JPH10512316A - 所定のトランス−ポリマーから製造される生分解性の物品及び他の生分解性成分とその混合物 - Google Patents

所定のトランス−ポリマーから製造される生分解性の物品及び他の生分解性成分とその混合物

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JPH10512316A
JPH10512316A JP8521816A JP52181696A JPH10512316A JP H10512316 A JPH10512316 A JP H10512316A JP 8521816 A JP8521816 A JP 8521816A JP 52181696 A JP52181696 A JP 52181696A JP H10512316 A JPH10512316 A JP H10512316A
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Abstract

(57)【要約】 おむつのトップシート、おむつのバックシート、衣料袋、タンポンアプリケータ、及び使い捨て注射器等のような生分解性の物品が、トランス−1,4−ポリイソプレン及び例示のトランス−ポリマーから製造される。これら物品はまた、これらトランス−ポリマーと澱粉のような他の生分解性成分との混合物から製造され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 所定のトランス−ポリマーから製造される生分解性の物品及び他の生分解性成分 とのその混合物 技術分野 本出願は、トランス−1,4−ポリイソプレン及び類似のトランス−ポリマー から製造される、おむつのトップシート、おむつのバックシート、厨芥袋、タン ポンアプリケータ、及び使い捨て注射器等のような生分解性の物品に関する。本 出願は、さらに、澱粉のようなほかの生分解性成分とこれらトランス−ポリマー との混合物を具備する生分解性ポリマー含有組成物に関する。 発明の背景 ポリマーは、それらの安定性、伸縮性、軽い重量、強度、成形加工と配合の容 易さ、及び低コストのために広範囲で応用されている。これら応用は、包装類、 家庭用品、建築物、高速道路の建材、絶縁材(音、振動、または熱)、農業にお ける雑草及び浸蝕を制御するのためのグラウンドカバー、接着剤、遊離制御製品 のためのコーティング、及び吸収剤等を含んでいる。 合成ポリマーから製造される物品は、しばしば最終的に埋め立てごみ処理され る、或いは環境中に不適当に投棄される潜在的な非生分解性材料源である。これ ら物品は、包装材料及び厨芥袋等のような柔軟包装材料、スチロフォーム絶縁材 のような発泡製品、及びタンポンアプリケータ及び注射器のような成形品を含ん でいる。これら物品は、典型的には、ポリスチレン、ポリビニルクロライド(P VC)、ポリエチレン、及びポリプロピレンのような熱可塑性ポリマーからつく られる。これらポリマーは非生分解性であるので、それらから製造された製品は 、それらが捨てられたどのような自然環境においても存続する。結果として、合 成ポリマーから製造された製品は、固形廃棄物の流れに重大な負担を与える。 その上、合成ポリマーから製造された物品は、しばしば不適切に投棄され、目障 りな放棄物として環境中で存続する。さらに、これら物品(例えば「6本詰めパ ック」のリング)は、生態系への他の不所望な効果として、野生生物に摂取され る、または絡まり得る。 環境的関心は、典型的には合成ポリマーに関連づけられる耐久度を有しておら ず、ポリマーのような特性を有する材料の必要性を示唆している。都市の増加す る固形廃棄物処理費と同様に、減少する利用可能な埋め立て式ごみ処理場は、固 形廃棄物の流れに対する合成ポリマーを含む非分解性材料の影響を最小化させる ことをまずます強調している。人工ポリマーは、殆どの他の形の有機質を分解し 、それらを生物学的ライフサイクルへと戻す微生物によっても、典型的には、直 ちには分解されない。合成ポリマーは、今日埋め立て式ごみ処理場において比較 的小部分(約7重量%または15〜20体積%、Thayer,Chem.Eng.News.198 9,67(4),7を参照のこと)を形成するが、それでもなお、このような材料を、 意図される使用に十分に丈夫でありながら、かつ環境の分解に対して敏感である ように設計することが望ましい。これは、工業的堆肥化のような、都市の固形廃 棄物を有用な製品へと転換するための方法の発達を促進する。 生分解性及び/または堆肥化性が望まれる多くのポリマー−ベースの製品があ る。例えば、包装で用いられるフィルム、おむつのトップシート及びバックシー ト、及び農業のグラウンドカバーは、短い使用期間の間だけ損なわれずに保たれ るように意図される。タンポンアプリケータ、衛生ナプキン、使い捨て注射器、 ミルクボトル、買い物袋、食品包装紙、及び「6本詰めパック」のリング等のよ うな成形物品は、しばしば下水系、浄化槽へと流されるまたは投棄される、或い は環境に不適切に処分される。これら物品は、それらの環境分解に対する耐久性 のために、処分のはるか後にまで損なわれずに保たれ得る。理想的には、このよ うな成形物品は、視覚的な放棄物の問題または野生生物にとっての危険が生じる のを防ぐために、下水系または浄化槽において実質的に生分解される、或いは、 廃棄用地で腐敗する。 農業用マルチのためのプラスチックフィルム製品は、合成ポリマーの存続性に より生じ得る問題を代表している。グラウンドカバーリングは、野菜及び果実作 物の収穫高及び品質を向上させるための、及びこれら作物の生産コストを減少さ せるための重要な技術となっている。それは、土壌の湿気の制御、浸蝕、養分の 滲出、及び土壌の温度(降霜防止)の制御と同様に、雑草及び害虫の制御を含む 多くの利益を提供する。ポリエチレンは、農業用マルチ製品に用いられる最も一 般的なポリマーである。包装及び厨芥袋のための柔軟フィルム製品のように、こ れら農業用マルチ製品は長い年月にわたり存続し得る。環境的に「不親切」であ ることと同様に、このようなマルチフィルムを除去すること、埋めること、また は燃やすことは費用がかかるので、成長期の終わりまでに分解することが可能な プラスチックマルチへの要求は明白である。改良された分解性は、カプセルに包 まれた殺虫剤、除草剤、及び肥料のような他の農業用製品からの活性種の「制御 された遊離」にとっても望ましい。 合成ポリマーからつくられるファイバー及びこれらファイバーから製造される 製品は、上述したのと同様の多くの廃棄物処理の問題に晒される。ファイバーは 、使い捨ておむつ、衛生ナプキン等への使用のために、典型的には織られたまた は不織構造へと織られる。木材パルプ、綿、レーヨン、ポリビニルアルコール、 及び絹等から導かれるファイバーは一般的には生分解性であると考えられるが、 多くの不織布は、生分解性ではないポリエチレン及びポリプロピレンから作られ るファイバーに依存する。 合成ポリマーから作られるファイバーの最近普及している形態は、「二成分」 ファイバーと呼ばれるものである。二成分ファイバーは、あるポリマーからつく られる熱可塑性シース内に包まれ、異なるポリマーからつくられるコアファイバ ーを具備している。シースを構成するポリマーは、しばしば、コアを構成するポ リマーとは異なる、典型的には低い温度で溶ける。結果として、これら二成分フ ァイバーは、コアポリマーの所望の強度特性を保ちながらシースポリマーの溶融 を制御することにより、熱的な結合を提供し得る。このアウターシースは、典型 的にはポリエチレン、ポリプロピレン、及びしばしば約50℃から約200℃の 範囲の軟化点及び/または融点を有する所定のポリエステル等から構成される。 熱的に結合可能なファイバーからつくられる製品が広く普及しつつあるので、こ のようなファイバーは生分解性であることが望まれている。 ポリマーの環境的分解性を増加させるための幾つかのアプローチが提案され及 び試みられている。これらは、酸化及び/または光酸化分解を促進する少量の選 択添加剤の混和と同様に、ポリマーの分子構造への光分解増感基の導入を含んで いる。これら方法の両方が特定の問題を有している。光分解は、プラスチックが 光照射された場合にのみ機能し(例えば、放棄物の場合)、製品が暗い環境中に 配置された場合には、全く利益を提供しない。酸化助触媒は、使用前または使用 中に、脆化のようなポリマーの機械的特性の不所望な変化を生じ得る。 特に、包装材料、厨芥袋、及び農業用マルチのような柔軟フィルム製品につい て提案される他のアプローチは、澱粉のような微粒子の生分解性材料の混和であ る。例えば、1977年4月5日に出願された米国特許第4,016,117号 (Griffin)及び1982年6月29日に出願された米国特許第4,337,1 81号(Otey et al)を参照のこと。Pettijohnの「スターチ/ポリオレフィン ・ブレンズ・アズ・エンバーラメンタリ・デグレーダブル・プラスチックス」Ch emtech,1992,627、Willett のJ.Appl.polym.Sci.,1994,54,1685-1695も 参照のこと。これら澱粉含有製品において、製品の表面に晒されたまたは隣接し た澱粉粒子は、最初に生分解されて溶解される。これは、製品内部での澱粉粒子 の連続的な生分解に続き、酸化、加水分解、直接酵素反応、またはこれらプロセ スの組み合せにより、より容易に攻撃される多孔性の構造を提供する。このアプ ローチのアピールは、非生分解性ポリマー残留物が殆ど目立たないことである。 それはまた、このポリマー残留物に、酸化及び/または光分解プロセスを促進す る傾向にある、より広い表面領域を提供する。実際に、この非生分解性残留ポリ マー成分の問題は認識されている。1993年6月15日に出願された米国特許 第5,219,646号(Gallagher et al)を参照のこと。 合成ポリマーでつくられた物品の環境分解性に対する他のアプローチは、ポリ マー自身を生分解性または堆肥化性とすることである。生分解性ポリマー組成物 の一般的な大要について記されたSwift のAcc.Chem.Res.,1993,26,105-110 を参照のこと。この研究の殆どは、加水分解性ポリエステル組成物、セルロース や澱粉やキチンのような化学修飾された天然ポリマー、及び所定のポリアミドに 基づいている。例えば、1995年6月15日に出願された(Gallagher らの) 米国特許第5,219,646号(加水分解性ポリエステルと澱粉との混合)を 参照のこと。ポリビニルアルコールは、一般に生分解性であると認められ、主鎖 中にヘテロ原子を有していない唯一の合成高分子量付加ポリマーである。Hockin g のJ.Mat.Sci.Rev.Macromol.Chem.Phys.,1992,C32(1),35-54、Cassid y らのJ.Macromol.Sci.- Rev.Macromol.Chem.,1981,C21(1),89-133、及 び「エンサイクロペディア・オブ・ポリマー・サイエンス・アンド・エンジニア リング」第2版のWiley & Sons: New York,1989; vol.2,p220.(リミテッド レポートがポリ(アルキル2−シアノアクリレート)を、この生分解性合成ポリ マーのリストに加えている。)も参照のこと。 天然ゴム(シス−1,4−ポリイソプレン)も容易に生分解される。天然ゴム は、ポリマー主鎖中に、酸素及び/または微生物/菌類のいずれかによる攻撃を 促進すると考えらている炭素−炭素二重結合を保持しており、鎖の切断、分子量 の減少、及びついにはポリマーの完全な分解へと連続的に導く。HeapらのJ.App l.Chem.,1968,18,189-194 を参照のこと。天然ゴムの生分解についての正確 なメカニズムは分かっていない。酵素による及び/または好気性菌によるアリル メチル置換基の酸化が関係しているのかも知れない。Tsuchii らのAppl.Env.M lcro.1990,269-274 、Tsuchii らのAgric.Biol.Chem.,1979,43(12),2442 -2446 、及び前述のHeapらの文献を参照のこと。反対に、ポリエチレン、ポリプ ロピレン、ポリビニルクロライド、ポリアクリロニトリル、ポリ(メタ)アクリ レート、及びポリスチレンのような非生分解性ポリマーは、酸素及び/または微 生物のいずれかにより攻撃を促進されることのない飽和炭素−炭素主鎖を有して いる。この生分解能は、天然形のゴムについてのみ認識されている。上述のTsuc hii らの文献は、「しかしながら、合成ポリイソプレンは有機体により完全には 分解されない。」ことを報告している。ごく最近、合成「シス−1,4−ポリイ ソプレンは特定の生分解を引き起こさない」ことが報告された。Kodzhaeva らの Intern.J.Polymeric Mater.,1994,25,107-115を参照のこと。 不幸にも、天然ゴムは、殆どの使用には不安定すぎるという程度まで生分解性 である。天然ゴムはまた、機械的特性(例えば、強度、耐クリープ性)が低い。 実際に、その機械的特性を向上させるために、安定化剤、充填剤、及び/または 架橋剤が、天然ゴムに日常的に加えられる。架橋剤は、典型的には、実際の使用 に十分な機械的結着性を提供するために必要である。しかしながら、最も一般的 な架橋プロセスは、ポリ硫化物結合を生成すること、すなわち、加硫により、天 然ゴムの生分解能を事実上除去する。Tsuchii らのJ.Appl.Polym.Sci.,1990 ,41,1181-1187 を参照のこと。架橋された天然ゴムはまた、エラストマー性及 び熱硬化性であり、したがって、インフレートフィルムまたは押出フィルム、射 出成形品、ファイバー、または他の溶融加工品に対して不向きにする。 したがって、(1)都市の堆肥化操作の間に生分解性または堆肥化性であるの と同様に環境において生分解性であり、(2)フィルム、ファイバー、コーティ ング、及びフォーム等を含む様々な形へと、成形、注形、押出、または他の溶融 加工され得るように熱可塑性であり、(3)リーズナブルなコストで製造され得 て、(4)適切に処分されるまで、使用している間は十分な靭性、強度、及び安 定性を有している、ポリマー含有製品を提供することが望まれる。 発明の開示 本発明は、少なくとも部分的に所定の生分解性熱可塑性樹脂トランス−ポリマ ーを具備する生分解性堆肥化品に関する。これらトランス−ポリマーは、少なく とも約20,000の重量平均分子量を有し、 (1)1,3−ブタジエン、2−メチル−1.3−ブタジエン(イソプ レン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−3−エチル−1 ,3−ブタジエン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ブタジエン、2−フェ ニル−1,3−ブタジエン、2,3−ジフェニル−1,3−ブタジエン、1,3 −ペンタジエン(ピペリレン)、2−メチル−1,3−ペンタジエン、2,3− ジメチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3−エチル−1,3−ペンタジ エン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエ ン、7−メチル−3−メチレン−1,6−オクタジエン(ベータ−ミルセン)、 2,6−ジメチル−1,5,7−オクタトリエン(オシメン)、及びそれらの混 合物から選ばれる約70から100モル%の1,3−ジエン、及び (2)約30モル%以下の他の相溶性コモノマー を具備するモノマー成分をポリマー化することにより製造される。 さらに、本発明は、これら生分解性及び/または堆肥化性の物品を製造するの に有用な所定のポリマー含有組成物に関する。これら組成物は、 (1)約20から約99重量%のこれら熱可塑性トランス−ポリマー、 及び (2)約1から約80重量%の他の生分解性成分 の組み合せを具備する。 理論に束縛されることなく、本発明のトランス−ポリマーの生分解能または少 なくとも堆肥化性は、ガタパーチャ及びバラタのような天然材料中に存在するト ランス−1,4−ポリイソプレンとの、ポリマーの主鎖の類似性によるものであ る。(天然ゴムと同様に)ガタパーチャ及びバラタのように、本発明のポリマー は、ポリマー主鎖中に二重結合を保持する。この二重結合は、ポリマー鎖がその 次に分解のためのより小さな単位へと切断されるように、酸素及び/または微生 物のいずれかにより攻撃されるのに必須であると考えられている。 本発明のポリマー中のトランス−配置は、ポリマー鎖が結晶質領域へと互いに 詰められて、半結晶質の、すなわち、部分的に結晶質であり部分的にアモルファ スである材料になることを許容するので重要である。これら材料の半結晶質の性 質は、ポリマーを架橋することなく、所望の強度、靭性、及び結着性を与える。 (ポリマーの架橋は、それを、もはや注型、押出、成形、または他の溶融加工さ れ得ない熱硬化性樹脂へと転換する。架橋はまた、生分解を抑制または妨げ得る )架橋の不在は、これらトランス−ポリマーを具備する物品の加工性、比較的低 いコスト、及び完全な生分解能を促進する。 本発明の生分解性の物品は、薄膜(例えば、シート)、ファイバー、フォーム 、ラテックス、及び、射出成形、吹込成形、真空成形、押出、引抜成形等により 形成される造形品を含む様々な形へと製造され得る。フィルムまたはシートを用 いる物品の例は、柔軟包装材料、買い物袋、集塵袋、衣料袋、厨芥及び芝生用屑 入れ袋;それぞれが弛緩可能に容器を締めることが可能な複数の連結した環状部 を具備する運搬容器(例えば、「6本詰めパック」のリング)、グラウンドカ バー、農業用マルチ、及び種、殺虫剤、除草剤等を包含するその他の農業用フィ ルム製品;トップシート、バックシートのような使い捨て吸収用品(例えば、お むつ、衛生ナプキン等)の構成部材:及び接着テープ基材、保護被服、手術用ド レープ、手術衣、手術用シート等のような積層衣料品等の様々な他の使い捨て製 品を含む。ファイバーを用いた物品の例は、熱的に結合可能な二成分ファイバー 、おむつのような吸収用品のコア部材としてと同様に拭き取り等に有用な織布、 メリヤス生地、及び不織布を含む。発泡されたポリマーから製造される物品の例 は、絶縁材、隙間充填材(ピーナッツ)、食品包装、及び手術用スポンジのよう な発泡プラスチック製品を含む。ラテックスから製造される物品の例は、バイン ダー、及び光沢紙上に用いられるコーティングを含む。射出成形、吹込成形、真 空成形、または他の溶融加工技術により形成される物品の例は、タンポンアプリ ケータ、使い捨て注射器、玩具、容器、ボトル、カートン、パイプまたはチュー ブ、生物浸蝕による遅い解放が意図された様々な活性成分を包含するペレット等 を含む。 発明の詳細な説明 A.定義 ここで用いられる「生分解」という用語は、真菌類、バクテリア、放線菌類、 及び他の微生物の存在下、好気/嫌気条件のもとで、材料が二酸化炭素/メタン 、水、及びバイオマスへと分解される自然のプロセスをいう。(ヘテロ原子を含 む生分解性材料はまた、アンモニアや二酸化硫黄のような他の生成物を生じ得る 。)「バイオマス」は、一般に、多孔性構造の有機体の中へ組み込まれた、或い は生物を起源とする材料と区別がつかない腐植土部分に転換された、物質代謝さ れた材料の一部を占めていると理解される。 ここで用いられる「生分解能」という用語は、材料の生分解する傾向、すなわ ち、分解速度及び分解度をいう。一般に、合成材料は、その生分解速度及び生分 解度が、自然に生じる材料(例えば、葉、刈られた草、おがくず)に、または同 じ環境下で生分解性として一般に認識される合成ポリマーに匹敵する場合は、生 分解性であると考えられ得る。 ここで用いられる「堆肥化」は、材料が、二酸化炭素/メタン、水、及びバイ オマスへの、物理的、化学的、及び/または生物学的分解を引き起こす人為的に 制御された好気性/嫌気性プロセス(例えば、都市の固形廃棄物(MSW)堆肥 化設備)をいう。堆肥化は、一般的には、例えば、小片への砕解、温度制御、適 当な微生物の接種、必要に応じて通気、及び湿度制御のような、理想的に生分解 が起こる条件下で行われる。堆肥化プロセスは、典型的には、投入した材料が堆 肥まで成熟するまで約6ヶ月を必要とし、重量の約50%の減少を伴い、残りは 上述の(及び水蒸気)へと失われる。Haug,Roger T の「コンポスト・エンジニ アリング」、Teachnomic Publ.:Lancaster,PA,1980を参照のこと。 ここで用いられる「堆肥化能」という用語は、所定の堆肥化条件(例えば、温 度、湿度レベル、酸素レベル、pH、時間、攪拌等)下での材料の生分解能をい う。材料は、土壌中の好気/嫌気条件に関して最適化された堆肥化条件下で、よ り容易に生分解し得る。しかしながら、庭の廃棄物のような材料の6ヶ月間の好 気堆肥化の後でさえも、総重量の半分しか完全に二酸化炭素/メタン及び水へと 無機化されない。残留物は、より遅く分解する物質と部分的に分解されたバイオ マスを含む潜在的に有用な「堆肥」を具備する。 ここで用いられる「無機化」という用語は、材料中の炭素が、二酸化炭素を得 るまで物質代謝されることを意味する。「無機化率」は、サンプル中の、二酸化 炭素に転換された炭素原子のパーセンテージをいう。バイオマスへの転換は、こ の分数には表されていない。 ここで用いられる「1,3−ジエン」という用語は、2つの炭素−炭素二重結 合を有し、これら二重結合が1,3−位にある化合物をいう。 ここで用いられる「トランス−ポリマー」という用語は、ポリマー主鎖中に炭 素−炭素二重結合を有し、これら二重結合が主としてトランス配置にあり、少な くとも部分的に結晶質であるポリマーをいう。生分解性トランス−ポリマーにお いて、ポリマー主鎖中の不飽和部で鎖の分岐上に残留する繰返し単位の連鎖もま た完全に生分解性である。これらトランス−ポリマーはまた、板状の、球状の、 または円筒状のような様々な形態をとり得る。 ここで用いられる「エラストマー」及び「エラストマーの」という用語は、負 荷の適用下で非常に大きな可逆変形を容易に引き起こすポリマーをいう。この特 性は、ポリマー系に化学的なまたは物理的な架橋が存在するときに現れる。例え ば、ポリイソプレン(天然ゴム)は、典型的なエラストマーに容易に形成され得 る。それは、アモルファスであり、容易に架橋され、低いTg(シス異性体とし て約−73℃)を有している。Odian の「プリンシプルズ・オブ・ポリメリゼー ション」第3版;Wiley & Sons: NY,NY,1991,pp35-37を参照のこと。 ここで用いられる「プラスチック」という用語は、典型的にはエラストマーと 高モジュラスファイバーとの間にわたる広範囲な機械的挙動を有するポリマーを いう。エラストマーのように、プラスチックは、破損時に非常に大きな歪を示し 得る。しかしながら、エラストマーとは異なり、この歪は殆ど回復しない。柔軟 プラスチックは、典型的には、中位から高位までの結晶度と室温以下のTg、及 びガラス転移温度と融点との間に比較的大きな違いを有している。(上記Odian による文献の第620頁を参照のこと。)例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ ン、トランス−ポリイソプレン、及び多くのポリエステルは、典型的な柔軟プラ スチックの特徴を有している。 ここで用いられる「熱可塑性樹脂」という用語は、高温高圧下でそれらの原形 をとどめることなく流れ及び変形するポリマーをいう。逆に、ここで用いられる 「熱硬化性樹脂」という用語は、熱または機械的応力の印加下で流れ得ず、通常 は架橋されるポリマーをいう。上記Odian による文献の第109頁を参照のこと 。 ここで用いられる「〜を具備する」という用語は、様々なモノマー、及び他の 成分、または工程が、本発明の実施において結合して用いられ得ることを意味し ている。したがって、「〜を具備する」という用語は、「実質的に〜からなる」 及び「〜からなる」というより限定的な用語を包含する。 ポリマーのモノマー組成に関してここで用いられる全てのパーセンテージは、 特定されない限り、モルパーセントによる。ここで用いられる全ての他のパーセ ンテージ、比、割合は、特定されない限り重量による。 B.ポリマーの生分解能の決定 合成されたポリマーの生分解能を評価するために、様々なテスト方法が用いら れている。(AdradyのJ.Materials Sci.- Rev.Macromol.Chem.Phys.1994 ,C34(1),25-76を参照のこと。)幾つかの方法は、合成ポリマーを環境条件下 に晒し、次に経時的に物理的な結着性の測定を行うことに依存する。物理的な強 度または関連する特性の喪失は、「生分解能」の存在として用いられる。この技 術は、より適切に材料の「生物砕解能」を決定する。しかしながら、それは残留 する小部分の非分解ポリマーの最終的な運命を決定しない。このような非分解の 残留物の存在は、特に、同じ領域で繰返して使用することにより所定のポリマー が蓄積される場合は、潜在的に重要である。 生分解能を評価するのに広く用いられる他のテストは、Sturm テストである( Swisheer,R.D.の「サーファクタント・バイオデグラデーション」第2版;Dek ker :New York,1987,Vol.18,Chapter 5 を参照のこと)。このテストでは、 目標化合物は、都市の下水溶液に共通する、無機の栄養分及び接種される微生物 を含有する希釈媒体に加えられる。これは、物質代謝のための唯一の炭素源が目 標化合物である「単独源」のテストである。経時的に製造される二酸化炭素(無 機化)の量は、微生物がそれらの代謝プロセスにおいて目標化合物中の炭素を利 用する能力に関係し、もし経時的に十分な放出がある場合は、生分解の存在が真 実であると考えられ得る。しかしながら、直ちに生物分解する材料でさえも、こ のテストでは完全には無機化されない。典型的には、これら材料の10〜20% が、Sturm のテストでは測定されない「バイオマス」に転換される。さらに、水 に不溶性の化合物は、動的制限を誘発して露出された表面で分解され得るのみで ある。最終的に、このテストの接種体及び媒体は、都市の固形廃棄物の堆肥のよ うな他の廃棄物の流れにおいて入手可能な多様な微生物を十分に接近させない。 下水接種を用いたSturm のテストでは見出されなかった有機体及び/またはマト リクスのみに晒されたときに生分解性であるサンプルから、誤った否定が生じ得 る。例えば、生分解性であると知られている松材のおがくずのような天然の固形 材料は、Sturm のテストにおいて90日後に10%のみが無機化される。しかし ながら、もしSturm のテストが対照に関連する同種の材料(すなわち、基質の無 い)からの二酸化炭素の著しい発生(例えば、少なくとも5%)を示すのであれ ば、材料は典型的には本質的に生物分解性であるとみなされる。 本発明の目的上、もし同種のホモポリマーが好気テストにおいて、90日間で 少なくとも5%の無機化レベル(すなわち、炭素から二酸化炭素への転換率)を 有しているならば、それは本質的に生分解性であると考えられる。この5%のレ ベルは、ポリマー中に存在し得る乳化剤または加工助剤のようなどのような公知 の生分解性補助薬材料からの寄与も超えて存在すべきである。言い換えると、ポ リマーの無機化レベルは、他の容易に生分解する材料の存在により「人為的に」 増加させられるべきではない。90日以内の5%の無機化は非常に説得力がある ものとは考えられないが、生分解性であると広く認められる多くの材料はかろう じてこの基準に合致し、最小限度の無機化を示す物は一般的には非生分解性であ ると認識される。 理想的には、90日の期間の終わりにおいても、生分解性ポリマーの無機化度 は5%を超え、生分解速度は著しい。ポリマーの化学組成以外の要素は、代表的 な結果を確実にするために考慮されるべきである。最も重要なものの2つは、( a)テスト用固形物の表面領域、及び(b)その表面の親水性である。これら要 素は、テスト材料の最終的な運命を変えないが、無機化速度に影響し得る。 非生分解性の材料は、殆どいつも非常に低い無機化レベル(すなわち、90日 間で5%未満、及びしばしば1〜2%未満)を示す。例えば、ポリスチレンは、 Sturm のテストにおいて、90日後で約1%未満無機化される。この値は、生分 解性であると考えられていない材料の典型であり、テストの結果に固有の「ノイ ズ」を反映する。 コポリマー、ポリマー混合物、及び非ホモジニアスポリマー(例えば、トラン ス−1,4−ポリイソプレンのような半結晶質ホモポリマー)についての無機化 データは、これら材料が本質的に生分解性であるかどうかを決定するために、注 意深い精密な調査を必要とする。コポリマーと混合物の場合、全ての成分が生分 解することを確実にするために注意を払う必要がある。典型的には、この要求は 、1成分のみを含有する系についてよりもずっと高い生分解レベルを要求する。 半結晶質ホモポリマーの場合、アモルファス領域は典型的には結晶質領域に 比べてより速い速度で生分解する。しかしながら、もしポリマーが本質的に生分 解性であるならば、例えアモルファス領域よりも遅い速度であっても、結晶質領 域は最終的には生分解する。生分解プロセス中(例えば堆肥化中)に、このよう な結晶質領域の融点が接近されるか超えられた場合には、生分解速度は増加され 得る。このように、90日間で5%を超える無機化を示すトランス−1,4−ポ リイソプレンのような半結晶質ホモポリマーは本質的に生分解性であると考えら れる。 C.生分解性トランス−ポリマー 本発明に有用な生分解性トランス−ポリマーは、(1)所定の1,3−ジエン 、及び(2)任意に他の相溶性のコモノマーを具備するモノマーから製造される 。適切な1,3−ジエンは、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジ エン(イソプレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−3 −エチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ブタジエ ン、2−フェニル−1,3−ブタジエン、2,3−ジフェニル−1,3−ブタジ エン、1,3−ペンタジエン(ピペリレン)、2−メチル−1,3−ペンタジエ ン、2,3−ジメチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3−エチル−1, 3−ペンタジエン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ペンタジエン、1,3 −ヘキサジエン、ベータ−ミルセン(7−メチル−3−メチレン−1,6−オク タジエン)及びオシメン(2,6−ジメチル−1,5,7−オクタトリエン)の ようなジテルペン、及びそれらの混合物を含む。 本発明において有用なポリマーは、1,3−ジエンに加え、ほかの相溶性コモ ノマー(すなわち、共重合性コモノマー)を用いて製造され得る。これら任意な 相溶性コモノマーは、典型的には結果として得られるポリマーのガラス転移特性 、融点(Tm)、結晶化速度、及び引張特性、引裂特性、及び耐衝撃性を含む機 械的特性を変更する。これらコモノマーはまた、結果として得られるポリマーの 生分解性または堆肥化性に実質的に影響を与えるべきではない。適切な任意のコ ポリマーは、1,3−ジエンと共重合する二重結合を有するものを含む。このタ イプの共重合性モノマーの実例は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4− メチル−1−ペンテンのようなアルファ−オレフィン;シクロペンテン、ジシク ロペンタジエン、ピネンのような環状不飽和化合物;アルキルスチレンのような スチレン及びスチレン誘導体;メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチ ルアクリレート、n−オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート 、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、オクチルメタクリレート、ノ ニルメタクリレート、デシルメタクリレート、イソデシルメタクリレート、ドデ シル(ラウリル)メタクリレート、テトラデシルメタクリレート、アクリルアミ ド、N−メチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジ メチル−メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のような アルキル、アルファ−アルキル、及びアルファ−シアノアクリル酸、及びそれら のエステル、アミド、及びニトリル;無水マレイン酸、ジメチルマレアートのよ うなマレイン及びフマル酸、それらの無水物、及びそれらのアルキルエステル; ビニルアセテート及びビニルプロピネートのようなビニルアルコールのエステル 等、及びこれらモノマーの混合物を含む。 本発明によるポリマーの製造に用いられるモノマー成分は、約70から100 モル%の1,3−ジエンと0から約30モル%のこれら相溶性コモノマーとを具 備し得る。典型的には、このモノマー成分は、約80から100モル%の1,3 −ジエンと0から約20モル%のこれら相溶性コモノマーとを具備し、より典型 的には、約90から100モル%の1,3−ジエンと0から約10モル%のこれ ら相溶性コモノマーとを具備する。好ましくは、本発明で用いられるポリマーは 、1,3−ジエンのみ(すなわち、モノマー成分が100モル%の1,3−ジエ ン)から製造される。 本発明において有用なポリマーは、一般的には、トランスポリマーを大部分形 成するのに適した溶媒中で、適当な開始剤を用いてモノマーを重合することによ り製造される。このようなトランス−ポリマーの製造プロセスの一般的な記載に ついては、Odian による上記文献のp663-667、及びMcGrath のJ.Chem.Ed.,19 81,58(11),844を参照のこと。L.Porri及びA.Giarrussoの「コンプリヘンシ ブ・ポリマー・サイエンス」Vol.4、G.Allen及びJ.C.Bevington 編、Pergamo n Press,Oxford,1989,pp54-99 も参照のこと。適当な開始剤は、遷移金属触 媒及びフリーラジカル開始剤を含む。トランス配置を好む溶媒は、典型的にはn −ペンタンのような非極性である。 適当な遷移金属触媒は、a)アルミニウムアルキルまたは水素化アルミニウム と遷移金属化合物とから誘導される触媒(メタロセン触媒を含むチーグラー−ナ ッタ触媒)、b)金属−炭素結合を含まない前駆体から誘導される触媒、及びc )遷移金属のアリル誘導体に基づく触媒を含む。 代表的なチーグラー−ナッタ触媒は、アルミニウムアルキル(AlR3、Al R2Cl)と共役したVCl3、VOCl3、及びVCl4のようなバナジウムハロ ゲン化物を含み、それらは1,3−ジエンのトランス重合に非常に有効な不均質 触媒系を与える。これら触媒は、ポリマーの収量を増加させるために、不活性支 持体上に支持され得る。溶解性バナジウム触媒は、AlR2ClまたはAlRC l2と同様に、V(acac)3または他の溶解性バナジウム化合物から製造され得る。 高い収率でトランスポリイソプレンを与える他の触媒は、Ti(OR)4、VC l3、及びAlR3から得られている。幾つかの非バナジウム触媒系は、Nd(C H2Ph)3、またはAl(Bui3をNd(OR)3またはNd(OCOR)3と 反応させることにより、またはMgR2をNd(OCOR)3と反応させることに より得られる触媒を含む。 金属−炭素結合を含まない前駆体から誘導される代表的な触媒は、RhCl3 ・3H2O及びRh(NO33・2HOのようなロジウム塩を含み、それらは水 性エマルジョン中またはプロトン性溶媒中で活性であり、トランス−1,4−ポ リマーを与える。 遷移金属のアリル誘導体に基づく代表的な触媒は、適切な溶媒中で高い収率で トランスポリマーを与える(アリル)NiBr及び(アリル)NiIを含む。T i、Zr、Mo、W、Ru、Rh、U、及びNdのような他の遷移金属のアリル 誘導体もまた1,3−ジエンに効果的な触媒である。エーテル、水、アルコール 、及びフォスファイトのような電子供与体の、遷移金属のアリル誘導体への添加 は、生成するポリマーのトランス含量の増加を生じる。 代表的なフリーラジカル開始剤は、過酸化ベンゾイル、アゾ−ビス−イソブチ ロニトリル、及びカリウム過硫酸塩を含む。この技術により製造されるトランス ポリマーの程度は、反応温度の増加とともに減少する傾向にある。 モノマー及び開始剤の他にも、様々な任意の補助薬が、本発明によるポリマー の製造に用いられ得る。これら任意の補助薬は、典型的には、生成するポリマー の安定性、色、強度、または他の特性を変更するために含められる。適当な補助 薬は、例えばビス(1,2,2,5,5−ペンタメチルピペリジニル)セバケー ト(Timuvin 765)のようなヒンダードアミン光安定剤(HALS)、例えばt−ブ チルカテコールのようなフェノール系酸化防止剤と同様に、トリエチルフォスフ ァイト及びt−ブチルヒドロキシキノンのような他の酸化防止剤も含む。驚くべ きことに、これら酸化防止剤の包含が、ある場合にはポリマーの生分解能を増進 することが見出された。理論に束縛されることなく、これら補助薬は、架橋を導 く不飽和ポリマー鎖の速すぎる自動酸化、及び上述の生分解のための必須成分中 における関連するアテニュエーションを妨げると信じられている。 包含され得る他の任意な補助薬は、光、特に太陽光の紫外線に晒されたときに 、トランス−ポリマーの生分解能を増加させるものである。このような補助薬は 、当業者にはよく知られており、典型的には、ポリマー鎖の一部としてビニルケ トンまたはカルボニルモノオキサイド部分を含む。例えば、1975年1月14 日に出願された米国特許第3,860,538号(Guillet ら)を参照のこと( ここに参照により含められる)。それは、「ケトカルボニル」基を用いて製造さ れた様々なこのようなポリマーを開示し、ブタジエン、イソプレン、ペンタジエ ン、及びヘキサジエンから製造されたものを含んでいる。或いは、ベンゾフェノ ン、アントロン、アントラキノン、キサントン、3−ケトステロイド、及び水酸 基置換された2,4−ペンタジエノフェノンのような添加物が含められ得る。1 975年6月10日に出願された米国特許第3,888,804号(Swanholmら )を参照のこと。これはここに参照により含められる。 包含され得る他の任意な補助薬は、トランス−ポリマーの酸化を促進し、その 生分解能へと導く化合物である。これらは、しばしば「酸化促進剤」と呼ばれ、 典型的には有機酸の遷移金属塩、例えばステアリン酸塩、ナフテン酸塩、オレイ ン酸塩、及びその他である。1991年1月8日に出願された米国特許第4,9 83,651号(Griffin)、1971年7月13日に出願された米国特許第 3,592,792号(Newland ら)、1969年7月8日に出願された米国特 許第3,454,510号(Greearら)、1992年3月17日に出願された米 国特許第5,096,941号(Harnden)、1976年4月20日に出願され た米国特許第3,951,884号(Miyoshi ら)、1976年3月11日に出 願された米国特許第3,956,424号(Iizukaら)、1992年3月17日 に出願された米国特許第5,096,941号(Harnden)を参照のこと。これ ら全てはここに参照により含められる。 包含され得る他の補助薬は、可塑剤、スリップ剤、帯電防止剤、剥離剤、粘着 付与剤、染料、顔料、難燃剤、カーボンブラック、カルシウムカーボネート、シ リケートのような充填剤、二酸化チタンのような不透明剤、及び当業者に知られ ている他の添加物である。適当な可塑剤は、アゼライン酸ジオクチル、セバシン 酸ジオクチル、またはアジピン酸ジオクチル、及びアゼライン、セバシン、アジ ピン、フタル、テレフタル、及びイソフタル等のジ−、トリ−、及びテトラ−カ ルボン酸の他の長鎖長アルキルエステルを含む。これら可塑剤の効果的な量は、 典型的には、トランス−ポリマーの約5から30重量%の範囲内であり、より典 型的には、トランス−ポリマーの約7から約30重量%の範囲内である。適当な スリップ剤は、約12から22の炭素原子を有する脂肪酸のアミドから誘導され る。このような試薬はフィルムの不粘着性を増大させ、用いられる場合は、通常 、フィルムの乾燥重量の約0.05から約3%までの量が含められる。適当な帯 電防止剤は、鎖長に約12〜18の炭素原子の有機組成を有するエトキシ化され たアミン及び第4アミンを含む。このタイプの試薬は、ポリマーの表面にゆっく りと拡散し、それらのイオン性のために、表面に導電層を形成する。帯電防止剤 は、用いられる場合は、一般に、フィルムの乾燥重量の約1から約5%の量で含 められる。 本発明において有用なトランス−ポリマーは、かなり高いMwを有している。 これらトランス−ポリマーは、一般に少なくとも約20,000のMwを有して いる。典型的には、これらトランス−ポリマーは約50,000から約1,00 0,000の、より典型的には、約200,000から約600,000の範囲 のMwを有している。 D.他の生分解性成分を有する生分解性ポリマー組成物 本発明において有用な生分解性トランス−ポリマーは、混合、積層、配合、同 時押出等により他の生分解性成分と組み合わされ得て、次に生分解性の物品へと 形成され得る生分解性ポリマー含有組成物を提供する。これら生分解性ポリマー 含有組成物は、上述のように約20から約99重量%のトランス−ポリマーと、 約1から約80重量%の他の生分解性成分とを具備する。典型的には、これら生 分解性ポリマー含有組成物は、約30から約95重量%のトランス−ポリマーと 、約5から約70重量%の他の生分解性成分とを、より典型的には、約50から 約90重量%のトランス−ポリマーと、約10から約50重量%の他の生分解性 成分とを具備する。生分解性ポリマー含有組成物中に存在するトランス−ポリマ ー及び他の生分解性組成物の正確な量は、その組成物から作られる所定の物品及 びその意図された使用を含む因子の数に依存する。 本発明での使用に適したこれら他の生分解性成分は、ポリビニルアルコール、 のような水溶性ポリマー;ポリエチレンアジペート、ポリ(1,3−プロパンジ オールアジペート)、ポリ(1,4−ブタンジオールアジペート)、ポリ(1, 4−ブタンジオールセバケート)、ポリ(1,3−プロパンジオールサクシネー ト)、及びポリ(1,4−ブタンジオールグルタラート)のような加水分解型脂 肪族ポリマー、及び例えばポリエチレングリコールアジペート、ポリ(1,3− プロパンジオールアジペート)、及びポリ(1,4−ブタンジオールアジペート )のようなイプシロン−カプロラクトンから誘導される或いは脂肪族ジオール− ジカルボン酸縮合の反応生成物のような加水分解型脂肪族ポリウレタンを含む加 水分解型ポリマー;シス−ポリイソプレン及びシス−ポリブタジエン、ポリ(カ プロラクトン)、ポリ(乳酸)、3−ヒドロキシブチレート及び4−ヒドロキシ ブチレートのホモポリマーや例えば3−ヒドロキシプロピオネート、3−ヒドロ キシバレレート、3−ヒドロキシヘキサノエート、3−ヒドロキシオクタノエー ト、または長鎖ヒドロキシ酸(例えば、C9〜C12のヒドロキシ酸)のような他 のヒドロキシ酸とヒドロキシブチレートとのコポリマーのようなポリ(ヒドロキ シアルカノエート)、澱粉、天然ゴム、ガタパーチャ、バラタ、キチン、セ ルロース、木粉、キトサン、セルロースニトレート、セルロースアセテート、及 びポリカプロラクトンのポリジエンとのブロックコポリマーのようなセルロース エステルを含む生分解性ポリマーの誘導体;及びその他を含む。様々な生分解性 ポリマーを開示する1993年6月1日に出願された米国特許第5,216,0 43号(Sipinen ら)及び1975年11月25日に出願された米国特許第3, 921,333号(Clendinning ら)を参照のこと(参照によりここに含められ る)。これらの他の生分解性成分は、単独のポリマー、化合物、または組成物で あってもよく、或いは、異なる生分解性成分の混合物であってもよい。特に好ま しい生分解性成分は、デキストラン、シス−ポリイソプレン、及び澱粉を含む。 適当な澱粉は、トウモロコシ(例えば、ゼイン)、小麦、米、ジャガイモ、及 びタピオカのような雑穀類または根菜類から得られるどのような非修飾の澱粉も 含む。部分的に解重合された澱粉及び誘導された澱粉のような修飾された澱粉製 品と同様に、澱粉のアミロース及びアミロペクチン成分もまた用いられ得る。「 澱粉」という用語は、澱粉成分、修飾された澱粉製品、及び澱粉解重合製品を含 むこのような澱粉全てを包含する。「修飾された澱粉」及び「澱粉解重合製品」 という用語は、例えば、予備ゲル化された澱粉(低温膨潤澱粉)、酸性修飾澱粉 、酸化澱粉、部分架橋澱粉、澱粉エーテル、澱粉エステル、澱粉ジアルデヒド、 及び澱粉水素化製品及びデキサトレンの分解製品を含む。 しかしながら、澱粉グラニュールの粒度は、薄膜及びコーティングの厚さやフ ァイバーの径のような、所定の物品の達成可能な物理的寸法の一部を制限する。 より薄いフィルム及びファイバーの製造を促進するために、澱粉の粒度は、風力 分級のような手段により除去される特大の粒子で粉砕することにより減少させら れ得る。さらに、澱粉グラニュールは、予備ゲル化のような処理により修飾され 得る。凝縮された澱粉/水スラリーは、ドラム乾燥、スプレードライ、フォーム ヒート、またはパフエクストルージョンにより素早く乾燥される。予備ゲル化さ れた澱粉は、乾燥され、澱粉微粒子を得るために任意に粉砕及び分級され得る。 澱粉の他の生分解性誘導体も同様に処理され得る。もし望まれるなら、2または それ以上の澱粉の混合物が用いられ得る。 フィルムの製造においては、澱粉はゲル化されることが好ましい。ゲル化は、 澱粉グラニュールが十分に膨潤し、破裂されて、水の中で滑らかな粘性の分散体 を形成するまで、水または水溶液の存在下で約60℃以上の温度に加熱すること のような、どのような公知の方法によっても達成され得る。ゲル化は、澱粉をト ランス−ポリマーと混合する前または後のいずれかで行われ得る。 ポリマー含有組成物の製造において、澱粉(例えば澱粉グラニュール)は、通 常は、注型、押出、成形、または他の製造工程に適した組成物を提供するために 、処理中に原料トランス−ポリマーと混合さもなければ配合される。 E.トランス−ポリマーからの生分解性物品、及び澱粉のような他の生分解性成 分とのその混合物の製造 これらトランス−ポリマーから製造されるフィルム、ファイバー、フォーム、 及びラテックス、またはこれらトランス−ポリマーと澱粉のような他の生分解性 成分との混合物は、生分解能が望まれる製品において非常に多くの用途を有して いる。さらに、これらポリマー及び混合物は、射出成形、吹込成形、シートの加 熱二次成形、粉末の回転成形、押出成形、引抜成形等により、他の成形品を製造 するのに用いられ得る。以下は、このような最終的な用途及び物品の非制限的な 一覧である。農業用マルチ;種、化学肥料、殺虫剤、除草剤等を包含するその他 の農業用フィルム製品;接着テープ基材;ベッドシート;容器、ボトル、及びカ ートン;使い捨ておむつ;柔軟包装材料を含むフィルム製品;買い物袋、集塵袋 、衣料袋、厨芥及び芝生用屑入れ袋、及び工業用袋;ラベル及びタグ;モノフィ ラメント;ピローケース;保護被服;手術用ドレープ、手術衣、手術用シート、 及び手術用スポンジ;タンポンアプリケータ;使い捨て注射器;一時的な閉鎖容 器及び一時的な羽目;玩具;ワイプ;射出成形または真空成形により製造される 食品包装、発泡包装部材、ボトルまたは容器のような発泡プラスチック製品;生 物浸蝕による遅い解放を意図された様々な活性成分を含むペレット、制御された 解放のために表面へとブルーミングされる殺虫剤及び忌避剤を含む蚤除け首輪ま たは牛の耳につけるタグのようなストリップまたはタブ、及び類似の物品 本発明のポリマー及び混合物から製造されるフィルム、ファイバー、フォーム 、及び不織布は、使い捨て吸収用品において特別な効用を有している。ここで「 吸収用品」とは、失禁性の着用者により排出される大量の尿または水性の糞便( 流動性の便通)のような他の流体を吸収することが可能な消費製品を意味する。 このような吸収用品の例は、使い捨ておむつ、失禁用衣服及びパッド、タンポン 及び衛生ナプキンのような月経用品、使い捨てトレーニングパンツ、ベッドパッ ド、及び衣類シールド等を含む。本発明のポリマー及び混合物から製造され得る 吸収性部材は、バックシート;トップシート、締結テープ、前部着水ストリップ 、これら様々な部材を相互に接着するのに用いられるホットメルト接着剤、(お むつの)ウエストの位置の前部及び後部に用いられる漏出シールド、ファイバー 及び不織吸収層のような吸収性コア部材、及びこれら物品のための包装材料を含 む。 これら吸収用品は、典型的には、流体非透過性バックシート、バックシートに 接合されたまたは関連した流体透過性トップシート、及びバックシートとトップ シートとの間に配置された吸収性コアを具備し、トップシートとバックシートと のいずれかが、好ましくは両方が、本発明のトランス−ポリマー、またはこれら トランス−ポリマーと澱粉のような他の生分解性成分との混合物から製造された フィルムまたは不織布である。トップシートは、吸収性コアの体表面に接して配 置される。トップシートは、好ましくは、当業者によく知られているアタッチメ ント手段によりバックシートに接合される。好ましい吸収用品においては、トッ プシート及びバックシートは、それらの周辺部で相互に直接的に接合される。幾 つかの代表的なおむつの形状についての、1975年1月14日に出願された米 国特許第3,860,003号(Buell)、1989年2月28日に出願された 米国特許第4,808,178号(Azizら)、1987年9月22日に出願され た米国特許第4,695,278号(Lawson)、及び1989年3月28日に出 願された米国特許第4,816,025号(Foreman)を参照のこと(これら全 てはここに参照により含められる)。 バックシートは、典型的には体液に対して非透過性であり、好ましくは、薄い 柔軟性のフィルムとして製造される。バックシートは、吸収性コアに吸収され含 まれる体液が、パンツ、パジャマ、及び下着等のような吸収用品と接する物品を 濡らすことを防止する。バックシートは、織られたまたは不織の材料、フィルム 、またはフィルムがコートされた不織材料のような複合材料の形をとり得る。好 ましくは、バックシートは、約0.012mm(0.5mil)から約0.05 1mm(2.0mil)の厚さを有するフィルムである。バックシートは、好ま しくは、より布地らしい外見を提供するために、型押しされる及び/または艶消 仕上げされる。さらに、バックシートは、体液がバックシートを通過するのを防 止しながら、蒸気が吸収体コアから逃げることができるように修飾され得る。 トップシートは、着用者の肌に対して、迎合的であり、柔軟な触感であり、非 刺激性である。さらに、トップシートは流体透過性であり、体液が容易にその厚 さを通って染み込むことを許容する。適当なトップシートは、織布及び不織布; 孔が形成されたフィルム、ハイドロホーミングされたフィルム;多孔質フォーム ;網状フィルム;及びスクリムのような多様な形で製造され得る。本発明の吸収 用品に用いられる好ましいトップシートは、ハイロフト不織トップシート及び孔 が設けられた成形フィルムトップシートから選ばれる。孔が設けられた成形フィ ルムは、トップシートについて特に好ましい。体液に対して透過性及び非吸収性 であり、流体が逆流し、着用者の肌を再び濡らすことを許容することについて減 少された傾向を有する。したがって、体に接する成形フィルムの表面は乾いたま まであり、それにより体の汚れを減少させ、着用者のより快適な感触を生む。成 形フィルムを製造する適当な方法は、1975年12月30日に出願された米国 特許第3,929,135号(Thompson)、1982年4月13日に出願された 米国特許第4,324,246号(Mullane ら)、1982年8月3日に出願さ れた米国特許第4,342,314号(Radel ら)、1984年7月31日に出 願された米国特許第4,463,045号(Ahr ら)、及び1991年4月9日 に出願された米国特許第5,006,394号(Baird)に記載されている。 これら特許のそれぞれは、ここに参照により含められる。微細孔が設けられた 成形フィルムトップシート及び特にその製造方法は、1986年9月2日に出願 された米国特許第4,609,518号(Curro ら)及び1986年12月16 日に出願された米国特許第4,629,643号で開示されており、それらはこ こに参照により含められる。 成形フィルムの体側の表面は、流体が流れ込み、吸収体構造により吸収される よりもむしろ、トップシートから流れ出る傾向を減少するように、体側の表面が 親水性でない場合に比べて、より速く体液がトップシートを通過するのを助ける ように、親水性であり得る。好ましい態様においては、成形フィルムトップシー トのポリマー中に界面活性剤が含まれる。Azizらにより1991年11月19日 に提出された米国特許出願第07/794,745号、「アブソーベント・アー ティクル・ハヴング・ア・ノンウーヴン・アンド・アパーチャード・フィルム・ カバーシート」に記載され、これはここに参照により含められる。或いは、トッ プシートの体側の表面は、1990年8月21日に出願された米国特許第4,9 50,264号(Osborn)に記載されているように、界面活性剤で処理すること により親水性化され得て、これはここに参照により含められる。 これらトランスポリマーまたは混合物もまた、複数の接続された環状部を具備 するキャリアに有用であり、それぞれの環状部は、ボトルまたは缶のような容器 を解放可能に固定することが可能である。これらキャリアは、典型的には2から 12のこのような環状リング、より典型的には4から6つのリングを具備し得る が、一般には「6本詰めパックのリング」と呼ばれる。例えば、様々なタイプの 「6本詰めパックのリング」を開示する1979年1月2日に再出願された米国 再出願特許第29,873号(Cunningham)及び1976年2月17日に出願さ れた米国特許第3,938,656号(Owen)(ここに参照により含められる) を参照のこと。 これらトランス−ポリマーまたは混合物はまた、一時的なグラウンドカバーに 用いられ得て、特に農業用マルチに有用である。これらグラウンドカバーは、典 型的には、広げられるまたは地面が覆われるように適用されるフィルムまたはシ ートの形である。これらトランス−ポリマーと澱粉との混合物から製造されたグ ラウンドカバーは、残留するトランス−ポリマーが最終的に完全に生分解するの とともに、カバーが相対的にすばやく崩壊すべきであるので、特に望ましい。 これらトランス−ポリマーまたは混合物はまた、様々な製品を包装するための 生分解性包装材料として用いられ得る。これらは、食物及び飲料のような食用製 品を含む。これらトランス−ポリマーと澱粉との混合物から製造される包装材料 は、これら材料が放棄物として不適切に処分された場合にかなり急速に崩壊し、 最終的に完全に生分解するので、特に望ましい。 これらトランスポリマーまたは混合物は、殺虫剤、害虫駆除剤、及び除草剤等 を運ぶのにも用いられ得る。例えば、適切な殺虫剤と混合されストリップへと作 られたとき、これらポリマーは生分解性の「蚤除け首輪」を形成することができ る。適当な取付具でタグへと形成された類似の混合物は、家畜が蝿及び他の昆虫 を寄せ付けないようにするのに用いられる生分解性イヤータグを形成することが できる。適当な殺虫剤は、クロルダンのような様々な塩素化されたタイプ、ペル メトリンのようなピレスロイド/ピレトリンタイプ、マラション及びカルバリル 及びジアジオンのようなオルガノフォスフェート及びカルバメート、m−ジメチ ルトルアミド、ジエチルフェニルアセトアミド、及びリモネンのような忌避剤、 メトプレン、ヒドロプレン、及びフェンバレレートのような昆虫成長調節剤、及 びピペリニルブトキシドのような相乗剤等を含む。 本発明のポリマー及び混合物はまた、不織布中のファイバー或いはフィラメン トとして用いるのに適している。ファイバー及びフィラメントは、一般的な意味 においては置き換え可能な用語であるが、長さについてより明確な認知が適切で ある場合は、「ファイバー」という用語は「ステープルファイバー」におけるよ うな短いフィラメントをいうように意図される。これらトランス−ポリマーまた は混合物は、溶融紡糸技術によりファイバーまたはフィラメントへと転換され得 る。約2から約15dpfのデニールが最も一般的である。フィラメントは、紡 糸された(非圧伸の)、または延伸された(圧伸または延伸された)状態で用い られ得る。デニールを減少するためのまたは配向を増加させるための線描は、熱 的に結合可能な二成分のファイバーで形成され得る。ここで用いられる「二成分 ファイバー」は、異なるポリマーから製造された熱可塑性シースに包まれた1つ のポリマーから製造されるコアファイバーを具備する熱可塑性ファイバーをいう 。シースを具備するポリマーは、しばしば、コアを具備するポリマーとは異な る、典型的には低い温度で溶融される。その結果、これら二成分繊維は、コアポ リマーの所望の特性を保持しながら、シースポリマーの制御された温度により、 熱的形成を提供する。本発明による生分解性二成分ファイバーの例は、ポリビニ ルアルコールまたはレーヨンのような高い溶融生分解性ポリマーから製造される コアを取り囲むトランス−ポリイソプレンから製造されるシースである。 これら二成分ファイバーは、同心状または偏心状である。ここで用いられる「 同心状」及び「偏心状」という用語は、二成分ファイバーの断面部を通って、シ ースが均一な厚さを有するか不均一な厚さを有するかをいう。偏心状ファイバー は、より低いファイバーの厚さで、より高い圧縮強さを提供することにおいて望 ましい。ここで用いられる適当な二成分ファイバーは、非クリンプの(すなわち 、曲げられていない)またはクリンプされた(すなわち、曲げられた)のいずれ かである。二成分ファイバーは、例えば、主に2軸のまたは「フラットな」クリ ンプを達成するためのスタッフィングボックス法またはギヤークリンプ法のよう な典型的な紡織手段によりクリンプされ得る。 本発明のポリマー及び混合物から製造されるファイバーは、スパンボンド布及 びステープルファイバーを用いて作られた布を提供するための多くの方法により 、不織布へと形成され得る。スパンボンド不織布は、連続的なフィラメントのウ ェブへと同時に紡糸及び敷設し、ウェブ平面において所望の配向にスレッドライ ンを分布させる公知の方法を用いることにより製造され得る。このようなウェブ は、通常、ステープルウェブについて得られるより優れた引張特性を有する高い 強度の布を得るために、適当な時間、温度、及び圧力条件下で熱的に結合され得 る。結合は、適当な接着剤を用いることにより実行され、これら方法の両方が、 点で結合した布または領域で結合した布を製造するのに用いられ得る。ニードル パンチもまた、ウェブに安定性及び強度を与えるのに用いられ得る。スパンボン ド布はまた、これらポリマーまたは混合物を溶融吹込成形することにより製造さ れ得る。このプロセスにおいては、溶融したポリマーまたは混合物の流れは、高 速度の加熱されたドライエア流の中へ押出成形され、結合されたウェブは結果と して得られるファイバーからスクリーンコンベア上に直接形成される。不織布は また、直接押出法により回転ダイを通って網状製品へと製造され得る。1 993年6月15日に出願された米国特許第5,219,646号(Gallagher ら)を参照のこと。これは参照によりここに含められる。 これらポリマーまたは混合物は、生分解性発泡プラスチックを製造するのにも 用いられ得る。これらは、発泡容器及び発泡包装部材(例えば「ピーナッツ」) 等を含む。発泡プラスチックは、ポリマーまたは混合物をペンタンのような適当 な発泡剤と配合し、発泡剤が揮発するまで加熱することにより製造され得る。典 型的には、気液界面を安定化するのに適した界面活性剤も同様に用いられる。用 いられるフォームは、隙間充填剤として適したより小さな小片(一般的には「ピ ーナッツ」と呼ばれる)へと切り分けられるまたは切り分けられ得る。 これらトランス−ポリマーまたは混合物から製造されるラテックスは、光沢紙 の製造に用いられるような生分解性コーティング及び/またはラミネートに有用 である。 引張及び引裂試験方法 引張試験は、2インチ毎分の掴み具分離速度でASTM D 882-83 により、或いは 、20インチ毎分の掴み具分離速度に変更された試験により行われる。引裂試験 は、10インチ毎分の掴み具分離速度でASTM D 1938-85により行われる。これら テストは、形成時のフィルムの横糸方向(CD)と同様に、形成時のフィルムの 縦糸方向(MD)において生じる伸長で行われる。インストロン1122試験機がこ れら試験を行うのに用いられ、適切なロードセル(501b、10000g、2 000g、または500g)が必要な最大荷重のために取り付けられる。インス トロンシリーズIXソフトウェア(バージョン4.1)が用いられる。引張また は引裂試験を制御するのに、及び結果として得られる荷重変位データを分析する のに用いられる。与えられるサンプルの厚さは、平らに分布した長さ2”×幅1 ”のサンプル領域について5−7測定を行い、測定を平均化することにより、決 定される。与えられたサンプルの領域にわたる個々の厚さの測定は、平均の厚さ から10%を超えてばらつかない。 特定の例 以下は、本発明により製造された、溶融吹込、押出、圧縮成形、または溶液流 延フィルムの特定の例である。例1:トランス−1,4−ポリイソプレン溶融押出フィルムの製造 ペレット状のトランス−1,4−ポリイソプレン(TPI)が日本のKuraray 社から得られた。名目上の分子量(M.W.)は400,000と表示されてい た。 溶融押出フィルムは、0.04インチのダイギャップを有する6インチの幅の 水平シート押出ダイが設置された直径0.75インチの一軸スクリュー押出機Ha ake Rheomix Model 202 を用いて、そのペレットから製造される。20:1の直 径に対する長さの比、及び3:1の圧縮比を有する定テーパー型スクリューが用 いられる。第1の押出フィルム試験(サンプル1)について、第1の加熱区域の 温度は140℃に、第2の加熱区域は160℃に、及びダイでは150℃に保た れる。第2の押出フィルム試験(サンプル2)について、第1の加熱区域の温度 は160℃に、第2の加熱区域は180℃に、及びダイでは170℃に保たれる 。両方の場合で、スクリュースピードは20rpmに保たれる。溶融したフィル ムは、ダイからPostexシート引取機構へと通過させられ、そこでそれは冷却され 、紙管に集められる。スタックロールは、水道水で約15℃に冷却される。引取 スピードは、約4.5インチの幅と0.002インチの厚さのフィルムを提供す るように調節される。 引裂試験がサンプル2のフィルムについて行われる。その結果を以下の表1に 示す。 引張試験もまた、サンプル1及び2のフィルムについて、20インチ毎分のク ロスヘッド速度で行われる。その結果を、以下の表2に示す。 例2:トランス−1,4−ポリイソプレン溶融吹込フィルムの製造 トランス−1,4−ポリイソプレン(TPI)ペレットが、単一ストランド水 平棒押出ダイ及び0.125インチの直径のノズルが装備された上述の一軸スク リュー押出機を用いて、再ペレット化される。第1の加熱区域の温度は150℃ に、第2の加熱区域は170℃に、及びダイでは150℃に保たれる。スクリュ ースピードは45rpmで一定に保たれる。溶融したストランドは、およそ0. 125インチの長さのペレットに裁断されるペレット製造機Berlyn Model PEL-2 に入る前に、冷却され、約15℃に保たれたウォーターバスで固化される。 溶融押出フィルムは、再ペレット化された材料から、コニカルバレル及び2つ の部分的なかみ合い逆回転ベント式スクリューを有し、1インチのスパイラルダ イ及び12インチの空冷環が装備された二軸スクリュー押出機Haake Rheomix TW -100を用いて製造される。第1の加熱区域の温度は160℃に、第2の加熱区域 は180℃に、及び第3の加熱区域は190℃に保たれる。スクリュースピード は45rpmで一定に保たれる。第1のダイ区域は180℃に保たれ、第2のダ イ区域は170℃に保たれる。スクリュー速度は、25rpmで一定に保たれる 。溶融したチューブは、ダイから通過し、ダイの内側のエアダクトを通ってチュ ーブの中へ吹込まれる吹込空気により膨らませられる。膨らませられたチューブ は、空冷環からの冷気により冷却され、吹込フィルム引取タワーの頂部で1対の ニップロールによりしぼまされる。しぼまされたチューブは、次に、紙管に集め られる。ブローアップ比(ダイ出口での直径に対するバブルの直径の比)及び垂 直引取速度は、約3インチの直径及び0.002インチの厚さのフィルムチュー ブを提供するように調節される。 引裂試験が溶融吹込フィルムについて行われる。その結果を、以下の表3に示 す。 引張試験が、20インチ毎分のクロスヘッド速度で行われる。その結果を、以 下の表4に示す。 例3:トランス−1,4−ポリイソプレン溶液流延フィルムの製造 およそ5gのペレットが、小型実験室用微粉砕機Thomas-Wiley(登録商標)に より小片へと裁断され、マグネチックスターラーが装備された実験室用ホットプ レート上で約60℃まで加熱された約250mLの攪拌されたテトラヒドロフラ ン(THF)に、それらをゆっくりと加えることにより溶解される。ポリマーの 溶解で、溶液は室温まで冷却されることを許容される。この溶液の適切な量(お よそ50〜80mL)が、溶液が板の表面全体を覆うように、20cm×20c mの寸法の清浄でフラットなガラス板上に注がれる。THFは、適当なカバーで 板を覆うことによりゆっくりと蒸発することを許容され、蒸発速度はカバーの比 較的小さな孔により制御される。溶媒が完全に蒸発した後(24時間)、結果と して得られた成形ポリマーフィルムはガラス板からはがされ、1インチの幅のス トリップへと裁断される。フィルムの厚さは、溶液の濃度及びガラス板に塗布さ れる溶液の体積を変えることにより制御される。 引張試験が、20インチ毎分のクロスヘッド速度で行われる。その結果を、以 下の表5に示す。 例4:トランス−1,4−ポリイソプレン及び他のポリマーとの混合物の製造 A)圧縮成形フィルム混合物 70または80重量%のトランス−1,4−ポリイソプレン、残りは他のポリ マーである、を具備するおよそ50gの混合物が、ローラー型のローターが装備 されたバッチ混合機Haake Rheomix 600 へ加えられ、溶融混合される。チャンバ ーは、両方のポリマーを混合するのに十分な温度まで加熱される(以下の表6参 照)ポリマーの混合物は、60rpmで10分間混合される。チャンバーは、次 に開放され、混合されたポリマーはスパチュラの援助で除去される。 およそ1gのそれぞれのポリマー混合物が、2枚のポリテトラフルオロエチレ ン(Teflon、登録商標)の間に配置され、その全体が実験室用油圧プレスCarver (登録商標)の定盤の間に配置される。定盤は、ポリマー混合物が流れておよそ 0.005インチの厚さの薄膜になるように、混合温度まで加熱され、十分な圧 力が適用される。圧力が開放され、ポリマーフィルムは、外測のポリテトラフル オロエチレンシートを除去する前に、室温まで冷却されることを許容される。そ れぞれのフィルムの機械的結着性は、単にサンプルフィルムを手で伸ばすことに より、容易に識別される。 その結果を以下の表6に示す。 *Aldrich Chemical 社から市販されているシス−1,4−ポリイソプレン(M .W.800,000);Sigma Chemical社から市販されているコーンスターチ ;Mater-Bi AF05HはNovamont社から市販されている澱粉をベースとする浸透性ネ ットワークである;ポリカプロラクトンはUnion Carbide 社から市販されている 「TONEσPolymer P787」である;ポリウレタン#1はMorton International社か ら市販されている脂肪族ポリエステルベースのポリウレタンタイプPN03-214であ る;ポリウレタン#2はMorton International社から市販されている脂肪族ポリ エステルベースのポリウレタンタイプPN3249-100である;ポリエステルはEastma n Chemical社から市販されている60モル%のテトラメチレングルタレートを含 むポリ(テトラメチレングルタレート−コ−テレフタレート)コポリマーである ;PHBVはZeneca Bioproducts社から市販されている22.3モル%の3−ヒ ドロキシバレレートを含むポリ(3−ヒドロキシブチレート−コ−3−ヒドロキ シバレレート)コポリマーである;ポリ(ビニルアルコール)はAir Products社 から市販されているVinex 2019である;セルロースはScientific Polymer Produ cts 社から市販されている、〜50μmの粒径の高純度セルロースファイバーで ある;セルロースアセテートプロピネートは、Eastman Chemical社から市販され ているTENITITE Propinate Formula 360(流通名H4)である。 上記表3に示すように、許容され得るフィルムは、TPIと他の様々な生分解 性ポリマーとの混合物から製造され得る。TPIと、ポリ(ビニルアルコール) 、セルロース、及びセルロースアセテートプロピネートとの混合物から得られる 許容され得るフィルムは、試験された割合では製造されていないが、許容可能な フィルムはこれら混合物から、特にTPIの高いレベルにおいて製造され得るこ とが予想される。 A)溶融押出フィルム混合物 1)シス−1,4−ポリイソプレンが混合されたトランス−1,4−ポ リイソプレン 75重量%のトランス−1,4−ポリイソプレン及び25重量%のシス−1, 4−ポリイソプレン(TPI/CPI)を含む溶融押出フィルムが、単一ストラ ンド水平捧押出ダイ及び0.125インチの直径のノズルが装備された、例1に 記載した一軸スクリュー押出機を用いて、トータルで約800グラムの2つのポ リマーを溶融配合することにより製造される。押出機の温度プロファイルは、第 1の加熱区域での150℃から、ダイ付近の排出端の第2の加熱区域での160 ℃、第3の加熱区域での150℃まで変わる。スクリュー速度は30rpmに保 たれる。溶融ストランドは、およそ0.125インチの長さのペレットに裁断さ れるペレット製造機Berlyn Model PEL-2に入る前に、冷却され、約15℃のウォ ーターバスで固化される。 押出フィルムは、配合されたペレットから、0.04インチのダイギャップを 有する6インチの幅の水平シートダイが装備された、例2に記載した二軸スクリ ュー押出機を用いて製造される。第1の加熱区域の温度は130℃に、第2の加 熱区域は150℃に、及び第3の加熱区域は160℃に保たれる。ダイは150 ℃に保たれ、スクリュースピードは15rpmで一定に保たれる。溶融したフィ ルムは、ダイからPostexシート引取機構へと通過させられ、そこでそれは冷却さ れ、紙管に集められる。スタックロールは、水道水で約15℃に冷却される。引 取スピードは、約4.5インチの幅と0.002インチの厚さのフィルムを提供 するように調節される。 2)Mater-Bi AF05H と混合されたトランス−1,4−ポリイソプレン 70重量%の再ペレット化されたトランス−1,4−ポリイソプレン(例1を 参照のこと)及び30重量%のMater-Bi AF05H(浸透性ネットワークをベースと する澱粉)を含む溶融押出注型フィルム混合物(TPI/澱粉)は、単一ストラ ンド水平棒押出ダイ及び0.125インチの直径のノズルが装備された、例2に 記載した二軸スクリュー押出機を用いて、トータルで約800グラムのポリマー を溶融配合することにより製造される。第1の加熱区域の温度は120℃に、第 2の加熱区域では140℃、及び第3の加熱区域では150℃に保たれる。ダイ は140℃に保たれ、スクリュー速度は35rpmで一定に保たれる。溶融スト ランドは、およそ0.125インチの長さのペレットに裁断するペレット製造機 Berlyn Model PEL-2に入る前に、冷却され、約15℃のウォーターバスで固化さ れる。 押出フィルムは、配合されたペレットから、0.04インチのダイギャップを 有する6インチの幅の水平シートダイが装備された、二軸スクリュー押出機Haak e Rheomix TW-100を用いて製造される。第1の加熱区域の温度は120℃に、第 2の加熱区域は140℃に、及び第3の加熱区域は150℃に保たれる。ダイは 140℃に保たれ、スクリュースピードは20rpmで一定に保たれる。溶融し たフィルムは、ダイからPostexシート引取機構へと通過させられ、そこでそれは 冷却され、紙管に集められる。スタックロールは、水道水で約15℃に冷却され る。引取スピードは、約4.5インチの幅と0.002インチの厚さのフィルム を提供するように調節される。 引張試験が2インチ毎分のクロスヘッド速度で、及び引裂試験が10インチ毎 分のクロスヘッド速度で行われる。その結果を、以下の表7に示す。 例5:ポリマーの生分解能 代表的なポリマーが、Sturm 試験のために提示される(ペンシルバニア州West on Labs)。これら試験の結果を、以下の表8に示す。 グルコース(サンプル1)は、非常に急速に生分解する低分子量物質を表す正 の照査基準である。ポリビニルアルコール(サンプル2)は、一般的に生分解性 であるとみなされる参照用ポリマーである。シス−1,4−ポリイソプレン(サ ンプル3及び4)は、比較用である。 この試験において配置されたサンプルの表面領域は決定されなかったことを記す ことは重要である。この試験の生分解速度はサンプルの表面領域によりある程度 影響されるので、様々なポリマーの異なる無機化のレベルは、必ずしもそれらの 相対的な生分解能と相関する訳ではない。例えそうでも、90日間で無機化が5 %を超えるいずれの材料も本質的に生分解性であると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E02D 3/00 102 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KZ,RU,TJ,TM),A L,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR,BY ,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES, FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 メリック、デイビッド・ハリー アメリカ合衆国、オハイオ州 45014、フ ェアフィールド、シャーウッド・ドライブ 1458

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (1)1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3− ブタジエン、2−メチル−3−エチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−3− プロピル−1,3−ブタジエン、2−フェニル−1,3−ブタジエン、2,3− ジフェニル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3 −ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3− エチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ペンタジ エン、1,3−ヘキサジエン、ベータ−ミルセン、オシメン、及びそれらの混合 物からなる群より選ばれる70から100モル%の、好ましくは80から100 モル%の、最も好ましくは90から100モル%の1,3−ジエン、及び (2)30モル%以下の、好ましくは0から20モル%の、最も好まし くは0から10モル%の他の相溶性コモノマー を含むモノマー成分をポリマー化することにより製造され、少なくとも20,0 00の、好ましくは50,000から1,000,000の、最も好ましくは2 00,000から約600,000の重量平均分子量を有する熱可塑性トランス −ポリマーを少なくとも部分的に具備することを特徴とし、 流体透過性使い捨て吸収用品のトップシート、使い捨て吸収用品のバックシー ト、不織布、熱結合性二成分ファイバー、接着テープ基材、積層品、手術用スポ ンジ、タンポンアプリケータ、使い捨て注射器、玩具、バッグ、容器、それぞれ が弛緩可能に容器を締めることが可能な連結された複数の環状部を具備する運搬 容器、使い捨て衣料袋、使い捨て手術用ドレープ、農業用マルチ、種、殺虫剤、 または除草剤を包含する農業用製品、及び発泡プラスチック製品からなる群より 選ばれる生分解性の物品。 2. 前記物品が、流体透過性使い捨て吸収用品のトップシート、使い捨て吸収 用品のバックシート、不織布、熱結合性二成分ファイバー、積層品、タンポンア プリケータ、及び農業用マルチからなる群より選ばれることを特徴とする請求項 1に記載の物品。 3. a.(1)1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3 −ブタジエン、2−メチル−3−エチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−3 −プロピル−1,3−ブタジエン、2−フェニル−1,3−ブタジエン、2,3 −ジフェニル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1, 3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3 −エチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ペンタ ジエン、1,3−ヘキサジエン、ベータ−ミルセン、オシメン、及びそれらの混 合物からなる群より選ばれる70から100モル%の、好ましくは80から10 0モル%の、最も好ましくは90から100モル%の1,3−ジエン、及び (2)30モル%以下の、好ましくは0から20モル%の、最も好ま しくは0から10モル%の他の相溶性コモノマー を含むモノマー成分をポリマー化することにより製造され、少なくとも20,0 00の、好ましくは50,000から1,000,000の、最も好ましくは2 00,000から約600,000の重量平均分子量を有する、20から99重 量%の、好ましくは30から95重量%の、最も好ましくは50から90重量% の熱可塑性トランス−ポリマー、及び b.約1から80重量%の、好ましくは0から20重量%の、最も好まし くは0から10重量%の他の生分解性成分 を具備することを特徴とする生分解性ポリマー含有組成物。 4. 流体透過性使い捨て吸収用品のトップシート、使い捨て吸収用品のバック シート、不織布、熱結合性二成分ファイバー、接着テープ基材、積層品、手術用 スポンジ、タンポンアプリケータ、使い捨て注射器、玩具、バッグ、容器、それ ぞれが弛緩可能に容器を締めることが可能な連結された複数の環状部を具備する 運搬容器、使い捨て衣料袋、使い捨て手術用ドレープ、農業用マルチ、種、殺虫 剤、または除草剤を包含する農業用製品、及び発泡プラスチック製品からなる群 より選ばれることを特徴とし、請求項3に記載の組成物から製造される生分解性 の物品。 5. I. 流体透過性トップシート、 II. バックシート、及び III. 前記トップシートとバックシートとの間に配置された吸収体コア を具備し、 IV. 前記トップシート及びバックシートの少なくとも一方が、 A.(1)1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1, 3−ブタジエン、2−メチル−3−エチル−1,3−ブタジエン、2−メチル− 3−プロピル−1,3−ブタジエン、2−フェニル−1,3−ブタジエン、2, 3−ジフェニル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1 ,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル− 3−エチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ペン タジエン、1,3−ヘキサジエン、ベータ−ミルセン、オシメン、及びそれらの 混合物からなる群より選ばれる70から100モル%の、好ましくは80から1 00モル%の、最も好ましくは90から100モル%の1,3−ジエン、及び (2)30モル%以下の、好ましくは0から20モル%の、最も好 ましくは0から10モル%の他の相溶性コモノマーを含むモノマー成分をポリマ ー化することにより製造され、少なくとも20,000の、好ましくは50,0 00から1,000,000の、最も好ましくは200,000から約600, 000の重量平均分子量(Mw)を有する熱可塑性トランス−ポリマー、または B.(1)20から99重量%の、好ましくは30から95重量%の、 最も好ましくは50から90重量%の前記トランス−ポリマー、及び (2)約1から80重量%の、好ましくは5から70重量%の、最 も好ましくは10から50重量%の他の生分解性成分の組み合せ から製造されるフィルムまたは不織布であることを特徴とする吸収用品。 6. A.(1)1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1, 3−ブタジエン、2−メチル−3−エチル−1,3−ブタジエン、2−メチル− 3−プロピル−1,3−ブタジエン、2−フェニル−1,3−ブタジエン、2, 3−ジフェニル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1 ,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル− 3−エチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ペ ンタジエン、1,3−ヘキサジエン、ベーターミルセン、オシメン、及びそれら の混合物からなる群より選ばれる70から100モル%の、好ましくは80から 100モル%の、最も好ましくは90から100モル%の1,3−ジエン、及び (2)30モル%以下の、好ましくは0から20モル%の、最も好 ましくは0から10モル%の他の相溶性コモノマーを含むモノマー成分をポリマ ー化することにより製造され、少なくとも20,000の、好ましくは50,0 00から1,000,000の、最も好ましくは200,000から約600, 000の重量平均分子量(Mw)を有する熱可塑性トランス−ポリマー、または B.(1)20から99重量%の、好ましくは30から95重量%の、 最も好ましくは50から90重量%の前記トランス−ポリマー、及び (2)約1から80重量%の、好ましくは5から70重量%の、最 も好ましくは10から50重量%の他の生分解性成分の組み合せ から製造されることを特徴とする生分解性カバーを、地面に適用する工程を具備 する、地面への一時的なカバーの適用方法。 7. A.(1)1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1, 3−ブタジエン、2−メチル−3−エチル−1,3−ブタジエン、2−メチル− 3−プロピル−1,3−ブタジエン、2−フェニル−1,3−ブタジエン、2, 3−ジフェニル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1 ,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル− 3−エチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ペン タジエン、1,3−ヘキサジエン、ベーターミルセン、オシメン、及びそれらの 混合物からなる群より選ばれる70から100モル%の、好ましくは80から1 00モル%の、最も好ましくは90から100モル%の1,3−ジエン、及び (2)30モル%以下の、好ましくは0から20モル%の、最も好 ましくは0から10モル%の他の相溶性コモノマーを含むモノマー成分をポリマ ー化することにより製造され、少なくとも20,000の、好ましくは50, 000から1,000,000の、最も好ましくは200,000から約600 ,000の重量平均分子量(Mw)を有する熱可塑性トランス−ポリマー、また は B.(1)20から99重量%の、好ましくは30から95重量%の、 最も好ましくは50から90重量%の前記トランス−ポリマー、及び (2)約1から80重量%の、好ましくは5から70重量%の、最 も好ましくは10から50重量%の他の生分解性成分の組み合せ から製造される包装材料に包装された包装製品。 8. A.(1)1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1, 3−ブタジエン、2−メチル−3−エチル−1,3−ブタジエン、2−メチル− 3−プロピル−1,3−ブタジエン、2−フェニル−1,3−ブタジエン、2, 3−ジフェニル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1 ,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル− 3−エチル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−3−プロピル−1,3−ペン タジエン、1,3−ヘキサジエン、ベータ−ミルセン、オシメン、及びそれらの 混合物からなる群より選ばれる70から100モル%の、好ましくは80から1 00モル%の、最も好ましくは90から100モル%の1,3−ジエン、及び (2)30モル%以下の、好ましくは0から20モル%の、最も好 ましくは0から10モル%の他の相溶性コモノマーを含むモノマー成分をポリマ ー化することにより製造され、少なくとも20,000の、好ましくは50,0 00から1,000,000の、最も好ましくは200,000から約600, 000の重量平均分子量(Mw)を有する熱可塑性トランス−ポリマー、または B.(1)20から99重量%の、好ましくは30から95重量%の、 最も好ましくは50から90重量%の前記トランス−ポリマー、及び (2)約1から80重量%の、好ましくは5から70重量%の、最 も好ましくは10から50重量%の他の生分解性成分の組み合せ を発泡することを具備することを特徴とする生分解性発泡プラスチックの製造方 法。 9. 前記1,3−ジエンが、イソプレン、1,3−ブタジエン、及び2,3− ジメチル−1,3−ブタジエンからなる群より選ばれることを特徴とする、請求 項1から8のいずれかに記載の物品、組成物、製品、または方法。 10. 前記1,3−ジエンがイソプレンであることを特徴とする請求項9に記載 の物品、組成物、製品、または方法。 11. 前記生分解性成分が、ポリビニルアルコール、加水分解性脂肪族ポリエス テル、加水分解性脂肪族ポリウレタン、シス−ポリイソプレン、シス−ポリブタ ジエン、ポリ(カプロラクトン)、ポリ(乳酸)、ポリ(ヒドロキシアルカノエ ート)、天然ゴム、ガタパーチャ、バラタ、デキストラン、キチン、キトサン、 セルロース、セルロースエステル、澱粉、及びそれらの混合物からなる群より選 ばれる生分解性ポリマーを具備することを特徴とする、請求項3から8のいずれ かに記載の物品、組成物、製品、または方法。 12. 前記生分解性ポリマーが澱粉であることを特徴とする請求項11に記載の 物品、組成物、製品、または方法。 13. 前記生分解性ポリマーがシス−ポリイソプレンであることを特徴とする請 求項11に記載の物品、組成物、製品、または方法。
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