JPH1052033A - 三相コンバータ装置 - Google Patents

三相コンバータ装置

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JPH1052033A
JPH1052033A JP4766097A JP4766097A JPH1052033A JP H1052033 A JPH1052033 A JP H1052033A JP 4766097 A JP4766097 A JP 4766097A JP 4766097 A JP4766097 A JP 4766097A JP H1052033 A JPH1052033 A JP H1052033A
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Mantaro Nakamura
萬太郎 中村
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雅章 嶋田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三相コンバータ装置の各線間毎に設けられた
交流−直流変換回路内のスイッチング素子のスイッチン
グ回数を削減してスイッチング損失を低減する。 【解決手段】 本発明による三相コンバータ装置では、
三相交流電源の各線間電圧VRS、VST及びVTRの各半周
期180度の期間のうち、位相角が30度から150度
までの期間のみ各制御回路36〜38からオン・オフ制
御信号VB1〜VB3を120度の位相差で出力し、各線間
毎の交流−直流変換回路22〜24内における各パワー
トランジスタ1〜3をそれぞれオン・オフ動作させる。
このため、少ないスイッチング回数で各パワートランジ
スタ1〜3をオン・オフ制御して入力力率を1にするこ
とができる。このため、各パワートランジスタ1〜3に
おけるスイッチング損失を低減でき、装置全体としての
電力損失を低減することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三相交流電源から
各線間毎に接続された交流−直流変換回路を介して定電
圧の直流出力を得る三相コンバータ装置、特に、各交流
−直流変換回路内のスイッチング素子のスイッチング回
数を削減することによりスイッチング損失の低減を図っ
た三相コンバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】三相交流入力から定電圧の直流出力を得
る三相コンバータ装置は、従来より電子機器及び電気機
器の分野で広く使用されている。例えば、図12に示す
三相ブリッジコンバータ装置は比較的大容量の電源装置
として従来から広く用いられている。図12において、
R、S、Tはそれぞれ三相交流電源のR相、S相、T相
を示し、1〜6はスイッチング素子としてのパワートラ
ンジスタ、7〜9は昇圧用リアクトル、10は平滑コン
デンサ、13〜18は転流用ダイオードを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図12に示
す三相ブリッジコンバータ装置では、6個のパワートラ
ンジスタ1〜6を使用するため、大電力を必要とする電
子機器及び電気機器の電源装置としては効果が大きい
が、小容量又は中容量の電源装置としては大型でかつ高
価なものとなり、不経済的である。特に、図12に示す
三相ブリッジコンバータ装置においては、6個のパワー
トランジスタ1〜6を全導通期間に亘りオン・オフ制御
するため、各パワートランジスタ1〜6におけるスイッ
チング回数が多くなる。したがって、各パワートランジ
スタのオン・オフ動作による電力損失、即ちスイッチン
グ損失が増加し、装置全体として大きな電力損失が発生
する欠点があった。その他に、単相の昇圧、降圧或いは
昇降圧コンバータ等のスイッチング素子を有する交流−
直流変換回路を三相交流電源の各線間に3組使用して三
相コンバータ装置を構成することも考えられるが、この
場合においても3組の交流−直流変換回路内の各スイッ
チング素子を全導通期間に亘りオン・オフ制御するた
め、各スイッチング素子におけるスイッチング回数が多
くなり、スイッチング損失が増加して装置全体として大
きな電力損失が発生する欠点があった。
【0004】そこで、本発明は交流−直流変換回路内の
スイッチング素子のスイッチング回数を削減してスイッ
チング損失を低減できる三相コンバータ装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による三相コンバ
ータ装置は、少なくとも1つのスイッチング素子及び整
流回路を有しかつ交流を直流に変換する交流−直流変換
回路を三相交流電源の各線間毎に接続し、前記各線間毎
の交流−直流変換回路の出力電圧に応じて前記各交流−
直流変換回路のスイッチング素子をそれぞれオン・オフ
制御することにより三相交流入力から定電圧の直流出力
を得る。この三相コンバータ装置では、前記三相交流電
源の各線間電圧の各半周期180度の期間のうち、位相
角90度を中心に前60度及び後60度の各期間を合わ
せた120度の期間を前記各交流−直流変換回路のスイ
ッチング素子の制御期間としている。前記制御期間のう
ち、位相角が前記前60度の期間においては前記各線間
電圧よりも30度位相が遅れた交流電圧に基づいて前記
各交流−直流変換回路のスイッチング素子をそれぞれオ
ン・オフ制御し、位相角が前記後60度の期間において
は前記各線間電圧よりも30度位相が進んだ交流電圧に
基づいて前記各交流−直流変換回路のスイッチング素子
をそれぞれオン・オフ制御することにより、前記各交流
−直流変換回路の交流入力電流を制御する。
【0006】図示の実施形態では、前記各線間毎の交流
−直流変換回路の出力電圧に応じて前記制御期間中に前
記各交流−直流変換回路のスイッチング素子の制御端子
へそれぞれオン・オフ制御信号を付与する制御回路を備
え、前記制御回路は基準電圧と前記交流−直流変換回路
の出力電圧との偏差に応じて電圧制御信号を出力する電
圧制御手段と、前記三相交流電源の各線間電圧の位相角
が30度から90度までの期間のときに前記各線間電圧
よりも30度位相が遅れた交流電圧に基づいて前記交流
入力電流の目標値信号を出力しかつ各線間電圧の位相角
が90度から150度までの期間のときに前記各線間電
圧よりも30度位相が進んだ交流電圧に基づいて前記交
流入力電流の目標値信号を出力する目標値切替手段と、
前記目標値信号と前記電圧制御信号との積をそれぞれ演
算し電流基準信号として出力する電流基準演算手段と、
前記電流基準信号と前記交流−直流変換回路の交流入力
側或いは整流出力側にそれぞれ流れる電流とを比較して
前記スイッチング素子の制御端子に付与するオン・オフ
制御信号を出力する比較手段とを有する。また、他の実
施形態では、前記各線間毎の交流−直流変換回路は前記
整流回路の一対の出力ラインにそれぞれ接続されかつ同
時にオン・オフ制御される2つのスイッチング素子と、
該2つのスイッチング素子の間に接続される還流用整流
素子とを有する降圧チョッパ型コンバータから成り、或
る1つの線間における前記交流−直流変換回路内の2つ
のスイッチング素子がオン状態のとき他の2つの線間に
おける前記各交流−直流変換回路内の2つのスイッチン
グ素子がオフ状態となる。前記各線間毎の降圧チョッパ
型コンバータにおける還流用整流素子のそれぞれを直列
に接続してもよい。更に、別の他の実施形態では、前記
各線間毎の交流−直流変換回路は前記整流回路のいずれ
か一方の出力ラインに接続されるスイッチング素子と、
該スイッチング素子と前記整流回路のいずれか他方の出
力ラインとの間に接続される還流用整流素子とを有する
降圧チョッパ型コンバータから成り、前記各線間毎の降
圧チョッパ型コンバータにおける還流用整流素子のそれ
ぞれを直列に接続している。
【0007】三相交流電源の各線間電圧の各半周期18
0度の期間のうち、位相角90度を中心に前60度及び
後60度の各期間を合わせた120度の制御期間中に各
線間毎の交流−直流変換回路のスイッチング素子をそれ
ぞれオン・オフ制御する。また、120度の制御期間の
うち、位相角が前60度の期間は三相交流電源の各線間
電圧よりも30度位相が遅れた交流電圧に基づいて各交
流−直流変換回路のスイッチング素子をそれぞれオン・
オフ制御し、位相角が後60度の期間は三相交流電源の
各線間電圧よりも30度位相が進んだ交流電圧に基づい
て各交流−直流変換回路のスイッチング素子をそれぞれ
オン・オフ制御する。これによって、各線間毎の交流−
直流変換回路の交流入力電流を制御する。このようにし
て、三相交流の各相分とも120度の位相差で各々同様
に制御することにより、三相交流電源の各相電流及び三
相交流電源の各線間電圧が略同相となり、各相合成され
た三相交流電源の各線電流の波形が正弦波状になる。ま
た、各相合成された三相交流電源の各線電流は三相交流
電源の各相電圧と略同相であるので、入力力率が1とな
る。したがって、少ないスイッチング回数で各線間毎の
スイッチング素子を制御して入力力率を1にすることが
できるので、各スイッチング素子におけるスイッチング
損失を低減でき、装置全体としての電力損失を低減する
ことが可能となる。
【0008】なお、整流回路の一対の出力ラインにそれ
ぞれ接続されかつ同時にオン・オフ制御される2つのス
イッチング素子と、2つのスイッチング素子の間に接続
される還流用整流素子とを有する降圧チョッパ型コンバ
ータで各線間毎の交流−直流変換回路を構成し、或る1
つの線間における交流−直流変換回路内の2つのスイッ
チング素子がオン状態のとき他の2つの線間における各
交流−直流変換回路内の2つのスイッチング素子がオフ
状態となるように各線間毎の交流−直流変換回路の各ス
イッチング素子をオン・オフ制御する場合は、三相交流
電源の或る線間の一相から或る線間における交流−直流
変換回路及び負荷及び他の線間における交流−直流変換
回路を経由して三相交流電源の他の線間の一相に流れる
帰還電流が阻止されるので、三相交流入力の電流波形が
正弦波状となり、三相交流入力の電流波形の歪みを防止
できる。また、三相交流電源と各線間毎の交流−直流変
換回路との間を絶縁トランス等を用いて絶縁する必要が
なく、装置全体を小形・軽量にできる利点がある。更
に、各線間毎の降圧チョッパ型コンバータにおける還流
用整流素子のそれぞれを直列に接続した場合は、各降圧
チョッパ型コンバータにおけるそれぞれのスイッチング
素子の何れかがオフ状態のときに還流用整流素子を介し
て直流出力側に流れるフライホイール電流が全て直列接
続された各還流用整流素子を介して直流出力側に共通の
経路で流れるので、直流出力電圧の降圧電圧レンジ(範
囲)を広くとることができ、三相交流電源の各相におけ
る線電流の波形を正弦波に維持しつつ直流出力電圧を0
Vまで降圧できる利点がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明による三相コンバー
タ装置の一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
但し、図1では図12に示す箇所と実質的に同一の部分
には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形
態の三相コンバータ装置は、図1に示すように、三相交
流電源のR相、S相、T相にそれぞれ接続されかつその
各々がデルタ(三角)結線された巻線比が1:1の絶縁
用トランス19〜21の1次巻線19a〜21aと、R〜
T相の絶縁用トランス19〜21の2次巻線19b〜2
1bにそれぞれ接続されかつその各々の出力端子が並列
に接続された交流−直流変換回路22〜24と、R〜T
相の交流−直流変換回路22〜24の出力端子25、2
6間に接続された平滑コンデンサ10とを備えている。
本実施形態では、各絶縁用トランス19〜21として各
相の1次巻線19a〜21aをデルタ接続した三相トラン
スが使用される。また、1次巻線45a、46a、47a
の各々がスター(星形)結線されかつ三相交流電源のR
相、S相、T相の各相電圧VR、VS、VTをそれぞれ2
次巻線45b、46b、47bにて検出する相電圧検出用
トランス45〜47が三相交流電源のR相、S相、T相
に接続されている。R−S(S−T、T−R)相間の交
流−直流変換回路22(23、24)は、整流回路とし
ての整流ブリッジ回路27(28、29)の整流出力側
に昇圧用リアクトル7(8、9)とスイッチング素子と
してのパワートランジスタ1(2、3)と出力ダイオー
ド30(31、32)とのT字形接続回路を接続して構
成された昇圧チョッパ型コンバータから成る。交流−直
流変換回路22(23、24)内の整流ブリッジ回路2
7(28、29)の整流出力端と昇圧用リアクトル7
(8、9)との間には、昇圧用リアクトル7(8、9)
に流れる電流IL7R(IL8S、IL9T)を検出する電流検
出器33(34、35)が設けられている。更に、出力
端子25、26と各交流−直流変換回路22〜24との
間には、出力端子25、26間の直流出力電圧VOUT
応じて各交流−直流変換回路22〜24内のパワートラ
ンジスタ1〜3のベース端子(制御端子)へそれぞれオ
ン・オフ制御信号VB1〜VB3を付与する制御回路36〜
38が設けられている。
【0010】図2に示すように、R−S相間の交流−直
流変換回路22における制御回路36は、基準電源39
の基準電圧VREFと平滑コンデンサ10の両端の直流出
力電圧VOUTとの偏差に応じて電圧制御信号E0を出力す
る電圧制御手段としての誤差増幅器40と、三相交流電
源のR−S相間における線間電圧VRSの位相角が30度
から90度までの期間のときに線間電圧VRSよりも30
度位相が遅れた交流電圧、即ちR相の相電圧検出用トラ
ンス45の2次巻線45bにおける正の相電圧VRに基づ
いて交流−直流変換回路22の交流入力側に流れる相電
流IRSの目標値信号E1を出力しかつ線間電圧VRSの位
相角が90度から150度までの期間のときに線間電圧
RSよりも30度位相が進んだ交流電圧、即ちS相の相
電圧検出用トランス46の2次巻線46bにおける負の
相電圧−VSに基づいて交流−直流変換回路22の交流
入力側に流れる相電流IRSの目標値信号E2を出力する
目標値切替回路41と、各目標値信号E1、E2と電圧制
御信号E0との積を演算し相電流IRSの電流基準信号E3
として出力する電流基準演算手段としての積算器42
と、相電流IRSの電流基準信号E3と電流検出器33に
より検出される電流信号IL7Rとを比較してパワートラ
ンジスタ1のベース端子に付与するオン・オフ制御信号
B1をベース駆動回路44を通して出力する比較手段と
しての比較器43とから構成されている。S−T相間及
びT−R相間の交流−直流変換回路23、24における
制御回路37、38の内部構成については、図2に示す
R−S相間の制御回路36の内部構成と全く同一である
ので、説明は省略する。なお、本実施形態における各制
御回路36〜38は、1個の制御回路として集積化(I
C化)することができる。
【0011】次に、図1に示す三相コンバータ装置の動
作について説明する。三相交流電源のR−S相間に接続
された絶縁用トランス19の1次巻線19aに図3(A)
に示す線間電圧VRSが印加されると、絶縁用トランス1
9の2次巻線19bに1次側と同様の単相交流電圧が誘
起される。この単相交流電圧はR相の交流−直流変換回
路22内の整流ブリッジ回路27により全波整流され、
昇圧用リアクトル7に全波整流電圧が印加される。これ
により、昇圧用リアクトル7に電流IL7Rが流れ、この
電流IL7Rは電流検出器33により検出されて電流検出
信号IdRとして制御回路36に入力される。昇圧用リア
クトル7に流れる電流IL7Rはパワートランジスタ1の
オン・オフ動作により断続され、出力ダイオード30を
通して平滑コンデンサ10の両端の出力端子25、26
に定電圧の直流出力電圧VOUTが発生する。
【0012】直流出力電圧VOUTは制御回路36内の誤
差増幅器40により基準電源39の基準電圧VREFと比
較され、直流出力電圧VOUTと基準電圧VREFとの偏差に
応じて誤差増幅器40より電圧制御信号E0が出力され
る。一方、図4に示すように、R−S相間の線間電圧V
RSの半周期180度の期間において、線間電圧VRSの位
相角が30度から90度までの期間のときは、破線に示
すR相の相電圧検出用トランス45の2次巻線45bに
おける正の相電圧VRに基づいて交流−直流変換回路2
2の交流入力側に流れる相電流IRSの目標値信号E1
目標値切替回路41より出力される。同様に、線間電圧
RSの位相角が90度から150度までの期間のとき
は、破線に示すS相の相電圧検出用トランス46の2次
巻線46bにおける負の相電圧−VSに基づいて交流−直
流変換回路22の交流入力側に流れる相電流IRSの目標
値信号E2が目標値切替回路41より出力される。目標
値切替回路41からの各目標値信号E1、E2は誤差増幅
器40からの電圧制御信号E0と共に積算器42に入力
されてそれらの積が演算され、線間電圧VRSの位相に同
期する相電流IRSの電流基準信号E3として出力され
る。この電流基準信号E3は比較器43により電流検出
器33において検出される電流検出信号IdRと比較さ
れ、電流検出信号IdRが電流基準信号E3より小さいと
きは比較器43の出力が高レベルとなり、電流検出信号
dRが電流基準信号E3より大きいときは比較器43の
出力が低レベルとなる。これにより、比較器43からベ
ース駆動回路44を通してパワートランジスタ1のベー
ス端子にオン・オフ制御信号VB1が付与される。
【0013】オン・オフ制御信号VB1が高レベルとな
り、パワートランジスタ1がオン状態になると、直流出
力側が短絡されて昇圧用リアクトル7に流れる電流I
L7Rが増加し、これに伴って電流検出信号IdRも増加す
る。電流検出信号IdRが電流基準信号E3より大きくな
ると、オン・オフ制御信号VB1が低レベルとなると共に
パワートランジスタ1がオフ状態となり、昇圧用リアク
トル7に流れる電流IL7Rが直流出力側、即ち出力ダイ
オード30及び平滑コンデンサ10に流れて電流検出信
号IdRが減少する。電流検出信号IdRが減少して電流検
出信号IdRが電流基準信号E3より小さくなると、再び
オン・オフ制御信号VB1が高レベルとなり、パワートラ
ンジスタ1が再びオン状態になる。前記の動作が比較器
43で形成される電流制御の遅れ要素で決定される数k
Hzのスイッチング周波数で繰り返されることにより、
線間電圧VRSの半周期180度の期間のうち位相角が3
0度から150度までの期間のみパワートランジスタ1
がオン・オフ動作される。これらの動作が線間電圧VRS
の半周期180度の期間毎に繰り返されることにより、
昇圧用リアクトル7に流れる電流IL7Rが図5に示すよ
うに数kHzのスイッチング周波数で脈動して三相交流
電源の線間電圧VRSの位相に同期する。図3(A)の破線
は昇圧用リアクトル7に流れる電流IL7Rの平均値を示
したものである。したがって、R相の交流−直流変換回
路22の交流入力側には図3(D)に示すように三相交流
入力のR−S相間の線間電圧VRSの位相に同期する相電
流IRSが流れる。
【0014】上述と同様の動作が三相交流電源のS−T
相間及びT−R相間についても120度の位相差で行わ
れ、S−T相間の絶縁用トランス20の1次巻線20a
に印加される三相交流入力の線間電圧VST及びT−R相
間の絶縁用トランス21の1次巻線21aに印加される
三相交流入力の線間電圧VTRがそれぞれ図3(B)及び
(C)に示すような変化をするとき、S−T相間の交流−
直流変換回路23の交流入力側及びT−R相間の交流−
直流変換回路24の交流入力側には、それぞれ図3(E)
及び(F)に示すように各々の線間電圧VST及びVTRの位
相に同期する相電流IST及びITRが流れる。
【0015】三相交流入力のR相、S相及びT相に流れ
る各線電流IR、IS及びITは、図3(D)〜(F)に示す
各相電流IRS、IST及びITRをそれぞれ合成したものと
なるから、三相交流電源のR相、S相及びT相における
線電流IR、IS及びITはそれぞれ図3(G)〜(I)に示
すように正弦波状に変化する電流波形となる。また、図
3(G)〜(I)に示す三相交流電源のR相、S相及びT相
における線電流IR、IS及びITはそれぞれ三相交流電
源のR相、S相及びT相における相電圧VR、VS及びV
Tと略同相であるから、入力力率は1となる。
【0016】以上のように、図1に示す実施形態では、
三相交流電源の各線間電圧VRS、VST及びVTRの各半周
期180度の期間のうち、位相角が30度から150度
までの期間のみ各線間の交流−直流変換回路22〜24
内のパワートランジスタ1〜3をオン・オフ動作させる
ので、少ないスイッチング回数で各パワートランジスタ
1〜3を120度の位相差で制御して入力力率を1にす
ることができる。このため、各パワートランジスタ1〜
3におけるスイッチング損失を低減でき、装置全体とし
ての電力損失を低減することが可能となる。また、各パ
ワートランジスタ1〜3におけるスイッチング回数が少
ないので、各パワートランジスタ1〜3の発熱が小さ
く、各パワートランジスタ1〜3が受ける熱的ストレス
を最小限に抑制することができる利点がある。
【0017】図1に示す実施形態の三相コンバータ装置
は変更が可能である。例えば、図6に示す実施形態の三
相コンバータ装置は、図1に示すR相、S相、T相の絶
縁用トランス19〜21を省略して三相交流電源のR−
S相間、S−T相間、T−R相間にそれぞれ交流−直流
変換回路22〜24を直接デルタ接続し、各交流−直流
変換回路22〜24の出力端子間にそれぞれ平滑コンデ
ンサ10〜12を接続して各平滑コンデンサ10〜12
の両端から個別の直流出力を得るようにしたものであ
る。各交流−直流変換回路22〜24内におけるパワー
トランジスタ1〜3のスイッチング動作については、図
1に示す実施形態と略同様であるので説明は省略する。
図6に示す三相コンバータ装置では、各交流−直流変換
回路22〜24内のパワートランジスタ1〜3を各制御
回路36〜38にてそれぞれ個別にオン・オフ制御する
ことにより、電圧値の異なる3種類の直流出力電圧V
OUT1〜VOUT3を得ることができる。更に、各交流−直流
変換回路22〜24の直流出力段にそれぞれフライバッ
ク型コンバータ又はフォワード型コンバータ等の出力ト
ランスを有する絶縁型のDC−DCコンバータを接続
し、各DC−DCコンバータの出力トランスの2次側を
各々並列に接続することにより、単一の直流出力とする
ことが可能である。
【0018】また、図7に示す実施形態の三相コンバー
タ装置は、図1に示すR相、S相、T相の絶縁用トラン
ス19〜21を省略して三相交流電源のR−S相間、S
−T相間、T−R相間にそれぞれ交流−直流変換回路2
2〜24を直接デルタ接続し、各交流−直流変換回路2
2〜24内の整流ブリッジ回路27〜29を構成する4
個の整流ダイオード27a〜27d、28a〜28d、29
a〜29dのうち、一方の帰還側の整流ダイオード27
d、28d、29dを省略したものである。この場合にお
いても、図6に示す回路と同様に各交流−直流変換回路
22〜24を独立して動作させることができる。したが
って、図7に示す回路は三相交流電源の各線間毎に各交
流−直流変換回路22〜24を接続したものと等価であ
る。更に、図7に示す三相コンバータ装置では、図1に
示す三相コンバータ装置に比較して部品点数を削減でき
る利点がある。但し、各交流−直流変換回路22〜24
内の整流ブリッジ回路27〜29における他方の帰還側
の整流ダイオード27b、28b、29bに各相間の帰還
電流が共通して流れるので、各整流ダイオード27b、
28b、29bには電流容量の大きいものが使用される。
【0019】ところで、図1、図6及び図7に示す各実
施形態の三相コンバータ装置では、各交流−直流変換回
路22〜24を昇圧チョッパ型コンバータとして構成し
た形態を示したが、所望の直流出力電圧VOUTにより、
各交流−直流変換回路22〜24を降圧チョッパ型コン
バータ又は昇降圧チョッパ型コンバータとして構成する
ことも可能である。例えば、図8に示す実施形態の三相
コンバータ装置は、図1に示す三相コンバータ装置にお
ける整流ブリッジ回路27(28、29)の正側の整流
出力ラインにパワートランジスタ1(2、3)を接続
し、パワートランジスタ1(2、3)のエミッタ端子と
整流ブリッジ回路27(28、29)の負側の整流出力
ラインとの間に還流用整流素子としてのフライホイール
ダイオード48(49、50)を接続し、フライホイー
ルダイオード48(49、50)と平滑コンデンサ10
との間に平滑リアクトル51(52、53)を接続して
各交流−直流変換回路22〜24を降圧チョッパ型コン
バータとして構成したものである。なお、簡略のため図
示は省略するが、図8に示す実施形態は更に図6及び図
7に示す実施形態と同様の変更が可能である。
【0020】また、図9に示す実施形態の三相コンバー
タ装置は、図8に示すR相、S相、T相の絶縁用トラン
ス19〜21を省略して三相交流電源のR−S相間、S
−T相間、T−R相間にそれぞれ交流−直流変換回路2
2〜24を直接デルタ接続し、整流ブリッジ回路27
(28、29)の負側の整流出力ラインにパワートラン
ジスタ1(2、3)と対称に他のパワートランジスタ5
4(55、56)を接続し、フライホイールダイオード
48(49、50)と平滑コンデンサ10との間の帰還
側のラインに平滑リアクトル51(52、53)と対称
に他の平滑リアクトル57(58、59)を接続したも
のである。図9の三相コンバータ装置において、各交流
−直流変換回路22(23、24)内のパワートランジ
スタ1(2、3)と他のパワートランジスタ54(5
5、56)はそれぞれ1組ずつ同時にオン・オフ制御さ
れ、パワートランジスタ1(2、3)及び他のパワート
ランジスタ54(55、56)の何れか1組がオン状態
のときは他の2組はオフ状態となるように制御される。
このため、図9に示す三相コンバータ装置では、例えば
R−S(S−T、T−R)相間における交流−直流変換
回路22(23、24)内のパワートランジスタ1
(2、3)及び他のパワートランジスタ54(55、5
6)がオン状態のとき、三相交流電源のS(T、R)相
からパワートランジスタ1(2、3)、平滑リアクトル
51(52、53)、出力端子25、26に接続される
図示しない負荷及びT−R(R−S、S−T)相間にお
ける交流−直流変換回路24(22、23)内の整流ブ
リッジ回路29(27、28)の整流ダイオード29b
(27b、28b)を経由して三相交流電源のT(R、
S)相に流れる帰還電流が阻止されるので、三相交流入
力の電流波形が正弦波状となり、三相交流入力の電流波
形の歪みを防止できる。また、図8に示すR相、S相、
T相の絶縁用トランス19〜21が不要となるので、図
8に示す三相コンバータ装置に比較して小形・軽量にで
きる利点がある。なお、図8及び図9に示す各実施形態
の何れの場合においても、各交流−直流変換回路22〜
24内におけるパワートランジスタ1〜3及び他のパワ
ートランジスタ54〜56のスイッチング動作は図1に
示す実施形態と略同様である。したがって、図8及び図
9に示す各実施形態の三相コンバータ装置においても図
1に示す実施形態の三相コンバータ装置と同様のスイッ
チング損失低減効果が得られる。
【0021】図8及び図9に示す各実施形態の三相コン
バータ装置では、各交流−直流変換回路22〜24のそ
れぞれの出力端子を並列に接続する形態を示したが、各
交流−直流変換回路22〜24のそれぞれの出力端子を
直列に接続することも可能である。例えば、図10に示
す実施形態の三相コンバータ装置は、図8に示す三相コ
ンバータ装置における各交流−直流変換回路22〜24
のそれぞれのフライホイールダイオード48〜50を直
列に接続し、各平滑リアクトル51〜53を1つの平滑
リアクトル51にまとめたものである。図10に示す三
相コンバータ装置では、各交流−直流変換回路22〜2
4のそれぞれのパワートランジスタ1〜3の何れかがオ
フ状態のときでも、各フライホイールダイオード48〜
50を介して平滑リアクトル51及び平滑コンデンサ1
0にフライホイール電流が流れるので、図8に示す三相
コンバータ装置に比較して直流出力電圧VOUTの降圧電
圧レンジ(範囲)を広くとることができ、三相交流電源
のR相、S相及びT相における線電流IR、IS及びIT
の波形を正弦波に維持しつつ直流出力電圧VOUTを0V
まで降圧できる利点がある。図10に示す実施形態にお
いて、各整流ブリッジ回路27〜29の正側の整流出力
ラインに接続されている各パワートランジスタ1〜3を
それぞれ負側の整流出力ラインに接続してもよい。
【0022】また、図11に示す実施形態の三相コンバ
ータ装置は、図10に示すR相、S相、T相の絶縁用ト
ランス19〜21を省略して三相交流電源のR−S相
間、S−T相間、T−R相間にそれぞれ交流−直流変換
回路22〜24を直接デルタ接続し、整流ブリッジ回路
27(28、29)の負側の整流出力ラインにパワート
ランジスタ1(2、3)と対称に他のパワートランジス
タ54(55、56)を接続したものである。図11の
三相コンバータ装置において、各交流−直流変換回路2
2(23、24)内のパワートランジスタ1(2、3)
と他のパワートランジスタ54(55、56)はそれぞ
れ1組ずつ同時にオン・オフ制御され、パワートランジ
スタ1(2、3)及び他のパワートランジスタ54(5
5、56)の何れか1組がオン状態のときは他の2組は
オフ状態となるように制御される。このため、図11に
示す三相コンバータ装置では、例えばR−S(S−T、
T−R)相間における交流−直流変換回路22(23、
24)内のパワートランジスタ1(2、3)及び他のパ
ワートランジスタ54(55、56)がオン状態のと
き、三相交流電源のS(T、R)相からパワートランジ
スタ1(2、3)、平滑リアクトル51、出力端子2
5、26に接続される図示しない負荷及びT−R(R−
S、S−T)相間における交流−直流変換回路24(2
2、23)内の整流ブリッジ回路29(27、28)の
整流ダイオード29b(27b、28b)を経由して三相
交流電源のT(R、S)相に流れる帰還電流が阻止され
るので、三相交流入力の電流波形が正弦波状となり、三
相交流入力の電流波形の歪みを防止できる。また、図1
0に示すR相、S相、T相の絶縁用トランス19〜21
が不要となるので、図10に示す三相コンバータ装置に
比較して小形・軽量にできる利点がある。なお、図10
及び図11に示す各実施形態の何れの場合においても、
各交流−直流変換回路22〜24内におけるパワートラ
ンジスタ1〜3及び他のパワートランジスタ54〜56
のスイッチング動作は図1に示す実施形態と略同様であ
る。したがって、図10及び図11に示す各実施形態の
三相コンバータ装置においても図1に示す実施形態の三
相コンバータ装置と同様のスイッチング損失低減効果が
得られる。
【0023】更に、図10及び図11に示す各実施形態
において、直列接続された2つのフライホイールダイオ
ード48、49及び49、50と並列にそれぞれ1つず
つ別のフライホイールダイオードを接続してもよい。又
は、直列接続された3つのフライホイールダイオード4
8〜50と並列に1つの別のフライホイールダイオード
を接続してもよい。何れの場合も、3つのフライホイー
ルダイオード48〜50に流れるフライホイール電流を
別のフライホイールダイオードに分担させることができ
るので、各フライホイールダイオード48〜50に流れ
る電流により生ずる電力損失を低減することが可能であ
る。
【0024】本発明の実施態様は前記の各実施形態に限
定されず、更に種々の変更が可能である。例えば、図
1、図6及び図7に示す各実施形態では、各交流−直流
変換回路22〜24内の昇圧用リアクトル7〜9をそれ
ぞれ整流ブリッジ回路27〜29の出力側に接続する形
態を示したが、各昇圧用リアクトル7〜9はそれぞれ整
流ブリッジ回路27〜29の入力側に接続してもよい。
また、図1、図6及び図7に示す各実施形態では、電流
検出器33(34、35)を整流ブリッジ回路27(2
8、29)の整流出力端と昇圧用リアクトル7(8、
9)との間に設けて昇圧用リアクトル7(8、9)に流
れる電流IL7R(IL8S、IL9T)を検出する形態を示し
たが、電流検出器33(34、35)を整流ブリッジ回
路27(28、29)の交流入力側に設けて整流ブリッ
ジ回路27(28、29)の交流入力側に流れる電流を
検出してもよい。また、図8〜図11に示す各実施形態
においても同様にパワートランジスタ1(2、3)に流
れる電流ITRR(ITRS、ITRT)を電流検出器33(3
4、35)にて検出する代わりに、電流検出器33(3
4、35)を整流ブリッジ回路27(28、29)の交
流入力側に設けて整流ブリッジ回路27(28、29)
の交流入力側に流れる電流を検出することが可能であ
る。また、上記の各実施形態では、各交流−直流変換回
路22〜24内におけるスイッチング素子としてバイポ
ーラ型のパワートランジスタ1〜3を使用する形態を示
したが、バイポーラ型パワートランジスタの代わりにM
OS-FET(MOS型電界効果トランジスタ)、IG
BT(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)、J-FE
T(接合型電界効果トランジスタ)又はサイリスタ等を
使用してもよい。また、図1、図8及び図10に示す各
実施形態では、各絶縁用トランス19〜21としてそれ
ぞれの1次巻線19a〜21aをデルタ接続した三相トラ
ンスを使用する形態を示したが、3個の単相トランスの
各1次巻線をデルタ接続して構成してもよい。更に、各
交流−直流変換回路22〜24はチョッパ型コンバータ
に限らず、フライバック型又はフォワード型コンバータ
或いはハーフブリッジ型又はフルブリッジ型コンバータ
等の他の型式のコンバータとして構成することも可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、各線間毎に設けられた
交流−直流変換回路内のスイッチング素子のスイッチン
グ回数を削減してスイッチング損失を低減できるので、
装置全体としての電力損失を低減できると共に効率を向
上することが可能である。また、各スイッチング素子に
おけるスイッチング回数が少ないので、各スイッチング
素子の発熱が小さく、各スイッチング素子が受ける熱的
ストレスを最小限に抑制することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による三相コンバータ装置の一実施形
態を示す電気回路図
【図2】 図1における各相の制御回路の内部構成を示
す回路ブロック図
【図3】 図1の回路における各部の電圧及び電流を示
す波形図
【図4】 三相交流電源の線間電圧VRSと各目標値信号
1、E2との位相関係を示す一部拡大波形図
【図5】 三相交流電源の線間電圧VRSと整流出力電流
L7Rとオン・オフ制御信号VB1との関係を示す波形図
【図6】 図1に示す三相コンバータ装置の変更実施形
態を示す電気回路図
【図7】 図1に示す三相コンバータ装置の他の変更実
施形態を示す電気回路図
【図8】 本発明による三相コンバータ装置の他の実施
形態を示す電気回路図
【図9】 図8に示す三相コンバータ装置の変更実施形
態を示す電気回路図
【図10】 本発明による三相コンバータ装置の別の他
の実施形態を示す電気回路図
【図11】 図10に示す三相コンバータ装置の変更実
施形態を示す電気回路図
【図12】 従来例としての三相ブリッジコンバータ装
置を示す電気回路図
【符号の説明】
1〜6...パワートランジスタ(スイッチング素
子)、7〜9...昇圧用リアクトル、10〜1
2...平滑コンデンサ、13〜18...転流用ダイ
オード、19〜21...絶縁用トランス、19a〜2
1a...1次巻線、19b〜21b...2次巻線、2
2〜24...交流−直流変換回路、25,26...
出力端子、27〜29...整流ブリッジ回路(整流回
路)、27a〜27d,28a〜28d,29a〜29
d...整流ダイオード、30〜32...出力ダイオ
ード、33〜35...電流検出器、36〜38...
制御回路、39...基準電源、40...誤差増幅器
(電圧制御手段)、41...目標値切替回路(目標値
切替手段)、42...積算器(電流基準演算手段)、
43...比較器(比較手段)、44...ベース駆動
回路、45〜47...相電圧検出用トランス、45a
〜47a...1次巻線、45b〜47b...2次巻
線、48〜50...フライホイールダイオード(還流
用整流素子)、51〜53...平滑リアクトル、54
〜56...他のパワートランジスタ、57〜5
9...他の平滑リアクトル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのスイッチング素子及び
    整流回路を有しかつ交流を直流に変換する交流−直流変
    換回路を三相交流電源の各線間毎に接続し、前記各線間
    毎の交流−直流変換回路の出力電圧に応じて前記各交流
    −直流変換回路のスイッチング素子をそれぞれオン・オ
    フ制御することにより三相交流入力から定電圧の直流出
    力を得る三相コンバータ装置において、 前記三相交流電源の各線間電圧の各半周期180度の期
    間のうち、位相角90度を中心に前60度及び後60度
    の各期間を合わせた120度の期間を前記各交流−直流
    変換回路のスイッチング素子の制御期間としたことを特
    徴とする三相コンバータ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御期間のうち、位相角が前記前6
    0度の期間においては前記各線間電圧よりも30度位相
    が遅れた交流電圧に基づいて前記各交流−直流変換回路
    のスイッチング素子をそれぞれオン・オフ制御し、位相
    角が前記後60度の期間においては前記各線間電圧より
    も30度位相が進んだ交流電圧に基づいて前記各交流−
    直流変換回路のスイッチング素子をそれぞれオン・オフ
    制御することにより、前記各交流−直流変換回路の交流
    入力電流を制御する「請求項1」に記載の三相コンバー
    タ装置。
  3. 【請求項3】 前記各線間毎の交流−直流変換回路の出
    力電圧に応じて前記制御期間中に前記各交流−直流変換
    回路のスイッチング素子の制御端子へそれぞれオン・オ
    フ制御信号を付与する制御回路を備え、 前記制御回路は、基準電圧と前記交流−直流変換回路の
    出力電圧との偏差に応じて電圧制御信号を出力する電圧
    制御手段と、前記三相交流電源の各線間電圧の位相角が
    30度から90度までの期間のときに前記各線間電圧よ
    りも30度位相が遅れた交流電圧に基づいて前記交流入
    力電流の目標値信号を出力しかつ各線間電圧の位相角が
    90度から150度までの期間のときに前記各線間電圧
    よりも30度位相が進んだ交流電圧に基づいて前記交流
    入力電流の目標値信号を出力する目標値切替手段と、前
    記目標値信号と前記電圧制御信号との積をそれぞれ演算
    し電流基準信号として出力する電流基準演算手段と、前
    記電流基準信号と前記交流−直流変換回路の交流入力側
    或いは整流出力側にそれぞれ流れる電流とを比較して前
    記スイッチング素子の制御端子に付与するオン・オフ制
    御信号を出力する比較手段とを有する「請求項2」に記
    載の三相コンバータ装置。
  4. 【請求項4】 前記各線間毎の交流−直流変換回路は、
    前記整流回路の一対の出力ラインにそれぞれ接続されか
    つ同時にオン・オフ制御される2つのスイッチング素子
    と、該2つのスイッチング素子の間に接続される還流用
    整流素子とを有する降圧チョッパ型コンバータから成
    り、或る1つの線間における前記交流−直流変換回路内
    の2つのスイッチング素子がオン状態のとき他の2つの
    線間における前記各交流−直流変換回路内の2つのスイ
    ッチング素子がオフ状態となる「請求項1」〜「請求項
    3」のいずれかに記載の三相コンバータ装置。
  5. 【請求項5】 前記各線間毎の降圧チョッパ型コンバー
    タにおける還流用整流素子のそれぞれを直列に接続した
    「請求項4」に記載の三相コンバータ装置。
  6. 【請求項6】 前記各線間毎の交流−直流変換回路は、
    前記整流回路のいずれか一方の出力ラインに接続される
    スイッチング素子と、該スイッチング素子と前記整流回
    路のいずれか他方の出力ラインとの間に接続される還流
    用整流素子とを有する降圧チョッパ型コンバータから成
    り、前記各線間毎の降圧チョッパ型コンバータにおける
    還流用整流素子のそれぞれを直列に接続した「請求項
    1」〜「請求項3」のいずれかに記載の三相コンバータ
    装置。
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