JPH1052145A - 農業用ロボットの収穫装置 - Google Patents

農業用ロボットの収穫装置

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JPH1052145A
JPH1052145A JP20947596A JP20947596A JPH1052145A JP H1052145 A JPH1052145 A JP H1052145A JP 20947596 A JP20947596 A JP 20947596A JP 20947596 A JP20947596 A JP 20947596A JP H1052145 A JPH1052145 A JP H1052145A
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JP
Japan
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motor
end effector
manipulator
cucumber
arm
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JP20947596A
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English (en)
Inventor
Seiichi Arima
誠一 有馬
Hiroshi Nakamura
博 中村
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マニピュレータ先端部のリストピッチ関節軸
に、エンドエフェクタを支承して回動させるときに、必
要となるモータの出力トルクを小さく抑える。 【解決手段】マニピュレータ5の伸縮直動アーム6の先
端部近傍に駆動可能に支承したリストピッチ関節軸7の
一端部に、上下方向に回動移動させて作業対象物を収穫
するエンドエフェクタ8の回動重心位置G近傍を軸止し
てなる農業用ロボットの収穫装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農業用ロボット
の収穫装置に関し、エンドエフェクタをオフセットした
マニピュレータ等の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】農業
用ロボットにおけるマニピュレータの伸縮直動アーム先
端部近傍に、該アームと直角交差方向にリストピッチ関
節軸を設け、このリストピッチ関節軸にエンドエフェク
タをオフセット状態に装着して、上下方向に回動移動さ
せることにより作業対象物としての果菜類の収穫を行わ
せるものにおいて、このエンドエフェクタを回動させる
リストピッチ関節軸と、該エンドエフェクタの回動重心
位置とが偏位しているときは回動時のモーメントが極め
て大となり、リストピッチ関節軸を駆動するために大き
な出力トルクのモータを必要とすることになる。
【0003】このモータの出力が大きくなるに伴いその
容量も大きくなるため、マニピュレータの先端部近傍の
形状も大きくなり、作業対象物としての果菜類に干渉し
て傷つける等種々の不具合が発生すると共に、伸縮直動
アームやショルダ及びウエスト関節部等他の関節駆動用
のモータの出力も大きくする必要があり、各駆動モータ
のコストアップは勿論のこと、電気使用量を多く必要と
するため、電源をバッテリ等から供給するときは稼動時
間が短くなり作業能率が阻害される。
【0004】そこでこの発明は、エンドエフェクタの回
動重心位置近傍を、リストピッチ関節軸に軸止して上下
方向に回動移動させる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、マニピュレ
ータ5の伸縮直動アーム6の先端部近傍に駆動可能に支
承したリストピッチ関節軸7の一端部に、上下方向に回
動移動させて作業対象物を収穫するエンドエフェクタ8
の回動重心位置G近傍を軸止してなる農業用ロボットの
収穫装置の構成とする。
【0006】
【作用】上記の構成により、農業用ロボットにおけるマ
ニピュレータ5の伸縮直動アーム6先端部近傍におい
て、該アーム6と直角交差して駆動可能に内装支承した
リストピッチ関節軸7の一端部に、例えば、作業対象物
を収穫する収穫部と、この収穫部にロール回動させるモ
ータを連結配置した縦長のエンドエフェクタ8の、上下
方向の回動重心位置G及至はその近傍位置を支持アーム
を介して軸止することにより、このエンドエフェクタ8
の鉛直平面内での上下方向の回動時に回転モーメントを
小さく抑えることができるから、リストピッチ関節軸7
を駆動するモータの出力トルクが小さくなるに伴いその
容量も小さくてすみ、該アーム6の先端部近傍の形状を
小さく納めることができる。
【0007】
【発明の効果】該リストピッチ関節軸7によりエンドエ
フェクタ8の回動重心位置Gを支承して上下方向に回動
させるときは、回動用のモータを小出力で対応できるか
ら、モータの容量も小さくなりマニピュレータの先端部
近傍の形状が小さく纏まって、作業対象物に干渉する等
の不具合を防止できると共に、他の関節駆動用のモータ
の出力も大きくする必要がなく、各駆動用のモータのコ
スト及び電気使用量を低減することができ、電源にバッ
テリ等を使用したときでも稼動時間の延長が可能となり
作業能率の低下を抑制することができる。なお、重さの
違うエンドエフェクタ8を装着したときでも回動用のモ
ータへの影響が少ない。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を、作業対象物と
しての果菜類の収穫を行う農業用ロボットについて図面
に基づき説明する。車台9の下側前後位置に左右一対の
前輪10aと後輪10bを各々配設し、この前輪10a
と後輪10bの4輪に対し各別に車輪駆動モータ11を
連動連結すると共に、進行方向に対して操向旋回自在に
支架し、この前・後輪10a,10bを各別に舵取り制
御するための操向角度を検出する操向角度センサ12を
各々設け、該前・後輪10a,10bの間に動力電源と
してのバッテリ13aを格納して走行装置13を構成す
る。
【0009】該車台9上の前部位置に、この農業用ロボ
ットの操作制御を行うコントローラ等を内装した前カバ
ー14を設け、この前カバー14の後方に、果菜類とし
てのキュウリの画像を撮像するCCDカメラ2による視
覚センサ1と、この視覚センサ1の撮像によりキュウリ
を把持摘果するマニピュレータ5とを装架した、略円筒
形状でその一部を直角状に切り欠いだ作業旋回胴15を
旋回可能に設けると共に、この作業旋回胴15の後方側
となる車台9上の後部位置に後カバー16を設け、この
後カバー16内に、収穫したキュウリを収納するための
キャリーの格納と放出を行うキャリー制御部16aを配
設して作業装置17を構成する。なお、この後カバー1
6の後側面にロボットの操作パネル17aを配設する。
【0010】該マニピュレータ5は多関節によって人間
の腕と手先の動きに近い作用を行わせるため、その基部
側から先端側にかけて各々ショルダ関節部S,アーム関
節部A,リスト関節部K等の各関節部を相互に連結配置
して構成する。該ショルダ関節部Sは、マニピュレータ
5を上下回動させるためのショルダ関節に、サーボモー
タによるショルダモータ18を組み込んで連動連結す
る。アーム関節部Aは、2段階に伸縮させる伸縮直動ア
ーム6の基部に組み込んだサーボモータによるアームモ
ータ19から、該アーム6基部の固定筒6aに内装した
ボールネジ等からなるスライダ43に連動連結すると共
に、このスライダ43の回動により固定筒6a内に、1
段目の伸縮筒6bを収納可能にガイドレール43aをス
ライダ43と並行して内装配置する。該アームモータ1
9から2段目の伸縮筒6b内に張設したタイミングベル
ト44を介して、ボールネジ等からなるスライダ45に
連動連結すると共に、このスライダ45の回動により1
段目の伸縮筒6b内に、2段目の伸縮筒6cを収納可能
にガイドレール45aをスライダ45と並行して内装配
置して構成する。
【0011】リスト関節部Kは、2段目の伸縮筒6cの
基部側に組み込んだサーボモータによるリストピッチモ
ータ20から、伸縮筒6cの先端部まで延長したリスト
駆動軸46の端部にウォーム47aを軸止すると共に、
このウォーム47aと直角交差して噛み合うウォームホ
イル47bにリストピッチ関節軸7を軸止して各々連動
連結すると共に、このリストピッチ関節軸7が伸縮筒6
cの外部に突出した軸端に、角筒状のエンドエフェクタ
8の回動を支持するL字状の回動支持アーム7aを軸止
して構成する。
【0012】この回動支持アーム7aによって略180
度範囲で鉛直平面内をピッチ回動するエンドエフェクタ
8の後端部に、このエンドエフェクタ8を略180度範
囲でロール回動させるサーボモータによるリストロール
モータ21を、該回動支持アーム7aを介して連動連結
して設け、該エンドエフェクタ8には、キュウリを把持
する把持部8aと、キュウリを検出する果実検出センサ
8bと、検出したキュウリを把持する把持モータ8c
と、把持したキュウリの果柄を検出する果柄検出センサ
8dと、この検出のための果柄検出スライドモータ8e
と、検出した果柄を切断する切断モータ8fとを内装し
各々作用可能に配置すると共に、該リストロールモータ
21を含むエンドエフェクタ8の回動重心位置Gと、リ
ストピッチ関節軸7の軸心とを合致させる位置に回動支
持アーム7aによって取り付け構成する。なお、エンド
エフェクタ8はオフセットにより交換が可能である。
【0013】該マニピュレータ5を水平旋回させるウエ
スト関節部Wにおけるサーボモータによるウエストモー
タ25の回動軸心を、該ショルダ関節部Sが装着される
ベース部5aにおいて、該エンドエフェクタ8の作業中
心軸が該アーム6の基部に向けて延長した軸線aと交わ
る位置に組み込み連動連結して設ける。このベース部5
aの下面にキュウリを数個収納可能で、キュウリの摘果
時にエンドエフェクタ8の位置までスライド延出すると
共に、その底面を開閉可能に設けた補助収納ケース4
を、ラックとピニオンにより駆動するケーススライドモ
ータ4aを該収納ケース4上面に配置して構成する。
【0014】該マニピュレータ5及び補助収納ケース4
を、上下方向にスライド移動させるボールネジ等からな
るスライダ22を前記作業旋回胴15の直角状の切り欠
き部内壁面に沿って回動可能に支承すると共に、このス
ライダ22の回動により上下移動可能にスライドガイド
23を軸承して設ける。このスライドガイド23にマニ
ピュレータ5のベース部5aを、作業旋回胴15の直角
状の切り欠き部外壁面に沿って設けた2条の摺動溝15
aを貫通して結合すると共に、スライダ22を回動させ
るためのサーボモータによるスライドモータ24をスラ
イダ22の下端部に連動連結し、該作業旋回胴15と共
に前記視覚センサ1及びマニピュレータ5を略180度
旋回させる車台モータ9aを、前記車台9の作業旋回胴
15の中心位置に配置し連動連結して構成する。
【0015】前記視覚センサ1として干渉フィルタ3を
回動可能に装着したCCDカメラ2を、上下方向にスラ
イド移動させるボールねじ等からなるスライダ26を、
該作業旋回胴15の直角状の切り欠き部内壁面に沿って
回動可能に支承すると共に、このスライダ26の回動に
より上下移動可能にスライドガイド27を軸承して設け
る。このスライドガイド27の上面部に、マニピュレー
タ5の摺動溝15aを有する外壁面に対し、略直角位置
に変位する外壁面に沿って設けた摺動溝15bを貫通し
て視覚センサ1の係合アーム1aを係合させると共に、
スライダ26を回動させるためのサーボモータによるス
ライドモータ28をスライダ26の下端部に連動連結
し、該摺動溝15bには視覚センサ1の姿勢を保持させ
て摺動可能なガイドレールを設けて構成する。
【0016】制御機構として、図5に示す如く、前記走
行装置13を制御する走行部コントローラ29aと、視
覚センサ1を制御する視覚部コントローラ29bと、マ
ニピュレータ5を制御する摘果部コントローラ29c
と、これらの各コントローラ29a,29b,29cを
接続して統括制御するメインコントローラ29とを前記
前カバー14に内装して構成する。
【0017】該メインコントローラ29には、前記操作
パネル17a及び安全装置14a等を接続する。該走行
部コントローラ29aは、前記車輪駆動モータ11,操
向角度センサ12,キャリー制御部16a等を制御可能
に接続して構成する。該視覚部コントローラ29bは、
図6に示す如く、OCR30から信号を受けた駆動パル
ス発生回路31からドライバ32を介してレシーバ33
へ、このレシーバ33からCCDカメラ2へ接続する。
該カメラ2の駆動により検出された信号をビデオ信号に
変換する信号処理回路34とカメラ2とを接続し、この
信号処理回路34からA/D変換器35を経て画像メモ
リ36へ接続すると共に、この画像メモリ36と高速画
像処理を行う画像処理回路37とCPU38とを相互通
信可能に接続する。該CPU38からビデオ信号を基に
ランプ発光タイミングとA/D変換器35の開始タイミ
ングを設定するタイミング回路39へ接続し、このタイ
ミング回路39とA/D変換器35、及びランプ駆動回
路40とを接続すると共に、該タイミング回路39へ信
号処理回路34を接続させる。ランプ駆動回路40を介
して、該視覚センサ1に内装したハロゲンランプ41を
駆動させるべく接続すると共に、フォトセンサ64から
A/D変換を経てCPU38へ接続して構成する。
【0018】該摘果部コントローラ29cは、図7に示
す如く、サーボモータとしての前記ショルダモータ1
8,アームモータ19,リストピッチモータ20,リス
トロールモータ21,スライドモータ24,ウエストモ
ータ25,スライドモータ28を各々コントロールドラ
イバ42を介して接続すると共に、前記果実検出センサ
8b,把持モータ8c,果柄検出センサ8d,果柄検出
スライドモータ8e,切断モータ8fを各々接続して構
成する。なお、該各サーボモータ18,19,20,2
1,24,25,28には各々エンコーダ及び原点検出
センサを組み合わせて設ける。
【0019】農業用ロボットにより作業対象物としての
キュウリの収穫を行うには、走行部コントローラ29a
による車輪駆動モータ11や操向角度センサ12等の制
御により畝溝Uに沿って走行を行いながら、傾斜棚Cに
栽培された収穫適期のキュウリを、視覚センサ1の上下
スライド移動により撮像し、この撮像により入力した画
像を視覚部コントローラ29bによって画像処理を行
い、この画像情報による摘果部コントローラ29cの演
算によって、マニピュレータ5の伸縮直動アーム6をウ
エスト関節部Wによる左右旋回と、ショルダ関節部Sに
よる上下移動とを行わせると共に、リスト関節部Kを伸
縮させてエンドエフェクタ8により収穫アプローチを行
う。
【0020】このアプローチ時に、エンドエフェクタ8
を上下回動又は左右回動させて、果実検出センサ8bの
検出により把持モータ8cを作用させ、把持部8aによ
りキュウリを把持し、この把持されたキュウリの果柄を
果柄検出センサ8dと果柄検出スライドモータ8eによ
り検出し、この検出された果柄を切断モータ8fを作用
させて切断し摘果を行う。この摘果されたキュウリを、
キャリーに集納し満杯になった時点でキャリー制御部1
6aにより地上に放出する。
【0021】このエンドエフェクタ8は、回動支持アー
ム7aによってその回動重心位置G近傍を軸心として上
下回動させることにより回転モーメントが小さくなるか
ら、この上下回動させるリストピッチモータ20も小出
力で対応が可能となる。従って、このリストピッチモー
タ20の容量が小さくなるため伸縮直動アーム6の先端
部の形状が小さく纏まり、キュウリや茎葉等に干渉して
損傷するような不具合を防止できる。該リストピッチモ
ータ20が小容量でよいから、他の、アームモータ1
9,ショルダモータ18,ウエストモータ25等も大き
な出力を必要とせず、該各モータ19,18,25等の
コスト及び電気使用量を低減することができ、バッテリ
13aによる稼動時間が長持ちし作業能率の低下を抑制
することができる。なお、オフセットにより他の重さの
違うエンドエフェクタ8と交換した際でも、リストピッ
チモータ20への影響が少なくてすむ。
【0022】また、該ウエスト関節部Wのベース部5a
と伸縮直動アーム6のショルダ関節部Sの接続部を固定
せず分離可能とし、該アーム6を前記リストピッチ関節
軸7と同方向にスライド移動可能とすることにより、他
のエンドエフェクタ8と交換したときに、エンドエフェ
クタ8の作業中心軸の軸線aとウエスト関節部Wの回動
軸心を、該アーム6のスライド微調整により交わらせる
ことができるから、マニピュレータ5の姿勢制御方法を
変更するような煩わしさがない。
【0023】また、上記と異なる実施例として、図10
に示す如く、マニピュレータ48のリスト関節部Ka
に、リストロールモータ49により左右方向に回動可能
にU字状の回動支持アーム50を連動連結し、この回動
支持アーム50に、リストピッチモータ51を取り付け
た回動枢支軸52によりエンドエフェクタ53を上下方
向に回動可能に支承して設ける。このエンドエフェクタ
53は、回動枢支軸52の軸線近傍で半分に分割すると
共に、その一側に把持部54a等を備えた摘果部54
と、他側にCCDカメラ55aとライト55b等を備え
た撮像部55とを内装して構成する。
【0024】該エンドエフェクタ53によりキュウリを
撮像するときは、撮像部55を前面に向くようにリスト
ピッチモータ51で回動切り替えし、マニピュレータ4
8の作動制御により視野を移動させて撮像を行う。この
撮像によりキュウリの存在が確認されたときは、マニピ
ュレータ48を一旦停止させ、エンドエフェクタ53を
回動させて撮像部55と摘果部54とを切り替え、再び
マニピュレータ48を作動制御させて前面に位置する摘
果部54によりキュウリを摘果収穫することができる。
【0025】従来、離れた位置に各々摘果部54と撮像
部55が設けられているときは、摘果部54と撮像部5
5の配置構成や位置算出等が複雑であると共に、撮像部
55が広範囲な画像エリアを得るために特別の移動装置
を必要としていたものを、単一のエンドエフェクタ53
を、摘果部54と撮像部55とに分割構成することによ
って、両部54,55の配置が容易で、且つ構成もコン
パクトとなり、撮像部55の撮像中心と摘果部54の作
業中心とが同一軸心上にあるため位置算出も容易とな
る。
【0026】また、上記と異なる実施例として、単一の
カメラ56を左右方向に一定距離だけ均等にスライド移
動させて、同じキュウリを左位置にて撮像した画像Lと
右位置にて撮像した画像Rによるステレオ画像で入力
し、キュウリの存在する方向と距離を検出可能なものに
おいて、図11に示す如く、単一のカメラ56をスライ
ドレール57上をDCモータ58の駆動により左右方向
へ一定距離だけ均等にスライド移動可能に構成し、この
カメラ56の移動制御を行うコントローラ59からパラ
レルインタフェース60を介して、リレー回路61を経
て該DCモータ58へ接続すると共に、左位置での停止
リミットスイッチ62aと、右位置での停止リミットス
イッチ62bとを、各々フリップフロップ回路63を経
て該インタフェース60を介してコントローラ59へ接
続して構成する。
【0027】図12に示す如く、キュウリの画像を対応
付けるアルゴリズム(画像L及び画像R)において、一
般的なステレオ画像法における対応付けの条件(1)で
は、キュウリの画像LでのX座標が画像Rのそれより大
きく、且つ両画像L,Rの長さの差が10以下で、両画
像L,RでのY座標の差が10以下であるかどうかの判
断を行い、NOのときは、次の条件(2)では、キュウ
リの果頂部近傍が隠れている場合の対応について、画像
LでのX座標が画像Rのそれよりも大きく、且つ画像L
での長さが30以上で、両画像L,RでのY座標の差が
10以下であるかどうかの判断を行い、NOのときは、
次の条件(3)では、キュウリの果柄部近傍が隠れ、長
さ・高さ共に異なる場合の対応について、画像LでのX
座標が画像Rのそれよりも大きく、且つ画像Lでの長さ
が70以上で、画像L,RでのY座標の差が30以下で
あるかどうかの判断を行う。この際、キュウリ先端部で
の対応点の位置を推定することにより、的確な対応付け
を行うことができる。
【0028】このように条件(1),(2),(3)に
より対応付けが可能となることにより、従来の如きステ
レオ画像法では、画像内にキュウリが数多く存在すると
きはその対応付けが困難であり、片方の画像内でキュウ
リの一部が障害物等で隠れている場合には、的確な距離
の検出ができ難い等の難点があったが、これらの難点を
補うため、一般的なステレオ画像法における対応付けに
加え、キュウリの長さが短くなった場合、また長さ・高
さが共に異なる場合の対応付けを可能としたことによ
り、キュウリの一部が葉等により隠れているときでも、
同じキュウリの画像L,Rの比較によりその先端位置を
推定して柔軟に対応することができる。
【0029】なお、この実施例では収穫対象物をキュウ
リに限定して説明したが、本発明の要旨はキュウリ以外
の他の果菜類にも適応できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】マニピュレータの伸縮直動アームを伸長した状
態を示す平面図と側面図。
【図2】マニピュレータによりキュウリを摘果把持して
伸縮直動アームを短縮し、補助収納ケースを延出した状
態を示す平面図と側面図。
【図3】農業用ロボットの全体を示す側面図。
【図4】農業用ロボットの全体を示す背断面図。
【図5】農業用ロボット全体の制御関係を示すブロック
図。
【図6】視覚部の制御関係を示すブロック図。
【図7】摘果部の制御関係を示すブロック図。
【図8】視覚センサによる傾斜棚の下段及び上段での撮
像状態を示す作業図。
【図9】マニピュレータによる傾斜棚の上段でのキュウ
リの摘果及び補助収納状態を示す作業図。
【図10】別実施例におけるマニピュレータのエンドエ
フェクタを示す平面図と側面図。
【図11】別実施例のカメラによるステレオ撮像の駆動
機構を示す斜視図とその駆動回路を示すブロック図。
【図12】別実施例のステレオ撮像法におけるキュウリ
の対応付けのアルゴリズムを示すフローチャートとその
対応画像。
【符号の説明】
5. マニピュレータ 6. 伸縮直動アーム 7. リストピッチ関節軸 8. エンドエフェクタ G. 回動重心位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニピュレータ5の伸縮直動アーム6の
    先端部近傍に駆動可能に支承したリストピッチ関節軸7
    の一端部に、上下方向に回動移動させて作業対象物を収
    穫するエンドエフェクタ8の回動重心位置G近傍を軸止
    してなる農業用ロボットの収穫装置。
JP20947596A 1996-08-08 1996-08-08 農業用ロボットの収穫装置 Pending JPH1052145A (ja)

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