JPH10513124A - ウレタン基を含む架橋されたポリマー - Google Patents

ウレタン基を含む架橋されたポリマー

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JPH10513124A JP8523209A JP52320996A JPH10513124A JP H10513124 A JPH10513124 A JP H10513124A JP 8523209 A JP8523209 A JP 8523209A JP 52320996 A JP52320996 A JP 52320996A JP H10513124 A JPH10513124 A JP H10513124A
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Abstract

(57)【要約】 成形品、特にコンタクトレンズを製造する方法(ここで、水溶性の架橋しうるポリマーは、溶液中で架橋される)、及びこの方法により得られる成形品、特にコンタクトレンズ;及び架橋工程で用いられる新規な水溶性の架橋しうるポリマー、特に式(XI)及び(XII)、(XI)及び(XIII)、又は(XI)、(XII)及び(XIII)の単位を含む、少なくとも約2,000の分子量を有するポリビニルアルコールに基づくそれらである。該式において、Uは、明細書で定義されているように、(a)又は−Y−NH−CO−O−Z−O−CH=CH2基であり、式(XII)の単位及び式(XIII)の単位及びそれらの新規な水溶性の架橋しうるポリマーから製造される架橋されたポリマー(ホモポリマーかコポリマー)、新規な水溶性の架橋しうるポリマー及びそれから得られるホモポリマー及びコポリマーの製造方法、該ホモポリマー又はコポリマーから製造される成形品、特にコンタクトレンズ、並びに該ホモポリマー又はコポリマーを用いるコンタクトレンズの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】 ウレタン基を含む架橋されたポリマー 本発明は、成形品、特にコンタクトレンズの製造方法(この方法では、架橋し うる基を含む単位と少なくとも1種の更なる改質基とを含有する単位を含む新規 な架橋しうるポリマーが溶液中で架橋される)、この方法により得られる成形品 、特にコンタクトレンズに関する。 本発明は、また、環状アセタール若しくはケタール基を含む、ポリビニルアル コールに基づく新規なポリマー、並びに、新規な方法に使用されうる新規な架橋 しうるポリマーに関する〔特に、官能基(例えばヒドロキシル基)をポリマー鎖 上に含むか、官能基(例えばイミノ基)をポリマー鎖中に含むか、又は架橋基( 橋)を介してポリマー骨格に結合した官能基を含む原料ポリマーに基づくもので あり、これら官能基は、架橋しうる改質基又は他の改質基を有する化合物に共有 結合可能である〕。これら原料ポリマーは、特に、ポリビニルアルコールのよう な1,2−及び/又は1,3−ジオール構造を有するポリヒドロキシル化合物、 又は酢酸ビニルの加水分解されたコポリマー(例えば、塩化ビニル、N−ビニル ピロリドンなどとのコポリマー)である。 本発明は、更に、架橋しうる基と少なくとも1種の更なる改質基とを含む新規 な架橋しうるポリマーから得られる、架橋されたポリマー(ホモポリマー又はコ ポリマー)、それら新規な架橋しうるポリマーとそれらから得られる前記ホモポ リマー及びコポリマーの製造法、前記ホモポリマー又はコポリマーから得られる 成形品、特に、これらのホモポリマー又はコポリマーから得られるコンタクトレ ンズ、並びに、前記ホモポリマー又はコポリマーを用いるコンタクトレンズの製 造方法に関する。 ポリビニルアルコールに基づくコンタクトレンズは、既に開示されてい る。例えばEP216,074 は、ウレタン基を介して結合した(メタ)アクリロイル基 を含有するポリビニルアルコールを含むコンタクトレンズを開示している。EP18 9,375は、ポリエポキシドにより架橋されたポリビニルアルコールを含むコンタ クトレンズを記載している。 更に、架橋しうる基を含むいくつかの特定のアセタールも、既に開示されてい る。この点について、本発明者は、例えばEP201,693、EP215,245 及びEP211,432 を引用する。特に、EP201,693 は、C3−C24オレフィン性不飽和の有機基で置 換された末端アミノ基を有し、2〜11個の炭素原子を有する分岐していないア ルデヒドのアセタールを記載している。この有機基は、窒素原子から電子を吸引 する官能性を有し、更にオレフィン性不飽和の官能基は重合性である。EP201,69 3 は、また、前記アセタールと、1,2−ジオール、1,3−ジオール、ポリビ ニルアルコール又はセルロースとの反応生成物を特許請求している。しかしなが ら、このような生成物は直接には記載されていない。 EP201,693 のアセタールの一つは、特に、その特許出願の実施例17に記載さ れているように、ともかく、例えばポリビニルアルコールと関連して記載されて いるとしても、そのオレフィン基を介して重合することができるアセタールは、 例えば酢酸ビニルと最初に共重合される。次いで、得られたコポリマーは、ポリ ビニルアルコールと反応し、固形物含量37%、pH5.43及び粘度11,64 0cps を有するエマルションを与える。 しかしながら、これらの参考文献のいずれにも、アセタール若しくはウレタン 構造を有する第二の改質基と、架橋しうるウレタン構造との新規な組み合わせを 記載していない。 対照的に、本発明は、特に1,2−及び/又は1,3−ジオール骨格を 有するポリマー(ここで、1,3−ジオール単位のある割合は改質されて1,3 −ジオキサンとウレタン基を与え、又は、1,3−ジオール単位のある割合は改 質されて二つの異なったウレタン基を与え、ウレタンを介して結合した少なくと も一つの基は架橋しうる基を含む)に特に関する。同様に、本発明は、前記架橋 しうるポリマーの架橋されたホモポリマー及びコポリマー、新規な架橋しうるポ リマーとそれらから得られる前記ホモポリマー及びコポリマーの製造法、前記ホ モポリマー又はコポリマーから得られる成形品、特に、これらのホモポリマー又 はコポリマーから得られるコンタクトレンズ、並びに、前記ホモポリマー又はコ ポリマーを用いるコンタクトレンズの製造方法に関する。 架橋しうる基と少なくとも一つの更なる改質基とを含む新規な架橋しうるポリ マーは、好ましくは、式(XI): の単位と、式(XII)若しくは式(XIII): (式中、 Uは、−X−O−CO−C(R2)=CH2又は−Y−NH−CO−O−Z−O− CH=CH2の基であり、 Xは、2〜12個の炭素原子を有する架橋基であり、 R2は、水素又はC1−C4アルキル基であり、 Yは、7〜12個の炭素原子を有する架橋基であり、 Zは、酸素原子で1回以上中断されてもよいC2−C12アルキレン架橋基であ り、 R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基であり、 Rは、C1−C12アルキレン架橋基であり、 R1は、1〜18個の炭素原子を有する有機基であり、 Aは、1〜18個の炭素原子を有する有機基であり、そして mは0か1である) で示される単位を含む少なくとも一つの更なる改質基とを、ポリビニルアルコー ル中のヒドロキシル基の数に基づき、約0.5〜約80%含む、少 なくとも約2,000の平均分子量を有するポリビニルアルコールの誘導体であ る。 架橋しうる基と少なくとも一つの更なる改質基とを含む新規な架橋しうるポリ マーは、特に、式(V)、式(VII)、式(IX)又は式(X): (式中、記号R3、R、m、R1、X、R2、Y、Z及びAは、前記で定義した通 りである)で示される単位を、ポリビニルアルコール中のヒドロキシル基の数に 基づき、約0.5〜約80%含む、少なくとも約2,000の分子量を有するポ リビニルアルコールの誘導体である。 式(V)、式(VII)、式(IX)及び式(X)の単位において、改質基により誘 導されている2個のOH基間の離隔は重要ではなく、これらの式により特定的に 与えられる離隔に限定されない。前記式の本質的特徴は、ポリビニルアルコール が、前述のように、その位置、数、順序若しくは離隔を限定することなく、2個 の異なった改質基を有するという点にある。 ポリマーに結合した架橋しうる基及び更なる改質基は、不可逆結合により重合 性支持体に共有結合している。更なる改質基は、例えば機械特性を改善し、架橋 しうるポリマーの含水量を増大させるという、重みづけのために働く。 Xが2〜12個の炭素原子を有する架橋基である場合、特に、脂肪族、脂環式 若しくは芳香族架橋基である。この関連で言及しうる脂肪族架橋基は、特に、ア ルキレン、例えば、エチレン、プロピレン、n−1−ブチレン、2−ブチレン、 n−アミレン、1−ヘキシレン、1−ヘプチレン、1−オクチレン、4−エチル −2−ヘキシレン、1−ノニレン、2−メチレンペンタン、又は4−エテン−4 −イルヘプタンである。Xが脂環式架橋基である場合、特に、シクロヘキシレン 又はシクロヘキシレン(低級アルキレン)、例えば、非置換であるか1〜4個の メチル基で置換されているシクロヘキシレンメチレン、例えば、トリメチルシク ロヘキシレンメチレンであり;Xが芳香族架橋基である場合、特に、非置換であ るか低級アルキレン若しくは低級アルコキシで置換されているフェニレン、例え ば、フェニレンメチレン若しくはメチレンフェニレン基であり、更に、フェニ レンフェニレン基であってもよい。 Xは、好ましくは脂肪族基であり、特にC1−C6アルキレン、特に−CH2− CH2−である。 C1−C4アルキルのR2は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、 n−ブチル、イソブチル、tert−ブチルのような、直鎖状又は分岐鎖状のアルキ ル基である。 R2は、好ましくは水素又はメチルである。 Yが7〜12個の炭素原子を有する架橋基である場合、脂肪族、脂環式若しく は芳香族架橋基である。脂肪族架橋基であるYは、例えば、アルキレン、例えば 、1−ヘプチレン、1−オクチレン又は1−ノニレンである。Yが脂環式架橋基 である場合、特に、非置換であるかC1−C4アルキルで置換されているシクロア ルキレン−C1−C4アルキレン、特に、式: の架橋基である。 Yが芳香族架橋基である場合、特に、非置換であるかC1−C4アルキルで置換 されているフェニレン、特に、式: の架橋基である。 酸素原子でもまた中断されていてもよいC2−C12アルキレン架橋基としての Zは、特に、エチレン、プロピレン、n−1−ブチレン、n−2−ブチレン、n −アミレン、1−ヘキシレン、1−ヘプチレン、1−オクチレン又は1−ノニレ ン架橋基である。好ましくは、C2−C4アルキレン架橋基であり、特に、エチレ ン架橋基である。 C1−C6アルキル基としてのR3は、非置換であるか、例えばOHやハロゲン (Cl、Br、F又はI)で置換されている、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基 である。例えば、メチル、エチル、n−若しくはイソプロピル基である。 好ましい単位と架橋しうるポリマーにおいて、R3は水素である(アセタール 基が関与する場合)か、R3はメチル若しくはエチルである(ケタール基が関与 する場合)。 C1−C12アルキレン架橋基としてのRは、直鎖状又は分岐鎖状の、例えば、 メチレン、エチレン、プロピレン、n−1−ブチレン、2−ブチレン、n−アミ レン、1−ヘキシレン、1−ヘプチレン、1−オクチレン、4−エチル−2−ヘ キシレン、1−ノニレン、2−メチレンペンタン、又は4−エテン−4−イルヘ プタンである。 好ましいポリマーにおいて、Rは、特に、直鎖状のC1−C5アルキレン架橋基 、特に、メチレン、エチレン若しくはn−プロピレンのようなC1−C3アルキレ ン架橋基である。 1〜18個の炭素原子を有する有機基としてのR1は、一価の脂肪族、脂環式 、芳香族若しくは複素環式基である。 1〜18個の炭素原子を有する脂肪族基としてのR1は、非置換であるか、例 えば複素環式基、カルボキシル基若しくはアルキルカルボキシレート基で置換さ れている、例えば、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基であ る;しかしながら、この脂肪族基は、メトキシのようなアルコキシ基や、アルコ キシアルコキシ基であってもよい;しかしながら、脂肪族基は、式−N(R6) (R7)〔式中、R6及びR7は、相互に独立して、水素、非置換のC1−C6アル キル基、又は、例えばCOOH若しくはCOO(C1−C4アルキル)でモノ置換 若しくはポリ置換されているC1−C6アルキル基である〕で示されるアミノ基で あってもよい。 R6及びR7は、好ましくは、相互に独立して、水素又はメチル基である。 R1が脂環式基である場合、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、メチ ルシクロヘキシル、1,3−ジメチルシクロヘキシル、1−メチル−4−イソプ ロピルシクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルである。 R1が芳香族基である場合、特に、非置換であるか置換されている(例えば、 ハロゲン、C1−C4アルキル又はC1−C4アルコキシで)フェニル基である。 R1が複素環式基である場合、特に、−S−、−O−又は−NH−のような、 炭素以外の1個の環構成原子を含む5員環の複素環の基、例えばフラン、チオフ ェン、ピロール、ピロリドン、ピログルタミン酸、式: (式中、R9及びR10は、相互に独立して、水素、C1−C4アルキル、特にメチ ル、又はフェニルのようなアリール、又はF、Cl又はBrのようなハロゲンで あり、好適には水素又はメチルである)で示されるマレイミド、クマロン、チオ クマロン又はインドール;−O−、−S−又は −NH−のような、2個の炭素以外の環構成原子を含む5員環の複素環、例えば オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イミダゾール、式: {式中、R6、R7及びR8は、相互に独立して、水素又はC1−C6アルキル基〔 これは、非置換であるか、又は、例えばCOOH若しくはCOO(C1−C4アル キル)でモノ置換若しくはポリ置換されている〕である}で示されるヒダントイ ン;−O−又は−NHのような、3個以上の炭素以外の環構成原子を含む5員環 の複素環、例えばフラザン、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾ ール、1,3,4−トリアゾール又はテトラゾール;1個の炭素以外の環構成原 子、例えば−O−、−S−又は−NH−を含む6員環の複素環、例えばピラン、 チオピラン、ピリジン又はキノリン;あるいは、−N−のような1個を超える炭 素以外の環構成原子を含む6員環の複素環、例えばオイアジン、ミアジン、式: (式中、R8は、上記と同義である)のジヒドロウラシル若しくはピアジンのよ うなジアジン、ビシナール、非対称若しくは対称のトリアジン又は1,2,3, 4−トリアジン、1,2,3,5−トリアジン若しくは1,2,4,5−トリア ジンである。 好適な複素環式基は、1又は2個の炭素以外の環構成原子、特に−NH−を含 む5員環の複素環の基、特に、イミダゾール、マレイミド及 びピロリドンの基である。 1〜18個の炭素原子を有する有機基Aは、脂肪族、脂環式又は芳香族基であ る。特に好適な脂肪族基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル 、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ド デシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ ル及びオクタデシル基のような、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基である;好適 な脂環式基の例は、記号R1のところで列記したものであり;芳香族基であるA は、例えば、非置換であるか、例えばC1−C4アルキル若しくはC1−C4アルコ キシで置換されているフェニル基である。 Aが脂肪族基である場合、複素環基で置換されていてもよい〔適当な複素環基 は、主として、特にC1−C6アルキル基(特にエチル基)を介して、イソシアナ ート基−NCOに結合した、記号R1のところで定義されたものすべてである〕 。 好適な基Aは、脂肪族C1−C6アルキル基(特に、エチル及びイソプロピル、 更にはシクロヘキシル)であり、特に、複素環式基で置換されているC1−C6ア ルキル基である(この複素環式基は、好ましくは、1又は2個の炭素以外の環構 成原子、特に−NH−を含む5員環の複素環の基、特に、イミダゾール、マレイ ミド及びピロリドンの基である)。特に、好適な基Aは、例えば、式: (式中、R4は、水素又はC1−C6アルキル基であり、R9は上記で定義した通り であり、特に水素又はメチルであり、R10及びR11は、相互に 独立して、水素又は直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C12アルキル基、特にC1− C5アルキル基、特にメチル基であり、そして、R12は、酸素原子で中断されて いてもよい、直鎖状又は分岐鎖状のC1−C12アルキル基、特にメチル又はエチ ル基である)で示されるものである。 架橋しうる基と少なくとも一つの改質基とを含む、好ましい新規な架橋しうる ポリマーは、ポリビニルアルコール中のヒドロキシル基の数に基づき、特に約0 .5〜約80%の式(V)又は(IX)の単位を含む、少なくとも約2,000の 分子量を有するポリビニルアルコールの誘導体である。 架橋しうる基と少なくとも一つの更なる改質基とを有する、新規な架橋しうる ポリマーは、好ましくは、ポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づい て、約0.5〜約80%、特に約1〜50%、更に好適には約1〜25%、好適 には約2〜15%、特に好適には約2〜10%の式(XI)、(XII)及び/又は(X III)の単位を含む、少なくとも約2,000の平均分子量を有するポリビニル アルコールの誘導体である。コンタクトレンズの製造を意図した、架橋しうる基 と少なくとも一つの更なる改質基とを有する、新規な架橋しうるポリマーは、特 に、ポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、約0.5〜約25 %、特に約1〜15%、特に好適には約2〜12%の式(XI)、(XII)及び/又 は(XIII)の単位を含んでいる。 本発明に従って誘導されうるポリビニルアルコールは、好ましくは、少なくと も10,000の平均分子量を有する。これらの平均分子量の上限は、1,00 0,000までである。それらは、好適には300,000まで、特に100, 000まで、格別には約70,000までの平均分子量を有する。 本発明にとって適切なポリビニルアルコールは、通常、主としてポリ(2−ヒ ドロキシ)構造を有している。しかしながら、本発明に従って誘導されたポリビ ニルアルコールは、例えば、酢酸ビニル−ビニレンカーボナートコポリマーのア ルカリ加水分解によって得ることができるような、1,2−ジヒドロキシエチレ ンのコポリマー単位のような1,2−グリコールの形態で、ヒドロキシル基をも 含んでいてもよい。 更に、本発明に従って誘導されるポリビニルアルコールは、エチレン、プロピ レン、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジメタクリルアミド、ヒドロキシエ チルメタクリラート、メチルメタクリラート、メチルアクリラート、エチルアク リラート、ビニルピロリドン、ヒドロキシエチルアクリラート、アリルアルコー ル、スチレン又は通常用いられる同様なコモノマーのコポリマー単位を少しの割 合、例えば20%まで、好適には5%まで含んでいてもよい。 原料ポリマーとして使用されうるポリビニルアルコール(PVA)は、市販さ れているポリビニルアルコール、例えばAir Products社の製品Vinol(登録商標 )107(MW=22,000〜31,000、98−98.8%加水分解物)、P olysciences 4397(MW=25,000、98.5%加水分解物)、Chan Chun 社の製品BF 14、DuPont社の製品Elvanol(登録商標)90-50 及びUnitika 社の製 品UF-120である。その他のメーカーは、例えばNippon Gohsei〔Gohsenol(登録 商標)〕、Monsanto〔Gelvatol(登録商標)〕、Wacker〔Polyviol(登録商標) 〕又は日本のメーカーのKuraray、Denki 及びShin-Etsu である。しかしながら 、Hoechst 社の製品Mowiol(登録商標)、特に3-83,4-88,4-98,6-88,6-98, 8-88,8-98,10-98,20-98,26-88 及び40-88 型のMowiolを用いるのが好都合で ある。 PVAは、ポリ酢酸ビニルの、塩基性又は酸性の部分的又はほとんど完全な加 水分解により調製される。 上記のように、例えば加水分解されたエチレン−酢酸ビニル(EVA)、又は 塩化ビニル−酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン−酢酸ビニル及びマレイン酸無 水物−酢酸ビニルとして得られる、加水分解又は部分加水分解の酢酸ビニルのコ ポリマーを用いることも可能である。 ポリビニルアルコールは、通常、相当するホモポリマー性のポリ酢酸ビニルの 加水分解により製造される。好適な実施態様において、本発明に従って誘導され るポリビニルアルコールは、ポリ酢酸ビニル単位を50%未満、特にポリ酢酸ビ ニル単位を20%未満含んでいる。本発明に従って誘導されるポリビニルアルコ ールの残留アセタート単位の好適な量は、ビニルアルコール単位及びアセタート 単位の総量に基づいて、約2〜20%、好適には約2〜16%、特に2〜12% 、特に0.5〜3%である。 式(V)の単位とヒドロキシル及びアセタート基をも含む化合物は、それ自体 既知の方法で製造される。例えば、式(I): の単位を含む、少なくとも約2,000の平均分子量を有するポリビニルアルコ ールと、そのポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、約0.5 〜80%の式(II): (式中、R4及びR5は、相互に独立して、水素、C1−C6アルキル、 特にメチル又はエチルであり、そして、他の記号は、式(XII)で定義したものと 同義である)で示される化合物とを、特に酸性の媒質中で反応させる。 これは、式(XII): (式中、記号R3、R、R1及びmは、上記に定義した通りである)に相当するア セタール−又はケタール結合基を含む、ポリビニルアルコールポリマーを与える 。 式(XII)のポリマーは水溶性であり、例えばアセトン中での沈殿により、反応 溶液から分離される。 第二工程で、式(XII)のポリマーを、既知の式(IV): (式中、記号X及びR2は、前記で定義したものと同義である)で示されるイソ シアナート化合物(例えば、2−イソシアナトエチルメタクリラート)と、高温 下、中性極性溶媒中で反応させ、式(V)の架橋しうるポリマーが得られる。 好適な中性極性溶媒は、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド(DMF)、ヘ キサメチルリン酸トリアミド(HMPT)、そして、特にジメチルスルホキシド (DMSO)である。 ここでの『高温』の用語は、約20〜100℃、特に40〜80℃、特に75 〜80℃の範囲を意味する。 式(II)のアセタールやケタール並びに式(XII)のポリマーは新規であり、本 発明の更なる要旨である。 mが0である、式(II)のアセタールやケタールは、例えば、式: のブロモアセタール/ケタール(例えば、2−ブロモアセトアルデヒドジメチル アセタール)を、基R1を導入する化合物R1−H(例えば、5,5−ジメチルヒ ダントイン)と、約80〜150℃の温度下、中性極性溶媒(特に、DMF又は DMSO)中で、無水K2CO3の存在下で反応させることにより得られる。 mが1である、式(II)のアセタールやケタールは、様々な方法で製造するこ とができ、例えば、次の反応式: による、1,1’−カルボニルジイミダゾールやアミノアセトアルデヒドアルキ ルアセタールを介して、モノカルボン酸R1−COOHから出発する方法で製造 することができる。 第一工程は、また第二工程も、約20〜60℃の温度下、有機溶媒(例えば、 テトラヒドロフラン又はジメチルホルムアミド)中で行う。 好適なモノカルボン酸R1−COOHの例は、3−(2−オキソピロリジン− 1−イル)−プロピオン酸、3−(4,4−ジメチル−2,5−ジオキソイミダ ゾリジン−1−イル)プロピオン酸及び3−(3,5,5−トリメチル−2,4 −ジオキソイミダゾリジン−1−イル)プロピオン酸 である。 このアセタール/ケタールは、特に、2−アミノアセトアルデヒドジメチルア セタールである。 mが1である、式(II)のアセタールやケタールの別の製造法には、α,β− 不飽和カルボニル化合物上への−NH−R1のミカエル付加があり、例えば、 で示され、触媒〔例えば、ナトリウムエトキシトやピリジンのような塩基触媒、 ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシドのような第四級アンモニウム塩基 、又は、アルカリ金属の水酸化物(例えば、NaOH又はKOH)〕存在下で行 い、又は、酸クロリドを介して行い、例えば で示され、テトラヒドロフラン又はジメチルホルムアミドのような有機溶媒中で 、約20〜50℃の温度下で行う。 式(XII)の分離したポリマーは、同様に、第二工程において、式(VI): (式中、記号Z及びYは、前記で定義したものと同義である)で示されるビニル エーテルイソシアナートと、中性極性溶媒中、高温下で反応させ、 式(VII)の架橋しうるポリマーを得ることができる。 式(VI)のイソシアナートは新規であり、同様に、本発明の更なる要旨である 。 これらは、例えば、式: のヒドロキシアルキルビニルエーテルと、様々な反応性イソシアナート基(例え ば、一方のイソシアナート基は立体障害され、他方はされない)を含む、式: のジイソシアナートとを、例えばDMSOのような中性極性溶媒中、約20〜8 0℃の温度下で、所望により触媒、例えばジブチルチンジラウラート、第四級ア ミン、例えばN,N−ジメチルシクロヘキシルアミン又はN、N−ジメチルベン ジルアミンの存在下で、反応させることにより得られる。 式(V)及び(VII)の架橋しうる単位を含むポリマーは、このように、ウレタ ンを介して結合した架橋しうる基〔(メタ)アクリラート又はビニルエーテル基 〕と更なる改質基としてのアセタール/ケタール基とを含む架橋しうるポリマー である。 式(XI)の単位を含む、ウレタン−ウレタン改質の架橋しうるポリマーは、式 (I): の単位とアセタート基をも含む、少なくとも約2,000の分子量を有するポリ ビニルアルコールを、このポリビニルアルコールの水酸基の数に基づき、約0. 5〜80%の式(IV): のイソシアナートと、また、式(VIII): のイソシアナートと、ワンポット法で、中性極性溶媒中、高温下で反応させるこ とにより得られる(これらの式中、R2、X及びAは、上記で定義したものと同 義である)。 好適な中性極性溶媒は、式(V)のポリマーの製造との関連で、既に述べたも のである;同じことが、高温に当てはまる。 式(IV)のイソシアナートは既知であり(例えば、2−イソシアナトエチルメ タクリラート)、既知の方法で製造されうるのに対し、式(VIII)のイソシアナ ートのいくつかは新規であり、この範囲に本発明の更なる要旨がある。 式(VIII)のイソシアナートは、例えば、それ自体既知の方法で、ニトリル( 式A−CN)を酸(式A−COOH)に加水分解し、続いて塩素化剤を用いて後 者を酸クロリド(式C−COCl)に変換し、その後、この酸クロリドをナトリ ウムアジド又はトリメチルシリルアジドのようなアジドと、トルエンのような有 機溶媒中で反応させることにより得られる。 別の可能性は、ニトリル(式A−CN)をアミン(式A−NH2)に水素化し 、その後、これをホスゲンと反応させることである。 記号A、X、R2は、上記で定義したものと同義である。 言及しうる式(VIII)のイソシアナートの例は、1−(2−イソシアナトエチ ル)−3−メチルイミダゾリジン−2,4−ジオンである。 式(X)のウレタン−ウレタン改質の架橋しうるポリマーは、同様に、 式(I): の単位とアセテート基をも含む、少なくとも約2,000の分子量を有するポリ ビニルアルコールを、このポリビニルアルコールの水酸基の数に基づき、約0. 5〜80%の式(VI): のイソシアナートと、また、式(VIII): のイソシアナートと、ワンポット法で、中性極性溶媒中、高温下で反応させるこ とにより、式(X)の架橋しうるポリマーが得られる(これらの式中、Z、Y及 びAは、上記で定義したものと同義である)。 好適な中性極性溶媒は、式(V)のポリマーの製造との関連で、既に述べたも のである;同じことが、高温に当てはまる。 式(XI)と(XII)又は(XIII)との単位を含む、新規な架橋しうるポリマー( プレポリマー)は、水溶性である。 驚くべきことであるが、式(XI)と(XII)又は(XIII)との単位を含む架橋し うるポリマーは、極めて安定である。これは、高度に官能性のアクリラートは、 例えば、安定化を要するのが通例なので、当業者には予期せぬことである。この ような化合物が安定化されない場合、通常、急速な重合が起こる。しかしながら 、単独重合に由来する自発的な架橋は、この新規な架橋しうるポリマーでは起こ らない。更に、この架橋しうるポリマーは、それ自体既知の方法、例えばアセト ンによる沈殿、透析又は限外濾過により精製され、限外濾過は、特に好ましい。 この精製操作によって、この架橋しうるポリマーは、極めて純粋な形で、塩のよ うな生成物、及び出発原料、又は他の非重合成分を含まないか又は少なくとも実 質的に含まな い濃厚な水性溶液として得ることができる。 新規な架橋しうるポリマーの好適な精製法である限外濾過は、それ自体既知の 方法で行われる。限外濾過を繰り返して、例えば2〜10回行うことが可能であ る。別の方法として、所望の純度が得られるまで、限外濾過を連続的に行うこと もできる。所望の純度は、原則として所望の程度に応じる。純度の適切な測定は 、例えばDMSO溶液のNMRスペクトル又は元素分析(N2含量)、ゲル浸透 クロマトグラフィー又はHPLCである。 式(XI)、(XII)又は(XIII)の単位に加えて、新規な水溶性の架橋しうるポ リマーは、更なる改質基の単位を含んでいてもよい。このような改質基の多くの 可能性のうち、以下のものを例として記載する: 架橋しうる基を含む更なる単位は、例えば式(A)及び(B): (式中、 R1及びR2は、アミノ酸基を示し、相互に独立して、水素、C1−C8アルキル 基、アリール基又はシクロヘキシル基であり、これらの基は、非置換であるか、 モノ置換若しくはポリ置換され、 R3は、水素又はC1−C4アルキル基であり、そして R4は、−O−又は−NH−架橋基である) で示されるものである。 架橋しうる基を含む更なる単位は、例えば、式(C): (式中、 Rは、C1−C12アルカン、好ましくはC1−C6アルカンの、直鎖状又は分岐 鎖状である2価の基であり、 R1は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基、好ましくはシクロ ヘキシル基であり、 R2は、水素又はC1−C6アルキル基であり、 R3は、n=0の場合は−C(R4)=CH2の基であり、n=1の場合は−C( R16)(R17)−の架橋基であり、 R4は、水素又はC1−C4アルキルであり、 nは、0又は1、好適には0であり、そして R16及びR17は、相互に独立して、水素、直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C8 アルキル、アリール、好ましくはフェニル、又はシクロヘキシルである) で示されるものであるか、式(D): (式中、 R15は、水素又はC1−C4アルキル基、特にCH3であり、そして pは0〜6、好ましくは0〜2、特に0である) で示されるものである。 結合した光開始剤を含む単位は、特に式(E): 〔式中、 BRは、−NH−CO−(−CH2-)o- 又は−N(R7)−(−CH2−)r−の架橋 基又は式: を有するそれらの第四級塩であり、 PIは、例えばベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベン ゾインイソプロピルエーテル及びベンゾインフェニルエーテルのようなベンゾイ ンエーテル、及びベンゾインアセタートのようなベンゾイン類;アセトフェノン 、2,2−ジメトキシアセトフェノン及び1,1−ジクロロアセトフェノンのよ うなアセトフェノン類;ベンジル、ベンジルジメチルケタール及びベンジルジエ チルケタールのようなベンジルケタール;2−メチルアントラキノン、2−エチ ルアントラキノン、2−tert− ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン及び2−アミルアントラキノ ンのようなアントラキノン類;更に、ベンゾフェノン及び4,4’−ビス(N, N’−ジメチルアミノ)ベンゾフェノンのようなベンゾフェノン類;チオキサン トン類及びキサントン類;アクリジン誘導体;フェナジン誘導体;キノキサリン 誘導体;並びに1−アミノフェニルケトン、及び、特に1−ヒドロキシフェニル ケトン、特に式: からなる群からの光開始剤の基であり、 上記式中、 Xは、−O−、−S−又は−N(R12)−であり、 Yは、HSO4 -、F-、Cl-、Br-、I-、CH3COO-、OH-、BF4 -又 はH2PO4 -のような対イオンであり、 R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基であり、 R7は、水素;非置換又は置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C12アルキル ;−(CH2)r−PI基又は−CO−R13基(ここで、R13は、非置換又は−CO OH置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C6アルキル又はアクリルアミドであ る)、又は非置換のC3−C8オレフィンの直鎖状若しくは分岐鎖状の基であり、 R8は、水素、又はR7が−CO−R13でない限り、非置換又は置換の直鎖状若 しくは分岐鎖状のC1−C4アルキルであり、 R9は、非置換又は置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C6アルキル、非置 換又は置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C6アルコキシ、6員環の炭素環若 しくは複素環、又はC3−C8オレフィンの非置換の直 鎖状又は分岐鎖状の基であり、 R10は、式:−OR14又は−N(R15)(R16)の基であり、 R11は、非置換又は置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C6アルキル、6員 環の炭素環又は複素環、非置換の直鎖状又は分岐鎖状のC3−C8オレフィン基、 又はアリール基であり(ここで、R9とR11は、一緒になって、環化し5−又は 6−員環の炭素環を形成してもよい)、 R12は、水素又は非置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C4アルキルであり 、 R14は、水素あるいは非置換又は置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C4ア ルキルであり、 R15及びR16は、相互に独立して、非置換の直鎖状若しくは分岐鎖状のC1− C4アルキルであるか、又はR15とR16は、一緒になって、5−又は6−員環の 複素環を形成してもよく、 mは、0又は1であり、 nは、1〜12の数であり、 oは1〜6の数であり、そして rは、2〜6の数であり、 置換されている基は、特にC1−C4アルキル又はC1−C4アルコキシで置換さ れているが、但し −BR架橋基が第四級塩である場合、nは、2〜12の数であり; −R9がC1−C6アルコキシ基である場合、R14は、水素でなく;そして −n=1の場合、R7は、−CO−R13である〕 で示されるそれらである。 塩基性基を含む単位の例は、式(F): 〔式中、 Rは、C1−C12アルカンの直鎖状又は分岐鎖状の2価の基であり、 R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基であり、 R7は、塩基性の第一級、第二級又は第三級アミノ基、特にC1−C6アルキル 基で置換された第二級又は第三級アミノ基、又は式: (式中、 R’は、水素、又は、相互に独立して、C1−C12アルキル基、特にC1−C4 アルキル基であり、そして Xは、対イオン、例えばHSO4 -、F-、Cl-、Br-、I-、CH3COO-、 OH-、BF-又はH2PO4 -である)で示される第四級アミノ基である〕 で示されるそれらである。 酸性基を含む単位の例は、式(G): (式中、 R及びR3は、式(F)で定義したものと同義であり、そして R8は、一塩基性、二塩基性又は三塩基性の脂肪族又は芳香族の、飽和又は不 飽和有機酸の基である) で示されるそれらである。 共有結合した反応性染料基を含む単位の例は、式(H)、(I)、(J)又は (K): 〔式中、 RF’は、式: の基であり、 Dは、有機染料の基であり、 R14は、2価の電子吸引性基であり、 Uは、水素又はハロゲンであり、 Rは、C1−C12アルカンの2価の基であり、 R1は、水素又はC1−C4アルキルであり、 R3は、水素、C1−C6アルキル又はシクロアルキルであり、そして Yは、−O−又は−N(R1)−である〕 で示されるそれらである。 新規な架橋しうるポリマーは、極めて効率的で目指した方法、例えば光化学的 架橋により架橋することができる。 したがって、本発明は、更に、付加的なビニル性コモノマーの存在又は不存在 下で、式(XI)、(XII)又は(XIII)の単位を含む架橋しうるポリマーを光架橋 することにより得られる、光架橋されたポリマーに関する。これら光架橋された ポリマーは、共有結合又は非共有結合(例えば、配位結合、イオン結合等)を通 じてのポリマー性三次元網目構造であり、また、水に不溶であるが膨潤しうる。 光化学的架橋(光架橋)の場合、ラジカル架橋を開始させることができる光開 始剤を加えることが適切である。次いで、架橋は、化学線又はイオン化照射で開 始される。 光架橋は、適切な溶媒中で行われる。このような溶媒は、原則として、前記ポ リビニルアルコール及び付加的に用いられる如何なるビニル性コモノマーも溶解 するすべての溶媒である。 光架橋は、好ましくは、好適な精製工程、すなわち限外濾過の結果として、所 望により別のビニル性コモノマーを添加した後に得られる、新規な架橋しうるポ リマーの水溶液から行われる。 本発明に従い光架橋で付加的に用いてもよいビニル性コモノマーは、親水性、 疎水性、又は親水性と疎水性ビニルモノマーの混合物であってもよい。適切なビ ニル性モノマーは、特に、コンタクトレンズの製造に通常用 いられるモノマーである。『親水性ビニルモノマー』の用語は、ホモポリマーと して、水に可溶であるか又は少なくとも10重量%の水を吸収することができる ポリマーを典型的に与えるモノマーを意味する。同様に、『疎水性ビニルモノマ ー』の用語は、ホモポリマーとして、水に不溶であるか又は10重量%未満の水 を吸収することができるポリマーを典型的に与えるモノマーを意味する。 一般に、式(XI)の単位当り、約0.01〜80単位の典型的なビニル性コモ ノマーが反応する。 ビニル性コモノマーが用いられる場合、光架橋された新規なポリマーは、約0 .1〜80単位のビニル性モノマーと反応する、例えば前記ポリビニルアルコー ルのヒドロキシル基の数に基づいて、好ましくは、約1〜15%、特に好適には 約3〜8%の式(XI)及び(XII)又は(XIII)の単位を含む。 もし使用するならば、ビニル性コモノマーの割合は、好適には、式(XI)及び (XII)又は(XIII)の単位当り、ビニル性コモノマーを0.5〜80単位、特に 式(XI)及び(XII)又は(XIII)の単位当り1〜30単位、特に好適には式(XI )及び(XII)又は(XIII)の単位当り5〜20単位である。 疎水性のビニル性コモノマーか、疎水性のビニル性コモノマーを少なくとも5 0重量%含む、疎水性のビニル性コモノマーと親水性のビニル性コモノマーの混 合物を使用するのは、更に好ましい。これは、水分含量を劇的に低下させること なしに、この光架橋されたポリマーの機械的性質を改善させる。しかしながら、 従来の疎水性のビニル性コモノマー及び従来の親水性のビニル性コモノマーの両 者は、式(XI)及び(XII)又は(XIII)の基を含むポリビニルアルコールとの共 重合に原則として適切で ある。 適切な疎水性のビニル性コモノマーの例としては、これは包括的リストではな いが、C1−C18アルキルアクリラート及びメタクリラート、C3−C18アルキル アクリルアミド及び−メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリ ル、ビニルC1−C18アルカノアート、C2−C18アルケン、C2−C18ハロアル ケン、スチレン、C1−C6アルキルスチレン、アルキル部分が1〜6個の炭素原 子を有するビニルアルキルエーテル、C2−C10ペルフルオロアルキルアクリラ ート及びメタクリラート並びに相当する部分的にフッ素化されたアクリラート及 びメタクリラート、C3−C12ペルフルオロアルキルエチルチオカルボニルアミ ノエチルアクリラート及び−メタクリラート、アクリルオキシ−及びメタクリル オキシアルキルシロキサン、N−ビニルカルバゾール、マレイン酸や、フマル酸 や、イタコン酸や、メサコン酸などのC1−C12アルキルエステルが挙げられる 。例えば、3〜5個の炭素原子を有するビニル性の不飽和カルボン酸のC1−C4 アルキルエステル又は5個までの炭素原子を有するカルボン酸のビニルエステル は好適である。 適切な疎水性のビニル性コモノマーの例としては、メチルアクリラート、エチ ルアクリラート、プロピルアクリラート、イソプロピルアクリラート、シクロヘ キシルアクリラート、2−エチルヘキシルアクリラート、メチルメタクリラート 、エチルメタクリラート、プロピルメタクリラート、酢酸ビニル、ビニルプロピ オナート、ビニルブチラート、ビニルバレラート、スチレン、クロロプレン、塩 化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、1−ブテン、ブタジエン、メタ クリロニトリル、ビニルトルエン、ビニルエチルエーテル、ペルフルオロヘキシ ルエチルチオカルボニルアミノエチルメタクリラート、イソボルニルメタクリラ ート、トリ フルオロエチルメタクリラート、ヘキサフルオロイソプロピルメタクリラート、 ヘキサフルオロブチルメタクリラート トリス(トリメチルシリルオキシ)シリ ルプロピルメタクリラート、3−メタクリルオキシプロピルペンタメチルジシロ キサン及びビス(メタクリルオキシプロピル)テトラメチルジシロキサンが挙げ られる。 適切な親水性のビニル性コモノマーの例としては、これは包括的リストではな いが、ヒドロキシ置換の低級アルキルアクリラート及びメタクリラート、アクリ ルアミド、メタクリルアミド、低級アルキルアクリルアミド及び−メタクリルア ミド、メトキシ化アクリラート及びメタクリラート、ヒドロキシ置換の低級アル キルアクリルアミド及び−メタクリルアミド、ヒドロキシ置換の低級アルキルビ ニルエーテル、ナトリウムエチレンスルホナート、ナトリウムスチレンスルホナ ート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、N−ビニルピロー ル、N−ビニルスクシンイミド、N−ビニルピロリドン、2−及び4−ビニルピ リジン、アクリル酸、メタクリル酸、アミノ−(『アミノ』の用語は、第四級ア ンモニウムをも網羅する)、モノ(低級アルキル)アミノ−又はジ(低級アルキ ル)アミノ(低級アルキル)アクリラート及びメタクリラート、アリルアルコー ルなどが挙げられる。例えば、ヒドロキシ置換のC2−C4アルキル(メタ)アク リラート、5−〜7−員環のN−ビニルラクタム、N,N−ジ−C1−C4アルキ ル(メタ)アクリルアミド及び合計で3〜5個の炭素原子を有するビニル性の不 飽和カルボン酸は好ましい。 適切な親水性のビニル性コモノマーの例としては、ヒドロキシエチルメタクリ ラート、ヒドロキシエチルアクリラート、アクリルアミド、メタクリルアミド、 ジメチルアクリルアミド、アリルアルコール、ビニルピリジン、ビニルピロリド ン、グリセロールメタクリラート、N−(1,1−ジ メチル−3−オキソブチル)アクリルアミドなどが挙げられる。 好適な疎水性のビニル性コモノマーは、メチルメタクリラート及び酢酸ビニル である。 好適な親水性のビニル性コモノマーは、2−ヒドロキシエチルメタクリラート 、N−ビニルピロリドン及びアクリルアミドである。 しかしながら、好適なコモノマーは、式(XI)及び(XII)又は(XIII)の単位 それ自身を含む架橋しうるポリマーも含み、例えば、式(V)の架橋しうるポリ マーに関して、例えば式(IX)の架橋しうるポリマーと共重合させてもよく、ま た、式(VII)の架橋しうるポリマーとも三元共重合させてもよい。 新規な架橋しうるポリマーは、それ自体既知の方法、例えば、適切なコンタク トレンズ成形用の型の中で新規な架橋しうるポリマーの光架橋を行うことにより 、成形品、特にコンタクトレンズに変換することができる。したがって、本発明 は、式(XI)及び(XII)又は(XIII)の単位を含む新規な架橋しうるポリマーを 実質的に含む成形品に関する。コンタクトレンズの他に、新規な成形品の別の例 は、生物医学の成形品、及び特に眼科用の成形品、例えば眼内レンズ、眼帯、心 臓弁、人工血管などのような外科で用いられる成形品、更にフィルム及び膜、例 えば拡散調節用の膜、情報記録用の光構造化フィルム、並びにフォトレジスト材 料、例えば膜及びエッチレジスト及びスクリーン印刷レジスト用の成形品である 。 本発明の特定の実施態様は、式(XI)及び(XII)又は(XIII)の単位を含む架 橋しうるポリマーから製造される、新規な架橋されたポリマーを含むか、新規な 架橋されたポリマーを実質的に含むか、新規な架橋されたポリマーからなる、コ ンタクトレンズに関する。このタイプのコンタクトレンズは、例えば水分含量間 の平衡割合(約50〜90重量%、特に60〜 85重量%)に基づいた、ヒトの角膜との優れた適合性、高い酸素透過性及び非 常に良好な機械的性質、例えば透明性、明澄性、応力の脱却及び引裂き強さより なる、例外的で極めて好都合な性質の範囲を有している。更に、新規なコンタク トレンズは、高い寸法安定性を有している。例えば、約120℃で約30〜40 分間、1回以上オートクレーブに入れた後でさえも、形状の変化は見られなかっ た。 新規なコンタクトレンズ、すなわち式(XI)及び(XII)又は(XIII)の単位を 含む架橋しうるポリマーから製造される架橋されたポリマーを含むコンタクトレ ンズは、従来の技術と比較して、非常に簡単に、かつ効率的に製造されることが 更に強調される。これは多くの要因による。第一に、このポリビニルアルコール のような出発原料は、入手又は製造するのに費用がかからない。第二に、この架 橋しうるポリマーは驚くほどに安定であり、そのために非常に重要な精製を行う ことができる利点がある。したがって、特に、重合していない成分の複雑な抽出 のような、引き続く精製をほとんど要しない架橋しうるポリマーを用いて架橋が 行われる。更に、架橋は、純粋な水性溶液で行われ、その結果、次の水和工程は 不必要である。最後に、光架橋は約5〜20秒以内に起こるので、新規なコンタ クトレンズの製造方法は、この観点からも非常に経済的に企画することができる 。 すべての上記の利点は、当然、コンタクトレンズのみならず、上記の他の成形 品にも適用される。新規な成形品製造における種々の利点全体は、新規な成形品 が、大量生産品、例えば短時間の期間(約1〜14日、好ましくは約1〜4日) 装着し、次いで新しいレンズに取り替えるコンタクトレンズに特に適する、とい う結果をもたらす。 本発明は、更に、新規な成形品、特に新規なコンタクトレンズの製造に 関する。これらの方法を、コンタクトレンズの例を用いて以下に説明する。しか しながら、これらの方法は、上記の他の成形品にも用いることができる。 新規なコンタクトレンズは、それ自体既知の方法、例えばUS-A-3,408,429 に 記載されている通常のスピン注型成形用の型、又は例えばUS-A-4,347,198に記載 されている静的成形用の型中での充満−成形法によって製造することができる。 本発明に従うと、架橋しうるPVAポリマーに関する上述の方法が一般に適用 しうるものであると判明した。したがって、本発明は、式(XI)及び(XII)、式 (XI)及び(XIII)、又は、式(XI)、(XII)及び(XIII)の架橋しうる単位を 含む、水溶性の架橋しうるポリマーを溶液中で架橋させる、重合成形品(特に、 コンタクトレンズ)の新規な製造方法、並びに、この方法で得られる成形品(特 に、コンタクトレンズ)にも関する。 詳細には、成形品、特にコンタクトレンズの製造方法は: a)式(XI): の架橋しうる単位と、式(XII)又は式(XIII): 〔式中、 Uは、−X−O−CO−C(R2)=CH2又は−Y−NH−CO−O−Z−O− CH=CH2の基であり、 Xは、2〜12個の炭素原子を有する架橋基であり、 R2は、水素又はC1−C4アルキル基であり、 Yは、7〜12個の炭素原子を有する架橋基であり、 Zは、酸素原子で1回以上中断されてもよいC2−C12アルキレン架橋基であ り、 R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基であり、 Rは、C1−C12アルキレン架橋基であり、 R1は、1〜18個の炭素原子を有する有機基であり、 Aは、1〜18個の炭素原子を有する有機基であり、そして mは0か1である〕 で示される単位を含む少なくとも一種の更なる改質基とを含む、水溶性の架橋し うるポリマーの実質的な水性溶液を調製する工程、 b)得られた溶液を成形用の型に導入する工程、 c)架橋しうるポリマーが溶解した、水又は有機溶媒中で架橋を開始させる工程 、及び d)成形品を取り出すことができるように成形用の型を開く工程 を含む。 下記で特に断らない限り、式(XI)及び(XII)又は(XIII)の単位を含む架橋 しうるPVAポリマーに関して上記に与えられた説明と好適例、並びに、ポリマ ーの製造方法やこれらの架橋しうるポリマーからの成形品、特にコンタクトレン ズの製造方法に関して与えられた説明と好適例は、a)、b)、c)及びd)の 工程を含む上記の方法に関しても適用される。式(XI)、(XII)又は(XIII)の 単位を含む架橋しうるPVAポリマーに関するその説明と好適例が上記の方法に 適切に適用されうるすべての場合に、これは適用される。 架橋しうるポリマーがこの新規な方法で使用されうるか否かに関する重要な基 準は、この架橋しうるポリマーが水に可溶であり、式(XI)及び(XII)又は(XII I)の単位を含んでいることである。 新規な架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液は、それ自体既知の方法、例え ば架橋しうるポリマーを、例えば純粋な形、すなわち、望ましくない成分を含ま ない形で単離し、その架橋しうるポリマーを実質的な水性媒質に溶解することに より調製される。 架橋しうるポリマーが水に可溶である規準は、本発明の目的のために、この架 橋しうるポリマーが、20℃で約3〜90重量%、好適には約5〜60重量%、 特に約10〜60重量%で実質的な水性溶液に可溶であることを、特に意味する ものと解される。それぞれの場合に、可能ならば90%を超える架橋しうるポリ マー濃度も、本発明の目的に含まれる。 約15〜約50重量%、特に約15〜約40重量%の溶液中の架橋しうるポリマ ー濃度、例えば約20〜約40重量%は、特に好適である。 本発明の目的のために、架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液は、特に水、 水性の塩溶液、特に1,000ml中に約200〜450ミリオスモルの浸透圧( 単位:mOsm/l)、好適には約250〜350mOsm/l、特に約300mOsm/lの漫透 圧を有する水性塩溶液、又は水若しくは水性塩溶液と生理学的に許容しうる極性 有機溶媒、例えばグリセロールとの混液に溶解した架橋しうるポリマーの溶液で ある。架橋しうるポリマーの水単独溶液が好適である。 水性塩溶液は、好都合には、緩衝塩、例えばコンタクトレンズケアの領域で慣 用のリン酸塩のような生理学的に許容しうる塩、又は等張化剤、特にアルカリ金 属ハロゲン化物、例えばコンタクトレンズケアの領域で慣用の塩化ナトリウム、 又はこれらの混合物の溶液である。特に適切な塩溶液の例は、人工涙液、好適に はpH及び浸透圧が天然の涙液と同等である緩衝涙液、例えば浸透圧及びpHを ヒトの涙液の浸透圧及びpHに合致させた非緩衝溶液、好適には例えばリン酸緩 衝剤で緩衝した塩化ナトリウム溶液である。 上記で定義した、架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液は、好適には純粋な 溶液、すなわち、望ましくない成分を含まないか又は実質的に含まない溶液であ る。純粋な水又は上記の人工涙液に溶解した架橋しうるポリマーの溶液は特に好 ましい。 実質的な水性溶液である架橋しうるポリマー溶液の粘度は、広い範囲にわたり 重要でない。しかしながら、好適には応力なしに形成されうる流動性の溶液であ るべきである。 同様に、架橋しうるポリマーの平均分子量は広い範囲にわたり、重 要でない。しかしながら、この架橋しうるポリマーは、好適には約10,000 〜約200,000の分子量を有している。 ポリビニルアルコール(PVA)に加えて、適切なポリマー骨格は、いくつか の場合にコンタクトレンズ材料として既に提唱されているのと同様の材料、例え ばPVA以外の高分子ジオール、糖類を含むポリマー、ビニルピロリドンを含む ポリマー、アルキル(メタ)アクリラートを含むポリマー、ヒドロキシル、カル ボキシル若しくはアミノ基のような親水性基で置換されたアルキル(メタ)アク リラートを含むポリマー、ポリアルキレングリコール又はそれらのコポリマーあ るいはそれらの混合物である。 本発明に用いられる架橋しうるポリマー(プレポリマー)は、1種以上の異な る架橋しうる基を含む単位、及び、所望により、更なる改質基、反応性染料基及 び光開始剤などを含む単位を、原料ポリマーの官能基、例えばポリビニルアルコ ールのヒドロキシ基の数に基づいて、約0.5〜80%、好適には1〜50%、 好都合には1〜25%、特に2〜15%、特に好適には2〜10%の総量で含ん でいる。 本発明の方法に従って架橋することができ、コンタクトレンズの製造を企図さ れている架橋しうるポリマー(プレポリマー)は、特に、約0.5〜約25%、 特に約1〜15%、特に好適には約2〜12%のこれらの単位を含んでいる。 既述のように、新規な方法に適している架橋しうるポリマーに関しては、架橋 しうるポリマーであることが必須である。しかしながら、架橋しうるポリマーは 、架橋していないか少なくとも実質的に架橋しておらず、したがって、水溶性で ある。 更に、この架橋しうるポリマーは、有利には、架橋していない状態で安定であ り、したがって、式(XI)及び(XII)又は(XIII)の単位を含む化 合物との関連で記述したように、精製を行うことができる。架橋しうるポリマー は、純粋な溶液の形で新規な方法において好適に用いられる。この架橋しうるポ リマーは、例えば以下に記載するように純粋な溶液の形に転換することができる 。 新規な方法に用いられる架橋しうるポリマーは、それ自体既知の方法、例えば アセトンのような有機溶媒による沈殿、濾過及び洗浄、適切な溶媒への抽出、透 析又は限外濾過により好適に精製され、限外濾過は特に好適である。この精製操 作によって、架橋しうるポリマーは、極めて純粋な形、例えば濃水性溶液として 得られ、これを以下で純粋であるか又は実質的に純粋であるとする。この用語は 、望ましくない成分を含まないか又は少なくとも実質的に含まない、架橋しうる ポリマー又はその溶液を示すものと解すべきである。 この明細書における望ましくない成分とは、一般に、水溶性の架橋しうるポリ マーの製造に用いられる、生理学的に望ましくない、特にモノマー性、オリゴマ ー性又はポリマー性の原料化合物であるすべての成分、あるいは水溶性の架橋し うるポリマーの製造の間に形成される副生物である。これらの成分の好適な純度 は、0.01%未満、特に0.001%未満、格別には0.0001%(1ppm) 未満である。しかしながら、例えば水溶性の架橋しうるポリマーの製造の間の副 生物として形成することにより、例えば塩化ナトリウムのような生理学的観点か ら望ましくない成分でないものが溶液中に存在する可能性があることを注意すべ きである。これらの成分の好適な純度は、1%未満、特に0.1%未満、格別に は0.01%未満である。多くの場合、このような成分レベルは、3〜4回の繰 り返し限外濾過サイクルを行うことによって得られる。 新規な方法において用いられる架橋しうるポリマーの精製のための好適 な方法、すなわち限外濾過は、それ自体既知の方法で行われる。限外濾過は、例 えば2〜10回繰り返して行われる。又は、所望の純度が達成されるまで、限外 濾過を連続的に行うことができる。所望の純度は、原則として、所望の程度に応 じて選ばれる。 新規な方法の好適な実施態様において、望ましくない成分を実質的に含まない (例えば、架橋しうるポリマーの製造に用いられるモノマー性、オリゴマー性又 はポリマー性の原料化合物を含まない、及び/又は、架橋しうるポリマーの製造 の間に形成される副生物を含まない)架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液は 、工程a)で調製され、更に次で使用される。この実質的な水性溶液は、特に好 適には、純粋な水性溶液又は既述のような人工涙流体の溶液である。コモノマー 、例えばビニル性コモノマーの添加なしに架橋を行うのが、一層好ましい。 上記の手段に基づいて、特に前記手段の組み合わせに基づいて、新規な方法は 、架橋後に抽出を必要とする望ましくない成分を含まないか又は実質的に含まな い架橋しうるポリマーの溶液を用いて行われる。したがって、架橋後に望ましく ない成分の抽出を要しない点が、好適な新規方法の実施態様の大きな特徴である 。 したがって、新規な方法は、好ましくは、架橋しうるポリマーの実質的な水性 溶液が、望ましくない成分(特に、架橋しうるポリマーの製造に用いられるモノ マー性、オリゴマー性又はポリマー性の原料化合物、あるいは架橋しうるポリマ ーの製造の間に形成される副生物)を含んでいないか又は実質的に含まず、及び /又は、その溶液がコモノマーの添加なしに用いられるような方法で行われる。 架橋しうるポリマーの溶液に加えてもよい添加物は、開始剤が架橋しうる基の 架橋に必要である限り、架橋のための光開始剤である。特に、これ は、架橋が、新規な方法においては好ましい光架橋によって行われる場合である かもしれない。 光架橋の場合、ラジカル架橋を開始させることができ、水に容易に溶解する開 始剤を加えることは有利である。重合開始剤の例は、当業者には既知のものであ る;特に記載する適切な光開始剤は、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、 ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル及びベンゾインフ ェニルエーテルのようなベンゾインエーテル並びにベンゾインアセタートのよう なベンゾイン類;アセトフェノン、2,2−ジメトキシアセトフェノン及び1, 1−ジクロロアセトフェノンのようなアセトフェノン類;ベンジル、ベンジルジ メチルケタール及びベンジルジエチルケタールのようなベンジルケタール、2− メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−tert−ブチルアントラ キノン、1−クロロアントラキノン及び2−アミルアントラキノンのようなアン トラキノン類;更に、トリフェニルホスフィン、ベンゾイルホスフィンオキシド 、例えば2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ベ ンゾフェノン及び4,4’−ビス(N,N’−ジメチルアミノ)ベンゾフェノン のようなベンゾフェノン類;チオキサントン類及びキサントン類;アクリジン誘 導体;フェナジン誘導体;キノキサリン誘導体及び1−フェニル−1,2−プロ パンジオン2−0−ベンゾイルオキシム;1−アミノフェニルケトン及び1−ヒ ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、フェニル1−ヒドロキシイソプロピル ケトン、4−イソプロピルフェニル1−ヒドロキシイソプロピルケトン、2−ヒ ドロキシ−1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−2−メチルプロ パン−1−オン、1−フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オ ンや2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタノンのような1−ヒド ロキシフェニルケトンであり、そのすべて既知化合物である。 光源としてのUVランプと組み合わせで通常用いられる、特に好適な光開始剤 は、2,2−ジアルコキシベンゾフェノンのようなアセトフェノン類、並びに、 ヒドロキシフェニルケトン、例えば、2−ヒドロキシ−1−〔4−(2−ヒドロ キシエトキシ)フェニル〕−2−メチルプロパン−1−オン及び1−フェニル− 2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オンである。 アルゴンイオンレーザが用いられる場合に、通常使用される別のクラスの光開 始剤は、ベンジルケタール、例えばベンジルジメチルケタールである。 用いられる光開始剤は、好適には、IRGACURE(登録商標)2959の商品名で知ら れている開始剤である。 光開始剤は、有効量、好都合には、架橋しうるポリマーの総量に基づいて、約 0.1〜2重量%、特に0.3〜0.5重量%の量で添加される。 得られた溶液は、特に通常の計量法、例えば滴下法のような、それ自体既知の 方法を用いて成形用の型内に導入される。新規なコンタクトレンズは、それ自体 既知の方法、例えば、US-A-3,408,429に記載されている通常のスピン注型成形用 の型内、又は例えばUS-A-4,347,198に記載されている静的成形用の型中での充満 −成形法によって製造される。適切な成形用の型は、例えばポリプロピレンから 作成される。再利用される成形用の型の適切な例としては、水晶及びサファイア ガラスが挙げられる。 本発明に適切な架橋しうるポリマーは、イオン化又は化学線放射線、例えば電 子ビーム、X線、UV又はVIS光源、すなわち約280〜650nmの範囲の波 長を有する電磁放射又は粒子放射による照射によって 架橋される。He/Cd、アルゴンイオン又は窒素又は金属蒸気又は複数の周波 数を有するNdYAGレーザビームも適している。それぞれの選ばれる光源は、 選択、及び、必要ならば、適切な光開始剤の増感を要することが、当業者には知 られている。多くの場合、架橋しうるポリマーへの放射線の透過深度及び速度は 、光開始剤の吸収係数及び濃度に直接相関することが知られている。 場合により、架橋を熱的に開始させてもよい。 本発明に従い非常に短時間(例えば5分未満、好ましくは1分未満、特に30 秒まで、更に3〜30秒以内)で架橋が起こってもよいということが強調される べきである。 好ましい水を除いて、架橋を行う媒質は、別のものとして、架橋しうるポリマ ーが溶解するものであれば如何なる媒質であってもよい。ポリマー骨格としてポ リビニルアルコールの場合、ポリビニルアルコールを溶解する溶媒はすべて適切 であり、例としてアルコール、例えばエタノール、グリコール、グリセロール、 ピペラジン(高温で)、トリエチレンジアミンのようなジアミン、ホルムアミド 、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、ジメチルスルホキシ ド、ピリジン、ニトロメタン、アセトニトリル、ニトロベンゼン、クロロベンゼ ン、トリクロロメタン、ジオキサン及びテトラアルキルアンモニウムブロミド及 びヨージドの水性溶液が挙げられる。 成形品を取り出すための成形用の型の開放は、それ自体既知の方法で行われる 。従来の技術(US-A-3,408,429及び4,347,198)に提唱されている方法は、この時 点で次の精製工程、例えば抽出、次いで得られた成形品、特にコンタクトレンズ の水和の工程を必要とするが、本発明においてはこのような工程は不必要である 。 架橋しうるポリマーの溶液は、好適には、望ましくない低分子量成分を含んで いないので、架橋された生成物も、このような成分を含んでいない。したがって 、引き続いての抽出は不要である。架橋は、実質的な水性溶液中で行われるので 、次の水和は不必要である。これらの二つの利点は、とりわけ、得られた成形品 、特にコンタクトレンズの複雑な連続処理が不必要であることを意味する。した がって、この新規な方法で得られたコンタクトレンズは、抽出操作なしに意図し た用途に適しているという事実により、好都合な実施態様において際立って優れ ている。この関連で、『意図した用途』の用語は、特にコンタクトレンズがヒト の目に使用しうることを意味している。この新規な方法により得られるコンタク トレンズは、水和なしに意図した用途に適しているという事実により、好都合な 実施態様において更に際立って優れている。 したがって、この新規な方法は、短時間にコンタクトレンズのような多量の成 形品の効率的な製造に極めて適していることが明らかである。この方法により得 られるコンタクトレンズは、特に、抽出又は水和のような連続処理工程なしに、 意図した目的に用いることができる点で、従来の技術で知られたコンタクトレン ズよりも有利である。 以下の実施例により、本発明を更に詳細に説明する。実施例において、特に断 らない限り、量は重量であり、温度は摂氏度である。実施例は、本発明の如何な る制約、例えば実施例の範囲への制約を意図するものではない。 実施例1: 1,1’−カルボニルイミダゾール263.0g(1.622mol)及びテトラ ヒドロフラン1.5リットルを、窒素でフラッシングされており、スターラー、 温度計、還流式コンデンサー及び滴下漏斗を装備した2.5 リットル容のガラス装置に導入した。3−(2−オキソピロリジン−1−イル) プロピオン酸250.0g(1.59mol)を、この懸濁液に、内部温度19〜2 4℃で10分かけて撹拌しながら少しづつ導入し、生成した二酸化炭素をコンデ ンサーを経由して排出した。反応温度を、その後、20分かけて38℃に上昇さ せ、2−アミノアセトアルデヒドジメチルアセタール170.5g(1.622m ol)を反応温度38〜53℃で20分かけて滴下した。反応を沸点で更に1時間 35分続け、溶媒をロータリーエバポレーターで留去し、残渣を110℃/0. 1mbarで乾燥した。残渣をトルエン400mlに溶解し、溶液を−25℃に冷却し 、結晶するイミダゾールを濾過により除去し、ろ液をロータリーエバポレーター で濃縮し、残渣を120℃/0.1mmHgで乾燥した。粗生成物をメチレンクロリ ド、エタノール及びトリエチルアミン(比率:90:90:1)の混合物に溶解 し、E.Merck社製シリカゲル60の3.5gを充填したクロマトグラフィカラム で精製した。その適切な画分を合わせ、ロータリーエバポレーターで80℃で濃 縮し、得られた生成物を90℃/0.1mbarで乾燥し、下記の分析データを有す る、液体のN−(2,2−ジメトキシエチル)−3−(2−オキソピロリジン− 1−イル)プロピオンアミド356.8g(理論値の91.8%)を得た。 元素分析 計算値:C:54.08% H:8.25% N:11.47% 実測値:C:53.89% H:8.31% N:11.53% アセタール含量:24.2%のOCH3 (理論値:25.4%) 構造: 実施例2: 実施例1と同様にして、1,1’−カルボニルジイミダゾール1,165.4 3g(1.02mol)及びテトラヒドロフラン700mlを装置に導入し、3−(4 ,4−ジメチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)プロピオン酸2 02.86g(1.0mol)と反応させ、続いて2−アミノアセトアルデヒドジメ チルアセタール107.21g(1.02mol)と反応させた。反応混合物を、ロ ータリーエバポレーターで80℃/0.1mbarで蒸発乾固し、得られた残渣を実 施例1と同様に精製して、融点123℃のN−(2,2−ジメトキシエチル)− 3−(4,4−ジメチル−2,5−オキソイミダゾリジン−1−イル)プロピオン アミド154.2g(理論値の54.2%)を得た。 元素分析 計算値:C:50.16% H:7.37% N:14.43% 実測値:C:50.43% H:7.40% N:14.61% アセタール含量:21.22%のOCH3 (理論値:21.60%) 構造: 実施例3: テトラヒドロフラン5.0リットル中の1,1’−カルボニルジイミダゾール 82.7g(0.51mol)を実施例1と同様にして、3−(3,5,5−トリメ チル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)プロピオン酸93.08g (0.5mol)と反応させ、続いて2−アミノアセトアルデヒドジメチルアセター ル53.62g(0.51mol)と反応させた。反応混合物を、ロータリーエバポ レーターで濃縮し、残渣中に存在するイミダゾールを浴温度120℃/0.1mm Hgで3時間の蒸留により除き、帯褐色液状粗生成物134.1g(理論値の98 .1%)を得、それを酢酸エチル130mlから再結晶して、融点86.4℃の、 無色、結晶体のN−(2,2−ジメトキシエチル)−3−(3,5,5−トリメ チル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)プロピオンアミド88.1 g(理論値の65.0%)を得た。 元素分析 計算値:C:48.34% H:7.01% N:15.38% 実測値:C:48.61% H:7.08% N:15.65% アセタール含量:21.69%のOCH3 (理論値:22.71%) 構造: 実施例4: ジメチルホルムアミド600ml中の5,5−ジメチルヒダトイン85.46g (0.667mol)、無水炭酸カリウム110.6g (0.80mol)及び2−ブロモアセトアルデヒドジメチルアセタール124.0 g(0.7336mo1)を、ガラス装置中で実施例1と同様にして約6時間反応さ せた。反応混合物を、続いて室温まで冷却し、吸引濾過し、ろ液をロータリーエ バポレーターで濃縮し、残渣を110℃/0.1mbarで乾燥した。粗収量は、3 −(2,2−ジメトキシエチル)−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4− ジオン143.2g(理論値の99.3%)であった。粗生成物21gを、室温 で0.1N 水酸化ナトリウム溶液50mlに溶解し、溶液を分離漏斗中でそれぞれ t−ブチルメチルエーテル30mlで振り混ぜにより3回抽出した。有機相を合わ せ、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、続いて、濾過し、透明なろ液をロータ リーエバポレーターで濃縮し、残渣を60℃/0.1mbarで1時間乾燥して、純 粋な、高粘性の、下記分析データを有する3−(2,2−ジメトキシエチル)− 5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン12.3gを得た。 元素分析 計算値:C:44.99% H:7.46% N:12.96% 実測値:C:50.17% H:7.44% N:13.00% 1H−NMR(DMSO−d6,TMS):1.30ppm(s 6H,CH3);3.26ppm(s 6H ,OCH3);8.31ppm(s 1H,NH);3.14/3.43ppm(d 1H,CH);4.59/4.61/4,63ppm(t 2H ,CH2);8.36ppm(s 1H,NH) 構造: 実施例5: 1−メチルヒダトイン87.0g(0.762mol)及びアクリロニトリル48 .55g(0.915mol)を、内部温度67℃で装置に導入し、1モル濃度の 水酸化ナトリウム溶液8mlを12分かけて滴下し、その間に発熱反応が起こり温 度が75℃まで上昇した。反応混合物を75〜103℃で1時間48分間撹拌し 、その後、32%塩酸0.92gで中和した。反応生成物を真空蒸留により精製 し、融点53℃の、結晶体の3−(3−メチル−2,4−ジオキソイミダゾリジ ン−1−イル)プロピオニトリル94.7g(理論値の74.3%)を得た。 元素分析 計算値:C:50.29% H:5.43% N:25.14% 実測値:C:50.21% H:5.49% N:25.04% 構造: 実施例6: 実施例5に記載のように調製した、3−(3−メチル−2,4−ジオキソイミ ダゾリジン−1−イル)プロピオニトリル334.33g(2.0mol)を、32 %塩酸水溶液1482.7g(13.0mol)及び酢酸288.3g(4.8mol)の 混合液中で96〜107℃で5時間30分間加水分解した。次いで、反応溶液を ロータリーエバポレーターで減圧下に90℃で濃縮し、恒量まで120℃/0. 1mbarで乾燥し、粗生成物354.1g(理論値の95.1%)を得、それを酢 酸エチル1リットルからの再結晶により精製して、融点109℃の3−(3−メ チル−2, 4−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)プロピオン酸184g(理論値の50 .4%)を得た。 元素分析 計算値:C:45.16% H:5.41% N:15.05% 実測値:C:45.43% H:5.454% N:14.80% 構造: 実施例7: オキサリルクロリド340.9g(2.6857mol)を、実施例6のように合 成した3−(3−メチル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)プロピ オン酸100.0g(0.537mol)、メチレンクロリド350ml及びジメチル ホルムアミド1mlの溶液に、内部温度19〜23℃で18分間かけて滴下し、続 いて、混合液を室温で5時間10分間撹拌した。反応が完了したとき、反応混合 物をロータリーエバポレーターで濃縮し、残渣をそれぞれトルエン100mlで減 圧下に50℃で3回ストリッピングし、該残渣を恒量まで60℃/0.1mbarで 乾燥して、下記の分析データを有する、固体、褐色の3−(3−メチル−2,4 −ジオキソイミダゾリジン−1−イル)プロピオニルクロリド106.1g(理 論値の97.3%)を得た: 元素分析 計算値:C:41.09% H:4.43% N:13.69% Cl:17.33% 実測値:C:41.44% H:4.51% N:13.58% Cl:16.96% 構造: 実施例8: 実施例7からの3−(3−メチル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−イ ル)プロピオニルクロリド123.0g(0.6012mol)を、78℃でトルエ ン1リットルに溶解し、トリメチルシリルアジド90.03g(0.7815mol )を、溶液に30分間かけて滴下した。次いで、反応混合物を84℃で2時間撹 拌し、続いて、ロータリーエバポレーターで減圧下に90℃で濃縮し、残渣を1 00℃/0.1mbarで乾燥して、1−(2−イソシアナトエチル)−3−メチル イミダゾリジン−2,4−ジオン109.4g(理論値の99.3%)を得て、 それを分留により精製し、沸点97〜98℃/0.05mbarを有し、NCO/g 5.38meq(理論値の98.5%)のイソシアナート含有量を有する、透明無 色の留分39.5g(理論値の35.8%)を得た。 元素分析 計算値:C:45.90% H:4.95% N:22.94% 実測値:C:46.06% H:4.97% N:22.96% 構造: 実施例9: Mowiol6−98(ヘキストAG社からのポリビニルアルコール)1800gを、 スターラー、温度計及び滴下漏斗を装備したすりガラスジョイントのガラス反応 器中で内部温度80℃で、脱ミネラル水5リットルに溶解し、次いで、37%塩 酸720g(7.308mol)を、内部温度33〜34℃で15分間かけて添加し 、N−(2,2−ジメトキシエチル)−3−(2−オキソピロリジン−1−イル )プロピオンアミド491.6g(2.0124mol)(実施例1のように調製し た)を、その後、1時間かけて滴下した。反応混合物を、24時間27〜33℃ で撹拌し、続いて、トリエチルアミン740g(7.308mol)を用いて中和し 、溶解したポリマーを、Janke & Kunkel社からのUltra-Turax オンラインDispax 反応器中でエタノール100リットルを用いて沈殿させた。懸濁液を、吸引濾過 し、濾過残渣をエタノール及びアセトンで洗浄し、減圧下に60℃で乾燥して、 無色、粉末ポリマー1781gを得た: 分析データ: 窒素含量: 2.52% OH基 : 15.68meq/g 水含量 : 2.32%(カールフィッシャー法による) 構造: 実施例10: 無水ジメチルスルホキシド30mlに溶解した2−イソシアナトエチルメタクリ ラート9.52g(61.41mmol)を、実施例9で記載のように装備したすり ガラスジョイントの750ml容フラスコ中のポリマー(実施例9に記載のように 調製した)50g、ヒドロキノンモノメチルエーテル0.2g、N,N−ジメチ ルシクロヘキシルアミン0.04g及び無水ジメチルスルホキシド360mlの溶 液に、内部温度80℃で15分間かけて滴下し、反応混合物を、80℃で5時間 撹拌した。反応が完了したとき、ポリマー混合物を誘導スターラーにより激しく 撹拌しながらアセトン4リットル中に沈殿させ、得られた懸濁液を吸引濾過し、 濾過残渣をアセトンで洗浄し、減圧下に50℃で乾燥して、下記の分析データを 有する、無色粉末ポリマー52.2gを得た: 窒素含量: 3.02% OH基 : 14.08meq/g 二重結合: 0.62mmolのH2/g 構造: 実施例11: 実施例10に記載のように、実施例9に記載のように調製したポリマー 150gを無水ジメチルスルホキシド1リットル中に溶解し、ヒドロキノンモノ メチルエーテル0.5g、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン0.15gを 添加し、実施例10に記載のように、ポリマー溶液を、続いて、2−イソシアナ トエチルメタクリラート28.58g及び無水ジメチルスルホキシド100mlの 溶液と反応させた。実施例10に記載のように後処理を行い、無色のポリマー1 54.9gを得た。上記のポリマー150g及び2回蒸留した水2,850mlの 溶液を、限外濾過に付した(5KD膜;0.23m2)。精製したポリマー溶液をア セトン10リットル中に沈殿させ、吸引濾過し、得られた湿潤残渣をアセトン1 0リットルに激しく混合し、得られた懸濁液を吸引濾過し、濾過ケークを減圧下 に50℃で乾燥して、無色、純粋な、下記の分析データを有するポリマー136 .7g(使用量の91.1%)を得た: 窒素含量: 3.17% OH基 : 13.12meq/g 二重結合: 0.71meqのH2/g 水含量 : 2.37%(カールフィッシャー法による) 構造: 実施例12: 無水ジメチルスルホキシド30ml中の2−イソシアナトエチルメタクリラート 5.72g(36.89mmol)及び1−(2−イソシアナトエチル)−3−メチ ルイミダゾリジン−2,4−ジオン11.26g(61.48mmol)(実施例8 に記載のように調製した)の混合物を、実施例9に記載のようにガラス装置中で 、Mowiol6−98(ヘキストAG社からのポリビニルアルコール)50.0g、無 水ジメチルスルホキシド350g、ヒドロキノンモノメチルエーテル0.4g、 N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン0.028gの溶液に、内部温度80℃ で撹拌しながら25分間かけて滴下した。混合物を、内部温度80℃で更に5時 間反応させ、溶液をアセトン100mlで希釈し、ポリマーをアセトン4リットル 中に沈殿させた。懸濁液を吸引濾過し、濾過残渣をアセトンで洗浄し、吸引濾過 し、恒量まで50℃で乾燥して、下記の分析データを有する、所望のポリマー6 0.9gを得た: 窒素含量: 4.236% OH基 : 13.96meqのOH/g 二重結合: 0.45meqのC=C /g 水含量 : 2.95%(カールフィッシャー法による) 構造: 実施例13: 無水DMSO430mlに溶解したMowiol10−98(ヘキストAG社からのポリ ビニルアルコール)63.6g、ヒドロキノンモノメチルエーテル0.5g及び ジブチルチンジラウラート1.5gを、無水DMSO20ml中の2−イソシアナ トエチルメタクリラート7.28g(46.9mmol)及びエチルイソシアナート 3.33g(46.9mmol)と、実施例12に記載のように80℃で5時間反応 させ、反応が完了したとき、生成物を実施例12に記載のように後処理して、下 記の分析データを有する、所望のポリマー68.9gを得た: 窒素含量: 1.724% OH基 : 17.08meq のOH/g 二重結合: 0.62meq のC=C /g 構造: 実施例14: 1−メチルヒダトイン13.24g(116mmol)、無水炭酸カリウム19. 34g(140mmol)及び3−ブロモ−プロピオンアルデヒドジメチルアセター ル29.2gを、ジメチルスルホキシド90ml中で112〜115℃で3時間2 5分間反応させた。反応混合物を、続いて、5℃ まで冷却し、吸引濾過した。ろ液をロータリーエバポレーターで濃縮し、液状粗 生成物を真空下に分留により精製して、沸点112〜114℃/0.07mbarを 有する、液状の3−(3,3−ジエトキシ−プロピル)−1−メチル−イミダゾ リジン−2,4−ジオン12.44g(理論値の49.6%)を得た。 元素分析 計算値:C:49.99% H:7.46% N:12.96% 実測値:C:50.14% H:7.53% N:13.10% アセタール含量:28.535%のO−CH3 (理論値の99.4%) 構造: 実施例15: 実施例1と同様にして、3−(3,5,5−トリメチル−2,4−ジオキソイ ミダゾリジン−1−イル)プロピオン酸ニトリル1,253.08g(1.29 7mol)を、37%塩酸833.1g及び酢酸187.8gの溶液中で加水分解し 、後処理した。粗生成物(酸及び塩化アンモニウムの混合物)を、沸騰するまで トルエン750ml中で加熱し、熱いうちに濾過し、透明なろ液を5℃まで冷却し た。結晶した酸を単離し、80℃/30mbarで乾燥した。融点103℃の結晶体 3−(3,5,5−トリメチル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−イル) プロピオン酸249.7g(理論値の91.2%)を得た。 元素分析 計算値:C:50.46% H:6.59% N:13.08% 実測値:C:50.51% H:6.67% N:13.10% 構造: 実施例16: 3−(3,5,5−トリメチル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−イル )プロピオン酸(実施例15により合成した)10.71g(50mmol)、オキ サリルクロリド31.73g、メチレンクロリド25ml及びジメチルホルムアミ ド0.5mlの混合物を、24℃で1時間 55分間撹拌し、次いで、70℃で真 空下でロータリーエバポレーターで濃縮し、残渣をそれぞれトルエン約50mlで 3回ストリッピングし、完全に蒸発乾固させ、70℃/0.1mbarで乾燥した。 結晶体3−(3,5,5−トリメチル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1− イル)プロピオニルクロリド11.36g(理論値の97.6%)を得た。 元素分析 計算値:C:46.46% H:5.63% N:12.04% Cl:15.24% 実測値:C:46.86% H:5.85% N:11.98% Cl:15.19% 構造: 実施例17: 3−(3,5,5−トリメチル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−イル )プロピオニルクロリド(実施例16により合成した)19.61g(84.3 mmol)及びトリメチルシリルアジド12.68g(110mmol)を、88〜95 ℃で4時間10分間反応させた。続いて、反応混合物を濃縮し、粗生成物を分留 により精製した。融点62℃の結晶体1−(2−イソシアナトエチル)−3,5 ,5−トリメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン7.98g(理論値の55 .9%)を得た。 元素分析 計算値:C:51.18% H:6.20% N:19.89% 実測値:C:51.34% H:6.31% N:19.76% イソシアナート含量:4.55meq NCO/g 構造: 実施例18: Mowiol6−98(ヘキストAG社からのポリビニルアルコール)37.24g、 2N 塩酸20ml(40mmol)及び水140mlの溶液に、3−(3,3−ジエトキ シ−プロピル)−1−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン(実施例14に よって合成した)9.0g(41.6mmol)及び水20mlの溶液を、内部温度3 9℃で10分間以内に滴下し、22時間30分間反応させた。その後、トリエチ ルアミン4.05g(40mmol)を中和のために添加し、反応混合物を、エタノ ール2リットル中に沈殿させ、濾過により単離した。湿潤濾過残渣をエタノール 2リッ トルと混合し、吸引濾過し、その工程をエタノール2リットル及びアセトン2リ ットルで繰り返した。濾過残渣を真空下で60℃で乾燥して、所望のポリマー4 0.3gを得た: 分析データ: 窒素含量: 2.63% OH含量: 17.35meq OH/g 水含量 : 1.51%H2O 構造: 実施例19: ポリマー30.0g(実施例18によって合成した)、トリエチルアミン0. 1g及びヒドロキノンモノメチルエーテル0.2gを、ジメチルスルホキシド1 70mlに溶解し、80℃に加熱し、10分以内に2−イソシアナトエチルメタク リラート3.57g(23mmol)及びジメチルスルホキシド10mlの溶液を滴下 した。混合物を、80℃で5時間反応させ、次いで実施例18によって処理した 。下記の分析データを有する、無色粉末ポリマー30.9gを得た: 窒素含量: 3.22% 二重結合: 0.66meq C=C/g OH−基: 14.36meq OH/g 構造: 実施例20: 実施例9と同様にして、水150ml中のN−(2,2−ジメトキシ−エチル) −3−(3,5,5−トリメチル−2,4−ジオキソ−イミダゾリジン−1−イ ル)プロピオン酸アミド50.53g(167.7mmol)及び2−アクリルアミ ド−アセトアルデヒド−ジメチルアセタール21.34g(134.1mmol)の 溶液に、水550ml及び2N 塩酸120mlに溶解したMowiol6−98(ヘキスト AG社からのポリビニルアルコール)150gを15分間以内に滴下し、40℃で 5時間反応させた。反応混合物を、その後、2N NaOH120mlで中和し、中 和した溶液を濾過し、透明なろ液を限外濾過により精製した。精製した水性のポ リマー溶液を、アセトン15リットルにスターラー(いわゆる、誘導スターラー (Leitsrahlruehrer)で激しく撹拌しながら導入し、沈殿したポリマーを濾過に より単離し、濾過残渣を真空下に50℃で乾燥した。下記の分析データを有する 、無色ポリマー182.3gを得た: 窒素含量: 3.57% 水含量 : 2.84%H2O 二重結合: 0.63meq C=C/g OH−基: 14.52meq OH/g 構造: 実施例21: Mowiol6−98(ヘキストAG社からのポリビニルアルコール)200gを、水 600mlに溶解し、その後、37%塩酸80g(0.812mol)を添加し、最後 に1−(2,2−ジメトキシ−エチル)−ピロール−2,5−ジオン41.4g (0.2236mol)を、内部温度30℃で15分間以内に滴下した。その後、反 応混合物を29〜36℃で25時間45分間撹拌し、その後、トリエチルアミン 82.17g(0.812mol)で中和し、溶液を、エタノール15リットルに激 しく撹拌しながら移した。沈殿したポリマーを、濾過により単離し、濾過残渣を エタノール及びアセトンで洗浄し、その後、真空下で50℃で乾燥した。粉末ポ リマー202.4gを得、それをその後水2.4リットルに溶解し、更に限外濾 過により精製した。精製したポリマー溶液を、上記のように、アセトン10リッ トル中に沈殿させ、単離し、乾燥した。下記の分析データを有する、所望のポリ マー148.4gを得た: 窒素含量: 1.20% 二重結合: 0.76meq C=C/g 水含量 : 2.68%H2O 構造: 実施例22:コンタクトレンズの製造 Irgacure 2059 の0.3%(ポリマー含有量に基づいて)を、実施例10〜1 3で述べたポリマーの30%溶液に添加した。該溶液を、透明ポリプロピレンコ ンタクトレンズ成形用の型中で200W オリエルUVランプ(150mW/cm2)に 6秒間露光した。それらは、透明であり、良好な装着特性を有する。それらは、 特に、1日レンズとして適切であり、更にコンタクトレンズの基本的なケア溶液 が不必要であるという利点を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 1/04 G02B 1/04 G02C 7/04 G02C 7/04 // C08G 18/81 C08G 18/81 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AU,BB,BG,BR,CA,CN ,CZ,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KP, KR,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MK,M N,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK ,TR,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.成形品を製造するための方法であって、 a)式(XI): で示される架橋しうる単位、及び式(XII): 又は式(XIII): (上記式中、 Uは、−X−O−CO−C(R2)=CH2又は−Y−NH−CO−O−Z−O− CH=CH2基であり、 Xは、2〜12個の炭素原子を有する架橋基であり、 R2は、水素又はC1−C4アルキル基であり、 Yは、7〜12個の炭素原子を有する架橋基であり、 Zは、C2−C12アルキレン基(これは、酸素原子により1回以上中断されて いてもよい)であり、 R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基であり、 Rは、C2−C12アルキレン基であり、 R1は、1〜18個の炭素原子を有する有機基であり、 Aは、1〜18個の炭素原子を有する有機基であり、そして mは、0又は1である)で示される単位を含む少なくとも1種の更なる別の改 質基を含む水溶性の架橋しうるポリマーの実質的な水性溶液を調製する工程、 b)得られた溶液を成形用の型に導入する工程、 c)架橋しうるポリマーが溶解している、水又は有機溶媒中で架橋を開始させる 工程、及び d)成形品を取り出すことができるように、成形用の型を開く工程を含む ことを特徴とする方法。 2.成形品が、コンタクトレンズである、請求項1記載の方法。 3.架橋しうる単位及び別の改質基の少なくとも1種を含む、水溶性の架橋しう るポリマーの実質的な水性溶液が、特に水溶性の架橋しうるポリマーの製造のた めに用いられる、モノマー性、オリゴマー性又はポリマー性の原料化合物、又は 水溶性の架橋しうるポリマーの製造の間に形成される副生物のような、望ましく ない成分を含まないか、又は実質的に含まない、請求項1記載の方法。 4.架橋しうる単位及び別の改質基の少なくとも1種を含む、水溶性の架橋しう るポリマーの実質的な水性溶液が、コモノマー、特にビニル性コモノマーを添加 せずに用いられる、請求項1記載の方法。 5.架橋のための開始剤が、水溶性の架橋しうるポリマーの溶液に添加さ れる、請求項1記載の方法。 6.望ましくない成分を除くために、架橋に続いて抽出を行わない、請求項1記 載の方法。 7.a)特に、該ポリマーの製造のために用いられる、モノマー性、オリゴマー 性又はポリマー性の原料化合物、又は該ポリマーの製造の間に形成される副生物 のような、望ましくない成分を含まないか、又は実質的に含まず、かつコモノマ ーを添加せずに用いられる、(XI)、(XII)又は(XIII)の単位を含む、水溶性 の架橋しうるポリマーの実質的な水溶液を調製する工程、 b)得られた溶液を成形用の型に導入する工程、 c)架橋を開始させる工程、及び d)成形品を取り出すことができるように、成形用の型を開く工程を含む 請求項1記載の方法。 8.成形品が、コンタクトレンズである、請求項7記載の方法。 9.請求項8記載のコンタクトレンズを製造するための方法において、実質的な 水性溶液が、純粋な水性溶液又は人工の溶液、好適には緩衝された、涙流体であ る方法。 10.請求項8記載のコンタクトレンズを製造するための方法において、 架橋開始剤が、溶液に加えられ、次いで架橋が、光架橋により行われる方法。 11.請求項1記載の方法により得られる成形品、特にコンタクトレンズ。 12.抽出せずに意図した用途に適切である、請求項11記載のコンタクトレン ズ。 13.抽出せずに意図した用途に適切である、請求項8〜10のいずれか1項記 載の方法により得られるコンタクトレンズ。 14.式(XI)及び(XII)、(XI)及び(XIII)、又は(XI)、(XII)及び(XIII ): (式中、 Uは、−X−O−CO−C(R2)=CH2又は−Y−NH−CO−O−Z−O− CH=CH2基であり、 Xは、2〜12個の炭素原子を有する架橋基であり、 R2は、水素又はC1−C4アルキル基であり、 Yは、7〜12個の炭素原子を有する架橋基であり、 Zは、C2−C12アルキレン架橋基(これは、酸素原子により1回以上中断さ れていてもよい)であり、 R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基であり、 Rは、C2−C12アルキレン架橋基であり、 R1は、1〜18個の炭素原子を有する有機基であり、 Aは、1〜18個の炭素原子を有する有機基であり、そして mは、0又は1である)で示される単位を含む架橋しうるポリマー。 15.ポリビニルアルコールのヒドロキシル基の数に基づいて、約0.5〜約8 0%の、請求項14で定義された、式(XI)及び(XII)、(XI)及び(XIII)、 又は(XI)、(XII)及び(XIII)の単位を含む、少なくとも約2,000の分子 量を有するポリビニルアルコールの誘導体である、請求項14記載の架橋しうる ポリマー。 16.式(V): で示される単位、又は式(VII): で示される単位、又は式(IX): で示される単位、又は式(X): (上記式中、 記号R3、R、m、R1、X、R2、Y、Z及びAは、請求項1と同義である) で示される単位を含む、請求項15記載の架橋しうるポリマー。 17.式(V)の単位又は式(IX)の単位を含む、請求項16記載の架橋しうる ポリマー。 18.式(V)(ここで、R3は、水素又はCH3又はC15基であり、Rは、C1 −C3アルキレン架橋基であり、mは、0であり、R1は、複素環化合物の基で あり、Xは、2〜12個の炭素原子を有する脂肪族架橋基であり、そしてR2は 、水素又はCH3である)の単位を含む、請求項16記載の架橋しうるポリマー 。 19.式(VII)(ここで、R3は、水素又はCH3若しくはC25基であり、R は、C1−C3アルキレン架橋基であり、mは、0であり、R1は、複素環化合物 の基であり、Yは、C7−C12芳香族基、特に下記式: の基であり、そしてZは、C2−C4アルキレン架橋基である)の単位を含む、請 求項16記載の架橋しうるポリマー。 20.式(IX)(ここで、Aは、1〜18個の炭素原子を有する脂肪族基であり 、Xは、2〜12個の炭素原子を有する脂肪族基であり、そしてR2は、水素又 はCH3である)の単位を含む、請求項16記載の架橋しうるポリマー。 21.Aが、C1−C6アルキル、特にエチル又はイソプロピルであり、そしてX 及びR2は、上記と同義である、請求項20記載の架橋しうるポリマー。 22.式(X)(ここで、Aは、1〜18個の炭素原子を有する脂肪族基であり 、Yは、7〜12個の炭素原子を有する芳香族基、特に下記式: の基であり、そしてZは、C2−C4アルキレン架橋基である)の単位を含む、謂 求項16記載の架橋しうるポリマー。 23.別のビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、請求項14記載の架橋し うるポリマーを光架橋することにより得られる、架橋されたポリマー。 24.別のビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、実質的に純粋な形態の、 請求項14記載の架橋しうるポリマーを光架橋することにより得られる、請求項 23記載の架橋されたポリマー。 25.架橋しうるポリマーが、1回又は繰り返しの限外濾過により、実質的に純 粋な形態に転換される、請求項24記載の架橋されたポリマー。 26.別のビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、請求項14記載の架橋し うるポリマーを光架橋することにより得られる、請求項23記載の架橋されたポ リマー。 27.式(XI)の単位当り、0.5〜80単位、特に1〜30単位、特に好適に は5〜20単位の更なるビニル性コモノマーの存在下に、請求項14記載の架橋 しうるポリマーを光架橋することにより得られる、請求項24記載の架橋された ポリマー。 28.請求項23記載の架橋されたポリマーを製造するための方法であって、 別のビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、請求項14記載の架橋しうる ポリマーを光架橋する工程を含む方法。 29.架橋しうるポリマーが、実質的に純粋な形態で用いられる、請求項28記 載の方法。 30.架橋しうるポリマーが、1回又は繰り返しの限外濾過により、実質的に純 粋な形態に転換される、請求項29記載の方法。 31.光架橋が、溶液中、特に水性溶液中で行われる、請求項28記載の方法。 32.光架橋が、架橋しうるポリマーが溶解している有機溶液中で行われる、請 求項28記載の方法。 33.光架橋が、ジメチルスルホキシド中で行われる、請求項32記載の方法。 34.請求項23記載の架橋されたポリマーを実質的に含む成形品。 35.成形品が、コンタクトレンズである、請求項34記載の成形品。 36.請求項34記載の成形品を製造するための方法であって、 別のビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、請求項14記載の架橋しうる ポリマーを、閉じた成形用の型の中で光架橋する工程を含む方法。 37.請求項33記載のコンタクトレンズを製造するための方法であって、 別のビニル性コモノマーの存在又は非存在下に、請求項14記載の架橋しうる ポリマーを、閉じたコンタクトレンズ成形用の型の中で充満−成形方法により光 架橋する工程を含む方法。 38.式(II): (式中、 R4及びR5は、互いに独立して、水素又はC1−C6アルキルであり、 R3は、水素、C1−C6アルキル基又はシクロアルキル基であり、 Rは、C1−C12アルキレン架橋基であり、 R1は、1〜18個の炭素原子を有する有機基であり、そして mは、0又は1である)で示される化合物。 39.R4及びR5は、互いに独立して、メチル又はエチルであり、R3は、水素 又はCH3若しくはC25基であり、Rは、C1−C3アルキレン架橋基であり、 R1は、複素環化合物の基であり、そしてmは、0又は1である、請求項38記 載の式(II)の化合物。 40.特にビニルアルコールのための、ポリマー骨格の改質基としての、請求項 38記載の式(II)の化合物の用途。 41.式(XII): (式中、R3、R、R1及びmは、請求項38と同義である)で示される単位を含 む、水溶性のポリビニルアルコールポリマー。 42.式(VI): 〔式中、Zは、C2−C12アルキレン架橋基(これは、酸素原子により1回以上 中断されていてもよい)であり、そして Yは、7〜12個の炭素原子を有する架橋基である〕で示されるビニルエーテ ルイソシアナート。 43.Zは、C2−C4アルキレン架橋基であり、そしてYは、7〜12個の炭素 原子を有する芳香族基、特に下記式: の基である、請求項42記載の式(VI)のビニルエーテルイソシアナート。 44.式:A−NCO〔ここで、Aは、C1−C6アルキル(これは、複素環基に より置換されていてもよい)である〕のイソシアナート。 45.Aが、下記式: 〔式中、 R4は、水素又はC1−C6アルキル基であり、 R9は、水素、C1−C4アルキル、アリール、又はハロゲン、特に水素又はメ チルであり、 R10及びR11は、互いに独立して、水素又は直鎖状若しくは分岐鎖状のC1− C12アルキル基、特にC1−C5アルキル基、特にメチル基であり、そして、 R12は、直鎖状若しくは分岐鎖状のC1−C12アルキル基(これは、酸素原子 により中断されていてもよい)、特にメチル又はエチル基である〕で示される基 である、請求項44記載のイソシアナート。 46.1−(2−イソシアナトエチル)−3−メチルイミダゾリジン−2,4− ジオンである、請求項44記載のイソシアナート。
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