JPH10524A - ねじ移動テーブル装置のガタ防止機構 - Google Patents

ねじ移動テーブル装置のガタ防止機構

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JPH10524A
JPH10524A JP17569096A JP17569096A JPH10524A JP H10524 A JPH10524 A JP H10524A JP 17569096 A JP17569096 A JP 17569096A JP 17569096 A JP17569096 A JP 17569096A JP H10524 A JPH10524 A JP H10524A
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
moving table
movable body
feed screw
female screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17569096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Matsunaga
健一 松永
Shigeharu Ushiwatari
繁春 牛渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Publication of JPH10524A publication Critical patent/JPH10524A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィ−ドスクリュにねじ嵌合する移動テ−ブ
ルの位置移動を行なう際に、ねじ嵌合部のガタを防止
し、位置移動の精度を向上させたねじ移動テ−ブル装置
を提供する。 【解決手段】 フィ−ドスクリュ2にねじ嵌合する移動
テ−ブル3に対し、近接又は離反する方向へ移動可能に
可動体9を設け、移動テ−ブル3と可動体9との間に第
1の圧縮ばね10を設けることで、ねじ嵌合部のガタを
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、木工機械
等で材料が載る移動テ−ブルにねじ嵌合するフィ−ドス
クリュを回転させることによりテ−ブルの位置移動を行
なうねじ移動テ−ブル装置のガタ防止機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のねじ移動テ−ブル装置の構造を図
7〜図9を用いて説明する。従来のねじ移動テ−ブル装
置は、図7のような構造が一般的であり、固定ボス24
に支持されたフィ−ドスクリュ22の雄ねじ22aを移
動テ−ブル3の雌ねじ23aにねじ嵌合させ、フィ−ド
スクリュ22に連結された操作ハンドル21などの回転
手段により移動テ−ブル23を移動させる構造となって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、移動テ−ブル
23の雌ねじ23aとフィ−ドスクリュ22の雄ねじ2
2aのねじ嵌合部には、図8に示すような隙間Eがあり
ガタが生じていた。また、図1に示すように、フィ−ド
スクリュ22と固定ボス24間にも隙間Dがあり、ガタ
の生じる要因となっていた。そのため、操作ハンドル2
1の微妙な操作による移動テ−ブル23の微小な移動が
できない、また、移動テ−ブル23の位置を正確に合わ
せることができないために起こる精度不良の問題が生じ
ていた。さらに、移動テ−ブル23がガタつき、スム−
ズな移動ができないといった操作性の悪さも生じてい
た。
【0001】このような問題を解決するために、図9に
示すようなねじ嵌合部のガタ防止機構があった。これ
は、フィ−ドスクリュ22の雄ねじ22aにねじ嵌合す
る雌ねじ34aと、移動テ−ブル23の雌ねじ23bに
ねじ嵌合する雄ねじ34bを併せ持つ調整部材34を用
いてガタをなくす構造である。調整部材34をねじ回転
させることにより、移動テ−ブル23の雌ねじ23aと
調整部材34の雌ねじ34a間の距離を調整し、調整部
材34を移動テ−ブル23に固定ボルト35で固定する
ことでガタをなくす方法である。
【0001】しかし、この方法は移動テ−ブル23の雌
ねじ23aと、調整部材34の雌ねじ34a間の距離を
調整する作業が必要であるため面倒であった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来の欠点をな
くし、操作性の良い、移動テ−ブルの位置移動の精度を
向上させたねじ移動テ−ブル装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、雄ねじを有するフィ−ドスクリュの一端
に回転手段を設け、固定ボスに前記フィ−ドスクリュを
支持し、該フィ−ドスクリュの雄ねじに移動テ−ブルを
ねじ嵌合させ、前記回転手段により前記移動テ−ブルの
位置移動を行なうねじ移動テ−ブル装置において、前記
移動テ−ブルの雌ねじに対し近接又は離反する方向に移
動可能に設けられた可動体を前記フィ−ドスクリュにね
じ嵌合させ、前記移動テ−ブルと前記可動体との間に第
1の圧縮ばねを介在させたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1〜図6を用
いて説明する。図1は本発明になる第1実施例を示すね
じ移動テ−ブル装置の側面図、図2は図1のA−A線断
面図、図3は移動テ−ブルとフィ−ドスクリュのねじ嵌
合部の拡大図である。図4は第2実施例を示すねじ移動
テ−ブル装置の側面図、図5は第3実施例を示すねじ移
動テ−ブル装置の側面図、図6は図5のB方向から見た
矢視図である。
【0011】まず、ねじ移動テ−ブル装置の基本構成に
ついて説明する。図1に示すように、任意に配設された
固定ボス4には、カラ−5を介してフィ−ドスクリュ2
が回転自在に支持されている。カラ−5は、固定ボス4
に止めねじ7で回り止め固定されており、フィ−ドスク
リュ2は、ダブルナット14によってスム−ズに回転す
るようガタ調整され、一端に回転手段である操作ハンド
ル1を連結する。移動テ−ブル3は、固定ボス4に固定
ピン6で固定した案内部材8に支持され、フィ−ドスク
リュ2の軸方向と平行な方向へ摺動自在に保持される。
移動テ−ブル3の雌ねじ3aにフィ−ドスクリュ2の雄
ねじ2aをねじ嵌合させ、移動テ−ブル3の位置移動
は、操作ハンドル1の回転操作により行なう。
【0012】移動テ−ブル3の雌ねじ3aとフィ−ドス
クリュ2の雄ねじ2aのねじ嵌合部には、図8に示すよ
うに隙間Eがあり、ねじの遊び、ガタが生じている。そ
こで図3に示すように、移動テ−ブル3の雌ねじ3aに
近接、離反する方向に移動可能な可動体9をフィ−ドス
クリュ2にねじ嵌合させ、移動テ−ブル3と可動体9の
間に第1の圧縮ばね10を介在させる。第1の圧縮ばね
10により移動テ−ブル3の雌ねじ3aと可動体9の雌
ねじ9aには、常に互いに離反する方向へ側圧がかか
り、フィ−ドスクリュ2の雄ねじ2aの歯面2bを移動
テ−ブル3の雌ねじ3aの歯面3cに常に押し付けるこ
とで、隙間Eがなくなりガタをなくすことができる。
【0013】また、これまで説明してきたねじ移動テ−
ブル装置では、フィ−ドスクリュ2をダブルナット14
により調整し、フィ−ドスクリュ2とカラ−5との隙間
Dを少なくし、ガタをなくすようにしているが、調整方
法によっては完全なガタなくしができない。そこで、図
4に示すように移動テ−ブル3と可動体9間の第1の圧
縮ばね10とは別に、第2の圧縮ばね13を操作ハンド
ル1とカラ−5との間に設け、第2の圧縮ばね13で常
に余圧をかけることにより、フィ−ドスクリュ2をC面
に押し付け、隙間Dをなくす。
【0014】図1,図4に示すように可動体9はフリ−
な状態としているため、フィ−ドスクリュ2の雄ねじ2
aと、移動テ−ブル3および可動体9の雌ねじ3a,9
aは、第1の圧縮ばね10の側圧により常に接触してい
る状態で回転する。そのために、ねじは早期に摩耗して
しまう。そこで、図5に示すように移動テ−ブル3と可
動体9を連結する固定板11を設け、移動テ−ブル3と
可動体9の距離を常に一定に保つようにする。これによ
り、フィ−ドスクリュ2の雄ねじ2aと、移動テ−ブル
3および可動体9の雌ねじ3a,9aには、常に一定の
側圧のみがかかることになり、過剰な接触による早期摩
耗を防ぐことができる。図6に示すように、固定板11
には移動テ−ブル3および可動体9に固定するための長
穴11a又は丸穴が形成されており、長穴11aであれ
ば、移動テ−ブル3と可動体9の距離を任意に調整する
ことができる。また、固定板11は固定ねじ12によっ
て移動テ−ブル3および可動体9に固定される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、移動テ−ブルとフィ−
ドスクリュのねじ嵌合部のガタを防止し、ねじ移動テ−
ブルの位置移動の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すねじ移動テ−ブル装置
の側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】ねじ嵌合部を示す説明図である。
【図4】第2実施例を示すねじ移動テ−ブル装置の側面
図である。
【図5】第3実施例を示すねじ移動テ−ブル装置の側面
図である。
【図6】図5のB方向から見た矢視図である。
【図7】従来のねじ移動テ−ブル装置の側面図である。
【図8】従来のねじ嵌合部を示す説明図である。
【図9】従来のねじ移動テ−ブル装置のガタ防止機構の
側面図である。
【符号の説明】
2…フィ−ドスクリュ、2a…雄ねじ、2b…雄ねじの
歯面、3…移動テ−ブル、3a…雌ねじ、3c…歯面、
4…固定ボス、9…可動体、9a…雌ねじ、10…第1
の圧縮ばね、11…固定板、11a…長穴、12…固定
ねじ、13…第2の圧縮ばね。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄ねじを有するフィ−ドスクリュの一端
    に回転手段を設け、固定ボスに前記フィ−ドスクリュを
    支持し、該フィ−ドスクリュの雄ねじに移動テ−ブルを
    ねじ嵌合させ、前記回転手段により前記移動テ−ブルの
    位置移動を行なうねじ移動テ−ブル装置において、前記
    移動テ−ブルの雌ねじに対し近接又は離反する方向に移
    動可能に設けられた可動体を前記フィ−ドスクリュにね
    じ嵌合させ、前記移動テ−ブルと前記可動体との間に第
    1の圧縮ばねを介在させたことを特徴とするねじ移動テ
    −ブル装置のガタ防止機構。
  2. 【請求項2】 前記回転手段と前記固定ボスとの間に第
    2の圧縮ばねを介在させたことを特徴とする請求項1記
    載のねじ移動テ−ブル装置のガタ防止機構。
  3. 【請求項3】 前記移動テ−ブルと前記可動体間を連結
    する固定板を設けたことを特徴とする請求項1又は2記
    載のねじ移動テ−ブル装置のガタ防止機構。
JP17569096A 1996-06-13 1996-06-13 ねじ移動テーブル装置のガタ防止機構 Pending JPH10524A (ja)

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JPH10524A true JPH10524A (ja) 1998-01-06

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ID=16000544

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JP17569096A Pending JPH10524A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 ねじ移動テーブル装置のガタ防止機構

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110340988A (zh) * 2019-07-10 2019-10-18 扬州市艾力达机电制造有限公司 一种锯木机滑架组件装置
US11097240B2 (en) 2017-06-19 2021-08-24 University Industry Foundation, Yonsei University Wonju Campus Pickering emulsion composition using polyimide particles and preparation method thereof
JP2022523654A (ja) * 2019-01-25 2022-04-26 コーニング インコーポレイテッド 融合下方ドローガラス形成のためのデュアル高さ縁ロールシステム

Cited By (3)

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Effective date: 20050412

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