JPH1052773A - 鉄道車両用構体の製作方法及び製作装置 - Google Patents
鉄道車両用構体の製作方法及び製作装置Info
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- JPH1052773A JPH1052773A JP8206844A JP20684496A JPH1052773A JP H1052773 A JPH1052773 A JP H1052773A JP 8206844 A JP8206844 A JP 8206844A JP 20684496 A JP20684496 A JP 20684496A JP H1052773 A JPH1052773 A JP H1052773A
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K20/00—Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
- B23K20/12—Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
- B23K20/122—Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
- B23K20/1245—Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding characterised by the apparatus
- B23K20/126—Workpiece support, i.e. backing or clamping
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B23K2101/00—Articles made by soldering, welding or cutting
- B23K2101/04—Tubular or hollow articles
- B23K2101/045—Hollow panels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】車両のような長尺でかつ、大型の構造部を安定
に固定して摩擦溶接する。 【解決手段】回転ツール1の近くに加工物2,2を押さ
えるローラ7,7を配置し、また、その反対側にローラ
8を配置し、加工物2,2を支持する。この3社を同期
して移動させ、摩擦溶接を行う。
に固定して摩擦溶接する。 【解決手段】回転ツール1の近くに加工物2,2を押さ
えるローラ7,7を配置し、また、その反対側にローラ
8を配置し、加工物2,2を支持する。この3社を同期
して移動させ、摩擦溶接を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム合金
からなる車両構造体の他、自動車、船舶、航空、エレベ
−タ、圧力容器などのあらゆる構造体に利用できる。
からなる車両構造体の他、自動車、船舶、航空、エレベ
−タ、圧力容器などのあらゆる構造体に利用できる。
【0002】
【従来の技術】摩擦溶接方法として、特表平7−505
090では、加工物より実質的に硬い材質からなるツ−
ルを加工物の溶接部に挿入し、前記、ツ−ルを回転させ
ながら移動することにより、該、回転ツ−ルと加工物と
の間に生じる摩擦熱による塑性流動によって加工物を摩
擦溶接する溶接方法が公知である。
090では、加工物より実質的に硬い材質からなるツ−
ルを加工物の溶接部に挿入し、前記、ツ−ルを回転させ
ながら移動することにより、該、回転ツ−ルと加工物と
の間に生じる摩擦熱による塑性流動によって加工物を摩
擦溶接する溶接方法が公知である。
【0003】従来の摩擦溶接法は、加工物同士を回転さ
せ、加工物同士の摩擦熱によって溶接する方法に対し
て、前記、特表平7−505090は溶接部材を固定し
た状態で、該、ツ−ルを回転させながら移動することに
より接合できる特徴がある。このため、溶接方向に対し
て実質的に無限に長い部材でもその長手方向に連続的に
固相接合できる利点がある。さらに、回転ツ−ルと溶接
部材との摩擦熱による金属の塑性流動を利用した固相接
合のため、接合部を溶融させることなく、接合できる。
また、加熱温度が低いため、接合後の変形が少ない。接
合部は溶融されないため、欠陥が少ないなどの多くの利
点がある。
せ、加工物同士の摩擦熱によって溶接する方法に対し
て、前記、特表平7−505090は溶接部材を固定し
た状態で、該、ツ−ルを回転させながら移動することに
より接合できる特徴がある。このため、溶接方向に対し
て実質的に無限に長い部材でもその長手方向に連続的に
固相接合できる利点がある。さらに、回転ツ−ルと溶接
部材との摩擦熱による金属の塑性流動を利用した固相接
合のため、接合部を溶融させることなく、接合できる。
また、加熱温度が低いため、接合後の変形が少ない。接
合部は溶融されないため、欠陥が少ないなどの多くの利
点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記、特表平7−50
5090による回転ツ−ルを加工物の中に挿入し、該、
回転ツ−ルを回転させながら移動することにより溶接す
る摩擦溶接方法を車両構造体などの長尺かつ、大型の構
造物に適用した場合、次のような問題点がある。
5090による回転ツ−ルを加工物の中に挿入し、該、
回転ツ−ルを回転させながら移動することにより溶接す
る摩擦溶接方法を車両構造体などの長尺かつ、大型の構
造物に適用した場合、次のような問題点がある。
【0005】(1) 回転ツ−ルの荷重によて加工物が
溶接中に変形する。このため、溶接中の加工物は前記、
回転ツ−ルの力に耐えるように加工物の表裏または側面
方向から固定する必要がある。特に、回転ツ−ルの反対
側にあたる溶接部の裏面は、回転ツ−ルの荷重を受ける
ため、強固な部材を配置する必要がある。ところが、特
に溶接長さが長く、かつ、大型の車両などの加工物の場
合は、この固定が困難である。
溶接中に変形する。このため、溶接中の加工物は前記、
回転ツ−ルの力に耐えるように加工物の表裏または側面
方向から固定する必要がある。特に、回転ツ−ルの反対
側にあたる溶接部の裏面は、回転ツ−ルの荷重を受ける
ため、強固な部材を配置する必要がある。ところが、特
に溶接長さが長く、かつ、大型の車両などの加工物の場
合は、この固定が困難である。
【0006】(2) 本溶接方法は回転ツ−ルと加工物
との摩擦熱を利用している。従って、溶接部の表面は、
回転ツ−ルと加工物表面との摩擦によって凹みができ
る。このため、実質的に溶接部の厚さが減少するため、
接合部の強度が低下し、信頼性の点で問題がある。
との摩擦熱を利用している。従って、溶接部の表面は、
回転ツ−ルと加工物表面との摩擦によって凹みができ
る。このため、実質的に溶接部の厚さが減少するため、
接合部の強度が低下し、信頼性の点で問題がある。
【0007】(3) 接合部の継手部にギャップがある
場合、欠陥が発生しやすい。つまり、従来のMIGやT
IGなどの溶融溶接法に比べてギャップの許容範囲が狭
い。
場合、欠陥が発生しやすい。つまり、従来のMIGやT
IGなどの溶融溶接法に比べてギャップの許容範囲が狭
い。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の特徴は、
車両のような長尺でかつ、大型の構造部を安定に固定し
て摩擦溶接することにある。従って、本発明は次の手段
により達成できる。
車両のような長尺でかつ、大型の構造部を安定に固定し
て摩擦溶接することにある。従って、本発明は次の手段
により達成できる。
【0009】(1) 前記、加工物の固定治具は回転機
構を備えていること。
構を備えていること。
【0010】(2) 前記、回転機構を備えた加工物の
固定治具は、前記、回転ツ−ルの配置されている溶接部
表面側または回転ツ−ルと反対側(溶接部の裏面)のい
ずれか一方または両方に設置されていること。
固定治具は、前記、回転ツ−ルの配置されている溶接部
表面側または回転ツ−ルと反対側(溶接部の裏面)のい
ずれか一方または両方に設置されていること。
【0011】(3) 前記、回転機構を備えた加工物の
固定治具は、前記、回転ツ−ルの前方または後方のいず
れか一方または両方であること。
固定治具は、前記、回転ツ−ルの前方または後方のいず
れか一方または両方であること。
【0012】(4) 前記、回転機構を備えた加工物の
固定治具は、加工物の変形に追従して上下方向に自動的
に移動すること。
固定治具は、加工物の変形に追従して上下方向に自動的
に移動すること。
【0013】(5) 前記、回転機構を備えた加工物の
固定治具は、回転ツ−ルの移動に連動または単独に溶接
方向または溶接方向と反対方向に移動すること。
固定治具は、回転ツ−ルの移動に連動または単独に溶接
方向または溶接方向と反対方向に移動すること。
【0014】さらに、本発明の第2の特徴は、(6)
車両のような長尺部の溶接は、溶接中の溶接状態または
溶接部の開先を光学的または電子的に監視しながら溶接
することが望ましい。これに長尺部でも安定に摩擦溶接
できる。
車両のような長尺部の溶接は、溶接中の溶接状態または
溶接部の開先を光学的または電子的に監視しながら溶接
することが望ましい。これに長尺部でも安定に摩擦溶接
できる。
【0015】(7) 一方、前記、溶接方法によって、
溶接された溶接部の表面または裏面をア−クまたはプラ
ズマまたはレ−ザのいずれかの熱源によって局部的に溶
融すること。これにより、前記、摩擦溶接部に未溶接部
が生じても前記、溶融溶接により、自動的に補修でき
る。
溶接された溶接部の表面または裏面をア−クまたはプラ
ズマまたはレ−ザのいずれかの熱源によって局部的に溶
融すること。これにより、前記、摩擦溶接部に未溶接部
が生じても前記、溶融溶接により、自動的に補修でき
る。
【0016】(8) 加工物の溶接部の厚さは、他の厚
さより局部的に高く(厚く)なっていること。この高く
なっている厚さは0.3mm以上、2mm以下が望まし
い。また、高くなっている部分の幅は回転ツ−ルのつば
の外形とほぼ同じ幅が望ましい。
さより局部的に高く(厚く)なっていること。この高く
なっている厚さは0.3mm以上、2mm以下が望まし
い。また、高くなっている部分の幅は回転ツ−ルのつば
の外形とほぼ同じ幅が望ましい。
【0017】(9) 加工物を表裏両面から接合するこ
と。この両面からの溶接は同時でもまたは時間的に差が
あっても本目的を達成できる。
と。この両面からの溶接は同時でもまたは時間的に差が
あっても本目的を達成できる。
【0018】[作用]前記、第1の特徴である回転ツ−
ルと反対側に配置される加工物の固定治具に回転機構を
備えていることにより、少ない力で加工物を移動でき
る。さらに、前記、回転機構を備えた加工物の固定治具
は、加工物の変形に追従して上下方向に自動的に移動す
る。このため、加工物が変形した場合でも固定治具は加
工物から離れることがない。従って、欠陥の発生が防止
でき、信頼性の高い溶接ができる。
ルと反対側に配置される加工物の固定治具に回転機構を
備えていることにより、少ない力で加工物を移動でき
る。さらに、前記、回転機構を備えた加工物の固定治具
は、加工物の変形に追従して上下方向に自動的に移動す
る。このため、加工物が変形した場合でも固定治具は加
工物から離れることがない。従って、欠陥の発生が防止
でき、信頼性の高い溶接ができる。
【0019】一方、本発明の第2の特徴である加工部材
の溶接部の厚さを他の部分の厚さより局部的に高くする
ことににより、次の効果が期待できる。
の溶接部の厚さを他の部分の厚さより局部的に高くする
ことににより、次の効果が期待できる。
【0020】本摩擦溶接は、回転ツ−ルの切削効果によ
って、接合部の厚さが局部的に薄くなり、溶接部の機械
的強度が実施的に低下し、加工部材の信頼性の点で問題
がある。これを防止するため、接合部の厚さを局部的に
厚くすることにより、前記、問題点を解決できる。具体
的には、0.3mm以上、2mm以下が望ましい。さら
に、本発明によって、接合部のギャップが大きい場合で
も前記、局部的に厚さを増加している部分でギャップを
補うため、欠陥なく溶接できる。例えば、継手構造がI
型のみならずレ型またはV型でも欠陥なく溶接できる。
って、接合部の厚さが局部的に薄くなり、溶接部の機械
的強度が実施的に低下し、加工部材の信頼性の点で問題
がある。これを防止するため、接合部の厚さを局部的に
厚くすることにより、前記、問題点を解決できる。具体
的には、0.3mm以上、2mm以下が望ましい。さら
に、本発明によって、接合部のギャップが大きい場合で
も前記、局部的に厚さを増加している部分でギャップを
補うため、欠陥なく溶接できる。例えば、継手構造がI
型のみならずレ型またはV型でも欠陥なく溶接できる。
【0021】
[実施例 1]第1図はアルミ合金からなる長さ20
m、幅1m、厚さ4mmの車両用加工物の突合せ溶接に
おいて、回転ツ−ル1の配置側(溶接部の表面側)およ
び反対側、つまり、溶接面の裏側にも回転機構を備えた
加工物2の固定治具を合計5個配置して溶接する斜視図
を示す。第2図は第1図の回転ツ−ル1部の詳細を示す
断面図である。
m、幅1m、厚さ4mmの車両用加工物の突合せ溶接に
おいて、回転ツ−ル1の配置側(溶接部の表面側)およ
び反対側、つまり、溶接面の裏側にも回転機構を備えた
加工物2の固定治具を合計5個配置して溶接する斜視図
を示す。第2図は第1図の回転ツ−ル1部の詳細を示す
断面図である。
【0022】以下、本発明の実施例を具体的に示す。本
溶接方法は、回転ツ−ル1を車両用の加工物2の溶接部
3に挿入し、回転ツ−ル1を4方向に回転しながら5方
向に移動することによって溶接する。この溶接方法にお
いて、まず、加工物2は支持台6に支持される。この支
持だけでは、加工物2は回転ツ−ルの加重により変形
し、安定に溶接ができない。このため、回転ツ−ル1の
荷重によって変形しなように、回転ツ−ル1の配置側お
よび反対側に加工物を固定する固定治具7および8を配
置する。この場合、固定治具7および8は回転機構が備
えられている。さらに、固定治具7および8は、第2図
に示すごとく、支持気機構9に取付けられ、加工物2の
上下移動に連動して自動的に上下に移動できる構造も備
えている。また、この回転機構を備えた固定治具は、回
転ツ−ルの溶接方向の移動に連動して移動する。
溶接方法は、回転ツ−ル1を車両用の加工物2の溶接部
3に挿入し、回転ツ−ル1を4方向に回転しながら5方
向に移動することによって溶接する。この溶接方法にお
いて、まず、加工物2は支持台6に支持される。この支
持だけでは、加工物2は回転ツ−ルの加重により変形
し、安定に溶接ができない。このため、回転ツ−ル1の
荷重によって変形しなように、回転ツ−ル1の配置側お
よび反対側に加工物を固定する固定治具7および8を配
置する。この場合、固定治具7および8は回転機構が備
えられている。さらに、固定治具7および8は、第2図
に示すごとく、支持気機構9に取付けられ、加工物2の
上下移動に連動して自動的に上下に移動できる構造も備
えている。また、この回転機構を備えた固定治具は、回
転ツ−ルの溶接方向の移動に連動して移動する。
【0023】回転ツ−ル1はモ−タ10に取付けられ、
4方向に回転しながら5方向に移動する。なお、回転ツ
−ル1は加工物2の上下方向の変形に追従して自動的に
上下方向に移動する機構が備わっている。
4方向に回転しながら5方向に移動する。なお、回転ツ
−ル1は加工物2の上下方向の変形に追従して自動的に
上下方向に移動する機構が備わっている。
【0024】本実施例における回転ツ−ル1形状は、先
端部の径が5mm、長さ4mmのMネジである。また、
回転数は1000rpm、移動速度は500mm/mi
nである。
端部の径が5mm、長さ4mmのMネジである。また、
回転数は1000rpm、移動速度は500mm/mi
nである。
【0025】前記のごとく、回転機構および上下移動機
構を備えた加工物の固定治具により、加工物と固定治具
との摩擦抵抗が少なくなる。このため、鉄道用車両のよ
うな加工物が長い場合も容易に安定に固定できる。従っ
て、溶接も安定にできる。この溶接によって、高速用の
車両を製作した。なお、実施例では加工物2を固定し
て、回転ツ−ル1と固定治具7及び8を溶接方向に移動
したが、これらを固定して加工物を移動しても本目的を
達成できる。
構を備えた加工物の固定治具により、加工物と固定治具
との摩擦抵抗が少なくなる。このため、鉄道用車両のよ
うな加工物が長い場合も容易に安定に固定できる。従っ
て、溶接も安定にできる。この溶接によって、高速用の
車両を製作した。なお、実施例では加工物2を固定し
て、回転ツ−ル1と固定治具7及び8を溶接方向に移動
したが、これらを固定して加工物を移動しても本目的を
達成できる。
【0026】[実施例 2]第3図はアルミ合金からな
る長さ20m、幅1m、厚さ5mmの車両用の加工物2
の突合せ溶接において、回転ツ−ル1の配置側および反
対側(溶接面の裏側)に合計7個の回転機構を備えた加
工物2の固定治具7および8を配置して溶接する斜視図
を示す。なお、本実施例における加工物の固定治具は、
実施例1の第1図の他に回転ツ−ル1の溶接方向前方に
も配置されていることが特徴である。
る長さ20m、幅1m、厚さ5mmの車両用の加工物2
の突合せ溶接において、回転ツ−ル1の配置側および反
対側(溶接面の裏側)に合計7個の回転機構を備えた加
工物2の固定治具7および8を配置して溶接する斜視図
を示す。なお、本実施例における加工物の固定治具は、
実施例1の第1図の他に回転ツ−ル1の溶接方向前方に
も配置されていることが特徴である。
【0027】溶接は加工物2を固定台6に固定する。さ
らに、加工物が回転ツ−ル1の荷重によって変形しなよ
うに、回転ツ−ル1の配置側および反対側に加工物を固
定する固定治具7および8を配置する。なお、固定治具
7および8は回転機構および加工物の上下移動に連動し
て自動的に上下に移動できる構造も備えている。 前記
のごとく、回転機構および上下移動機構を備えた加工物
の固定治具により、加工物と支持治具との摩擦抵抗が少
なくなる。このため、加工物が長い車両構体の場合でも
容易に安定に固定できる。従って、溶接も安定にでき
る。本実施例における回転ツ−ルの形状および溶接条件
は実施例1と同じである。この溶接によって、高速用の
車両を製作した。
らに、加工物が回転ツ−ル1の荷重によって変形しなよ
うに、回転ツ−ル1の配置側および反対側に加工物を固
定する固定治具7および8を配置する。なお、固定治具
7および8は回転機構および加工物の上下移動に連動し
て自動的に上下に移動できる構造も備えている。 前記
のごとく、回転機構および上下移動機構を備えた加工物
の固定治具により、加工物と支持治具との摩擦抵抗が少
なくなる。このため、加工物が長い車両構体の場合でも
容易に安定に固定できる。従って、溶接も安定にでき
る。本実施例における回転ツ−ルの形状および溶接条件
は実施例1と同じである。この溶接によって、高速用の
車両を製作した。
【0028】[実施例 3]第4図はアルミ合金からな
る長さ25m、幅0.5m、厚さ4mmの車両用加工物
2の突合せ溶接において、回転ツ−ル1の配置側および
反対側(溶接面の裏側)に合計9個の回転機構を備えた
加工物2の固定治具を配置して溶接する斜視図を示す。
つまり、固定治具の配置位置は、実施例2の第3図の他
に溶接裏面側における回転ツ−ルの溶接方向前方にも配
置されていることが特徴である。
る長さ25m、幅0.5m、厚さ4mmの車両用加工物
2の突合せ溶接において、回転ツ−ル1の配置側および
反対側(溶接面の裏側)に合計9個の回転機構を備えた
加工物2の固定治具を配置して溶接する斜視図を示す。
つまり、固定治具の配置位置は、実施例2の第3図の他
に溶接裏面側における回転ツ−ルの溶接方向前方にも配
置されていることが特徴である。
【0029】この溶接方法において、加工物2は支持台
6に固定され、さらに、回転ツ−ル1の荷重によって変
形しなように、回転ツ−ル1の配置側および反対側に加
工物を支持する支持治具7および8を配置する。この場
合、支持治具7および8は回転機構が備えられている。
さらに、支持治具7および8は、加工物の上下移動に連
動して自動的に上下に移動できる構造も備えている。溶
接は、回転ツ−ルが4方向に回転しながら5方向に移動
して溶接される。この場合、固定治具7及び8も回転ツ
−ルの移動に連動して5方向に移動する。
6に固定され、さらに、回転ツ−ル1の荷重によって変
形しなように、回転ツ−ル1の配置側および反対側に加
工物を支持する支持治具7および8を配置する。この場
合、支持治具7および8は回転機構が備えられている。
さらに、支持治具7および8は、加工物の上下移動に連
動して自動的に上下に移動できる構造も備えている。溶
接は、回転ツ−ルが4方向に回転しながら5方向に移動
して溶接される。この場合、固定治具7及び8も回転ツ
−ルの移動に連動して5方向に移動する。
【0030】なお、本実施例では光学的監視装置によ
り、溶接裏面側の溶接状況を監視しながら溶接した。
り、溶接裏面側の溶接状況を監視しながら溶接した。
【0031】前記のごとく、回転機構および上下移動機
構を備えた加工物の支持治具により、加工物と支持治具
との摩擦抵抗が少なくなる。このため、加工物が長い場
合も容易に安定に固定できる。従って、溶接も安定にで
きる。アルミ合金の突合せ溶接を行った。回転ツ−ルの
形状および溶接条件は実施例1と同じである。この溶接
によって、高速用の車両を製作した。
構を備えた加工物の支持治具により、加工物と支持治具
との摩擦抵抗が少なくなる。このため、加工物が長い場
合も容易に安定に固定できる。従って、溶接も安定にで
きる。アルミ合金の突合せ溶接を行った。回転ツ−ルの
形状および溶接条件は実施例1と同じである。この溶接
によって、高速用の車両を製作した。
【0032】[実施例 4]第5図はアルミ合金からな
る長さ25m、幅0.5m、厚さ4mmの車両用加工物
2の突合せ溶接において、回転ツ−ル1の配置側および
反対側(溶接面の裏側)に合計11個の回転機構を備え
た加工物2の固定治具を配置して溶接する斜視図を示
す。つまり、固定治具の配置位置は、実施例2の第3図
の他に溶接裏面側における回転ツ−ル1の前方の他、後
方にも配置されていることが特徴である。
る長さ25m、幅0.5m、厚さ4mmの車両用加工物
2の突合せ溶接において、回転ツ−ル1の配置側および
反対側(溶接面の裏側)に合計11個の回転機構を備え
た加工物2の固定治具を配置して溶接する斜視図を示
す。つまり、固定治具の配置位置は、実施例2の第3図
の他に溶接裏面側における回転ツ−ル1の前方の他、後
方にも配置されていることが特徴である。
【0033】この溶接方法において、加工物2は支持台
6に固定され、さらに、回転ツ−ル1の荷重によって変
形しなように、回転ツ−ル1の配置側および反対側に加
工物を支持する支持治具7および8を配置する。この場
合、支持治具7および8は回転機構が備えられている。
さらに、支持治具7および8は、加工物の上下移動に連
動して自動的に上下に移動できる構造も備えている。溶
接は、回転ツ−ルが4方向に回転しながら5方向に移動
して溶接される。この場合、固定治具7及び8も回転ツ
−ルの移動に連動して5方向に移動する。
6に固定され、さらに、回転ツ−ル1の荷重によって変
形しなように、回転ツ−ル1の配置側および反対側に加
工物を支持する支持治具7および8を配置する。この場
合、支持治具7および8は回転機構が備えられている。
さらに、支持治具7および8は、加工物の上下移動に連
動して自動的に上下に移動できる構造も備えている。溶
接は、回転ツ−ルが4方向に回転しながら5方向に移動
して溶接される。この場合、固定治具7及び8も回転ツ
−ルの移動に連動して5方向に移動する。
【0034】なお、本実施例ではCCDカメラによる電
子的監視装置により、溶接表面及び裏面側の溶接状況を
監視しながら溶接した。
子的監視装置により、溶接表面及び裏面側の溶接状況を
監視しながら溶接した。
【0035】前記のごとく、回転機構および上下移動機
構を備えた加工物の支持治具により、加工物と支持治具
との摩擦抵抗が少なくなる。このため、加工物が長い場
合も容易に安定に固定できる。従って、溶接も安定にで
きる。アルミ合金の突合せ溶接を行った。回転ツ−ルの
形状および溶接条件は実施例1と同じである。この溶接
によって、高速用の車両を製作した。
構を備えた加工物の支持治具により、加工物と支持治具
との摩擦抵抗が少なくなる。このため、加工物が長い場
合も容易に安定に固定できる。従って、溶接も安定にで
きる。アルミ合金の突合せ溶接を行った。回転ツ−ルの
形状および溶接条件は実施例1と同じである。この溶接
によって、高速用の車両を製作した。
【0036】[実施例 5]第6図は車両用のアルミ合
金からなる加工物の突合せ溶接において、回転ツ−ル1
を加工物2の表裏両面に配置して表裏両面から溶接する
溶接法と装置の斜視図を示す。本実施例では、回転ツ−
ル1が加工物の反対側(溶接裏面側)にも配置され、さ
らに、固定治具も溶接方向に対して回転ツ−ルの後方側
にも配置されていることが特徴である。
金からなる加工物の突合せ溶接において、回転ツ−ル1
を加工物2の表裏両面に配置して表裏両面から溶接する
溶接法と装置の斜視図を示す。本実施例では、回転ツ−
ル1が加工物の反対側(溶接裏面側)にも配置され、さ
らに、固定治具も溶接方向に対して回転ツ−ルの後方側
にも配置されていることが特徴である。
【0037】第7図は第6図の回転ツ−ル1部分の断面
図を示す。回転ツ−ル1bは溶接部の裏面にも配置さ
れ、表面側に配置されている回転ツ−ル1aの加重を回
転ツ−ル1bで受ける構造である。この溶接方法におい
て、まず、加工物2は支持台6に支持される。この支持
だけでは、加工物2は回転ツ−ルの加重により変形し、
安定に溶接ができない。このため、回転ツ−ル1の荷重
によって変形しなように、回転ツ−ル1の配置側および
反対側に加工物を固定する固定治具7および8を合計4
個配置する。この場合、固定治具7および8は回転機構
が備えられている。さらに、固定治具7および8は、第
7図に示すごとく、支持気機構9に取付けられ、加工物
2の上下移動に連動して自動的に上下に移動できる構造
も備えている。また、この回転機構を備えた固定治具7
及び8は、回転ツ−ル1の溶接方向の移動に連動して移
動する。
図を示す。回転ツ−ル1bは溶接部の裏面にも配置さ
れ、表面側に配置されている回転ツ−ル1aの加重を回
転ツ−ル1bで受ける構造である。この溶接方法におい
て、まず、加工物2は支持台6に支持される。この支持
だけでは、加工物2は回転ツ−ルの加重により変形し、
安定に溶接ができない。このため、回転ツ−ル1の荷重
によって変形しなように、回転ツ−ル1の配置側および
反対側に加工物を固定する固定治具7および8を合計4
個配置する。この場合、固定治具7および8は回転機構
が備えられている。さらに、固定治具7および8は、第
7図に示すごとく、支持気機構9に取付けられ、加工物
2の上下移動に連動して自動的に上下に移動できる構造
も備えている。また、この回転機構を備えた固定治具7
及び8は、回転ツ−ル1の溶接方向の移動に連動して移
動する。
【0038】第7図に示すごとく、回転ツ−ル1はモ−
タ10に取付けられ、4方向に回転しながら5方向に移
動して溶接される。
タ10に取付けられ、4方向に回転しながら5方向に移
動して溶接される。
【0039】なお、第7図に示すごとく、本実施例にお
ける加工物の溶接部の厚さは局部的に0.8mm高くな
っていることが特徴である。これにより、回転ツ−ルと
加工部との摩擦によって溶接部の表面に凹みが生じた場
合でも溶接部が厚くなっているため、機械的強度の低下
を防止できる。
ける加工物の溶接部の厚さは局部的に0.8mm高くな
っていることが特徴である。これにより、回転ツ−ルと
加工部との摩擦によって溶接部の表面に凹みが生じた場
合でも溶接部が厚くなっているため、機械的強度の低下
を防止できる。
【0040】前記のごとく、回転機構および上下移動機
構を備えた加工物の固定治具により、加工物と固定治具
との摩擦抵抗が少なくなる。このため、鉄道車両のよう
に、加工物が長くかつ、大型の場合でも容易に安定に固
定できる。従って、車両のような長尺の加工物でも安定
に溶接できる。回転ツ−ルの形状および溶接条件は実施
例1と同じである。この溶接によって、高速用の車両を
製作した。
構を備えた加工物の固定治具により、加工物と固定治具
との摩擦抵抗が少なくなる。このため、鉄道車両のよう
に、加工物が長くかつ、大型の場合でも容易に安定に固
定できる。従って、車両のような長尺の加工物でも安定
に溶接できる。回転ツ−ルの形状および溶接条件は実施
例1と同じである。この溶接によって、高速用の車両を
製作した。
【0041】[実施例 6]第8図は押出し加工によっ
て製作された鉄道用車両のハニカムパネル(中空型材)
の溶接方法を示す断面図である。このハニカムパネル
は、長さ25m、幅0.4m、厚さ50mmである。こ
のハニカムパネルは、面板12、コア−材13、縁材1
4から構成されている。ハニカムパネルは支持台6に配
置され、さらに、上下方向から固定治具7及び8によっ
て固定される。溶接は回転ツ−ル1を縁材14の接合部
に挿入されて加工物同士を両面から固相接合する。つま
り、本溶接方法は、溶融しないため、溶融金属の重力で
溶融金属が下方に垂れ落ちることはない。このため、溶
接はハニカムパネルの縁材6の部分に上下方向から回転
ツ−ル1を挿入して行った。該、回転ツ−ル1は、ロボ
ット11に取付けられ、モ−タ10による駆動力で回転
しながら溶接線方向に移動し、加工物同士を固相接合す
る。なお、該、回転ツ−ル1は、加工物表面の変形に応
じて上下方向に自動的に移動制御できる。さらに、該、
回転ツ−ル1は、溶接線に沿って左右方向にも自動的に
移動制御できる。この実施例では、接合部の面板の高さ
がほかの部分より約0.8mm局部的に高くなっている
ことが特徴である。これにより、回転ツ−ルと加工部と
の摩擦によって溶接部の表面に凹みが生じた場合でも溶
接部が厚くなっているため、機械的強度の低下を防止で
きる。
て製作された鉄道用車両のハニカムパネル(中空型材)
の溶接方法を示す断面図である。このハニカムパネル
は、長さ25m、幅0.4m、厚さ50mmである。こ
のハニカムパネルは、面板12、コア−材13、縁材1
4から構成されている。ハニカムパネルは支持台6に配
置され、さらに、上下方向から固定治具7及び8によっ
て固定される。溶接は回転ツ−ル1を縁材14の接合部
に挿入されて加工物同士を両面から固相接合する。つま
り、本溶接方法は、溶融しないため、溶融金属の重力で
溶融金属が下方に垂れ落ちることはない。このため、溶
接はハニカムパネルの縁材6の部分に上下方向から回転
ツ−ル1を挿入して行った。該、回転ツ−ル1は、ロボ
ット11に取付けられ、モ−タ10による駆動力で回転
しながら溶接線方向に移動し、加工物同士を固相接合す
る。なお、該、回転ツ−ル1は、加工物表面の変形に応
じて上下方向に自動的に移動制御できる。さらに、該、
回転ツ−ル1は、溶接線に沿って左右方向にも自動的に
移動制御できる。この実施例では、接合部の面板の高さ
がほかの部分より約0.8mm局部的に高くなっている
ことが特徴である。これにより、回転ツ−ルと加工部と
の摩擦によって溶接部の表面に凹みが生じた場合でも溶
接部が厚くなっているため、機械的強度の低下を防止で
きる。
【0042】第9図は上記方法によって製作した鉄道車
両構造体の斜視図を示す。第10図は、第9図の構造体
をさらに複数溶接して製作した鉄道車両外観を示す。接
合部3の長さは一部が12.5mであるが、最大25m
の長さが表裏利用面から形成されている。
両構造体の斜視図を示す。第10図は、第9図の構造体
をさらに複数溶接して製作した鉄道車両外観を示す。接
合部3の長さは一部が12.5mであるが、最大25m
の長さが表裏利用面から形成されている。
【0043】[本発明の構成]本発明の構成は、下記の
いずれか1つ以上によって達成される (1)車両用構造体の材質より硬い材質よりなる回転ツ
−ル材と前記、車両体溶接部との摩擦熱により固相溶接
された鉄道車両構造体 (2)前記、固相溶接方法によりによって溶接される車
両構造体は、溶接部表面側または溶接部裏面側のいずれ
か一方または両方から回転機構を備えた固定治具によっ
て固定されて溶接されること。
いずれか1つ以上によって達成される (1)車両用構造体の材質より硬い材質よりなる回転ツ
−ル材と前記、車両体溶接部との摩擦熱により固相溶接
された鉄道車両構造体 (2)前記、固相溶接方法によりによって溶接される車
両構造体は、溶接部表面側または溶接部裏面側のいずれ
か一方または両方から回転機構を備えた固定治具によっ
て固定されて溶接されること。
【0044】(3)前記、回転ツ−ルの前方または後方
のいずれか一方または両方に配置されいること。
のいずれか一方または両方に配置されいること。
【0045】(4)前記、固定治具は、前記、回転ツ−
ルの上下移動とは単独にまたは連動して上下方向または
左右方向に移動すること。
ルの上下移動とは単独にまたは連動して上下方向または
左右方向に移動すること。
【0046】(5)鉄道車両を表裏両面から接合する (6)接合部の厚さを他の部分より厚くする
【0047】
【発明の効果】本発明によって、鉄道車両のような長尺
かつ、大型の構造部でも加工物を固相溶接、つまり、加
工物を溶融させないで溶接できる。従って、鉄道車両の
ような大型構造物が従来に比べて、高精度で、かつ、安
価に製作できる。また、接合部の厚さを他の部分より増
加することにより、接合部のギャップが大きい場合でも
欠陥なく接合できる。さらに、表裏両面から接合するこ
とにより、効率的に加工物および加工物から構成される
構造体を製作できる。
かつ、大型の構造部でも加工物を固相溶接、つまり、加
工物を溶融させないで溶接できる。従って、鉄道車両の
ような大型構造物が従来に比べて、高精度で、かつ、安
価に製作できる。また、接合部の厚さを他の部分より増
加することにより、接合部のギャップが大きい場合でも
欠陥なく接合できる。さらに、表裏両面から接合するこ
とにより、効率的に加工物および加工物から構成される
構造体を製作できる。
【図1】発明の一実施例の摩擦接合装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の装置の縦断面図である。
【図3】他の実施例の摩擦接合装置の斜視図である。
【図4】他の実施例の摩擦接合装置の斜視図である。
【図5】他の実施例の摩擦接合装置の斜視図である。
【図6】他の実施例の摩擦接合装置の斜視図である。
【図7】図6の装置の縦断面図である。
【図8】他の実施例の摩擦接合装置の斜視図である。
【図9】鉄道車両の構造体の斜視図である。
【図10】鉄道車両の斜視図である。
1:回転ツール、2:加工物、3:溶接部、7,8:ロ
ーラ。
ーラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青田 欣也 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 江角 昌邦 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 石丸 靖男 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (13)
- 【請求項1】アルミ合金よりなる鉄道車両構体の製作方
法において、該、車両構体の全部または一部が該、車両
構体より硬い金属との摩擦熱を利用した摩擦方法により
製作されることを特徴とする鉄道車両用構体の製作方
法。 - 【請求項2】請求項1記載の固相溶接法は、車両構造体
の材質より実質的に硬い材質からなる金属製のツ−ルを
加工物の接合部に挿入し、前記、ツ−ルを回転しながら
移動することによって生じる該ツ−ルと該加工物との摩
擦熱を利用した摩擦溶接方法であることを特徴とする鉄
道車両用構体の製作方法。 - 【請求項3】請求項2記載の溶接方法によって溶接され
る車両構造体は、該、回転ツ−ルの配置側(溶接部表面
側)または回転ツ−ルと反対側(溶接部裏面側)のいず
れか一方または両方から回転機構を備えた固定治具によ
って固定されて溶接されることを特徴とする鉄道車両用
構体の製作方法。 - 【請求項4】請求項3項記載の回転機構を備えた加工物
の固定治具は、前記、回転ツ−ルの前方または後方のい
ずれか一方または両方に配置されいること特徴とする車
両用構体の製作方法。 - 【請求項5】請求項4記載の固定治具は、前記、回転ツ
−ルの上下移動とは単独にまたは連動して上下方向また
は左右方向に移動することを特徴とする鉄道車両用構体
の製作方法。 - 【請求項6】請求項3〜5項記載のいずれか1つ以上の
加工物の固定治具を備えたことを特徴とする鉄道車両用
構体の製作装置 - 【請求項7】加工物の材質より実質的に硬い材質からな
る金属製のツ−ルを加工物の接合部に挿入し、前記、ツ
−ルを回転しながら移動することによって生じる該ツ−
ルと該加工物との摩擦熱による塑性流動によって実質的
に連続した部材を接合する摩擦溶接方法において、前
記、鉄道車両構体の表裏両面から溶接を行うことを特徴
とする鉄道車両構体の溶接方法。 - 【請求項8】車両構造体の材質より実質的に硬い材質か
らなる金属製のツ−ルを加工物の接合部に挿入し、前
記、ツ−ルを回転しながら移動することによって生じる
該ツ−ルと該加工物との摩擦熱による塑性流動によって
実質的に連続した部材を接合する溶接方法において、光
学的または電子的手段によって溶接開先部または溶接中
の状況を監視しながら溶接することを特徴とする鉄道車
両構体の溶接方法。 - 【請求項9】前記、請求項6記載の監視装置を備えた鉄
道車両構体の溶接装置。 - 【請求項10】加工物の材質より実質的に硬い材質から
なる金属製のツ−ルを加工物の接合部に挿入し、前記、
ツ−ルを回転しながら移動することによって生じる該ツ
−ルと該加工物との摩擦熱による塑性流動によって実質
的に連続した部材を接合する溶接方法において、前記、
溶接部をア−クまたはプラズマまたはレ−ザの中のいず
れかの熱源による溶接方法と併用して溶接することを特
徴とする鉄道車両構体の溶接方法。 - 【請求項11】加工物の材質より実質的に硬い材質から
なる金属製のツ−ルを加工物の接合部に挿入し、前記、
ツ−ルを回転しながら移動することによって生じる該ツ
−ルと該加工物との摩擦熱による塑性流動によって実質
的に連続した部材を接合する接合構造において、該、接
合部の厚さが他の部分より局部的に高くなっていること
を特徴とする鉄道車両構体の溶接継手構造。 - 【請求項12】特許請求の範囲第1〜9項記載の加工物
は、AlまたはAl合金であることを特徴とする加工物
構造体。 - 【請求項13】特許請求の範囲第1〜10項記載のいず
れかの方法によって製作された加工物からなる鉄道車両
構体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20684496A JP3311590B2 (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 摩擦溶接方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2000279740A Division JP2001138072A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 摩擦溶接装置 |
JP2000279742A Division JP2001138074A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 鉄道車両用構体の製作方法及び製作装置 |
JP2000279736A Division JP3311736B2 (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 摩擦溶接装置 |
JP2000279738A Division JP2001138071A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 摩擦溶接装置 |
JP2000279741A Division JP2001138073A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 摩擦溶接方法 |
JP2000279739A Division JP2001121276A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 摩擦溶接方法 |
JP2000279737A Division JP2001121275A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 摩擦溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1052773A true JPH1052773A (ja) | 1998-02-24 |
JP3311590B2 JP3311590B2 (ja) | 2002-08-05 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-08-06 JP JP20684496A patent/JP3311590B2/ja not_active Expired - Fee Related
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