JPH10512677A - 生理流体の分析装置における参照流体の自動導入 - Google Patents

生理流体の分析装置における参照流体の自動導入

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Abstract

(57)【要約】 本装置は、例えば血液ガスの分析装置であり、該装置用の参照流体の自動導入設備を有する。この設備は、参照流体の入った複数のアンプル(10)を同時に保持するホルダー(81)と、容器を開ける手段(28)に関する特定位置に選択された容器を運ぶ手段と、容器から装置へ流体を導入する凝集入口に関する特定位置に、この開口された容器を運ぶ手段と、凝集入口の活動化の後に、容器と凝集入口とを互いから引き離す手段と、を有する。アンプル(10)は、キャップを押し下げることにより開口される。他のアンプル(10)は、1又は複数のガラス層からなる平面膜を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 生理流体の分析装置における参照流体の自動導入 本発明は、生理流体を分析するための装置における参照流体の自動導入に関す る。 この型の装置として知られているものに、血液ガスの分析装置がある。このよ うな装置は、例として病院や医療研究機関で用いられ、そこでは、この装置は、 採血後ただちに血液サンプルを分析して判断する必要のある手術のために永続的 に用意されている。この装置は、例えば、CO2の分圧(pCO2)、O2の分圧 (pO2)及びペーハー値(pH)を測定することによって、血液サンプルを分 析する。装置が確実に動作するために、すなわち、信頼性の高い測定結果を提供 するために、通常、それは適切な間隔で較正されなければならない。さらに、こ の較正は、頻繁に制御されなければならない。従って、品質制御手続きが、間に 加わって実行される。この制御手続きにおいて、この装置は、測定のために適合 されるパラメータの少なくともいくつかに対して既知の値を持つ制御溶液を分析 する。pH及び血液ガスの分析のための動脈標本を収集し取り扱い、かつ、受容 可能な品質制御手続き用に共に推薦された分析装置を較正するために用意された 臨床研究標準(NCCLS DOCUMENT C27-A,Vol13,No.6)のための 国家委員会からのガイドラインによれば、制御されるパラメータに対する3つの 異なるレベル(高、中、低)が3段階の連続シフトで測定されるように、1シフ トにつき品質制御プログラムを1回実行する(すなわち、3つのシフト毎に1日 に3回)ように勧められている。 これまでのところ、この品質制御は、オペレータが、固定されたスケジュール に従って分析装置に特有の内容を備えた制御溶液を注入しすなわち導入し、それ から装置が制御プログラムを実行するという方法で、手動により実行されてきた 。この制御の結果は印刷され、そして、問題とするパラメータの測定値が予め定 められた限界内にあるならば、この制御が受け入れられて装置が用いられること になる。そうでない場合は、サンプルの分析に使用する前に、装置を較正する必 要 があるだろう。制御プログラムは、装置が、制御溶液を持つそれ自体をすすぎ洗 いするリンスプログラムにより終了される。 制御溶液は、通常、小さな容器すなわちアンプルの中に供給される。1アンプ ルの内容物は1つの品質制御のために使用される。アンプルは、通常、こわれや すい首部を備えたアンプルとして設計される。いくつかの制御に対してより大き な容器も知られている。制御溶液のための容器は、1970年代初頭からの文献 の中で説明されている。制御溶液を入れる容器についての最新の刊行物の一つが 、米国特許US5,230,427号である。 アンプルは、液体相と気体相の両方を含んでおり、液体相に溶解した気体と気 体相の気体との間で、温度に依存する平衡状態が成り立っている。溶液の中で与 えられた気体の正確な内容を知るために、アンプル中の溶液の温度が知られてお り、かつ、この温度がアンプルの全体積内で均一であることが必要である。均一 な温度分布を確保するために、アンプルは、品質制御の前に振り動かされる。そ の代わりに、アンプルが、しばらくの間、一定の既知温度で保たれるようにして もよい。 手動品質制御の先行技術に関する問題は、このケースの本質上、例えば品質制 御が忘れられたり、品質制御の手続きが不正確に行われたりするなどといった、 何らかの(人間にありがちな)エラーの可能性があるので、資格が与えられた個 人的な努力が要求されることである。 本発明の目的は、先行技術の欠点を回避し或いは減じることである。 本発明によれば、例えば血液ガスの分析のための装置といった生理流体の分析 のための装置は、装置用の参照流体を自動導入するための設備によって特徴付け られる。この設備は、参照流体を入れる、いくつかの密閉容器を同時に保持する ためのホルダーと、選択された容器を持ってきて、互いに関連する特別の位置で この容器を開放する手段と、開放された容器及び凝集入口(inlet aggregate) を持ってきて、流体を容器から装置へ互いに関連した特別の位置へと導入する手 段と、前記凝集入口を活動化する手段と、前記容器及び前記凝集入口を互いから 引き離す手段と、参照流体を装置の中に導入する制御を行うプログラム制御手段 と、を含んで構成される。 前記ホルダーは、取り外し可能であっても、装置の取り外しのできない部分で あってもよい。さらに、ホルダーは、密閉された容器がその中に各々荷重をかけ られる装置を含んだり、取り外し可能なように保持、すなわちいくつかの密閉さ れた容器が共に保持される格納箱に装着されるようになった支持手段を含むよう にすることができる。 それから、装置の制御手段は、予めプログラムされた時に、確実に参照流体を 導入する。このとき、制御手段は、特定の参照流体を選択し、次に自動的に容器 を確実に開口し、その内容物を装置に導入し、それから容器と凝集入口とを互い から引き離す。 好ましい実施例では、凝集入口は、分析対象の流体サンプルのための装置の凝 集入口により構成される。これによって、凝集入口の分離が回避され、容器から 、例えば血液サンプルなどの分析されるべき流体サンプルのための装置の凝集入 口へ流体を伝達することができる。 本発明に係る装置は、選択された容器と凝集入口とを互いに関連した特定の位 置へ運ぶ手段が、密閉された容器の格納箱及び/又はホルダーを動かす手段を構 成しているならば、特に簡単な態様で設計され得る。格納箱及び/又はホルダー を動かす手段は、さらに、揺動効果が得られるように容器を揺り動かすようにす ることもできる。 選択された容器を運ぶ手段と、この容器を互いに関連した特定の位置へ開口す る手段と、開口された容器と凝集入口とを互いに関連した特定の位置へ持ってき て、この容器から装置へ流体を導入する手段と、を同一の手段により構成しても よい。さらには、容器を開口する手段に関連した容器の前記位置と、容器から装 置へ流体を導入する際の凝集入口に関連した前記位置とを、1つの同じ位置にし てもよい。 容器を開口する手段は、容器に設けられた開口領域に対して押すようにつくら れ、これにより容器が開口されるような要素を含むことが好ましい。 本発明のすべての様相において、参照流体が入った遮蔽された容器は、液体相 と気体相の両方を含むようにしても含まないようにしてもよいが、2相とするの が好ましい。 本発明によれば、生理流体の分析のための装置の中に取り付けられ、かつ、装 置の一部分であるユニットがさらに存在する。このユニットは、参照流体が入っ たいくつかの遮蔽された容器を同時に保持するホルダーと、選択された容器を運 ぶ手段と、この容器を互いに関連する特定の位置へ開口する手段と、凝集入口と 開口した容器とを互いに関連した特定の位置へ持ってきて、容器から装置へ流体 を導入する手段と、容器と凝集入口とを互いから引き離す手段と、により特徴付 けられる。このユニットが取り付けられたとき、このユニットは、上述した本発 明に係る装置と一体化した部分を形成する。 本発明によれば、参照流体を入れるアンプルと、同一平面内にある円周状のエ ッジを開口とした開口領域を備えたボディと、がさらに提供されており、前記ボ ディは、前記ボディの円周状の開口エッジに取り付けられた膜により密封され、 前記アンプルは、前記膜が平面であってガラス材料の層を含むことを特徴とする 。その膜は、1又は複数のガラス層から構成してもよく、或いは、少なくとも1 層のガラスと少なくとも1層の高分子材料とから構成してもよい。ガラス材料は 、ほう珪酸塩、珪素及び酸化アルミニウムのいずれかが好ましい。しかしながら 、他の型のガラスも用いてもよい。 密封されたアンプルでは、膜は、密封プロセスの結果として、平面からの歪み を示す。しかしながら、膜は、密封プロセスの前に平面化しておかなければなら ない。同一平面内にあるような円周状のエッジに言及すると、円周状エッジの断 面図が任意の適当な線形或いは非線形の形状を示すかもしれないことを理解しな ければならない。 このアンプルは、非常に薄く(30〜150μm)、このため容易に壊れやす い膜により、再現可能に製造することができる。さらに、この膜は、均一な厚さ を有する開口領域を備えたアンプルを提供する。これにより、本発明に係るアン プルは、こわれやすい首部を備え、かつ、壁の厚さ0.5〜1mmの良く知られ たガラスアンプルと比較して有利である。アンプルから参照流体を引き出す前に 、ただちに壊して開口領域として使用するための薄い底部を備えたこれらの先行 技術に係るアンプルを製造することが試みられてきた。しかしながら、均一で再 現可能な厚さの底部を備えた先行技術のアンプルを生産することが非常に困難で あ ることが示された。さらに、これらの先行技術のアンプルは、輸送の間にしばし ば壊れて、頑強でないことが判明した。 本発明に係るアンプルは、上述の米国特許US5,230,427号で開示さ れたアンプルと比較しても有利である。ここで開示されたアンプルは、1つの高 分子層と1つの金属層とからなる膜で密封された開口を持つボディを含んでいる 。これらの先行技術のアンプルは、金属層が腐食に曝されているという欠点と、 参照流体に含まれる酸素には高分子層を通って金属層に拡散するものがあり、こ れによっても腐食を引き起こす欠点と、を被っている。これらの先行技術のアン プルの実施例は、合衆国、カリフォルニア州、ラ・ジョラ(La Jolla,Califom la,USA)のピーピージー・インダストリー・インコーポレィティッド(PPG Industries,Inc.)からスタットパル(R)II、キャリブレーションキット( StatPal(R)II Calibration Kit)という商標名で市販されている。これらの アンプルは、貯蔵の間に要求される参照流体の組成を維持するため、制御された 気圧を持つ袋の中に個々に保存しなければならないという欠点を有している。 さらに、本発明によれば、参照流体を含み、かつ、膜で密封された開口部を持 つ開口領域を備えたボディを有する別のアンプルが提供されている。この膜は、 貫通穴が提供された貫通部分を有するキャップを含んでおり、この貫通部分は、 ボディに対する動きによりアンプルを開口させるために膜を通り抜けるように配 置されている。このボディは扁長の形状が好ましく、開口領域はこのボディの一 端部に設けられているのが好ましい。このようなアンプルは、本発明に係る装置 と関連した使用に特に適しており、かくして、中空の貫通部分にパイプを貫通さ せ、装置のための流体を吸引するため容器内にパイプを押し下げていくことが可 能となる。このチューブは、凝集入口の一部分であることが望ましい。 本発明によれば、血液ガス分析装置などのような生理流体の分析装置に用いら れる参照流体が入ったいくつかのアンプルを備えた格納箱が、さらに提供されて おり、予め定められた内容物を持つ参照流体は、様々なアンプルで提供され、こ の格納箱は前記型の装置へのユニットとして荷を担うように配置されている。様 々のアンプルは、予め定められた様々な内容物を有してもよく、また、アンプル 中の参照流体は、装置の品質制御のための制御溶液であってもよい。そのような 格納箱によって、本発明に係る装置の操作は、参照流体を備えたいくつかの密封 容器のホルダーによる共同保持が新しい格納箱を搭載或いは取り付けるだけで達 成することができるように特に簡単なものとなる。 本発明は、実施例で例示された手段によって、図面を参照して以下に詳細に説 明されるだろう。図面において、 図1は、血液ガス分析装置の斜視図を示し、 図2は、アンプルが入った格納箱を示し、 図3は、アンプルが入った他の格納箱を示し、 図4は、キャップ付きの本発明に係るアンプルを示し、 図5は、線V−Vに沿って取られた図4のアンプルの断面図を示し、 図6は、図5相当図であるが、キャップを押し下げた状態のアンプルを示し、 図7a〜図7cは、図5及び図6と同じ断面図として示された図4〜図6のア ンプルを詳細に示した様々な実施例を示し、 図8〜図13は、制御溶液の自動導入のための装置及びその操作方法を明らか にする一連の概略図を示し、 図14は、他の血液ガス分析装置の斜視図を示し、 図15は、さらに他の血液ガス分析装置の斜視図を示し、 図16は、図15の装置の部分側面図を示し、 図17は、図15及び図16の装置の入口部材の入口ガスケットの概略図を示 し、 そして、図18は、チューブが図17に示された入口ガスケットに置き換えら れたときに入口チューブから記録された抵抗を表す概略図を示す。 図1に示す血液ガスの分析装置1は、装置1の中に吸引される液体が通過する チューブ(3)を備えた入口部材2を含んでいる。図1において、血液サンプル 注射器4、いわゆるサンプラーが描かれており、サンプラー4は、このサンプラ ー中にある血液サンプルを分析するための入口部材2に、その入口を挿入されて いる。さらに、この入口部材は、毛細管内に集められた血液サンプルのための別 の入口83を有している。入口83は、図8〜図13にも示されており、そこで は、入口はフラップ84により閉じられている。 装置1にPC(パーソナルコンピュータ)が組み込まれている様子が概略的に 示されている。この装置は、データ出力用のディスプレイであるスクリーン/コ ントロールパネル5と、較正溶液を入れるための様々な容器6と、QC溶液とも 呼ばれる品質制御溶液を備えた格納箱のために設けられ、かつ、クリーニングさ れた流体と浪費物とを共に貯蔵する貯蔵室7と、を有する。 最終的に、図1は、ユニット82が、QC溶液を入れる格納箱8のためのホル ダー81と、以下で機能が説明される押圧要素28と、を有することを示してい る。 図1に示す格納箱8は、図2でさらに明確に示されている。格納箱は、QC溶 液を含む多くのアンプル10を運ぶ支持部材9を含んでいる。装置1の格納箱の ホルダー81は、入口部材2に関してアンプル10を動かすためにその長手方向 に格納箱8を置き換えるように配置されている。 図3は、円形支持部材9aを備えた格納箱8aの別の設計を示しており、その 中にアンプル10が置かれている。勿論、特定のアンプルが入口部材2へ動かさ れ、かつ、図1に示されたようにサンプラー4用の空間をつくるべく支持部材9 aが入口部材2から完全に引き離されることを可能にするために、円形支持部材 9aは線状の支持部材9のものとは異なる装置1の別形態のホルダーを要する。 装置1によるアンプルの自動開口に関して、好ましいアンプルが図4〜図6に 示されている。”アンプル”という言葉に関連して、特定の形状や特定の材料へ の隠喩が何も用いられておらず、単に小さな密封した容器を意味するに過ぎない ことを記すべきである。図4に示すアンプルは、膜12の手段により頂上部で閉 じられた水薬瓶11を含む(図5)。膜12の上方には、図5を参照してさらに 詳しく説明されるキャップ13が配置されている。 キャップ13は、下方にぶら下がっているスカート14を有しており、このス カートは、水薬瓶11の首部でキャップを固定するのに役立つ上部円周ビード1 5及び下部円周ビード16を各々提供する。さらに、スカート14の内部では、 キャップ13が、管状の貫通部17を有しており、この貫通部の低部エッジは比 較的鋭く延びて尖端部18へと至る。図5において、この尖端部18は、膜12 の正に上方に置かれている。 図6では、キャップ13は押し下げられ、これによって貫通部17は尖端部1 8により膜12を最初に刺し進み、続いて貫通部17の底部エッジの残った部分 が進んで、膜のゆるんだラップ19が完全に引き離されることなくアンプルに吊 り下げられる。このとき、中空の貫通部17を通ってアンプル10の内容物への 接近がある。 図7aは、膜12及び閉じたアンプル10の構成を描いている。膜12は、3 つの層を有しており、これらの層には、それぞれ比較的低い融点と高い融点(例 えば、70℃及び240℃)とを持つ、共に押し出し成形された2つのポリエス テル層20、21が含まれている。ポリエステル層20及び21の上には、シリ コン酸化物若しくはアルミニウム酸化物の層22が提供されている。層22の機 械的な保護のために、これら3層の上方に、例えばポリエステル、ポリエチレン 、ポリプロピレンなどの保高分子材料の保護コーティングを施してもよい。層2 0、21、22の厚さは、それぞれ、例えば3μm、12μm、0.05μmと することができる。ポリエチレン又はポリプロピレンで可能となる保護コーティ ングは、約50μmの厚さとするのが適当であろう。底部のポリエチレン層20 は、水薬瓶11の瓶口にしっかりと結合されており、瓶の不浸透性をさらに確実 にするために、アルミニウムやその類似物のリング23がその上に捲縮(crimp )されている。リング23と膜12との間には、リング23の捲縮により偏倚さ れているゴムやそれと類似の弾性材料のリング24が敷き詰められている。 図7bは、図7aの相当図であり、膜50の他の実施例の構成を示している。 膜50は、適当な方法によりアンプルの水薬瓶の瓶口に取り付けられているガラ ス層を含んでいる。膜50と水薬瓶11とは、参照流体のどの組成物とも浸透も 相互作用もしない、ガラスに接着するのに適当な接着剤の手段により接着するこ とができる。その代わりに、膜50を水薬瓶11の瓶口に溶接するようにしても よい。溶接は、ガス炎の手段によりガラスを溶かすことによって、公知の態様で 実行することができる。他の適切な溶接方法は、誘導加熱である。この誘導加熱 では、例えばウォルフラム(wolfram)の金属糸を膜と水薬瓶11の瓶口との間 に置き、水薬瓶と膜とを電磁場に曝す。 好ましい実施例では、ガラス膜50は、CO2レーザーの溶接手段により水薬 瓶11にレーザー溶接される。しかしながら、他のタイプのレーザー溶接、例え ばNd−YAGレーザー溶接も適切である。薄いガラスのレーザー溶接に関する 技術は、例えば米国特許番号US5,489,321号に開示されている。 アンプル410の不浸透性をさらに確実にすることは、図7aに示された膜1 2に関連して説明したように、リング23及び24により図示の実施例中で提供 される。リング23及び24によるこのような安全性の確保は、十分な不浸透性 が溶接それ自体により達成されるならば、自由に選択できるものとなる。 膜のガラス層50は、ほう珪酸塩のガラス(水薬瓶11と同じ材料)からなり 、80μmという付属的な厚さを有する。周囲の物質と物質交換しないで水薬瓶 を密封することができる他のタイプのガラスも有用である。ガラスのタイプに応 じて、その厚さが様々に変更可能である。30μmから150μmまでの厚さが 望ましい。 アンプルを開口する手段(図1を見よ)が膜50を壊すため活動するとき、小 さなガラス粒子がアンプルの中に落ちる。これらのガラス粒子は、アンプルの底 部に沈んでいくか或いは囲まれた流体の表面に滞留するかのいずれかである。従 って、流体の中間部分から流体を吸い上げることによって、ガラス粒子は含まれ ず、装置の中に入っていかないだろう。 膜50に、例えば重合の材料の保護コーティングを提供するようにしてもよい 。膜50が貫通部17により壊されたとき、壊れたガラスを備えた保護コーティ ングは、図7aと関連して説明された膜12のように水薬瓶の頂上部に吊り下げ られるだろう。従って、小さなガラス粒子がアンプルの流体に到達することはな い。 図7cは、図7aの他の相当図を示し、膜60の第3の実施例の構成を示して いる。膜60は、それぞれ比較的低い融点と高い融点(例えば、70℃及び24 0℃)とを持つ、共に押し出し成形された2つのポリエステル層62、63を含 んでいる。これらの層62、63の上には、例えばシリコンやアルミニウムの酸 化物でできたガラスの層64がある。この層64は、付属の厚さ0.06μmと なる真空コーティング、或いは、付属の厚さ0.03μmとなるプラズマコーテ ィングのいずれかが適用されるようにしてもよい。例えばシリコンやアルミニウ ムの酸化物でできたガラスの第2層66は、同様の態様で保護コーティング67 が適用され、その後にガラスに接着するのに適した接着剤の厚さ10〜12μm の層65の手段により組み立てられる。保護コーティング層67はオプションで あり、図7aの膜12と関連して説明された保護コーティング層と同様の機能を 有する。 膜60の底部層62は、ガラス(水薬瓶11)とポリエステル(層62)の両 方に接着するのに適した接着剤の厚さ10〜12μmの層61により、アンプル 水薬瓶11の瓶口に取り付けられる。膜60は、図7aの膜12と同じ態様で、 水薬瓶11の瓶口にさらに確実に固定される。 図4〜7cに関連して説明された実施例以外のアンプル10に係る他の実施例 は、本発明、例えばキャップ13又はリング23、24を含んでいないことを除 けば、図4〜7cに示された実施例と同一な実施例と関連して用いてもよいこと を記すべきである。 図8〜13は、血液ガスの分析のために装置1の入口部材2を概略的に示して いる。この入口部材2は、垂直方向に転置可能なチューブ3を含み、ボール25 と該ボールの真上に配置された吸引ポート26とが、その底端部において提供さ れている。入口部材2は、チューブ3が図8に示す位置にあるとき、ボール25 が入口部材2に対して持ちこたえることができるように、弾性材料から製造され る。入口部材2は、クリーニング用の流体チャネル27も含んでいる。図8〜1 3は、垂直方向に移動可能な押圧要素28と、何本かのアンプル10を持つ格納 箱8と、をさらに示している。 図8〜13に示された装置は、以下のように作用する。入口部材2は、最初に (図8)、装置のPCにより電子的に、或いは、ブロック要素の手段により物理 的にブロックされる。品質制御手続きが、装置の制御パネルを介してユーザによ って、或いは、装置のPCによって初期化される。 特定のQC溶液の入ったアンプルはPC又はユーザによって選ばれ、問題とす るアンプル10aが押圧要素28の下の位置にくるように動かされる(格納箱8 全体が動かされる)。この要素は、膜12が貫通されるようにアンプル10aの キャップ13を押下するように下方に動かされる(図9)。 押圧要素28は、再び、持ち上げられ、かくして開口したアンプル10aは、 入口部材2のチューブ3の下の位置にくるように動かされる(図10)。チューブ 3は、アンプル10aの中に下げられ(図11)、予め定められた量、例えば18 5mlのQC溶液がチューブの中に吸引される。吸い上げが停止され、チューブ が持ち上げられ(図12)、その後、チューブに吸引されたQC溶液が装置1の 測定用チャンバーにいくように吸引が再開される。この測定用チャンバーでは、 本質的に公知の態様で品質制御が実行される。このとき、アンプル10が入った 格納箱8は、図8からの最初の位置へ戻る。 QC溶液がチューブ3から吸引され尽くしたとき、チューブ3を通してクリー ニング液を下方に流し、クリーニング用の流体チャネル27を通して、該液を排 出することにより、チューブ3がすすぎ洗いされる。最後に、クリーニング用の 流体は、チャネルから出て空となり、装置は、アンプル10aが使用されたこと を除けば、最初の状態に戻る(図13)。 上述したように、たった今説明された性質の品質制御は、NCCLSからのガ イドラインに従って、3段階の連続的なシフトにおいて、制御パラメータに対し 3つの異なるレベルを保持するQC溶液で制御が実行されるように、3つのシフ トによって、1シフト当たり1回、一日につき3回実行されなければならない。 各々の制御毎に、2つの異なるレベルが測定されることがさらに推奨される。従 って、与えられたアンプルにおけるQC溶液は、例えば、PO2の高値、PO2の 低値及びpHの平均値のレベル分布を有する。格納箱8のアンプル10の数に関 しては、例えば、3つのシフトの5日間分の消費に相当する15であるようにし てもよい。その代わりに、パラメータ値に対して3でなく4つのレベルを持つQ C溶液が用いられる場合、例えば、格納箱当たり16アンプルが選ばれる。かく して、格納箱は、4つの異なるレベル分布毎に4アンプルを保持する。 既に述べたように、アンプル中のQC溶液の温度分布は、均一であり、既知で あることが重要である。しかしながら、アンプルが開口される前に徹底的にアン プルを振り動かすことにより、均一分布を確実に達成してもよいし、その代わり に既知の周囲温度でしばらくの間、アンプルを保存してもよい。多くの日数に対 応できる十分な数のアンプル10を保持する格納箱8を使用することによって、 アンプルは、確実に室温を保つ。そのとき、この温度は、モニターされなければ ならず、それが突然変化しないことを保証しなければならない。しかしながら、 格納箱を変えるときに、長時間の貯蔵によっては、あるQC溶液を冷蔵庫に保存 しておかなければならないという問題がある。かくして、格納箱は、装置のホル ダーに置かれるべき新しい格納箱が、与えられた最小時間の停留に引き続いて貯 蔵室7から取られるように、貯蔵室7に格納された状態を有利に維持してもよい 。その示度が装置によって常時モニターされる組み込みの温度計を備えた貯蔵室 7で温度をモニターすることが有利である。 図14は、血液ガス分析装置の他の設計を描いている。図14に示す装置20 1は、装置201に吸引される溶液が通過する入口部材202を含んでいる。こ の入口部材202は、回転可能なように取り付けられており、軸203の回りに 回転するときに多数の特定位置(a,b,c,...)に配置される。入口部材20 2には入口204が提供されており、そこを通って溶液が装置内に吸引される。 入口部材202には、押圧要素205も提供されている。 入口部材202が位置aに配置されたときには、入口204において毛細管の 挿入の準備が整っている。それから、毛細管は水平方向に位置される。入口部材 202が位置bに配置されたとき、入口204においてサンプラーの挿入の準備 が整っている。このサンプラーは傾けられた配置とされる。 入口部材202がさらに回転することにより、多数の特定位置が通過していき 、その各々の位置では押圧要素205及び入口204のいずれかが、ホルダー2 11に置かれた弓形状のアンプル格納箱212に格納された多数のアンプルの各 々に対向して配置されていく。押圧要素205が特定のアンプル210aと対向 して配置されたとき、このアンプルは図1に関連して説明されたように開口され る。それから、この入口部材は、時計回りに回転し、入口204がアンプル21 0aと対向して配置された位置と隣接する位置にくる。それから、図1に関連し て説明されたように、アンプルの内容物の吸い上げが実行される。 図15は、血液ガス分析装置のさらに他の設計を概観している。装置301は 、溶液が装置301に吸引されるとき通過する入口チューブ307を含む入口部 材350を有している。入口チューブ307は、ホルダー351に取り付けられ て おり、入口部材350の中に置換可能なように配置されている。 入口部材350は、2つに分かれた入口を有しており、一方の入口はサンプル 注射器を受け入れ、他方の入口は毛細管を受け入れるようになっている。各々の 入口は、回転可能なように取り付けられた入口プラップ305(注射器入口)及 び入口フラップ306(毛細管入口)により覆われており、これらのフラップは 、一度には入口フラップ305、306の一方だけしか開かないように連動され ている。フラップ305、306は、これらの入口を密封していない。 フラップ305、306の1つが開くとき、特定のフラップ305、306を 表示する信号が、挿入されるサンプル容器のタイプすなわち注射器か毛細管のい ずれかを示している装置に送られる。次に装置は関連した容器からサンプルする ための入口チューブ307を調整する。フラップ305は、スリット305aを 有しており、後述するようにQC溶液のアンプルから流体を収集するとき、この スリットをチューブ307が通過する。スリット305sは、非常に狭いので、 フラップ305を開くことなく注射器を入口303に挿入することはできない。 入口部材350は、さらに、図17に関連して以下に説明される。 装置310は、QC溶液のアンプル370の格納箱364を保持するためのホ ルダー360を含み、この格納箱364は、図3に関連して説明された格納箱8 aのように円形支持部材365を有する。ホルダー360の中心軸は、垂直方向 に対し20度傾けられている。アンプル370は、前述したアンプルの任意のも のであってもよい。ホルダー360は、格納箱364を変えるときに取り外しで きるカバー361の下に配置されている。ホルダー360は、装置301に回転 可能なように取り付けられている。均一な温度分布を達成するために、アンプル 370は、品質制御を実行する前に遠心分離される。これは、格納箱364を備 えたホルダー360を400r/minの速度まで回転させた後、短期間停止さ せ、それから再び回転させ、さらに短期間の停止を繰り返し行うことによってな される。格納箱364が回転するとき、QC溶液は、アンプル370の壁に押し 上げられ、回転が停止するときは流れ落ちる。回転と短期停止とを繰り返すこと によって、良好な攪乱と、これによるQC溶液の均一な温度分布と、が得られる 。品質制御の前にほんの5分間だけの撹乱が推奨されるのに対し、新しいアンプ ル 格納箱364を挿入するときは、30分間の攪乱が推奨される。 アンプル格納箱364の支持体365が上部リムにおいていくつかのタブ36 2を有している。タブ362の個数は、アンプル370の個数から1を引いた値 に等しい。タブ362は、あたかもアンプル370と同じくらい多くタブ362 が存在するかのように均一に、支持体365の縁も沿って分布している。従って 、支持体365を見るとき、あたかも1つのタブが見落とされたかのように思わ れる。支持体365のタブ362は、装置301の光学検出器363により検知 される。このように、タブ362は、ホルダー360内にアンプル370の位置 を定めるために使用される。 入口フラップ305,306の連動原理が図15a〜bに示されている。各々 のフラップ305,306は、それぞれ回転軸305a,306aの回りに回転 するように取り付けられている。各々のフラップ305,306には、同一平面 上に、各々、半径R305,R306を有し、かつ、その中心が各々の回転軸に一致す る円状ディスク305b、306bが配置されている。ディスク305b,30 6bは、軸305aと軸306aとの間の距離が(R305+R306)より小さくな るように配置されている。各々のディスク305b,306bからは、ディスク 305b,306bの間の”重複”部分に相当する小さい部分305c、306 cが切り離されている。ここで、例えばフラップ305が開くとき、ディスク3 05aが回転し、ディスク306aの切り離し部分306cを”埋め合わせ”、 かくしてディスク306aが回転することを禁じ、これによってフラップ306 を係止させる(図15b参照)。これに対応して、フラップ306を開くとき、 ディスク306aが回転し、ディスク305aの切り離し部分305cを”埋め 合わせ”、よってディスク306aとフラップ306とを係止させる。 品質制御の手続きが装置301で実行される予定のとき、格納箱364は上述 したように遠心分離される。関連したQC溶液を含むアンプルの品質制御のタイ プに応じて、アンプルは、タブ362の位置を検出する光学検出器363の手段 により、入口部材350に最も近接した位置に配置される。 ここで、図16を参照すると、その後、カバー361が持ち上げられ、ホルダ ー360が、図示しない移動手段によって、点線で示された位置から実線で示さ れた位置に移動される。同時に、装置301の押圧要素353は、ホルダー36 0及び格納箱364の方へ動かされる。ホルダー360が図示の位置に達したと き、押圧要素353は、選定された、今やより低い位置にきたアンプル370a に向かって移動し、アンプル370aのキャップを押し下げ、それからアンプル 370aが開かれる。次に、押圧要素353は引き込められ、ホルダー360が その中心軸の回りに180度回転される。かくして、選択された、開いたアンプ ルは、入口部材350の前部の頂部に配置される。入口チューブ307は、今や 装置301の中にQC溶液を吸引するために、フラップ305のスリット305 sを通ってアンプルの中に転置され得る。 入口チューブホルダー351は、装置301のモータ354により駆動される 歯付きラック(toothed rack)352に対して浮かんだ状態で支えられている。 アナログのホール要素(Hall-element)が歯付きラック352の端部に置かれて おり、磁石がホルダー351に取り付けられている。このシステムによって、歯 付きラック352に対するホルダー351の任意の変位が検出される。この機能 は、さらに図18に関連して以下に説明される。 上で見てきたように、図17は、装置301における入口部材350の入口ガ スケットの概略断面を示す。入口ガスケット302は、エチレン・プロピレン・ ジエン改質ゴム(EPDM)からつくられている。十分に気密で弾性があり、か つ適当な機械的強度を有する他のふさわしい材料も使用することができる。入口 部材350の入口チューブ307は、入口ガスケット302の貫通チャネル31 4の長手方向に転置可能である。チューブ307は、外径が1,2mmであり、 0.8mmの内径を持つ内部チャネル308を有する。チューブ307の一端部 において、各々1.6mmの直径を持つ2つの外部ボール309,310が形成 されている。内側チャネル308は、0.45mmの直径を持つ吸引ポート31 1で終わっている。吸引ポート311は、チャネル308に対し垂直であり、ボ ール309、310の間に位置している。 入口ガスケット302内のチャネル314は、その長さに沿って様々な断面を 有しており、その機能は以下においてさらに説明される。一端部において、チャ ネル314は、入口ガスケット302に入口チューブを取り付けている間に、入 口チューブ307を支持するコレクター315を有している。チャネル314に 沿ってさらにいくと、2つのチャンバー316及び317がある。チャネル31 4は、注射器の挿入のために適合された入口303で終わっている。入口303 は、ルアー円錐(Luer cone)として形成されている。チャネル318は入口3 03の底部の中に開いている。このチャネル318を通って負の圧力が、過度の サンプルとリンス溶液とから入口303を排水するときの使用のために入口30 3に適用され得る。 チャネル314に対し垂直方向に開口しているのは、他のチャネル319であ り、このチャネルは毛細管を受け入れるために適合された入口304で終わって いる。チャネル319は、安全な係合と、毛細管のサイズによらずに入口304 に挿入される毛細管との堅さとを保証する円錐形である。入口303と同様な態 様において、入口304は、入口304からの過度のサンプルとリンス溶液とを 排水するためのチャネル320を有している。 図17において、複数の位置P1〜P7が入口ガスケット302に示されてい る。これらを以下に説明する。 チューブ307は、コレクター315の中にそれを挿入することによって、入 口ガスケット302に取り付けられる。吸引ボート311が位置P1に達したと き、チューブ307のボール310が入口ガスケット302に対して持ちこたえ 、チューブ307がチャネル314の中に導かれる。 チューブ307がチャネル314の中に挿入された状態では、入口ガスケット 302は、位置P2においてチューブ307に抗して密封し、これにより流体が コレクター315を通って逃げることを防止する。 吸引ポート311が位置P3に位置したとき、チューブ307は、”ボールリ ンス”の位置にある。チューブ307を通って装置により導かれたリンス流体は 、吸引ポート311を通ってチャンバー316の中に流れ出ていき、これによっ て外部表面にあるボール309、310をすすぐことが可能となる。それからリ ンス流体はチャネル314を通り、チャンバー317を通り、入口303,30 4へと各々流れ、排水チャネル318、320を通っていく。 位置P4では、チューブ307の外側に付着している余剰のサンプルは、チュ ーブがサンプリング位置(以下を見よ)から引き込められるとき、すなわちチュ ーブ307が図右方に動かされるときに機械的にはぎ取られる。 吸引ポート311が位置P5に位置しているとき、ボール309と310の両 方が、入口ガスケット302に抗して密封し、これによりチューブ307が密封 される。 吸引ポート311が位置P6にあるとき、ボール309と310とがチャネル 314をチャネル319を通過するところの両側でそれぞれ密封しており、ポー ト311は毛細管入口チャネル319と一列に配置される。今やチューブ307 は、入口304の中に挿入される毛細管からサンプルするための位置にある。 位置P7では、吸引ポート311はチャネル314の外側にある。この位置で は、チューブ307は、内部チャネル308を介して空気を通過させることによ りクリーニングすることができる。 吸引ポート311が入口ガスケット302のさらに先のところに配置されたと き、チューブ307は入口303に挿入された注射器又は入口303と一列に配 置された別の容器、例えば上述したようなQC溶液のアンプルからサンプルする ための位置にある。 図18には、入口チューブ307が図17に示す入口ガスケットに配置された ときに歯付きラック352の端部に位置するホール要素からの信号を表すカーブ が示されている。 入口チューブ307がホルダー351に取り付けられたとき、チューブ307 は入口ガスケット302のチャネル314の全行路を通過し、特定のガスケット 302の横断面を表すカーブが検知される。従って、このカーブは、ガスケット 302内で入口チューブ307を位置付けるために使用され得る。かくして、ホ ルダー351内の入口チューブ307は、入口チューブ307が入口ガスケット 302に対して位置付けられるときに、入口ガスケット302のバリエーション によらずに取り付けることができるようになる。 さらに、入口チューブ307が、容器の底、例えば注射器のピストンやQC溶 液のアンプルの底部にいつ接触したかを検知することができる。この接触はホー ル要素からのカーブ上で揺らぎに帰着するからである。本システムの手段によっ て、特定の底部が入口から、どれだけ離れているかを検知することさえ可能とな るので、例えば注射器又はアンプルの中央部から流体を吸引するために入口チュ ーブ307を位置付けることが可能となる。これは、図7bに関連して説明され たアンプルのようにガラス膜を備えたアンプルを使用するときに特に有利な点と なる。そこでは、壊れた膜からの小さなガラス粒子が、囲まれた流体の頂上及び 底部のいずれかに存在している これまでのところでは、血液ガス分析のための装置1,201,301は、自 動化された品質制御を備えたものが説明されたけれども、品質制御は、手動でも 実行され得ることを理解しなければならない。この手動による品質制御は、オペ レータがアンプル10,210a−o,370を選び、キャップ13を押し下げ 、入口部材2,202,350の中にアンプルを置くという方法で実行される。 アンプル10,210a−o,370は、こわれやすい首部を持つ既知のアンプ ルによる場合のときに、オペレータがけがをするリスクがある開口部に鋭いエッ ジが無いので、手動の使用のために大変適したものとなる。 さらに、本発明は、主として自動品質制御と関連して説明されたが、本発明は 、自動較正や、較正溶液が入った密封容器を格納する格納箱8,8a,212, 364も含むことが理解されるべきである。”参照流体”という用語は、制御及 び較正用の液体及び気体の共通の用語として使用される。 上述されたパラメータpH,pCO2pO2の特定の内容の他にも、参照流体も 、他のパラメータ、例えば、Li+,Na+,K-,Ca++,Mg++,Cl-びHC O3-などの電解液、NH4+,ヘモグロビン、ヘモグロビン派生物及びTCO2 ,例えばビリルビン,グルコース,ラクタイト,クレアチニン,尿酸,ピルビン 酸塩,アスコルビン酸塩,リン酸塩,たんぱく質,コレステロール,トリグリヤ リド,フェニルアラニン,チロシン及び尿素などの代謝要素、抗体及びヌクレオ チドの小片などの配位子などといった特定の内容物を含んでよい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月18日 【補正内容】 PCT34条補正に基づく請求の範囲の補正 1.血液ガスの分析装置などのような生理流体の分析装置(1,201,301 )であって、容器(10,210,370)から前記分析装置(1,201,3 01)へ参照流体を導入する入口部材(2,202,350)と、前記分析装置 (1,201,301)への流体の導入を制御するプログラム制御手段と、前記 分析装置(1,201,301)で用いられる参照流体を自動導入する手段とを 備えた、前記分析装置において、 前記分析装置は、更に、 参照流体が入った複数の密封された容器(10,210,370)を同時に保 持するためのホルダー(81,211,360)と、 密封された容器(10,210,370)を開口する手段(28,205,3 53)と、 選択された容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、互いに関し特 定の位置で前記容器を開口する手段(28,205,353)と、 開口された容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、前記容器から 前記分析装置の中に互いに関し特定の位置で流体を導入する入口部材(2,20 2,350)と、 前記入口部材の活動化のための手段と、 前記容器(10a,210a,370a)及び入口部材(2,202,350 )を互いから引き離す手段と、 を有することを特徴とする、生理流体の分析装置。 2. 前記ホルダー(81,211,301)は、取り外し可能であることを特 徴とする、請求項1に記載の分析装置(1,201,301)。 3. 前記ホルダーは、前記密封された容器が別々に載せられている装置を含む ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の分析装置。 4. 前記ホルダー(81,360)は、前記複数の密封された容器(10,3 70)が同時に保持される格納箱(8,8a,364)を取り外し可能なように 保持し、又は、前記格納箱に取り付けられた、支持手段(9,9a,365)を 含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の分析装置(1,301)。 5. 前記入口部材(2,202,350)は、分析用流体サンプルの導入装置 の入口部材からなることを特徴とする、請求項1ないし4のうちのいずれか1項 に記載の分析装置(1,201,301)。 6. 選択された容器(210a)を運ぶ手段と、互いに関し特定の位置で前記 容器を開口する手段(205)とは、入口部材(202)からなることを特徴と する、請求項1ないし5のうちのいずれか1項に記載の分析装置(201)。 7. 選択された容器(210a)を運ぶ手段と、互いに関し特定の位置にある 入口部材(202)とは、入口部材(202)からなることを特徴とする、請求 項1ないし5のうちのいずれか1項に記載の分析装置(201)。 8. 前記入口部材(202)は前記分析装置(201)に回転可能なように取 り付けられ、前記ホルダー(211)は前記分析装置(201)に固定して取り 付けられ、前記入口部材(202)は、回転するときに、前記ホルダー(211 )内の各々の前記密封された容器(210a〜o)に関する導入位置にまで持っ てこられることを特徴とする、請求項6又は7に記載の分析装置(201)。 9. 前記選択された容器(10a,370a)を運ぶ手段と、前記開口手段( 28,353)と、及び/又は、互いに関し特定の位置にある前記入口部材(2 ,350)とは、ホルダー(81,360)を動かす手段を有することを特徴と する、請求項1ないし5のうちのいずれか1項に記載の分析装置(201)。 10. 選択された容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、互いに 特定の位置にある前記開口手段(28,205,353)と、開口された容器( 10a,210a,370a)を運ぶ手段と、互いに特定の位置にある入口部材 (2,202,350)とは、同じ手段から構成されていることを特徴とする、 請求項1ないし9のうちのいずれか1項に記載の分析装置(1,201,301 )。 11. 前記容器(210)の前記特定の位置は、一つの同じ位置であることを 特徴とする、請求項1ないし10のうちのいずれか1項に記載の分析装置(21 0)。 12. 前記開口手段は、前記容器(10a,210a,370a)の開口領域 (12)に対して圧力を印可する要素(28,205,353)を含み、これに より前記容器が開口されることを特徴とする、請求項1ないし11のうちのいず れか1項に記載の分析装置(1,201,301)。 13. 前記入口部材(2,202,350)は開口された容器(10a,21 0a,370a)に挿入するように配置されたチューブ(3,307)を含んで いることを特徴とする、請求項1ないし12のうちのいずれか1項に記載の分析 装置(1,201,301)。 14. 前記参照流体は、前記分析装置(1,201,301)の品質制御のた めの制御溶液であることを特徴とする、請求項1ないし13のうちのいずれか1 項に記載の分析装置(1,201,301)。 15. 参照流体の装置内への自動導入に適合された生理流体の分析装置(1, 201,301)の中に取り付けられ、その一部分となっているユニット(82 )であって、前記装置(1,201,301)は、容器(10,210,370 )から装置へ参照流体を導入するための入口部材(2,202,350)を有す る、前記ユニットにおいて、 参照流体が入った複数の密封された容器(10,210,370)を同時に保 持するためのホルダー(81,211,360)と、 密封された容器(10,210,370)を開口する手段(28,205,3 53)と、 選択された容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、互いに特定の 位置で前記容器を開口する開口手段(28,205,353)と、 開口された容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、互いに特定の 位置にある、前記装置(1,201,301)の入口部材(2,202,350 )と、 前記容器(10a,210a,370a)及び入口部材(2,202,350 )を互いから引き離す手段と、 を有することを特徴とする、ユニット(82)。 16. 参照流体を内部に包含し、かつ、同一平面上にある開いた円周エッジを 持つ開口領域を備えたボディ(11)を有するアンプル(10)であって、前記 ボディは、前記ボディ(11)の円周開口エッジに取り付けられた膜(50,6 0)により密封され、 前記膜(50,60)は平面であって、ガラス材料の層(50,64,66) を有すること、 を特徴とするアンプル(10)。 17. 前記膜(50)は、1又は複数のガラス層を含むことを特徴とする、請 求項16に記載のアンプル(10)。 18. 前記膜(60)は、少なくとも1層のガラス層(64,66)と、少な くとも1層の高分子材料の層(62,63)とを含むことを特徴とする、請求項 16に記載のアンプル(10)。 19. 前記ガラスの材料は、ほう珪酸塩であることを特徴とする、請求項15 ないし18のうちのいずれか1項に記載のアンプル(10)。 20. 前記ガラスの材料は、無機酸化物、望ましくはシリコン酸化物又はアル ミニウム酸化物であることを特徴とする、請求項15ないし18のうちのいずれ か1項に記載のアンプル(10)。 21. 前記開口領域は、貫通穴が提供された貫通部(17)を有するキャップ (13)を有し、前記貫通部は、前記ボディ(11)に対する動きによって前記 アンプル(10)を開口するため前記膜(50,60)を通り抜けるように構成 されていることを特徴とする、請求項15ないし20のうちのいずれか1項に記 載のアンプル(10)。 22. 参照流体を内部に包含し、かつ、膜(12、50,60)により密封さ れた開口部を持つ開口領域を備えたボディ(11)を有する、アンプル(10) であって、 前記開口領域は、貫通穴が提供された貫通部(17)を有するキャップ(13 )を有し、前記貫通部は、前記ボディ(11)に対する動きによって前記アンプ ル(10)を開口するため前記膜(12,50,60)を通り抜けるように構成 されていることを特徴とする、アンプル(10)。 23. 前記ボディ(11)は、扁長であり、前記開口領域は前記ボディ(11 )の一端部に配置されていることを特徴とする、請求項15ないし22のうちの いずれか1項に記載のアンプル(10)。 24. 血液ガスの分析装置などのような生理流体の分析装置(1,201,3 01)で用いられる参照流体を備えた複数のアンプル(10,210,370) を有する、格納箱(8,8a,212,364)であって、 予め定められた内容を有する前記参照流体が、様々なアンプル(10,210 ,370)の中に提供されており、前記格納箱(8,8a,212,364)は 前記型の分析装置(1,201,301)の中にユニットとして搭載されるよう に構成されていることを特徴とする、格納箱(8,8a,212,364)。 25. 様々な前記アンプル(10,210,370)は、予め定められた様々 な内容物を含んでいることを特徴とする、請求項24に記載の格納箱(8,8a ,212,364)。 26. 前記アンプル(10,210,370)中の前記参照流体は、前記分析 装置(1,201,301)の品質制御のための制御溶液であることを特徴とす る、請求項24又は25に記載の格納箱(8,8a,212,364)。 【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレミング,ニールズ デンマーク王国デーコー−2730 ヘアレ ウ,モーセビュウェイ 31 (72)発明者 ヴィトフェルト,クリスチャン・ヤコブ デンマーク王国デーコー−2830 ヴィル ム,ウレバンエン 36

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 血液ガスの分析装置などのような生理流体の分析装置であって、該装置に 用いられる参照流体を自動導入するための設備を有し、該設備は、 参照流体が入った複数の密封された容器(10,210,370)を同時に保 持するためのホルダー(81,211,360)と、 選択された容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、互いに関し特 定の位置で前記容器を開口する手段(28,205,353)と、 開口された容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、前記容器から 前記分析装置の中に互いに関し特定の位置で流体を導入する凝集入口(2,20 2,350)と、 前記凝集入口の活動化のための手段と、 前記容器及び凝集入口を互いから引き離す手段と、 前記参照流体の前記分析装置への導入を制御するプログラム制御手段と、 を有することを特徴とする、生理流体の分析装置。 2. 前記ホルダーは、取り外し可能であることを特徴とする、請求項1に記載 の分析装置。 3. 前記ホルダーは、前記密封された容器が別々に載せられている装置を含む ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の分析装置。 4. 前記ホルダーは、前記複数の密封された容器が同時に保持される格納箱を 取り外し可能なように保持し、又は、前記格納箱に取り付けられた、支持手段を 含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の分析装置。 5. 前記凝集入口は、分析用流体サンプルのための装置における凝集入口(2 ,202,350)からなることを特徴とする、請求項1ないし4のうちのいず れか1項に記載の分析装置。 6. 選択された容器(210a)を運ぶ手段と、互いに関し特定の位置で前記 容器を開口する手段(205)とは、凝集入口(202)からなることを特徴と する、請求項1ないし5のうちのいずれか1項に記載の分析装置。 7. 選択された容器(210a)を運ぶ手段と、互いに関し特定の位置にある 凝集入口(202)とは、凝集入口(202)からなることを特徴とする、請求 項1ないし5のうちのいずれか1項に記載の分析装置。 8. 前記凝集入口(202)は前記分析装置に回転可能なように取り付けられ 、前記ホルダー(211)は前記分析装置に固定して取り付けられ、前記凝集入 口(202)は、回転するときに、前記ホルダー(211)内の各々の前記密封 された容器に関する導入位置にまで持ってこられることを特徴とする、請求項6 又は7に記載の分析装置。 9. 前記選択された容器(10a,370a)を運ぶ手段及び前記容器を開口 する手段(28,353)、及び/又は、互いに関し特定の位置にある凝集入口 (2,350)は、ホルダー(81,360)を動かす手段を有することを特徴 とする、請求項1ないし5のうちのいずれか1項に記載の分析装置。 10. 選択された容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、互いに 関し特定の位置で前記容器を開口する手段(28,205,353)と、開口さ れた容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、互いに対し特定の位置 にある凝集入口(2,202,350)と、は同じ手段から構成されていること を特徴とする、請求項1ないし9のうちのいずれか1項に記載の分析装置。 11. 前記容器(10a,210a)の前記特定の位置は、一つの同じ位置で あることを特徴とする、請求項1ないし10のうちのいずれか1項に記載の分析 装置。 12. 前記容器を開口する前記手段は、前記容器(10a,370a)の開口 領域(12)に対して圧力を印可する要素(28,205,353)を含み、こ れにより前記容器が開口されることを特徴とする、請求項1ないし11のうちの いずれか1項に記載の分析装置。 13. 前記凝集入口(2,202,350)は開口された容器(10a,37 0a)に挿入するように配置されたチューブ(3,307)を含んでいることを 特徴とする、請求項1ないし12のうちのいずれか1項に記載の分析装置。 14. 前記参照流体は、前記分析装置の品質制御のための制御溶液であること を特徴とする、請求項1ないし13のうちのいずれか1項に記載の分析装置。 15. 生理流体の分析装置の中に取り付けられ、その一部分となっているユニ ット(82)であって、 参照流体が入った複数の密封された容器(10,210,370)を同時に保 持するためのホルダー(81,211,360)と、 選択された容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、互いに関し特 定の位置で前記容器を開口する手段(28,205,353)と、 開口された容器(10a,210a,370a)を運ぶ手段と、前記容器から 前記分析装置の中に互いに関し特定の位置で流体を導入する凝集入口(2,20 2,350)と、 前記容器及び凝集入口を互いから引き離す手段と、 を有する、ユニット。 16. 参照流体を内に含み、かつ、同一平面上にある開いた円周エッジを持つ 開口領域を備えたボディ(11)を有するアンプルであって、前記ボディは、前 記ボディ(11)の円周開口エッジに取り付けられた膜(50,60)により密 封されており、 前記膜(50,60)は平面であって、ガラス材料の層(50,64,66) を有すること、 を特徴とする、アンプル。 17. 前記膜(50)は、1又は複数のガラス層を含むことを特徴とする、請 求項16に記載のアンプル。 18. 前記膜(60)は、少なくとも1層のガラス層(64,66)と、少な くとも1層の高分子材料の層(62,63)とを含むことを特徴とする、請求項 16に記載のアンプル。 19. 前記ガラスの材料は、ほう珪酸塩であることを特徴とする、請求項15 ないし18のうちのいずれか1項に記載のアンプル。 20. 前記ガラスの材料は、無機酸化物、望ましくはシリコン酸化物又はアル ミニウム酸化物であることを特徴とする、請求項15ないし18のうちのいずれ か1項に記載のアンプル。 21. 前記開口領域は、貫通穴が提供された貫通部(17)を有するキャップ (13)を有し、前記貫通部は、前記ボディ(11)に対する動きによって前記 アンプルを開口するため前記膜(12,50,60)を通り抜けるように構成さ れていることを特徴とする、請求項15ないし20のうちのいずれか1項に記載 のアンプル。 22. 参照流体を内に含み、かつ、膜(12)により密封された開口部を持つ 開口領域を備えたボディ(11)を有するアンプルであって、 前記開口領域は、貫通穴が提供された貫通部(17)を有するキャップ(13 )を有し、前記貫通部は、前記ボディ(11)に対する動きによって前記アンプ ルを開口するため前記膜(12,50,60)を通り抜けるように構成されてい ることを特徴とする、アンプル。 23. 前記ボディ(11)は、扁長であり、前記開口領域は前記ボディ(11 )の一端部に配置されていることを特徴とする、請求項15ないし22のうちの いずれか1項に記載のアンプル。 24. 血液ガスの分析装置などのような生理流体の分析装置で用いられる参照 流体を備えた複数のアンプル(10,210,370)を有する格納箱(8,8 a,212,364)であって、 予め定められた内容を有する前記参照流体が、様々な前記アンプルの中に提供 されており、前記格納箱は前記型の分析装置の中にユニットとして搭載されるよ うに構成されていることを特徴とする、格納箱。 25. 様々な前記アンプル(10,210,370)は、予め定められた様々 な内容物を含んでいることを特徴とする、請求項24に記載の格納箱。 26. 前記アンプル(10,210,370)中の前記参照流体は、前記分析 装置の品質制御のための制御溶液であることを特徴とする、請求項24又は25 に記載の格納箱。
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