触媒かまたはチタン・マグネシウム複
合型触媒を用いられるが、通常これらの触媒は共重合に
おける反応のランダム性が低い上に、広い組成分布を有
するのが普通である。そのため、前段で結晶性のポリプ
ロピレンを生成した後、後段でゴム状共重合体を生成し
ても、用途によっては耐衝撃性が不十分な場合がある。
ゴム状共重合体部の不均質性を改良する方法として、近
年、ランダム性に富んだ、均質な共重合体を生成する、
メタロセン触媒に代表される均一系触媒を用いたプロピ
レン/エチレン−プロピレンブロック共重合体、あるい
はプロピレン/プロピレンと、エチレンおよび炭素数4
〜20のα−オレフィンの少なくとも一種と、のブロッ
ク共重合体の製造方法が開示されている(特開平5−2
02152、特開平6−172414)。しかしなが
ら、これらのゴム状共重合体部を有するブロック共重合
体は、耐衝撃性は向上するものの、ポリプロピレン本来
の特性である剛性の低下が著しく、必ずしも物性的に十
分なものとはいえない。一方、ポリプロピレンの耐衝撃
性を向上させながら剛性を高度に保つ方法として、ポリ
プロピレンにエチレン−プロピレン共重合体ゴム(EP
R)、エチレン−ブテン共重合体ゴム(EBR)、エチ
レン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)な
どのランダム性に富んだ、組成分布の狭いゴム状物質を
ブレンドすることも行われてきた。これらのゴム状物質
は、通常バナジウム系触媒で合成されているが、近年、
メタロセン触媒に代表される均一系触媒により、エチレ
ン−高級α−オレフィン共重合体ゴム(α−オレフィン
は炭素数4〜8のもの)をブレンドすることによる改良
も開示されている(特開平6−192500,特開平6
−192506,特開平6−248156,特開平7−
102126)。しかしながら、このようなゴム状共重
合体をブレンドする方法は、ブレンドする操作が必要で
ある上に、ゴム状共重合体が高価なものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術では達成できていない前記の課題、すなわち、ラン
ダム性に富んだ組成分布の狭いゴム状共重合体をブレン
ドすることなく、高剛性かつ耐衝撃性に優れたプロピレ
ン/エチレン−α−オレフィンブロック共重合体を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意研究した結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、ポリプロピレン成分
(A)50〜95wt%と、エチレン−α−オレフィン
ランダム共重合体成分(B)5〜50wt%とがブロッ
ク共重合してなることを特徴とする、プロピレン/エチ
レン−α−オレフィン系ブロック共重合体で、(A)ポ
リプロピレン成分は、13C−NMRで測定した[mmm
m]分率が95%以上であるとともに、135℃、テト
ラリン中で測定した極限粘度([η])が0.5≦
[η]≦5dl/gであるもの、(B)エチレン−α−
オレフィンランダム共重合体成分は、α−オレフィンの
炭素数が4〜18であり、α−オレフィン含量が、5〜
40mol%であるとともに、下記一般式で表せられる
ρ値が0.5〜1.5の範囲であるものであることを特
徴とする、プロピレン/エチレン−α−オレフィンブロ
ック共重合体である。 一般式 ρ=2[E]・[A]/[EA] (式中、[E]はエチレンの含有モル分率、[A]はα
−オレフィンの含有モル分率、[EA]はエチレンとα
−オレフィンのダイアッド連鎖のモル分率を示す。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。本発明のプロピレン/エチレン−α−オレフィン
ブロック共重合体は、ポリプロピレン成分とエチレン−
α−オレフィンランダム共重合体成分とがそれぞれブロ
ック共重合してなるものである。本発明にいうα−オレ
フィンは、炭素数が4〜18であり、その中でも1−ブ
テン,1−ヘキセン,1−オクテンが好適に使用され
る。プロピレン/エチレン−α−オレフィンブロック共
重合体中のポリプロピレン成分の含有量は50〜95w
t%、エチレン−α−オレフィンランダム共重合体成分
の含有量は5〜50wt%であり、目的とする用途に応
じて任意に変えることができる。しかしながら、ポリプ
ロピレン成分が50wt%より少ないと剛性の低下が著
しくなり、95wt%を越えると耐衝撃性の向上の効果
が少なく、好ましくない。本発明の、ポリプロピレン成
分は、13C−NMRで測定した[mmmm]分率が95
%以上であるとともに、135℃、テトラリン中で測定
した極限粘度([η])が0.5≦[η]≦5dl/g
である。[mmmm]分率が95%未満であれば、プロ
ピレン/エチレン−α−オレフィンブロック共重合体の
剛性が低下し、好ましくない。また、[η]が上記の範
囲を外れるものでは、成形加工性が著しく悪化し、好ま
しくない。また、本発明のエチレン−α−オレフィンラ
ンダム共重合体成分中のα−オレフィン含量は5mol
%以上40mol%以下である。α−オレフィン含量が
5mol%未満では、耐衝撃性の改良効果が低く、ま
た、40mol%を越えると、剛性の低下が著しくな
る。なお、本発明のプロピレン/エチレン−α−オレフ
ィンブロック共重合体のポリプロピレン成分生成の際に
は、少量のエチレンあるいはプロピレンを除くα−オレ
フィンを、エチレン−α−オレフィンランダム共重合体
成分生成の際には、少量のプロピレンあるいは他のα−
オレフィンを、それぞれ本発明の目的を損なわない範囲
で共重合させることも可能である。
【0006】本発明のエチレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体成分は、下記一般式で表せられるρ値が0.
5〜1.5の範囲であるエチレン−α−オレフィンラン
ダム共重合体である。 一般式 ρ=2[E]・[A]/[EA] 「式中、[E]はエチレンの含有モル分率、[A]はα
−オレフィンの含有モル分率、[EA]はエチレンとα
−オレフィンのダイアッド連鎖のモル分率を示す。」 本発明のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体成
分において、このρ値はランダム共重合体鎖を構成する
各モノマーの分布状態を表す指標であり、ρ値が1に近
いほどブロック的な連鎖が少なく、ランダム性に富ん
だ、狭い組成分布を有する共重合体であることを示して
いる。すなわち、ランダム性に富んだエチレン−α−オ
レフィンランダム共重合体ほど、ポリプロピレンの耐衝
撃性等の機械的特性の改良効果が大きい。
【0007】本発明のプロピレン/エチレン−α−オレ
フィンブロック共重合体は、ポリプロピレン成分とエチ
レン−α−オレフィンランダム共重合体成分の重合を順
にまたはこの逆に行って製造される。この重合順序は、
特に限定されるものではないが、前段でプロピレンの重
合が、後段でエチレン−α−オレフィンランダム共重合
がそれぞれ実施されるのが好ましい。重合は、前段のモ
ノマーの重合反応を触媒系の存在下で行い、次いで、そ
の反応系に後段のモノマーを導入して重合反応を行う方
法によって行われる。本発明のブロック重合体の製造方
法に用いられる重合触媒は、プロピレンの重合において
[mmmm]分率が95%以上の立体規則性を有するポ
リプロピレンを生成し、かつ、エチレン−α−オレフィ
ン(α−オレフィンは1−ブテン、1−ヘキセン、1−
オクテン)ランダム共重合において、ρ値が0.5〜
1.5の範囲である、エチレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体を生成するものである。具体的には、シクロ
ペンタジエニル環を、好適には、シクロアルカジエニル
基またはその置換体を有する周期律表第IV族の遷移金
属化合物(A)と(B)(イ)アルミノキサン、(ロ)
遷移金属化合物と反応して安定アニオンとなる化合物及
び(ハ)有機アルミニウム化合物からなる群の中から選
ばれた少なくとも一種と、の組み合わせを必須成分とし
て含有する触媒系が挙げられる。周期律表第IV族の遷
移金属化合物(A)としては、インデニル基、置換イン
デニル基及びその部分水素化物からなる群から選ばれた
少なくとも2個の基が低級アルキレン基を介して結合し
た多配位化合物を配位子とするジルコニウム及びハフニ
ウム化合物が使用できる。しかしながら、本発明の目的
を満足するためには、α−オレフィン重合におけるアイ
ソ特異性が極めて高く、かつ、ランダム性に富んだ、エ
チレン−α−オレフィンランダム共重合体を生成するこ
とが可能であるものを使用する必要がある。すなわち、
遷移金属化合物(A)は、H.Yamazaki et al.,Chemistr
y Letters,1853 (1989)記載のジメチルシリレンビス
(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド、W.Spaleck, F.Kuber et al.,Organometallics, 13,
954 (1994)記載のジメチルシリルビス(2−メチル−
4−ナフチル−インデニル)ジルコニウムジクロリド、
S.Miyake et al.,Macromolecules, 28, 3074 (1995)記
載のイソプロピル(3−t−ブチル−シクロペンタジエ
ニル)(3−t−ブチル−インデニル)ジルコニウムジ
クロリド、W.Kaminsky et al.,J. Organomet. Chem.,49
7, 181 (1995)記載のエチレンビス(2,4,7−トリ
メチル−1−インデニル)ジルコニウムジクロリドなど
の化合物が挙げられる。
【0008】具体的に例示すれば、エチレンビス(2,
4,7−トリメチル−1−インデニル)ジルコニウムジ
クロリド、ジメチルシリル(2,4−ジメチル−シクロ
ペンタジエニル)(3’,5’−ジメチル−シクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリル
(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニル)
(2’,4’,5’−トリメチル−シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリル(2−メ
チル−4−t−ブチル−シクロペンタジエニル)(3’
−t−ブチル−5’−メチル−シクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリルビス(2−メ
チル−4−イソプロピル−1−インデニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ジメチルシリルビス(2−メチル−4,
5−ベンズ−1−インデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルシリルビス(2−メチル−5−フェニル−
1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシ
リルビス(2−メチル−4−フェニル−1−インデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、フェニルメチルシリルビ
ス(2−メチル−4−フェニル−1−インデニル)ジル
コニウムジクロリド、ジメチルシリルビス(2−メチル
−4−ナフチル−1−インデニル)ジルコニウムジクロ
リド、イソプロピル(3−t−ブチル−シクロペンタジ
エニル)(3−t−ブチル−インデニル)ジルコニウム
ジクロリド、イソプロピル(3−t−ブチル−シクロペ
ンタジエニル)(3−メチル−インデニル)ジルコニウ
ムジクロリド、エチレンビス(2,4,7−トリメチル
−1−インデニル)ハフニウムジクロリド、ジメチルシ
リル(2,4−ジメチル−シクロペンタジエニル)
(3’,5’−ジメチル−シクロペンタジエニル)ハフ
ニウムジクロリド、ジメチルシリル(2,3,5−トリ
メチルシクロペンタジエニル)(2’,4’,5’−ト
リメチル−シクロペンタジエニル)ハフニウムジクロリ
ド、ジメチルシリル(2−メチル−4−t−ブチル−シ
クロペンタジエニル)(3’−t−ブチル−5’−メチ
ル−シクロペンタジエニル)ハフニウムジクロリド、ジ
メチルシリルビス(2−メチル−4−イソプロピル−1
−インデニル)ハフニウムジクロリド、ジメチルシリル
ビス(2−メチル−4,5−ベンズ−1−インデニル)
ハフニウムジクロリド、ジメチルシリルビス(2−メチ
ル−5−フェニル−1−インデニル)ハフニウムジクロ
リド、ジメチルシリルビス(2−メチル−4−フェニル
−1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、フェニル
メチルシリルビス(2−メチル−4−フェニル−1−イ
ンデニル)ハフニウムジクロリド、ジメチルシリルビス
(2−メチル−4−ナフチル−1−インデニル)ハフニ
ウムジクロリド、イソプロピル(3−t−ブチル−シク
ロペンタジエニル)(3−t−ブチル−インデニル)ハ
フニウムジクロリド、イソプロピル(3−t−ブチル−
シクロペンタジエニル)(3−メチル−インデニル)ハ
フニウムジクロリド、およびこれらのジメチル化合物が
挙げられる。また、多座配位子が1個であっても、ジメ
チルシリル(フルオレニル)(t−ブチルアミノ)ジル
コニウムジクロリド、ジメチルシリル(フルオレニル)
(t−ブチルアミノ)ハフニウムジクロリド、のような
化合物も挙げられる。
【0009】アルミノキサン(B)(イ)としては、一
種類のトリアルキルアルミニウムと水との縮合によって
得られるもの、および二種類以上のトリアルキルアルミ
ニウムと水との縮合によって得られるものが用いられ
る。具体的には、メチルアルミノキサン、エチルアルミ
ノキサン、プロピルアルミノキサン、ブチルアルミノキ
サン、イソブチルアルミノキサン、メチルエチルアルミ
ノキサン、メチルブチルアルミノキサン、メチルイソブ
チルアルミノキサン等が例示される。特に、メチルアル
ミノキサン、メチルイソブチルアルミノキサンが好適に
使用される。アルミノキサンの使用量としては、遷位金
属原子1モル当たり1〜10000モルのごとく広範囲
に選ぶことができる。好ましくは、遷位金属原子1モル
当たり100〜3000モルの範囲である。
【0010】遷移金属化合物と反応して安定アニオンと
なる化合物(B)(ロ)としては、トリフェニルカルベ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート
や、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、トリフェニルカルベニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート
のようなテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
トやテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネー
ト含有化合物及び、トリス(ペンタフルオロフェニル)
ボランが好適に使用される。
【0011】本発明で用いられる有機アルミニウム化合
物(B)(ハ)は、少なくとも分子内に1個のAl−C
結合を有するものである。かかる有機アルミニウム化合
物の具体例としては、トリメチルアルミニウム、トリエ
チルアルミニウム、トリノルマルプロピルアルミニウ
ム、トリノルマルブチルアルミニウム、トリイソブチル
アルミニウム、トリt−ブチルアルミニウム、トリイソ
プロピルアルミニウム、トリペンチルアルミニウム、ト
リノルマルヘキシルアルミニウム、トリ(2−メチルペ
ンチル)アルミニウム、トリノルマルオクチルアルミニ
ウム、ジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチ
ルアルミニウムハイドライド、メチルアルミニウムセス
キクロライド、エチルアルミニウムセスキクロライド、
イソブチルアルミニウムセスキクロライド、ジメチルア
ルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムクロライ
ド、ジノルマルプロピルアルミニウムクロライド、ジノ
ルマルブチルアルミニウムクロライド、ジイソブチルア
ルミニウムクロライド、ジt−ブチルアルミニウムクロ
ライド、ジイソプロピルアルミニウムクロライド、ジペ
ンチルアルミニウムクロライド、メチルアルミニウムジ
クロライド、エチルアルミニウムジクロライド、イソブ
チルアルミニウムジクロライド、t−ブチルアルミニウ
ムジクロライド、イソプロピルアルミニウムジクロライ
ド、ペンチルアルミニウムジクロライド等が挙げられ
る。これらの有機アルミニウム化合物のうち、有機アル
ミニウムが好ましい。有機アルミニウムとしては、トリ
エチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムがよ
り好適に使用される。有機アルミニウム化合物の使用量
は、遷移金属化合物(A)中の遷移金属原子1モル当た
り1〜10000モルのごとく広範囲に選ぶことができ
る。好ましくは、遷位金属原子1モル当たり1〜100
0モルの範囲である。
【0012】各触媒成分を重合槽に供給する方法として
は、例えば、窒素、アルゴン等の不活性ガス中で水分の
ない状態で、モノマーの存在下に供給する。触媒成分
(A)、(B)は個別に供給してもよいし、予め接触さ
せて供給してもよい。重合温度は、通常−30〜300
℃までにわたって実施することができるが、好ましくは
0〜280℃、より好ましくは20〜250℃である。
重合圧力は特に制限はないが、工業的かつ経済的である
という点で常圧〜150気圧程度が好ましい。重合時間
は一般的に目的とするポリマーの種類、反応装置により
適宜決定されるが5分から40時間の範囲をとり得る。
重合プロセスは、連続式でもバッチ式でもいずれも可能
である。またプロパン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタンのような不活性炭化水素溶媒によるスラリ
ー重合、溶媒重合、無溶媒による液相重合または気相重
合もできる。また、本発明のプロピレン/エチレン−α
−オレフィンブロック共重合体の分子量を調整するため
に、水素等の連鎖移動剤を添加することもできる。
【0013】本発明のプロピレン/エチレン−α−オレ
フィンブロック共重合体には、一般的に加工安定性を保
持するために、本発明の目的を損なわない範囲で耐熱安
定剤、酸化防止剤、耐候性安定剤、離型剤、滑剤、着色
剤、帯電防止剤等の各種添加剤を添加してもよい。ま
た、必要に応じて透明化剤、造核剤、または炭酸カルシ
ウム、タルク、マイカ、シリカ等の無機充填剤を添加し
てもよい。更に、本発明のプロピレン/エチレン−α−
オレフィンブロック共重合体は、その他のプロピレン系
樹脂、或いはポリエチレン、ポリブテン等のオレフィン
系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体樹脂、スチレン/エチレン−ブテン/スチレンブロ
ック共重合体等のスチレン系ゴムのような樹脂やゴムと
ブレンドすることも可能である。本発明のプロピレン/
エチレン−α−オレフィンブロック共重合体は、上記載
のような添加剤を加え、必要に応じて、充填剤、各種樹
脂やゴムと配合して押出機、バンバリーミキサー、ニー
ダーブレンダー等を用いて溶融混練してペレット状と
し、各種成形方法、例えば射出成形、押出成形、ブロー
成形により各種成型品、シート、フィルム、ボトル等に
成形加工することができる。また、本発明のプロピレン
/エチレン−α−オレフィンブロック共重合体は、高剛
性かつ耐衝撃性に優れ、また加工性にも優れており、広
範な用途に利用することができる。例えば、電気機器部
品、自動車内外装部品、食品容器、洗剤容器等の用途に
利用できる。
【0014】
【実施例】以下実施例によって本発明を具体的に説明す
るが本発明の範囲は実施例のみに限定されるものではな
い。なお、実施例中の各項目の測定値は、下記の方法で
測定した。 (1)立体規則性の測定13 C−核磁気共鳴スペクトル法により決定した。なお、
該重合体の13C−NMRの測定は、10mmφの試料管
中で約150mgの重合体を3mlのオルトジクロロベ
ンゼンに溶解した溶液を、測定温度135℃、測定周波
数67.8MHz、スペクトル幅3000Hz、フィル
ター幅10000Hz、パルス繰り返し時間10秒、パ
ルス幅45°、積算回数5000〜7000回の条件で
測定した。 (2)エチレン−α−オレフィンランダム共重合体成分
の含量、α−オレフィン含量及びρ値の算出 James.C.Randall,Macromol.Chem.Phs.,C29(2ε3),29,20
1-317(1989)に記載されている13C−核磁気共鳴スペク
トル法により決定した。なお、該重合体の13C−NMR
の測定は、上記(1)と同様な方法で行った。ρ値は、
エチレン−α−オレフィンランダム共重合体成分中のエ
チレンの含有モル分率([E])、α−オレフィンの含
有モル分率([A])、エチレンとα−オレフィンのダ
イアッド連鎖のモル分率([EA])から、下記一般式
に従って算出した。 一般式 ρ=2[E]・[A]/[EA] (3)重量平均分子量(Mw)及び重量平均分子量/数
平均分子量(Mw/Mn) ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より、下記の条件で測定した。また、検量線は標準ポリ
スチレンを用いて作成した。 機種 ミリポアウオーターズ社製 150CV型 カラム Shodex M/S 80 測定温度 145℃、溶媒 オルトジクロロベンゼン、 サンプル濃度 5mg/8ml なお、本条件でNSB(National Bureau of Standard
s)のStandard Reference Material 706(Mw/M
n=2.1のポリスチレン)を測定したところ、分子量
分布(Mw/Mn)2.1が得られた。 (4)極限粘度([η]:dl/g) テトラリン中、135℃で測定した。 (5)融点(Tm:℃) 示差走査熱量計(パーキンエルマー社製、DSC−I
I)を用いて、あらかじめ試片10mgを窒素雰囲気下
で220℃で5分間溶融した後、5℃/分の降温速度で
50℃まで降温して結晶化させた。その後、5℃/分で
昇温させて、得られた融解吸熱カーブの最大ピークの温
度を融点とした。 (6)密度(g/cm3) プレス成形および状態調整はJIS K6758によ
る。物性測定は成形後23℃、48時間経過後行った。
測定はJIS K7112による。 (7)曲げ弾性率(Kg/cm2) プレス成形および状態調整はJIS K6758によ
る。物性測定は成形後23℃、48時間経過後行った。
測定はJIS K7203による。 (8)アイゾッドインパクト(Kg・cm/cm2) プレス成形および状態調整はJIS K6758によ
る。物性測定は成形後23℃、48時間経過後行った。
測定温度−20℃の場合は、さらに−20℃、2時間経
過後行った。Vノッチ入り試験片について、アイゾッド
インパクトテスター(東洋精機社製)を用いて測定を行
った。(JIS K7110) (9)メルトインデックス(MI:g/10min) テクノ・セブン(株)製メルトインデクサーにより測定
荷重2.16kgf、測定温度230℃で測定した。
(JIS K7210)
【0015】以下の実施例で用いた触媒成分である、シ
クロペンタジエニル環を有する周期律表第IV族の遷移
金属化合物(A)、アルミノキサン(B)(イ)として
は次のものを使用した。 (A)遷移金属化合物 ジメチルシリルビス(2−メチル−4−フェニル−1−
インデニル)ジルコニウムジクロリドを使用した。 (B)アルミノキサン 東ソー・アクゾ(株)製市販品、メチルアルミノキサン
を使用した。
【0016】実施例1 重合 (前段、プロピレン重合)1リットルのかき混ぜ式ステ
ンレス製オートクレーブを窒素置換し、精製したトルエ
ン300mlを仕込み、重合温度まで昇温しながら1.
0kgf/cm2のプロピレンガスで飽和させ重合の準
備をした。一方、磁気攪拌子を備えた100mlのフラ
スコを窒素置換し、窒素雰囲気下、精製したトルエン1
0ml、メチルアルミノキサン2.39mmol、つい
でジメチルシリルビス(2−メチル−4−フェニル−1
−インデニル)ジルコニウムジクロリド2.39μmo
l加え、室温で5分間攪拌混合した。このき調整した触
媒溶液の[Al]/[Zr]モル比は1000であっ
た。この触媒溶液をオートクレーブ内にプロピレンガス
で圧入し、40℃で90分間重合を行った。この間、プ
ロピレンガスを1.0kgf/cm2でフィードし続け
た。その後、ゆっくり攪拌しながら未反応プロピレンガ
スをパージし、窒素置換した後重合体を少量抜き取っ
た。 (後段、エチレン−α−オレフィンランダム共重合)そ
の後、オートクレーブ内に液化1−ブテン10gをエチ
レンガスで圧入し、エチレンガスを4.0kgf/cm
2でフィードし続けながら、40℃で10分間重合を続
けた。その後、イソブタノール15mlを圧入すること
により重合を停止した。未反応モノマーガスをパージ
し、オートクレーブ内容物を約4倍のエタノール中に投
入し、析出した重合体を濾別して60℃で約4時間乾燥
を行った。その結果、37.1gのプロピレン/エチレ
ン−1−ブテンブロック共重合体が得られた。得られた
ブロック共重合体の[η]は1.65dl/g、GPC
により求めた重量平均分子量(Mw)は134900、
分子量分布(Mw/Mn)は2.1であった。また、ポ
リプロピレン成分の[η]は1.07dl/g、Mwは
117000、Mw/Mnは1.9、13C−NMR法に
より求めた立体規則性[mmmm]分率は98.0%、
融点(Tm)は160.8℃であった。エチレン−1−
ブテンランダム共重合体成分含量は24.0wt%、そ
の成分中の1−ブテン含量は30.8mol%、ρ値は
0.96であった。 プレス成形、物性評価 得られたプロピレン/エチレン−1−ブテンブロック共
重合体は、100重量部に、商品名スミライザーGA−
80(住友化学工業(株)製)を0.025重量部、商
品名ウルトラノックス626(ボルグ・ワーナー社製)
を0.05重量部、ステアリン酸カルシウムを0.05
重量部添加して、小型熱ロール混練機により180℃で
5分間溶融混練し、細断してペレットとした。これを、
JISK6758に従ってプレス成形及び状態調整した
後評価したところ、密度は0.8986g/cm3、曲
げ弾性率は9500Kg/cm2、アイゾッドインパク
トは23℃で6.2、−20℃で3.5Kg・cm/c
2であった。MI(230℃)は58.2g/10分
であった。重合結果を表−1、評価結果を表−2に示
す。
【0017】実施例2〜4 実施例1の前段重合における重合時間、後段重合におけ
るα−オレフィン及び重合時間を変えて実施した以外は
実施例1と同様に行った。重合結果を表−1に示す。ま
た、得られたブロック共重合体の分析及び物性評価を実
施例1と同様に行った。評価結果を表−2に示す。
【0018】参考例1 実施例1の重合において、後段重合を行わずに前段重合
のみ実施した以外は実施例1と同様に行った。重合結果
を表−1に示す。得られたポリプロピレンの分析及び物
性評価を実施例1と同様に行った。評価結果を表−2に
示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】本発明により、ランダム性に富んだ組成
分布の狭いゴム状共重合体をブレンドすることなく、高
剛性かつ耐衝撃性に優れたプロピレン/エチレン−α−
オレフィンブロック共重合体を提供することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記ポリプロピレン成分(A)50〜95
    wt%と、エチレン−α−オレフィンランダム共重合体
    成分(B)5〜50wt%とがブロック共重合してなる
    ことを特徴とする、プロピレン/エチレン−α−オレフ
    ィン系ブロック共重合体。 (A)ポリプロピレン成分13 C−NMRで測定した[mmmm]分率が95%以上
    であるとともに、135℃、テトラリン中で測定した極
    限粘度([η])が0.5≦[η]≦5dl/gである
    もの。 (B)エチレン−α−オレフィンランダム共重合体成分 α−オレフィンの炭素数が4〜18であり、α−オレフ
    ィン含量が、5〜40mol%であるとともに、下記一
    般式で表せられるρ値が0.5〜1.5の範囲であるも
    の。 一般式 ρ=2[E]・[A]/[EA] (式中、[E]はエチレンの含有モル分率、[A]はα
    −オレフィンの含有モル分率、[EA]はエチレンとα
    −オレフィンのダイアッド連鎖のモル分率を示す。)
  2. 【請求項2】α−オレフィンが1−ブテン,1−ヘキセ
    ンまたは1−オクテンであることを特徴とする請求項1
    記載のプロピレン/エチレン−α−オレフィン系ブロッ
    ク共重合体
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