JPH1053565A - アミノ−メチル−シクロヘキサン及びジアミノ−メチル−シクロヘキサンの混合物の製造方法 - Google Patents

アミノ−メチル−シクロヘキサン及びジアミノ−メチル−シクロヘキサンの混合物の製造方法

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JPH1053565A
JPH1053565A JP9096348A JP9634897A JPH1053565A JP H1053565 A JPH1053565 A JP H1053565A JP 9096348 A JP9096348 A JP 9096348A JP 9634897 A JP9634897 A JP 9634897A JP H1053565 A JPH1053565 A JP H1053565A
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Gerhard Dipl Chem Dr Darsow
ゲルハルト・ダルゾウ
Gerd-Michael Dipl Chem Petruck
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アミノ-メチル-シキロヘキサン及びジアミノ
-メチル-シキロヘキサンの混合物の連続的製造方法。 【解決手段】 本発明はコバルト、マンガン、銅及びア
ルカリ土金属(水)酸化物の圧縮された粉末からなり、
ここに1つまたはそれ以上の元素の周期表(メンデレー
フ)の遷移族V及び/またはVIの金属の(水)酸化物の
内容物を有し得る成形体の還元により製造される触媒を
用いての昇温下でのジアミノ-トルエンと水素との接触
加圧水添によるアミノ-メチル-シクロヘキサン及びジア
ミノ-メチル-シクロヘキサンの混合物の連続的製造方法
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、コバルト、マンガン、銅及びア
ルカリ土金属(水)酸化物の圧縮された粉末からなり、
ここに1つまたはそれ以上の元素の周期表(メンデレー
フ)の遷移族V及び/またはVIの金属の(水)酸化物の
内容物を有し得る成形体の還元により製造される触媒を
用いての、昇温下でのジアミノ-トルエンと水素との接
触加圧水添による、可変量におけるアミノ-メチル-シク
ロヘキサン及びジアミノ-メチル-シクロヘキサンの混合
物の連続的製造方法に関する。
【0002】アミノ-メチル-シクロヘキサンはゴム及び
プラスチックの劣化防止剤、腐食防止剤並びに織物補助
剤及び作物保護剤の先駆体を製造するために用いられ
る。
【0003】ジアミノ-メチル-シクロヘキサンは粉末コ
ーティング硬化剤、エポキシド硬化剤、耐光性表面コー
ティング樹脂及び水性表面コーティング樹脂分散体を製
造するために用いられる。
【0004】ジアミノ-メチル-シクロヘキサンがジアミ
ノ-トルエンの加圧水添により製造し得ることは公知で
ある。この水添において、用いる触媒はニッケルとモリ
ブデン、ルテニウム、タンタル、チタン(ヨーロッパ特
許第091,028号)または酸化コバルト[ドイツ国
特許第1,618,638号/同第2,024,858号/
特願昭48/32,845号(1973)]との合金で
あり、ここに実験例はもっぱらバッチ法を記載し、そし
て特記される反応生成物はもっぱらジアミノ-メチル-シ
クロヘキサンである。
【0005】他のバッチ法は主に担体上の高価な貴金属
例えばアルミナ担持ロジウム[特願昭59/216,8
52号(1984)]、炭素担持白金及びパラジウム
(米国特許第3,520,928号)またはAl23、S
iO2もしくは炭素担持ルテニウム[ドイツ国特許第2,
132,547号/特願昭51/68,539号(197
6)]或いはAl23担持ルテニウム、クロム及びマン
ガン(ドイツ国特許出願公開第2,502,893号/同
第2,745,172号)を用いる。
【0006】モノアミノ-メチル-シクロヘキサンはこれ
らの反応においては明らかに全く生成されない。アミノ
-メチル-シクロヘキサンを比較的大量に得るために、こ
れらのものは別々の方法で製造される。かくて、例えば
1-アミノ-4-メチル-シクロヘキサンはパラジウム(白
金)/炭素触媒上でのp-トルイジンの水添により製造
される(米国特許第3,520,928号)。
【0007】メチル置換された芳香族アミンの環−水添
法に共通する問題は、利用できない副生物としてメチル
-及びアミノ置換されたジシクロヘキシル-アミンがしば
しばかなり生成されることである。従って、モノアミノ
-メチル-シクロヘキサン及びジアミノ-メチル-シクロヘ
キサンを共に所望の比で製造することができ、望ましく
ないメチル-及びアミノ置換されたジシクロヘキシル-ア
ミンの生成から生じる損失が避けられ、そして更に可能
な限り用いる触媒の寿命が求められる工業規模でも使用
し得る連続固定床法を開発することが望まれる。
【0008】驚くべきことに不活性の担体物質を含ま
ず、従って処理し、そして使用後に簡単に捨てられる安
価な(水)酸化性固定床触媒の使用により上記の要求が
満足されることが見い出された。
【0009】従って本発明は式
【0010】
【化3】
【0011】のアミノ-メチル-シクロヘキサン及びジア
ミノ-メチル-シクロヘキサンの混合物を、150〜26
0℃の反応温度及び20〜500バールのH2圧力での
水素を用いての式
【0012】
【化4】
【0013】のジアミノ-トルエンの接触水添により製
造する際に、用いる触媒がコバルト、マンガン、銅及び
アルカリ土金属(水)酸化物の圧縮粉末からなる担体を
含まない、還元された成形体であり、ここに成形体が1
つまたはそれ以上の元素の周期表(メンデレーフ)の遷
移グループV及び/またはVIの金属の(水)酸化物を含
有することができる、式(I)及び(II)のアミノ-メ
チル-シクロヘキサン及びジアミノ-メチル-シクロヘキ
サン混合物の連続的製造方法を提供する。
【0014】本発明により用いる触媒において、各々の
場合に金属として計算してCoの比率は40〜65重量
%であり、Mnの比率は10〜20重量%であり、Cu
の比率は0.1〜0.5重量%であり、アルカリ土金属の
比率は0.2〜5重量%であり、そして存在すれば周期
表の遷移族V及び/またはVIの金属の比率は0.2〜5
重量%である。100重量%までの残りのものは酸化状
態では存在する金属に対する酸素である。
【0015】適当なアルカリ土金属の例にはマグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウム及びバリウム、好まし
くはストロンチウム及びバリウムである。適当な遷移族
Vの金属の例にはバナジウム、ニオブ及びタンタルがあ
り、適当な遷移族VIの金属の例にはクロム、モリブデン
及びタングステンがある。アルカリ土金属と同様に、遷
移族V及び/またはVIの金属は個々にか、または複数の
これらの元素の混合物としてのいずれかで使用し得る。
【0016】担体を含まぬ成形体は常法により金属
(水)酸化物粉末混合物を(必要に応じて比較的高温で
の予備加熱後に)例えば錠剤化またはペレット化材上で
高圧にて圧縮することにより製造し得る。金属酸化物粒
子の接着性を改善するために、圧縮する成分の全重量を
ベースとして0.5〜3重量%の量のグラファイト及び
/または接着剤を用いることもできる。成形体の例には
3〜7mmの直径を有するペレット、球または顆粒があ
る。更に、錠剤化体に外部表面積を増すために軸方向の
孔を与え得る。巨視的に見ると、かかる成形体は滑らか
な表面を有する。圧縮された金属酸化物成形体は平坦な
穴あけ器を用いる場合に平坦面上に300〜800N/
cm2、好ましくは400〜600N/cm2またはナイ
フ状インデンター(indenter)を用いる場合に
カーブ状の表面上に50〜200N、好ましくは80〜
140Nの圧縮強さを有する。圧縮された金属酸化物粉
末の内部表面積は30〜200m2/g、好ましくは8
0〜160m2/gである。担体を含まぬ成形体の圧縮
強さはDIN50106により測定することができ、内
部表面はF.M.Nelsen及びF.T.Egger
tsen,Analyt.Chem.30(195
8),1387〜1392またはS.J.Gregg及
びS.W.Sing,吸着、表面積及びポロシティー
(Adsorption,Surface Area
and Porosity)、ロンドン1982、第2
及び6章に記載のとおりに測定できる。
【0017】圧縮された酸化物粉末からなる成形体は使
用前に還元する。これは好ましくは水素含有量が最初に
10〜15容量%である不活性ガス/水素混合物からな
る還元性ガスを用いて行う。用いる不活性ガスは好まし
くは窒素である。還元は例えば160〜280℃の還元
温度及び20〜300バールの圧力で約24時間にわた
って行い、その際にガス混合物中の窒素の比率はガス混
合物が最終的に純水素からなるまで還元の終りの時期ま
で減少させる。水素がこれ以上消費されず、そしてその
結果反応の水がこれ以上生成されなくなる場合に還元は
完了する。還元は好ましくは還元される成形体が水添反
応器中に設置された後に行う。
【0018】本発明の方法による水添に適する出発物質
は例えば2,4-ジアミノ-トルエン、2,5-ジアミノ-ト
ルエン、2,6-ジアミノ-トルエンまたはこれら化合物
の混合物である。
【0019】本発明の方法は溶媒ありか、またはなしで
行い得る。反応条件下で不活性である適当な溶媒は例え
ばメタノール、エタノール、イソプロパノールである。
【0020】上記の触媒を用いる本発明の方法によりア
ミノ-メチル-シクロヘキサン及びジアミノ-メチル-シク
ロヘキサンの混合物が生じる。驚くべきことに、アミン
の比は水添温度の関数として変化させることがてき、即
ち温度が上昇するに従ってより多いアミノ-メチル-シク
ロヘキサンが生成され、そして温度が減少するに従って
逆の効果が得られる。
【0021】本発明の方法は例えば固定床中に配置され
る触媒を用いて気相または散布相(trickling
phase)中で行う。過剰の水素を用いて行い;H
2の量はベンゼン環1個の水添に必要とされる量の10
〜120倍、好ましくは10〜80倍である。
【0022】本法は150〜260℃、好ましくは16
0〜250℃及び少なくとも20バール、好ましくは少
なくとも100バール、殊に好ましくは少なくとも20
0バールの圧力で行う。用いる圧力の上限は技術的及び
経済的な考慮の両方により決められ、そして500バー
ル、好ましくは200〜400バールである。
【0023】触媒上の重量時空速度は触媒1リットル当
り1時間当り0.05〜2kg、好ましくは0.1〜1k
g、殊に好ましくは0.15〜0.6kgのジアミノ-ト
ルエンである。殊に長い反応期間の過程中の触媒の活性
変化から生じるアミノ-メチル-シクロヘキサンの比のわ
ずかな変化は反応温度または他のパラメータのわずかな
調整により補償し得る。これらの状況は反応混合物の分
析により監視し得る。
【0024】本発明により用いる触媒はかかる目的のた
めに本分野に精通せる者に原理的に公知である種々の装
置中に設置し得る。本発明の方法は有利には1本または
それ以上の管を有するチューブ反応器中で行う。反応管
は例えば2〜20mの長さ及び20〜800mmの内径
を有し得る。触媒は例えば2〜10mmの大きさであ
り、そして例えば押出物、ペレットまたは球体の形態で
ある。比較的大きい反応器断面の場合、触媒体はまたト
レー上、ワイヤー・バスケット中または同様の予備配置
形で設置し得る。
【0025】本発明により用いる触媒は極めて長い操作
寿命を有し;現在までに12,000〜15,000時間
が観察され、実験終了後も顕著な活性の減少は見られな
かった。
【0026】水添後に反応混合物は実質的にいずれのメ
チル置換されたアミノ-ジ-N-シクロヘキサンも含ま
ず、従って殊に高いアミノ-メチル-シクロヘキサン及び
ジアミノ-メチル-シクロヘキサンの含有量を達成し得
る。
【0027】水添混合物は簡単な蒸留により処理し得
る。かかる処理のために、それぞれのジアミノ-トルエ
ンを不完全に反応させることが有利であることができ、
その理由はモノアミノ-メチル-シクロヘキサンの生成中
に放出されるアンモニアはジアミノ-トルエン中に極め
て容易に溶け、かくて反応からの排ガスから除去し得る
からである。反応生成物の蒸留において、溶解したアン
モニアを最初に留去し、濃縮し、かくて更に使用するこ
とができ;不完全に反応したジアミノ-トルエンを反応
に戻すことができる。また過剰に加えられた水素の未消
費の部分を反応に戻すことができ;この未反応の大部分
の水素は高圧分離器中で有利に回収され、従って水素に
対しての圧縮操作を再び行う必要はない。
【0028】本発明により製造されるアミノ-メチル-シ
クロヘキサン及びジアミノ-メチル-シクロヘキサンは蒸
留による良好な分離後に少なくとも99.9重量%の純
度で得られる。この純度において、特記される化合物は
一般に更に全ての方法に使用し得る。
【0029】変えられる本発明の方法の能力は温度を上
昇させる以外は同様の条件でのジアミノ-メチル-シクロ
ヘキサンと比較してアミノ-メチル-シクロヘキサンの比
の大きな増大により示される。かくて例えば、約200
〜230℃の温度範囲で得られるアミノ-メチル-シクロ
ヘキサンの比率は170〜185℃の温度範囲のものの
2〜10倍である。
【0030】
【実施例】 実施例1 前もって窒素を用いて酸素を除去した内径30mm及び
長さ1mを有するステンレス・スチール製の縦型の、断
熱された高圧管にコバルト、マンガン、銅、バリウム及
びモリブデン酸化物の錠剤化粉末により製造された水添
触媒400mlを充填した。ペレットのCo含有量は5
3重量%であり、Mn含有量は14重量%であり、Cu
含有量は0.18重量%であり、Ba含有量は1.1重量
%であり、そしてMo含有量は1.2重量%であった
(100%までの残り:酸素)。ペレットは5mmの円
筒高及び5mmの直径、平坦な断面表面上で420N/
cm2及び曲面の円筒表面上で125Nの圧縮強さ並び
に168m2/gの内部表面積を有していた。触媒を活
性化させるために、ペレットを最初に窒素の気流中で更
に6時間乾燥した(温度:最高200℃、流量:5標準
3/時間のN2)。次に活性化を200バールの窒素圧
力下にて180乃至260℃間の温度で行い、その際に
水素を窒素中に徐々に混合した。混合された水素の比率
は最初は10〜15容量%であった。24時間にわたっ
て窒素の比率を減少させ続け、最後に水素のみを反応器
を通して流した。下流の分離器中で反応水が捕集されな
くなったら活性化は完了した。
【0031】水添触媒の活性化後、反応器系中の水素圧
力を300バールに増加した。続いて2,4-ジアミノ-
トルエン160g/時間を300バールの圧力下の水素
1500標準リットル/時間と一緒に高圧管を通して散
布相として上端から下方へポンプ送入した。2,4-ジア
ミノ-トルエンを反応器に入れる前に上流の電気加熱し
た熱交換器中で180℃の温度に加熱した。反応管から
出てきた反応生成物を第2の熱交換器(水冷却器)中に
て300バールの水素圧力下で60℃の温度に冷却
し、そしてガス分離器中で過剰の水素を分離し、このも
のは水添系に戻すことができた。更に<30℃の温度に
冷却し、そして大気圧に降圧した後、反応生成物をガス
クロマトグラフィーにより分析した。定常状態の反応条
件下で、反応温度の関数として次の生成物の組成が得ら
れた(数字は面積による%;100%までの残りのもの
は副生物である):
【0032】
【表1】
【0033】実施例2 前もって窒素を用いて酸素を除去した内径45mm及び
長さ1mを有するステンレス・スチール製の縦型の、断
熱された高圧管にコバルト、マンガン、銅、バリウム及
びモリブデン酸化物の錠剤化粉末により製造された水添
触媒1400mlを充填した。ペレットのCo含有量は
53重量%であり、Mn含有量は14重量%であり、C
u含有量は0.2重量%であり、Ba含有量は0.9重量
%であり、そしてMo含有量は1.1重量%であった。
ペレットは5mmの円筒高及び5mmの直径、断面表面
上で425N/cm2及び円筒表面上で160Nの圧縮
強さ並びに180m2/gの内部表面積を有していた。
【0034】実施例1と同様に水添触媒の活性化後、反
応器系中の水素圧力を300バールに増加した。続いて
80重量%2,4-ジアミノ-トルエン及び20重量%2,
6-ジアミノ-トルエンの混合物240g/時間を300
バールの圧力下の水素5000標準l/時間と一緒に高
圧管を通して散布相として上端から下方へポンプ送入し
た。ジアミノ-トルエン混合物を反応器に入れる前に上
流の電気加熱した熱交換器中で180℃の温度に加熱し
た。反応管から出てきた反応生成物を第2の熱交換器
(水冷却器)中にて300バールの水素圧力下で<60
℃の温度に冷却し、そしてガス分離器中で過剰の水素を
分離し、このものは水添系に戻すことができた。更に<
30℃の温度に冷却し、そして大気圧に降圧した後、反
応生成物をガスクロマトグラフィーにより分析した。定
常状態の反応条件下で、反応温度の関数として次の生成
物の組成が得られた(数字は面積による%;100%ま
での残りのものは副生物である):
【0035】
【表2】
【0036】実施例3 前もって窒素を用いて酸素を除去した内径30mm及び
長さ1mを有するステンレス・スチール製の縦型の、断
熱された高圧管にコバルト、マンガン、銅、バリウム及
びバナジウム酸化物の錠剤化粉末により製造された水添
触媒400mlを充填した。ペレットのCo含有量は5
2重量%であり、Mn含有量は16重量%であり、Cu
含有量は0.18重量%であり、Ba含有量は0.91重
量%であり、そしてV含有量は1.1重量%であった
(100%までの残り:酸素)。ペレットは5mmの円
筒高及び5mmの直径、断面表面上で420N/cm2
及び円筒表面上で160Nの圧縮強さ並びに180m2
/gの内部表面積を有していた。
【0037】ペレットを最初に窒素の気流中で6時間乾
燥した(温度:最高200℃、流量:5標準m3/時間
のN2)。活性化を200バールの窒素圧力下にて18
0乃至280℃間の温度で行い、その際に水素を窒素中
に徐々に混合した。混合された水素の比率は最初は10
〜15容量%であった。24時間にわたって窒素の比率
を減少させ続け、最後に水素のみを反応器を通して流し
た。下流の分離器中で反応水が捕集されなくなったら活
性化は完了した。
【0038】水添触媒の活性化後、反応器系中の水素圧
力を280バールに増加した。続いて80重量%2,4-
ジアミノ-トルエン及び20重量%2,6-ジアミノ-トル
エンの混合物100g/時間を280バールの圧力下の
水素1500標準l/時間と一緒に高圧管を通して散布
相として上端から下方へポンプ送入した。ジアミノ-ト
ルエン混合物を反応器に入れる前に上流の電気加熱した
熱交換器中で160℃の温度に加熱した。反応管から出
てきた反応生成物を第2の熱交換器(水冷却器)中にて
300バールの水素圧力下で<60℃の温度に冷却し、
そしてガス分離器中で過剰の水素を分離し、このものは
水添系に戻すことができた。更に<30℃の温度に冷却
し、そして大気圧に降圧した後、反応生成物をガスクロ
マトグラフィーにより分析した。定常状態の反応条件下
で、反応温度の関数として次の生成物の組成が得られた
(数字は面積による%;100%までの残りのものは副
生物である):
【0039】
【表3】
【0040】実施例4 前もって窒素を用いて酸素を除去した内径30mm及び
長さ1mを有するステンレス・スチール製の縦型の、断
熱された高圧管にコバルト、マンガン、銅及びバリウム
酸化物の錠剤化粉末により製造された水添触媒400m
lを充填した。ペレットのCo含有量は54重量%であ
り、Mn含有量は14.5重量%であり、Cu含有量は
0.18重量%であり、そしてBa含有量は1.05重量
%であった。ペレットは5mmの円筒高及び5mmの直
径、平坦な断面表面上で438N/cm2及び曲面の表
面上で115Nの圧縮強さ並びに178m2/gの内部
表面積を有していた。
【0041】実施例1に記載のようにペレットを乾燥
し、そして活性化した。活性化後、反応器系中の水素圧
力を280バールに増加した。続いて80重量%2,4-
ジアミノ-トルエン及び20重量%2,6-ジアミノ-トル
エンの混合物100g/時間を280バールの圧力下の
水素1.5標準m3/時間と一緒に高圧管を通して散布相
として上端から下方へポンプ送入した。ジアミノ-トル
エン混合物を高圧管に入れる前に上流の電気加熱した熱
交換器中で175℃の温度に加熱した。反応管から出て
きた反応生成物を実施例1に記載のとおりに冷却し、そ
して過剰の水素を分離した。更に<30℃の温度に冷却
し、そして大気圧に降圧した後、反応生成物をガスクロ
マトグラフィーにより分析した。定常状態の反応条件下
で、反応温度の関数として次の生成物の組成が得られた
(数字は面積による%;100%までの残りのものは副
生物である):
【0042】
【表4】
【0043】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0044】1.式
【0045】
【化5】
【0046】のアミノ-メチル-シクロヘキサン及びジア
ミノ-メチル-シクロヘキサンの混合物を、150〜26
0℃の反応温度及び20〜500バールのH2圧力での
水素を用いての式
【0047】
【化6】
【0048】のジアミノ-トルエンの接触水添により製
造する際に、用いる触媒がコバルト、マンガン、銅及び
アルカリ土金属(水)酸化物の圧縮粉末からなる担体を
含まない、還元された成形体であり、ここに成形体が1
つまたはそれ以上の元素の周期表(メンデレーフ)の遷
移グループV及び/またはVIの金属の(水)酸化物を含
有することができる、式(I)及び(II)のアミノ-メ
チル-シクロヘキサン及びジアミノ-メチル-シクロヘキ
サン混合物の連続的製造方法。
【0049】2.圧縮金属酸化物からなる成形体が、還
元前に、各々の場合に金属として計算して40〜65重
量%のコバルト、10〜20重量%のマンガン、0.1
〜0.5重量%の銅、0.2〜5重量%のアルカリ土金属
及び必要に応じて0.2〜5重量%の周期表の遷移グル
ープV及び/またはVIの元素からなり、ここに%は金属
酸化物粉末混合物の全量をベースとし、そして100重
量%までの残りのものは酸素である、上記1に記載の方
法。
【0050】3.成形体が平坦面で20〜800N/c
2、好ましくは250〜600N/cm2の圧縮強さ、
曲面で50〜200N、好ましくは80〜140Nの圧
縮強さ及び30〜200m2/g、好ましくは80〜1
60m2/gの内部表面積を有する、上記1に記載の方
法。
【0051】4.20〜400バール、好ましくは10
0〜400バール、殊に好ましくは200〜400バー
ルのH2圧力で行う、上記1に記載の方法。
【0052】5.160〜250℃の温度で行う、上記
1に記載の方法。
【0053】6.固定床触媒上の気相または散布相中に
て触媒上で触媒1l当り1時間当り0.05〜2kg、
好ましくは0.1〜1kg、殊に好ましくは0.15〜
0.6kgのジアミノ-トルエンの重量時空速度で連続的
に行う、上記1に記載の方法。
【0054】7.成形体を使用前で、好ましくは水添反
応器中への導入後に水素を用いての160〜280℃の
温度及び20〜300バールでの処理により還元し、こ
こに水素をH2/不活性ガス混合物として還元の初めに
用い、そして不活性ガスの部分を還元の過程中に完全に
除去する、上記1に記載の方法。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】3.成形体が平坦面で300〜800N/
cm、好ましくは400〜600N/cmの圧縮強
さ、曲面で50〜200N、好ましくは80〜140N
の圧縮強さ及び30〜200m/g)好ましくは80
〜160m/gの内部表面積を有する、上記1に記載
の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 のアミノ-メチル-シクロヘキサン及びジアミノ-メチル-
    シクロヘキサンの混合物を、150〜260℃の反応温
    度及び20〜500バールのH2圧力での水素を用いて
    の式 【化2】 のジアミノ-トルエンの接触水添により製造する際に、
    用いる触媒がコバルト、マンガン、銅及びアルカリ土金
    属(水)酸化物の圧縮粉末からなる担体を含まない、還
    元された成形体であり、ここに成形体が1つまたはそれ
    以上の元素の周期表(メンデレーフ)の遷移グループV
    及び/またはVIの金属の(水)酸化物を含有することが
    できる、式(I)及び(II)のアミノ-メチル-シクロヘ
    キサン及びジアミノ-メチル-シクロヘキサン混合物の連
    続的製造方法。
JP9096348A 1996-04-03 1997-04-01 アミノ−メチル−シクロヘキサン及びジアミノ−メチル−シクロヘキサンの混合物の製造方法 Pending JPH1053565A (ja)

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CA2201236A1 (en) 1997-10-03
DE59700222D1 (de) 1999-07-29
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