JP3087955B2 - 三相コンバータ装置 - Google Patents

三相コンバータ装置

Info

Publication number
JP3087955B2
JP3087955B2 JP09047660A JP4766097A JP3087955B2 JP 3087955 B2 JP3087955 B2 JP 3087955B2 JP 09047660 A JP09047660 A JP 09047660A JP 4766097 A JP4766097 A JP 4766097A JP 3087955 B2 JP3087955 B2 JP 3087955B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
line
voltage
degrees
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09047660A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1052033A (ja
Inventor
萬太郎 中村
雅章 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP09047660A priority Critical patent/JP3087955B2/ja
Publication of JPH1052033A publication Critical patent/JPH1052033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3087955B2 publication Critical patent/JP3087955B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/02Contacts characterised by the material thereof
    • H01H1/021Composite material
    • H01H1/025Composite material having copper as the basic material

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三相交流電源から
各線間毎に接続された交流−直流変換回路を介して定電
圧の直流出力を得る三相コンバータ装置、特に、各交流
−直流変換回路内のスイッチング素子のスイッチング回
数を削減することによりスイッチング損失の低減を図っ
た三相コンバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】三相交流入力から定電圧の直流出力を得
る三相コンバータ装置は、従来より電子機器及び電気機
器の分野で広く使用されている。例えば、図12に示す
三相ブリッジコンバータ装置は比較的大容量の電源装置
として従来から広く用いられている。図12において、
R、S、Tはそれぞれ三相交流電源のR相、S相、T相
を示し、1〜6はスイッチング素子としてのパワートラ
ンジスタ、7〜9は昇圧用リアクトル、10は平滑コン
デンサ、13〜18は転流用ダイオードを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図12に示
す三相ブリッジコンバータ装置では、6個のパワートラ
ンジスタ1〜6を使用するため、大電力を必要とする電
子機器及び電気機器の電源装置としては効果が大きい
が、小容量又は中容量の電源装置としては大型でかつ高
価なものとなり、不経済的である。特に、図12に示す
三相ブリッジコンバータ装置においては、6個のパワー
トランジスタ1〜6を全導通期間に亘りオン・オフ制御
するため、各パワートランジスタ1〜6におけるスイッ
チング回数が多くなる。したがって、各パワートランジ
スタのオン・オフ動作による電力損失、即ちスイッチン
グ損失が増加し、装置全体として大きな電力損失が発生
する欠点があった。その他に、単相の昇圧、降圧或いは
昇降圧コンバータ等のスイッチング素子を有する交流−
直流変換回路を三相交流電源の各線間に3組使用して三
相コンバータ装置を構成することも考えられるが、この
場合においても3組の交流−直流変換回路内の各スイッ
チング素子を全導通期間に亘りオン・オフ制御するた
め、各スイッチング素子におけるスイッチング回数が多
くなり、スイッチング損失が増加して装置全体として大
きな電力損失が発生する欠点があった。
【0004】そこで、本発明は交流−直流変換回路内の
スイッチング素子のスイッチング回数を削減してスイッ
チング損失を低減できる三相コンバータ装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による三相コンバ
ータ装置は、少なくとも1つのスイッチング素子(1〜3)
及びスイッチング素子(1〜3)に接続された整流回路(27
〜29)を有する交流−直流変換回路(22〜24)を三相交流
電源の各線間毎に接続し、各線間毎の交流−直流変換回
路(22〜24)の出力電圧(VOUT)に応じてスイッチング素
子(1〜3)の各々をオン・オフ制御することにより三相交
流電源からの三相交流入力を定電圧の直流出力に変換す
る。この三相コンバータ装置では、三相交流電源の各線
間電圧が変化する各半周期180度の期間のうち、位相
角90度を中心に前60度及び後60度の各期間を合わ
せた120度の制御期間に各交流−直流変換回路(22〜2
4)のスイッチング素子(1〜3)を制御する。120度の位
相差で各々同様に三相交流の各相分を制御することによ
り、三相交流電源の各相電流及び三相交流電源の各線間
電圧が略同相となり、各相合成された三相交流電源の各
線電流の波形が正弦波状になる。また、各相合成された
三相交流電源の各線電流は三相交流電源の各相電圧と略
同相であるので、入力力率が1となる。更に、制御期間
のうち、前60度の位相角期間では各線間電圧より位相
が30度遅れた目標値信号(E1)を三相交流入力から形
成するとともに、後60度の位相角期間では各線間電圧
より位相が30度進んだ目標値信号(E2)を三相交流入
力から形成して、目標値信号(E1,E2)により電流基準
信号(E)を形成する。交流−直流変換回路の交流入力
側又は整流出力側にそれぞれ流れる電流信号(IL7R,I
L8S,IL9T)と電流基準信号(E)とを比較して、各交流
−直流変換回路(22〜24)のスイッチング素子(1〜3)の制
御端子にオン・オフ制御信号を出力するため、各線間毎
のスイッチング素子(1〜3)が少ない回数でスイッチング
制御できる。したがって、各スイッチング素子(1〜3)の
スイッチング損失を低減でき、装置全体としての電力損
失を低減することが可能となる。
【0006】本発明の実施の形態では、各線間毎の交流
−直流変換回路(22〜24)の出力電圧(VOUT)に応じて制
御期間中に各交流−直流変換回路(22〜24)のスイッチン
グ素子(1〜3)の制御端子へそれぞれオン・オフ制御信号
を付与する制御回路(36〜38)を備えている。制御回路(3
6〜38)は、基準電圧と交流−直流変換回路(22〜24)の出
力電圧(VOUT)との偏差に応じて電圧制御信号(E)を
出力する電圧制御手段(40)と、三相交流電源の各線間電
圧の位相角が30度から90度までの期間のときに各線
間電圧より位相が30度遅れた目標値信号(E1)を出力
しかつ各線間電圧の位相角が90度から150度までの
期間のときに各線間電圧より位相が30度進んだ目標値
信号(E2)を出力する目標値切替手段(41)と、目標値信
号(E1,E2)と電圧制御信号(E)との積をそれぞれ演
算して電流基準信号(E)を出力する電流基準演算手段
(42)と、電流基準信号(E)と交流−直流変換回路(22
〜24)の交流入力側又は整流出力側にそれぞれ流れる電
流信号(IL7R,IL8S,IL9T)とを比較して、スイッチン
グ素子(1〜3)の制御端子に付与するオン・オフ制御信号
を出力する比較手段(43)とを有する。
【0007】本発明の他の実施の形態では、各線間毎の
交流−直流変換回路(22〜24)は、整流回路(27〜29)の一
対の出力ラインにそれぞれ接続されかつ同時にオン・オ
フ制御される2つのスイッチング素子(1〜3, 54〜56)
と、2つのスイッチング素子(1〜3, 54〜56)の間に接続
される還流用整流素子(48〜50)とを有する降圧チョッパ
型コンバータを構成する。或る1つの線間での交流−直
流変換回路(22〜24)内に設けられた2つのスイッチング
素子(1〜3, 54〜56)がオン状態のとき他の2つの線間
での各交流−直流変換回路(22〜24)内に設けられた2つ
のスイッチング素子(1〜3, 54〜56)がオフ状態となる。
この場合、三相交流電源の或る線間の一相から或る線間
での交流−直流変換回路(22〜24)及び負荷及び他の線間
での交流−直流変換回路(22〜24)を経由して三相交流電
源の他の線間の一相に流れる帰還電流が阻止されるの
で、三相交流入力の電流波形が正弦波状となり、三相交
流入力の電流波形の歪みを防止できる。また、絶縁トラ
ンス等を用いて三相交流電源と各線間毎の交流−直流変
換回路(22〜24)との間を絶縁する必要がなく、装置全体
を小形・軽量にできる利点がある。更に、各線間毎の降
圧チョッパ型コンバータの各還流用整流素子(48〜50)を
直列に接続してもよい。この場合、各降圧チョッパ型コ
ンバータの各スイッチング素子(1〜3)の何れかがオフ状
態のときに還流用整流素子(48〜50)を介して直流出力側
に流れるフライホイール電流が全て直列接続された各還
流用整流素子(48〜50)を介して直流出力側に共通の経路
で流れるので、直流出力電圧(VOUT)の降圧電圧レンジ
(範囲)を広くとることができ、三相交流電源の各相に
おける線電流の波形を正弦波に維持しつつ直流出力電圧
(VOUT)を0Vまで降圧できる利点がある。
【0008】本発明の更に他の実施の形態では、各線間
毎の交流−直流変換回路(22〜24)は、整流回路(27〜29)
のいずれか一方の出力ラインに接続されるスイッチング
素子(1〜3)と、スイッチング素子(1〜3)と整流回路(27
〜29)のいずれか他方の出力ラインとの間に接続される
還流用整流素子(48〜50)とを有する降圧チョッパ型コン
バータを構成し、各線間毎の降圧チョッパ型コンバータ
の各還流用整流素子(48〜50)を直列に接続する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明による三相コンバー
タ装置の一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
但し、図1では図12に示す箇所と実質的に同一の部分
には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形
態の三相コンバータ装置は、図1に示すように、三相交
流電源のR相、S相、T相にそれぞれ接続されかつその
各々がデルタ(三角)結線された巻線比が1:1の絶縁
用トランス19〜21の1次巻線19a〜21aと、R〜
T相の絶縁用トランス19〜21の2次巻線19b〜2
1bにそれぞれ接続されかつその各々の出力端子が並列
に接続された交流−直流変換回路22〜24と、R〜T
相の交流−直流変換回路22〜24の出力端子25、2
6間に接続された平滑コンデンサ10とを備えている。
本実施形態では、各絶縁用トランス19〜21として各
相の1次巻線19a〜21aをデルタ接続した三相トラン
スが使用される。また、1次巻線45a、46a、47a
の各々がスター(星形)結線されかつ三相交流電源のR
相、S相、T相の各相電圧VR、VS、VTをそれぞれ2
次巻線45b、46b、47bにて検出する相電圧検出用
トランス45〜47が三相交流電源のR相、S相、T相
に接続されている。R−S(S−T、T−R)相間の交
流−直流変換回路22(23、24)は、整流回路とし
ての整流ブリッジ回路27(28、29)の整流出力側
に昇圧用リアクトル7(8、9)とスイッチング素子と
してのパワートランジスタ1(2、3)と出力ダイオー
ド30(31、32)とのT字形接続回路を接続して構
成された昇圧チョッパ型コンバータから成る。交流−直
流変換回路22(23、24)内の整流ブリッジ回路2
7(28、29)の整流出力端と昇圧用リアクトル7
(8、9)との間には、昇圧用リアクトル7(8、9)
に流れる電流IL7R(IL8S、IL9T)を検出する電流検
出器33(34、35)が設けられている。更に、出力
端子25、26と各交流−直流変換回路22〜24との
間には、出力端子25、26間の直流出力電圧VOUT
応じて各交流−直流変換回路22〜24内のパワートラ
ンジスタ1〜3のベース端子(制御端子)へそれぞれオ
ン・オフ制御信号VB1〜VB3を付与する制御回路36〜
38が設けられている。
【0010】図2に示すように、R−S相間の交流−直
流変換回路22に設けられる制御回路36は、誤差増幅
器40と、目標値切替回路41と、積算器42と、比較
器43とから構成される。誤差増幅器40は、基準電源
39の基準電圧VREFと平滑コンデンサ10の両端の直
流出力電圧VOUTとの偏差に応じて電圧制御信号E0を出
力する電圧制御手段である。目標値切替回路41は、R
相の相電圧検出用トランス45の2次巻線45bでの正
の相電圧VRに基づいて交流−直流変換回路22の交流
入力側に流れる相電流IRSの目標値信号E1と、S相の
相電圧検出用トランス46の2次巻線46bでの負の相
電圧−VSに基づいて交流−直流変換回路22の交流入
力側に流れる相電流IRSの目標値信号E2とを出力す
る。目標値信号E1は、三相交流電源のR−S相間にお
ける線間電圧VRSの位相角が30度から90度までの期
間のときに線間電圧VRSよりも30度位相が遅れた交流
電圧であり、目標値信号E2は、線間電圧VRSの位相角
が90度から150度までの期間のときに線間電圧VRS
よりも30度位相が進んだ交流電圧である。積算器42
は、各目標値信号E1、E2と電圧制御信号E0との積を
演算し相電流IRSの電流基準信号E3として出力する電
流基準演算手段である。比較器43は、相電流IRSの電
流基準信号E3と電流検出器33により検出される電流
信号IL7Rとを比較し、ベース駆動回路44を通してパ
ワートランジスタ1のベース端子にオン・オフ制御信号
B1を出力する比較手段である。S−T相間及びT−R
相間の交流−直流変換回路23、24に設けられる制御
回路37、38の内部構成は、図2に示すR−S相間の
制御回路36の内部構成と全く同一であるので、説明を
省略する。なお、本実施形態の各制御回路36〜38
は、1個の制御回路として集積化(IC化)することが
できる。
【0011】次に、図1に示す三相コンバータ装置の動
作について説明する。三相交流電源のR−S相間に接続
された絶縁用トランス19の1次巻線19aに図3(A)
に示す線間電圧VRSが印加されると、絶縁用トランス1
9の2次巻線19bに1次側と同様の単相交流電圧が誘
起される。この単相交流電圧はR相の交流−直流変換回
路22内の整流ブリッジ回路27により全波整流され、
昇圧用リアクトル7に全波整流電圧が印加される。これ
により、昇圧用リアクトル7に電流IL7Rが流れ、この
電流IL7Rは電流検出器33により検出されて電流検出
信号IdRとして制御回路36に入力される。昇圧用リア
クトル7に流れる電流IL7Rはパワートランジスタ1の
オン・オフ動作により断続され、出力ダイオード30を
通して平滑コンデンサ10の両端の出力端子25、26
に定電圧の直流出力電圧VOUTが発生する。
【0012】直流出力電圧VOUTは制御回路36内の誤
差増幅器40により基準電源39の基準電圧VREFと比
較され、直流出力電圧VOUTと基準電圧VREFとの偏差に
応じて誤差増幅器40より電圧制御信号E0が出力され
る。一方、図4に示すように、R−S相間の線間電圧V
RSの半周期180度の期間において、線間電圧VRSの位
相角が30度から90度までの期間のときは、破線に示
すR相の相電圧検出用トランス45の2次巻線45bに
おける正の相電圧VRに基づいて交流−直流変換回路2
2の交流入力側に流れる相電流IRSの目標値信号E1
目標値切替回路41より出力される。同様に、線間電圧
RSの位相角が90度から150度までの期間のとき
は、破線に示すS相の相電圧検出用トランス46の2次
巻線46bにおける負の相電圧−VSに基づいて交流−直
流変換回路22の交流入力側に流れる相電流IRSの目標
値信号E2が目標値切替回路41より出力される。目標
値切替回路41からの各目標値信号E1、E2は誤差増幅
器40からの電圧制御信号E0と共に積算器42に入力
されてそれらの積が演算され、線間電圧VRSの位相に同
期する相電流IRSの電流基準信号E3として出力され
る。この電流基準信号E3は比較器43により電流検出
器33において検出される電流検出信号IdRと比較さ
れ、電流検出信号IdRが電流基準信号E3より小さいと
きは比較器43の出力が高レベルとなり、電流検出信号
dRが電流基準信号E3より大きいときは比較器43の
出力が低レベルとなる。これにより、比較器43からベ
ース駆動回路44を通してパワートランジスタ1のベー
ス端子にオン・オフ制御信号VB1が付与される。
【0013】オン・オフ制御信号VB1が高レベルとな
り、パワートランジスタ1がオン状態になると、直流出
力側が短絡されて昇圧用リアクトル7に流れる電流I
L7Rが増加し、これに伴って電流検出信号IdRも増加す
る。電流検出信号IdRが電流基準信号E3より大きくな
ると、オン・オフ制御信号VB1が低レベルとなると共に
パワートランジスタ1がオフ状態となり、昇圧用リアク
トル7に流れる電流IL7Rが直流出力側、即ち出力ダイ
オード30及び平滑コンデンサ10に流れて電流検出信
号IdRが減少する。電流検出信号IdRが減少して電流検
出信号IdRが電流基準信号E3より小さくなると、再び
オン・オフ制御信号VB1が高レベルとなり、パワートラ
ンジスタ1が再びオン状態になる。前記の動作が比較器
43で形成される電流制御の遅れ要素で決定される数k
Hzのスイッチング周波数で繰り返されることにより、
線間電圧VRSの半周期180度の期間のうち位相角が3
0度から150度までの期間のみパワートランジスタ1
がオン・オフ動作される。これらの動作が線間電圧VRS
の半周期180度の期間毎に繰り返されることにより、
昇圧用リアクトル7に流れる電流IL7Rが図5に示すよ
うに数kHzのスイッチング周波数で脈動して三相交流
電源の線間電圧VRSの位相に同期する。図3(A)の破線
は昇圧用リアクトル7に流れる電流IL7Rの平均値を示
したものである。したがって、R相の交流−直流変換回
路22の交流入力側には図3(D)に示すように三相交流
入力のR−S相間の線間電圧VRSの位相に同期する相電
流IRSが流れる。
【0014】上述と同様の動作が三相交流電源のS−T
相間及びT−R相間についても120度の位相差で行わ
れ、S−T相間の絶縁用トランス20の1次巻線20a
に印加される三相交流入力の線間電圧VST及びT−R相
間の絶縁用トランス21の1次巻線21aに印加される
三相交流入力の線間電圧VTRがそれぞれ図3(B)及び
(C)に示すような変化をするとき、S−T相間の交流−
直流変換回路23の交流入力側及びT−R相間の交流−
直流変換回路24の交流入力側には、それぞれ図3(E)
及び(F)に示すように各々の線間電圧VST及びVTRの位
相に同期する相電流IST及びITRが流れる。
【0015】三相交流入力のR相、S相及びT相に流れ
る各線電流IR、IS及びITは、図3(D)〜(F)に示す
各相電流IRS、IST及びITRをそれぞれ合成したものと
なるから、三相交流電源のR相、S相及びT相における
線電流IR、IS及びITはそれぞれ図3(G)〜(I)に示
すように正弦波状に変化する電流波形となる。また、図
3(G)〜(I)に示す三相交流電源のR相、S相及びT相
における線電流IR、IS及びITはそれぞれ三相交流電
源のR相、S相及びT相における相電圧VR、VS及びV
Tと略同相であるから、入力力率は1となる。
【0016】以上のように、図1に示す実施形態では、
三相交流電源の各線間電圧VRS、VST及びVTRの各半周
期180度の期間のうち、位相角が30度から150度
までの期間のみ各線間の交流−直流変換回路22〜24
内のパワートランジスタ1〜3をオン・オフ動作させる
ので、少ないスイッチング回数で各パワートランジスタ
1〜3を120度の位相差で制御して入力力率を1にす
ることができる。このため、各パワートランジスタ1〜
3におけるスイッチング損失を低減でき、装置全体とし
ての電力損失を低減することが可能となる。また、各パ
ワートランジスタ1〜3におけるスイッチング回数が少
ないので、各パワートランジスタ1〜3の発熱が小さ
く、各パワートランジスタ1〜3が受ける熱的ストレス
を最小限に抑制することができる利点がある。
【0017】図1に示す実施形態の三相コンバータ装置
は変更が可能である。例えば、図6に示す実施形態の三
相コンバータ装置は、図1に示すR相、S相、T相の絶
縁用トランス19〜21を省略して三相交流電源のR−
S相間、S−T相間、T−R相間にそれぞれ交流−直流
変換回路22〜24を直接デルタ接続し、各交流−直流
変換回路22〜24の出力端子間にそれぞれ平滑コンデ
ンサ10〜12を接続して各平滑コンデンサ10〜12
の両端から個別の直流出力を得るようにしたものであ
る。各交流−直流変換回路22〜24内におけるパワー
トランジスタ1〜3のスイッチング動作については、図
1に示す実施形態と略同様であるので説明は省略する。
図6に示す三相コンバータ装置では、各交流−直流変換
回路22〜24内のパワートランジスタ1〜3を各制御
回路36〜38にてそれぞれ個別にオン・オフ制御する
ことにより、電圧値の異なる3種類の直流出力電圧V
OUT1〜VOUT3を得ることができる。更に、各交流−直流
変換回路22〜24の直流出力段にそれぞれフライバッ
ク型コンバータ又はフォワード型コンバータ等の出力ト
ランスを有する絶縁型のDC−DCコンバータを接続
し、各DC−DCコンバータの出力トランスの2次側を
各々並列に接続することにより、単一の直流出力とする
ことが可能である。
【0018】また、図7に示す実施形態の三相コンバー
タ装置は、図1に示すR相、S相、T相の絶縁用トラン
ス19〜21を省略して三相交流電源のR−S相間、S
−T相間、T−R相間にそれぞれ交流−直流変換回路2
2〜24を直接デルタ接続し、各交流−直流変換回路2
2〜24内の整流ブリッジ回路27〜29を構成する4
個の整流ダイオード27a〜27d、28a〜28d、29
a〜29dのうち、一方の帰還側の整流ダイオード27
d、28d、29dを省略したものである。この場合にお
いても、図6に示す回路と同様に各交流−直流変換回路
22〜24を独立して動作させることができる。したが
って、図7に示す回路は三相交流電源の各線間毎に各交
流−直流変換回路22〜24を接続したものと等価であ
る。更に、図7に示す三相コンバータ装置では、図1に
示す三相コンバータ装置に比較して部品点数を削減でき
る利点がある。但し、各交流−直流変換回路22〜24
内の整流ブリッジ回路27〜29における他方の帰還側
の整流ダイオード27b、28b、29bに各相間の帰還
電流が共通して流れるので、各整流ダイオード27b、
28b、29bには電流容量の大きいものが使用される。
【0019】ところで、図1、図6及び図7に示す各実
施形態の三相コンバータ装置では、各交流−直流変換回
路22〜24を昇圧チョッパ型コンバータとして構成し
た形態を示したが、所望の直流出力電圧VOUTにより、
各交流−直流変換回路22〜24を降圧チョッパ型コン
バータ又は昇降圧チョッパ型コンバータとして構成する
ことも可能である。例えば、図8に示す実施形態の三相
コンバータ装置は、図1に示す三相コンバータ装置にお
ける整流ブリッジ回路27(28、29)の正側の整流
出力ラインにパワートランジスタ1(2、3)を接続
し、パワートランジスタ1(2、3)のエミッタ端子と
整流ブリッジ回路27(28、29)の負側の整流出力
ラインとの間に還流用整流素子としてのフライホイール
ダイオード48(49、50)を接続し、フライホイー
ルダイオード48(49、50)と平滑コンデンサ10
との間に平滑リアクトル51(52、53)を接続して
各交流−直流変換回路22〜24を降圧チョッパ型コン
バータとして構成したものである。なお、簡略のため図
示は省略するが、図8に示す実施形態は更に図6及び図
7に示す実施形態と同様の変更が可能である。
【0020】また、図9に示す実施形態の三相コンバー
タ装置は、図8に示すR相、S相、T相の絶縁用トラン
ス19〜21を省略して三相交流電源のR−S相間、S
−T相間、T−R相間にそれぞれ交流−直流変換回路2
2〜24を直接デルタ接続し、整流ブリッジ回路27
(28、29)の負側の整流出力ラインにパワートラン
ジスタ1(2、3)と対称に他のパワートランジスタ5
4(55、56)を接続し、フライホイールダイオード
48(49、50)と平滑コンデンサ10との間の帰還
側のラインに平滑リアクトル51(52、53)と対称
に他の平滑リアクトル57(58、59)を接続したも
のである。図9の三相コンバータ装置において、各交流
−直流変換回路22(23、24)内のパワートランジ
スタ1(2、3)と他のパワートランジスタ54(5
5、56)はそれぞれ1組ずつ同時にオン・オフ制御さ
れ、パワートランジスタ1(2、3)及び他のパワート
ランジスタ54(55、56)の何れか1組がオン状態
のときは他の2組はオフ状態となるように制御される。
このため、図9に示す三相コンバータ装置では、例えば
R−S(S−T、T−R)相間における交流−直流変換
回路22(23、24)内のパワートランジスタ1
(2、3)及び他のパワートランジスタ54(55、5
6)がオン状態のとき、三相交流電源のS(T、R)相
からパワートランジスタ1(2、3)、平滑リアクトル
51(52、53)、出力端子25、26に接続される
図示しない負荷及びT−R(R−S、S−T)相間にお
ける交流−直流変換回路24(22、23)内の整流ブ
リッジ回路29(27、28)の整流ダイオード29b
(27b、28b)を経由して三相交流電源のT(R、
S)相に流れる帰還電流が阻止されるので、三相交流入
力の電流波形が正弦波状となり、三相交流入力の電流波
形の歪みを防止できる。また、図8に示すR相、S相、
T相の絶縁用トランス19〜21が不要となるので、図
8に示す三相コンバータ装置に比較して小形・軽量にで
きる利点がある。なお、図8及び図9に示す各実施形態
の何れの場合においても、各交流−直流変換回路22〜
24内におけるパワートランジスタ1〜3及び他のパワ
ートランジスタ54〜56のスイッチング動作は図1に
示す実施形態と略同様である。したがって、図8及び図
9に示す各実施形態の三相コンバータ装置においても図
1に示す実施形態の三相コンバータ装置と同様のスイッ
チング損失低減効果が得られる。
【0021】図8及び図9に示す各実施形態の三相コン
バータ装置では、各交流−直流変換回路22〜24のそ
れぞれの出力端子を並列に接続する形態を示したが、各
交流−直流変換回路22〜24のそれぞれの出力端子を
直列に接続することも可能である。例えば、図10に示
す実施形態の三相コンバータ装置は、図8に示す三相コ
ンバータ装置における各交流−直流変換回路22〜24
のそれぞれのフライホイールダイオード48〜50を直
列に接続し、各平滑リアクトル51〜53を1つの平滑
リアクトル51にまとめたものである。図10に示す三
相コンバータ装置では、各交流−直流変換回路22〜2
4のそれぞれのパワートランジスタ1〜3の何れかがオ
フ状態のときでも、各フライホイールダイオード48〜
50を介して平滑リアクトル51及び平滑コンデンサ1
0にフライホイール電流が流れるので、図8に示す三相
コンバータ装置に比較して直流出力電圧VOUTの降圧電
圧レンジ(範囲)を広くとることができ、三相交流電源
のR相、S相及びT相における線電流IR、IS及びIT
の波形を正弦波に維持しつつ直流出力電圧VOUTを0V
まで降圧できる利点がある。図10に示す実施形態にお
いて、各整流ブリッジ回路27〜29の正側の整流出力
ラインに接続されている各パワートランジスタ1〜3を
それぞれ負側の整流出力ラインに接続してもよい。
【0022】また、図11に示す実施形態の三相コンバ
ータ装置は、図10に示すR相、S相、T相の絶縁用ト
ランス19〜21を省略して三相交流電源のR−S相
間、S−T相間、T−R相間にそれぞれ交流−直流変換
回路22〜24を直接デルタ接続し、整流ブリッジ回路
27(28、29)の負側の整流出力ラインにパワート
ランジスタ1(2、3)と対称に他のパワートランジス
タ54(55、56)を接続したものである。図11の
三相コンバータ装置において、各交流−直流変換回路2
2(23、24)内のパワートランジスタ1(2、3)
と他のパワートランジスタ54(55、56)はそれぞ
れ1組ずつ同時にオン・オフ制御され、パワートランジ
スタ1(2、3)及び他のパワートランジスタ54(5
5、56)の何れか1組がオン状態のときは他の2組は
オフ状態となるように制御される。このため、図11に
示す三相コンバータ装置では、例えばR−S(S−T、
T−R)相間における交流−直流変換回路22(23、
24)内のパワートランジスタ1(2、3)及び他のパ
ワートランジスタ54(55、56)がオン状態のと
き、三相交流電源のS(T、R)相からパワートランジ
スタ1(2、3)、平滑リアクトル51、出力端子2
5、26に接続される図示しない負荷及びT−R(R−
S、S−T)相間における交流−直流変換回路24(2
2、23)内の整流ブリッジ回路29(27、28)の
整流ダイオード29b(27b、28b)を経由して三相
交流電源のT(R、S)相に流れる帰還電流が阻止され
るので、三相交流入力の電流波形が正弦波状となり、三
相交流入力の電流波形の歪みを防止できる。また、図1
0に示すR相、S相、T相の絶縁用トランス19〜21
が不要となるので、図10に示す三相コンバータ装置に
比較して小形・軽量にできる利点がある。なお、図10
及び図11に示す各実施形態の何れの場合においても、
各交流−直流変換回路22〜24内におけるパワートラ
ンジスタ1〜3及び他のパワートランジスタ54〜56
のスイッチング動作は図1に示す実施形態と略同様であ
る。したがって、図10及び図11に示す各実施形態の
三相コンバータ装置においても図1に示す実施形態の三
相コンバータ装置と同様のスイッチング損失低減効果が
得られる。
【0023】更に、図10及び図11に示す各実施形態
において、直列接続された2つのフライホイールダイオ
ード48、49及び49、50と並列にそれぞれ1つず
つ別のフライホイールダイオードを接続してもよい。又
は、直列接続された3つのフライホイールダイオード4
8〜50と並列に1つの別のフライホイールダイオード
を接続してもよい。何れの場合も、3つのフライホイー
ルダイオード48〜50に流れるフライホイール電流を
別のフライホイールダイオードに分担させることができ
るので、各フライホイールダイオード48〜50に流れ
る電流により生ずる電力損失を低減することが可能であ
る。
【0024】本発明の実施態様は前記の各実施形態に限
定されず、更に種々の変更が可能である。例えば、図
1、図6及び図7に示す各実施形態では、各交流−直流
変換回路22〜24内の昇圧用リアクトル7〜9をそれ
ぞれ整流ブリッジ回路27〜29の出力側に接続する形
態を示したが、各昇圧用リアクトル7〜9はそれぞれ整
流ブリッジ回路27〜29の入力側に接続してもよい。
また、図1、図6及び図7に示す各実施形態では、電流
検出器33(34、35)を整流ブリッジ回路27(2
8、29)の整流出力端と昇圧用リアクトル7(8、
9)との間に設けて昇圧用リアクトル7(8、9)に流
れる電流IL7R(IL8S、IL9T)を検出する形態を示し
たが、電流検出器33(34、35)を整流ブリッジ回
路27(28、29)の交流入力側に設けて整流ブリッ
ジ回路27(28、29)の交流入力側に流れる電流を
検出してもよい。また、図8〜図11に示す各実施形態
においても同様にパワートランジスタ1(2、3)に流
れる電流ITRR(ITRS、ITRT)を電流検出器33(3
4、35)にて検出する代わりに、電流検出器33(3
4、35)を整流ブリッジ回路27(28、29)の交
流入力側に設けて整流ブリッジ回路27(28、29)
の交流入力側に流れる電流を検出することが可能であ
る。また、上記の各実施形態では、各交流−直流変換回
路22〜24内におけるスイッチング素子としてバイポ
ーラ型のパワートランジスタ1〜3を使用する形態を示
したが、バイポーラ型パワートランジスタの代わりにM
OS-FET(MOS型電界効果トランジスタ)、IG
BT(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)、J-FE
T(接合型電界効果トランジスタ)又はサイリスタ等を
使用してもよい。また、図1、図8及び図10に示す各
実施形態では、各絶縁用トランス19〜21としてそれ
ぞれの1次巻線19a〜21aをデルタ接続した三相トラ
ンスを使用する形態を示したが、3個の単相トランスの
各1次巻線をデルタ接続して構成してもよい。更に、各
交流−直流変換回路22〜24はチョッパ型コンバータ
に限らず、フライバック型又はフォワード型コンバータ
或いはハーフブリッジ型又はフルブリッジ型コンバータ
等の他の型式のコンバータとして構成することも可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、各線間毎に設けられた
交流−直流変換回路内のスイッチング素子のスイッチン
グ回数を削減してスイッチング損失を低減できるので、
装置全体としての電力損失を低減できると共に効率を向
上することが可能である。また、各スイッチング素子に
おけるスイッチング回数が少ないので、各スイッチング
素子の発熱が小さく、各スイッチング素子が受ける熱的
ストレスを最小限に抑制することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による三相コンバータ装置の一実施形
態を示す電気回路図
【図2】 図1における各相の制御回路の内部構成を示
す回路ブロック図
【図3】 図1の回路における各部の電圧及び電流を示
す波形図
【図4】 三相交流電源の線間電圧VRSと各目標値信号
1、E2との位相関係を示す一部拡大波形図
【図5】 三相交流電源の線間電圧VRSと整流出力電流
L7Rとオン・オフ制御信号VB1との関係を示す波形図
【図6】 図1に示す三相コンバータ装置の変更実施形
態を示す電気回路図
【図7】 図1に示す三相コンバータ装置の他の変更実
施形態を示す電気回路図
【図8】 本発明による三相コンバータ装置の他の実施
形態を示す電気回路図
【図9】 図8に示す三相コンバータ装置の変更実施形
態を示す電気回路図
【図10】 本発明による三相コンバータ装置の別の他
の実施形態を示す電気回路図
【図11】 図10に示す三相コンバータ装置の変更実
施形態を示す電気回路図
【図12】 従来例としての三相ブリッジコンバータ装
置を示す電気回路図
【符号の説明】
1〜6...パワートランジスタ(スイッチング素
子)、7〜9...昇圧用リアクトル、10〜1
2...平滑コンデンサ、13〜18...転流用ダイ
オード、19〜21...絶縁用トランス、19a〜2
1a...1次巻線、19b〜21b...2次巻線、2
2〜24...交流−直流変換回路、25,26...
出力端子、27〜29...整流ブリッジ回路(整流回
路)、27a〜27d,28a〜28d,29a〜29
d...整流ダイオード、30〜32...出力ダイオ
ード、33〜35...電流検出器、36〜38...
制御回路、39...基準電源、40...誤差増幅器
(電圧制御手段)、41...目標値切替回路(目標値
切替手段)、42...積算器(電流基準演算手段)、
43...比較器(比較手段)、44...ベース駆動
回路、45〜47...相電圧検出用トランス、45a
〜47a...1次巻線、45b〜47b...2次巻
線、48〜50...フライホイールダイオード(還流
用整流素子)、51〜53...平滑リアクトル、54
〜56...他のパワートランジスタ、57〜5
9...他の平滑リアクトル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/155 H02M 7/06 H02M 7/217

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのスイッチング素子及び
    該スイッチング素子に接続された整流回路を有する交流
    −直流変換回路を三相交流電源の各線間毎に接続し、前
    記各線間毎の交流−直流変換回路の出力電圧に応じて前
    記スイッチング素子の各々をオン・オフ制御することに
    より前記三相交流電源からの三相交流入力を定電圧の直
    流出力に変換する三相コンバータ装置において、 前記三相交流電源の各線間電圧が変化する各半周期18
    0度の期間のうち、位相角90度を中心に前60度及び
    後60度の各期間を合わせた120度の制御期間に前記
    各交流−直流変換回路のスイッチング素子を制御し、 前記制御期間のうち、前記前60度の位相角期間では各
    線間電圧より位相が30度遅れた目標値信号を前記三相
    交流入力から形成するとともに、前記後60度の位相角
    期間では各線間電圧より位相が30度進んだ目標値信号
    を前記三相交流入力から形成して、前記目標値信号によ
    り電流基準信号を形成し、 前記交流−直流変換回路の交流入力側又は整流出力側に
    それぞれ流れる電流信号と前記電流基準信号とを比較し
    て、前記各交流−直流変換回路のスイッチング素子の制
    御端子にオン・オフ制御信号を出力することを特徴とす
    る三相コンバータ装置。
  2. 【請求項2】 前記各線間毎の交流−直流変換回路の出
    力電圧に応じて前記制御期間中に前記各交流−直流変換
    回路のスイッチング素子の制御端子へそれぞれオン・オ
    フ制御信号を付与する制御回路を備え、 前記制御回路は、基準電圧と前記交流−直流変換回路の
    出力電圧との偏差に応じて電圧制御信号を出力する電圧
    制御手段と、前記三相交流電源の各線間電圧の位相角が
    30度から90度までの期間のときに前記各線間電圧よ
    り位相が30度遅れた前記目標値信号を出力しかつ各線
    間電圧の位相角が90度から150度までの期間のとき
    に前記各線間電圧より位相が30度進んだ前記目標値信
    号を出力する目標値切替手段と、前記目標値信号と前記
    電圧制御信号との積をそれぞれ演算して電流基準信号を
    出力する電流基準演算手段と、前記電流基準信号と前記
    交流−直流変換回路の交流入力側又は整流出力側にそれ
    ぞれ流れる電流信号とを比較して前記スイッチング素子
    の制御端子にオン・オフ制御信号を出力する比較手段と
    を有する請求項1に記載の三相コンバータ装置。
  3. 【請求項3】 前記各線間毎の交流−直流変換回路は、
    前記整流回路の一対の出力ラインにそれぞれ接続されか
    つ同時にオン・オフ制御される2つのスイッチング素子
    と、2つの該スイッチング素子の間に接続される還流用
    整流素子とを有する降圧チョッパ型コンバータを構成
    し、或る1つの線間での前記交流−直流変換回路内に設
    けられた2つのスイッチング素子がオン状態のとき、他
    の2つの線間での前記各交流−直流変換回路内に設けら
    れた2つのスイッチング素子がオフ状態となる請求項1
    又は2に記載の三相コンバータ装置。
  4. 【請求項4】 前記各線間毎の降圧チョッパ型コンバー
    タの各還流用整流素子を直列に接続した請求項3に記載
    の三相コンバータ装置。
  5. 【請求項5】 前記各線間毎の交流−直流変換回路は、
    前記整流回路のいずれか一方の出力ラインに接続される
    スイッチング素子と、該スイッチング素子と前記整流回
    路のいずれか他方の出力ラインとの間に接続される還流
    用整流素子とを有する降圧チョッパ型コンバータを構成
    し、前記各線間毎の降圧チョッパ型コンバータの各還流
    用整流素子を直列に接続した請求項1又は2に記載の三
    相コンバータ装置。
JP09047660A 1996-05-30 1997-03-03 三相コンバータ装置 Expired - Fee Related JP3087955B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09047660A JP3087955B2 (ja) 1996-05-30 1997-03-03 三相コンバータ装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-137062 1996-05-30
JP13706296 1996-05-30
JP09047660A JP3087955B2 (ja) 1996-05-30 1997-03-03 三相コンバータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1052033A JPH1052033A (ja) 1998-02-20
JP3087955B2 true JP3087955B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=26387827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09047660A Expired - Fee Related JP3087955B2 (ja) 1996-05-30 1997-03-03 三相コンバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3087955B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0547395U (ja) * 1991-11-20 1993-06-22 三菱自動車工業株式会社 樹脂製オイルパンの構造

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7187947B1 (en) 2000-03-28 2007-03-06 Affinity Labs, Llc System and method for communicating selected information to an electronic device
JP4797389B2 (ja) * 2005-01-31 2011-10-19 富士電機株式会社 整流回路
JP4677292B2 (ja) * 2005-06-20 2011-04-27 オリジン電気株式会社 電源装置
JP4696136B2 (ja) * 2006-06-01 2011-06-08 株式会社日立製作所 Mos整流装置
JP4825837B2 (ja) * 2008-03-31 2011-11-30 本田技研工業株式会社 Dc/dcコンバータ及び燃料電池車両
WO2019064714A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 日本電産株式会社 電源回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0547395U (ja) * 1991-11-20 1993-06-22 三菱自動車工業株式会社 樹脂製オイルパンの構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1052033A (ja) 1998-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6569839B1 (ja) 電力変換装置
US5625539A (en) Method and apparatus for controlling a DC to AC inverter system by a plurality of pulse-width modulated pulse trains
US11601042B2 (en) Multi-phase AC/DC converter
de Seixas et al. A 12 kW three-phase low THD rectifier with high-frequency isolation and regulated DC output
Nakanishi et al. Control strategy for modular multilevel converter based on single-phase power factor correction converter
JP3087955B2 (ja) 三相コンバータ装置
JP3129971B2 (ja) トランスレス型三相コンバータ装置
JP3478700B2 (ja) 3相力率改善型コンバータ
JP2001016856A (ja) 交流−直流変換装置
JPH09135570A (ja) 多重整流回路
JP3217212B2 (ja) インバータ
JPH1155950A (ja) 電圧形電力変換回路
Tibola et al. Three-phase isolated DCM SEPIC converter for high voltage applications
Yamaguchi et al. A new PV converter for grid connection through a high-leg delta transformer using cooperative control of boost converters and inverters
JP3478701B2 (ja) 3相力率改善型コンバータ
JP3193809B2 (ja) 三相整流装置
JP3092792B2 (ja) 電力変換装置
Song et al. A study of z-source matrix converter with high voltage transfer ratio
JPS63268470A (ja) 電力変換器
Kalpana High performance three-phase PFC rectifiers for telecom power supply
JPH0746847A (ja) 三相整流装置
JP2566579B2 (ja) 電力変換装置
JP2510116B2 (ja) 3相整流回路
Li et al. Capacitor voltage balancing control of a fully integrated three-level isolated AC-DC PFC converter for reliable operations
JP2002101661A (ja) 電力コンバータ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees