JPH1051822A - 携帯型携帯端末呼出装置 - Google Patents

携帯型携帯端末呼出装置

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JPH1051822A
JPH1051822A JP8206939A JP20693996A JPH1051822A JP H1051822 A JPH1051822 A JP H1051822A JP 8206939 A JP8206939 A JP 8206939A JP 20693996 A JP20693996 A JP 20693996A JP H1051822 A JPH1051822 A JP H1051822A
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JP
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message
data
transmission
input
portable
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JP8206939A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Hanayama
敏彦 花山
Yoshiichi Shoji
芳一 東海林
Yoshinori Sato
嘉則 佐藤
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Yamagata Casio Co Ltd
Original Assignee
Yamagata Casio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な用法で携帯型の受信専用端末を呼び出す
ことができる携帯型の伝言発信機(携帯型携帯端末呼出
装置)を提供する。 【解決手段】制御部は、伝言文にPB文字(0〜9の数
字と*や#の特定記号)以外の文字があるかを判別し
(S1)、PB文字だけなら文字列の末尾に#又は##
を付加して(S10)、PB信号音に変換し(S1
1)、送話口に放音して発信する(S12)。PB文字
以外の文字があるときは定型伝言の存否を判別し(S
2)、あれば定型伝言コードを付加し(S3)、文言を
番号コードに変換する(S4)。更に、n桁(n=2)
以上のPB文字の存否を判別し(S5)、あればPB文
字以外の部分を抽出し(S6)、フリーワード開始コー
ドを付加し(S7)、フリーワードコードに変換し(S
8)、フリーワード終端コードを付加してから(S
9)、ステップS10、S11を行うというように構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な用法で携帯
型の受信専用端末を呼び出すことができる携帯型の呼出
装置(携帯型携帯端末呼出装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般にポケベルと呼称される
携帯型の受信専用端末がある。この受信専用端末は、小
型軽量で携帯が容易であり、呼び出し信号を受信すると
報知音を発音し又は装置本体を振動させて携帯者に着信
を報知する。このような受信専用端末は、受信した呼び
出し信号(着信信号)を表示する液晶型の表示装置を備
えており、受信者(携帯者)はその表示を視認して、こ
れから応答すべき相手の電話番号や相手からのメーセー
ジ(連絡内容)を知ることができる。
【0003】元来この受信専用端末は、移動する人に発
呼者から簡便に素早く連絡を取ることができるように、
すなわち、移動する人(受信専用端末の携帯者)が呼び
出し信号を受信するに応じて直ちに訪問先あるいは付近
の公衆電話ボックスなどの電話機から発呼者に電話連絡
を取ることができるように開発され、そして活用されて
きたものである。
【0004】したがって、当初は音報知のみで表示装置
はなく、発呼者と1対1の関係で連携した装置であっ
た。これが、やがて表示装置を備えて発呼者の電話番号
を表示できるようになり、これによって不特定多数の人
々の間で呼び出しが可能となったものである。そして技
術の進歩に応じて表示装置の機能が更に向上し、この表
示装置の機能向上に応じて無線送信網の制約内で表示方
法が種々工夫され、数字、固定伝言、カタカナ等を20
文字から40文字、或はこれを超えて受信できるように
受信情報が拡大された。 現在、この受信専用端末は、
その受信性能の向上に対応して、大別すると以下の3種
類の表示機能を有している。すなわち、送られた数字
をそのまま表示する機能、内蔵された定型文を表示す
る機能、二つの数字の組み合わせで指定きれた文字を
表示する機能の3種類である。
【0005】このような表示を受信専用端末に表示させ
る発呼者からのメッセージ(伝言)信号は、電話回線か
らメッセージ送信サービス局(呼出サービス提供会社)
を介してディジタル信号で受信専用端末に無線で送信さ
れるものであるため、発呼者はディジタル信号に対応す
るDTMF信号を発信しなければならない。DTMF信
号(PB信号ともいう)は、俗に「ピッ、ポッ、パッ」
と表現される音響信号(PB信号音)で構成される。こ
の音響信号はダイヤルパルス方式では発信できない。し
たがって、ダイヤル式電話機は使用できずプッシュホン
信号方式の電話機(プッシュホン)を使用する。
【0006】プッシュホン信号方式の電話機は、ダイヤ
ルパルス方式の電話機の操作面が0番から9番までのダ
イヤルだけで構成されているのとは異なり、操作面には
0番から9番までの番号ボタンと、*や#の特定記号ボ
タンの他に、多数の操作ボタンを備えている。例えば、
設定、短縮、機能、内線、保留、音量、留守・・・等の
表示を有する各種の操作ボタンが配設されている。
【0007】発呼者が行う発信操作は、このプッシュホ
ン信号方式の押しボタン型電話機を用いて行われる。そ
の発信操作は、電話機の「0」〜「9」の数字ボタンと
「*」又は「#」の記号ボタンの組み合わせによって行
われる。すなわち受信専用端末を呼び出す発呼者は、プ
ッシュホン信号方式の電話機を使用して、被呼者(受信
専用端末の携帯者)に返答してもらうべき電話番号やメ
ーセージのカタカナ文を数字に変換して送信する。この
変換には、所定の変換表を用い、「0」〜「9」迄の数
字ボタンと「*」及び「#」の記号ボタンを操作して入
力し、呼び出しを行い、メッセージを送信する。このよ
うに電話機から送信される電話番号やメッセージ等の信
号は、操作された押しボタンに対応するPB信号(DT
MF信号)として発信され、公衆電話網を介して送信さ
れる。
【0008】上記の記号「#」は一般に送信データの終
端記号として1個(「#」)又は2個(「##」)送信
データの末尾に付加される(呼出サービス提供会社によ
って1個又は2個の違いがある)。また、記号「*」は
主として特定の機能を設定するために使用され、これも
呼出サービス提供会社によって多少異なるが、例えば、
「*2*2」は文字伝言(フリーワード)の開始コー
ド、「*8」はフリーワードの終了コードを表してい
る。また「*4*4」は定型伝言を表すコードであり、
「*4*4nn」(n:0〜9の数字)はnn番の定型
伝言であることを表している。
【0009】図5(a) は、上記のような電話番号やメッ
セージ(一般に、テレホン・メッセージといわれてい
る)の配信サービスを行う或る呼出サービス提供会社
の、文字伝言(以下、フリーワードという)を送信する
ために文字を数字の組合わせに変換するための変換表
(フリーワード一覧表)を示しており、同図(b) は、同
会社の定型伝言を送信するために定型伝言を番号に変換
するための変換表(定型伝言表)を示している。
【0010】同図(a) のフリーワード一覧表は、上記の
ようにフリーワードの開始を示す「*2*2」の後にく
る2桁の数字とこの2桁の数字に対応する文字が一覧で
示されている。この中では、「0」〜「9」の数字と
「#」及び「*」の記号も文字として扱われ、例えば
「*2*2」の後に続く2桁の数字「96」、「97」
及び「98」は、文字「1」、「2」及び「3」として
表示変換される。また、同じく2桁の数字「86」は文
字「*」に表示変換される。
【0011】また、同図(b) の定型伝言表は、2桁の番
号に対応する短文が一覧で示されている。例えば、番号
「01」には「緊急」、番号「02」には「電話せ
よ」、番号「03」には「すぐ帰れ」などである。
【0012】図6は、上記のフリーワード一覧表又は定
型伝言表に基づく送信例を合計4例示している。同図は
左欄に送信内容を示し、その送信内容に対応する受信専
用端末の表示を右欄に示している。4例のいずれも送信
内容の末尾の「##」は上述したようにメッセージの終
端信号であり、したがって右欄の受信専用端末の表示に
は表示されない。
【0013】同図に示す1番目の例は、左欄の送信内容
「1234567890##」に示すように前置き記号
「*」(モード設定コード)がなく、全体が数字データ
として送信される場合の例を示している。すなわち、こ
の右欄の受信表示「1234567890」の中の例え
ば「8」は、左欄に示す送信内容「123456789
0##」の中で数字データとして送信されたものである
(送信内容中の「8」参照)。
【0014】また、2番目の例は、左欄の送信内容「*
2*21112139697988608##」に示す
ように、先頭のフリーワード開始コード「*2*2」に
より全体が文字データとして送信されたものである。す
なわち、この右欄の受信表示「アイウ123*8」の中
の「ア」、「イ」、「ウ」は勿論であるが「1」、
「2」、「3」、「8」の数字や「*」の記号も文字デ
ータとして送信されたものである(例えば「*」、
「8」については左欄の送信内容中の2桁の数字「8
6」、「08」及び図5(a) のフリーワード一覧表を参
照)。
【0015】更に、3番目の例は、左欄の送信内容「*
2*2111213*8123##」に示すように、先
頭のフリーワード開始コード「*2*2」及び中間のフ
リーワード終了コード「*8」で示すように文字コード
「11」、「12」、「13」(フリーワードデータ)
と、その後に続く数字「1」、「2」、「3」(数字デ
ータ)とが混在する形で送信されたものである。すなわ
ち、右欄の受信表示の「ア」、「イ」、「ウ」は夫々文
字データとして送信され、それに続く表示の「1」、
「2」、「3」は夫々数字データとして送信されたもの
である。
【0016】そして、4番目の例は、左欄の送信内容
「*4*401*4*4023817902」に示すよ
うに、先頭の定型伝言コード「*4*4」と2桁の番号
「01」、及びそれに続く定型伝言コード「*4*4」
と2桁の番号「02」で表される定型伝言データと更に
続く数字「3817902」で表される数字データとが
混在する形で送信されたものである。すなわち、右欄の
受信表示の「緊急」及び「電話せよ」は夫々定型伝言デ
ータとして送信されたものであり、それに続く表示の
「3817902」は夫々数字データとして送信された
ものである。
【0017】このように、送信には数字表示モード、定
型伝言表示モード、フリーワード表示モードの3種類の
表示モードを混在させて送信可能である。そして、上述
した2番目の送信例に示したように、「0」〜「9」の
数字や「*」及び「#」の記号は、数字表示モードの中
で数字として扱われる他にフリーワード表示モードの中
で文字としても扱われる。
【0018】ところで、このような送信を行うには、リ
アルタイムで電話機の押しボタンを入力操作しなければ
ならない。当初のように発呼者の電話番号をメッセージ
として相手に知らせるだけであるなら支障はないが、記
号や数字を組み合わせて定型伝言や文字伝言を送信する
となると入力ミスが頻発して、いら立ちが募るばかりで
あり、この方式の利用者(発呼者)にとっては不便を伴
うものであった。
【0019】ところが、一方では、長い桁数の電話番号
の入力の面倒を省くために、予め記憶した複数の電話番
号の中から選択された電話番号をPB信号音で再生して
電話機の受話器を介して送信(トーン・ダイヤリング)
するプッシュホン回線用のダイヤル装置が開発されてい
た。これは、いわば電話番号を記憶する電子メモ帳にス
ピーカを取り付けたような構成であった。そして、この
ダイヤル装置はPB信号音を出力できるため、上述した
受信専用端末用の記号や数字を組み合わせた定型伝言デ
ータや文字伝言データを予め記憶させてこれを送信する
こともできるから、便利なものであるとして受信専用端
末宛のメッセージ送信にも使用されるようになった。
【0020】図7は、上記のダイヤル装置で受信専用端
末(以下、携帯端末という)宛に行う送信の例を2例示
している。1番目の例では、左欄に携帯端末に表示させ
るべき表示「アイウ」を示し、右欄にそのための入力デ
ータ「*2*2111213##」を示している。ダイ
ヤルする際は、この押しボタンで入力されたデータ「*
2*2111213##」がそのままPB信号音として
出力される。
【0021】また、2番目の例では、左欄に携帯端末に
表示させるべき表示「緊急 電話せよ」を示し、右欄に
そのための入力データ「*4*401*4*402#
#」を示している。この場合もダイヤルする際は入力デ
ータ「*4*401*4*402##」がそのままPB
信号音として出力される。
【0022】このダイヤル装置は、上記のように入力さ
れたデータ通りにPB信号音を再生するだけであったか
ら、定型伝言や文字伝言を送信するには、電話機から入
力する場合と同様に、例えば文字伝言(フリーワード
の)であればフリーワード開始記号「*2*2」を入力
して、フリーワード一覧表と引き比べながら入力きーを
例えば「ア」→「11」あるいは「イ」→「12」など
のように操作してフリーワードの送信データを入力しな
ければならない。
【0023】このように、伝言を入力する手数が煩雑で
ある点は、電話機の場合と同様に未解決のままであった
から、連絡内容(メッセージ)を予め送信データの形式
で入力しておくことが出来るという便利さはあっても、
入力に手数がかかる点が解消されていなかったため便利
さが半減するという不満があった。そして、この不満を
解消すべく、このダイヤル装置に次いで、携帯端末宛の
メッセージ(一般にはポケベル・メッセージといわれて
いる)専用のダイヤル装置が開発された。
【0024】このポケベル・メッセージ専用のダイヤル
装置は、携帯端末宛のメッセージを入力する際、数字伝
言で入力するか、文字伝言(フリーワード)で入力する
か、又は定型伝言で入力するかのいずれかの入力モード
を設定するキーが設けられており、このキーを用いて予
め入力モードを設定してからメッセージの入力を行うよ
うになっている。また、メッセージの入力は、カナ入
力、英字入力、数字入力を自在に切り替えて直接カナ文
字を入力できるようになっている。
【0025】したがって、例えば文字伝言(フリーワー
ド)を送信する際は、フリーワードの入力モードを選択
して設定し、カナ文字を直接表示装置に表示させながら
入力できる。このため、フリーワード一覧表を参照しな
がら入力操作をするような手数を要しないので便利であ
る。送信する際は、送信を指定すると、ダイヤル装置側
で送信データの先頭にフリーワードの開始コード「*2
*2」を自動的に付加し、メッセージの内容(カナ文
字)を内蔵のフリーワード一覧表によって2桁コードに
変換し、更に、フリーワードの終端コード「*8」及び
送信データの終了コード「##」を付加して、PB信号
音に変換しながら送信してくれるから大変便利であると
思われた。
【0026】定型伝言を送信する場合も同様で、この場
合は定型伝言入力モードを選択する。そして、カナ文字
を直接表示装置に表示させながら定型伝言の文言を入力
して送信を指定する。すると、ダイヤル装置側では、上
記入力された文言を定型伝言コード「*4*4」とこれ
に続く2桁の番号に自動的に変換する。そして、その末
尾に送信データの終了コード「##」を付加して、PB
信号音に変換しながら送信する。
【0027】このように、ポケベル・メッセージ専用の
ダイヤル装置は、携帯端末にフリーワードの表示を行わ
せるようにメッセージを送る場合、直接カナ文字を入力
でき、今までのようにフリーワード一覧表を引き比べな
がら2桁の数字を入力する必要がない。また、カナ文字
を入力するだけでよく、フリーワードの開始コード「*
2*2」や終端コード「*8」を入力する必要もないか
ら手数が省けてまことに便利であると思われた。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように一方の携帯端末が数字データと文字データの混
在したメッセージデータを受信可能であり、また通信回
線もそのような数字データと文字データの混在したメッ
セージデータを送信可能であるのに、このダイヤル装置
はメッセージを入力する前に入力モードを数字入力(数
字と特定記号の入力)モードか、カナ入力(定型伝言入
力又はフリーワード入力)モードのいずれかに一義的に
決定する必要があるという制約を有していた。
【0029】ところで、これも前述しように、「0」〜
「9」の数字や「*」及び「#」の特定記号は、それ自
身がPB信号であると共にフリーワードでは文字として
も扱われている。したがって「0」〜「9」の数字や
「*」及び「#」の特定記号は数字入力モードでもカナ
入力モードでもキー入力して送信できるようになってい
る。
【0030】そのため、長らく使い慣れてきたプッシュ
ホンの押しボタンでの入力や、従前のトーン・ダイヤリ
ング用のダイヤル装置の数字と*及び#の記号だけの入
力方式に馴染んできたユーザが、上記のポケベル・メッ
セージ専用のダイヤル装置を使用すると、以下に述べる
ような不都合がしばしば発生した。
【0031】例えば、携帯端末に「アイウ」と表示させ
ようとして、数字及び記号キーで「*2*211121
3##」とフリーワードの入力を行った場合、これは本
来数字入カモードを設定してキー入力すべきところであ
るが、伝言の内容がフリーワード即ち文字であるからカ
ナ入力モードであると勘違いしてカナ入力モードを設定
していると、ダイヤル装置は上記入力された数字と記号
を全て文字として入力されたと認識する。そして、フリ
ーワードの開始コード「*2*2」を付加し、入力され
た開始コード「*2*2」を文字コード「869786
97」に変換し、入力された文字コードの数字「111
213」を文字コード「969696979698」に
変換し、更に入力された終了コード「##」を文字コー
ド「8787」に変換した後、終了コード「##」を付
加して発信する。すなわち、PB音信号「*2*286
9786979696969796988787##」
を発信する。携帯端末は、このPB信号を受信して、表
示装置に「*2*2111213♯♯」と表示する。こ
れは本来「アイウ」と表示されるべき伝言である。
【0032】また、このように意味不明の伝言に変形す
るばかりでなく、上記の例では12個のワード数(*2
*2111213##)のつもりで入力したデータが、
2倍以上のワード数(*2*286978697969
6969796988787##)の通信量になって通
信時間や回線使用費用が余分にかかるという問題も派生
する。
【0033】例えば、カナ入力モードに設定したまま
で、数字の送信はいままでのように数字をそのまま入力
すればよいと思って数字入力モードに設定を変更するの
を忘れて、携帯端末に表示させるべき内容「12345
67890」を入力すると、ダイヤル装置は、上記と同
じ様に文字入力であるとして、PB音信号「*2*29
6979899900607080900##」を発信
する。この場合は携帯端末には「123456789
0」が表示されるため一見不都合は無いように思われる
が、実際には入力の2倍以上のデータ量で発信されてい
る。
【0034】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
携帯可能で且つ簡便に随意のメッセージを作成でき、電
話機を利用して、どこからでも呼出が可能な携帯型携帯
端末呼出装置を提供することである。
【0035】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
携帯型携帯端末呼出装置の構成を述べる。請求項1記載
に発明の携帯型携帯端末呼出装置は、連絡内容を表す数
字、記号、カナ文字及び英文字を任意に入力可能な入力
手段と、該入力手段により入力される上記連絡内容を表
示する表示手段と、該表示手段により表示される上記連
絡内容を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された
上記連絡内容を送信データに変換する変換手段と、該変
換手段により変換された送信データをPB信号音に変換
して発音する発音手段とを有し、上記変換手段は、上記
連絡内容が数字のみ又は数字と特定記号のみからなると
きは連絡内容に所定の連絡終了コードを付加して送信デ
ータとし、上記連絡内容が数字のみ又は数字と特定記号
のみではないときは連絡内容を特定記号と数字の組合わ
せからなる所定の伝言データに変換し更に所定の連絡終
了コードを付加して送信データとするように構成され
る。
【0036】上記変換手段は、例えば請求項2記載のよ
うに、上記連絡内容が定型伝言を含むときは、該定型伝
言を、定型伝言であることを表す特定記号と数字との組
合わせ及び定型伝言の内容を表す番号からなる定型伝言
データに変換する。また、例えば請求項3記載のよう
に、上記連絡内容が文字伝言を含むときは、該文字伝言
を、文字伝言であることを表す特定記号と数字との組合
わせ及び各文字を表す数字の組合わせからなる文字伝言
データに変換する。また、例えば請求項4記載のよう
に、上記連絡内容が数字、特定記号、及び文字の混在し
た内容であるときは、数字及び特定記号が所定の数以上
連続しているとき該数字及び特定記号の部分を変換せ
ず、残りの部分のみを文字伝言データに変換する。ま
た、例えば請求項5記載のように、上記定型伝言を上記
定型伝言データに変換するための定型伝言であることを
表す特定記号と数字との組合わせ及び定型伝言の内容を
表す番号の変換テーブルを、携帯端末を呼出すサービス
を行う呼出サービス提供会社の個別仕様に応じて備えて
いる。また、例えば請求項6記載のように、上記文字伝
言を上記文字伝言データに変換するための文字伝言であ
ることを表す特定記号と数字との組合わせ及び各文字を
表す数字の組合わせの変換テーブルを、携帯端末を呼出
すサービスを行う呼出サービス提供会社の個別仕様に応
じて備えている。
【0037】次に、請求項7記載の発明の携帯型携帯端
末呼出装置は、表示装置に選択表示された電話番号を送
信操作に基づいて送信し、該送信の終了後に呼出サービ
ス提供会社の応答を確認して再度送信操作を行うことに
より予め入力により設定された連絡内容を自動送信する
ように構成される。そして、例えば請求項8記載のよう
に、上記電話番号の送信から上記連絡内容の送信までの
送信待ち時間を入力する待ち時間入力手段と、該待ち時
間入力手段により入力された時間を記憶する待ち時間記
憶手段を更に備え、送信操作に基づいて上記電話番号を
送信後に上記待ち時間記憶手段が記憶した待ち時間を経
過した後、上記連絡内容の送信を行うように構成され
る。
【0038】そして、例えば請求項9記載のように、上
記携帯型携帯端末呼出装置はいずれも送信データを赤外
線によるPB信号に変換して発信する赤外線送信手段を
備えて構成される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
る伝言発信機(携帯型携帯端末呼出装置)の上面から見
た外観図である。同図に示すように、伝言発信機1は、
左下方の破線枠2で囲んで示す12個のデータ入力キー
3a、3b・・・と、その上方及び右方に配設された1
5個の設定キー4a、4b、4c・・・とを備え、上部
に液晶型の表示装置5を備えている。表示装置5は、文
字等を表示するドットマトリクス表示部5aと数字を表
示するセグメント表示部5b、及び入力モードを報知す
る固定文字表示部5c−1、5c−2、5c−3等を備
えている。
【0040】設定キー4a(「送信」キー)は、入力し
た伝言又はメモリから選択的に呼び出した伝言を送信す
るために操作するキーである。設定キー4b(「カナ英
数」キー)は、これを押すと、表示装置5の左端の固定
文字表示部5c−1(「カナ」)、5c−2
(「英」)、及び5c−3(「S」)が循環して順次点
灯表示され、これに応じて入力モードが「カナ入力」→
「英字入力」→「数字入力」→「カナ入力」と循環して
切り替わる。設定キー4c(「実行」キー)は、これを
押すと入力が確定する。例えば上記の固定文字表示部5
c−1(「カナ」)が点灯しているときに設定キー4c
(「実行」キー)を押すと、入力モードがカナ入力モー
ドに設定される。
【0041】このカナ入力モードを選択すると、通常は
「0」〜「9」の数字を入力するデータ入力キーを用い
て直接カナ文字を入力することができる。例えば、デー
タ入力キー3a(「1ア」キー)は、数字入力モードで
は数字「1」の入力キーであり、カナ入力モードでは操
作する毎にア行のカナ文字が「ア」、「イ」、「ウ」、
「エ」、「オ」と表示装置5のマトリクス表示部5aに
順次表示される。その表示中に設定キー4c(「実行」
キー)を操作すれば、アイウエオの中のいずれか一文字
を選択して設定することができる。
【0042】同様にデータ入力キー3b(「2カAB
C」キー)は、数字入力モードでは数字「2」の入力キ
ーであり、カナ入力モードでは操作する毎にカ行のカナ
文字が「カ」、「キ」、「ク」、「ケ」、「コ」と表示
装置5のマトリクス表示部5aに順次表示される。そし
て、その表示中に設定キー4c(「実行」キー)を操作
すれば、カキクケコの中のいずれか一文字を選択して設
定することができる。
【0043】このように、「0」〜「9」の10個の各
数字入力キーに、ア行〜ワ行のカナ文字が夫々割り当て
られており、これによって容易にカナ文字のメッセージ
を入力することができる。
【0044】数字入力モードを選択すれば、上述したデ
ータ入力キー3a(「1ア」キー)や、3b(「2カA
BC」キー)など10個のデータ入力キーを用いて
「0」〜「9」の数字と、データ入力キー3j(「記
号」キー)を用いて「*」及び「#」の記号を順次切り
替えて入力することができる。
【0045】また、英字入力モードでは、例えばデータ
入力キー3b(「2カABC」キー)を用いると、
「A」、「B」、「C」の文字を順次循環して表示装置
5に表示させることができ、これらの英字のいずれか一
文字を設定キー4c(「実行」キー)を操作して確定す
ることができる。また、データ入力キー3j(「記号」
キー)を用いると、フリーワード一覧表に登録されてい
る例えば「<」や「>」等の記号を入力することができ
る。
【0046】図2は、上記のようにして作成される伝言
(メッセージ)の例を示す図表である。同図は左にメッ
セージの内容を示し、右にそのメッセージから生成され
る送信データ(PB信号)を示している。上段の例は、
初期の頃からの入力方法である数字入力モードによって
「*2*21235124404」、すなわち、フリー
ワードで「イソイデ」と入力したものである(図5(a)
のフリーワード一覧表を参照)。この入力は数字入力
(PB信号入力)であるので、送信もそのままPB信号
で終端信号「##」のみ付加して後述するように発信さ
れる。
【0047】図2の中段の例は、カナ入力モードと数字
入力モードを切り替えながら「タナカ 15 ジ」と入
力したものである。文字列下部のアンダーラインは、こ
れに対応する右側の送信データ(同様にアンダーライン
を引いてある)「415121 9690 3204」
と対比するためのものであり、入力されたものではな
い。このメッセージは、全体が(つまり数字「15」も
含めて)フリーワードとして1文字が2桁の数字に変換
され、先頭にフリーワード開始信号「*2*2」及び末
尾にメッセージ終了信号(終端信号)「##」が夫々付
加されて発信される。
【0048】また、図2の下段の例は、英字入力モード
とカナ入力モードを切り替えながら「<TELセヨ>
タナカ」と入力したものである。この場合もこれに対応
する右側の送信データと対比するために文字列下部にア
ンダーラインを引いて示している。このメッセージは定
型伝言の「電話せよ」と発信人の名前のフリーワード
「タナカ」を入力したものであり、夫々定型伝言の送信
データ「*4*402」及びフリーワードの送信データ
「*2*2415121」に変換され、末尾にメッセー
ジ終了信号「##」が付加されて発信される。
【0049】このように入力方法は、プッシュホンの押
しボタン方式で入力してもよく、カナ文字文を直接入力
してもよい。そして、カナ文字文を入力するときは、文
言のみを入力すればよく、フリーワードの開始記号や終
端記号を入力する必要はない。また、定型伝言は、言葉
として覚えている定型伝言の文言をカナ文字で入力し
て、その前後に「<」と「>」を付ければよく、上記い
ずれの方法でも自在に入力できる。
【0050】このようにして入力された電話番号やメッ
セージは自動的に送信データに変換され、その変換され
た送信データの発信(ダイヤリング)は、伝言発信機1
を電話機の受話器の送話口に近づけて設定キー4a
(「発信」キー)を操作すれば、送信データのPB信号
音が出力される。或は送信モードを切り替えて電話機の
赤外線受光器又は通信網に接続されたパソコンの赤外線
受光器に伝言発信機1の頭を向けて設定キー4a(「発
信」キー)を操作すればPB信号が赤外線信号で発信さ
れる。
【0051】図3は、上記伝言発信機1の内部構成を示
す図である。同図に示すように、伝言発信機1は、制御
部(CPU)11と、その制御部11に接続された入力
部12、表示部13、RAM (Random-Access-Memory)
14、ROM (Read-Only-Memory) 15、DTMF信号
発生部16、減衰器17、そして減衰器17を介してア
ンプ18、このアンプ18を介してスピーカ19が接続
されている。また、赤外線ドライバ21が接続されてい
る。そして、電池20が配設されており、この電池20
から上記制御部11、RAM14、ROM15、DTM
F信号発生部16、アンプ18及び赤外線ドライバ21
に駆動電圧が供給されている。
【0052】制御部11は、ROM15に格納されてい
るプログラムを読み出し、そのプログラムに従って、R
AM14に予め記憶されているテーブルや一時的に記憶
されているデータを用いながら上記各部を制御する。
【0053】入力部12は、図1に示した12個のデー
タ入力キー及び15個の設定キーの操作検出回路であ
り、各キーの状態を検出してその入力信号を制御部11
に出力する。また、表示部13は、図1に示した表示装
置5の各表示部を表示駆動する回路であり、制御部11
からの表示指示に基づいて表示装置5に所定の出力を実
行する。
【0054】上記のRAM14には、例えば図5(a),
(b) に示したようなフリーワード一覧表と定型伝言表
が、全国の各呼出サービス提供会社毎にその個別仕様に
応じて、テーブルとして予め記憶されている。また、入
力部12から入力された例えば図2の左側のメッセージ
欄に例として示した伝言データが一時的な記憶領域に記
憶されている。制御部11は、入力部12から入力され
てRAM14の一時的な記憶領域に記憶された伝言デー
タを、RAM14の予め記憶されているテーブルに基づ
いて、例えば図2の右側のPB信号欄に示したようなP
B信号からなる送信データに変換してDTMF信号発生
部16に出力する。
【0055】DTMF信号発生部16は、通常のプッシ
ュホン信号方式ではPB発振器といわれている発信回路
であり、制御部11から出力される送信データを音響信
号(PB信号音)に変換する。減衰器17は、DTMF
信号発生部16の出力を予め定められた規格のレベルに
整合させる回路である。アンプ18は、減衰器17から
出力される音響信号を増幅してスピーカ19を発音駆動
する。この放音による送信は電話機の受話器の送話口を
介してなされる。
【0056】また、制御部11は、入力部12から光送
信の指示があるときは、DTMF信号発生部16ではな
く赤外線ドライバ21を介して赤外線送信器6を駆動す
る。赤外線送信器6は、電話機の赤外線受光器又は通信
網に接続されたパソコンの赤外線受光器に向ってPB信
号を発信する。
【0057】尚、上記の伝言発信機1は、電話番号(携
帯端末の呼出番号)の入力モードと伝言の入力モードを
有している。RAM14は、電話番号の入力モードで入
力された電話番号(携帯端末の呼出番号)を電話番号の
入力モードに応じた所定の領域に記憶する。そして、伝
言の入力モードで入力された例えば図2の左側のメッセ
ージ欄に示したような伝言を伝言の入力モードに応じた
所定の領域に記憶する。また、いずれの入力データに対
しても、入力直後のデータを記憶する領域と、複数の入
力データを所定の期間記憶する領域とを有している。ユ
ーザは、いま入力したばかりの電話番号や伝言を用いて
送信することも、予めRAM14に登録した(記憶させ
た)複数の電話番号や伝言の中から所望の電話番号や伝
言を呼び出し、それらを用いて送信することもできる。
【0058】続いて上述した構成の伝言発信機1におけ
る送信処理の動作について説明する。尚、この処理は、
ユーザが入力したばかりの電話番号又は伝言を用いる
か、又は予め登録してある電話番号又は伝言を呼び出し
て、送信すべき電話番号と伝言を表示装置5に表示させ
て設定を完了した後に開始される。
【0059】この、送信処理は、まず電話番号の送信か
ら開始される。すなわち、ユーザが電話機の受話器を取
り上げて、受話器からのツーという回線使用可能状態の
信号を確認した後、電話番号を送信状態に設定し、伝言
発信機1のスピーカを電話機の受話器の送話口に密着さ
せてから、設定キー4a(「送信」キー)を操作する
と、制御部11は、表示装置5のセグメント表示部5b
に表示されている電話番号データをDTMF信号発生部
16に転送する。
【0060】DTMF信号発生部16は、制御部11か
ら転送された電話番号データを、制御部11の指示に基
づいて、DTMF信号(PB信号)の音響信号に変換し
てアンプ18に出力する。
【0061】アンプ18は、このPB音信号を、適宜の
出力信号に変換してスピーカ19を発音駆動する。スピ
ーカ19から発音されたPB音信号は、電話機の受話器
の送話口より電話回線を介して発信され、これにより、
呼出サービス提供会社が呼出される。
【0062】複数回の呼出音の後、ユーザが、呼出サー
ビス提供会社からのサービス可能の応答を確認した後、
再び設定キー4a(「送信」キー)を押すことにより、
制御部11は、表示装置5のドットマトリクス表示部5
aに表示されている伝言文(メッセージ)を、詳しくは
後述する判断処理によって数字コードに変換し、必要に
応じて各種の識別コード(開始コード、終端コード等)
を付加して、そのコード列からなる送信データを生成
し、その送信データをDTMF信号発生部16に送出す
る。
【0063】これにより、電話番号の場合と同様に、電
話回線に数字コード列からなる送信データ(メッセージ
データ)が発信される。その後、呼出サービス提供会社
によるメッセージ受領の応答を確認して、メッセージの
送信が終了する。
【0064】図4は、上述した電話番号の送信に続い
て、伝言発信機1の制御部11によって行われる伝言文
を送信データに変換して携帯端末宛にネットワークへ発
信する送信処理動作のフローチャートである。以下、図
4を用いて伝言文(メッセージ)の送信処理動作を説明
する。
【0065】先ず、メッセージに文字又は非特定記号が
含まれているか否か、すなわち、メッセージ全体が
「0」〜「9」の数字と「*」又は「#」の特定記号
(以下、PB文字という)だけで構成されているか否か
を判別する(ステップS1)。
【0066】そして、PB文字だけであるときは(S1
がN)、そのPB文字列の末尾に連絡終了コード「#」
又は「##」(どこの呼出サービス提供会社に登録され
ている携帯端末であるかによって異なる)を付加し(ス
テップS10)、その連絡終了コードを付加したPB文
字列をPB信号音に変換して(ステップS11)、アン
プ18を介してスピーカ19から送話口に向けて放音す
る発信処理を行う(ステップS12)。
【0067】これにより、例えば図2に示したメッセー
ジ欄の上段に示したPB文字列だけからなる伝言文「*
2*212345124404」の場合は、その末尾
に、この例では2個の連絡終了コード「##」が付加さ
れて、同図のPB信号欄に示したように「*2*212
345124404##」として発信される。
【0068】上記ステップS1の判別で、メッセージに
文字又は特定記号以外の記号(非特定記号)が含まれて
いるときは(S1がY)、次に定型伝言がメッセージに
含まれているか否か、すなわち、メッセージの中に前後
を「<」と「>」で括った文言があるか否かを判別する
(ステップS2)。
【0069】そして、定型伝言があるときは(S2が
Y)、その文言に定型伝言コードを付加し(ステップS
3)、文言を番号コードに変換する(ステップS4)。
次に上記ステップS2に戻り、更に定型伝言があるか否
かを判別して、定型伝言があればステップS3及びステ
ップS4を行ってステップS2に戻るということを繰り
返す。
【0070】これにより、例えば図2のメッセージ欄に
示す「<TELセヨ> タナカ」の伝言文の中の定型伝
言「<TELセヨ>」が、同図のPB信号欄に示したよ
うに「*4*402」に変換される。また、例えば「<
キンキュウ> <TELセヨ>」のように定型伝言が2
つある場合は「*4*401*4*402」と変換され
る。
【0071】その後、或は初めから、上記ステップS2
の判別で定型伝言がないときは(S2がN)、直ちにス
テップS5に移行して、メッセージにn(nは整数)桁
以上のPB文字が含まれているか否かを判別する。そし
てn桁以上のPB文字が含まれているときは(S5が
Y)、そのn桁以上のPB文字以外の部分(文言や非特
定記号)を抽出し(ステップS6)、その抽出した部分
(文言や非特定記号)をフリーワード信号に変換する。
すなわち、抽出部分の先頭にフリーワード開始コードを
付加し(ステップS7)、抽出部分をフリーワードコー
ドに変換し(ステップS8)、更にフリーワード終端コ
ードを付加する(ステップS9)。
【0072】これにより、任意に入力されたメッセージ
が、数字伝言、定型伝言及びフリーワードの3種類の信
号形式の中の2つ又は3つの形式が混在したPB信号に
変換される。そして、上記に続いてステップS10〜S
12の処理が行われてPB音信号による送信が実行され
る。
【0073】また、上記ステップS5の判別で、n桁以
上のPB文字が含まれていないときは(S5がN)、直
ちにステップS7以下の処理に移行する。これにより、
例えば、n=2に設定されているときは、カナ文字文の
中に1個だけのPB文字が含まれているメッセージは、
そのまま全てフリーワードコードに変換される。例え
ば、入力されたメッセージが「エキデ マツ1200」
と数字(PB文字)が4桁であれば、送信は「*2*2
142244047143*81200##」となっ
て、フリーワード伝言と数字伝言が混在した形式とな
り、一方、入力されたメッセージが「コウエンで 8
ジ」というように数字(PB文字)が1桁であれば、送
信は「*2*2251314034404083204
##」となって、メッセージ文すべてがフリーワードの
形式になって送られる。
【0074】尚、上記のPB文字の桁数の判別におい
て、n=2に設定しているが、nに設定する桁数はこれ
に限ることなく、「2」以上の適宜な桁数に設定してよ
い。また、上記ステップS12の発信処理において、文
末の「♯(♯♯)」は終端記号と見なして、伝言の本文
とは認識しないようにする。そして、PB信号列の最後
には、伝言の文末の「#」の有無にかかわらず「#(#
#)」を出力するようにする。
【0075】また、上記のフローチャートに図示してい
ないが、電話番号と伝言文を連続して送信する場合、学
習モードを設けるようにしてもよい。この学習モード
は、上述したように操作して電話番号と伝言を各々送信
したとき、その電話番号データと伝言データの送信間隔
に、さらに余裕をもたせるための予め設定した待ち余裕
時間を加えた時間を送信間隔時間として記憶するように
する。そして、次回、その電話番号データと適宜の伝言
データの両方を設定して送信するときは、1回の送信操
作で、両データ間に送信間隔時間が自動的に挿入されて
連続送信されるようにする。この場合、編集キーなどに
より、直接任意の待ち時間を設定することができるよう
にしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力された伝言文内の数字の桁数によって適宜の形式の
送信データに変換するので、利用者は旧来の方式でも伝
言発信機のカナ入力方式でも自在に入力でき、したがっ
て、手数が掛からず便利である。また、入力モードを勘
違いして入力しても正しく変換されるので、入力モード
の勘違い入力による送信データ化けが発生せず、したが
って、常に正しい伝言の内容を迅速に相手に伝達するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における伝言発信機(携帯型携帯
端末呼出装置)の正面外観図である。
【図2】伝言発信機で作成される伝言(メッセージ)の
例を示す図表である。
【図3】伝言発信機の内部構成を示す図である。
【図4】伝言発信機の制御部により行われる伝言文を送
信データに変換して発信する送信処理動作のフローチャ
ートである。
【図5】(a) は或る呼出サービス提供会社の文字伝言
(フリーワード)を送信するための文字/数字の変換表
(フリーワード一覧表)を示す図、(b) は同会社の定型
伝言を送信するための文言/番号の変換表(定型伝言
表)を示す図である。
【図6】フリーワード一覧表又は定型伝言表に基づく送
信例を示す図である。
【図7】従来のPB信号音で発呼するプッシュホン回線
用のダイヤル装置から受信専用端末(携帯端末)宛に行
う送信の例を示す図である。
【符号の説明】
1 伝言発信機 3a 「1ア」データ入力キー 3b 「2カABC」データ入力キー 3j 「記号」データ入力キー 4a 「送信」設定キー 4b 「カナ英数」設定キー 4c 「実行」設定キー 5 表示装置 5a ドットマトリクス表示部 5b セグメント表示部 5c−1 「カナ」固定文字表示部 5c−2 「英」固定文字表示部 5c−3 「S」固定文字表示部 6 赤外線発信器 11 制御部(CPU) 12 入力部 13 表示部 14 RAM (Random-Access-Memory) 15 ROM (Read-Only-Memory) 16 DTMF信号発生部 17 減衰器 18 アンプ 19 スピーカ 20 電池 21 赤外線ドライバ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連絡内容を表す数字、記号、カナ文字及
    び英文字を任意に入力可能な入力手段と、該入力手段に
    より入力される前記連絡内容を表示する表示手段と、該
    表示手段により表示される前記連絡内容を記憶する記憶
    手段と、該記憶手段に記憶された前記連絡内容を送信デ
    ータに変換する変換手段と、該変換手段により変換され
    た送信データをPB信号音に変換して発音する発音手段
    と、を有する携帯型携帯端末呼出装置であって、 前記変換手段は、 前記連絡内容が数字のみ又は数字と特定記号のみからな
    るときは連絡内容に所定の連絡終了コードを付加して送
    信データとし、 前記連絡内容が数字のみ又は数字と特定記号のみではな
    いときは連絡内容を特定記号と数字の組合わせからなる
    所定の伝言データに変換し更に所定の連絡終了コードを
    付加して送信データとする、 ことを特徴とする携帯型携帯端末呼出装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、前記連絡内容が定型伝
    言を含むときは、該定型伝言を、定型伝言であることを
    表す特定記号と数字との組合わせ及び定型伝言の内容を
    表す番号からなる定型伝言データに変換することを特徴
    とする請求項1記載の携帯型携帯端末呼出装置。
  3. 【請求項3】 前記変換手段は、前記連絡内容が文字伝
    言を含むときは、該文字伝言を、文字伝言であることを
    表す特定記号と数字との組合わせ及び各文字を表す数字
    の組合わせからなる文字伝言データに変換することを特
    徴とする請求項1記載の携帯型携帯端末呼出装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、前記連絡内容が数字、
    特定記号、及び文字の混在した内容であるときは、数字
    及び特定記号が所定の数以上連続しているとき該数字及
    び特定記号の部分を変換せず、残りの部分のみを前記文
    字伝言データに変換することを特徴とする請求項1又は
    3記載の携帯型携帯端末呼出装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は、前記定型伝言を前記定
    型伝言データに変換するための定型伝言であることを表
    す特定記号と数字との組合わせ及び定型伝言の内容を表
    す番号の変換テーブルを、携帯端末を呼出すサービスを
    行う呼出サービス提供会社の個別仕様に応じて備えてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の携帯
    型挨帯端末呼出装置。
  6. 【請求項6】 前記変換手段は、前記文字伝言を前記文
    字伝言データに変換するための文字伝言であることを表
    す特定記号と数字との組合わせ及び各文字を表す数字の
    組合わせの変換テーブルを、携帯端末を呼出すサービス
    を行う呼出サービス提供会社の個別仕様に応じて備えて
    いることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載
    の携帯型挨帯端末呼出装置。
  7. 【請求項7】 表示装置に選択表示された電話番号を送
    信操作に基づいて送信し、該送信の終了後に呼出サービ
    ス提供会社の応答を確認して再度送信操作を行うことに
    より予め入力により設定された連絡内容を自動送信する
    ことを特徴とする携帯型携帯端末呼出装置。
  8. 【請求項8】 前記電話番号の送信から前記連絡内容の
    送信までの送信待ち時間を入力する待ち時間入力手段
    と、該待ち時間入力手段により入力された時間を記憶す
    る待ち時間記憶手段を更に備え、送信操作に基づいて前
    記電話番号を送信後に前記待ち時間記憶手段が記憶した
    待ち時間を経過した後、前記連絡内容の送信を行うこと
    を特徴とする請求項7記載の携帯型携帯端末呼出装置。
  9. 【請求項9】 前記送信データを赤外線によるPB信号
    に変換して発信する赤外線送信手段を更に備えたことを
    特徴とする請求項1又は7記載の携帯型携帯端末呼出装
    置。
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