JP2531967Y2 - 車両用灯具のコネクタ取付構造 - Google Patents

車両用灯具のコネクタ取付構造

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JP2531967Y2
JP2531967Y2 JP11108391U JP11108391U JP2531967Y2 JP 2531967 Y2 JP2531967 Y2 JP 2531967Y2 JP 11108391 U JP11108391 U JP 11108391U JP 11108391 U JP11108391 U JP 11108391U JP 2531967 Y2 JP2531967 Y2 JP 2531967Y2
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Japan
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connector
lamp
mounting structure
bracket
fitting
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JP11108391U
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大洋 森川
秀之 森
秀哉 三浦
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Koito Manufacturing Co Ltd
Nifco Inc
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Koito Manufacturing Co Ltd
Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用灯具に関し、特に
車両用灯具の電気接続を行うコネクタの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用灯具では、図6に一例の平
面図を示すように、車両用灯具1の灯具ボディ11の一
部にスタッドボルト3を植設しておき、このスタッドボ
ルト3を利用して車両の車体パネル2にナット4で締結
取着する。又、灯具ボディ11にはコネクタ取付部15
を一体的に設けており、このコネクタ取付部15にコネ
クタ6を支持させている。このコネクタ6はコード8に
より灯具1の電球(図示せず)に電気接続されており、
かつこのコネクタ6にはバッテリ等に接続される外部コ
ネクタ7が嵌合される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の車両
用灯具では、コネクタ6,7の着脱に際しての操作力が
コネクタ取付部15を介して灯具ボディ11に伝えられ
易く、灯具ボディ11が破損されるという問題がある。
特に近年の灯具では灯具ボディ11が薄肉の樹脂で形成
されることが多いため、比較的容易に破損され易い。
又、灯具ボディ11の背面形状が凹凸に形成されること
が多いため、外部コネクタ7の着脱操作を狭い空間内で
行う必要があり、その操作を行なうことが困難になると
いう問題もある。
【0004】更に、灯具ボディの内面を灯具反射面とし
て構成している灯具の場合には、コネクタ取付部を形成
する部分の灯具ボディに成形歪が生じ、この歪が灯具ボ
ディの内面に形成する反射面に影響を及ぼして配光特性
が悪くなるという問題もある。本考案の目的は、灯具ボ
ディの破損を防止するとともに、コネクタの着脱操作を
容易にし、かつ灯具配光特性の悪化を防止した車両用灯
具のコネクタ取付構造を提供することにある。
【0005】本考案のコネクタ取付構造は、灯具を車体
に固定するボルトに嵌合取着されるコネクタブラケット
と、このコネクタブラケットに取着されて灯具に電気接
続されるコネクタとで構成する。例えば、コネクタブラ
ケットを筒状に形成し、その筒の内側にボルトの溝に嵌
合する爪を形成する。又、コネクタブラケットの爪の両
側にスリットを設け、かつ爪に連続した操作片を設け
る。
【0006】
【作用】コネクタをコネクタブラケットを介してボルト
に取着でき、灯具ボディへのコネクタの取着を不要とす
る。
【0007】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は本考案の一実施例の一部破断平面図、図2は
正面図であり、これらの図において、1は灯具、2は車
体パネルである。灯具1は灯具ボディ11内に反射鏡1
2及び電球13を支持し、かつその前面開口にはレンズ
14が一体に取着される。又、灯具ボディ1の背面一部
にはスタッドボルト3が植設され、このスタッドボルト
3を車体パネル2の穴21を挿通させた上でナット4に
より締結することで灯具1を車体パネル2に固定してい
る。又、前記スタッドボルト3が車体パネル2を挿通し
た先端部にはコネクタブラケット5が嵌合され、このコ
ネクタブラケット5にコネクタ6を係止させている。こ
のコネクタ6はコード8によって前記電球13に電気接
続される。
【0008】前記コネクタブラケット5は、図3に斜視
図を、図4に平面図を夫々示すように、略円筒状をした
嵌合部51と、この嵌合部51の一側に設けられたコネ
クタ係止部52とで構成され、樹脂で一体に形成され
る。前記嵌合部51は前記スタッドボルト3の軸径に略
等しい内径に構成され、かつその円周一部を外径方向に
肉厚に形成した上で、この部分には一端から他端部近傍
位置まで筒軸方向に沿って一対のスリット53が形成さ
れる。このスリット53を形成することで、嵌合部51
の円周一部には他端部が嵌合部51に一体化される一方
で一端部が自由に曲げ変形可能とされる嵌合片54が形
成される。
【0009】この嵌合片54は一端部が嵌合部51より
も軸方向に突出されて操作片54aとされ、この操作片
54aを手で操作することで嵌合片54を嵌合部51の
半径方向に弾性変形させることができる。又、嵌合片5
4の両側に設けた突部55をスリットの両内面に設けた
凹部56に嵌合させることで、嵌合片54を嵌合部51
の円周位置に拘束することができる。又、嵌合片54の
内面には鋸歯状をした嵌合爪57が一体に形成され、前
記スタッドボルト3のネジ溝に嵌合するようにする。
【0010】又、コネクタ係止部52は前記嵌合部51
の円周方向の他の部分に一体に形成され、コネクタ6が
挿入されて係止されるための溝58が形成されている。
又、コネクタ係止部52の下部にはエプロン59が一体
に形成されており、このエプロン59が車体パネル2に
当接することで、コネクタブラケット5がスタッドボル
ト3の回りに回転されないようにし、コネクタブラケッ
ト5の取付方向を固定することができる。
【0011】この構成によれば、灯具1をスタッドボル
ト3及びナット4を利用して車体パネル2に固定した後
に、図5(a)に示すようにスタッドボルト3にコネク
タブラケット5を取着する。このとき、コネクタブラケ
ット5は単に嵌合部51をスタッドボルト3に嵌挿すれ
ば、嵌合片54は半径方向に弾性変形されながら嵌合爪
57がスタッドボルト3のネジ山を乗り越え、挿入が可
能となる。挿入後は嵌合爪57が弾性力によってスタッ
ドボルト3のネジ溝に嵌合し、その脱落が防止される。
このとき、嵌合片54は突部55がスリット53の両内
面の凹部56に係合していることで半径方向に変形され
ることはなく、したがって嵌合爪57が半径方向に移動
されることはない。その上で、コネクタ6をコネクタ係
止部52に挿入させることで、コネクタ6をコネクタブ
ラケット5に支持させることができる。
【0012】したがって、コネクタ6に図1に鎖線で示
す外部コネクタ7を着脱する際の操作力はコネクタブラ
ケット5を介してスタッドボルト3、即ち車体パネル2
に及ぶのみであり、灯具ボディ11に加えられることは
なく灯具ボディ11の破損が防止される。又、灯具ボデ
ィ11の一部にコネクタ取付部を設ける必要がないた
め、成形による歪が生じることもなく、灯具ボディの内
面を反射面として構成する灯具においても配光特性が悪
化されるおそれもない。
【0013】尚、コネクタブラケット5をスタッドボル
ト3から離脱させる際には、図5(b)に示すように、
操作片54aを嵌合部51の半径方向に強く押せば、突
部55と凹部56の係合を解除させて嵌合片54をスリ
ット53間から半径方向に弾性変形させ、これにより嵌
合爪57をスタッドボルト3のネジ溝から外すことがで
き、嵌合部51とスタッドボルト3との嵌合を解除させ
てコネクタブラケット5をスタッドボルト3から抜き取
ることが可能となる。尚、前記実施例ではスタッドボル
トを利用して灯具を車体パネルに固定した例を示した
が、通常のボルト、ナットを利用して灯具を車体パネル
に固定する場合でも本考案を適用することができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、灯具を車
体に固定するためのボルトにコネクタブラケットを嵌合
させ、このコネクタブラケットに灯具側のコネクタを係
止させているので、バッテリ側のコネクタを着脱する際
の操作力が灯具ボディに加えられることはなく、灯具ボ
ディを破損することが防止できる。又、コネクタが灯具
の背面から離れた位置に装着されることで、灯具背面の
凹凸によってバッテリ側コネクタの着脱操作が行い難く
なることもない。更に、灯具ボディの一部にコネクタ取
付部を形成する必要がないため、灯具ボディの成形時に
おける歪の発生を防止し、灯具ボディを反射面とする灯
具における配光特性の悪化を防止することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコネクタ取付構造を施した車両用灯具
の一部破断平面図である。
【図2】図1の灯具の正面図である。
【図3】本考案に係るコネクタブラケットの斜視図であ
る。
【図4】コネクタブラケットの平面図である。
【図5】コネクタブラケットをスタッドボルトに嵌合さ
せた状態及び離脱させる状態の各縦断面図である。
【図6】従来の車両用灯具の一例の平面図である。
【符号の説明】
1 灯具 2 車体パネル 3 スタッドボルト 5 コネクタブラケット 6 コネクタ 51 嵌合部 52 コネクタ係止部 53 スリット 54 嵌合片 54a 操作片 57 嵌合爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三浦 秀哉 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 (56)参考文献 実開 平3−64407(JP,U) 実開 平3−91608(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトを利用して灯具を車体に固定する
    車両用灯具において、前記ボルトに嵌合取着されるコネ
    クタブラケットと、このコネクタブラケットに取着され
    て前記灯具に電気接続されるコネクタとで構成したこと
    を特徴とする車両用灯具のコネクタ取付構造。
  2. 【請求項2】 コネクタブラケットを筒状に形成し、そ
    の筒の内側にボルトの溝に嵌合する爪を有してなる請求
    項1の車両用灯具のコネクタ取付構造。
  3. 【請求項3】 コネクタブラケットの爪の両側にスリッ
    トを設け、かつ爪に連続した操作片を有してなる請求項
    2の車両用灯具のコネクタ取付構造。
JP11108391U 1991-12-20 1991-12-20 車両用灯具のコネクタ取付構造 Expired - Lifetime JP2531967Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11108391U JP2531967Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 車両用灯具のコネクタ取付構造

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JP11108391U JP2531967Y2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 車両用灯具のコネクタ取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH0553014U JPH0553014U (ja) 1993-07-13
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