JPH1051875A - 車載用スピーカシステム - Google Patents

車載用スピーカシステム

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JPH1051875A
JPH1051875A JP19902796A JP19902796A JPH1051875A JP H1051875 A JPH1051875 A JP H1051875A JP 19902796 A JP19902796 A JP 19902796A JP 19902796 A JP19902796 A JP 19902796A JP H1051875 A JPH1051875 A JP H1051875A
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Takao Chagi
隆夫 茶木
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勉 芹野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少数の孔と小径のボルトを使用してスピーカ
システム本体を車輛側の部材に良好に取付可能とし、し
かも、出荷時におけるスピーカハーネスの損傷の可能性
を低減する。 【解決手段】 ボルト21は、その軸方向に貫通する中
空部21aを有するようにして筒状に形成され、その周
方向の一部には、中空部21aとボルト21の外部とを
連通するスリット21bが、ボルト21の軸方向に亘っ
て設けられる。ボルト21の軸方向における両端部に
は、テーパ部21c,21dが設けられる。ボルト21
は、ナットに捩じ込んだ時点でスリット21bが閉じ、
その外周のねじ部が正規のねじ形状となるように設計さ
れる。スピーカシステム本体1のケース底板1aには、
ボルト取付用ナット12が取り付けられる。複数の接続
端子3が接続されたスピーカハーネス2の中央部の外周
に、ボルト21が装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輛に搭載される
車載用スピーカシステムに係り、特に、ボルトを使用し
て車輛側の部材に取り付けるように構成された車載用ス
ピーカシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車輛にスピーカシステムを搭載す
る場合には、一般的に、スピーカシステム本体の底面を
貫通するボルトによって、スピーカシステム本体を車輛
のリアトレイ等に取り付けている。例えば、実開平6−
2886号公報においては、このようなボルトを使用し
た車載用スピーカシステムが記載されている。図8は、
この公報に記載された車載用スピーカシステムの一例を
示す分解斜視図であり、図9と図10は、この公報に記
載された車載用スピーカシステムの別の一例を示す分解
斜視図と要部断面図である。
【0003】まず、図8の車載用スピーカシステムにお
いて、スピーカシステムは、ケース内にスピーカを収納
してなるボックス型のスピーカシステム本体1を備えて
いる。このスピーカシステム本体1のケース内からスピ
ーカハーネス2が引き出されている。スピーカハーネス
2の先端には、複数の接続端子3が取り付けられてい
る。このスピーカシステムは、車輛側のリアトレイ4お
よびその背面の板金5に対し、ボルト6を用いて取り付
けられるように構成されている。
【0004】特に、この図8の従来例において、ボルト
6は、スピーカシステム本体1の底面を貫通するように
して、スピーカハーネス2とは分離して別に設けられて
いる。そして、リアトレイ4には、ボルト6を挿入する
ためのボルト孔4aと、スピーカハーネス2を挿入する
ためのハーネス孔4bとが、それぞれ設けられている。
また、板金5には、これらのボルト孔4aとハーネス孔
4bを含み、さらにその周囲に広がる大きな孔5aが設
けられている。
【0005】このような図8の従来例において、スピー
カシステム本体1をリアトレイ4に取り付ける場合に、
スピーカハーネス2の複数の接続端子3については、こ
れらをリアトレイ4のハーネス孔4bに挿入してその背
面に引き出し、さらに板金5の孔5aに挿入して、この
板金5の背面で他の機器と接続可能にする。その一方
で、ボルト6については、これをリアトレイ4のボルト
孔4aに挿入してその背面に突出させ、さらに板金5の
孔5aに挿入して、この板金5の背面に突出させる。そ
して、このボルト6の突出部分に、ブラケット7、平ワ
ッシャ8、およびスプリングワッシャ9を装着し、これ
らを介してウイングナット10を取り付ける。
【0006】次に、図9と図10に示す車載用スピーカ
システムにおいては、図9に示すように、中空部を有す
る筒状のボルト11が使用され、このボルト11の中空
部にスピーカハーネス2が挿入されている。そして、リ
アトレイ4には、ボルト11を挿入するためのボルト孔
4aのみが設けられている。このスピーカシステムにお
いて、ボルト11は、図10に示すように、スピーカシ
ステム本体1のケース底板1aに設けられたボルト取付
用ナット12に取り付けられるように構成されている。
ここで、図中1bは、スピーカシステム本体1のケース
内部を示している。なお、それ以外の構成は、前記図8
の例と同様である。
【0007】このような図9と図10に示す従来例にお
いて、スピーカシステム本体1をリアトレイ4に取り付
ける場合には、スピーカハーネス2の複数の接続端子3
を、リアトレイ4のボルト孔4aに挿入してその背面に
引き出した後、このスピーカハーネス2に装着したボル
ト11をボルト孔4aに挿入してその背面に突出させ
る。そして、このボルト11の突出部分に、ブラケット
7、平ワッシャ8、スプリングワッシャ9、およびウイ
ングナット10を取り付ける。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の車載用スピーカシステムには、次のような問題
点が存在する。
【0009】まず、図8の従来例においては、車輛のリ
アトレイ4に標準的に設けられるボルト孔4aに加え
て、スピーカハーネス専用のハーネス孔4bを設ける必
要がある。このことは、車輛側の取付構造の簡略化の要
求に逆行している上、ハーネス孔4bのための穿孔作業
が余分に必要となる分だけスピーカシステムの取付作業
の作業性を低下させるため、好ましくない。
【0010】次に、図9と図10に示す従来例において
は、スピーカハーネス2にボルト11を装着しているた
め、スピーカハーネス専用のハーネス孔4bを設ける必
要はないが、出荷時に、ボルト11によってスピーカハ
ーネスが損傷する可能性がある。すなわち、通常の車載
用スピーカシステムにおいては、スピーカハーネス2に
接続端子3を取り付けた完成品の状態で試験を行った後
にそのまま出荷しているため、この従来例においては、
スピーカハーネス2にボルト11を装着した状態で出荷
されることになる。この場合、装着されたボルト11に
よってスピーカハーネス2に不都合な外力が加わり、ス
ピーカハーネス2が損傷する可能性がある。
【0011】これに対し、出荷時に接続端子3およびボ
ルト11をスピーカハーネス2から取り外し、車輛への
搭載時に改めて取り付ける方法も考えられる。しかしな
がら、このように、工場試験後に接続端子3の着脱を行
うことは、作業性だけでなく、信頼性の観点からも好ま
しくない。
【0012】また、別の方法としては、ボルト11の中
空部の径を接続端子3よりも大きくして、接続端子3付
きのスピーカハーネス2に対して着脱可能とすることが
考えられる。このように構成した場合、出荷時にはボル
ト11をスピーカハーネス2から取り外して損傷を防止
し、車輛への搭載時にはボルト11の中空部に接続端子
3を挿入してこのボルト11をスピーカハーネス2に容
易に装着することができる。しかしながら、この場合に
は、ボルト11の径が必要以上に極めて大きくなる上、
このボルト11を挿入するボルト孔4aの径を大幅に大
きくしなければならず、取付構造全体の大型化につなが
ると共に、作業性も低下してしまう。
【0013】さらに、この従来例においては、スピーカ
システム本体1にボルト取付用ナット12を設けること
から、構成が複雑化するという問題点がある。また、ボ
ルト取付用ナット12は高価であるため、製造コストも
増大してしまう。
【0014】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
少数の孔と小径のボルトを使用してスピーカシステム本
体を車輛側の部材に良好に取付可能であり、しかも、出
荷時におけるスピーカハーネスの損傷の可能性を低減し
た、小型・簡略で作業性、信頼性、および経済性に優れ
た車載用スピーカシステムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
に、本発明は、スピーカおよびこのスピーカを支持する
ケースよりなるスピーカシステム本体と、このスピーカ
システム本体を車輛側の部材に取り付けるためのボルト
とを備え、このボルトが、その内部に前記スピーカより
引き出されるスピーカハーネスを収容可能な筒状に形成
された車載用スピーカシステムにおいて、ボルト周辺の
構成に特徴を有するものである。すなわち、本発明は、
基本的に、ボルトの軸方向にスリットを設けることによ
り、ボルトを大径にすることなしに、接続端子付きのス
ピーカハーネスに対してボルトを容易に着脱可能とした
ものである。したがって、本発明によれば、接続端子付
きのスピーカハーネスからボルトを外した状態でスピー
カシステムを出荷し、その後、車輛へのスピーカシステ
ムの搭載時に、接続端子付きのスピーカハーネスに対
し、比較的小径のボルトをそのスリットを利用して容易
に取り付けることができる。
【0016】請求項1記載の発明は、ボルトに、その外
壁部から内壁部に向かって前記スピーカハーネスを移動
できるように、その軸方向に沿ってスリットが形成され
たことを特徴としている。以上のような構成を有する請
求項1記載の発明によれば、接続端子付きのスピーカハ
ーネスからボルトを外した状態でスピーカシステムを出
荷して、スピーカハーネスの損傷の可能性を低減でき
る。そして、車輛へのスピーカシステムの搭載時には、
接続端子付きのスピーカハーネスに対し、ボルトをその
スリットを利用して容易に取り付けることができる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ボルトがフランジ部を備え、スピーカシス
テム本体が前記ボルトのねじ部を挿通するボルト孔を備
えたことを特徴としている。以上のような構成を有する
請求項2記載の発明によれば、ボルトをスピーカハーネ
スに取り付けた後に、ボルトを、ボルト孔を利用してス
ピーカシステム本体に容易に取り付けることができる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、ボルト孔に、前記フランジ部を挿入可能な
フランジ挿入部と、前記ボルトのねじ部を挿通するボル
ト固定部とが連続して形成されたことを特徴としてい
る。
【0019】以上のような構成を有する請求項3記載の
発明によれば、ボルトをスピーカハーネスに取り付けた
後に、ボルトのフランジ部を、ケース底板のボルト孔の
フランジ挿入部に挿入した後、ボルト固定部側に移動さ
せることにより、フランジ部とボルト固定部の縁部とを
係合させ、スピーカシステム本体に対してボルトを容易
に取り付けることができる。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記フランジ挿入部と前記ボルト固定部と
の間に、くびれ部が形成されたことを特徴としている。
以上のような構成を有する請求項4記載の発明によれ
ば、ボルトのフランジ部をボルト孔のボルト固定部に取
り付けた後、くびれ部によってボルトをボルト固定部側
に保持し、フランジ挿入部側への移動を防止できる。し
たがって、ボルト取付後におけるケース底板からのボル
トの不都合な脱落を防止することができ、ボルトとスピ
ーカシステム本体との間の取付部分の信頼性を向上でき
る。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、ボルトとボルト孔がさらに次のように構成
されることを特徴としている。すなわち、請求項5記載
の発明において、ボルトの前記フランジ部は、ボルトの
軸方向と直交する一つの方向を長手方向とするようにし
て長尺に形成される。そして、ボルト孔の前記フランジ
挿入部は、このフランジ挿入部の中心と前記ボルト固定
部の中心とを結ぶ直線方向を長手方向とするようにし
て、前記フランジ部に合わせて長尺に形成される。
【0022】以上のような構成を有する請求項5記載の
発明によれば、ボルトの長尺なフランジ部を、ケース底
板のボルト孔のフランジ挿入部に挿入した後、ボルト固
定部側に移動させ、この部分で直交方向に方向変換させ
ることにより、ボルトの長尺なフランジ部の両端部とボ
ルト固定部の縁部とを係合させ、スピーカシステム本体
に対してボルトを容易に取り付けることができる。この
ようなボルト取付後に、仮に、何らかの外力によって、
ボルトがフランジ挿入部側に押圧され、ボルト孔のくび
れ部を通ってフランジ挿入部側に移動してしまった場合
でも、ボルトの長尺なフランジ部の両端部とフランジ挿
入部の縁部とが係合する。したがって、ボルト取付後に
おけるケース底板からのボルトの不都合な脱落をより確
実に防止することができ、ボルトとスピーカシステム本
体との間の取付部分の信頼性をより向上できる。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項2〜5のい
ずれか一つに記載の発明において、ボルト孔を閉塞する
ワッシャが装着されていることを特徴としている。以上
のような構成を有する請求項6記載の発明によれば、ボ
ルト孔の露出部分をワッシャによって塞ぐことができる
ため、スピーカ底面からの空気漏れを防止することがで
きる。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれか一つに記載の発明において、前記ボルトの少なく
とも一方の端部に、テーパ部が形成されたことを特徴と
している。以上のような構成を有する請求項7記載の発
明によれば、ボルトをスピーカハーネスに取り付けた後
に、ボルトの端部をそのテーパ部を利用してスピーカシ
ステム本体側および車輛側のナットに容易に取り付ける
ことができる。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれか一つに記載の発明において、ボルトが、板状材料
を加工して形成されたものであることを特徴としてい
る。請求項9記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一
つに記載の発明において、ボルトが、中空部を有する筒
状材料を加工して形成されたものであることを特徴とし
ている。以上のような構成を有する請求項8、9記載の
各発明によれば、板状材料や筒状材料等の一般的な材料
を加工することにより、容易かつ安価にボルトを製造す
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車載用スピー
カシステムの複数の実施の形態について、図1〜図7を
参照して具体的に説明する。なお、図8〜図10に示し
た従来例と同一部分には同一符号を付している。
【0027】[1.第1の実施の形態] [1−1.構成]図1は、本発明による車載用スピーカ
システムの第1の実施の形態として、請求項1、7記載
の発明を適用した一つの実施の形態を示す側面図、図2
は、図1のボルトを示す斜視図である。
【0028】図1および図2に示すように、本実施の形
態において、スピーカシステム本体1を車輛に取り付け
るためのボルト21は、その軸方向に貫通する中空部2
1aを有するようにして筒状に形成されている。そし
て、ボルト21の周方向の一部には、中空部21aとボ
ルト21の外部とを連通するスリット21bが、ボルト
21の軸方向に亘って設けられている。また、ボルト2
1の軸方向における両端部には、テーパ部21c,21
dがそれぞれ設けられている。なお、このボルト21
は、ナットに捩じ込んだ時点でスリット21bが閉じ、
その外周のねじ部が正規のねじ形状となるように設計さ
れている。
【0029】一方、図1に示すように、スピーカシステ
ム本体1のケース底板1aには、図10に示した従来例
と同様にボルト取付用ナット12が取り付けられてい
る。また、ケース内部1bから引き出されるスピーカハ
ーネス2の先端には、複数の接続端子3が接続されてい
る。そして、このスピーカハーネス2の中央部の外周
に、ボルト21が装着されるようになっている。なお、
リアトレイ4やブラケット7等の車輛側の部材や取付構
造については図示していないが、図9に示した従来例と
同様に構成されている。
【0030】[1−2.作用] [1−2−1.作用の概要]以上のような構成を有する
本実施の形態によれば、ボルト21の軸方向にスリット
21bを設けたことにより、従来のようにボルト21を
大径にすることなしに、接続端子3付きのスピーカハー
ネス2に対してボルト21を容易に着脱することができ
る。そのため、接続端子3付きのスピーカハーネス2か
らボルト21を外した状態でスピーカシステムを出荷し
て、スピーカハーネス2の損傷の可能性を低減できる。
そして、車輛へのスピーカシステムの搭載時には、接続
端子3付きのスピーカハーネス2に対し、比較的小径の
ボルト21をそのスリット21bを利用して容易に取り
付けることができる。さらに、このようにしてボルト2
1をスピーカハーネス2に取り付けた後には、ボルト2
1の両端をそのテーパ部21c,21dを利用してスピ
ーカシステム本体1側のボルト取付用ナット12および
車輛側のウイングナット10(図9)に容易に取り付け
ることができる。
【0031】[1−2−2.取付作業の手順]より詳細
に、本実施の形態によって、スピーカシステムを図9に
示したような車輛のリアトレイ4に取り付ける場合に
は、次のような手順によって取付作業を行う。
【0032】スピーカハーネスへのボルトの装着 スピーカシステム本体1のケース底板1aに取り付けら
れたボルト取付用ナット12を介して、ケース内部1b
からスピーカハーネス2を取り出しておく。この状態
で、ボルト21のスリット21bを介して、その中空部
21a内にスピーカハーネス2を挿入することにより、
スピーカハーネス2にボルト21を装着する。
【0033】スピーカシステム本体側へのボルトの取
付 ボルト21の一端のテーパ部21cを利用して、ボルト
21をボルト取付用ナット12に捩じ込む。この場合、
テーパ部21cによって、ボルト21をボルト取付用ナ
ット12内に容易に挿入し、容易に捩じ込むことができ
る。また、ボルト21の捩じ込みにより、スリット21
bのテーパ部21c側の端部が閉じて、この部分のねじ
部が正規のねじ形状となるため、ボルト21とボルト取
付用ナット12とのねじ嵌合が良好に行われる。
【0034】車輛側へのボルトの取付 前述した図9の従来例と同様に、スピーカハーネス2の
複数の接続端子3を、リアトレイ4のボルト孔4aに挿
入してその背面に引き出した後、このスピーカハーネス
2に装着したボルト21をボルト孔4aに挿入してその
背面に突出させる。そして、このボルト21の突出部分
に、ブラケット7、平ワッシャ8、スプリングワッシャ
9、およびウイングナット10を取り付ける。この場
合、テーパ部21dによって、ボルト21をウイングナ
ット10内に容易に挿入し、容易に捩じ込むことができ
る。また、ボルト21の捩じ込みにより、スリット21
bのテーパ部21d側の端部が閉じて、この部分のねじ
部が正規のねじ形状となるため、テーパ部21c側と同
様に、ボルト21とウイングナット10とのねじ嵌合が
良好に行われる。
【0035】[1−3.効果]以上のように、本実施の
形態によれば、図9の従来例と同様に、スピーカハーネ
ス2にボルト21を装着できるため、リアトレイ4にス
ピーカハーネス専用のハーネス孔4bを設ける必要がな
い。その上、スピーカハーネス2からボルト21を取り
外した状態でスピーカシステムを出荷できるため、スピ
ーカハーネス2にボルトを装着した状態で出荷する場合
に比べて、スピーカハーネス2の損傷の可能性を大幅に
低減できる。また、スピーカハーネス2に対するボルト
21の装着は、ボルト21を大径にすることなしに、ボ
ルト21のスリット21bを利用して容易に行うことが
でき、ボルト21の両端の取付についても、ボルト21
の両端のテーパ部21c,21dを利用して容易に行う
ことができる。
【0036】したがって、本実施の形態によれば、少数
の孔と小径のボルト21を使用してスピーカシステムを
車輛側の部材に良好に取付可能であるため、車載用スピ
ーカシステムの構成を小型・簡略化でき、作業性および
経済性を向上することができる。しかも、出荷時におけ
るスピーカハーネス2の損傷の可能性を低減することが
できるため、スピーカハーネス2の信頼性を向上するこ
とができる。
【0037】さらに、本実施の形態においては、ボルト
21の捩じ込みによりそのスリット21bが閉じるよう
に構成しており、このスリット21bを広げる方向に作
用するボルト21の復元力が、ねじ嵌合部分における結
合力として作用するため、機械的強度を向上でき、ボル
ト取付部分の信頼性を向上できる。さらに、本実施の形
態のような中空部21aとスリット21bを有するボル
ト21は、板金等の板状材料、あるいは金属パイプ等の
筒状材料を使用して容易かつ安価に製造可能である。
【0038】[2.第2の実施の形態] [2−1.構成]図3は、本発明による車載用スピーカ
システムの第2の実施の形態として、請求項4、6、7
記載の各発明を適用した一つの実施の形態を示す図であ
り、(A)はボルト孔を示す平面図、(B)はボルト孔
にボルトを取り付けた状態を示す側面図である。また、
図4は、図3のボルトを示す斜視図、図5は、図3のワ
ッシャを示す平面図である。
【0039】図3の(B)と図4に示すように、本実施
の形態において、スピーカシステム本体1を車輛に取り
付けるためのボルト31は、前記第1の実施の形態のボ
ルト21と同様に、その軸方向に貫通する中空部31a
を有する筒状に形成されており、このボルト31の周方
向の一部には、中空部31aとボルト31の外部とを連
通するスリット31bが軸方向に亘って設けられてい
る。また、ボルト31の軸方向における一端にはフラン
ジ部31cが設けられ、他端にはテーパ部31dが設け
られている。ここで、フランジ部31cは、ボルト31
のねじ部よりも大径の円形に形成されている。なお、こ
のボルト31は、ナットに捩じ込んだ時点でスリット3
1bが閉じ、その外周のねじ部が正規のねじ形状となる
ように設計されている。
【0040】一方、図3の(A)と(B)に示すよう
に、スピーカシステム本体1のケース底板1aには、ボ
ルト31を挿入するボルト孔32が設けられている。こ
のボルト孔32は、ほぼ円形のフランジ挿入部32aと
それよりも小径のほぼ円形のボルト固定部32bとを連
続的に形成することによって構成されており、フランジ
挿入部32aとボルト固定部32bとの間には、くびれ
部32cが形成されている。すなわち、ボルト孔32
は、大小の2つの円の一部を重ね合わせた形状を有して
いる。この場合、フランジ挿入部32aは、ボルト31
のフランジ部31cの径よりも若干大きい径を有してお
り、ボルト31を容易に挿入可能な寸法とされている。
そして、ボルト固定部32bは、フランジ部31cの径
よりも小さい径を有しており、ボルト31のねじ部のみ
を挿入可能な寸法とされている。また、くびれ部32c
は、ボルト31のねじ部の径とほぼ等しいかそれ以下の
寸法とされており、このくびれ部32cを介してボルト
31を移動させる際に、ボルト31のスリット31bが
若干閉じる程度にボルト31を若干圧縮変形させるだけ
の押圧力を要するように構成されている。さらに、ケー
ス底板1aにおけるケース内部1b側の面におけるボル
ト固定部32bの周囲には、フランジ挿入部32aとほ
ぼ等しい径を有する凹部状のフランジ嵌合部32dが形
成されている。
【0041】そして、本実施の形態においても、図3の
(B)に示すように、前記第1の実施の形態と同様に、
複数の接続端子3が接続されたスピーカハーネス2の中
央部の外周に、ボルト31が装着されるようになってい
る。さらに、本実施の形態においては、ケース底板1a
の外側におけるボルト31の外周に、ワッシャ33が装
着されている。図5に示すように、このワッシャ33の
中央の孔33aは、ボルト孔32のボルト固定部32b
とほぼ等しい径を有しており、また、このワッシャ33
の半径は、図3の(B)に示すように、ボルト孔32の
ボルト固定部32bの中心からフランジ挿入部32a側
の端部までの寸法よりも若干大きくされている。すなわ
ち、ワッシャ33は、ボルト固定部32bにボルト31
が固定された状態に露出するフランジ挿入部32a全体
を覆うように構成されている。なお、リアトレイ4やブ
ラケット7等の車輛側の部材や取付構造については図示
していないが、図9に示した従来例と同様に構成されて
いる。
【0042】[2−2.作用] [2−2−1.作用の概要]以上のような構成を有する
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様
に、ボルト31の軸方向にスリット31bを設けたこと
により、従来のようにボルト31を大径にすることなし
に、接続端子3付きのスピーカハーネス2に対してボル
ト31を容易に着脱することができる。そのため、接続
端子3付きのスピーカハーネス2からボルト31を外し
た状態でスピーカシステムを出荷して、スピーカハーネ
ス2の損傷の可能性を低減できる。そして、車輛へのス
ピーカシステムの搭載時には、接続端子3付きのスピー
カハーネス2に対し、比較的小径のボルト31をそのス
リット31bを利用して容易に取り付けることができ
る。さらに、このようにしてボルト31をスピーカハー
ネス2に取り付けた後には、ボルト31の両端をそのフ
ランジ部31cとテーパ部31dを利用して、ケース底
板1aのボルト孔32および車輛側のウイングナット1
0(図9)に容易に取り付けることができる。
【0043】[2−2−2.取付作業の手順]より詳細
に、本実施の形態によって、スピーカシステム本体1を
図9に示したような車輛のリアトレイ4に取り付ける場
合には、次のような手順によって取付作業を行う。
【0044】スピーカハーネスへのボルトの装着 スピーカシステム本体1のケース底板1aに設けられた
ボルト孔32を介して、ケース内部1bからスピーカハ
ーネス2を取り出しておく。この状態で、ボルト31の
スリット31bを介して、その中空部31a内にスピー
カハーネス2を挿入することにより、スピーカハーネス
2にボルト31を装着する。
【0045】スピーカシステム本体側へのボルトの取
付 ボルト31の一端のフランジ部31cを、ボルト孔32
のフランジ挿入部32aからケース内部1bに挿入す
る。続いて、ボルト31をボルト孔32のボルト固定部
32b側に押圧し、くびれ部32cを介してボルト固定
部32b側に移動させ、ボルト31のフランジ部31c
をボルト孔32のフランジ嵌合部32dに嵌合させる。
この時点では、ボルト孔32のフランジ挿入部32aは
露出状態にあるが、続いて、ボルト31の外周にワッシ
ャ33を装着することにより、ボルト孔32の露出部分
をこのワッシャ33によって塞ぐことができるため、ス
ピーカ底板1aからの空気漏れを防止することができ
る。
【0046】車輛側へのボルトの取付 前記第1の実施の形態と同様に、スピーカハーネス2の
複数の接続端子3を、リアトレイ4のボルト孔4aの背
面に引き出した後、このスピーカハーネス2に装着した
ボルト31をボルト孔4aの背面に突出させ、このボル
ト31の突出部分に、ブラケット7、平ワッシャ8、ス
プリングワッシャ9、およびウイングナット10を取り
付ける。この場合、前記第1の実施の形態と同様に、テ
ーパ部31dによって、ボルト31をウイングナット1
0内に容易に挿入し、容易に捩じ込むことができると共
に、この部分のねじ部が正規のねじ形状となるため、ボ
ルト31とウイングナット10とのねじ嵌合が良好に行
われる。
【0047】[2−3.効果]以上のように、本実施の
形態によれば、前記第1の実施の形態と同様に、少数の
孔と小径のボルト21を使用してスピーカシステム本体
1を車輛側の部材に良好に取付可能であるため、車載用
スピーカシステムの構成を小型・簡略化でき、作業性お
よび経済性を向上することができる。しかも、出荷時に
おけるスピーカハーネス2の損傷の可能性を低減するこ
とができるため、スピーカハーネス2の信頼性を向上す
ることができる。
【0048】そして、本実施の形態のボルト31は、前
記第1の実施の形態のボルト21と同様に、捩じ込みに
よりそのスリット31bが閉じるように構成しているた
め、ボルト取付部分の信頼性を向上可能であり、また、
板金等の板状材料、あるいは金属パイプ等の筒状材料を
使用して容易かつ安価に製造可能である。
【0049】特に、本実施の形態においては、ボルト3
1のフランジ部31cをケース底板1aに設けたボルト
孔32に係合するように構成しているため、スピーカシ
ステム本体1にボルト取付用ナット12を設ける必要が
ない。したがって、ボルト取付用ナット12を設けた場
合に比べて、構成を簡略化でき、製造コストを低減でき
る。その結果、車載用スピーカシステムの構成をより小
型・簡略化でき、経済性を向上できる。
【0050】さらに、本実施の形態において、ボルト3
1のフランジ部31cを取り付けるボルト孔32には、
そのフランジ挿入部32aとボルト固定部32bとの間
にくびれ部32cを有しているため、くびれ部32cに
よってボルト31をボルト固定部32bに保持し、フラ
ンジ挿入部32a側への移動を防止できる。しかも、ボ
ルト31のフランジ部31cをボルト孔32の凹部状の
フランジ嵌合部32dに嵌合させているため、フランジ
部31cが、フランジ挿入部32a側にスライド移動で
きないようになっている。すなわち、本実施の形態にお
いては、フランジ固定部32bとくびれ部32c、およ
びフランジ嵌合部32dの組み合わせによって、ボルト
31をケース底板1aに確実に保持できる。したがっ
て、ボルト取付後におけるケース底板1aからのボルト
31の不都合な脱落を防止することができ、ボルト31
とスピーカシステム本体1との間の取付部分の信頼性を
向上できる。
【0051】一方、前述したように、本実施の形態にお
いて、ボルト孔32のフランジ挿入部32aは、ボルト
31の固定後には露出するが、この露出部分をワッシャ
33によって塞ぐことができるため、スピーカ底板1a
からの空気漏れを防止することができる。したがって、
そのような空気漏れに起因するスピーカシステムの性能
低下を生じることはない。
【0052】[3.第3の実施の形態] [3−1.構成]図6は、本発明による車載用スピーカ
システムの第3の実施の形態として、請求項5〜7記載
の各発明を適用した一つの実施の形態を示す図であり、
(A)はボルト孔を示す平面図、(B)はボルト孔にボ
ルトを取り付けた状態を示す側面図である。また、図7
は、図6のボルトを示す斜視図である。
【0053】図6の(B)と図7から明らかなように、
本実施の形態は、前記第2の実施の形態の変形例であ
り、ボルト41のフランジ部41cの形状とボルト孔4
2のフランジ挿入部42cおよびフランジ嵌合部42d
の形状が円形でなく小判形状であることを特徴とする以
外は、基本的に前記第2の実施の形態と同様の構成を有
している。
【0054】すなわち、図7に示すように、本実施の形
態において、ボルト41が中空部41a、スリット41
b、フランジ部41c、およびテーパ部41dを有する
点については前記第1の実施の形態と同様である。しか
しながら、本実施の形態のボルト41のフランジ部41
cは、ボルト41の軸方向と直交する一つの方向を長手
方向とする小判形状に形成されている。
【0055】一方、本実施の形態において、ボルト孔4
2が、フランジ挿入部42a、ボルト固定部42b、く
びれ部42c、およびフランジ嵌合部42dを有する点
については前記第1の実施の形態と同様である。しかし
ながら、ボルト41のフランジ部41cの形状の差異に
伴い、本実施の形態のボルト孔42のフランジ挿入部4
2aは、このフランジ挿入部42aの中心とボルト固定
部42bの中心とを結ぶ直線方向を長手方向とするよう
にして、ボルト41のフランジ部41cに応じた小判形
状に形成されている。また、ボルト孔42のフランジ嵌
合部42dは、フランジ挿入部42aの軸方向と直交す
る方向を長手方向とするようにして、ボルト41のフラ
ンジ部41cに応じた小判形状に形成されている。な
お、他の部分の構成については、前記第2の実施の形態
と同様に構成されている。
【0056】[3−2.作用]以上のような構成を有す
る本実施の形態によれば、基本的に前記第2の実施の形
態と同様の作用を得ることができるが、取付作業の手順
のうち、スピーカシステム本体1側へのボルト41の取
付方法が若干異なる。
【0057】すなわち、本実施の形態において、スピー
カシステム本体1側にボルト41を取り付ける際には、
ボルト41の一端の小判形状のフランジ部41cを、ボ
ルト孔42の小判形状のフランジ挿入部42aの方向に
合わせて方向付け、このフランジ挿入部42aからケー
ス内部1bに挿入する。続いて、ボルト41をボルト孔
42のボルト固定部42b側に押圧し、くびれ部42c
を介してボルト固定部42b側に移動させる。そして、
ボルト41が完全にボルト固定部42b内に移動した時
点で、ボルト41を90度回転させて、その小判形状の
フランジ部41cをボルト孔42の小判形状のフランジ
嵌合部42dに嵌合させる。この時点では、ボルト孔4
2のフランジ挿入部42aは露出状態にあるが、続い
て、ボルト41の外周にワッシャ33を装着することに
より、ボルト孔42の露出部分をこのワッシャ33によ
って塞ぐことができるため、スピーカ底板1aからの空
気漏れを防止することができる。
【0058】[3−3.効果]以上のように、本実施の
形態においては、前記第2の実施の形態と同様に、ボル
ト41のフランジ部41cをケース底板1aに設けたボ
ルト孔42に係合し、ボルト孔42の露出部分をワッシ
ャ33によって塞ぐように構成しているため、前記第2
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。特に、
本実施の形態においては、ボルト41の小判形状のフラ
ンジ部41cをボルト孔42の小判形状のフランジ挿入
部42aから挿入した後、このフランジ挿入部42aと
直交する小判形状のフランジ嵌合部42dに嵌合させて
いるため、スピーカシステム取付作業時に、このフラン
ジ嵌合部42d内でフランジ部42aが空転する不都合
を生じることがない。したがって、取付作業を効率よく
行うことができる。
【0059】[4.他の実施の形態]なお、本発明は、
前記各実施の形態に限定されるものではなく、他にも、
本発明の範囲内で多種多様な形態を実施可能である。前
記第2、第3の実施の形態では、ボルトのフランジ部の
形状を円形状あるいは小判形状としたが、本発明のボル
トのフランジ部の形状は適宜選択可能であり、例えば、
楕円形状や矩形形状、あるいは多角形形状とすること等
が考えられる。そして、ボルト孔の形状は、このような
ボルトのフランジ部の形状に合わせて適宜設計可能であ
る。また、ボルト孔の露出部分を塞ぐワッシャの寸法
は、ボルト孔の形状に応じて選択される。さらに、スピ
ーカシステム本体側において、車輛側の取付構造と同様
に、別のワッシャやスプリングワッシャ等の部材を付加
的に使用することも可能である。
【0060】そしてまた、前記各実施の形態において
は、スピーカシステム本体を車輛のリアトレイに取り付
ける場合について説明したが、本発明のスピーカシステ
ムは、スピーカシステム本体を車輛側のリアトレイ以外
の部材に取り付ける場合にも同様に適用可能であり、同
様に優れた効果が得られるものである。さらに、前記各
実施の形態においては、車輛側の取付構造が、図9の従
来例と同様に、ブラケット7、平ワッシャ8、スプリン
グワッシャ9、およびウイングナット10を使用して構
成された場合について説明したが、本発明は、車輛側に
おける他の各種の取付構造に対して同様に適用可能であ
り、同様に優れた効果が得られるものである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ボルトの軸方向にスリットを設けることにより、ボルト
を大径にすることなしに、接続端子付きのスピーカハー
ネスに対してボルトを容易に着脱可能であるため、少数
の孔と小径のボルトを使用してスピーカシステム本体を
車輛側の部材に良好に取付可能であり、しかも、出荷時
におけるスピーカハーネスの損傷の可能性を低減でき
る。したがって、小型・簡略で作業性、信頼性、および
経済性に優れた車載用スピーカシステムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車載用スピーカシステムの第1の
実施の形態を示す側面図。
【図2】図1のボルトを示す斜視図。
【図3】本発明による車載用スピーカシステムの第2の
実施の形態を示す図であり、(A)はボルト孔を示す平
面図、(B)はボルト孔にボルトを取り付けた状態を示
す側面図。
【図4】図3のボルトを示す斜視図。
【図5】図3のワッシャを示す平面図。
【図6】本発明による車載用スピーカシステムの第3の
実施の形態を示す図であり、(A)はボルト孔を示す平
面図、(B)はボルト孔にボルトを取り付けた状態を示
す側面図。
【図7】図6のボルトを示す斜視図。
【図8】従来の車載用スピーカシステムの一例を示す分
解斜視図。
【図9】従来の車載用スピーカシステムの別の一例を示
す分解斜視図。
【図10】図9の要部断面図。
【符号の説明】
1:スピーカシステム本体 1a:ケース底板 1b:ケース内部 2:スピーカハーネス 3:接続端子 4:リアトレイ 4a:ボルト孔 4b:ハーネス孔 5:板金 5a:孔 6,11:ボルト 7:ブラケット 8:平ワッシャ 9:スプリングワッシャ 10:ウイングナット 12:ボルト取付用ナット 21,31,41:ボルト 21a,31a,41a:中空部 21b,31b,41b:スリット 21c,21d,31d,41d:テーパ部 31c,41c:フランジ部 32,42:ボルト孔 32a,42a:フランジ挿入部 32b,42b:ボルト固定部 32c,42c:くびれ部 32d,42d:フランジ嵌合部 33:ワッシャ 33a:孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカおよびこのスピーカを支持する
    ケースよりなるスピーカシステム本体と、このスピーカ
    システム本体を車輛側の部材に取り付けるためのボルト
    とを備え、このボルトが、その内部に前記スピーカより
    引き出されるスピーカハーネスを収容可能な筒状に形成
    された車載用スピーカシステムにおいて、 前記ボルトには、その外壁部から内壁部に向かって前記
    スピーカハーネスを移動できるように、その軸方向に沿
    ってスリットが形成されたことを特徴とする車載用スピ
    ーカシステム。
  2. 【請求項2】 前記ボルトはフランジ部を備え、 前記スピーカシステム本体は前記ボルトのねじ部を挿通
    するボルト孔を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    車載用スピーカシステム。
  3. 【請求項3】 前記ボルト孔には、前記フランジ部を挿
    入可能なフランジ挿入部と、前記ボルトのねじ部を挿通
    するボルト固定部とが連続して形成されたことを特徴と
    する請求項2記載の車載用スピーカシステム。
  4. 【請求項4】 前記フランジ挿入部と前記ボルト固定部
    との間に、くびれ部が形成されたことを特徴とする請求
    項3記載の車載用スピーカシステム。
  5. 【請求項5】 前記ボルトの前記フランジ部は、ボルト
    の軸方向と直交する一つの方向を長手方向とするように
    して長尺に形成され、 前記ボルト孔の前記フランジ挿入部は、このフランジ挿
    入部の中心と前記ボルト固定部の中心とを結ぶ直線方向
    を長手方向とするようにして、前記フランジ部に合わせ
    て長尺に形成されたことを特徴とする請求項4記載の車
    載用スピーカシステム。
  6. 【請求項6】 前記ボルト孔を閉塞するワッシャをさら
    に備えたことを特徴とする請求項2から請求項5までの
    いずれか一つに記載の車載用スピーカシステム。
  7. 【請求項7】 前記ボルトの少なくとも一方の端部に、
    テーパ部が形成されたことを特徴とする請求項1から請
    求項6までのいずれか一つに記載の車載用スピーカシス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記ボルトは、板状材料を加工して形成
    されたものであることを特徴とする請求項1から請求項
    7までのいずれか一つに記載の車載用スピーカシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記ボルトは、中空部を有する筒状材料
    を加工して形成されたものであることを特徴とする請求
    項1から請求項7までのいずれか一つに記載の車載用ス
    ピーカシステム。
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KR200483208Y1 (ko) * 2015-11-18 2017-04-20 카이스전자(주) 터미널 블럭

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