JPH10512567A - 歯の表面を保護するための方法、組成物、および歯科用デリバリーシステム - Google Patents

歯の表面を保護するための方法、組成物、および歯科用デリバリーシステム

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JPH10512567A JP8522253A JP52225396A JPH10512567A JP H10512567 A JPH10512567 A JP H10512567A JP 8522253 A JP8522253 A JP 8522253A JP 52225396 A JP52225396 A JP 52225396A JP H10512567 A JPH10512567 A JP H10512567A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はカチオン界面活性剤、疎水性障壁形成材料および抗菌化合物を含有し、歯の表面に塗布すると保護用細菌阻害フィルムを形成するアプリケーターについて開示している。

Description

【発明の詳細な説明】 歯の表面を保護するための方法、組成物、および歯科用デリバリーシステム 発明の背景 発明の分野: 本発明は口腔の衛生に関するものであり、特に口腔内を洗浄力、調節力および 抗菌性の改良された諸特性を有する、例えばデンタルフロスまた爪楊枝などの歯 科用デリバリーシステムで処理する方法に関するものであり、これは歯に不浸透 性保護性障壁を提供する。本発明はまた洗浄力、調節力および抗菌性の改良され た諸特性を有し、歯に不浸透性保護障壁を提供する組成物および歯科用デリバリ ーシステムに関するものである。本発明はまた本発明組成物、方法および歯科用 デリバリーシステムで使用するのに特に適した新規なカチオン界面活性剤に関す るものである。 背景の説明 口腔ケア産業および健康調査共同体は、多年にわたり歯に細菌が付着して、増 殖、成長または群体を形成するのを防止する方法を求めていたが、付着した細菌 は家庭でのケアでは防げない歯垢、歯石の形成、最後には歯を失うことなど一連 の有害な出来事の出発点であるからである。先進国の人々の寿命が延びるにつれ て、歯科のケアは総合的な健康においてさらに大きな役割を果たし、開発途上国 は口腔衛生の重要性を理解するようになりつつある。 齲歯を生じさせる細菌(例えば、ストレプトコッカスミュータンス)は群体状 に集まり、歯の表面土に堆積物を形成する。細菌と堆積物の存在は見過ごされる と歯の健康にとって極めて有害であり、歯肉に感染し、虫歯を形成し、多分歯周 病も引き起こすかもしれない。極端な場合これらの細菌のせいで歯を失うことに なるかもしれない。虫歯の発生および歯垢の形成の両方を制御または予防するた めに多くの試みがなされてきた。例えば、フッ化物溶液またはゲルが使用された 。これらのフッ化物の溶液またはケルなどでの処理が大体定期的に歯科医で行わ れ ているが、あまり頻繁ではない。このような処理は主として歯のエナメル質が歯 垢により引き起こされる酸の作用に対する耐性を増すことを意図している。しか し、歯垢は食物を消化するとすぐに歯の表面に再形成されるので長期間にわたる 歯垢の抑制はできない。 このような溶液およびゲルを塗布する頻度が増したとしても、部分的な抑制が 示されるだけである。例えば、フッ化物含有溶液(1%フッ化物濃度)が1年に4 −5回塗布された研究では、この方法は口腔に歯垢がすぐ再形成されるので成功 は限られたものであることが実証された。さらに、21カ月間にわたりオーダーメ イドのポリビニル製マウスピースによりフッ化物ゲルを毎日塗布しても処理した 患者と未処理の患者の間で歯垢形成に実質的な変化が見られなかった(「マウス ピースによるフッ化ナトリウムの繰り返し塗布の臨床的抗虫歯効果」アメリカ歯 科協会のジャーナル、75巻、3号、1967年9月、638-644頁)。 デンタルフロスの適正な使用は歯ブラシの剛毛の届かない歯の隣接歯間のかな りの区域を洗浄するのに必要である。 デンタルフロスを使用する目的は: 1.歯ブラシでは除去できない歯間表面に蓄積された分解食品物質を除去するこ と;および 2.前の洗浄以来蓄積した歯の上の細菌物資の成長(歯垢)または重なる歯石を できるだけ除去すること。 歯間を洗浄するためのデンタルフロスを使用する概念は1819年にパームリーに より導入されたようである(「歯の管理に対する実際的な手引き」コリンズ&ク ロフト、ペンシルバニア州フィラデルフィア)。パームリーは歯肉の炎症にたい する個人の歯の洗浄のためにワックスを掛けた絹の使用を示唆した。ついに1948 年までに、様々な型のデンタルフロスが開発され、洗浄のために使われた。バス はデンタルフロスの最適特徴を確立した(関心の歯科用物品、70巻、921-34頁、 (1948年))。今日小売りされているほとんどのデンタルフロスも歯間領域に通り やすいようにワックスが掛けられているが、バスが説明した「より糸」の結果と して、デンタルフロスの束を隙間の狭い歯の間に無理矢理通すことを難しくして いるからである。 1960年から1962年までの無数の臨床研究では、ワックスを掛けたデンタルフロ スとワックスを掛けないデンタルフロスとの比較において歯垢の除去および歯肉 炎の評価に関しては臨床的差のないことが報告された。1970年にオーレリーおよ び1973年にヒルらがワックスを掛けたデンタルフロスとワックスを掛けないデン タルフロスとでは歯間洗浄に差はないことを発見した。これは1982年のロベ ーンらにより確認された(臨床的予防歯科学、1-2月(1982年))が、歯垢と歯肉 炎の評価について有意な臨床的差はなかった。同様の結果、すなわち歯肉炎の減 少に関してワックスを掛けたデンタルフロスとワックスを掛けないデンタルフロ スとの間に臨床的差はないことは、1979年にフィンケルシュタインにより示され た(歯科学研究ジャーナル、58巻、1034-1039頁(1979年))。歯肉の健康に関し て差のないことが、1981年にワンダーリッチにより明らかにされた(歯科学研究 ジャーナル、60A巻、862頁(1981年))。様々なタイプのデンタルフロスについて 歯垢除去の差のないことが1962年にシュミットらにより報告された(歯科学研究 ジャーナル(1962年))。スティーブンは1980年に様々な直径を有するデンタルフ ロスを研究し、歯垢と歯肉炎の健康に差のないことを明らかにした。カーターら は、Va.歯科学ジャーナル、52巻、18-27頁(1975年)で専門家用および自家用の ワックスを掛けたデンタルフロスとワックスを掛けないデンタルフロスを研究し 、両方とも歯間および歯肉溝において有意に歯肉出血を減少させることを発見し た。ワックスを掛けないデンタルフロスの方が僅な効果はあるが、有意ではない ようであった。 この臨床的研究に鑑みて、今日販売されているデンタルフロスのほとんどは接 着されているおよび/またはワックスを掛けられていることは驚くにあたらない 。今日の紡糸産業において「接着」は「フロス加工」をするためよりフロス製造 および包装する間に加工および製造を容易にするために使用される。臨床試験で は、ワックスを掛けたフロスとワックスを掛けないフロスの間に差が見られない ので、フロス産業はフロスに接着剤を使用する紡糸産業の傾向が好都合であった 。 ともかく、世界の人々はほとんど自分の歯にフロスをかけない。代わりに、歯 をきれいにするためにしばしば爪楊枝を使用する。 前谷らの米国特許第2,504,228号はPTFE被膜で覆った金属の歯科用キャスティ ン グについて説明している。PTFE被膜は溶液から塗布される。PTFEはまた例えばシ リコーンなどの他の樹脂を含む懸濁液(オルガノゾル)から塗布されてもよい。 ローチの米国特許第4,776,358号はそれ自体歯磨き剤を供給するフロス用テー プについて記載している。このテープは微細孔性の対向する対の積層フィルムか ら作られている。歯磨き剤は2枚の積層の対向面の間に配置され、2枚の積層の 縦方向両端部が密封されている。使用する場合、歯磨き剤は積層の細孔から流れ 出る。積層はPTFEのフィルムである。歯磨き剤は従来のもので、一般に市販され ている。 米国特許第4,996,056号のブラスはデンタルフロスまたはデンタルテーフをワ ックスとPTFE粉末の混合物で被覆することを記載している。 米国特許第4,157,386号のラロッチェレはフッ化物イオン磨き剤、植物油を含 有する、歯の表面を被覆するトローチ剤について開示している。 米国特許第5,344,641号のガッファーらは抗菌剤、抗菌強化剤、磨き剤、溶解 剤を含有する歯磨き剤を開示している。抗菌強化剤は歯の表面に付着して細菌の 付着を防ぎ、抗菌剤が歯の表面に放出されるのを促進すると思われるアニオンフ ィルム形成材料である。 米国特許第4,169,885号のラーフらは外側の疎水性活性剤と親水性物質、フッ 素化物源および抗菌剤を含有する内部核から成る充填されたカプセルについて開 示している。カプセルを消耗すると、親水性物質が疎水性活性物質を歯に固定す ると思われる。 米国特許第5,165,913号のヒルらは界面活性剤、シリコーンおよび化学療法剤 を含有するデンタルフロスについて開示している。この化学療法剤はフロスを上 向きに広げる際に放出される。界面活性剤とシリコーンは歯を被覆し、使用者に 滑らかな感じを与え、細菌の付着を防ぐと思われる。 米国特許第Re31,787号のチャンは膜形成材料を含有する溶離減少歯磨き剤を開 示している。膜形成材料を塗布すると、前に塗布された治療薬(すなわち、フッ 化物)の溶離を防ぐと思われる。 米国特許第4,528,182号のカーティスらおよび米国特許第4,490,353号のクラウ フォードらは第四級アンモニウム化合物、ベタイン界面活性剤、ポリエチレング リコールおよび研磨剤を含有する抗歯垢性歯磨き剤を開示している。ベタイン界 面活性剤の存在は歯磨き剤の発泡性を増加し、第四級アンモニウム化合物の脱活 性化を防ぐと思われる。 しかし、これらの方法のいずれも満足なものではないことがわかった。従って 、歯に細菌の付着するのを予防するのに有効であり、抗菌特性を示す改良された 方法、組成物および歯科放出装置が当該技術において絶対必要とされている。 爪楊枝または歯科用スティックを用いて歯に効果的に塗布され、改良された抗 菌特性をもたらす組成物も引き続き要求されている。 発明の要旨 従って、本発明の目的は改良された抗菌特性を示す新規な歯科用デリバリーシ ステム(delivery system)を提供することである。 本発明の別の目的は改良された抗菌特性を示す新規なデンタルフロスを提供す ることである。 本発明の別の目的は改良された抗菌特性を示す新規な爪楊枝を提供することで ある。 本発明の別の目的は歯に改良された微生物耐性を付与する歯を処理する方法を 提供することである。 本発明の別の目的は歯に長期間にわたり徴生物耐性を付与する歯を処理する方 法を提供することである。 本発明の別の目的は細菌が歯に付着する能力を減少させる歯を処理する方法を 提供することである。 本発明の別の目的は歯に改良された微生物耐性を付与する新規な組成物を提供 することである。 本発明の別の目的は歯に長期間にわたり微生物耐性を付与する新規な組成物を 提供することである。 本発明の別の目的は細菌が歯に付着する能力を減少させる新規な組成物を提供 することである。 本発明の別の目的はこのような方法、組成物、および歯科用デリバリーシステ ムにおいて有用な新規なカチオン界面活性剤を提供することである。 本発明の別の目的は細菌、酸、食物の残留物などが歯の表面に接近するのを防 ぐ物理的障壁を構成し、歯の表面からフッ素が失われるのを防ぐ耐久性のある不 活性、連続的疎水性材料で歯の表面を処理/被膜形成することである。 本発明の別の目的は、歯の表面の堆積物に対する、例えばフッ化物の源など口 腔衛生の目的を強化する物質、望ましくない細菌の付着、増殖、成長または群体 化を阻害する物質、防腐剤または抗生物質、洗浄剤、抗炎症剤および他のこのよ うな活性剤などを含有するこのような障壁を提供することである。 以上の目的および他の目的は以下の詳細な説明をするうちに明らかとなるが、 下記の材料から成る組成物の塗布を発明者が発見したことにより達成された: (a) (a)と(b)の合計重量の1-20重量%の転移剤;および (b) (a)と(b)の合計重量の80-99重量%の障壁材料を歯に塗布したところ、細菌 が歯に付着する能力を長期間にわたり減少させた。 従って、本発明は基体に接着する新しい組成物、穴、裂溝、くぼみ、割れ目、 歯の細管、隙間または凸凹などを有する歯の表面に特に接着する新しい組成物を 提供する。この組成物は歯の表面の形状に一致し、歯の表面に保護障壁材料を堆 積させる。 本発明の方法は例えば歯などの基体にワックス状物質を結合させる。本発明の 方法により本発明の組成物をデンタルフロスまたはデンタルテープに塗布すると 、フロスまたはテープを使用中に、歯の表面上および中に組成物が移動すると共 にフロスまたはテープに結合するというすばらしい組み合わせを提供する。 本発明の組成物は、天然の毛、ナイロンまたは他の繊維状毛、多数のフィラメ ント、または単フィラメントの毛から成る手動および自動歯ブラシで歯の表面に 塗布される。障壁材料および二重フィルムを歯ブラシの毛に塗布するために使用 される方法はデンタルフロスおよびテープに塗布する際に使用されると同様に下 記に説明される通りである。 本発明の組成物はまた様々な木製、プラスチック性、金属製などの歯間器具ま たは歯科用器具を使って歯の表面に塗布される。爪楊枝状の器具の一端または両 端が本発明の組成物で被覆するのに適する材料で覆われる。その器具は現在市販 されているジョンソン&ジョンソンの「スチムデンツ」として知られる歯間器具 に類似しており、その外形はよく知られている綿の「Q先端」綿棒の形をしてい るか、またはアプリケーターが適当な保持器に差し込まれるか取り付けられてい る形をしている。 上記器具のアプリケーター端部を覆うために使用される材料としては、例えば 、(a)天然または合成の糸、フィラメントまたは他の繊維状材料または織物とし て組み立てられたもの、またはブレード、糸、織物、不織物、編み物、マット、 フエルトなどが挙げられ、本発明の組成物の材料(以下MCPIと呼ぶ)は材料の繊 維または糸の間に保持される;(b)MCPIが細孔または穴の中に保持される発泡状 または他の多孔性材料;(c)或種類の木製、プラスチック、金属などの非多孔性 、非繊維製材料が挙げられる。 以下の実施例において、木製爪楊枝の表面は被覆され、MCPIのフィルムはガラ ス顕微鏡スライドの濡れた表面に転移された。爪楊枝はデンタルフロスと同じ方 法を使って単に浸され乾燥された。 従って、本発明の一実施態様では、歯の表面は脂肪酸分子の単一層と反応させ た正の電荷の多電解質(例えば、ポリエチレンイミン、PEI)の強力な静電気接 着性単層から成る「二重のフィルム」を形成する材料で被覆される。脂肪酸分子 はそのカルボキシル基でPEI層に接合するが、脂肪酸鎖の炭化水素部分は疎水性 障壁材料と調和する高度の疎水性界面を形成する。 脂肪酸の他に、表面張力の低く、揮水特性の低い他の化合物が本発明の実施に おいて使用されるが、例えば、ポリメチルヘキサデシルシロキサンなどのポリメ チルアルキルシロキサン類、およびポリフルオロアルキルメチルシロキサン類( 例えば、ポリメチル−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキサン)が挙げられる 。これらはさらに二重フィルムの疎水性を強化し、疎水性障壁材料の移動を容易 に行う。蜜蝋などのワックス、カルナウバ蝋、パラフィンなどの石油蝋、フルオ ロカーボン重合体も使用できる。 他の塗布においては、二重フィルムは低分子量の界面活性剤から成る単一の単 層に置き換えられるが、その際に正荷電基が歯の表面と反応し、鎖の揮水性部分 が高度の疎水性界面を形成する。このような界面活性剤の例としては、臭化セチ ルトリメチルアンモニウム(CTAB)、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム(H DTAB)、および様々なアミン類および第四級アミン類が挙げられ、そのよい例と してはハイアミン(Hyamin)-1622第四級アミンがある。 本発明の組成物は一般に半固形または固形状態の材料であり、歯の表面にデン タルフロス、デンタルテープ、歯間器具、綿棒、棒、爪楊枝、および全ての他の 塗布器具または塗布方法により半固形または固形の材料が歯の表面と接触されて 歯の表面に塗布される。このような全ての塗布器具または塗布方法は以後「アプ リケーター」と呼ばれる。 図1、2Aおよび2Bに示されるように、本発明の組成物は歯の表面に塗布される ので、多層保護被膜(以下「保護被膜」または「PC]と呼ぶ)を下記のように 提供する: (1)転移剤層は二重の機能性を有し、正の電荷を課せられる重合体鎖のいくつ かの分子切片または部分および疎水性特性を示すような他の切片を有する材料か ら成る。 3つの範疇の転移剤材料としては、(a)単量体カチオン界面活性剤;(b) カチオン多電解質またはその生成物または有機または無機酸との錯体;(c)正 の電荷の官能基の優勢なポリペプチド状材料。 (2)障壁層:転移剤層の疎水性成分に対して、疎水性、不活性材料(以下障壁 材料と呼ぶ)で例えば蝋などが接着される。障壁層の厚さは代表的なものとして 約1ミクロンから約10ミクロンまでの範囲である。 好ましい実施態様においてPCはさらに以下のものを提供する: (3)抗菌機能:障壁層の中に治療用、衛生用または他の目的の望ましい材料を 混合するが、これは障壁層の表面に露出されると放出される。障壁材料の中に配 合される代表的な材料の一つは、例えばストレプトコッカスミュータンス、スト レプトコッカスソビリヌスなどの心身に有害な細菌の付着を阻害し、さもなけれ ば繁殖、成長または群体化を妨害する物質である。前述のように、本発明の組成 物はさらに他の活性剤を含有できる。このような物質は以後「活性剤」またはA- A材料と呼ぶ。 このように、本発明は数十年にわたり消費者または家庭の歯科ケアにおける最 初の有意な改良を可能にする。特に、本発明は下記の進歩をもたらす: I.本発明の組成物を歯に塗布すると、連続的な疎水性不活性障壁を提供し、こ れが酸類、着色材料、(図9は、左側9aの未処理の表面上のいくつかの着色材料 を示しており、右側9bの本発明の組成物で処理された表面上の同じ材料と比較し ている)、食物粒子、細菌および他の全ての物質が処理された歯の表面に接近す るのを防ぐので、溶離によるフッ素の損失を含めた通常の破壊的工程の全てを防 ぐことができる。さらに、これらの有害な物質は、障壁で保護されていない歯の 表面よりも障壁には付着しにくい。 II.保護障壁に付着する細菌または他の破片は、歯ブラシで磨くこと、圧力水洗 浄、フロスで洗浄、および多分勢いよく口をすすぐことにより容易除去され、不 定形の障壁も容易に剥がされまたはせん断されるが、最も外側の保護物質は除去 されても、その保護障壁のいくらかは残る。このような保護がなければ、歯の表 面に付着した細菌は歯ブラシまたはデンタルフロスにより剥がれることが不可能 になり、専門家に除去してもらわなければならない。細菌の付着は食事毎に発生 し始めるので、障壁は予防のために極めて重要である。 III.障壁材料は細菌の群体化および歯垢の発展に好ましい発生地である穴や裂 溝や割れ目に容易に充填されてそれらを密閉する。障壁はこれらの穴などから機 械的に除去されるまで適所に残り、それによって侵されやすい区域をさらに広い 範囲にわたり保護することができる。障壁材料は舌、食物の咀嚼、歯ブラシなど で擦る通常の動作で滑らかな歯の表面から容易に除去されが、穴、割れ目などか らはそれほど容易には除去されない。 IV.特に好ましい活性剤の1例であるアングス・ケミカル社から商品名ヘキセチ ジン(Hexetidine)で販売されている抗菌物質5-アミノ-1,3-ビス(2-エチルヘキ シル)-5-メチルヘキサヒドロピリミジンを障壁組成物へ添加することにより、 障壁表面への細菌の付着が、障壁で保護されていない歯の表面に付着する細菌の 数および密度に比べておおよそ90%以上も減少した。もちろん、付着する細菌 は歯ブラシで磨いたりデンタルフロスで洗浄したりする消費者の典型的な動作に より容易に除去される。さらに、そのヘキセチジンは障壁物質から障壁が届かな い 歯の表面へ移動または拡散し、届きにくい、非常に侵されやすい区域を保護する ようである。 V.重要なことは、本発明の利点は広い範囲の塗布方法、例えばデンタルフロス およびデンタルテープ、Q字形先端綿棒(R)、爪楊枝、スティムデンツ(R)のよう な歯間器具、予め被覆された歯ブラシ、および消費者が使いたいと思う他の器具 または専門的器具などにより塗布されることである。唯一の基準はワックス状物 質を歯の表面と接触させることが可能でなければならないことである。 従って、本発明の組成物を塗布することは、細菌、酸類、食物残留物などが歯 の表面に接近するのを防ぐ物理的障壁を構成し、歯の表面からフッ素が溶離して 失われるのを防ぐ耐久性のある不活性連続的疎水性組成物で歯の表面を処理/被 覆するのに効果的である。さらに、障壁で保護されていない歯の表面に付着する 細菌の数よりも、障壁に付着する細菌の数が有意に減少する。さらに重要なこと は、障壁に付着する細菌および他の物質は無定型であり、僅かな努力で容易に剥 がされるので、歯ブラシで磨いたり、デンタルフロスを使用したり、圧力水で洗 浄したり、勢いよく口をすすぐことでも容易に除去される。このような表面物質 を除去した後でさえも、障壁物質は残存して保護し続ける。 本発明の障壁物質は塗布した際にもまたその後でも塗布された歯の表面の形状 に強制的に適合させられる。特に重要なことは、障壁物質は細菌が見つかる頻度 が極めて高く除去することが非常に困難である歯の表面の穴、裂溝、割れ目およ び他の欠陥を埋めて、塞ぐことである。そしてこのような箇所では、障壁物質は 舌の動き、歯ブラシで磨くこと、咀嚼などの通常の口腔内の摩擦や表面の動作に より除去され難いので、保護が最も必要なところで耐久性を発揮する。 好ましい実施態様において、障壁材料としては、口腔衛生の目的を強化する薬 剤、例えば、(a)望ましくない細菌の付着、増殖、成長または群体化の阻害を促 進する物質、(b)他の殺菌剤、防腐剤、または抗生物質、(c)抗炎症剤および(d) 他の望ましい薬剤などが挙げられる。 本発明の最も好ましい実施態様の一つを使うと、例えばヘキセチジンなどの複 素環式ニトロパラフィン誘導物質が障壁組成物に混合されるので、障壁で保護さ れなかった歯の表面と比べて保護障壁への細菌の付着が90%以上も減少する。 障壁表面に付着するこれらの少数の細菌は静かに剥ぎ取るせん断動作だけでも除 去される。 図面の簡単な説明 本発明のさらに完全な理解と付随する利点の多くは添付の図面と共に下記の詳 細な説明を参照すれば容易に得られる。 図1は被覆されたヒトの歯の水平面の部分断面図であり、不規則な歯の表面、 歯の表面に対する被膜の適合およびその相対的な厚みを全て拡大して示している 。抗菌剤および他の機能的薬剤を含有する疎水性障壁は歯の表面の基体に適合し 、歯の表面の穴、裂溝、割れ目および他の凸凹を塞ぐ。転移層は疎水性障壁フィ ルムが歯の表面に接着するのを容易にする。 図2aと図2bは被覆された歯の表面の拡大図であり、図1に示される歯の表面の 区域を示し、歯の表面と転移剤との間の界面における静電荷分布を示している。 この図は負に帯電した歯の表面に対する転移剤の付着の態様を示している。 (a)正帯電界面活性剤の分子は負帯電基体に付着する密度の高い単一層を形成す る。転移剤のアルキル基は表面から離れて対面する。(b)ポリアミン分子は親水 性の歯の表面から離れて対面する疎水性測基で基体に吸着する。 図3は本発明の組成物を綿棒で歯に塗布するところを示す。 図4aと4bは未処理の歯(図4a)および本発明により処理された歯(図4b)を細 菌に富んだ媒体に48時間露出した後の顕微鏡写真である。 図5は本発明の組成物を歯ブラシで歯に塗布したところを示す。 図6aと6bは未処理の歯(図6a)および本発明により処理された歯(図6b)を細 菌に富んだ媒体に48時間露出した後の顕微鏡写真である。 図7は本発明の組成物をデンタルフロスで歯に塗布したところを示す。 図8aと8bは未処理の歯(図8a)および本発明により処理された歯(図8b)を細 菌に富んだ媒体に48時間露出した後の顕微鏡写真である。 図9aと9bは未処理のガラススライド(図9a)および本発明により処理されたス ライド(図9b)上の着色剤の外観を示す。 好ましい実施態様の詳細な説明 即ち、第一の実施態様において、本発明は: (a)(a)および(b)の合計重量の1重量%〜20重量%の転移剤;およ び (b)(a)および(b)の合計重量の80重量%〜99重量%の障壁材料を 含む新規組成物を提供する。 より好ましくは、本組成物は、 (a)(a)および(b)の合計重量の3重量%〜5重量%の転移剤;および (b)(a)および(b)の合計重量の95〜97重量%の障壁材料を含む。転移剤の機能 疎水性の障壁材料を湿った親水性の陰性に荷電した歯の表面に付着させるため 、2元機能性転移剤材料を使用した。該材料は静電気的に陽性に荷電した活性基 と障壁材料の疎水物質に融和性の活性基を有する。 有用な転移剤材料には、様々なセチルアミン化合物、様々なジアミン類(例え ばDuomeensやEthoduomeensを含む)、ニトロパラフィン誘導複素環式アミン類、 ならびに第四アンモニウム化合物がある。また、本発明の目的のために発明され 、ここに紹介されたある種の陽イオン性高分子電解質も有用であり、例枝馬、様 々な濃度の、ステアリン酸やパルミチン酸、オレイン酸等の脂肪酸により誘導体 化されたポリエチレンイミン(PEI)がある。 これらの転移剤のある種のものは、転移剤としても機能し、かつA−A機能も 果たすように適当な濃度で使用すると、Streptococcus mutans,Streptococcus sobrinsの様な細菌類の付着を阻止し、あるいは増殖、成長またはコロニー形成 も阻止できる。 幾つかの物質、特に2元機能性アミンの水酸化フッ化物、さらに第四アンモニ ウムフッ化物が、それ自体に先端に歯表面に付着する2極性物質の単層を形成す るための従来の技術において使用されている。しかし、該単分子層は、細菌の付 着の永続的な保護機能の提供、あるいは酸等の歯表面への接触を妨げるには不十 分であることが実験により示唆されている。転移剤材料 本発明に有用な陽イオン性転移剤材料は、材料の陽イオン部分と歯のタンパク 質部分との間の複合的な相互作用により歯の表面に付着するものであり、このた め歯の表面を前処置あるいはコンディショニングして、ワックス状の物質がその 表面に付着するものと考えられている。陰性に荷電され、親水性であるヒトの歯 の表面に強く結合できる界面活性剤には、様々な直鎖状のアルキルアンモニウム 化合物、環状アルキルアンモニウム化合物、石油誘導陽イオン類や重合陽イオン 物質がある。 a)直鎖状アルキルアンモニウム化合物 Rは1つ以上の水酸基で置換されていてもよい長鎖(C8-20)アルキルであり、 R’、R”ならびにR”’はそれぞれ独立して1つ以上の水酸基で置換されてい てもよい長鎖(C8-20)アルキル、あるいは1つ以上の水酸基で置換されていて もよいより短鎖(C1-4)アルキル基、あるいはアリル(C6-10)基あるいは水 素であり、X-は塩素やフッ化物等の陰イオンである。これらの一般式は、化合 物の分類を規定することを目的としており、1個以上の疎水性アルキル基が陽イ オン性窒素原子に結合している陽イオン性転移剤の最も簡略化したコンセプトを 示す。多くの場合、結合は例えばRCONHCH2CH2CH2N(CH32のよ うにより複雑である。さらに陽イオン性転移剤は、RNHCH2CH2CH2NH2 化合物類やその誘導体のように、1つ以上の陽イオン性窒素分子を含んでいてよ い。 上記化学式による化合物の例としては、以下がある。 セチルトリメチルアンモニウムクロライド(CATB)、 ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロマイド(HDTAB)、 ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、 ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、 セチルジメチルエチルアンモニウムハロゲン化物、 セチルジメチルベンジルアンモニウムハロゲン化物 セチルトリメチルアンモニウムハロゲン化物、 ドデシルエチルジメチルアンモニウムハロゲン化物 ラウリルトリメチルアンモニウムハロゲン化物、 ココナッツアルキルトリメチルアンモニウムハロゲン化物 N,N−C8-20−ジアルキルジメチルアンモニウムハロゲン化物、ならびにビス (水酸化された獣脂アリキル)ジメチルアンモニウムクロライド等の外向きに配 置された疎水性基で表面に吸着することか知られている化合物、2−水酸化ドデ シル−2−水酸化エチルジメチルアンモニウムクロライドとN−オクタデシル− N,N’,N’−トリス−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパ ンジヒドロフロライド b)環状アルキルアンモニウム化合物 本発明に応用できることがわかったより好ましい化合物には、陽イオン荷電を 持つ窒素原子が複素環式リングの一部にある表面活性型第四アンモニウム化合物 類がある。好適な化合物の例としては以下の通りである; ラウリルピリジニウムクロライドあるいはブロマイド、 テトラデシルピリジニウムブロマイド、 セチルピリジニウムハロゲン化物(クロライド、ブロマイド、あるいはフロライ ド)。 c)石油誘導陽イオン体 典型的な塩基性アミン類は、オレフィン類、パラフィン類、そして芳香族炭化 水素類等の石油ベースの原料から誘導され、窒素に結合した6個以上の炭素原子 を含む脂肪族炭素鎖を少なくとも1つ以上もつ化合物を含んでいる。従って、ア ミン塩類、ジアミン類、アミドアミン類、アルコキシ化アミン類、そレぞれの第 四塩が利用可能である。 この種のより好ましい化合物には、witco社から“Adogen”および“Emcol”の 商品名で販売されている獣脂あるいはココのアルキル置換された1,3−プロピ レンジアミン類や、Akzo社から“Duomeen”の商品名で販売されている同様のジ アミン類と“Ethomeen”と“Ethoduomeens”の商品名で販売されているそのポリ エテノキシ誘導体がある。 d)重合化アミン類 好適な重合化アミンは、主鎖上にイオン基を含み電解質とポリマーの両方の性 質を有するポリマー類である。これらの物質は、その主鎖に一次的、二次的、三 次的あるいは四次的に機能する窒素を含み、重量平均分子量は約100〜約10 0,000以上であってよい。この様な重合化陽イオン性転移剤の例としては以 下のものがある。 ポリジメリルポリアミン(General Mills Chemical Co.)、 ポリアミド(商品名“Versamide”)、 ポリアクリルアミド類、 ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド(“Cat-Floc”)、 商品名”Vantocil”で販売されているポリヘキサメチレンビグアニド化合物、な らびに例えば米国特許第2,684,924号、同第2,990,425号、同第3,183,230号、同 第3,468,898号、同第4,022,834号、同第4,053,636号ならびに同第4,198,425号に 開示されているその他のビグアニド類、 1,5−ジメチル−1,5−ジアザウデカメチレンポリメトブロマイド(Aldric h社“Polybrene”)、 ポリビニルピロリドンならびにその誘導体、 ポリペプチド、 ポリ(アリルアミン)塩酸塩、 ポリオキシエチレン化アミン類、ならびに特に、 ポリエチレンイミン(BASF社“Polymin”)、 および、アミノ分画をそのアクリル誘導体に転換して調製した、その同族の表面 活性陽イオンポリマー類である。ポリエチレンイミンは最初に化学量数より少な い量の酸性ハロゲン化物で濃縮し、これにより一部のアミノ基をアルキル化し、 次いで残ったアミノ基を塩酸あるいは、より好ましくは、水酸化ハロケン化物等 のハロゲン化物により濃縮する。これらの化合物の表面活性はアシル化されたア ミノ酸基の数ならびにアシル化されたRCO−基の鎖長により様々である。典型 的には、濃縮反応は金属フッ化物、より好ましくはフッ化銀を含む溶媒存在下で ステアリン酸あるいはオレイン酸クロライドを用いて、反応により形成された塩 化銀を溶媒から沈殿させるように行われる(実施例XV参照)。 また、デキストラン、デンプン、あるいはセルロース等のポリサッカライドの 陽イオン誘導体、例えばジエチルアミノエチルセルロース(”DEAE−セルロ ース”)もまた本研究の目的に好適である。適用可能なアクリルアミドをベース としたコポリマーならびに陽イオンモノマーの例としては、Hercules Inc.より 商品名RETENで、あるいはNational Adhesivesから商品名FLOC AIDで市販されて いるものがある。この様なポリマーの特別な例としては、FLOC AID 305とRETEN 220がある。同様に有用なものとしてはAllied ColloidsからPERCOLの商品名で阪 売されているアクリルアミドをベースとした高分子電解質がある。別の好適な材 料としては、例えば、Celanese-HallからJAGUARの商品名で販売されている陽イ オン性のグアの誘導体がある。 非水溶性ポリマー類より成り、分子中に窒素原子を有するさらなる好ましい化 合物には、第四アンモニウム型、ベタイン型、ピリジルピリヂニウム型あるいは ビニルピリジニウム型の第四ポリマーである。例えば以下のものがある。 ポリ(ビニル−ベンジルメチルラウリルアンモニウムクロライド)、 ポリ(ビニル−ベンジルメチルステアリルベタイン)、 ボリ(ビニル−ベンジルメチルラウリルピリジルピリジニウムクロライド)、 ポリ(ビニル−ベンジルセチルアンモニルヘキシルエーテル)、および 一般式RN(CH3)[(C24O)xH]2(+)A(−)を持ち、A(−)が 通常塩化物かフッ化物であり、xが1〜20の数であり、RがC8-22アルキルで ある第四級化されたポリオキシエチレン化した長鎖アミンがある。 これらの陽イオン物質は歯の表面と反応することにより、強固な疎水性フィル ムを形成し、その上に摩擦、塗布、研磨により疎水性障壁材料が簡単に転移する 。 この転移性の理由を理解することは重要である。ヒトの歯の表面は通常疎水性 で、陰性の荷電を持ち、細菌やその他の微生物からなる水酸化されたバイオフィ ルムにより「潤滑」されている。この様な歯の表面に障壁材料を移転し付着させ ることは、疎水性で従って保護膜と融和可能な物質によりバイオフィルムが改変 されなければ困難あるいは実質上不可能である。 好ましい実施様態では、転移剤である陽イオン性界面活性剤は、繰り返し単位 中に窒素原子を含むポリマーであり、窒素原子部位がC8-20脂肪酸、好ましくは C12-20の脂肪酸と塩を形成することで第四級化されているポリマーである。こ の様な重合陽イオン性界面活性剤の例としては、ポリアクリルアミド類、ポリビ ニルピリジン類、あるいはポリアミン類、例えば5〜95%モル%、より好まし くは40〜60モル%の窒素原子が脂肪酸と塩を形成することで第四級化されて いるポリ(エチレンイミン)がある。この様なポリマーは典型的には、重量平均 分子量が600〜60,000であり、より好ましくは600〜1,800であ る。 特に好ましい実施様態は、陽イオン性界面活性剤は繰り返し単位内に窒素原子 を含み、その窒素分子の第一の位置がC8-20の脂肪酸、好ましくはC12-20の脂 肪酸により第四級化され、第二の窒素分子の位置がHFと塩を形成することで第 四級化されているポリマーである。この様なポリマー性の陽イオン性界面活性剤 にはポリアクリルアミド類、ポリビニルビリジン類あるいはポリアミン類、例え ば5〜95%モル%、より好ましくは40〜60モル%の窒素原子がステアリン 酸あるいはオレイン酸クロライドと反応することで酸性誘導体に転換しているポ リ(エチレンイミン)と5〜95%モル%、より好ましくは40〜60モル%の 窒素原子がHFにより第四級化されているポリ(エチレンイミン)である。この 場合、重合陽イオン性界面活性剤は重量平均分子量が600〜60,000であ り、より好ましくは600〜1,800である。 他の好ましい実施様態は、陽イオン性界面活性剤はセチルアミン水酸化フッ化 物等のHFにより第四級化さているC8-20−アルキルアミンである。障壁機能 保護的な疎水性物質を疎水性の歯の表面に付着させるメカニズムを持つことか ら、本機能を実施するためには幾つかの障壁材料が選択できる。例えば、微晶ワ ックスは、付着性、適合性、疎水性、連続性、不活性、無色あるいは無色に近い 障璧を提供する保護組成物中の成分であり、適用の際は、続けて擦り込んだりあ るいは塗りつけて、歯の表面の穴、割れ目、ひびやその他の凹凸に押し込み、こ れらの不用の細菌やその他のゴミに占領されやすい箇所をブロックする。このワ ックス状の保護体は、無限にあるいは機械的に除去されるまで、その場で耐え機 能できる。従って、転移と保護の機能により、処置された歯の表面は完全に細菌 や、酸、汚れ物質、歯のフッ素の消失等に対して完全に保護されるため、様々な 有害活性に対して保護を広げることができる。 使用の際は、適用時および適用後に障壁材料を穴や割れ目、空所、その他の凹 みにすりこむ。重要なことは、障壁材料は簡単に剪断または裂けるアモルファス 物質であり、保護体の表面に付着した物質は舌を歯の表面に押しつけたり、歯磨 き、デンタルフロス、噴出水洗浄や激しい口のすすぎ等の中等度の剪断力を加え るだけで簡単に除去されることである。この同じ低剪断力特性二より、障壁材料 を除去し、障壁材料の中に混入させた活性剤を露出できる。疎水性障壁材料 高分子量で、体温で固体であり、一般的に脂肪や油に近い疎水性化合物が保護 体形成物質として有用であることは知られている。典型例としては、長鎖の炭水 化物があり、特に鎖の長さが炭素16個以土の通常のパラフィンや、分枝や不飽 和箇所が複数あるが、それらの分枝や不飽和には許容されない毒性が無く、また 固化点が体温よりも低くなく、水や唾液に溶解しないパラフィンがある。この様 なワックス状の物質の大部分は、以下の2つの基本的な分類に分けられる: I.蜜ロウ、ラノリン、鯨ろう、カルナウバワックス、パラフィンワックスや微 晶ワセリンを含む石油ワックス等の動物や植物、あるいは鉱物起源の天然ワック ス;および II.“Carbowax”等のエチレンポリマー、ポリメチレンワックス(“Paraflint ”)やFisher-Tropsch合成により得られる様々な炭水化物を含む合成物質である 。 その他の好適な物質には、ポリメチルアルキルシロキサン、ボリジメチルシロ キサン、ポリ(過フルオロアルキルメチルシロキサン)、ポリ(メチル−3,3 , 3−トリフルオロブロピルシロキサン)や現United ChemialであるPetrarhで販 売されていた様々な芳香性(フェニル含有)シロキサンをベースとしたポリマー がある。 また、一部あるいは全部の水素が、以下のものを含むフッ素により置換された 様々なフッ素ポリマーも有用である。 ポリテトラフルオロエチレン(PTFE); フッ化ポリエチレン−プロピレン(FEP); ポリビニルイディン フッ化物(PVDF);および ボリビニルフッ化物(RVF) これらのポリマーは水溶あるいは非水溶分散体として歯に適用することが可能 である。 他の実施様態は、本組成物が以下を含むものである。 (a’) (a’)、(b’)および(c’)の合計重量の1重量%〜10重 量%、好ましくは2重量%〜5%重量の転移剤; (b’) (a’)、(b’)および(c’)の合計重量の70重量%〜98 重量%、好ましくは85重量%〜93%重量の障壁材料; (c’) (a’)、(b’)および(c’)の合計重量の1重量%〜20重 量%、好ましくは5重量%〜10%重量の活性剤活性剤(A−A)機能 本発明技術を用いた実験により、ある種の物質が歯表面への細菌の付着および /あるいは増殖、成長あるいはコロニー形成を阻止し、防ぐことを示した。実験 に使用した細菌である、Streptococcus mutansとStreptococcus subrinusは、細 菌性プラークコロニーとそれによる病気の主たる原因であることが知られている 。 A−A機能を示す物質には、様々なセチルアミン類、ニトロパラフィン誘導体 類、デュオミーンズ、エトキシ化デュオミーンズ、およびその他の第四アンモニ ア化合物がある。特に、Angus Chemical Co.からヘキサチジンの商品名で入手で きる5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒド ロピリミジンが有用である。 さらに、本開示/申請にて初めて新規の利点および組成物が記載およびクレー ムされている革新的な物質も活性剤として有用である。この様な物質の中には、 オレイン酸等の脂肪酸が添加されているポリエチレンアミン類も含まれる。 以下の実施例中で試験し記載されるA−A物質は保護コーティングを行った領 域からある程度移動あるいは拡散し、その結果幾分A−A機能がPCそのものが 及ばない領域まで拡大する。 これらのA−A物質が障壁材料内に混合されると、障壁材料が剪断、分裂、妨 害、浸食、すり減らされるなどし、新鮮なA−A物質が露出し機能を発する。活性化剤物質 抗菌活性(例えば殺菌剤)を有する様々な化合物が細菌の付着とプラーク形成 に対抗する本発明の組成物中に使用することができる。利用できる抗菌剤の例は 以下の類に属する: a)無アミン化合物 以下を含む米国特許第5,344,641号に記載されているハロゲン化サリチルアニリ ド: 4’、5−ジブロモサリチルアニリド 3,4’,5−トリクロロサリチルアニリド 3,4’,5−トリブロモサリチルアニリド 2,3,3’,5−テトラクロロサリチルアニリド 3,3,3’,5−テトラクロロサリチルアニリド 3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド 5−n−オクタノイル−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド 3,5−ジブロモ−4’−トリフルオロメチルサリチルアニリド 3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド(フルオロフェ ン) 以下を含む、米国特許第5,344,641号に記載されているハロゲン化ジフェニルエ ーテル: 2’,4,4’−トリクロロ−2−ヒドロキシ−ジフェニルエーテル(Triclosa n) 2,2’−ジヒドロキシ−5,5’−ジブロモ−ジフェニルエーテル。 以下を含む、米国特許第5,344,641号に記載されているハロゲン化カルバニリド 類3,4,4’−トリクロロカルバニリド 3−トリフルオロメチル−4,4’−ジクロロカルバニリド 3,3,4’−トリクロロカルバニリド さらに米国特許第5,290,541に代表例として記載されているフェノール、その 誘導体、ならびにビスフェノール化合物を含むフェノール化合物。特に以下のも のを含む。 b)アミン含有化合物(多くは第四アミン) これらの抗細菌性の第四アンモニウム化合物のなかで最も一般的なものとして は以下がある: アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド ベンゼトニウムクロライド(Hyamine 1622)、 ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライ ド、ならびにセチルピリミジニウムフッ化物(クロライド、ブロマイド、ヨード 、ならびにフッ化物)。 この性質を有するその他の物質については米国特許第2,984,639号、同第3,325 ,402号、同第3,431,208号ならびに同第3,703,583号と英国特許第1,319,396号に も 記載されている。 その他の類縁化合物には第四窒素の置換基(典型的にはアルキル基)の1つあ るいは2つが8〜20,典型的には10〜18個の炭素分子からなる長さの炭素 鎖を有し、残りの置換基にはより少ない数の炭素原子(典型的にはアリルあるい はベンジル基)、例えば1〜7個の炭素原子、典型的にはメチルあるいはエテル 基を有している。典型的な例は:ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、 ならびにベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロライドである。 本発明に有用な、より好ましい抗菌剤はニトロパラフィン−誘導の複式環式族 の化合物である。この類の化合物の例としては以下のものがある: 単環オキサゾリジン類 二環オキサリジン類 ポリマー二環オキサリジン類、 1,3−ジオキサン類、オキサゾリン類、 オキサゾリジノン類、ならびに ヘキサヒドロピリミジン類(Angus Chemical Co.より“hexetidine”の商品名で 販売されている5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチル ヘキサヒドロピリミジン)。 その他のグアニンをベースとする抗菌物質は: 商品名“chlorhexidine”としても知られている1,6−ビス−(p−クロロフ ェニルジグアニジン)ヘキサン、 商品名”alexidine”で知られている1,6−ジ−(2−エチルヘキシルジグア ニジン)ヘキサン、と商品名”fluorhexidine”で知られている1,1’−ヘキ サメチレン−ビス−{5−(4−フルオロフェニル)−ジグアニジン}である。 本発明の好ましい実施様態では、微晶ワックス、パラフィンオイル、ならびに ヘキサチジンを含む非水溶性の分散体を調製した。得られた混合体は分散液中で テープを引いて、ポリアミドデンタルテープに塗布した。乾燥後、このテープを 抜糸したヒトの歯とガラス棒にかぶせた。試験と観察から、実質的に滑らかで連 続的に被覆されたワックス状の保護フィルムが歯とガラス棒の両方の表面に適用 されたのが確認された。 このフィルムはまた、処置直前に歯ならびにガラスの表面を水で湿らすことに より転移する。適用物質を含む疎水性フィルムは、水に浸した歯ブラシで10回 磨いても取り除かれなかった。 上記の如く、本組成物は、フッ化ナトリウムや、フッ化カリウム、フッ化スズ 、フッ化亜鉛、例えばオレイルアミノフルオライドやセチルアミノフフオライド あるいはエタノールアミノハイドロキシフロライドの長鎖フッ化物等の有機フッ 化物、ヘキサフルオロ珪素カリウム、あるいはヘキサフルオロ珪素ナトリウム等 のフルオロ珪素類、アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムあるい はカルシウムフルオロリン酸等のフルオロリン酸類および/またはナトリウム、 カリウムあるいはスズフルオロジルコネート等のフルオロジルコネート類である 。本組成物はまた1種類以上の抗生物質、例えばペニシリン、ポリミキシンB、 バンコマイシン、カナマイシン、エリスロマイシン、ニダマイシン、メトロニダ ゾール、スピラマイシン、およびテトラサイクリンも含むことができる。 本組成物は障壁材料を最初に懸濁し、あるいは適当な溶媒(例えばキシレン、 トルエン、石油エーテル、メタノール、エタノール、あるいは水溶のフルオロカ ーボンの分散体を障壁材料とする場合には水)に溶解し調製することができる。 転移剤ならびに、必要に応じて活性剤を加え、溶媒を例えば、蒸発により取り除 く。 本歯科用デリバリーシステムが適当な基質(デンタルフロス、歯ブラシ、爪楊 枝等)に本組成物を被覆することで調製することができる。この場合には、上記 のごとく本組成物の調整時に、基質を保護剤や転移剤、そして必要に応じて活性 剤を加えた懸濁液あるいは溶液に浸し、それから基質を乾燥させて溶媒を除去し 、本組成物で基質の上に残すことにより簡単に実施できる。代わりに、上記調製 した乾燥組成物を再度溶解あるいは懸濁し、基質をそのように形成した溶液ある いは懸濁液に浸してから溶媒を除去してもよい。 歯を保護する本方法は本歯科用デリバリーシステムを歯に接触させ、歯科用デ リバリーシステムから歯の表面に組成物を転移させることで実施できる。ここで 言う接触の正確な意味はもちろん歯科用デリバリーシステムの性質によって異な る。即ち、デンタルフロスに於いてはフロッシングで十分であり、歯ブラシにお いては歯ブラシで十分であることを意味している。爪楊枝と綿捧の場合にはこす りつけるのが適当である。 本発明のその他の特徴は、以下の本発明を説明する実施様態の中で詳細に明ら かにするが、これに限定されるものではない。 実施例 下記の実施例、および明細書を通じて、特に説明が無い限り、全ての部および パーセンテージは重量により、温度は摂氏温度である。分散液、あるいは溶液の 固形分について論及している場合は、各々、分散液、あるいは溶液の総重量を基 準とした固形分の重量を表している。分子量が特定されている場合は、分子量が 同定されている市販品の分子量範囲である。通常、これは重量平均分子量である と考えられる。 下記の全実施例において、歯に論及しているが、歯は、ヒトから抜歯した歯で あり、以下の実施例で使用する前に、予め専門家が研磨剤で磨き、複数のオート クレーブで滅菌し、蒸留水で少なくとも一時間水和させたものである。使用する 直前に歯を蒸留水と新鮮なヒト唾液の混合液(約1:1容量基準)に浸漬し、取 出し、歯に処理剤を適用する際に歯の処理表面が濡れているようにした。実施例I EMサイエンス(EM Science)社から入手できるキシレン溶媒43グラム、カ ルワックス(Calwax)社から商標名“Victory White”で販売されている微晶ワ ックス5グラム、およびEMサイエンス社から販売されているセイボルト粘度が 340−355のパラフィン油2グラムを約50℃に加熱し、激しく混合して清 浄な溶液を得た。混合物を、室温に冷却し、アクゾ(Akzo)社から商標名“Duom een TDO”で(転移剤として)販売されているN−獣脂−1,3−プロパンジア ミン0.125グラムを添加し撹拌した。その結果、微晶ワックスが溶媒に溶解 せず均一に分散しているようにみえる混合物を得た。この混合物に、先端が木綿 のアプリケータを漬け、溶媒を約50℃の高温下で蒸発させた。次いで、被覆さ れたアプリケータを適用する直前に、蒸留水と新鮮なヒト唾液との1:1容量混 合液 で濡らされた歯の表面を、被覆したアプリケータでこすり、滑らかな撥水膜を形 成した(図3)。 ワックス状の膜で付与された疏水性度を評価するため、水滴を膜の表面に沈着 させ、それらの接触角を測定した。測定を繰返した結果、90度以上であり、表 面が強度の撥水傾向があることを示した。 効果のインビトロ実験 このようにして得られた各製剤の細菌吸着−阻止効果を下記の方法によって評 価した。アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)から入手 した細菌[ATCC#27607、およびストレプトコッカス・ソブリナス(st reptoccocus sobrinus)として同定され、従来ストレプトコッカス・ムタンス( Streptoccocus mutans)と同定されていた同じ細菌]の純粋培養を新鮮な脳−心 臓−浸出液寒天プレート上に置き、CO2培養器で37℃で培養した。試験培地 を製造するため、少量の細菌を脳−心臓−浸出液(BHI)液体培地(カーティ ンマセソン(Curtin Matheson)から入手)4mlに移し、37℃で24時間培 養した。培養後、接種剤中の細菌の濃度を、滅菌したBHI培地で2×107細 胞数/ml(OD560=0.02)に調整した。上記の接触細菌溶液(0.3m l)を、4%のスクロースを含むBHC培地30mlに添加し、120ストロー ク/分で3分間振盪した。次いで、被検サンプルの未処理の歯および転移フィル ムで被覆した歯を接種培地に置き、嫌気条件下で、37℃で48時間培養した。 培地から取出した後、歯を水で洗浄し、クリスタルバイオレット染料で染色した 。顕微鏡観察の結果、未処理の細菌の重度の沈着物で覆われていた対照表面に比 べ、転移フィルムで被覆した部分は、細菌の付着を阻止する顕著な効果が表れて いた。実施例II 実施例Iに記載したように混合物を調製した。ジョンソン・アンド・ジョンソ ン社(Johnson & Johnson,Inc,.)製のポリアミド製デンタルフロスを、約3m m/秒の速度で、前記混合物の中から垂直に引き出し、被膜の厚さは混合物から フロスを引き出す速度で調節した。高温下での空気乾燥後、通常のフロッシング を模倣して(ヒト門歯から抜歯した)歯の表面で、約2フィート長のフロスの短 ス トランドを前後に引き、均一で強力な付着膜を形成した(図7参照)。膜は測定 したところ、接触角が90度以上であり高度の疏水性を示した。歯の表面への細 菌の付着を、実施例Iで概説した方法で評価した。細菌が、転移フィルムヘ付着 するのが顕著に阻止されていることが観察された。実施例III 実施例Iに記載したように混合物を調製した。木製の爪楊枝を混合物中に浸漬 し、ゆっくりと取出した。室温で乾燥後、抜歯した歯の濡れた表面を爪楊枝でこ すって、滑らかで連続した膜を形成した。さらに、ワックス状の膜で付与された 疏水性の程度を評価するため、膜の表面に水滴を沈着した。接触角を数回測定し た結果、90度以上であり界面が高度の疏水性であることを示した。処理した歯 を細菌培地へ48時間以上曝したところ、実施例IおよびIIで観察された減少と 比較して、細菌の付着が顕著に減少していることが判った。実施例IV 実施例Iに記載したように混合物を調製した。普通の歯ブラシ、(幾つかの毛 は「天然」繊維で、幾つかの毛はナイロンである)を混合物中に浸漬し、約3m m/秒の速度で取出した。高温で乾燥後、歯磨きの動作を模倣して、歯ブラシで 歯の表面全体を数回前後にこすった(図5)。 次いで、歯の処理表面を顕微鏡で観察した。歯の表面に、ワックス状の物質が 沈着された滑らかで連続した層が観察された。ワックス状の膜で付与された疏水 性の程度を評価するため、転移された膜の表面に水滴を沈着して、接触角を測定 した。反復して測定した結果、90度以上であり表面が高度の疏水性であること を示した。転移された膜への細菌の付着が顕著に阻止されていることが観察され た。実施例V EMサイエンス社から販売されているキシレン溶媒43グラム、カルワックス 社から商標名“Victory White"で販売されている微晶ワックス5グラム、および EMサイエンス社から販売されているセイボルト粘度が340−355のパラフ ィン油2グラムを、約50℃に加熱し、激しく混合して清浄な溶液を得た。混合 物を室温に冷却した。次いで、アルドリッヒ(Aldrich)社から(転移剤として )販売されているセチルアミン0.2gを混合し撹拌した。その結果、微晶ワッ クスが溶媒に完全に溶解せず均一に分散しているようにみえる混合物を得た。こ の混合物に、先端が木綿のアプリケータを漬け、取出し、溶媒を高温下で蒸発さ せた。次いで、被覆されたアプリケータで濡れたガラススライドをこすって、滑 らかで撥水性がある膜を形成した。 ワックス状の膜で付与された疏水性度を評価するため、水滴を膜の表面に沈着 させ、接触角を測定した。測定を繰返した結果、90度以上であり表面が強度の 撥水傾向を示した。 歯の表面への細菌の付着を、実施例Iに概説した方法によって評価した。保護 膜への細菌の付着が顕著に阻止されていることが観察された。実施例VI 実施例Vに記載したように混合物を調製した。ジョンソン・アンド・ジョンソ ン社製のポリアミド製デンタルフロスを、約3mm/秒の速度で、記混合物の中 から垂直に引き出し、被膜の厚さは、混合物からフロスを引き出す速度で調節し た。高温下での空気乾燥後、通常のフロッシング法を模倣して約2フィート長の フロスの短ストランドを歯の表面で前後に引き、均一で強力な付着膜を形成した 。膜は、測定したところ接触角が90度以上であり高度の疏水性を示した。歯の 表面への細菌の付着を、実施例Iで概説した方法で評価した。細菌が、保護フィ ルムへ付着するのが顕著に阻止されていることが観察された。実施例VII 実施例Vに記載したように混合物を調製した。木製の爪楊枝を混合物中に浸漬 し、ゆっくりと取出した。室温で乾燥後、抜歯した歯の濡れた表面を爪楊枝でこ すって、滑らかで連続した膜を形成した。さらに、ワックス状の膜で付与された 疏水性の程度を評価するため、膜の表面に水滴を沈着した。接触角を数回測定し た結果、90度以上であり界面が高度の疏水性であることを示した。処理した歯 を細菌培地へ曝したところ、実施例VおよびVIで観察された減少と比較して、細 菌の付着が顕著に減少していることが判った。実施例VIII 実施例Vに記載したように混合物を調製した。普通の歯ブラシ、(幾つかの毛 は「天然」繊維で、幾つかの毛はナイロンである)を混合物中に浸漬し、ゆっく りと取出した。高温で乾燥後、歯磨きの動作を模倣して、歯の濡れた表面全体を 歯ブラシで数回前後にこすった。次いで、処理された歯の表面を顕微鏡で観察し た。歯の表面に、ワックス状の物質が沈着した実質的に滑らかで連続した層が観 察された。ワックス状の膜で付与された疏水性の程度を評価するため、転移され た膜の表面に水滴を沈着して、接触角を測定した。反復して測定した結果、90 度以上であり表面が高度の疏水性であることを示した。細菌培地で48時間培養 した結果、細菌の付着が顕著に阻止され、歯と歯ブラシの両方を水に浸漬しなが ら歯をブラッシングした所は、ワックス状の膜から細菌が完全に除去されたが、 周辺の未処理の部分は細菌のコロニーで覆われたままであった。細菌の付着および/または増殖、成長、およびコロニー形成の阻止の強化 例えば、ヘキサチジン等の様々な抗菌剤を製剤に配合した場合、保護膜が、細 菌コロニーの付着を阻止する効果が顕著に強化されることが分かった。実施例I X−XIIが、この効果を立証している。実施例IX EMサイエンス社から販売されているキシレン溶媒43グラム、カルワックス 社から商標名“Victory White”で販売されている微晶ワックス5グラム、およ びEMサイエンス社から販売されているセイボルト粘度が340−355のパラ フィン油2グラムを約50℃に加熱し、激しく混合して清浄な溶液を得た。混合 物を、室温に冷却した。次いで、(転移剤として)“Duomeen TDO”(アクゾケ ミカル社(Akzo Chemical Co.))0.3グラムを混合し撹拌した。この混合物に 、ア ンガスケミカル社(Angus Chemical Co.)から商標名“hexetidine”で(活性剤と して)販売されている5−アミノ−1、3−ビス(2−エチルヘキシル)−5− メチルヘキサヒドロピリミジン1.25グラムを添加し、激しく混合した。その 結果、微晶ワックスが溶媒に溶解せず均一に分散しているようにみえる混合物を 得た。この混合物に、先端が木綿のアプリケータを漬け、溶媒を高温下で蒸発さ せた。次いで、被覆されたアプリケータを適用する直前に、蒸留水で予め濡らさ れたガラススライドを被覆したアプリケータでこすり、滑らかでかつ撥水性のあ る膜を形成した。 ワックス状の膜で付与された疏水性度を評価するため、水滴を膜の表面に沈着 させ、接触角を測定した。測定を繰返した結果、90度以上であり表面が強度の 撥水傾向があることを示した。保護膜が、細菌の付着を阻止する能力を実施例I に記載したように評価した。膜に隣接している未処理対照領域と比較して、無視 できるほどわずかの細菌コロニーの数しか、細菌を含んだ培地に暴露してから4 日後になっても観察されなかった。実施例X 実施例IXに記載したように混合物を調製した。ジョンソン・アンド・ジョン ソン社製のポリアミド製デンタルフロスを、約3mm/秒の速度で、前記混合物 の中から垂直に引き出し、被膜の厚さは混合物からフロスを引き出す速度で調節 した。高温下での空気乾燥後、通常のフロッシング法を模倣して、約2フィート 長のフロスの短ストランドを歯(ヒト門歯)の表面で前後に引き、均一で強力な 付着膜を形成した。膜は、測定したところ接触角が90度以上であり高度の疏水 性を示した。処理した歯の表面への細菌の付着を、実施例Iで概説した方法で評 価した。顕微鏡検査の結果、転移フィルムで被覆された領域には、実質的に、細 菌コロニーが無かったが、周辺の非処理対照領域は付着した細菌の重度の沈着で 覆われていた(図8aおよび8b参照)。実施例XI 実施例IXに記載したように混合物を調製した。木製の爪楊枝を混合物中に浸 漬し、取出した。室温で乾燥後、爪楊枝で、歯の濡れた表面を数回こすって、滑 らかで連続した膜を形成した。さらに、ワックス状の膜で付与された疏水性の程 度を評価するため、膜の表面に水滴を沈着し、接触角を測定した。繰返し測定し た結果、90度以上であり界面が高度の疏水性であることを示した。処理した歯 を細菌培地へ曝したところ、ごくわずかな量の分離した細菌コロニーが膜の表面 に付着していた。実施例XII 実施例IXに記載したように混合物を調製した。普通の歯ブラシ(幾つかの毛 は「天然」繊維で、幾つかの毛はナイロンである)を混合物中に浸漬し、ゆっく りと取出した。高温で乾燥後、歯磨きの動作を模倣して、歯ブラシを、歯の濡れ た表面全体に数回前後にこすった。次いで、歯の処理された表面を顕微鏡で観察 した。歯の表面に、ワックス状の物質が沈着した実質的に滑らかで連続した層が 観察された。さらに、ワックス状の膜で付与された疏水性の程度を評価するため 、転移された膜の表面に水滴を沈着して、接触角を測定した。接触角を数回測定 した結果、90度以上であり表面が高度の疏水性であることを示した。細菌培地 で48時間培養した結果、膜が、細菌を含む培地の各成分との反応に対して高度 の抵抗を示した(図6aおよび6b)。顕微鏡観察の結果、処理した歯の表面を 、水道水で流しながら歯ブラシで静かにブラッシングした後では、細菌あるいは 細菌コロニーは検出されなかった。実施例XIII EMサイエンス社から販売されているキシレン溶媒83.5グラム、カルワッ クス社から商標名“Victory White”で販売されている微晶ワックス10グラム 、およびEMサイエンス社から販売されているセイボルト粘度が340−355 のパラフィン油4グラムを約50℃に加熱し、激しく混合して清浄な溶液を得た 。混合物を、室温に冷却した。この混合物に、アンガスケミカル社から商標名“ hexetidine”で(転移剤および活性剤として)販売されている5−アミノ−1、 3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロピリミジン2.5グ ラ ムを添加し、激しく混合した。その結果、微晶ワックスが溶媒に完全に溶解せず 均一に分散しているようにみえる混合物を得た。この混合物に、先端が木綿のア プリケータを漬け、溶媒を高温(40−50℃)下で蒸発させた。次いで、被覆 されたアプリケータで歯の表面をこすり、滑らかでかつ撥水性のある膜を形成し た。 ワックス状の膜で付与された疏水性度を評価するため、膜の表面に水滴を沈着 させ、接触角を測定した。測定を繰返した結果、90度以上であり表面が強度の 撥水傾向があることを示した。 処理した表面への細菌の付着を実施例Iに記載したようにして評価した。顕微 鏡検査の結果、処理された歯の表面には細菌は実質的に観察されなかったが、未 処理対照表面には付着した細菌コロニーの重度の沈着が観察された(図4aおよ び4b)。実施例XIV EMサイエンス社から販売されているキシレン溶媒84.75グラム、カルワ ックス社から商標名“Victory White”で販売されている微晶ワックス10グラ ム、およびEMサイエンス社から販売されているセイボルト粘度が340−35 5のパラフイン油4グラムを約50℃に加熱し、激しく混合て清浄な溶液を得た 。混合物を、室温に冷却した。この混合物に、アクゾ・ノベル・ケミカルズ社( Akzo Nobel Chemicals Inc.)から商標名“Duomeen TDO”で(転移剤および活性 剤として)販売されているN−獣脂−1,3−プロパンジアミン1.25グラム を添加し、激しく混合した。その結果、微晶ワックスが溶媒に完全に溶解せず均 一に分散しているようにみえる混合物を得た。この混合物に、先端が木綿のアプ リケータを漬け、溶媒を高温(40−50℃)下で蒸発させた。次いで、木綿ア プリケータでガラススライドをこすって、滑らかでかつ撥水性のある膜を形成し た。 ワックス状の膜で付与された疎水性度を評価するため、膜の表面に水滴を沈着 させ、接触角を測定した。測定を繰返した結果、90度以上であり表面が強度の 撥水傾向があることを示した。 保護膜への細菌の付着を実施例Iに概説したように評価した。保護膜への細菌 の付着が顕著に阻止されていることが観察された。実施例XV ポリエチレンイミン4.3グラム(1/10セグメント分子量)、および塩化 ステアロイル15.2グラム(1/20モル)をエタノール25mlに溶解させ 、30分間静かに還流する。室温に冷却後、フッ化銀の25%溶液25mlを添 加し、混合物を10分間撹拌する。沈殿したフッ化銀を濾別し、粗誘導体を結晶 化して精製する。結晶質の誘導体をプラスチックビーカに移し、エタノール25 mlに溶解させる。40%のフッ化水素酸3.0グラム(1/20モル+20% )を溶液に添加し、次いで粘度がペースト状になるまで全体を水浴で蒸発させる 。残りの溶媒は真空中50度で除く。化合物が無色のわずかに茶色がかったペー ストとして残る。生成物はアルコールおよび炭化水素系溶媒に可溶である。 上述した技術から判断すると、本発明には多くの修飾、変更が可能である。従 って、請求の範囲を逸脱しない限り、本発明は、本明細書で記載した以外に実施 されるということが理解されるべきである。 論及した全ての特許および文献は、本明細書で引用文献として詳細を説明した ものとして組み込まれる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年3月6日 【補正内容】 請求の範囲 1.(a)(a)および(b)の合計重量の1重量%〜20重量%の転移剤; および (b)(a)および(b)の合計重量の80重量%〜99重量%の障壁材料か らなる組成物であって、 前記転移剤が、式(I)、(II)および(III): [式中、Rは、1つ以上のヒドロキシ基で置換されていてもよいC8-20アルキル 鎖であり、R’、R”およびR”’はそれぞれ独立して、1つ以上のヒドロキシ 基で置換されていてもよいC8-20アルキル鎖、1つ以上のヒドロキシ基で置換さ れていてもよいC1-4アルキル基、C6-10アリール基、または水素であり、Xは 、フルオライドまたはクロライドである] で示される化合物;ラウリルピリジニウムクロライド;ラウリルピリジニウムブ ロマイド、セチルピリジニウムクロライド;セチルピリジニウムブロマイド;セ チルピリジニウムフルオライド;石油誘導陽イオン;ポリジメリルポリアミン; ポリアミド;ポリアクリルアミド;ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライ ド;ポリヘキサメチレンビグアニド:1,5−ジメチル−1,5−ジアザウンデ カメチレンポリメトブロマイド;ポリビニルピロリドン;ポリペプチド;ポリ( アリルアミン)ヒドロクロライド;ポリオキシエチレン化アミン;ポリエチレン イミン;アクリル化ポリエチレンイミン:ジエチルアミノエチルセルロース;ポ リ(ビニル−ベンジルステアリルベタイン);ポリ(ビニル−ベンジルメチル− ラウリルアンモニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルラウリルピリジル ピリジニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルセチルアンモニルヘキシル エーテル);式RN(CH3)[CC2HyO)xH]2(+)A(−)で示され る化合物[式中、A(−)はクロライドまたはフルオライド、Xは1〜20の数 かつRはC8-22アルキル基である];5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20 ハロゲン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子 がHFで第四級化されたポリアクリルアミド;5モル%〜95モル%の窒素原子 がC8-20ハロケン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の 窒素原子がHFで第四級化されたポリビニルピリジン;および、5−アミノ−1 ,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロピリミジンからな る群から選択され; 前記障壁材料が、密ろう、ラノリン、鯨ろう、カルナウバろう、パラフィンワ ックス、微晶ワックス、ペトロラタムろう、エチレンポリマーワックス、ポリメ チレンワックス、ポリメチルアルキルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、ポ リ(ペルフルオロアルキルメチルシロキサン)、ポリ(メチル−3,3,3−ト リフルオロプロピルシロキサン)、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリエ チレン−プロピレン、ポリビニリデンフルオライドおよびポリビニルフルオライ ドからなる群から選択される組成物。 2.(a)および(b)の合計重量の3重量%〜5重量%の前記転移剤および (a)および(b)の合計重量の95重量%〜97重量%の前記障壁材料からな る請求項1に記載の組成物。 3.前記転移剤が5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メ チルヘキサヒドロピリミジンである請求項1に記載の組成物。 4.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂肪 酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四級 化されたポリエチレンイミンである請求項1に記載の組成物。 5.前記障壁材料が微晶ワックスである請求項1に記載の組成物。 6.(a’)(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の1重量%〜10 重量%の転移剤; (b’)(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の70重量%〜98重 量%の障壁材料;および (c’)(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の1重量%〜20重量 %の活性剤からなる組成物であって、 前記転移剤が、式(I)、(II)および(III): [式中、Rは、1つ以上のヒドロキシ基で置換されていてもよいC8-20アルキル 鎖であり、R’、R”およびR”’はそれぞれ独立して、1つ以上のヒドロキシ 基で置換されていてもよいC8-20アルキル鎖、1つ以上のヒドロキシ基で置換さ れていてもよいC1-4アルキル基、C6-10アリール基、または水素であり、Xは 、フルオライドまたはクロライドである] で示される化合物;ラウリルピリジニウムクロライド;ラウリルピリジニウムブ ロマイド、セチルピリジニウムクロライド;セチルピリジニウムブロマイド;セ チルピリジニウムフルオライド;石油誘導陽イオン;ポリジメリルポリアミン; ポリアミド;ポリアクリルアミド;ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライ ド;ポリヘキサメチレンビグアニド;1,5−ジメチル−1,5−ジアザウンデ カメチレンポリメトブロマイド;ポリビニルピロリドン;ポリペプチド;ポリ( アリルアミン)ヒドロクロライド;ポリオキシエチレン化アミン;ポリエチレン イミン;アクリル化ポリエチレンイミン;ジエチルアミノエチルセルロース;ポ リ(ビニル−ベンジルステアリルベタイン);ポリ(ビニル−ベンジルメチル− ラウリルアンモニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルラウリルピリジル ピリジニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルセチルアンモニルヘキシル エーテル);式RN(CH3)[CC2HyO)xH]2(+)A(−)で示される 化合物[式中、A(−)はクロライドまたはフルオライド、xは1〜20の数か つRはC8-22アルキル基である];5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハ ロゲン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子が HFで第四級化されたポリアクリルアミド;5モル%〜95モル%の窒素原子が C8-20ハロケン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の 窒素原子がHFで第四級化されたポリビニルピリジン;および、5−アミノ−1 ,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロピリミジンからな る群から選択され; 前記障壁材料が、密ろう、ラノリン、鯨ろう、カルナウバろう、パラフィンワ ックス、微晶ワックス、ペトロラタムろう、エチレンポリマーワックス、ポリメ チレンワックス、ポリメチルアルキルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、ポ リ(ペルフルオロアルキルメチルシロキサン)、ポリ(メチル−3,3,3−ト リフルオロプロピルシロキサン)、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリエ チレン−プロピレン、ポリビニリデンフルオライドおよびポリビニルフルオライ ドからなる群から選択され; 前記活性剤が、 4’,5−ジブロモサリチルアニリド、 3,4’,5−トリクロロサリチルアニリド、 3,4’,5−トリブロモサリチルアニリド、 2,3,3’,5−テトラクロロサリチルアニリド、 3,3,3’,5−テトラクロロサリチルアニリド、 3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 5−n−オクタノイル−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 3,5−ジブロモ−4’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 メチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 エチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 プロピルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 ブチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 2’,4,4’−トリクロロ−2−ヒドロキシ−ジフェニルエーテル、 2,2’−ジヒドロキシ−5,5’−ジブロモ−ジフェニルエーテル、 3,4,4’−トリクロロカルボアニリド、 3−トリフルオロメチル−4,4’−ジクロロカルボアニリド、 3,3,4’−トリクロロカルボアニリド、 フェノール 2−メチル−フェノール、 3−メチル−フェノール、 4−メチル−フェノール、 4−エチル−フェノール、 2,4−ジメチル−フェノール、 2,5−ジメチル−フェノール、 3,4−ジメチル−フェノール、 2,6−ジメチル−フェノール、 4−n−プロピル−フェノール、 4−n−ブチル−フェノール、 4−n−アミル−フェノール、 4−tert−アミル−フェノール、 4−n−ヘキシル−フェノール、 4−n−ヘプチル−フェノール、 2−メトキシ−4−(2−プロペニル)−フェノール、 2−イソプロピル−5−メチル−フェノール、 メチル−p−クロロフェノール、 エチル−p−クロロフェノール、 n−プロピル−p−クロロフェノール、 n−ブチル−p−クロロフェノール、 n−アミル−p−クロロフェノール、 sec−アミル−p−クロロフェノール、 n−ヘキシル−p−クロロフェノール、 シクロヘキシル−p−クロロフェノール、 n−ヘプチル−p−クロロフェノール、 n−オクチル−p−クロロフェノール、 メチル−o−クロロフェノール、 エチル−o−クロロフェノール、 n−プロピル−o−クロロフェノール、 n−ブチル−o−クロロフェノール、 n−アミル−o−クロロフェノール、 tert−アミル−o−クロロフェノール、 n−ヘキシル−o−クロロフェノール、 n−ヘプチル−o−クロロフェノール、 o−ベンジル−p−クロロフェノール、 o−ベンジル−m−メチル−p−クロロフェノール、 o−ベンジル−m,m−ジメチル−p−クロロフェノール、 o−フェニルエチル−p−クロロフェノール、 o−フェニルエチル−m−メチル−p−クロロフェノール、 3−メチル−p−クロロフェノール、 3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−エチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 6−n−プロピル−3−メチル−p−クロロフェノール、 6−イソ−プロピル−3−メチル−p−クロロフェノール、 2−エチル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−sec−ブチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 2−イソ−プロピル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−ジエチルメチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 6−イソ−プロピル−2−エチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 2−sec−アミル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 2−ジエチルメチル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−sec−オクチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 メチル−p−ブロモフェノール、 エチル−p−ブロモフェノール、 n−プロピル−p−ブロモフェノール、 n−ブチル−p−ブロモフェノール、 n−アミル−p−ブロモフェノール、 sec−アミル−p−ブロモフェノール、 n−ヘキシル−p−ブロモフェノール、 シクロヘキシル−p−ブロモフェノール、 tert−アミル−o−ブロモフェノール、 n−ヘキシル−o−ブロモフェノール、 n−プロピル−m,m−ジメチル−o−ブロモフェノール、 2−フェニルフェノール、 4−クロロ−2−メチルフェノール、 4−クロロ−3−メチルフェノール、 4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール、 2,4−ジクロロ−3,5−ジメチルフェノール、 3,4,5,6−テトラブロモ−2−メチルフェノール、 5−メチル−2−ペンチルフェノール、 4−イソブロピル−3−メチルフェノール、 5−クロロ−2−ヒドロキシジフェニルメタン、 レソルシノール メチル−レソルシノール、 エチル−レソルシノール、 n−プロピル−レソルシノール、 n−ブチル−レソルシノール、 n−アミル−レソルシノール、 n−ヘキシル−レソルシノール、 n−ヘプチル−レソルシノール、 n−オクチル−レソルシノール、 n−ノニル−レソルシノール、 フェニル−レソルシノール、 ベンジル−レソルシノール、 フェニルエチル−レソルシノール、 フェニルプロピル−レソルシノール、 p−クロロベンジル−レソルシノール、 5−クロロ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 4’−クロロ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 5−ブロモ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 4’−ブロモ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 2,2’−メチレンビス(4−クロロフェノール)、 2,2’−メチレンビス(3,4,6−トリクロロフェノール)、 2,2’−メチレンビス(4−クロロ−6−ブロモフェノール)、 ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)スルフィド、 ビス(2−ヒドロキシ−5−クロロベンジル)スルフィド、 ベンゼトニウムクロライド、 ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライ ド、 セチルピリジニウムクロライド、 セチルピリジニウムブロマイド、 セチルピリジニウムヨード、 セチルピリジニウムフルオライド、 ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、 ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロライド、 単環オキサゾリジン、 二環オキサリジン、 ポリマー二環オキサリジン、 1,3−ジオキサン、オキサゾリン、 オキサゾリジノン、 5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロピ リミジン、 1,6−ビス−(p−クロロフェニルジグアニジン)ヘキサン、 1,6−ジ−(2−エチルヘキシルジグアニジン)ヘキサン、 1,1’−ヘキサメチレン−ビス−{5−(4−フルオロフェニル)−ジグアニ ジン}、 フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化錫、フッ化亜鉛、オレイルアミノフ ルオライド、セチルアミノフルオライド、エタノールアミノヒドロフルオライド 、ヘキサフルオロ珪酸カリウム、ヘキサフルオロ珪酸ナトリウム、 フルオロリン酸ナトリウム、 フルオロリン酸アンモニウム、 フルオロリン酸カリウム、 フルオロリン酸マグネシウム、 フルオロリン酸カルシウム、 フルオロジルコン酸ナトリウム、 フルオロジルコン酸カリウム、 フルオロジルコン酸錫、 ペニシリン、ポリミキシンB、バンコマイシン、カナマイシン、エリトロマイシ ン、ニッダマイシン、メトロニダゾール、スピラマイシンおよびテトラサイクリ ンからなる群から選択される組成物。 7.(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の2重量%〜5重量%の前 記転移剤;(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の85重量%〜93重 量%の前記障壁材料;ならびに(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の 5重量%〜10重量%の前記活性剤からなる請求項6に記載の組成物。 8.前記転移剤が、5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5− メチルヘキサヒドロピリミジンである請求項6に記載の組成物。 9.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂肪 酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四級 化されたポリエチレンイミンである請求項6に記載の組成物。 10.前記障壁材料が、微晶ワックスである請求項6に記載の組成物。 11.前記活性剤が、1,6−ビス−(p−クロロフェニルジグアニジン)ヘ キサンである請求項6に記載の組成物。 12.(a)(a)および(b)の合計重量の1重量%〜20重量%の転移剤 ;および (b)(a)および(b)の合計重量の80重量%〜99重量%の障壁材料か らなる組成物であって、 前記転移剤が、式(I)、(II)および(III): [式中、Rは、1つ以上のヒドロキシ基で置換されていてもよいC8-20アルキル 鎖であり、R’、R”およびR”’はそれぞれ独立して、1つ以上のヒドロキシ 基で置換されていてもよいC8-20アルキル鎖、1つ以上のヒドロキシ基で置換さ れていてもよいC1-4アルキル基、C6-10アリール基、または水素であり、Xは 、フルオライドまたはクロライドである] で示される化合物;ラウリルピリジニウムクロライド;ラウリルピリジニウムブ ロマイド、セチルピリジニウムクロライド;セチルピリジニウムブロマイド;セ チルピリジニウムフルオライド;石油誘導陽イオン;ポリジメリルポリアミン; ポリアミド;ポリアクリルアミド:ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライ ド;ポリヘキサメチレンビグアニド;1,5−ジメチル−1,5−ジアザウンデ カメチレンポリメトブロマイド;ポリビニルピロリドン;ポリペプチド;ポリ( アリルアミン)ヒドロクロライド;ポリオキシエチレン化アミン;ポリエチレン イミン;アクリル化ポリエチレンイミン;ジエチルアミノエチルセルロース;ポ リ(ビニル−ベンジルステアリルベタイン);ポリ(ビニル−ベンジルメチル− ラウリルアンモニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルラウリルピリジル ピリジニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルセチルアンモニルヘキシル エーテル);式RN(CH3)[CC2HyO)xH]2(+)A(−)で示される 化合物[式中、A(−)はクロライドまたはフルオライド、xは1〜20の数か つRはC8-22アルキル基である];5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハ ロゲン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子が HFで第四級化されたポリアクリルアミド;5モル%〜95モル%の窒素原子 がC8-20ハロゲン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の 窒素原子がHFで第四級化されたポリビニルピリジン;および、5−アミノ−1 ,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロピリミジンからな る群から選択され; 前記障壁材料が、密ろう、ラノリン、鯨ろう、カルナウバろう、パラフィンワ ックス、微晶ワックス、ペトロラタムろう、エチレンポリマーワックス、ポリメ チレンワックス、ポリメチルアルキルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、ポ リ(ペルフルオロアルキルメチルシロキサン)、ポリ(メチル−3,3,3−ト リフルオロプロピルシロキサン)、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリエ チレン−プロピレン、ポリビニリデンフルオライドおよびポリビニルフルオライ ドからなる群から選択される組成物を用いて歯を処理することからなる歯の保護 方法。 13.前記組成物が(a)および(b)の合計重量の3重量%〜5重量%の前 記転移剤および(a)および(b)の合計重量の95重量%〜97重量%の前記 障壁材料からなる請求項12に記載の方法。 14.前記転移剤が5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5− メチルヘキサヒドロピリミジンである請求項12に記載の方法。 15.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂 肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四 級化されたポリエチレンイミンである請求項12に記載の方法。 16.前記障壁材料が微晶ワックスである請求項12に記載の方法。 17.(a’)(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の1重量%〜1 0重量%の転移剤; (b’)(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の70重量%〜98重 量%の障壁材料;および (c’)(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の1重量%〜20重量 %の活性剤からなる組成物であって、 前記転移剤が、式(I)、(II)および(III): [式中、Rは、1つ以上のヒドロキシ基で置換されていてもよいC8-20アルキル 鎖であり、R’、R”およびR”’はそれぞれ独立して、1つ以上のヒドロキシ 基で置換されていてもよいC8-20アルキル鎖、1つ以上のヒドロキシ基で置換さ れていてもよいC1-4アルキル基、C6-10アリール基、または水素であり、Xは 、フルオライドまたはクロライドである] で示される化合物;ラウリルピリジニウムクロライド;ラウリルピリジニウムブ ロマイド、セチルピリジニウムクロライド;セチルピリジニウムブロマイド;セ チルピリジニウムフルオライド;石油誘導陽イオン;ポリジメリルポリアミン; ポリアミド;ポリアクリルアミド;ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライ ド;ポリヘキサメチレンビグアニド;1,5−ジメチル−1,5−ジアザウンデ カメチレンポリメトブロマイド;ポリビニルピロリドン:ポリペプチド;ポリ( アリルアミン)ヒドロクロライド;ポリオキシエチレン化アミン;ポリエチレン イミン;アクリル化ポリエチレンイミン;ジエチルアミノエチルセルロース;ポ リ(ビニル−ベンジルステアリルベタイン);ポリ(ビニル−ベンジルメチル− ラウリルアンモニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルラウリルピリジル ピリジニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルセチルアンモニルヘキシル エーテル);式RN(CH3)[CC2HyO)xH]2(+)A(−)で示される 化合物[式中、A(−)はクロライドまたはフルオライド、xは1〜20の数か つRはC8-22アルキル基である];5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハ ロゲン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子が HFで第四級化されたポリアクリルアミド;5モル%〜95モル%の窒素原子が C8-20ハロゲン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒 素原子がHFで第四級化されたポリビニルピリジン;および、5−アミノ−1, 3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロピリミジンからなる 群から選択され; 前記障壁材料が、密ろう、ラノリン、鯨ろう、カルナウバろう、パラフィンワ ックス、微晶ワックス、ペトロラタムろう、エチレンポリマーワックス、ポリメ チレンワックス、ポリメチルアルキルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、ポ リ(ペルフルオロアルキルメチルシロキサン)、ポリ(メチル−3,3,3−ト リフルオロプロピルシロキサン)、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリエ チレン−プロピレン、ポリビニリデンフルオライドおよびボリビニルフルオライ ドからなる群から選択され; 前記活性剤が、 4’,5−ジブロモサリチルアニリド、 3,4’,5−トリクロロサリチルアニリド、 3,4’,5−トリブロモサリチルアニリド、 2,3,3’,5−テトラクロロサリチルアニリド、 3,3,3’,5−テトラクロロサリチルアニリド、 3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 5−n−オクタノイル−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 3,5−ジブロモ−4’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 メチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 エチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 プロピルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 ブチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 2’,4,4’−トリクロロ−2−ヒドロキシ−ジフェニルエーテル、 2,2’−ジヒドロキシ−5,5’−ジブロモ−ジフェニルエーテル、 3,4,4’−トリクロロカルボアニリド、 3−トリフルオロメチル−4,4’−ジクロロカルボアニリド、 3,3,4’−トリクロロカルボアニリド、 フェノール 2−メチル−フェノール、 3−メチル−フェノール、 4−メチル−フェノール、 4−エチル−フェノール、 2,4−ジメチル−フェノール、 2,5−ジメチル−フェノール、 3,4−ジメチル−フェノール、 2,6−ジメチル−フェノール、 4−n−プロピル−フェノール、 4−n−ブチル−フェノール、 4−n−アミル−フェノール、 4−tert−アミル−フェノール、 4−n−ヘキシル−フェノール、 4−n−ヘプチル−フェノール、 2−メトキシ−4−(2−プロベニル)−フェノール、 2−イソプロピル−5−メチル−フェノール、 メチル−p−クロロフェノール、 エチル−p−クロロフェノール、 n−プロピル−p−クロロフェノール、 n−ブチル−p−クロロフェノール、 n−アミル−p−クロロフェノール、 sec−アミル−p−クロロフェノール、 n−ヘキシル−p−クロロフェノール、 シクロヘキシル−p−クロロフェノール、 n−ヘプチル−p−クロロフェノール、 n−オクチル−p−クロロフェノール、 メチル−o−クロロフェノール、 エチル−o−クロロフェノール、 n−プロピル−o−クロロフェノール、 n−ブチル−o−クロロフェノール、 n−アミル−o−クロロフェノール、 tert−アミル−o−クロロフェノール、 n−ヘキシル−o−クロロフェノール、 n−ヘブチル−o−クロロフェノール、 o−ベンジル−p−クロロフェノール、 o−ベンジル−m−メチル−p−クロロフェノール、 o−ベンジル−m,m−ジメチル−p−クロロフェノール、 o−フェニルエチル−p−クロロフェノール、 o−フェニルエチル−m−メチル−p−クロロフェノール、 3−メチル−p−クロロフェノール、 3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−エチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 6−n−プロピル−3−メチル−p−クロロフェノール、 6−イソ−プロピル−3−メチル−p−クロロフェノール、 2−エチル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−sec−ブチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 2−イソ−プロピル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−ジエチルメチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 6−イソ−プロピル−2−エチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 2−sec−アミル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 2−ジエチルメチル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−sec−オクチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 メチル−p−ブロモフェノール、 エチル−p−ブロモフェノール、 n−プロピル−p−ブロモフェノール、 n−ブチル−p−ブロモフェノール、 n−アミル−p−ブロモフェノール、 sec−アミル−p−ブロモフェノール、 n−ヘキシル−p−ブロモフェノール、 シクロヘキシル−p−ブロモフェノール、 tert−アミル−o−ブロモフェノール、 n−ヘキシル−o−ブロモフェノール、 n−プロピル−m,m−ジメチル−o−ブロモフェノール、 2−フェニルフェノール、 4−クロロ−2−メチルフェノール、 4−クロロ−3−メチルフェノール、 4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール、 2,4−ジクロロ−3,5−ジメチルフェノール、 3,4,5,6−テトラブロモ−2−メチルフェノール、 5−メチル−2−ペンチルフェノール、 4−イソプロピル−3−メチルフェノール、 5−クロロ−2−ヒドロキシジフェニルメタン、 レソルシノール メチル−レソルシノール、 エチル−レソルシノール、 n−プロピル−レソルシノール、 n−ブチル−レソルシノール、 n−アミル−レソルシノール、 n−ヘキシル−レソルシノール、 n−ヘプチル−レソルシノール、 n−オクチル−レソルシノール、 n−ノニル−レソルシノール、 フェニル−レソルシノール、 ベンジル−レソルシノール、 フェニルエチル−レソルシノール、 フェニルプロピル−レソルシノール、 p−クロロベンジル−レソルシノール、 5−クロロ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 4’−クロロ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 5−ブロモ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 4’−ブロモ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 2,2’−メチレンビス(4−クロロフェノール)、 2,2’−メチレンビス(3,4,6−トリクロロフェノール)、 2,2’−メチレンビス(4−クロロ−6−ブロモフェノール)、 ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)スルフィド、 ビス(2−ヒドロキシ−5−クロロベンジル)スルフイド、 ベンゼトニウムクロライド、 ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライ ド、 セチルピリジニウムクロライド、 セチルピリジニウムブロマイド、 セチルピリジニウムヨード、 セチルピリジニウムフルオライド、 ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、 ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロライド、 単環オキサゾリジン、 二環オキサリジン、 ポリマー二環オキサリジン、 1,3−ジオキサン、オキサゾリン、 オキサゾリジノン、 5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロビ リミジン、 1,6−ビス−(p−クロロフェニルジグアニジン)ヘキサン、 1,6−ジ−(2−エチルヘキシルジグアニジン)ヘキサン、 1,1’−ヘキサメチレン−ビス−{5−(4−フルオロフェニル)−ジグアニ ジン}、 フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化錫、フッ化亜鉛、オレイルアミノフ ルオライド、セチルアミノフルオライド、エタノールアミノヒドロフルオライド 、 ヘキサフルオロ珪酸カリウム、ヘキサフルオロ珪酸ナトリウム、 フルオロリン酸ナトリウム、 フルオロリン酸アンモニウム、 フルオロリン酸カリウム、 フルオロリン酸マグネシウム、 フルオロリン酸カルシウム、 フルオロジルコン酸ナトリウム、 フルオロジルコン酸カリウム、 フルオロジルコン酸錫、 ペニシリン、ポリミキシンB、バンコマイシン、カナマイシン、エリトロマイシ ン、ニッダマイシン、メトロニダゾール、スピラマイシンおよびテトラサイクリ ンからなる群から選択される方法。 18.前記組成物が(a’)(b’)および(c’)の合計重量の2重量%〜 5重量%の前記転移剤;(a’)(b’)および(c’)の合計重量の85重量 %〜93重量%の前記障壁材料;ならびに(a’)、(b’)および(c’)の 合計重量の5重量%〜10重量%の前記活性剤からなる請求項17に記載の方法 。 19.前記転移剤が、5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5 −メチルヘキサヒドロピリミジンである請求項17に記載の方法。 20.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂 肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四 級化されたポリエチレンイミンである請求項17に記載の方法。 21.前記障壁材料が、微晶ワックスである請求項17に記載の方法。 22.前記活性剤が、1,6−ビス−(p−クロロフェニルジグアニジン)ヘ キサンである請求項17に記載の方法。 23.(a)(a)および(b)の合計重量の1重量%〜20重量%の転移剤 ;および (b)(a)および(b)の合計重量の80重量%〜99重量%の障壁材料か らなる組成物であって、 前記転移剤が、式(I)、(II)および(III): [式中、Rは、1つ以上のヒドロキシ基で置換されていてもよいC8-20アルキル 鎖であり、R’、R”およびR”’はそれぞれ独立して、1つ以上のヒドロキシ 基で置換されていてもよいC8-20アルキル鎖、1つ以上のヒドロキシ基で置換さ れていてもよいC1-4アルキル基、C6-10アリール基、または水素であり、Xは 、フルオライドまたはクロライドである] で示される化合物;ラウリルピリジニウムクロライド;ラウリルピリジニウムブ ロマイド、セチルピリジニウムクロライド;セチルピリジニウムブロマイド;セ チルピリジニウムフルオライド;石油誘導陽イオン;ポリジメリルポリアミン; ポリアミド;ポリアクリルアミド;ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライ ド;ポリヘキサメチレンビグアニド;1,5−ジメチル−1,5−ジアザウンデ カメチレンポリメトブロマイド;ポリビニルピロリドン;ポリベプチド:ポリ( アリルアミン)ヒドロクロライド;ポリオキシエチレン化アミン;ポリエチレン イミン;アクリル化ポリエチレンイミン;ジエチルアミノエチルセルロース;ポ リ(ビニル−ベンジルステアリルベタイン);ポリ(ビニル−ベンジルメチル− ラウリルアンモニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルラウリルピリジル ピリジニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルセチルアンモニルヘキシル エーテル);式RN(CH3)[CC2HyO)xH]2(+)A(−)で示される 化合物[式中、A(−)はクロライドまたはフルオライド、xは1〜20の数か つRはC8-22アルキル基である];5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハ ロケン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子が HFで第四級化されたポリアクリルアミド;5モル%〜95モル%の窒素原子が C8-20ハロゲン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒 素原子がHFで第四級化されたポリビニルピリジン;および、5−アミノ−1, 3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロピリミジンからなる 群から選択され; 前記障壁材料が、密ろう、ラノリン、鯨ろう、カルナウバろう、パラフィンワ ックス、微晶ワックス、ペトロラタムろう、エチレンポリマーワックス、ポリメ チレンワックス、ポリメチルアルキルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、ポ リ(ペルフルオロアルキルメチルシロキサン)、ポリ(メチル−3,3,3−ト リフルオロプロピルシロキサン)、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリエ チレン−プロピレン、ポリビニリデンフルオライドおよびポリビニルフルオライ ドからなる群から選択される組成物で被覆された基材からなる歯科用デリバリー システム。 24.前記組成物が(a)および(b)の合計重量の3重量%〜5重量%の前 記転移剤および(a)および(b)の合計重量の95重量%〜97重量%の前記 障壁材料からなる請求項23に記載の歯科用デリバリーシステム。 25.前記転移剤が5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5− メチルヘキサヒドロピリミジンである請求項23に記載の歯科用デリバリーシス テム。 26.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂 肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四 級化されたポリエチレンイミンである請求項23に記載の歯科用デリバリーシス テム。 27.前記障壁材料が微晶ワックスである請求項23に記載の組成物。 28.(a’)(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の1重量%〜1 0重量%の転移剤; (b’)(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の70重量%〜98重 量%の障壁材料;および (c’)(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の1重量%〜20重量 %の活性剤からなる組成物であって、 前記転移剤が、式(I)、(II)および(III): [式中、Rは、1つ以上のヒドロキシ基で置換されていてもよいC8-20アルキル 鎖であり、R’、R”およびR”’はそれぞれ独立して、1つ以上のヒドロキシ 基で置換されていてもよいC8-20アルキル鎖、1つ以上のヒドロキシ基で置換さ れていてもよいC1-4アルキル基、C6-10アリール基、または水素であり、Xは 、フルオライドまたはクロライドである] で示される化合物;ラウリルピリジニウムクロライド;ラウリルピリジニウムブ ロマイド、セチルピリジニウムクロライド;セチルピリジニウムブロマイド;セ チルピリジニウムフルオライド;石油誘導陽イオン;ポリジメリルポリアミン; ポリアミド;ポリアクリルアミド;ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライ ド;ポリヘキサメチレンビグアニド;1,5−ジメチル−1,5−ジアザウンデ カメチレンポリメトブロマイド;ポリビニルピロリドン;ポリペプチド;ポリ( アリルアミン)ヒドロクロライド:ポリオキシエチレン化アミン;ポリエチレン イミン;アクリル化ポリエチレンイミン;ジエチルアミノエチルセルロース;ポ リ(ビニル−ベンジルステアリルベタイン);ポリ(ビニル−ベンジルメチル− ラウリルアンモニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルラウリルピリジル ピリジニウムクロライド);ポリ(ビニル−ベンジルセチルアンモニルヘキシル エーテル);式RN(CH3)[CC2HyO)xH]2(+)A(−)で示される 化合物[式中、A(−)はクロライドまたはフルオライド、xは1〜20の数か つRはC8-22アルキル基である];5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハ ロゲン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子が HFで第四級化されたポリアクリルアミド;5モル%〜95モル%の窒素原子が C8-20ハロゲン化脂肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒 素原子がHFで第四級化されたポリビニルピリジン;および、5−アミノ−1, 3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロピリミジンからなる 群から選択され; 前記障壁材料が、密ろう、ラノリン、鯨ろう、カルナウバろう、パラフィンワ ックス、微晶ワックス、ペトロラタムろう、エチレンポリマーワックス、ポリメ チレンワックス、ポリメチルアルキルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、ポ リ(ペルフルオロアルキルメチルシロキサン)、ポリ(メチル−3,3,3−ト リフルオロプロピルシロキサン)、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリエ チレン−プロピレン、ポリビニリデンフルオライドおよびポリビニルフルオライ ドからなる群から選択され; 前記活性剤が、 4’,5−ジブロモサリチルアニリド、 3,4’,5−トリクロロサリチルアニリド、 3,4’,5−トリブロモサリチルアニリド、 2,3,3’,5−テトラクロロサリチルアニリド、 3,3,3’,5−テトラクロロサリチルアニリド、 3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 5−n−オクタノイル−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 3,5−ジブロモ−4’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 3,5−ジブロモ−3’−トリフルオロメチルサリチルアニリド、 メチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 エチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 プロピルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 ブチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、 2’,4,4’−トリクロロ−2−ヒドロキシ−ジフェニルエーテル、 2,2’−ジヒドロキシ−5,5’−ジブロモ−ジフェニルエーテル、 3,4,4’−トリクロロカルボアニリド、 3−トリフルオロメチル−4,4’−ジクロロカルボアニリド、 3,3,4’−トリクロロカルボアニリド、 フェノール 2−メチル−フェノール、 3−メチル−フェノール、 4−メチル−フェノール、 4−エチル−フェノール、 2,4−ジメチル−フェノール、 2,5−ジメチル−フェノール、 3,4−ジメチル−フェノール、 2,6−ジメチル−フェノール、 4−n−ブロピル−フェノール、 4−n−ブチル−フェノール、 4−n−アミル−フェノール、 4−tert−アミル−フェノール、 4−n−ヘキシル−フェノール、 4−n−ヘプチル−フェノール、 2−メトキシ−4−(2−ブロペニル)−フェノール、 2−イソブロピル−5−メチル−フェノール、 メチル−p−クロロフェノール、 エチル−p−クロロフェノール、 n−プロピル−p−クロロフェノール、 n−ブチル−p−クロロフェノール、 n−アミル−p−クロロフェノール、 sec−アミル−p−クロロフェノール、 n−ヘキシル−p−クロロフェノール、 シクロヘキシル−p−クロロフェノール、 n−ヘプチル−p−クロロフェノール、 n−オクチル−p−クロロフェノール、 メチル−o−クロロフェノール、 エチル−o−クロロフェノール、 n−プロピル−o−クロロフェノール、 n−ブチル−o−クロロフェノール、 n−アミル−o−クロロフェノール、 tert−アミル−o−クロロフェノール、 n−ヘキシル−o−クロロフェノール、 n−ヘブチル−o−クロロフェノール、 o−ベンジル−p−クロロフェノール、 o−ベンジル−m−メチル−p−クロロフェノール、 o−ベンジル−m,m−ジメチル−p−クロロフェノール、 o−フェニルエチル−p−クロロフェノール、 o−フェニルエチル−m−メチル−p−クロロフェノール、 3−メチル−p−クロロフェノール、 3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−エチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 6−n−プロピル−3−メチル−p−クロロフェノール、 6−イソ−プロピル−3−メチル−p−クロロフェノール、 2−エチル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−sec−ブチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 2−イソ−プロピル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−ジエチルメチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 6−イソ−プロピル−2−エチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 2−sec−アミル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 2−ジエチルメチル−3,5−ジメチル−p−クロロフェノール、 6−sec−オクチル−3−メチル−p−クロロフェノール、 メチル−p−ブロモフェノール、 エチル−p−ブロモフェノール、 n−プロピル−p−ブロモフェノール、 n−ブチル−p−ブロモフェノール、 n−アミル−p−ブロモフェノール、 sec−アミル−p−ブロモフェノール、 n−ヘキシル−p−ブロモフェノール、 シクロヘキシル−p−ブロモフェノール、 tert−アミル−o−ブロモフェノール、 n−ヘキシル−o−ブロモフェノール、 n−プロピル−m,m−ジメチル−o−ブロモフェノール、 2−フェニルフェノール、 4−クロロ−2−メチルフェノール、 4−クロロ−3−メチルフェノール、 4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール、 2,4−ジクロロ−3,5−ジメチルフェノール、 3,4,5,6−テトラブロモ−2−メチルフェノール、 5−メチル−2−ペンチルフェノール、 4−イソプロピル−3−メチルフェノール、 5−クロロ−2−ヒドロキシジフェニルメタン、 レソルシノール メチル−レソルシノール、 エチル−レソルシノール、 n−プロピル−レソルシノール、 n−ブチル−レソルシノール、 n−アミル−レソルシノール、 n−ヘキシル−レソルシノール、 n−ヘプチル−レソルシノール、 n−オクチル−レソルシノール、 n−ノニル−レソルシノール、 フェニル−レソルシノール、 ベンジル−レソルシノール、 フェニルエチル−レソルシノール、 フェニルプロピル−レソルシノール、 p−クロロベンジル−レソルシノール、 5−クロロ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 4’−クロロ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 5−ブロモ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 4’−ブロモ−2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン、 2,2’−メチレンビス(4−クロロフェノール)、 2,2’−メチレンビス(3,4,6−トリクロロフェノール)、 2,2’−メチレンビス(4−クロロ−6−ブロモフェノール)、 ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)スルフィド、 ビス(2−ヒドロキシ−5−クロロベンジル)スルフィド、 ベンゼトニウムクロライド、 ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライ ド、 セチルピリジニウムクロライド、 セチルピリジニウムブロマイド、 セチルピリジニウムヨード、 セチルピリジニウムフルオライド、 ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、 ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロライド、 単環オキサソリジン、 二環オキサリジン、 ポリマー二環オキサリジン、 1,3−ジオキサン、オキサゾリン、 オキサゾリジノン、 5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5−メチルヘキサヒドロピ リミジン、 1,6−ビス−(p−クロロフェニルジグアニジン)ヘキサン、 1,6−ジ−(2−エチルヘキシルジグアニジン)ヘキサン、 1,1’−ヘキサメチレン−ビス−{5−(4−フルオロフェニル)−ジグアニ ジン}、 フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化錫、フッ化亜鉛、オレイルアミノフ ルオライド、セチルアミノフルオライド、エタノールアミノヒドロフルオライド 、 ヘキサフルオロ珪酸カリウム、ヘキサフルオロ珪酸ナトリウム、 フルオロリン酸ナトリウム、 フルオロリン酸アンモニウム、 フルオロリン酸カリウム、 フルオロリン酸マグネシウム、 フルオロリン酸カルシウム、 フルオロジルコン酸ナトリウム、 フルオロジルコン酸カリウム、 フルオロジルコン酸錫、 ペニシリン、ポリミキシンB、バンコマイシン、カナマイシン、エリトロマイシ ン、ニッダマイシン、メトロニダゾール、スピラマイシンおよびテトラサイクリ ン; からなる群から選択される歯科用デリバリーシステム。 29.前記組成物が(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の2重量% 〜5重量%の前記転移剤;(a’)、(b’)および(c’)の合計重量の85 重量%〜93重量%の前記障壁材料;ならびに(a’)、(b’)および(c’ )の合計重量の5重量%〜10重量%の前記活性剤からなる請求項28に記載の 歯科用デリバリーシステム。 30.前記転移剤が、5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5 −メチルヘキサヒドロピリミジンである請求項28に記載の歯科用デリバリーシ ステム。 31.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂 肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四 級化されたポリエチレンイミンである請求項28に記載の歯科用デリバリーシス テム。 32.前記障壁材料が、微晶ワックスである請求項28に記載の歯科用デリバ リーシステム。 33.前記活性剤が、1,6−ビス−(p−クロロフェニルジグアニジン)ヘ キサンである請求項28に記載の歯科用デリバリーシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 ダントン,ロナルド ケー アメリカ合衆国 カリフォルニア 95066 サンタ クルス ハイゲート ロード 40

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)(a)および(b)の合計重量の1重量%〜20重量%の転移剤; および (b)(a)および(b)の合計重量の80重量%〜99重量%の障壁材料か らなる組成物。 2.(a)および(b)の合計重量の3重量%〜5重量%の前記転移剤、なら びに(a)および(b)の合計重量の95重量%〜97重量%の前記障壁材料か らなる請求項1に記載の組成物。 3.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂肪 酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四級 化されたポリエチレンイミンである請求項1に記載の組成物。 4.前記障壁材料が微晶ワックスである請求項1に記載の組成物。 5.(a')(a')、(b')および(c')の合計重量の1重量%〜10重量 %の転移剤; (b')(a')、(b')および(c')の合計重量の70重量%〜98重量% の障壁材料;および (c')(a')、(b')および(c')の合計重量の1重量%〜20重量%の 活性剤からなる組成物。 6.(a')、(b')および(c')の合計重量の2重量%〜5重量%の前記 転移剤、(a')、(b')および(c')の合計重量の85重量%〜93重量% の前記障壁材料、ならびに(a')、(b')および(c')の合計重量の5重量 %〜10重量%の前記活性剤からなる請求項5に記載の組成物。 7.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂肪 酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四級 化されたポリエチレンイミンである請求項5に記載の組成物。 8.前記障壁材料が微晶ワックスである請求項5に記載の組成物。 9.前記活性剤がヘキセチジンである請求項5に記載の組成物。 10.(a)(a)および(b)の合計重量の1重量%〜20重量%の転移剤 ;および、 (b)(a)および(b)の合計重量の80重量%〜99重量%の障壁材料か らなる組成物を用いて歯を処理することからなる歯の保護方法。 11.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂 肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四 級化されたポリエチレンイミンである請求項10に記載の方法。 12.前記障壁材料が微晶ワックスである請求項10に記載の方法。 13.(a')(a')、(b')および(c')の合計重量の1重量%〜10重 量%の転移剤; (b')(a')、(b')および(c')の合計重量の70重量%〜98重量% の障壁材料;および (c')(a')、(b')および(c')の合計重量の1重量%〜20重量%の 活性剤からなる組成物を用いて歯を処理することからなる歯の保護方法。 14.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂 肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四 級化されたポリエチレンイミンである請求項13に記載の方法。 15.前記障壁材料が微晶ワックスである請求項13に記載の方法。 16.活性剤がヘキセチジンである請求項13に記載の方法。 17.(a)(a)および(b)の合計重量の1重量%〜20重量%の転移剤 ;および (b)(a)および(b)の合計重量の80重量%〜99重量%の障壁材料か らなる組成物で被覆された基材からなる歯科用デリバリーシステム。 18.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂 肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四 級化されたポリエチレンイミンである請求項17に記載の歯科用デリバリーシス テム。 19.前記障壁材料が微晶ワックスである請求項17に記載の歯科用デリバリ ーシステム。 20.(a')(a')、(b')および(c')の合計重量の1重量%〜10重 量%の転移剤; (b')(a')、(b')および(c')の合計重量の70重量%〜98重量% の障壁材料;および (c')(a')、(b')および(c')の合計重量の1重量%〜20重量%の 活性剤からなる組成物で被覆された基材からなる歯科用デリバリーシステム。 21.前記転移剤が、5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂 肪酸との反応によって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四 級化されたポリエチレンイミンである請求項20に記載の歯科用デリバリーシス テム。 22.前記障壁材料が微晶ワックスである請求項20に記載の歯科用デリバリ ーシステム。 23.活性剤がヘキセチジンである請求項20に記載の歯科用デリバリーシス テム。 24.5モル%〜95モル%の窒素原子がC8-20ハロゲン化脂肪酸との反応に よって誘導され、5モル%〜95モル%の窒素原子がHFで第四級化されたポリ エチレンイミンからなる高分子電解質。
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