JPH1051673A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH1051673A
JPH1051673A JP8215937A JP21593796A JPH1051673A JP H1051673 A JPH1051673 A JP H1051673A JP 8215937 A JP8215937 A JP 8215937A JP 21593796 A JP21593796 A JP 21593796A JP H1051673 A JPH1051673 A JP H1051673A
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JP
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lens
temperature
image pickup
imaging device
color separation
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JP8215937A
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English (en)
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Kazuhiko Kawase
和彦 川瀬
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Canon Inc
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Publication date
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/55Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with provision for heating or cooling, e.g. in aircraft
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
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    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/81Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1〜2箇所程度の限られた場所の温度変化デ
ータから正確なバッキフォーカスの変化情報を得ること
ができる撮像装置を提供する。 【解決手段】 可動レンズ群10のバックフォーカスの
変化情報が、可動レンズ群10の近傍に配設された温度
検出素子25により検出された出力信号とビデオカメラ
の動作時間から求めた値であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ一体型カメ
ラ(以下、ビデオカメラと記述する)等の撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ等の撮像装置の分野
では、小型化と高機能化が急速に進み、温度による映像
への影響が深刻な問題となってきた。その1つが温度に
よるピントの移動である。これは、小型化と高機能化に
伴う消費電力の増加による内部温度の上昇だけでなく、
撮像サイズが小さくなるに従って許容されるピント位置
精度、所謂焦点深度が小さくなることにより、わずかな
ピント移動が大きく映像へ影響を与えることから、より
重要な課題となっている。
【0003】このような問題に対しては、従来、特開平
6−289275号に開示されているように、温度検出
手段を備えて、ズームトラッキングカーブを逐次環境温
度に応じて変更制御する方法等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、撮像装置内のどの部分に温度検出
手段を配設し、どの部分の温度を検出するか、また、検
出した温度データを用いてどの様にレンズ手段のバック
フォーカスの変化情報とするかという重要な部分の具体
的な内容が解明されておらず、更に、レンズ鏡筒に直
接、撮像素子を取り付ける場合には有効であるが、それ
以外の、例えば色分解プリズムを持つタイプのビデオカ
メラや交換レンズ方式のビデオカメラでは正確な温度補
償が不可能であった。
【0005】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、1〜2箇所程度の限られた場所の温度変
化データから正確なバックフォーカスの変化情報を得る
ことができる撮像装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の撮像装置は、レンズ手段及び
撮像素子近傍に配設した温度検出手段と、該温度検出手
段により検出された出力信号を用いて求めた前記レンズ
手段のバックフォーカスの変化情報から前記レンズ手段
の焦点補正を行う焦点補正手段とを有する撮像装置にお
いて、前記バックフォーカスの変化情報は、前記温度検
出手段により検出された出力信号と、前記撮像装置の動
作時間から求めた値であることを特徴とするものであ
る。
【0007】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項2記載の撮像装置は、請求項1記載の撮像装置に
おいて、前記レンズ手段と前記撮像素子との間に色分解
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0008】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項3記載の撮像装置は、請求項2記載の撮像装置に
おいて、前記色分解手段は、色分解プリズムであること
を特徴とするものである。
【0009】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項4記載の撮像装置は、請求項1記載の撮像装置に
おいて、前記撮像素子はCCDであることを特徴とする
ものである。
【0010】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項5記載の撮像装置は、請求項1記載の撮像装置に
おいて、前記レンズ手段は、変倍動作を行う変倍レンズ
と、該変倍レンズの移動による変倍時での焦点位置の変
位を補正する補正レンズとを有し、前記焦点補正手段
は、前記変倍レンズと前記補正レンズの位置関係を記憶
する記憶手段と、該記憶手段の記憶内容に基づいて前記
変倍レンズの移動によって必要となる前記補正レンズの
移動を制御する制御手段からなるズームトラッキング制
御手段に対して前記バックフォーカスの変化情報を補正
情報として前記記憶手段の記憶内容に基づく移動制御に
補正を加えるものであることを特徴とするものである。
【0011】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項6記載の撮像装置は、請求項1記載の撮像装置に
おいて、前記レンズ手段と前記撮像素子との間に色分解
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0012】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項7記載の撮像装置は、請求項6記載の撮像装置に
おいて、前記色分解手段は、色分解プリズムであること
を特徴とするものである。
【0013】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項8記載の撮像装置は、請求項5記載の撮像装置に
おいて、前記レンズ手段は、撮像装置本体に対して交換
可能であり、前記ズームトラッキング制御手段は、前記
レンズ手段側に含まれ、前記撮像装置本体側には、前記
温度検出手段により検出された出力信号と前記撮像装置
の動作時間から求めた値を用いて求めた情報を、前記撮
像装置本体のフランジバックの変化情報として前記レン
ズ手段に対して供給する供給手段を有し、更に、前記レ
ンズ手段は、前記供給手段により供給された前記撮像装
置本体のフランジバックの変化情報を受けて前記記憶手
段の記憶内容に基づく移動制御に補正を加える補正手段
を有することを特徴とするものである。
【0014】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項9記載の撮像装置は、請求項8記載の撮像装置に
おいて、前記撮像装置本体側の前記撮像素子の前に色分
解手段を設けたことを特徴とするものである。
【0015】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項10記載の撮像装置は、請求項8記載の撮像装置
において、前記色分解手段は、色分解プリズムであるこ
とを特徴とするものである。
【0016】更に、上記目的を達成するために本発明の
請求項11記載の撮像装置は、請求項1〜9または10
記載の撮像装置において、前記撮像装置は、ビデオ一体
型カメラであることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
係る撮像装置であるビデオカメラの構成を示す側断面図
であり、このビデオカメラは、色分解手段としての色分
解プリズムを有すると共に、交換レンズ方式でインナー
フォーカスタイプのレンズ手段を有する構成である。
【0018】図1中、1はビデオカメラ本体(撮像装置
本体)、2はビデオカメラ本体1に回動操作により着脱
可能に装着されたバヨネット方式のカメラマウントで、
光軸方向の基準となるフランジ面2a及び3個のマウン
ト爪2bが形成されている。3は板バネで、後述するレ
ンズマウントのマウント爪と当接して、カメラマウント
2とレンズマウントの両者のマウントフランジ面を互い
に密着させるバネである。4は後述する色分解プリズム
ユニットがネジ止めされるプリズムホルダー、5はカメ
ラ側接点台、6はカメラ側接点台5に対して接触方向で
ある光軸方向O−O′に移動可能に支持された電気的接
続端子としてのカメラ側接点である。7はカメラ側接点
6を接触方向に弾性付勢する導電性バネ、8は導電性バ
ネ7を介してカメラ側接点6と導通するプリント基板
で、カメラ側接点6に対応する位置にパターンが形成さ
れている。
【0019】また、図1中、9は交換可能なレンズの外
観鏡筒、10は、例えばフォーカスレンズ群等の可動レ
ンズ群で、3枚のレンズ10a,10b,10cよりな
り、光軸方向に移動する。11は可動レンズ群10を保
持する移動鏡筒、12は外観鏡筒9に回動操作により着
脱可能に装着されたバヨネット方式のレンズマウント
で、光軸方向の基準となるフランジ面12a及び3個の
マウント爪12bが形成されている。13はレンズ側接
点台、14はレンズ側接点台13に、例えばインサート
成型により固定された電気的接続端子としてのレンズ側
接点で、両マウント2,12の回動装着時にカメラ側接
点6と接触するように配設されている。15はガラスよ
りなる保護部材で、交換レンズをビデオカメラ本体1よ
り離脱させたときに、可動部である可動レンズ群10に
直接触れることができないように保護するものである。
16は保護部材15を保持する保護部材ホルダーであ
る。
【0020】また、図1中、17は色分解プリズムに入
る光の高周波成分を制限する光学ローパスフィルター、
18,19,20は第1プリズム、第2プリズム、第3
プリズム、21,22,23はCCD等の撮像素子、2
4は撮像素子21〜23を電気的に接続するフレキシブ
ル基板で、撮像素子21〜23のリードに半田付けしや
すいようにハード基板部24a,24b,24c及び不
図示のカメラ電気基板に接続されるコネクタ部24dを
有している。25は第3プリズム20上に取り付けられ
た温度検出素子(温度検出手段)である。
【0021】次に、上記構成のビデオカメラの動作を説
明する。図1において、可動レンズ群10、保護部材1
5、光学ローパスフィルター17を通過した光束は、そ
の光軸と直交するように配設した第1プリズム18の入
射面18aより入射し、入射光束の光軸と傾斜面をなす
反斜面に形成された青色域光反射用ダイクロイック層1
8bにより青色域光を反射させると共に、他の波長の光
を透過させる。第2プリズム19では、第1プリズム1
8を透過した波長の光が入射面19aより入射し、反射
面に形成した赤色域光反射用ダイクロイック層19bに
より赤色域光を反射させると共に、緑色域光を透過させ
る。第3プリズム20では、第2プリズム19を透過し
た緑色域光が入射面20aより入射し、そのまま撮像素
子22へと導かれる。
【0022】上述のようにして第1プリズム18の青色
域光反射用ダイクロイック層18bにより反射された青
色域光は、第1プリズム18の入射面18aにて全反射
し、撮像素子23に入射されて結像する。
【0023】第1プリズム18と第2プリズム19との
間には、10〜30μmの均一な厚みの空気層が形成さ
れており、これにより第1プリズム18から第2プリズ
ム19への透過光の透過は何等妨害されることなく、し
かも第2プリズム19の赤色域光反射用ダイクロイック
層19bにより反射させる赤色域光を第2プリズム19
の入射面19aより確実に全反射させることができる。
そして、ここで全反射された赤色域光は、撮像素子21
に入射されて結像する。
【0024】このようにして、第1プリズム18の青色
域光反射用ダイクロイック層18bと、第2プリズム1
9の赤色域光反射用ダイクロイック層19bを通過した
緑色域光だけが撮像素子22に入射されて結像する。
【0025】ところで、交換レンズは、その各々が予め
決められた位置に被写体からの光束が結像するように作
られており、ビデオカメラ本体1側は交換レンズとの結
合面であるカメラマウント2のフランジ面2aを基準と
して、いつも決められた一定のピント位置に撮像素子2
1〜23の撮像面を配置する必要がある。
【0026】しかしながら、外気温の上昇やビデオカメ
ラ本体1内での発熱による温度上昇により、第1プリズ
ム18、第2プリズム19、第3プリズム20の温度が
上昇した場合、第1プリズム18、第2プリズム19、
第3プリズム20は光軸方向に延び、結果として撮像素
子21〜23の撮像面は、ピント位置より離れた位置に
置かれてしまうことになる。
【0027】そこで、第1プリズム18、第2プリズム
19、第3プリズム20の温度上昇を温度検出素子25
により検出し、その光路長の延び量に換算して交換レン
ズ側に伝え、この交換レンズ側で結像位置をビデオカメ
ラ本体1側光路長(フランジバック)の延び量分移動さ
せることにより、温度変化によるピント位置の移動を補
正することができる。
【0028】ところが、ビデオカメラ本体1内での発熱
による温度上昇の値は、ビデオカメラ本体1内の場所に
より異なった値となる。従って、ビデオカメラ本体1内
での発熱によるピント位置の移動量を正確に算出するに
は、ピント位置にかかわる各部材、つまりカメラマウン
ト2と撮像素子21または22または23との間の各部
材の個々の温度上昇を検出する必要がある。
【0029】第1プリズム18、第2プリズム19、第
3プリズム20は、同じ材質であり、形状的にもほぼ均
一な温度と見なすことができるため、本実施の形態で
は、カメラマウント2、プリズムホルダー4及びプリズ
ムの3部材それぞれの温度上昇を検出する必要がある。
【0030】しかし、3部材それぞれに温度検出素子を
取り付け、その温度検出素子の出力信号を読むカメラ電
気基板に電気的接続を行う必要があるため、装置全体を
複雑なものとすると共に、コスト的にも不利になる。
【0031】図2は図1に示されたビデオカメラのカメ
ラマウント2、プリズムホルダー4及びプリズムの3部
材の温度が、ビデオカメラの連続動作による内部発熱に
よってどのように変化するかを示したグラフである。同
図において、横軸はビデオカメラの動作時間、縦軸は温
度である。このときの環境温度は20℃一定であり、動
作時間が0の時点では各部の温度とも環境温度と同一の
20℃であるが、時間が経過するのに伴って各部の温度
ともビデオカメラの内部発熱によって上昇し、2時間程
経過した時点で一定の値に収束する。そして、2時間程
経過し、各部の温度が一定になった時点では、各部にお
ける内部発熱を受ける量と伝達によって熱を放出する量
が釣り合い、編集装置かのなくなった状態、つまり飽和
状態となっている。
【0032】また、各部の比熱、内部発熱の受け方、放
出する側の熱伝達経路の違いにより、各部の温度上昇カ
ーブ、飽和状態における温度は異なり、例えば1時間後
の各部の温度は、カメラマウント2が30℃、プリズム
ホルダー4が40℃、プリズムが45℃と、ビデオカメ
ラ内部に配置される部材ほど高い温度となる。
【0033】さて、ビデオカメラ本体1側光路長(フラ
ンジバック)の基準を20℃のときに一定の値に定め、
撮像素子を配置することにすると、基準温度である20
℃との各部材の温度差(例えば25℃)が各部材に光路
長の延びを与える量であり、各部材の1℃当たりの光路
長の延び量である固有の定数A(μm/℃)にこの各部
材の温度差を掛けた値が、各部材での光路長の延び量
(μm)となる。また、各部材での光路長の延び量の合
計が、ビデオカメラ本体1のフランジバックの延び量と
なる。
【0034】この各部材の温度が内部発熱によってどの
ように変化するかを示したカーブ自体は、ビデオカメラ
の環境温度が何度であってもあまり変化しないことが、
これまでの研究で明らかになっている。つまり環境温度
が30℃のときのグラフを考えると、動作時間が0の時
点では各部の温度とも環境温度と同一の30℃であり、
時間が経過するのに伴って各部の温度とも上昇し、1時
間後の各部の温度は、カメラマウント2が40℃、プリ
ズムホルダー4が50℃、プリズムが55℃となり、2
時間程経過すると飽和状態となる。このように環境温度
に対しては、各部材の温度変化カーブは、上下にシフト
するだけの変化となる。
【0035】図3は環境温度がT1℃のとき図1に示さ
れたビデオカメラのカメラマウント2、プリズムホルダ
ー4及びプリズムの3部材の温度が、ビデオカメラの連
続動作により度のように変化するかを示したグラフであ
る。同図において、横軸、縦軸は図2と同一である。
【0036】図3において、t1時間ビデオカメラを連
続動作させたときのカメラマウント2の温度をB、プリ
ズムホルダー4の温度をC、プリズムの温度をDとする
と、Bは環境温度に対する上昇温度Tbと環境温度T1
との合計、CはTcとT1との合計、DはTdとT1と
の合計となる。従って、 B=Tb+T1=Tb+D−Td C=Tc+T1=Tc+D−Td となり、Tb,Tc,TdとDから、残り2つの温度で
あるBとCを求めることができる。
【0037】つまり、動作時間に対する各部材の環境温
度からの上昇温度変化カーブをデータとして予め持って
いれば(この場合はTb,Tc,Td)、動作時間tと
1部材の温度情報(この場合はD)から、他の複数の部
材の温度を求めることができ、正確なビデオカメラ本体
1のフランジバックの延び量を計算することができる。
【0038】本実施の形態の場合、カメラマウント2の
1℃当たりの光路長の延び量をβ、プリズムの1℃当た
りの光路長の延び量をγとすると、フランジバックの基
準を20℃とした場合の環境温度がT1℃、動作時間t
1のときのフランジバックの延び量δ1は、 δ1=α・(B−20)+β・(C−20)+γ・(D−20) =α・(Tb+D−Td−20)+β・(Tc+D−Td−20)+γ・ (D−20) という値として求めることができる。
【0039】上述の説明では、環境温度がT1℃一定と
して扱ってきたが、連続動作中に環境温度が変化した場
合、当然上記の関係は崩れる。しかし、実用上では連続
動作中に上記の関係が大きく崩れるほどの環境温度の変
化はまずないといえる。
【0040】図4は本発明の一実施の形態に係るビデオ
カメラの電気的回路構成を示すブロック図である。同図
において、被写体からの光束は、固定されている第1の
レンズ群101、変倍を行う第2のレンズ群であるバリ
エータレンズ群102、絞り103、固定されている第
3のレンズ群104、ピント調節機能と変倍によるピン
ト面の移動を補正するコンペ機能とを兼ね備えた第4の
レンズ群であるフォーカスレンズ群10を通って、3原
色中の赤の成分はCCD等の撮像素子21の撮像面上
に、緑の成分はCCD等の撮像素子22の撮像面上に、
青の成分はCCD等の撮像素子23の撮像面上にそれぞ
れ結像される。
【0041】バリエータレンズ群102及びフォーカス
レンズ群10はエンコーダ等の絶対位置検出装置102
A,10Aにより各々絶対位置が検出され、その検出情
報はレンズマイクロコンピュータ(以下、レンズマイコ
ンと記述する)110内へ供給される。
【0042】撮像素子21〜23の撮像面上のそれぞれ
の像は光電変換され、増幅器105,106,107に
よりそれぞれ最適なレベルに増幅され、カメラ信号処理
回路108へ入力されて標準テレビ信号に変換されると
同時に、AF(オートフォーカス)の情報はAF評価値
として本体マイクロコンピュータ(以下、本体マイコン
と記述する)109のデータ読み出しプログラム121
によってデータとして読み出される。本体マイコン10
9が読み出したAF評価値は、不図示のAFスイッチの
オン/オフ、ズームスイッチの状態等のカメラ側スイッ
チの情報と合わせて、カメラ側接点6、レンズ側接点1
4を通り、レンズマイコン110へ転送される。
【0043】レンズマイコン110では、本体マイコン
109からの情報でズームスイッチが押されているとき
は、バリエータレンズ群102をテレまたはワイドの押
されている方向に駆動すべく、ズームモータドライバ1
12に信号を送ることで、ズームモータ111を介して
バリエータレンズ群102を駆動すると同時に、レンズ
マイコン110に予め記憶されたレンズカムデータ12
8に基づき制御部127のプログラムを用いてフォーカ
スモータドライバ114に信号を送り、フォーカスモー
タ113を介してフォーカスレンズ群10を動かすこと
で、ピント移動のない変倍動作を行うことができる。
【0044】本実施の形態のように、変倍レンズ(バリ
エータレンズ)より補正レンズ(フォーカスレンズ)が
光軸後方にあるタイプでは、変倍時での合焦を維持させ
た状態での補正レンズの制御位置は被写体距離によって
変化することになり、レンズカムデータ128は図5の
(a)に示すように、バリエータレンズ群102の複数
の絶対位置ごとであって且つ被写体距離の絶対位置ごと
(例えば図5の(a)の1m,2mごと)にフォーカス
レンズ群10の位置を記憶しており、制御部127のプ
ログラムは位置検出装置102A,10Aにより検出さ
れたバリエータレンズ群102及びフォーカスレンズ群
10の絶対位置情報により選択されるレンズカムデータ
を用いてフォーカスモータ113の回転方向及び回転速
度を決定する。
【0045】ビデオカメラ本体1側のAFスイッチがオ
ンの場合、レンズマイコン110内のAF制御部126
が、本体マイコン109からのAF評価値が最大となる
ように制御部127及びモータ制御部129を介してフ
ォーカスモータドライバ114に信号を送り、フォーカ
スレンズ群10のみを動かすことにより自動焦点調節動
作を行う。
【0046】さて、上述のごときレンズカムデータに基
づく補正レンズの駆動に関しては、正確なバックフォー
カス(以下、BFと記述する)を確保するための原点を
定めなければならない。原点とは設定された基準位置を
基準に所定の補正値によって補正することにより定めら
れる。
【0047】ここでいう所定の補正値とは、レンズユニ
ット(交換レンズ)自身で持っている補正値と、ビデオ
カメラ本体1から伝達される補正値との合計値である。
レンズユニット自身で持っている補正値とは、レンズユ
ニットを製造する段階で発生するバラツキ等による固定
的なものと、レンズ側での温度変化等に起因する変動的
なものの合計値である。また、ビデオカメラ本体1から
伝達される補正値とは、本発明において補正しようとす
る温度変化によるビデオカメラ本体1側フランジバック
(以下、FBと記述する)の変化量であり、ビデオカメ
ラ本体1側の温度検出素子により検出された出力信号と
ビデオカメラ本体1の動作時間とを用いて求めた値であ
る。
【0048】次に、ビデオカメラ本体1側で温度検出を
行ってから、交換レンズ側に補正値として伝達されるま
での動作について説明する。
【0049】ビデオカメラ本体1回りの環境温度変化と
ビデオカメラ本体1内の温度上昇による1部材の温度上
昇は、温度検出素子25により検出し、その出力信号は
本体マイコン109内の温度検出部122によって温度
値に変換される。温度補償制御部123では、温度検出
部122からの温度データと、各部材の上昇温度変化デ
ータ124と、動作時間タイマー125から動作時間デ
ータとを基に、図3を用いて説明した演算と同様の作動
プログラムによってFBの変化データに変換される。こ
の情報は、本体マイコン109からレンズマイコン11
0に伝えられ、レンズマイコン110内の制御部127
において補正値として所定の処理が施される。
【0050】次に、レンズ移動制御処理において上述の
補正データがどのように使用されるかについて説明す
る。
【0051】レンズマイコン110には、レンズカムデ
ータ128が図3の(a)に示すような理想値(設計
値)として記憶されている。これに以下のような補正の
ための演算を施す。ビデオカメラ本体1側から伝達され
る補正値がプラスであればFBは理想値よりも伸びてい
ることになるので、図3の(b)に示すようにこの分を
差し引いた点線で示すレンズカムデータに(下方に)平
行シフトして読み替える。この読み替えた新しいデータ
によってレンズ移動制御を行うことによりボケを生じさ
せない的確なズーミング動作を行うことができる。
【0052】当然ながら、補正値がマイナスであればF
Bは理想値よりも縮んだことになり、レンズカムデータ
は上方に平行シフトして読み替えることになる。
【0053】交換レンズ側の補正値の処理については、
ここでは省略するが、温度変化に起因する値について
は、上述の内容と同様な処理が施されることになる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の撮像装置に
よれば、温度によるバックフォーカスの変化情報を、1
〜2箇所程度の限られた場所の温度変化データから正確
に得ることができ、温度よるピント移動の正確な補正を
行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る撮像装置の構成を
示す側断面図である。
【図2】同装置における内部発熱による内部部材の温度
変化を示す図である。
【図3】同装置における内部発熱による内部部材の温度
変化を示す図である。
【図4】同装置の電気的回路構成を示すブロック図であ
る。
【図5】同装置における変倍レンズ位置と補正レンズ位
置都の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ本体 2 カメラマウント 3 板バネ 4 プリズムホルダー 5 カメラ側接点台 6 カメラ側接点 7 導電性バネ 8 プリント基板 9 交換レンズの外観鏡筒 10 可動レンズ群 11 移動鏡筒 12 レンズマウント 13 レンズ側接点台 14 レンズ側接点 15 保護部材 16 保護部材ホルダー 17 光学ローパスフィルター 18 プリズム 19 プリズム 20 プリズム 21 撮像素子 22 撮像素子 23 撮像素子 24 フレキシブル基板 25 温度検出素子 102 バリエータレンズ群 105 増幅器 106 増幅器 107 増幅器 108 カメラ信号処理回路 109 本体マイコン 110 レンズマイコン 111 モータ 112 モータドライバ 113 モータ 114 モータドライバ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ手段及び撮像素子近傍に配設した
    温度検出手段と、該温度検出手段により検出された出力
    信号を用いて求めた前記レンズ手段のバックフォーカス
    の変化情報から前記レンズ手段の焦点補正を行う焦点補
    正手段とを有する撮像装置において、前記バックフォー
    カスの変化情報は、前記温度検出手段により検出された
    出力信号と、前記撮像装置の動作時間から求めた値であ
    ることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズ手段と前記撮像素子との間に
    色分解手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の撮
    像装置。
  3. 【請求項3】 前記色分解手段は、色分解プリズムであ
    ることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像素子はCCDであることを特徴
    とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記レンズ手段は、変倍動作を行う変倍
    レンズと、該変倍レンズの移動による変倍時での焦点位
    置の変位を補正する補正レンズとを有し、前記焦点補正
    手段は、前記変倍レンズと前記補正レンズの位置関係を
    記憶する記憶手段と、該記憶手段の記憶内容に基づいて
    前記変倍レンズの移動によって必要となる前記補正レン
    ズの移動を制御する制御手段からなるズームトラッキン
    グ制御手段に対して前記バックフォーカスの変化情報を
    補正情報として前記記憶手段の記憶内容に基づく移動制
    御に補正を加えるものであることを特徴とする請求項1
    記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記レンズ手段と前記撮像素子との間に
    色分解手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の撮
    像装置。
  7. 【請求項7】 前記色分解手段は、色分解プリズムであ
    ることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記レンズ手段は、撮像装置本体に対し
    て交換可能であり、前記ズームトラッキング制御手段
    は、前記レンズ手段側に含まれ、前記撮像装置本体側に
    は、前記温度検出手段により検出された出力信号と前記
    撮像装置の動作時間から求めた値を用いて求めた情報
    を、前記撮像装置本体のフランジバックの変化情報とし
    て前記レンズ手段に対して供給する供給手段を有し、更
    に、前記レンズ手段は、前記供給手段により供給された
    前記撮像装置本体のフランジバックの変化情報を受けて
    前記記憶手段の記憶内容に基づく移動制御に補正を加え
    る補正手段を有することを特徴とする請求項5記載の撮
    像装置。
  9. 【請求項9】 前記撮像装置本体側の前記撮像素子の前
    に色分解手段を設けたことを特徴とする請求項8記載の
    撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記色分解手段は、色分解プリズムで
    あることを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記撮像装置は、ビデオ一体型カメラ
    であることを特徴とする請求項1〜9または10記載の
    撮像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196173A (ja) * 2003-12-29 2005-07-21 Hewlett-Packard Development Co Lp レンズの温度を推定するシステムおよび方法
JP2008116593A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Hitachi Ltd フォーカスレンズのトラッキング制御装置及び監視用途ズームカメラ装置
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