JPH1051306A - 分周器及びpll回路 - Google Patents

分周器及びpll回路

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JPH1051306A
JPH1051306A JP8202105A JP20210596A JPH1051306A JP H1051306 A JPH1051306 A JP H1051306A JP 8202105 A JP8202105 A JP 8202105A JP 20210596 A JP20210596 A JP 20210596A JP H1051306 A JPH1051306 A JP H1051306A
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JP
Japan
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signal
output signal
prescaler
circuit
output
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JP8202105A
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Inventor
Morihito Hasegawa
守仁 長谷川
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プリスケーラへのモジュール制御信号の入力遅
延を解消し、 動作周波数の引き上げを可能としたPLL
回路を提供する。 【解決手段】プリスケーラ9は、モジュール制御信号M
Dに基づいて、入力信号fvco を異なる分周比で分周し
た出力信号Pout を出力する。メインカウンタ10は、
プリスケーラ9の出力信号Pout を分周したカウント信
号fpを出力する。スワローカウンタ11は、プリスケ
ーラ9の出力信号Pout を分周したカウント信号SWO
を出力する。制御回路20は、メインカウンタ10とス
ワローカウンタ11のカウント信号fp,SWOをそれ
ぞれラッチするラッチ回路21a,21bと、ラッチ回
路21a,21bの出力信号に基づいて、プリスケーラ
9の出力信号Pout をトリガとしてモジュール制御信号
MDを出力するトリガ回路26とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、出力信号周波数
を設定された周波数に一致させるように動作するPLL
回路に使用する比較分周器に関するものである。
【0002】近年、自動車電話や携帯電話等の移動体通
信機器にPLL回路が使用されている。このようなPL
L回路では、移動体通信機器の利便性を向上させるため
に、出力信号周波数を所望の周波数に速やかに切り替え
る必要がある。そこで、PLL回路のロックアップ速度
を高速化する必要がある。
【0003】
【従来の技術】図4は、従来のPLL回路の一例を示
す。発振器1は水晶振動子の発振に基づく固有周波数の
基準クロック信号CKを基準分周器2に出力する。基準
分周器2は、カウンタ回路で構成され、シフトレジスタ
3で設定される分周比に基づいて、前記基準クロック信
号CKを分周して、基準信号frを位相比較器4に出力
する。
【0004】前記位相比較器4には、比較分周器5から
比較信号fpが出力される。そして、位相比較器4は前
記基準信号frと比較信号fpとの周波数差及び位相差
に応じたパルス信号ΦR,ΦPをチャージポンプ6に出
力する。
【0005】前記チャージポンプ6は、位相比較器4か
ら出力されるパルス信号ΦR,ΦPに基づいて、出力信
号SCPをローパスフィルタ(以下LPFとする)7に
出力する。
【0006】この出力信号SCPは、直流成分にパルス
成分が含まれたものであり、その直流成分は前記パルス
信号ΦR,ΦPの周波数変動にともなって昇降し、パル
ス成分はパルス信号ΦR,ΦPの位相差に基づいて変化
する。
【0007】前記LPF7は、チャージポンプ6の出力
信号SCPを平滑して高周波成分を除去した出力信号S
LPFを電圧制御発振器(以下VCOとする)8に出力
する。
【0008】前記VCO8は、前記LPF7の出力信号
SLPFの電圧値に応じた周波数の出力信号fvco を外
部回路に出力するとともに、前記比較分周器5に出力す
る。前記比較分周器5は、パルススワロー方式であっ
て、プリスケーラ9と、メインカウンタ10と、スワロ
ーカウンタ11と、制御回路12とから構成される。
【0009】前記VCO8の出力信号fvco は、前記プ
リスケーラ9に入力され、そのプリスケーラ9は入力信
号fvco の周波数をM分周若しくはM+1分周して、メ
インカウンタ10及びスワローカウンタ11に出力信号
Pout として出力する。
【0010】前記スワローカウンタ11は、プリスケー
ラ9の出力信号Pout をA分周して、その出力信号を前
記制御回路12に出力する。前記制御回路12は、スワ
ローカウンタ11の分周信号に基づいて、前記プリスケ
ーラ9に例えばHレベルのモジュール制御信号MDを出
力し、プリスケーラ9はそのモジュール制御信号MDに
基づいて、入力信号fvco をM分周した出力信号Pout
を出力する。
【0011】また、スワローカウンタ11がA個のパル
スをカウントしている間は、制御回路12は例えばLレ
ベルのモジュール制御信号MDを出力し、プリスケーラ
9はそのモジュール制御信号MDに基づいて、入力信号
fvco をM+1分周した出力信号Pout を出力する。
【0012】前記メインカウンタ10の分周比は、前記
シフトレジスタ3で設定され、プリスケーラ9の出力信
号Pout をN分周して、前記位相比較器4に比較信号f
pとして出力する。また、メインカウンタ10の分周信
号は前記制御回路12に出力され、制御回路12はメイ
ンカウンタ10が入力信号Pout をN分周する毎に、ス
ワローカウンタ11に起動信号を出力する。
【0013】従って、上記PLL回路ではメインカウン
タ10がプリスケーラ9の出力信号Pout をN分周する
毎にスワローカウンタ11が動作して、プリスケーラ9
の出力信号Pout をカウントする。
【0014】前記プリスケーラ9の具体的構成を図5に
従って説明する。前記VCO8の出力信号fvco は、バ
ッファ回路13を介してフリップフロップ回路FF1〜
FF3にクロック信号CKとして入力される。
【0015】前記フリップフロップ回路FF1の出力信
号XQは、フリップフロップ回路FF2にデータDとし
て入力され、前記フリップフロップ回路FF2の出力信
号Qは、前記フリップフロップ回路FF3にデータDと
して入力される。
【0016】前記フリップフロップ回路FF2,FF3
の出力信号Qは、OR回路14aに入力され、そのOR
回路14aの出力信号は、前記フリップフロップ回路F
F1にデータDとして入力される。
【0017】前記フリップフロップ回路FF1の出力信
号XQは、フリップフロップ回路FFL1にクロック信
号CK及びデータDとして入力される。また、前記フリ
ップフロップ回路FFL1の出力信号XQは、同フリッ
プフロップ回路FFL1にデータDとして入力される。
【0018】前記フリップフロップ回路FFL1の出力
信号Qは、フリップフロップ回路FFL2にクロック信
号CKとして入力される。前記フリップフロップ回路F
FL2の出力信号XQは、同フリップフロップ回路FF
L2にデータDとして入力され、出力信号Qはフリップ
フロップ回路FF3にクロック信号CKとして入力され
る。
【0019】前記フリップフロップ回路FFL3の出力
信号XQは、同フリップフロップ回路FFL3にデータ
Dとして入力され、出力信号Qはフリップフロップ回路
FF4にクロック信号CKとして入力される。
【0020】前記フリップフロップ回路FFL4の出力
信号XQは、同フリップフロップ回路FFL4にデータ
Dとして入力され、出力信号Qはバッファ回路15を介
して前記出力信号Pout として出力される。
【0021】前記フリップフロップ回路FFL1〜FF
L4の出力信号Qは、OR回路14bに入力される。ま
た、前記OR回路14には前記モジュール制御信号MD
が入力される。
【0022】前記OR回路14bの出力信号は、前記フ
リップフロップ回路FF3に制御信号Mとして入力され
る。そして、前記制御信号MがLレベルとなると、フリ
ップフロップ回路FF3は通常動作を行い、制御信号M
がHレベルとなると、フリップフロップ回路FF3の出
力信号Qは、Lレベルに固定される。
【0023】上記のように構成されたプリスケーラ9の
動作を図6に示す。VCO8の出力信号fvco が入力さ
れると、フリップフロップ回路FF1,FF2の動作に
より、フリップフロップ回路FF1から、入力信号fvc
o を4分周した出力信号XQが出力される。また、フリ
ップフロップ回路FF2の出力信号Qは、フリップフロ
ップ回路FF1の出力信号XQから1/4周期分、すな
わち入力信号fvco の一周期分位相が遅れる。
【0024】フリップフロップ回路FFL1の出力信号
Qは、フリップフロップ回路FF1の出力信号XQを2
分周、すなわち入力信号fvco を8分周した信号とな
り、 フリップフロップ回路FFL2の出力信号Qは、入
力信号fvco を16分周した信号となる。
【0025】また、 フリップフロップ回路FFL3の出
力信号Qは、入力信号fvco を32分周した信号とな
り、フリップフロップ回路FFL4の出力信号Qは、入
力信号fvco を64分周した信号となる。
【0026】モジュール制御信号MDがLレベルであれ
ば、 OR回路14bから出力される制御信号Mは、 フリ
ップフロップ回路FFL1〜FFL4の出力信号Qに基
づいて決定される。
【0027】すなわち、 このプリスケーラ9が入力信号
fvco のカウント動作を開始してから、 その入力信号f
vco の60個のパルスをカウントするまでは、フリップ
フロップ回路FFL1〜FFL4の出力信号Qはそのい
ずれかがHレベルとなるため、制御信号MはHレベルと
なる。
【0028】すると、 フリップフロップ回路FF3の出
力信号Qは、Lレベルに固定されている。 入力信号fvco の60個のパルスをカウントすると、 フ
リップフロップ回路FFL1〜FFL4の出力信号Qが
すべてLレベルとなるため、制御信号MがLレベルとな
る。
【0029】すると、 フリップフロップ回路FF3が活
性化され、フリップフロップ回路FF3から、フリップ
フロップ回路FF2の出力信号Qを入力信号fvco の1
周期分遅らせた出力信号Qが出力される。
【0030】そして、 フリップフロップ回路FF3の出
力信号Qの立ち下がりから、 入力信号fvco の1周期分
遅れて、 フリップフロップ回路FF1の出力信号XQが
立ち上がる。
【0031】フリップフロップ回路FF1の出力信号X
Qの立ち上がりに基づいて、 フリップフロップ回路FF
L1〜FFL4の出力信号QがHレベルに立ち上がり、
制御信号MがHレベル入力立ち上がる。 そして、 新たな
カウント動作が開始される。
【0032】このような動作により、 モジュール制御信
号MDがLレベルであれば、プリスケーラ9はM+1分
周動作(M=64)を行う。また、 モジュール制御信号
MDがHレベルであれば、 OR回路14bから出力され
る制御信号MはHレベルに固定されるため、フリップフ
ロップ回路FF3は不活性化され、 その出力信号QはL
レベルに固定される。
【0033】従って、 モジュール制御信号MDがHレベ
ルであれば、 プリスケーラ9はM分周動作(M=64)
を行う。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなPLL回
路では、 仕様によっては基準信号fr及び比較信号fp
及びVCO8の出力信号周波数fvco の周波数を高くす
る必要がある。
【0035】ところが、 前記VCO8の出力信号fvco
の周波数を高くすると、 プリスケーラ9のカウント動作
に対し、 制御回路12からプリスケーラ9に入力される
モジュール制御信号MDの遅延が相対的に大きくなり、
プリスケーラ9で正常なカウント動作を行うことができ
ないことがある。
【0036】すなわち、図6において、 プリスケーラ9
がM分周動作を開始するときに、 モジュール制御信号M
Dのプリスケーラ9への入力に遅延が存在していないと
すれば、その遅延が存在しないモジュール制御信号MD
jの立ち上がりは、フリップフロップ回路FFL1〜F
FL4の立ち上がりと同時である。
【0037】しかし、 現実にはスワローカウンタ11、
メインカウンタ10及び制御回路12の動作遅延時間及
び制御回路12とプリスケーラ9との間の配線容量によ
る遅延時間等により、 モジュール制御信号MDの立ち上
がりは、 フリップフロップ回路FF1及びFFL1〜F
FL4の出力信号の立ち上がりより遅延する。
【0038】この遅延時間は、入力信号fvco の周波数
が高くなるにつれて相対的に大きくなっているが、モジ
ュール制御信号MDがフリップフロップ回路FF3の出
力信号Qの立ち上がりより前に立ち上がっていれば、問
題はない。
【0039】しかし、 入力信号fvco の周波数の上昇に
より、 図6に示すようにモジュール制御信号MDが遅延
時間tdによりフリップフロップ回路FF3の出力信号
Qの立ち上がりよりさらに遅れて立ち上がると、 M分周
動作を行うべきときに、M+1分周動作を行ってしま
い、M分周動作が正常に行なわれなくなるという問題点
がある。
【0040】この発明の目的は、プリスケーラへのモジ
ュール制御信号の入力遅延を解消することにより、 動作
周波数の引き上げを容易に可能とするPLL回路を提供
することにある。
【0041】
【課題を解決するための手段】図1は請求項1の原理説
明図である。すなわち、プリスケーラ9は、モジュール
制御信号MDに基づいて、入力信号fvco を異なる分周
比で分周した出力信号Pout を出力する。メインカウン
タ10は、前記プリスケーラ9の出力信号Pout を第一
の分周比で分周した第一のカウント信号fpを出力す
る。スワローカウンタ11は、前記プリスケーラ9の出
力信号Pout を前記第一の分周比とは異なる第二の分周
比で分周した第二のカウント信号SWOを出力する。制
御回路20は、前記メインカウンタ10及びスワローカ
ウンタ11のカウント信号fp,SWOに基づいて、前
記モジュール制御信号MDを生成する。前記制御回路2
0は、前記メインカウンタ10とスワローカウンタ11
のカウント信号fp,SWOをそれぞれラッチする第一
及び第二のラッチ回路21a,21bと、前記第一及び
第二のラッチ回路21a,21bの出力信号に基づい
て、前記プリスケーラ9の出力信号Pout をトリガとし
て前記モジュール制御信号MDを出力するトリガ回路2
6とから構成される。
【0042】請求項2では、基準クロック信号を分周し
て基準信号を生成する基準分周器と、前記基準信号と、
比較信号との位相を比較する位相比較器と、前記位相比
較器の出力信号を電圧信号に変換するチャージポンプ
と、前記チャージポンプの出力信号を平滑するローパス
フィルタと、前記ローパスフィルタの出力電圧に基づく
周波数のパルス信号を出力する電圧制御発振器と、前記
電圧制御発振器の出力信号を分周して、前記比較信号と
して出力する比較分周器とからPLL回路が構成され
る。前記比較分周器は、前記電圧制御発振器の出力信号
を、モジュール制御信号に基づいて、異なる分周比で分
周した出力信号を出力するプリスケーラと、前記プリス
ケーラの出力信号を分周するメインカウンタと、前記プ
リスケーラの出力信号を分周するスワローカウンタと、
前記メインカウンタとスワローカウンタのカウント信号
に基づいて、前記モジュール制御信号を生成する制御回
路と、から構成される。前記制御回路は、前記メインカ
ウンタとスワローカウンタのカウント信号をそれぞれラ
ッチする第一及び第二のラッチ回路と、前記第一及び第
二のラッチ回路の出力信号に基づいて、前記プリスケー
ラの出力信号をトリガとして前記モジュール制御信号を
出力するトリガ回路とから構成される。
【0043】請求項3では、前記第一のラッチ回路は、
前記プリスケーラの出力信号の立ち下がりに基づいて、
前記スワローカウンタのカウント信号をラッチして出力
する。前記第二のラッチ回路は、前記プリスケーラの出
力信号の立ち下がりに基づいて、前記メインカウンタの
カウント信号をラッチして出力する。前記トリガ回路
は、前記第一のラッチ回路の出力信号と、前記プリスケ
ーラの出力信号の反転信号とが入力されるAND回路
と、前記第二のラッチ回路の出力信号と、前記プリスケ
ーラの出力信号の反転信号とが入力されるNAND回路
と、前記AND回路の出力信号がクロック信号として入
力され、前記NAND回路の出力信号がセット信号とし
て入力され、グランドGNDレベルがデータとして入力
され、前記セット信号がLレベルとなったとき、Hレベ
ルの信号を前記モジュール制御信号として出力し、前記
セット信号がHレベルとなったとき、前記クロック信号
の立ち上がりに基づいて、前記データを前記モジュール
制御信号として出力するフリップフロップ回路から構成
される。
【0044】(作用)請求項1,2では、スワローカウ
ンタ11がプリスケーラ9の出力信号Poutを所定の分
周比で分周したカウント信号SWOを出力すると、プリ
スケーラ9の出力信号Pout をトリガとして、モジュー
ル制御信号MDが反転され、メインカウンタ10がプリ
スケーラ9の出力信号Pout を所定の分周比で分周した
カウント信号fpを出力すると、プリスケーラ9の出力
信号Pout をトリガとして、モジュール制御信号MDが
反転される。
【0045】請求項3では、スワローカウンタ11がプ
リスケーラ9の出力信号Pout を所定の分周比で分周し
たカウント信号SWOを出力すると、プリスケーラ9の
出力信号Pout をトリガとして、AND回路からHレベ
ルのクロック信号がフリップフロップ回路に出力され、
そのクロック信号に基づいて、モジュール制御信号がL
レベルとなる。メインカウンタ10がプリスケーラ9の
出力信号Pout を所定の分周比で分周したカウント信号
fpを出力すると、プリスケーラ9の出力信号Pout を
トリガとして、NAND回路からLレベルのセット信号
がフリップフロップ回路に出力され、そのセット信号に
基づいて、モジュール制御信号がHレベルとなる。
【0046】
【発明の実施の形態】図2は、この発明を具体化した一
実施の形態の比較分周器を示す。この実施の形態のプリ
スケーラ9、スワローカウンタ11及びメインカウンタ
10は、前記従来例と同様な構成である。なお、プリス
ケーラ9はモジュール制御信号MDがHレベルのときM
+1分周動作を行い、モジュール制御信号MDがLレベ
ルのとき、M分周動作を行うものとする。
【0047】前記スワローカウンタ11は、図3に示す
ように、例えばプリスケーラ9の出力信号Pout を4分
周する毎にカウント信号SWOを出力する。そのカウン
ト信号SWOは、理想的にはプリスケーラ9の出力信号
Pout の3分周目の立ち下がりと同時に立ち上がり、4
分周目の立ち下がりと同時に立ち下がる信号となるよう
に設定される。
【0048】前記メインカウンタ10は、図3に示すよ
うに、例えばプリスケーラ9の出力信号Pout を14分
周する毎にカウント信号fpを出力する。そのカウント
信号fpは、理想的にはプリスケーラ9の出力信号Pou
t の13分周目の立ち下がりと同時に立ち上がり、14
分周目の立ち下がりと同時に立ち下がる信号となるよう
に設定される。
【0049】前記メインカウンタ10及びスワローカウ
ンタ11のカウント信号SWO,fpは、制御回路20
に出力される。前記スワローカウンタ11のカウント信
号SWOは、ラッチ回路21aにデータDとして入力さ
れ、そのラッチ回路21aには、プリスケーラ11の出
力信号Pout がインバータ回路22a を介してゲート信
号Gとして入力される。
【0050】前記ラッチ回路21a は、ゲート信号Gが
Hレベルに立ち上がると、データDを出力信号Qとして
出力する。前記ラッチ回路21aの出力信号Qは、AN
D回路23の一方の入力端子に入力される。
【0051】従って、前記スワローカウンタ11がプリ
スケーラ9の出力信号Pout を所定パルス数カウントし
て、Hレベルのカウント信号SWOを出力すると、ラッ
チ回路21aは、プリスケーラ9の出力信号Pout の立
ち下がりに基づいて、Hレベルとなる出力信号Qを出力
する。
【0052】また、スワローカウンタ11の出力信号S
WOがLレベルに復帰した後に、プリスケーラ9の出力
信号Pout が立ち下がると、ラッチ回路21aの出力信
号QがLレベルとなる。
【0053】前記AND回路23の他方の入力端子に
は、プリスケーラ9の出力信号Poutがインバータ回路
22bで反転されて入力される。従って、AND回路2
3はラッチ回路21aの出力信号がHレベルとなり、か
つプリスケーラ9の出力信号Pout がLレベルに立ち下
がったときにHレベルとなるパルス信号SWCを出力す
る。
【0054】前記メインカウンタ10のカウント信号f
pは、ラッチ回路21bにデータDとして入力され、そ
のラッチ回路21bにはプリスケーラ9の出力信号Pou
t がインバータ回路22cを介してゲート信号Gとして
入力される。
【0055】前記ラッチ回路21bは、ゲート信号Gが
Hレベルに立ち上がると、データDを出力信号Qとして
NAND回路24の一方の入力端子に出力する。前記N
AND回路24の他方の入力端子には、プリスケーラ9
の出力信号Pout がインバータ回路22dで反転されて
入力される。
【0056】従って、メインカウンタ10から出力され
るカウント信号fpがHレベルとなった状態で、プリス
ケーラ9の出力信号Pout が立ち下がると、NAND回
路24の入力信号はともにHレベルとなって、NAND
回路24の出力信号がMACがLレベルとなる。
【0057】また、プリスケーラ9の出力信号Pout が
立ち上がれば、NAND回路24の出力信号MACはH
レベルに復帰し、メインカウンタ10の出力信号fpが
Lレベルとなれば、NAND回路24の出力信号MAC
はHレベルに維持される。
【0058】前記AND回路23の出力信号SWCは、
フリップフロップ回路25にクロック信号CKとして入
力され、前記NAND回路24の出力信号MACは、前
記フリップフロップ回路25にセット信号SETとして
入力される。
【0059】前記フリップフロップ回路25には、グラ
ンドGNDレベルがデータDとして常時入力され、出力
信号Qは前記モジュール制御信号MDとしてプリスケー
ラ9に出力される。
【0060】前記フリップフロップ回路25は、セット
信号SETがHレベルであれば、クロック信号CKの立
ち上がり毎にデータD、すなわちLレベルを出力信号Q
として出力し、セット信号SETがLレベルであれば、
Hレベルの出力信号Qを出力する。
【0061】次に、上記のように構成された比較分周器
の動作を図3に従って説明する。モジュール制御信号M
DがHレベルの状態で、スワローカウンタ11及びメイ
ンカウンタ10がカウント動作を開始すると、プリスケ
ーラ9はVCOの出力信号fvco をM+1分周した出力
信号Pout を出力する。
【0062】スワローカウンタ11が入力信号Pout を
4分周すると、その4分周目でHレベルとなるカウント
信号SWOを出力する。カウント信号SWOがHレベル
となった状態で、プリスケーラ9の出力信号Pout が立
ち下がると、AND回路23の出力信号SWCはHレベ
ルとなる。
【0063】このとき、メインカウンタ10から出力さ
れるカウント信号fpは、Lレベルに維持されているの
で、NAND回路24の出力信号MACはHレベルに維
持されている。
【0064】すると、AND回路23の出力信号SWC
の立ち上がりに基づいて、フリップフロップ回路25の
出力信号Q、すなわちモジュール制御信号MDがLレベ
ルに立ち下がる。そして、Lレベルのモジュール制御信
号MDに基づいて、プリスケーラ9はM分周動作を開始
する。
【0065】このとき、モジュール制御信号MDの立ち
下がりは、スワローカウンタ11の出力信号SWOでト
リガされるのではなく、プリスケーラ9の出力信号Pou
t の立ち下がりでトリガされる。
【0066】すると、図3に点線で示すように、スワロ
ーカウンタ11の動作遅延により、カウント信号SWO
が遅延しても、モジュール制御信号MDの立ち下がりが
遅延することはない。
【0067】また、メインカウンタ10が入力信号Pou
t を14分周すると、その14分周目でHレベルとなる
カウント信号fpを出力する。カウント信号fpがHレ
ベルとなった状態で、プリスケーラ9の出力信号Pout
が立ち下がると、NAND回路24の出力信号MACは
Lレベルとなる。
【0068】すると、フリップフロップ回路25に入力
されるセット信号SETはLレベルとなるので、フリッ
プフロップ回路25から出力されるモジュール制御信号
MDはHレベルに立ち上がり、プリスケーラ9はM+1
分周動作を開始する。
【0069】このとき、モジュール制御信号MDの立ち
上がりは、メインカウンタ10のカウント信号fpでト
リガされるのではなく、プリスケーラ9の出力信号Pou
t の立ち下がりでトリガされる。
【0070】すると、図3に点線で示すように、メイン
カウンタ10の動作遅延により、カウント信号fpが遅
延しても、モジュール制御信号MDの立ち上がりが遅延
することはない。
【0071】上記のように構成されたPLL回路では、
次に示す作用効果を得ることができる。 (1)スワローカウンタ11がA分周動作を行ってカウ
ント信号SWOを出力するとき、モジュール制御信号M
Dはプリスケーラ9の出力信号Pout のA分周目の立ち
下がりによりトリガされて、Lレベルに立ち下がる。従
って、モジュール制御信号MDの立ち下がりは、スワロ
ーカウンタ11のカウント信号SWOによりトリガされ
るのではなく、プリスケーラ9の出力信号Pout の立ち
下がりによりトリガされるので、カウント信号SWOが
遅延しても、フリップフロップ回路25から出力される
モジュール制御信号MDの立ち下がりと、モジュール制
御信号MDの許容される最も遅い立ち下がりタイミング
との間の時間であるディレイマージンt1を十分に確保
することができる。 (2)メインカウンタ11がN分周動作を行ってカウン
ト信号fpを出力するとき、モジュール制御信号MDは
プリスケーラ9の出力信号Pout のN分周目の立ち下が
りによりトリガされて、Hレベルに立ち上がる。従っ
て、モジュール制御信号MDの立ち上がりは、メインカ
ウンタ10のカウント信号fpによりトリガされるので
はなく、プリスケーラ9の出力信号Pout の立ち下がり
によりトリガされるので、カウント信号fpが遅延して
も、フリップフロップ回路25から出力されるモジュー
ル制御信号MDの立ち上がりと、モジュール制御信号M
Dの許容される最も遅い立ち上がりタイミングとの間の
時間であるディレイマージンt2を十分に確保すること
ができる。 (3)制御回路20から出力されるモジュール制御信号
MDのディレイマージンt1,t2を十分に確保するこ
とができるので、制御回路20とプリスケーラ9との間
の配線容量によりプリスケーラ9に入力されるモジュー
ル制御信号MDが遅延しても、プリスケーラ9の誤動作
を未然に防止することができる。 (4)制御回路20から出力されるモジュール制御信号
MDのディレイマージンt1,t2を十分に確保するこ
とができるので、基準信号frの周波数を高くすること
が容易となる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はプリス
ケーラへのモジュール制御信号の入力遅延を解消するこ
とにより、 動作周波数の引き上げを容易に可能とするP
LL回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 一実施の形態の比較分周器を示すブロック図
である。
【図3】 一実施の形態の動作を示すタイミング波形図
である。
【図4】 PLL回路を示すブロック図である。
【図5】 プリスケーラを示す回路図である。
【図6】 従来例の動作を示すタイミング波形図であ
る。
【符号の説明】
9 プリスケーラ 10 メインカウンタ 11 スワローカウンタ 20 制御回路 21a 第一のラッチ回路 21b 第二のラッチ回路 26 トリガ回路 fvco 入力信号 MD モジュール制御信号 Pout プリスケーラの出力信号 fp 第一のカウント信号 SWO 第二のカウント信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュール制御信号に基づいて、入力信
    号を異なる分周比で分周した出力信号を出力するプリス
    ケーラと、 前記プリスケーラの出力信号を第一の分周比で分周した
    第一のカウント信号を出力するメインカウンタと、 前記プリスケーラの出力信号を前記第一の分周比とは異
    なる第二の分周比で分周した第二のカウント信号を出力
    するスワローカウンタと、 前記メインカウンタ及びスワローカウンタのカウント信
    号に基づいて、前記モジュール制御信号を生成する制御
    回路とから構成した分周器であって、 前記制御回路は、 前記メインカウンタとスワローカウンタのカウント信号
    をそれぞれラッチする第一及び第二のラッチ回路と、 前記第一及び第二のラッチ回路の出力信号に基づいて、
    前記プリスケーラの出力信号をトリガとして前記モジュ
    ール制御信号を出力するトリガ回路とから構成したこと
    を特徴とする分周器。
  2. 【請求項2】 基準クロック信号を分周して基準信号を
    生成する基準分周器と、 前記基準信号と、比較信号との位相を比較する位相比較
    器と、 前記位相比較器の出力信号を電圧信号に変換するチャー
    ジポンプと、 前記チャージポンプの出力信号を平滑するローパスフィ
    ルタと、 前記ローパスフィルタの出力電圧に基づく周波数のパル
    ス信号を出力する電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器の出力信号を分周して、前記比較信
    号として出力する比較分周器と、からなるPLL回路で
    あって、 前記比較分周器は、 前記電圧制御発振器の出力信号を、モジュール制御信号
    に基づいて、異なる分周比で分周した出力信号を出力す
    るプリスケーラと、 前記プリスケーラの出力信号を分周するメインカウンタ
    と、 前記プリスケーラの出力信号を分周するスワローカウン
    タと、 前記メインカウンタとスワローカウンタのカウント信号
    に基づいて、前記モジュール制御信号を生成する制御回
    路と、から構成し、 前記制御回路は、 前記メインカウンタとスワローカウンタのカウント信号
    をそれぞれラッチする第一及び第二のラッチ回路と、 前記第一及び第二のラッチ回路の出力信号に基づいて、
    前記プリスケーラの出力信号をトリガとして前記モジュ
    ール制御信号を出力するトリガ回路とから構成したこと
    を特徴とするPLL回路。
  3. 【請求項3】 前記第一のラッチ回路は、 前記プリスケーラの出力信号の立ち下がりに基づいて、
    前記スワローカウンタのカウント信号をラッチして出力
    し、 前記第二のラッチ回路は、 前記プリスケーラの出力信号の立ち下がりに基づいて、
    前記メインカウンタのカウント信号をラッチして出力
    し、 前記トリガ回路は、 前記第一のラッチ回路の出力信号と、前記プリスケーラ
    の出力信号の反転信号とが入力されるAND回路と、 前記第二のラッチ回路の出力信号と、前記プリスケーラ
    の出力信号の反転信号とが入力されるNAND回路と、 前記AND回路の出力信号がクロック信号として入力さ
    れ、前記NAND回路の出力信号がセット信号として入
    力され、グランドGNDレベルがデータとして入力さ
    れ、前記セット信号がLレベルとなったとき、Hレベル
    の信号を前記モジュール制御信号として出力し、前記セ
    ット信号がHレベルとなったとき、前記クロック信号の
    立ち上がりに基づいて、前記データを前記モジュール制
    御信号として出力するフリップフロップ回路とから構成
    したことを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
JP8202105A 1996-07-31 1996-07-31 分周器及びpll回路 Withdrawn JPH1051306A (ja)

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