JPH10512820A - ハニカムコア複合製品の製造方法 - Google Patents

ハニカムコア複合製品の製造方法

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JPH10512820A JP8522828A JP52282896A JPH10512820A JP H10512820 A JPH10512820 A JP H10512820A JP 8522828 A JP8522828 A JP 8522828A JP 52282896 A JP52282896 A JP 52282896A JP H10512820 A JPH10512820 A JP H10512820A
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Abstract

(57)【要約】 ハニカムコア複合製品の製造方法は、それぞれ、コアエッジ(32)および拘束エッジ(30)を有するハニカムコア(24)および予備硬化された未硬化複合スキン(20)を形成することを含む。予備硬化された複合スキン(20)を型面(12s)を有する硬い型部材(12)と組合わせて配置し、ハニカムコア(24)を予備硬化された複合スキン(20)に合致させて、サブアッセンブリー(36)を形成する。未硬化複合スキン(22)を、未硬化複合スキン(22)の周囲部分(44)が拘束エッジ(30)から距離Xだけ延び、かつ周囲部分(44)が型面(12s)との重なり当接係合関係にあるように、合致サブアッセンブリー(36)上に置く。ハニカムコア(24)、予備硬化複合スキン(20)および未硬化複合スキン(22)は、複合積層物(10)を構成し、この複合積層物上に真空バッグ(14)を配置する。得られた型キャビティ(60)を排気して、真空バッグ(14)を未硬化複合スキン(22)に圧迫し、それによって、周囲部分(44)の拘束エッジ(30)および型面(12s)との係合を行わせる。ついで、複合積層物(10)を硬化させてハニカムコア複合製品を生成させる。本方法は、そのハニカムコア(24)が正確に位置し、実質的にゆがみがないハニカムコア複合製品を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】 ハニカムコア複合製品の製造方法 技術分野 本発明は、ハニカムコア複合製品の製造方法に係り、より具体的には、そのハ ニカムコアが正確に位置され、実質的にゆがみのないハニカムコア複合製品の改 良された製造方法に関する。 発明の背景 ハニカムコアを備えた複合製品は、その有利な強度対重量比故に、航空宇宙構 造体を作製するために普通に利用されている。ハニカムコア(HC)複合製品は 、典型的には、ハニカムコアにより分離され、安定化された上側および下側複合 スキン、すなわち、繊維強化樹脂マトリックスラミネートから構成される。HC 複合製品の高い曲げ剛性および圧縮強度特性故に、すなわち、ハニカムコアが剪 断ウエブとして機能し、複合スキンを曲げ中立軸から一定間隔に保つために、H C複合製品は、航空機の胴体パネルおよびドア構造のような航空宇宙用途に特に 有用である。そのような構造の高強度および軽量により、航空機システムの全体 の重量が低いものとなる。 HC複合製品は、種々の複合体成形方法を利用して作製することができる。最 も普通に採用されている方法は、複合スキンを固化し、中央に配置されたハニカ ムコアへ適切に接着するために、不透過性膜すなわち「真空バッグ」を使用する ところの真空バッグ成形アッセンブリーを使用することを含むものである。より 具体的には、下側複合スキン、ハニカムコアおよび上側複合スキンを、ハニカム コ アが上側および下側複合スキンによって覆われるように、順に硬い型部材内に置 く。上側および下側複合スキンは、エポキシ、フェノール系または他の同様の有 機樹脂質材料のような結合マトリックス内に配置されたグラファイト、アラミド またはガラス繊維のような繊維強化材から構成される未硬化「プルプレグ」また は「B−ステージ」ラミネートから成形される。積層前にハニカムコアに設けら れるフィルム接着剤は、上側および下側複合ラミネートとハニカムコアとの間の 結合を行う。真空バッグを硬い型部材上に配置し、未硬化複合積層物により占め られる型キャビティを形成するように型部材に密着させる。ついで、型キャビテ ィ内を排気し、オートクレーブオーブンにより追加の圧力および温度を印加して 積層物を硬化させる。真空と外部圧力の組合わせは、複合スキンを固化させ、空 気および揮発分を樹脂結合剤から除去し、また積層物の完全で均一な接着を確保 するために必要な圧縮圧を印加する。 HC複合製品の作製中に普通に遭遇する困難さは、圧縮圧下でのハニカムコア の位置ずれおよび/またはゆがみに関する。ハニカムコアは、独立のセルの方向 には比較的安定である、すなわちセルは、顕著なバッックリング安定性を提供す るものであるが、セルに対して圧力が横方向に印加されると、セルの横方向の不 適切な強度故に、ハニカムコアのゆがみおよびまたは位置ずれ、例えば伸縮を引 き起す。このことは、図1aを参照することによってより明確に理解されるもの であり、図1aには、上側および下側複合スキン100、102およびハニカム コア104の積層物が真空バッグ成形アッセンブリー108内に配置されている 。真空バッグ110は、ハニカムコアの傾斜端に沿って圧力の横方向成分Pを印 加するように示さ れており、その横方向圧力成分はハニカム端の局所的な潰れおよびゆがみを生じ させる。図1bは、二点鎖線112により示されるゆがみが説明目的のために誇 張されている、硬化HC複合製品の頂面を示している。 ゆがみおよび位置ずれの問題を克服する試みは、ハニカムコアの端すなわち全 周の回りのハニカムセルのいくつかの列を、フィルム接着剤の適用により安定化 させるか低密度合成フォームで充填するという安定化技術を含むものである。硬 化すると、フィルム接着剤および/またはフォーム充填セルは、ハニカムコアの 伸縮を阻止するように作用する。米国特許第4,680,216号および第5, 354,195号には、ハニカムコアの安定化技術およびそれに有用な種々の材 料について論じられている。これらの技術は、ハニカムコアのゆがみを制限(約 0.64cmないし0.95cm(0.25inないし0.375in)のオー ダーで)することにかろうじて成功しているが、そのような材料は実質的に寄生 的なものであり、全体の航空機重量の最小化が重要な設計基準であるような用途 には実際的でない。さらに、これらの安定化オプションは、正確でゆがみのない コアの位置決めが非常に重要であるような用途には受入れられ得ない。例えば、 敵のレーダーを無効にするためのレーダー吸収性(すなわち、カーボン充填)ハ ニカムコアの使用を要する用途には、従来の安定化技術により製造することがで きるものよりもはるかに正確な製造許容誤差が要求される。製造過程においてレ ーダー吸収性ハニカムコアの位置ずれが生じたならば、航空機に対するレーダー 保護が危険にさらされ得る。 ゆがみのないコアを製造する他の試みは、成形アッセンブリーの 周囲に形成されまたは組立てられた拘束装置を使用することを含むものである。 図2aは、複数列の垂直に突出するピン120を、硬い型部材122に固着し、 かつ製造すべきHC複合製品124に隣接して配置した真空バッグ成形アッセン ブリーを示している。上側複合スキン126がハニカムコア128の上に置かれ ると、ピン120は、上側複合スキン126の周囲部分130と係合、すなわち 複合構造物を突刺して成形/圧縮プロセス中の横方向の変位を防止する。これに より、上側複合スキン126中に、すなわちハニカムコア128の最上隅132 と下側複合スキン136の合わせ面134との間に、橋架け効果が生じて、横方 向の圧縮力に反作用し、その結果、ハニカムコア128のゆがみを防止する。こ の技術は、高許容誤差用途、例えばLO用途には適切であるが、突出するピン1 20は、高いメンテナンス、すなわち周期的な掃除と修復を要求する元であり、 作業者に危険を与え、真空バッグ138を硬い型部材122にシールするときに 困難さが生じる。後者に関し、真空バッグ138は、突出するピン120の外側 でシールしなければならず、真空バッグ138への損傷を防止するために、突出 するピン120上に保護エラストマーストリップ139を配置する追加の工程が 必要となる。 類似の技術が図2bに示されており、ここでは、穿孔もしくは開口された金属 ストリップ140が突出ピン120の代りとなっている。上側複合スキン126 の周囲部分130は、圧縮圧力下において開口142が周囲部分130を捕捉ま たは把持して上側複合スキン126の横方向変位を防止するように、開口金属ス トリップ142の上に置かれる。この技術は、上記のピンを有する形態と類似の 結果をもたらすが、次の硬化サイクルを開始する前に、開口から余剰の樹脂を除 去するために労力を要する掃除が要求される。 したがって、正確でゆがみのないコアの配置を提供し、成形アッセンブリーの 修復および/またはメンテナンスを最小限とする、HC複合製品の改善された製 造方法の提供が要求されている。 発明の開示 本発明の目的は、そのハニカムコアが正確に配置され、実質的にゆがみのない HC複合製品を製造するための方法を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、成形アッセンブリーに対する変更およびそのメン テナンスが最少とされるようなHC複合製品を製造するための方法を提供するこ とである。 HC複合製品は、コアエッジを有するハニカムコアを形成する工程、拘束エッ ジを有し予備硬化された未硬化複合スキンを形成する工程、型面を規定する硬い 型部材と組合わせて、予備硬化された複合スキンを配置する工程、ハニカムコア を該予備硬化された未硬化複合スキンと合致(mate)させて、拘束エッジがコア エッジを越えて延びている合致サブアッセンブリーを形成する工程、未硬化複合 スキンを合致サブアッセンブリー上に置いて、未硬化複合スキンの周囲部分が拘 束エッジから距離Xだけ延び、かつ該周囲部分が上記型面とが重なり当接係合関 係にあるようにし、ハニカムコア、予備硬化複合スキンおよび未硬化の第2の複 合スキンによって複合積層物を構成する工程、該複合積層物上に真空バッグを配 置して型面と該真空バッグとの間に型キャビティを形成する工程、該真空バッグ を未硬化複合スキンに押し付け、該スキンを合致サブアセンブリ ーに対して圧縮するために、上記型キャビティを排気する工程であって、該真空 バッグは未硬化複合スキンの横方向変位を防止するために上記周囲部分と拘束エ ッジとの係合を行わせる工程、および未硬化複合スキンを硬化させてHC複合製 品を生成させる工程、により製造される。 本発明の上記目的および他の目的、特徴および利点は、添付図面に図示されて いる例示的態様の詳細な説明に照らしてより明らかとなるであろう。 図面の簡単な説明 本発明およびそれに伴う特徴および利点のより完全な理解は、以下の図面とと もに考慮される以下の発明の詳細な記述を参照することによって得ることができ る。 図1aおよび図1bは、真空バッグアッセンブリー中で形成されているハニカ ムコア(HC)複合製品および成形アッセンブリー圧力下で生じたハニカムコア のゆがみを示し、 図2aおよび図2bは、真空成形HC複合製品のゆがみを防止するための従来 技術の成形装置を示し、 図3は、本発明の技術を用いたHC複合積層物の分離された部分断面図を示し 、 図4は、本発明の方法、より具体的には、真空バッグ成形アッセンブリーによ る合体した積層物を示す。 発明を実施するための最良の形態 さて、同様の符号が対応のまたは類似の部材をいくつかの図に渡って示すとこ ろの図面を参照すると、図3は、共同して真空バッグ成形アッセンブリー16を 構成している硬い型部材12と真空バッ グ14との間に配置されたハニカムコア(HC)複合積層物10の分解された部 分断面図を示している。複合積層物10は、予備硬化された未硬化複合スキン2 0、22およびそれらの間に配置されたハニカムコア24を含む。 ハニカムコア24は、アルミニウム、フェノール系またはノーメックス(NOME X)(ノーメックスは、アラミド繊維または織物についてのチャッツワース、C A所在のヘクセル(Hexcel)社の登録商標である)のような通常使用されている 開放セル型ハニカムのいずれであってもよい。重量が重要な設計基準であるよう な用途については、約28.84Kg/m3(1.81b/ft3)の密度を有す る軽量ハニカムコアが好ましい。一般に、ハニカムコアは、バルクで購入され、 数値制御(NC)機械加工装置を用いて所望の形状および寸法に機械加工される 。ハニカムコア24は、予備硬化された未硬化複合スキン20、22へ剪断荷重 を徐々に移すために傾斜表面26を有するものとして示されているが、本発明の 教示は、直角の表面を有するハニカムにも同等に適用できることが理解されるで あろう。 予備硬化された複合スキン20は、エポキシ、フェノール系または他の同様の 有機樹脂質材料のような結合マトリックス内に配置されたグラファイト、アラミ ドまたはガラス繊維のような繊維強化材を有する繊維強化樹脂マトリックス複合 ラミネートから構成される。好ましくは、少なくとも約0.038cm(0.0 15in)の合計厚さを有する2つの複合ラミネートが型アッセンブリー内に積 層され、硬化されて硬化複合パネルを形成する。複合パネルを成形し、硬化させ るために、真空成形、樹脂トランスファー成形、またはマ ッチドメタル成形のようないずれも通常の作製方法を用いることができる。しか しながら、好ましい方法は、HC複合積層物を形成するために用いたものと同じ 堅い型部材12を予備硬化された複合スキン20を形成するために用いる真空バ ッグ成形アッセンブリーを利用するものである。硬化すると、硬化複合パネルの 少なくとも一端をトリミングし、予備硬化複合スキン20を形成する。このトリ ミング操作は、直角部30’を有する拘束エッジ30をも生じさせる。この構造 の有用性は、次の処理工程を考慮すると明らかとなるものである。 次に、予備硬化複合スキン20を堅い型部材12に戻し、ハニカムコア24を これに合致させて合致サブアッセンブリー36(図4参照)を形成する。さらに 、ハニカムコア24を、拘束エッジ30がハニカムコア24のエッジ32を越え て延びるように、予備硬化複合スキン20に対し積層関係に置く。コアのエッジ 32を越えて延びる予備硬化複合スキン20の部分は、合わせ面38を構成する 。この合致工程は、コアを予備硬化複合スキン20に結合させるために、合わせ 面の一方または双方に、すなわちハニカムコア24または予備硬化複合スキン2 0のいずれかに、結合用接着剤34aを適用することをさらに含む。好ましい態 様において、結合用接着剤34aは、完成した複合積層物10とともに、すなわ ち、以下記載する硬化工程(硬化サイクル)と同時に、硬化される。しかしなが ら、この結合操作は、後の処理工程に先立って、例えば別個の硬化サイクルを要 する独立の操作として、行うこともできる。好ましい結合用接着剤34aは、C A、ピッツバーグ所在のハイゾル(Hysol)社により製造されているEA969 0のようなフィルム接着剤であ る。 未硬化複合スキン22は、エポキシ、フェノール系または他の同様の有機樹脂 質材料のような結合マトリックス内に配置されたグラファイト、アラミドまたは ガラス繊維のような繊維強化材を有する未硬化予備含浸繊維強化複合材料の1ま たはそれ以上のラミネートから構成される。好ましい態様において、ハイゾル9 690フィルム接着剤のような結合用接着剤34bを、未硬化複合スキン22の 積層の準備としてハニカムコア24の露出した上側表面にまず適用する。接着剤 34bは、未硬化複合スキン22のハニカムコア24への結合を容易にするが、 未硬化結合マトリックス、すなわち未硬化複合スキン22の樹脂は、硬化サイク ル中にハニカムコア表面を適切に濡らして好適な結合を行わせるので、結合用接 着剤34bの必要性を排除できるということが認識されるであろう。 未硬化複合スキン22を、合致サブアッセンブリー上に置き、露出した上側ハ ニカムコア表面40および予備硬化複合スキン20の合わせ面38との密な接触 を確保するために、通常のデバルキング技術を用いて予備圧縮する。さらに、未 硬化複合スキン22を、その周囲部分44が予備硬化スキン20の拘束エッジ3 0を越えて延びるように、適切なサイズとする。さらにまた、周囲部分44は、 堅い型部材12の成形面12sと積層当接係合し、かつ拘束エッジ30を距離X だけ越える。好ましくは、周囲部分44は、エッジ30から少なくとも1.9c m(0.75in)、より好ましくは約2.5cm(1in)延びている。 組み合わせた複合積層物10の上に真空バッグ14を置き、「プレサイト」( prestite)(プレサイトは、MN,St.ポール所 在の3Mにおり製造されている半接着性柔軟(compliant)材料の商標名である )のような通常のシーラーストリップ50を用いて、真空バッグ14を堅い型部 材12またはそれ自体にシールする。場合により、分離または離型フィルム52 および呼吸プライ(breather ply)54を未硬化複合スキン22と真空バッグ1 4との間に配置してもよい。分離フィルム52は、複合積層物10を硬化させた 後に真空バッグ14の剥離を容易にし、呼吸プライ54は、硬化サイクル中の未 硬化複合スキン22からの空気および揮発分の除去を容易にする。代表的な材料 は、以下記載する例に示されている。記載した態様において、離型フィルム52 および呼吸プライ54の使用は好ましいものであるが、複合積層物10は、最小 限、ハニカムコア24、予備硬化複合スキン20および未硬化複合スキン22か ら構成される。 図4に示す完成した真空バッグ成形アッセンブリー16は、密閉型キャビティ 60、すなわち、堅い型部材12と真空バッグ14との間を形成し、これは真空 ポンプ62と流体連通する。真空ポンプ62は、ガス状流体、すなわち空気およ び揮発分を型キャビティ60から排気させ、真空バッグ14を未硬化複合スキン 22に圧迫するための圧力差を生成する。同時に、未硬化複合スキン22の周囲 部分44は、予備硬化複合スキン20の拘束エッジ30と係合し、型表面12s に対して押しつけられる。 ついで、真空バッグアッセンブリー16をオートクレーブオーブン(図示せず )内に置き、ここで硬化のために複合積層物10に更なる圧力および温度を加え る。記載した態様に関し、オートクレーブオーブンは、約3.72×107〜4 .46×107N/m2(2 5〜30lb/in2)の圧力を積層物に印加し、その温度を約120〜180 分の期間で約121〜232℃(250〜450°F)まで上昇させる。 真空成形工程、すなわち、型キャビティ60の排気および後の硬化工程中、未 硬化複合スキン22の周囲部分44は、予備硬化複合スキン20の拘束エッジ3 0に対し、両者間で機械的な連結を提供するように、係合する。拘束エッジ30 は、未硬化複合スキン22の横方向変位を防止し、したがって傾斜ハニカム表面 26を覆う領域において橋架け効果をそこに生じさせるように機能する。上述し たように、橋架け効果は、真空バッグ14により印加された圧力Pの横方向成分 に対し反作用するように機能する。同時に、周囲部分44と型表面12sとの間 の接触界面Clは、横方向変位を防止するという目的に対して追加の拘束を提供 する。すなわち、接触界面Clに沿った摩擦力が、拘束エッジ30の拘束能力を 増大させる。したがって、未硬化複合スキン22の横方向変位ひいては懸垂線( catenary)方向の変位を防止することによって、ハニカムコア24の位置ずれお よび/またはゆがみが最小とされる。 完成したHC複合製品は、上記の処理工程により製造された形態で使用するこ ともできるが、硬化複合積層物を、ラインTLに沿って正味寸法にトリミングし て均一な厚さの周囲フランジ70を有するハニカムコア複合製品を作ることがで きる。好ましくは、この操作中に拘束エッジ30および周囲部分44を除去する 。従って、トリミング操作は、後の固定および/または結合操作のために周囲フ ランジ70の強度を増大させる拘束エッジ30によって生成される急な輪郭遷移 部を除去するものである。 拘束エッジ30および型表面12sは、従来のピン式の構成や開口金属ストリ ップの構成と機能的に等価である工具表面となるが、これらの工具表面の形成の 方が、はるかに労力集中的でないことが認識されるであろう。拘束エッジ30は 、製造プロセスに伴って形成され、最終のHC複合製品の一部分となる。さらに 、唯一の追加の工程は、予備硬化複合スキン20の生成を含むものである。ラミ ネートの品質および強度を改善する目的のために複合ラミネートを予備硬化させ ることが有利である限り、本発明の方法は、そのような改善された品質および強 度が望まれる場合には、製造プロセスにおけるコストについて悪影響をもたない ものである。例えば、予備硬化複合スキン20は、繊維体積含有率を改善するた め、すなわち繊維対樹脂比増大させて、複合ラミネートの強度を向上させるため に、1.11×108N/m2(75lb/in2)の圧力下で製造することがで きる。このような向上した繊維体積は、低密度ハニカムコアを介して高い圧縮力 が伝達できない限り、従来の共硬化方法、すなわち両方の複合スキンがオートク レーブオーブンに入る前に未硬化である方法を用いては達成し得ないのである。 型表面12sを含むように周囲部分44の超過配置のためにやや拡大されてい る堅い型部材12を作製することに関しては、そのような付加的な領域表面を作 製することは、時間および労力の点でとるに足らないものであることが認識され るであろう。 また、本発明の方法により、従来の工具表面の危険性および周期的なメンテナ ンスが全く排除されることが認識されるであろう。すなわち、本方法は、危険な 工具表面、例えばピン、あるいは周期的な掃除を必要とする他の工具表面、例え ば開口を用いない。 例 本発明の教示を用いてハニカムコア(HC)複合製品を以下のようにして作製 した。1.8lb/ft3ノーメックスハニカムのシートを、厚さ寸法3.0c m(1.18in)に、長さおよび幅寸法をそれぞれ60.1cm(24in) に機械加工した。このハニカムコアのエッジを斜めに切断して全周囲の回りに3 0°傾斜角を形成した。ついで、このハニカムコアをアルコールで洗浄し、オー ブン中において、65.5℃(150°F)で120分間乾燥した。 第1の複合スキンを、ケブラー(KEVLAR)繊維強化複合材料(ケブラーは、高 引張り強度の芳香族ポリアミドについての、DE、ウィルミントン所在のE.I .デュポン・ドウ・ヌムール社の登録商標である)の2プライ(ply)を長さお よび幅寸法それぞれ66.04cm(26in)に切断することにより構成した 。ついで、これらプライを真空バッグ成形アッセンブリーの堅い型部材中に置い た。フッ素化エチレン−プロピレン(FEP)分離フィルムと、N−10のよう な柔軟な多孔質材料から作られた呼吸プライ(FEPおよびN−10は、CA、 カールソン所在のエアーテク・インターナショナルから入手した)とをそれぞれ 積層物に重ねた。この積層物に真空バッグを適用し、プレサイト接着剤を用いて 堅い型部材にシールした。ついで、この完成した真空バッグ成形アッセンブリー をオートクレーブオーブン中に置き、プライを硬化させた。オートクレーブオー ブンにおいて、複合プライは、ピーク圧力および温度がそれぞれ1.11×108 N/m2(75lb/in2)および182.2℃(360°F)となるまで1 80分間で段階的に硬化させた。積層物は、厚さ寸法0.015inを有する硬 化複合パネル となった。ついで、この硬化複合パネルをその周囲でトリミングして拘束エッジ を有する予備硬化複合スキンを生成した。この予備硬化複合スキンの正味サイズ は、約63.5cm(25in)平方であった。 上記予備硬化複合スキンを堅い型部材に戻し、その露出表面に、ハイゾル96 90フィルム接着剤からなる第1の層を重ねた。ついで、前に形成したハニカム コアを、拘束エッジがハニカムコアのエッジから約2.54cm(1in)延び るように、予備硬化複合スキン上の中央に重ね合わせた。ついで、ハニカムコア の露出した上側表面にハイゾル9690フィルム接着剤からなる第2の層を重ね た。 ケブラー材料の2プライからなる未硬化複合スキンを、合致サブアッセンブリ ー、すなわちハニカムコアおよび予備硬化複合スキン上に、未硬化複合スキンが の周囲部分が予備硬化複合スキンの拘束エッジから2.54cm(1in)延び るように、置いた。未硬化複合スキンを通常の真空デバルキング装置を用いて5 分間デバルキングした。未硬化複合スキン上に、FEP分離フィルムおよびN− 10呼吸プライを順次置いた。ついで、真空バッグを未硬化複合スキン上に置き 、堅い型部材にシールし、それにより真空バッグアッセンブリー全体を構成した 。真空バッグを介して、下に位置する積層物に対して大気圧を印加する(完全真 空)ように、型キャビティを排気した。それにより、同時に、未硬化複合スキン の周囲部分をそれぞれ予備硬化複合スキンの拘束エッジおよび堅い型部材の型表 面と強制的に係合させた。 ついで、真空バッグ成形アッセンブリーをオートクレーブオーブ ンに置き、以下のように段階硬化させた。最初の60分の保持相に対し、オート クレーブ圧力を1.49×107N/m2(10lb/in2)まで上げ、オート クレーブ温度を93.3℃(200°F)まで上昇させた。この第1の保持相で 約30分、オートクレーブ圧を徐々に3.72×107N/m2(10lb/in2 )まで増加させた。第1の保持相後、温度を徐々に182.2℃(360°F )まで上げ、120分間第2の保持相(最終硬化相)に保持した。 得られた複合製品のハニカムコアは、実質的にゆがみがなく、複合スキンに対 して正確に位置していることが見い出された。 上記方法は、単独で、あるいは米国特許第4,680,216号および第5, 354,195号に記載されているもののような種々のコア安定化技術と組み合 わせて用いることができる。さらに、得られる結合の効力を改善するために、上 記積層工程のそれぞれの間にデバルキング操作を行うこともできる。 本発明をその例示的態様に関して示し、かつ記載したが、本発明の精神および 範囲から逸脱することなく、上記のおよび他の変更、省略および付加を行うこと ができるということが当業者に理解されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1997年1月10日 【補正内容】 結果をもたらすが、次の硬化サイクルを開始する前に、開口から余剰の樹脂を除 去するために労力を要する掃除が要求される。 ゆがみのないHC複合製品を製造するためのさらに他の方法が、ブレイデン( Brayden)らの米国特許第5,242,651号に記載されている。この方法は 、オートクレーブによって生じたもののような加圧空気もしくはガスをHC複合 製品の上側フェースプライの裏側に、特にハニカムコアの傾斜部分の上に配置さ れたフェースプライに導入することを含む。この背圧は、ハニカムコアの横方向 の動きおよびゆがみを防止する均等化もしくは反作用力を実効させる。この型ア ッセンブリーは、ハニカムコアにより占められた体積またはキャビティに対し、 およびフェースプライ間に、加圧空気もしくはガスを導入する圧力ポートを備え ている。ハニカムコアは、1のセルから隣接するセルへ、最終的には上側フェー スプライの裏側全体へ圧力を伝達させる開口をセル壁に含んでいる。この技術は 独特の解決を与えるものであるが、型の変更に関連するコスト、および内部的に HC複合製品を加圧するための閉鎖内部システムを作ることに関連する労力のか かる組み立てが経済的に不利である。 したがって、正確でゆがみのないコアの配置を提供し、成形アッセンブリーの 修復および/またはメンテナンスを最小限とする、HC複合製品の改善された製 造方法の提供が要求されている。 発明の開示 本発明の目的は、そのハニカムコアが正確に配置され、実質的にゆがみのない HC複合製品を製造するための方法を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、成形アッセンブリーに対する変更およびそのメン テナンスが最少とされるようなHC複合製品を製造するための方法を提供するこ とである。 これらの目的および他の目的は、コアエッジを有するハニカムコアを形成する 工程、型面を有する堅い型部材と組合わせて、第1の複合スキンを置く工程、ハ ニカムコアを第1の複合スキンと合致させ、それにより合致サブアッセンブリー を形成する工程、合致サブアッセンブリー上に第2の複合スキンを積層する工程 であって、第2の複合スキンは未硬化複合スキンであり、ハニカムコアと第1の 複合スキンと第2の複合スキンが組合わされて複合積層物を構成するところの工 程、複合積層物上に真空バッグを配置し、それにより型面と真空バッグとの間に 型キャビティを形成する工程、型キャビティを排気して真空バッグを合致サブア ッセンブリーに対して圧縮するために真空バッグを第2の複合スキンに対して圧 迫させる工程、および複合積層物を硬化させてハニカムコア複合製品を生成させ る工程を含むHC複合製品の製造方法により達成される。この方法は、さらに、 上記の置く工程の前に、第1の複合スキンが拘束エッジを有する予備硬化複合ス キンであるように第1の複合スキンを形成する工程、第2の複合スキンの周囲部 分が拘束エッジから距離Xだけ越えて延びるように、さらに、この周囲部分が堅 い型部材の型面との重なり当接係合関係にあるように、第2の複合スキンを合致 サブアッセンブリーと組合わせて配置する工程、により特徴付けられ、ここで、 排気工程は、複合積層物が硬化する際第2の複合スキンの横方向変位を防止する ために真空バッグをして周囲部分の拘束エッジおよび型面との係合を行わせるも のである。 本発明の上記目的および他の目的、特徴および利点は、添付図面に図示されて いる例示的態様の詳細な説明に照らしてより明らかとなるであろう。 図面の簡単な説明 本発明およびそれに伴う特徴および利点のより完全な理解は、以 下の図面とともに考慮される以下の発明の詳細な記述を参照することによって得 ることができる。 図1aおよび図1bは、真空バッグアッセンブリー中で形成されているハニカ ムコア(HC)複合製品および成形アッセンブリー圧力下で生じたハニカムコア のゆがみを示し、 図2aおよび図2bは、真空成形HC複合製品のゆがみを防止するための従来 技術の成形装置を示し、 図3は、本発明の技術を用いたHC複合積層物の分離された部分断面図を示し 、 図4は、本発明の方法、より具体的には、真空バッグ成形アッセンブリーによ る合体した積層物を示す。 発明を実施するための最良の形態 さて、同様の符号が対応のまたは類似の部材をいくつかの図に渡って示すとこ ろの図面を参照すると、図3は、共同して真空バッグ成形アッセンブリー16を 構成している硬い型部材12と真空バッ グ14との間に配置されたハニカムコア(HC)複合積層物10の分解された部 分断面図を示している。複合積層物10は、予備硬化された未硬化複合スキン2 0、22およびそれらの問に配置されたハニカムコア24を含む。 ハニカムコア24は、アルミニウム、フェノール系またはノーメックス(NOME X)(ノーメックスは、アラミド繊維または織物についてのチャッツワース、C A所在のヘクセル(Hexcel)社の登録商標である)のような通常使用されている 開放セル型ハニカムのいずれであってもよい。重量が重要な設計基準であるよう な用途については、約28.84Kg/m3(1.8lb/ft3)の密度を有す る軽量ハニカムコアが好ましい。一般に、ハニカムコアは、バルクで購入され、 数値制御(NC)機械加工装置を用いて所望の形状および寸法に機械加工される 。ハニカムコア24は、予備硬化された未硬化複合スキン20、22へ剪断荷重 を徐々に移すために傾斜表面26を有するものとして示されているが、本発明の 教示は、直角の形態を有するハニカムにも同等に適用できることが理解されるで あろう。 予備硬化された複合スキン20は、エポキシ、フェノール系または他の同様の 有機樹脂質材料のような結合マトリックス内に配置されたグラファイト、アラミ ドまたはガラス繊維のような繊維強化材を有する繊維強化樹脂マトリックス複合 ラミネートから構成される。好ましくは、少なくとも約0.038cm(0.0 15in)の合計厚さを有する2つの複合ラミネートが型アッセンブリー内に積 層され、硬化されて硬化複合パネルを形成する。複合パネルを成形し、硬化させ るために、真空成形、樹脂トランスファー成形、またはマッチドメタル成形のよ うないずれも通常の作製方法を用いることができる。しかしながら、好ましい方 法は、HC複合積層物を形成す るために用いたものと同じ堅い型部材12を予備硬化された複合スキン20を形 成するために用いる真空バッグ成形アッセンブリーを利用するものである。硬化 すると、硬化複合パネルの少なくとも一端をトリミングし、予備硬化された第1 の複合スキン20を形成する。このトリミング操作は、直角部30’を有する拘 束エッジ30をも生じさせる。この構造の有用性は、次の処理工程を考慮すると 明らかとなるものである。 次に、予備硬化された第1の複合スキン20を堅い型部材12に戻し、ハニカ ムコア24をこれに合致させて合致サブアッセンブリー36(図4参照)を形成 する。さらに、ハニカムコア24を、拘束エッジ30がハニカムコア24のエッ ジ32を越えて延びるように、予備硬化複合スキン20に対し積層関係に置く。 コアのエッジ32を越えて延びる予備硬化複合スキン20の部分は、上側に面し た合わせ面38を構成し、これは次の工程で未硬化複合スキン22と組み合わさ れて配置され、かつそれに結合される。この合致工程は、コアを予備硬化複合ス キン20に結合させるために、合わせ面の一方または双方に、すなわちハニカム コア24または予備硬化複合スキン20のいずれかに、結合用接着剤34aを適 用することをさらに含む。好ましい態様において、結合用接着剤34aは、完成 した複合積層物10とともに、すなわち、以下記載する硬化工程(硬化サイクル )と同時に、硬化される。しかしながら、この結合操作は、後の処理工程に先立 って、例えば別個の硬化サイクルを要する独立の操作として、行うこともできる 。好ましい結合用接着剤34aは、CA、ピッツバーグ所在のハイゾル(Hysol )社により製造されているEA9690のようなフィルム接着剤である。 未硬化複合スキン22は、エポキシ、フェノール系または他の同様の有機樹脂 質材料のような結合マトリックス内に配置されたグラ ファイト、アラミドまたはガラス繊維のような繊維強化材を有する未硬化予備含 浸繊維強化複合材料の1またはそれ以上のラミネートから構成される。好ましい 態様において、ハイゾル9690フィルム接着剤のような結合用接着剤34bを 、未硬化複合スキン22の積層の準備としてハニカムコア24の露出した上側表 面にまず適用する。接着剤34bは、未硬化複合スキン22のハニカムコア24 への結合を容易にするが、未硬化結合マトリックス、すなわち未硬化複合スキン 22の樹脂は、硬化サイクル中にハニカムコア表面を適切に濡らして好適な結合 を行わせるので、結合用接着剤34bの必要性を排除できるということが認識さ れるであろう。 未硬化複合スキン22を、合致サブアッセンブリー上に置き、露出した上側ハ ニカムコア表面40および予備硬化複合スキン20の合わせ面38との密な接触 を確保するために、通常のデバルキング技術を用いて予備圧縮する。さらに、未 硬化複合スキン22を、その周囲部分44が予備硬化スキン20の拘束エッジ3 0を越えて延びるように、適切なサイズとする。さらにまた、周囲部分44は、 堅い型部材12の成形面12sと積層当接係合し、かつ拘束エッジ30を距離X だけ越える。好ましくは、周囲部分44は、エッジ30から少なくとも1.9c m(0.75in)、より好ましくは約2.5cm(1in)延びている。 組み合わせた複合積層物10の上に真空バッグ14を置き、「プレサイト」( prestite)(プレサイトは、MN,St.ポール所在の3Mにおり製造されてい る半接着性柔軟(compliant)材料の商標名である)のような通常のシーラース トリップ50を用いて、真空バッグ14を堅い型部材12またはそれ自体にシー ルする。場合により、分離または離型フィルム52および呼吸プライ(breather ply)54を未硬化複合スキン22と真空バッグ14との間に 配置してもよい。分離フィルム52は、複合積層物10を硬化させた後に真空バ ッグ14の剥離を容易にし、呼吸プライ54は、硬化サイクル中の未硬化複合ス キン22からの空気および揮発分の除去を容易にする。代表的な材料は、以下記 載する例に示されている。記載した態様において、離型フィルム52および呼吸 プライ54の使用は好ましいものであるが、複合積層物10は、最小限、ハニカ ムコア24、予備硬化複合スキン20および未硬化複合スキン22から構成され る。 図4に示す完成した真空バッグ成形アッセンブリー16は、密閉型キャビティ 60、すなわち、堅い型部材12と真空バッグ14との間を形成し、これは真空 ポンプ62と流体連通する。真空ポンプ62は、ガス状流体、すなわち空気およ び揮発分を型キャビティ60から排気させ、真空バッグ14を未硬化複合スキン 22に圧迫するための圧力差を生成する。同時に、未硬化複合スキン22の周囲 部分44は、予備硬化複合スキン20の拘束エッジ30と係合し、型表面12s に対して押しつけられる。 ついで、真空バッグアッセンブリー16をオートクレーブオーブン(図示せず )内に置き、ここで硬化のために複合積層物10に更なる圧力および温度を加え る。記載した態様に関し、オートクレーブオーブンは、約3.72×107〜4 .46×107N/m2(2 例 本発明の教示を用いてハニカムコア(HC)複合製品を以下のようにして作製 した。1.8lb/ft3ノーメックスハニカムのシートを、厚さ寸法3.0c m(1.18in)に、長さおよび幅寸法をそれぞれ60.1cm(24in) に機械加工した。このハニカムコアのエッジを斜めに切断して全周囲の回りに3 0°傾斜角を形成した。ついで、このハニカムコアをアルコールで洗浄し、オー ブン中において、65.5℃(150°F)で120分間乾燥した。 第1の複合スキンを、ケブラー(KEVLAR)繊維強化複合材料(ケブラーは、高 引張り強度の芳香族ポリアミドについての、DE、ウィルミントン所在のE.I .デュポン・ドウ・ヌムール社の登録商標である)の2プライ(ply)を長さお よび幅寸法それぞれ66.04cm(26in)に切断することにより構成した 。ついで、これらプライを真空バッグ成形アッセンブリーの堅い型部材中に置い た。フッ素化エチレン−プロピレン(FEP)分離フィルムと、N−10のよう な柔軟な多孔質材料から作られた呼吸プライ(FEPおよびN−10は、CA、 カールソン所在のエアーテク・インターナショナルから入手した)とをそれぞれ 積層物に重ねた。この積層物に真空バッグを適用し、プレサイト接着剤を用いて 堅い型部材にシールした。ついで、この完成した真空バッグ成形アッセンブリー をオートクレーブオーブン中に置き、プライを硬化させた。オートクレーブオー ブンにおいて、複合プライは、ピーク圧力および温度がそれぞれ1.11×108 N/m2(75lb/in2)および182.2℃(360°F)となるまで1 80分間で段階的に硬化させた。積層物は、厚さ寸法0.038cm(0.01 5in)を有する硬化複合パネル 請求の範囲 1)コアエッジ(32)を有するハニカムコア(24)を形成する工程、 型面(12s)を有する堅い型部材(12)と組合わせて、第1の複合スキ ン(20)を置く工程、 上記ハニカムコア(24)を上記第1の複合スキン(20)と合致させ、そ れにより、該第1の複合スキンのエッジ(30)が上記コアエッジ(32)を越 えて延びるように、合致サブアッセンブリー(36)を形成する工程、 上記合致サブアッセンブリー(36)上に第2の複合スキン(22)を積層 する工程であって、該第2の複合スキン(22)は未硬化複合スキンであり、上 記ハニカムコア(24)と上記第1の複合スキン(20)と該第2の複合スキン (22)が組合わされて複合積層物(10)を構成するところの工程、 上記複合積層物(10)上に真空バッグ(14)を配置し、それにより上記 型面(12s)と上記真空バッグ(14)との間に型キャビティ(60)を形成 する工程、 上記型キャビティ(60)を排気して真空バッグ(14)を合致サブアッセ ンブリー(36)に対して圧縮するために該真空バッグ(14)を第2の複合ス キン(22)に対して圧迫させる工程、および 複合積層物(10)を硬化させてハニカムコア複合製品を生成させる工程、 を含むハニカムコア複合製品の製造方法であって、該方法は、 上記の第1の複合スキンを置く工程の前に、第1の複合スキン(20)が拘 束エッジ(30)を有する予備硬化複合スキンであるように第1の複合スキン( 20)を形成する工程、 上記第2の複合スキン(22)の周囲部分(44)が上記拘束エッジ(30 )から距離Xだけ延びるように、さらに、上記周囲部分(44)が堅い型部材( 12)の型面(12s)との重なり当接係合関係にあるように、第2の複合スキ ン(22)を合致サブアッセンブリー(36)と組合わせて配置する工程、によ り特徴付けられ、ここで、 上記排気工程は、複合積層物(10)が硬化する際に上記第2の複合スキン( 22)の横方向変位を防止するために真空バッグ(14)をして上記周囲部分( 44)の拘束エッジ(30)および型面(12s)との係合を行わせるものであ る、 ハニカムコア複合製品の製造方法。 2)上記ハニカムコア(24)を上記予備硬化された複合スキン(20)に合致 させる工程が、上記ハニカムコア(24)と上記予備硬化された複合スキン(2 0)との間にフィルム接着剤(34a)を適用するサブ工程を含むことを特徴と する請求項1記載の方法。 3)上記合致されたサブアッセンブリーと上記未硬化複合スキン(22)との間 に、結合用接着剤(34b)を適用する工程をさらに含むことを特徴とする請求 項2記載の方法。 4)上記未硬化複合スキン(22)が、上記距離Xが約1.9cm(0.75i n)よりも大きくなるように積層されることを特徴とする請求項1記載の方法。 5)上記拘束エッジ(30)および上記周囲部分(44)が除去さ れるように、上記ハニカムコア複合製品をトリミングする工程を含むことを特徴 とする請求項1記載の方法。 6)上記予備硬化複合スキン(20)を形成する工程が、該予備硬化複合スキン (20)を、その厚さが約0.038cm(0.015in)よりも大きく、か つ上記拘束エッジ(30)が直角形態(30’)をなすように、形成することを 特徴とする請求項1記載の方法。 7)上記予備硬化複合スキン(20)を形成する工程が、上記堅い型部材(12 )において複合ラミネートの積層物を真空成形し、該真空成形された積層物をト リミングして、上記予備硬化された複合スキン(20)の上記拘束エッジ(30 )を形成するサブ工程を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。 8)上記未硬化複合スキン(20)とともに、離型フィルム(52)を適用する 工程を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。 9)上記離型フィルム(52)とともに、呼吸プライ(54)を適用する工程を 含むことを特徴とする請求項8記載の方法。 10)上記予備硬化複合スキン(20)の形成工程が、その厚さが約0.038 cm(0.015in)よりも大きいように上記予備硬化複合スキンを形成する ことを含むことを特徴とし、さらに、上記拘束エッジ(30)および上記周囲部 分(44)が除去されるように、上記ハニカムコア複合製品をトリミングする工 程を有することを特徴とする請求項4記載の方法。 11)上記予備硬化複合スキン(20)を形成する工程が、上記堅い型部材(1 2)において複合ラミネートの積層物を真空成形し、該真空成形された積層物を トリミングして、上記予備硬化された複合スキン(20)の上記拘束エッジ(3 0)を形成するサブ工程を含むことを特徴とする請求項10記載の方法。 12)上記未硬化複合スキン(20)とともに、離型フィルム(52)を適用す る工程を含むことを特徴とする請求項10記載の方法。 13)上記離型フィルム(52)とともに、呼吸プライ(54)を適用する工程 を含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT, LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK ,TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ノーワック,ケネス エム. アメリカ合衆国,コネチカット 06612, イーストン,ハーマン レイン 63 (72)発明者 オジエッキー,ラリー ジェイ. アメリカ合衆国,コネチカット 06478, オックスフォード,ムース ヒル ロード 197 【要約の続き】 ついで、複合積層物(10)を硬化させてハニカムコア 複合製品を生成させる。本方法は、そのハニカムコア (24)が正確に位置し、実質的にゆがみがないハニカ ムコア複合製品を製造する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) コアエッジ(32)を有するハニカムコア(24)を形成する工程、 拘束エッジ(30)を有し予備硬化された未硬化複合スキン(20)を形 成する工程、 型面(12s)を有する硬い型部材(12)と組合わせて、上記予備硬化 された複合スキン(20)を配置する工程、 上記ハニカムコア(24)を上記予備硬化された複合スキン(20)に合 致させて、上記拘束エッジ(30)が上記コアエッジ(32)を越えて延びてい る合致サブアッセンブリー(36)を形成する工程、 未硬化複合スキン(22)を、該未硬化複合スキン(22)の周囲部分( 44)が上記拘束エッジ(30)から距離Xだけ延び、かつ該周囲部分(44) が上記型面(12s)との重なり当接係合関係にあるように、上記合致サブアッ センブリー(36)上に置いて、上記ハニカムコア(24)、予備硬化複合スキ ン(20)および未硬化複合スキン(22)によって複合積層物(10)を構成 する工程、 該複合積層物(10)上に真空バッグ(14)を配置して上記型面(12 s)と該真空バッグ(14)との間に型キャビティ(60)を形成する工程、 上記未硬化複合スキン(22)を上記合致サブアセンブリー(36)に対 して圧縮するために上記真空バッグ(14)を上記未硬化複合スキン(22)に 圧迫すべく、上記型キャビティ(60)を排気する工程であって、上記真空バッ グ(14)は上記未硬化複 合スキン(22)の横方向変位を防止するために上記周囲部分(44)と上記拘 束エッジ(30)との係合を行わせる工程、および 上記複合積層物(10)を硬化させてハニカムコア複合製品を生成させる 工程 を包含するハニカムコア複合製品の製造方法。 2)上記ハニカムコア(24)を上記予備硬化された複合スキン(20)に合致 させる工程が、上記ハニカムコア(24)と上記予備硬化された複合スキン(2 0)との間にフィルム接着剤(34a)を適用するサブ工程を含む請求項1記載 の方法。 3)上記合致されたサブアッセンブリーと上記未硬化複合スキン(22)との間 に、結合用接着剤(34b)を適用する工程をさらに含む請求項2記載の方法。 4)上記未硬化複合スキン(22)が、上記距離Xが約1.9cm(0.75i n)よりも大きくなるように積層される請求項1記載の方法。 5)上記拘束エッジ(30)および上記周囲部分(44)が除去されるように、 上記ハニカムコア複合製品をトリミングする工程をさらに含む請求項1記載の方 法。 6)上記予備硬化複合スキン(20)を形成する工程が、該予備硬化複合スキン (20)を、その厚さが約0.038cm(0.01 5in)よりも大きく、かつ上記拘束エッジ(30)が直角形態(30’)をな すように、形成することを含む請求項1記載の方法。 7)上記予備硬化複合スキン(20)を形成する工程が、上記堅い型部材(12 )において複合ラミネートの積層物を真空成形し、該真空成形された積層物をト リミングして、上記予備硬化された複合スキン(20)の上記拘束エッジ(30 )を形成することを含む請求項1記載の方法。 8)上記未硬化複合スキン(20)とともに、離型フィルム(52)を適用する 工程をさらに含む請求項1記載の方法。 9)上記離型フィルム(52)とともに、呼吸プライ(54)を適用する工程を さらに含む請求項8記載の方法。 10) コアエッジ(32)を有するハニカムコア(24)を形成する工程、 拘束エッジ(30)を有し予備硬化された未硬化複合スキン(20)を 形成する工程であって、該予備硬化された複合スキン(20)がその厚さが約0 .038cm(0.015in)よりも大きいように形成される工程、 型面(12s)を有する硬い型部材(12)と組合わせて、上記予備硬 化された複合スキン(20)を配置する工程、 上記ハニカムコア(24)を上記予備硬化された複合スキン(20)に 合致させて、上記拘束エッジ(30)が上記コアエッ ジ(32)を越えて延びている合致サブアッセンブリー(36)を形成する工程 、 未硬化複合スキン(22)を、該未硬化複合スキン(22)の周囲部分 (44)が上記拘束エッジ(30)から約1.9cm(0.75in)よりも大 きい距離だけ延び、かつ該周囲部分(44)が上記型面(12s)との重なり当 接係合関係にあるように、上記合致サブアッセンブリー(36)上に置いて、上 記ハニカムコア(24)、予備硬化複合スキン(20)および未硬化複合スキン (22)が組合わされて複合積層物(10)を構成する工程、 該複合積層物(10)上に真空バッグ(14)を配置して上記型面(1 2s)と上記真空バッグ(14)との間に型キャビティ(60)を形成する工程 、 上記未硬化複合スキン(22)を上記合致サブアセンブリー(36)に 対して圧縮するために上記真空バッグ(14)を上記未硬化複合スキン(22) に圧迫すべく、上記型キャビティ(60)を排気する工程であって、上記真空バ ッグ(14)は上記未硬化複合スキン(22)の横方向変位を防止するために上 記周囲部分(44)と上記拘束エッジ(30)との係合を行わせる工程、 上記複合積層物(10)を硬化させてハニカムコア複合製品を生成させ る工程、および 上記拘束エッジ(30)および上記周囲部分(44)が除去されるよう に、該ハニカムコア複合製品をトリミングする工程 を包含するハニカムコア複合製品の製造方法。 11)上記予備硬化複合スキン(20)を形成する工程が、上記堅 い型部材(12)において複合ラミネートの積層物を真空成形し、該真空成形さ れた積層物をトリミングして、上記予備硬化された複合スキン(20)の上記拘 束エッジ(30)を形成することを含む請求項10記載の方法。 12)上記未硬化複合スキン(20)とともに、離型フィルム(52)を適用す る工程をさらに含む請求項10記載の方法。 13)上記離型フィルム(52)とともに、呼吸プライ(54)を適用する工程 をさらに含む請求項10記載の方法。
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