JPH105331A - 注射器用波形状ホルダー付きトレー - Google Patents

注射器用波形状ホルダー付きトレー

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JPH105331A
JPH105331A JP8164001A JP16400196A JPH105331A JP H105331 A JPH105331 A JP H105331A JP 8164001 A JP8164001 A JP 8164001A JP 16400196 A JP16400196 A JP 16400196A JP H105331 A JPH105331 A JP H105331A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小容積でありながら多数の注射器を収容で
き、しかも収容された注射器を簡単な操作で容易に取り
出すことができる注射器用波形状ホルダー付きトレーを
提供する。 【解決手段】 連続波形に湾曲させた帯板で波形状ホル
ダー(2)を形成する。この波形状ホルダー(2)の各谷部
(2a)で注射器(S)を挟持する。上記各谷部(2a)の下端を
底板(3)に固定し、この底板(3)の下面に支持部(4)を
形成する。この支持部(4)による底板(3)の支持高さ
を、注射器(S)の後端に付設した翼状のフィンガーグリ
ップ(F)の翼部(9)の突出長さ以上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒形のシリンダ
内に薬剤を密封して収容した、いわゆる使い捨て注射器
を支承するための注射器用波形状ホルダー付きトレーに
関し、さらに詳しくは、小容積でありながら多数の注射
器を収容でき、しかも収容された注射器を簡単な操作で
容易に取り出すことができるトレーに関する。
【0002】
【発明の背景】一般に、この種の使い捨て注射器は、例
えば図7に示すように、円筒形のシリンダ(C)内に薬剤
を密封して収容し、このシリンダ(C)の先端に針接続部
(J)を介して針部(N)を装着するとともに後端に翼状の
フィンガーグリップ(F)を付設してあり、別途用意した
プランジャーロッドをシリンダ(C)の後端から挿入し、
上記フィンガーグリップ(F)に指を掛けてこのプランジ
ャーロッドを押圧することにより患者へ薬剤を投与する
ように構成してある。
【0003】
【従来の技術】従来、上記使い捨て注射器を収容する容
器としては、例えば実公平7−28092号公報に記載
のように、互いに対向する一対の側板に沿ってホルダー
を設けた包装箱がある。即ち、図6及び図7に示すよう
に、このホルダー付き包装箱(50)には、前後左右の側板
(51・52・53・54)のうち左・右側板(53・54)に沿ってそ
れぞれホルダー(55・56)を設けてあり、この両ホルダー
(55・56)で注射器(S)を両持ち状に支承したのち、上蓋
部(57)を蓋して包装するように構成してある。
【0004】このホルダー付き包装箱(50)は、図7に示
すように、注射器(S)の支承間隔を狭くするためフィン
ガーグリップ(F)を縦長となる状態に収容してあり、こ
のフィンガーグリップ(F)を右側のホルダー(56)に形成
した後端側支承部(59)で支承してある。また、左側のホ
ルダー(55)に形成した先端側支承部(58)は、注射器(S)
先端の針部(N)に外力が加わらないように針接続部(J)
を支承しており、注射器(S)は水平状態に支承されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のホルダー付
き包装箱(50)では、翼状のフィンガーグリップ(F)が縦
長に収容されており、注射器(S)は包装箱(50)の底部(6
0)からかなり高い位置に支承される。このため、この底
部(60)から上方に延設される両ホルダー(55・56)は、こ
の高い位置に注射器(S)を確りと支承する必要があり、
各支承部(58・59)間の板幅を広く形成して必要な強度を
確保してある。この結果、隣接する注射器同士の間隔が
大きくなり、所定容積の包装箱に収容される注射器の本
数を多くできないという問題があった。
【0006】また、上記両ホルダー(55・56)で支承して
いる注射器(S)が回転すると、フィンガーグリップ(F)
が横長方向に移動して取り出す際に右側のホルダー(56)
に引っ掛かり、容易に取り出せなくなる問題がある。こ
れを防ぐには、フィンガーグリップ(F)を常に縦長方向
に保持するように両ホルダー(55・56)でシリンダ(C)を
確りと挟持すればよいが、この場合には、例えば包装箱
(50)を上下反転させるだけでは注射器(S)を取り出すこ
とができなくなるので、各注射器(S)を1本ずつ、ホル
ダーへ引っかけないように注意しながら取り出さなけれ
ばならず、取り出し操作が煩雑であるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解消し、小
容積でありながら多数の注射器を収容でき、しかも収容
された注射器を簡単な操作で容易に取り出すことができ
る注射器用波形状ホルダー付きトレーを提供することを
技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、例えば、本発明の実施の形態を示す図1か
ら図5に基づいて説明すると、注射器用波形状ホルダー
付きトレーを次のように構成したものである。即ち、連
続波形に湾曲させた帯板で波形状ホルダー(2)を形成
し、この波形状ホルダー(2)の各谷部(2a)で注射器(S)
を挟持可能に構成し、上記各谷部(2a)の下端を底板(3)
に固定するとともに、この底板(3)の下面に支持部(4)
を形成し、この支持部(4)による底板(3)の支持高さ
を、注射器(S)の後端に付設した翼状のフィンガーグリ
ップ(F)の翼部(9)の突出長さ以上に設定したことを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明では、各注射器が底板に固定した波形状
ホルダーの各谷部に挟持されることから、各注射器は底
板のすぐ上の低位置に安定して支承される。このとき、
各注射器の後端に付設したフィンガーグリップは、翼部
が波形状ホルダーの外側に配置される。
【0010】上記フィンガーグリップの翼部は、縦長方
向に配置されて下端が上記底板よりも下方に突出する
が、底板の下面に支持部を形成してこの支持部による底
板の支持高さを上記翼部の突出長さ以上に形成してある
ので、このトレーを机等の上に載置した場合でもフィン
ガーグリップの翼部下端が机等で上方へ押し上げられる
虞れがない。
【0011】各谷部に挟持された各注射器は、フィンガ
ーグリップの翼部の上端に指先等を掛けて後端側へ引き
出すことにより谷部に沿って摺動移動し、針接続部が波
形状ホルダーから外れた位置に達すると谷部による挟持
がなくなって注射器がトレーから取り出される。
【0012】なお、波形状ホルダーを中間支承部と後端
支承部とから構成して、この中間支承部の谷部で針接続
部を、後端支承部の谷部でフィンガーグリップの筒部を
それぞれ挟持可能に構成し、上記中間支承部と後端支承
部との間に上記針接続部よりも長いホルダー切欠部を形
成した場合には、針接続部をホルダー切欠部まで摺動移
動させることにより、谷部による挟持がなくなって注射
器がトレーから取り出される。
【0013】また、波形状ホルダーの各山部の高さを、
支承された注射器のフィンガーグリップの翼部上端より
も低く形成した場合には、多数の注射器を収容したこの
波形状ホルダー付きトレーを上下反転して、波形状ホル
ダーから下方に突出するフィンガーグリップの翼部に別
途用意した受け皿などの角部を係合させ、このホルダー
付きトレーを注射器の先端方向へ移動させることによ
り、全注射器が波形状ホルダーの谷部に沿って後端側へ
摺動移動し、一度の操作で注射器の全数が取り出され
る。
【0014】また、上記支持部を変形可能な材料で形成
して、波形状ホルダー及び底板を、その左右方向中間部
が上方へ突出する状態に湾曲変形可能に構成した場合に
は、多数の注射器を収容したこの波形状ホルダー付きト
レーを上下反転して、中間部を下方へ押圧することによ
り、波形状ホルダーの山部間隔が拡がり、谷部による針
接続部やフィンガーグリップの筒部の挟持が解かれ、注
射器はこの波形状ホルダー付きトレーから落下して取り
出される。
【0015】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。図1から図3は本発明の実施の形態1を示
し、図1は注射器用波形状ホルダー付きトレーの一部破
断斜視図、図2は注射器を収容した状態の縦断側面図、
図3は注射器を一度に取り出す操作を説明するための縦
断側面図である。
【0016】図1に示すように、この注射器用波形状ホ
ルダー付きトレー(1)は、左右に連続する波形に湾曲さ
せた板紙製の帯板で波形状ホルダー(2)を形成してあ
り、この波形状ホルダー(2)の各谷部(2a)の下端を板紙
製の底板(3)に固定して、いわゆるロンドホルダーの形
状に形成してあり、この底板(3)の下面にダンボール製
の支持部(4)を固定してある。
【0017】なお、この実施形態1では、この注射器用
波形状ホルダー付きトレー(1)全体を紙で製作してある
ため、焼却などの処理で環境を汚染する虞れがなく、安
全かつ簡単に廃棄することができる。しかし、本発明の
注射器用波形状ホルダー付きトレーは一部または全部を
合成樹脂など他の材料を用いて形成してもよい。また、
この実施形態1では底板と支持部と波形状ホルダーと
を、それぞれ別体に形成したものを互いに固定してある
が、本発明の注射器用波形状ホルダー付きトレーはこれ
らを一体に形成したものであってもよい。
【0018】上記波形状ホルダー(2)は底板(3)上の先
端側に配置した中間支承部(5)と、後端側に配置した後
端支承部(6)とから構成され、この中間支承部(5)と後
端支承部(6)との間に注射器(S)の針接続部(J)よりも
長いホルダー切欠部(7)を形成してある。そして注射器
(S)は、針接続部(J)が上記中間支承部(5)の各谷部(2
a)で挟持され、フィンガーグリップ(F)の筒部(8)が上
記後端支承部(6)の各谷部(2a)で挟持される。
【0019】図1及び図2に示すように、上記フィンガ
ーグリップ(F)の後端に突設してある翼部(9)は後端支
承部(6)の外側に上下に長く配置されている。従って、
このフィンガーグリップ(F)の翼部(9)の下端は底板
(3)よりも下方に突出させてあるが、この翼部(9)の突
出長さよりも上記支持部(4)による底板(3)の支持高さ
を高く設定してある。
【0020】図2に示すように、上記波形状ホルダー
(2)の各山部(2b)の高さは、支承した注射器(S)の針接
続部(J)より高く形成してあり、上記波形状ホルダー
(2)に注射器(S)が挟持されると、先端の針部(N)は中
間支承部(5)の山部(2b)間に配置され、不要な外力が直
接加わらないように保護されている。それぞれ10本の
注射器(S)を収容した上記波形状ホルダー付きトレー
(1)は、別途用意した外箱に、例えば5個を上下に重ね
て収容される。なお、この実施の形態では1個のトレー
に10本の注射器を収容する場合について説明している
が、本発明の注射器用波形状ホルダー付きトレーは、注
射器の直径や長さ、重量などによっては10本以上を収
容することができ、これにより一層効果的に多数の注射
器を収容できることはいうまでもない。
【0021】上記注射器(S)は、例えば別途準備された
プランジャーロッドと組み合わせるために波形状ホルダ
ー付きトレー(1)から取り出されるが、図2に示すよう
に、フィンガーグリップ(F)の上方に突出した翼部(9)
に指先などを引っかけて後方へ注射器(S)を引き出すこ
とにより、上記針接続部(J)をホルダー切欠部(7)に達
するまで摺動移動させて簡単に波形状ホルダー付きトレ
ー(1)から注射器(S)を取り出すことができる。なお、
このホルダー切欠部(7)では注射器(S)のシリンダ(C)
が露出していることから、このホルダー切欠部(7)に指
先を入れて注射器(S)をつまみ出してもよい。
【0022】上記波形状ホルダー(2)の各山部(2b)の高
さは、支承した注射器(S)の針接続部(J)よりは高い
が、フィンガーグリップ(F)の翼部(9)上端よりも低く
形成してある。このため、例えば図3に示すように、多
数の注射器(S)を収容したこの波形状ホルダー付きトレ
ー(1)を上下反転させてフィンガーグリップ(F)の翼部
(9)を波形状ホルダー(2)よりも下方に突出させ、この
突出した翼部(9)に別途用意した受け皿(10)などの角部
を係合させ、波形状ホルダー付きトレー(1)を注射器
(S)の先端方向へ移動させることにより収容されている
注射器(S)の全数を一括して取り出すことができる。即
ち、針接続部(J)がホルダー切欠部(7)にまで達する
と、谷部(2a)による挟持がなくなって各注射器(S)は全
て受け皿(10)上に落下するので、波形状ホルダー付きト
レー(1)を上方へ取り去ればよい。
【0023】上記実施形態1では支持部(4)を底板(3)
の下面全体に形成したが、本発明の波形状ホルダー付き
トレーの支持部は、底板の支持高さを上記フィンガーグ
リップの翼部の突出長さ以上に設定するものであればよ
く、必ずしも底板の下面全体に形成する必要はない。
【0024】即ち、図4は本発明の実施の形態2を示す
縦断側面図であり、この実施形態2では底板(3)下面の
先端側と後端側とホルダー切欠部(7)の下方の3カ所に
のみ支持部(4)を形成してある。各支持部(4…)間の底
板(3)は、上面に固定した波形状ホルダー(2)が補強体
となって水平状態に維持される。
【0025】上記実施形態1及び2では、いずれも波形
状ホルダーを中間支承部と後端支承部とから構成してあ
るので、針接続部をホルダー切欠部まで摺動移動させる
だけで注射器をトレーから取り出すことができる。しか
しながら、本発明の注射器用波形状ホルダー付きトレー
の波形状ホルダーは、波形状に湾曲させた1枚の帯板で
構成してもよい。この場合は注射器を取り出すには針接
続部を波形状ホルダーの端部にまで移動させなければな
らないが、底板のほぼ全面に亘って波形状ホルダーが固
定されるので波形状ホルダー付きトレーの強度を高める
ことができ、注射器を確りと安全に支承することができ
る。
【0026】図5は本発明の実施の形態3を示し、上下
反転させた波形状ホルダー付きトレーから注射器を一括
して取り出す操作の説明図である。
【0027】この実施形態3では、上記支持部(4)を変
形可能な発泡ポリエチレン樹脂材料で形成してあり、波
形状ホルダー(2)及び底板(3)を湾曲変形させてその左
右方向中間部を上方へ突出させることができる。
【0028】多数の注射器(S)を収容した波形状ホルダ
ー付きトレー(1)から注射器(S)を取り出すには、図5
に示すようにこの波形状ホルダー付きトレー(1)を上下
反転させて、中間部を下方へ押圧することにより湾曲変
形させる。これにより、波形状ホルダー(2)の山部(2b)
間隔が拡がり、谷部(2a)による針接続部(J)やフィンガ
ーグリップ(F)の筒部(8)の挟持が解かれ、注射器(S)
はこの波形状ホルダー付きトレー(1)から落下して簡単
に取り出される。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され作用する
ことから、次の効果を奏する。
【0030】(イ) 各注射器は波形状ホルダーの各谷部
に挟持され、しかも、底板のすぐ上の低位置に支承され
ることから、隣接する注射器同士の支承間隔を短くする
ことができ、小容積のトレーでありながら多数の注射器
を収容することができる。
【0031】(ロ) 各注射器は湾曲した波形状ホルダー
の各谷部で挟持され、しかも、波形状ホルダーの外側に
配置されるフィンガーグリップの翼部下端は、支持部の
下面よりも下方へは突出することがなく、机等で上方へ
押し上げられる虞れがないので、注射器を安全に且つ確
りと支承することができる。
【0032】(ハ) 各注射器は、フィンガーグリップの
翼部の上端に指先等を引っかけて後端側へ引き出すだけ
の簡単な操作で、波形状ホルダーの谷部に沿って円滑に
摺動移動させ容易に取り出すことができる。
【0033】(ニ) 波形状ホルダーを中間支承部と後端
支承部とから構成して、この中間支承部の谷部で針接続
部を、後端支承部の谷部でフィンガーグリップの筒部を
それぞれ挟持可能に構成し、上記中間支承部と後端支承
部との間に上記針接続部よりも長いホルダー切欠部を形
成した場合には、針接続部をホルダー切欠部まで摺動移
動させるだけで注射器をトレーから取り出すことがで
き、取り出し操作を一層容易にすることができる。ま
た、このホルダー切欠部では注射器のシリンダが露出し
ていることから、このホルダー切欠部に指先を入れて注
射器をつまみ出すこともできる。
【0034】(ホ) 波形状ホルダーの各山部の高さを、
支承した注射器のフィンガーグリップの翼部上端よりも
低く形成した場合には、多数の注射器を収容したこの波
形状ホルダー付きトレーを上下反転して、波形状ホルダ
ーから下方に突出するフィンガーグリップの翼部に別途
用意した受け皿などの角部を係合させ、このホルダー付
きトレーを注射器の先端方向へ移動させることにより、
全注射器が波形状ホルダーの谷部に沿って後端側へ摺動
移動するので、一度の簡単な操作で注射器の全数を容易
に取り出すことができる。
【0035】(ヘ) 上記支持部を変形可能な材料で形成
し、波形状ホルダー及び底板を、その左右方向中間部が
上方へ突出する状態に湾曲変形可能に構成した場合に
は、多数の注射器を収容したこの波形状ホルダー付きト
レーを上下反転して中間部を下方へ押圧するだけの簡単
な操作で、波形状ホルダーの山部間隔を拡げて注射器を
落下させ、容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す、注射器用波形状
ホルダー付きトレーの一部破断斜視図である。
【図2】注射器を収容した状態の縦断側面図である。
【図3】注射器を一度に取り出す操作を説明するための
縦断側面図である。
【図4】本発明の実施の形態2を示す、図1相当図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態3を示す、上下反転させた
波形状ホルダー付きトレーから注射器を一括して取り出
す操作の説明図である。
【図6】従来技術を示す、注射器用ホルダー付き包装箱
の斜視図である。
【図7】従来技術を示す、縦断側面図である。
【符号の説明】
S…注射器、 N…針部、 J…針接続部、 C…シリンダ、 F…フィンガーグリップ、 1…注射器用波形状ホルダー付きトレー、 2…波形状ホルダー、 2a…波形状ホルダーの谷部、 2b…波形状ホルダーの山部、 3…底板、 4…支持部、 5…中間支承部、 6…後端支承部、 7…ホルダー切欠部、 8…フィンガーグリップの筒部、 9…フィンガーグリップの翼部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続波形に湾曲させた帯板で波形状ホル
    ダー(2)を形成し、 この波形状ホルダー(2)の各谷部(2a)で注射器(S)を挟
    持可能に構成し、 上記各谷部(2a)の下端を底板(3)に固定するとともに、
    この底板(3)の下面に支持部(4)を形成し、 この支持部(4)による底板(3)の支持高さを、注射器
    (S)の後端に付設した翼状のフィンガーグリップ(F)の
    翼部(9)の突出長さ以上に設定したことを特徴とする、
    注射器用波形状ホルダー付きトレー。
  2. 【請求項2】 波形状ホルダー(2)を中間支承部(5)と
    後端支承部(6)とから構成して、この中間支承部(5)の
    谷部(2a)で針接続部(J)を、後端支承部(6)の谷部(2a)
    でフィンガーグリップ(F)の筒部(8)をそれぞれ挟持可
    能に構成し、 上記中間支承部(5)と後端支承部(6)との間に上記針接
    続部(J)よりも長いホルダー切欠部(7)を形成した、請
    求項1に記載の注射器用波形状ホルダー付きトレー。
  3. 【請求項3】 波形状ホルダー(2)の各山部(2b)の高さ
    を、支承された注射器(S)のフィンガーグリップ(F)の
    翼部(9)上端よりも低く形成した、請求項1または請求
    項2に記載の注射器用波形状ホルダー付きトレー。
  4. 【請求項4】 支持部(4)を変形可能な材料で形成し
    て、波形状ホルダー(2)及び底板(3)を、その左右方向
    中間部が上方へ突出する状態に湾曲変形可能に構成し
    た、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の注射
    器用波形状ホルダー付きトレー。
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WO2018181531A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 テルモ株式会社 プレフィルドシリンジ包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018181531A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 テルモ株式会社 プレフィルドシリンジ包装体
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