JPH0586226A - 易崩壊性組成物 - Google Patents

易崩壊性組成物

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JPH0586226A
JPH0586226A JP27734791A JP27734791A JPH0586226A JP H0586226 A JPH0586226 A JP H0586226A JP 27734791 A JP27734791 A JP 27734791A JP 27734791 A JP27734791 A JP 27734791A JP H0586226 A JPH0586226 A JP H0586226A
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    • C08L29/02Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
    • C08L29/04Polyvinyl alcohol; Partially hydrolysed homopolymers or copolymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エチレン含有量3〜24モル%のエチレン−
ビニルアルコール共重合体および多糖類からなる易崩壊
性組成物。 【効果】 本発明の組成物は易崩壊性が優れており、フ
ィルム成形時の延展性が優れている。さらに本発明の組
成物から得られる成形物は使用後廃棄物として土中に埋
め立てた場合、微生物により速やかに崩壊をうけ、その
形状、強度などが消失する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム溶融成形時の
延展性に優れた易崩壊性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に合成高分子は高度の材料特性をそ
なえ加工性に優れしかも安価であるため、あらゆる分野
で広く利用されている。しかしその成形品はかさ高く、
自らの耐久性のため投棄あるいは埋め立てしても自然に
崩壊せず、また焼却すれば発熱量が高いため、焼却設備
をいためるなど、最近プラスチック廃棄物の処理法が問
題となっている。そのため光あるいは微生物などによっ
て、部分的に分解させることにより、該プラスチック廃
棄物のかさ高さを減少させ、廃棄物の処理設備あるいは
埋め立て地を有効に利用する研究がなされてきた。
【0003】中でも、比較的安価でかつ完全な生物分解
性を有する澱粉を易崩壊性付与剤として、熱可塑性樹脂
にブレンドすることにより、生物崩壊性を有する、熱可
塑性樹脂組成物に関する研究は盛んにおこなわれている
(特開平2−14228号、同3−31333号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
組成物は、易崩壊性が充分でなく、また成形する場合の
延展性に問題があり、薄いフィルムが得られない。
【0005】しかして本発明の目的は、易崩壊性に優れ
た、しかもフィルム成形時の延展性の優れた組成物を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、エチレン含
有量3〜24モル%のエチレン−ビニルアルコール共重
合体(EVOH)および多糖類からなる組成物を提供す
ることによって達成される。
【0007】本発明において、エチレン含量3〜24モ
ル%のEVOHを用いた場合、該EVOHと様々な多糖
類との組成物は、使用に耐え得る機械的強度、並びにフ
ィルム成形時すぐれた延展性を示し、使用後廃棄物とし
て土中に埋め立てた場合、すみやかにその形状、機械的
強度を消失するという易崩壊性を有している。
【0008】EVOHの生物による易崩壊性に関しては
日経ニューマテリアル1990年3月26日号に一部記
載があるし、またEVOHと天然物である澱粉よりなる
樹脂組成物に関しては、特開平2−14228および特
開平3−31333に記載がある。しかしながら従来当
業界にて常識的に用いられてきたEVOHのエチレン含
有量は25モル%以上であり、またこれらの刊行物また
は公報には本発明で特定しているような低エチレン含有
量のEVOHを使用することの具体的な実施例はない。
また上記公報のうち特開平3−31333にはエチレン
含有量10〜90重量%(モル%に換算すると14.9
〜93.4モル%)のEVOHの記載はあるが、とくに
エチレン含有量が25モル%より小さいEVOHが易崩
壊性に優れているとの記載はない。さらに本発明者らの
追試の結果、従来より用いられてきたエチレン含有量2
5モル%以上のEVOHは本発明に記載のEVOHに比
べ崩壊性が著しく低下することがわかった。このことは
後述する比較例からも明らかである。
【0009】本発明においてEVOHのエチレン含有量
としては3〜24モル%であることが重要であり、好ま
しくは3〜20モル%、さらに好ましくは3〜14モル
%、最適には5〜12モル%である。エチレン含有量が
24モル%を越えると本発明の目的とするフィルム成形
時の延展性が得られないし、また易崩壊性も十分でな
い。一方3モル%を下回るとフィルムとして成形したと
き実用に耐え得る十分な強度が得られないし、また易崩
壊性も十分でない。
【0010】EVOHのビニルエステル成分のけん化度
としては50%以上であることが好ましい。また熱安定
性の観点からは80%以上、さらには90%以上である
ことが好ましい。けん化度が50%を下回ると熱安定性
が低下し成形時に多量のゲルが発生するため外観が好ま
しくない。また熱水可溶性の観点からは、けん化度50
〜95%、さらには60〜95%であることが好まし
い。またEVOHとはエチレンとビニルエステルとの共
重合体けん化物であり、ここでビニルエステルとしては
酢酸ビニルが代表例としてあげられるが、他の脂肪酸ビ
ニルエステル(例ピバリン酸ビニルエステル)なども使
用できる。さらにEVOHには本発明の目的が阻害され
ない範囲で、プロピレン等の炭素数3以上のオレフィ
ン、(メタ)アクリル酸、ビニルシラン系化合物(ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランな
ど)、ビニルピロリドン系化合物などの第三成分を共重
合することは自由である。また末端および/または側鎖
に炭素数が4〜50のアルキル基を有するEVOH、水
酸基の一部が酸化されているEVOH、脂肪酸ポリエス
テルがグラフトされているEVOH、末端にイオン性基
(カルボン酸基またはその塩、スルホン酸基またはその
塩、アンモニウム基など)を有するEVOHも例示され
る。またEVOHの固有粘度[溶剤 水/フェノール
15/85(重量比),30℃]は0.05〜0.2リ
ットル/g、好ましくは、0.07〜0.15リットル
/gである。
【0011】本発明に使用されるEVOHは熱水可溶性
であることがEVOHの易崩壊性を促進させる効果があ
りとくに好ましい。ここで熱水可溶性とは95℃の熱水
中に1分間浸漬したとき、実質的に完全に溶解する性質
を意味する。またEVOHは熱可塑性であることが、溶
融成形が可能であることから好ましい。
【0012】本発明のEVOHと多糖類の各成分の配合
量はEVOH1〜99重量部および多糖類99〜1重量
部である。EVOHが1重量部以下、あるいは多糖類が
99重量部を越えると、廃棄物として投棄後、微生物に
よる十分な易崩壊性樹脂が得られない。好適な配合量と
してはEVOH10〜90重量部、多糖類90〜10重
量部である。
【0013】本発明において用いられる多糖類として
は、澱粉、セルロール、キチン、キトサン、ヘミセルロ
ース、ペクチン、プルラン、寒天、アルギン酸、カラギ
ーナン、デキストランなどがあげられるが、これらのう
ち澱粉が成形性、崩壊性の点で好ましい。澱粉として
は、とうもろこし、馬鈴薯などの生澱粉、これらに物理
的あるいは化学的処置を施した化工澱粉(テキストリ
ン、酸化澱粉、エステル化澱粉、エーテル化澱粉、カチ
オン化澱粉など)などが用いられる。
【0014】本発明の組成物は、後述する実施例からも
明らかなように、従来のエチレン含量の高いEVOHを
澱粉に配合した組成物にくらべ、フィルムの延展性が優
れている。
【0015】また本発明の組成物には、樹脂の成形加工
性、可とう性をさらに増すために、他の添加剤、たとえ
ば、水、グリセリンなどの可塑剤を加えることは自由で
ある。可塑剤の例としてはポリエチレングリコール、エ
チレングリコール、ジグリセリン、グリセリン、1,3
−および1.4−ブタンジオール、1,2−プロピレン
グリコール、ソルビトール、ε−カプロラクタム、尿
素、トルエンスルホン酸アミド、ラウリルアミド、アセ
トアミド、ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオ
クチルフタレート、ジブチルフタレート、水などから選
ばれる1種あるいは2種以上が混合して用いられる。好
適にはグリセリン、水、尿素などが用いられる。
【0016】さらに本発明の組成物には発明の効果が阻
害されない範囲で充填剤(タルク、クレー、マイカ、セ
ルロース繊維、PVA繊維など)、熱安定剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、植物油、着色剤などをブレンドする
ことも自由である。
【0017】本発明の組成物を得るための各成分の配合
手段としては、リボンブレンダー、高速ミキサーコニー
ダー、ミキシングロール、押出機、インテンシブミキサ
ー等が用いられる。
【0018】本発明の組成物は周知の押出機、射出成形
機、プレス機などをもちいて任意の成形物(例:フィル
ム、シート、各種容器、各種射出成形品)を得ることが
できるし、または得られたフィルムを延伸することによ
りスプリットヤーンとし、これを織物または編物とする
こともできる。
【0019】成形物の例としては特に制限はないが、あ
る期間使用したのち、廃棄される成形物、たとえば食品
容器としてのカップ、ボトル、トレー、農業用資材とし
てのシート、くい、根おおい(マルチフィルム)、プラ
ンター、農薬・肥料・土壌改良剤等の容器あるいはキャ
リヤー材料、日用品として結束ひも、子供用のおもち
ゃ、ゴミ箱、工業用としてのクッション材、パッキン、
各種コンテナー、コロストミーバッグなどがあげられ
る。
【0020】また該成形品を使用した後、廃棄する場合
には一般のゴミと同様のゴミ集積地に投棄した直後より
崩壊がはじまるが、土中の微生物による崩壊の効果を高
めるために土中への埋め立てによる処理方法が好適であ
る。
【0021】本発明においては、上記組成物層を少なく
とも一層有する多層体として使用することもできる。多
層体とする場合の他の層としては、生分解性樹脂層また
は光分解性樹脂層であることが好ましい。ここで生分解
性樹脂層としては、タンパク質(ゼラチン、コラーゲ
ン)、ポリペプチド、ポリエステル(ポリアジペート、
ポリラクトン、脂肪族ポリエステル、脂肪族ポリエステ
ルアミド)、ポリエーテル、ポリウレタン、ポリスチレ
ン、さらには多糖類(澱粉、セルロース、キチン、キト
サンなど)を含有する熱可塑性樹脂{ポリオレフィン
(ポリエチレンなど)、ポリスチレン、ビニルアルコー
ル系樹脂(エチレン含有量25〜65モル%のEVOH
など)、エチレン−アクリル酸共重合体などの熱可塑性
樹脂に多糖類を配合したものから得られるフィルムまた
はシートが代表的なものとしてあげられる。また光分解
性樹脂層としてはエチレンと一酸化炭素との共重合体、
メチルビニルケトンとエチレン、スチレン、塩化ビニ
ル、メチルアクリレートなどとの共重合体、光分解性マ
スターバッチ(ポリエチレンにメチルビニルケトンと少
量のメチルスチレンをグラフト重合したもの)を配合し
た各種熱可塑性樹脂から得られるフィルムまたはシート
が代表的なものとしてあげられる。また、他の層として
は、セルロース系の紙、不織布、網などもあげらられ
る。
【0022】上記他の層は本発明の組成物層の片面、ま
たは両面に設けることができるし、また他の層の両面に
本発明の組成物層を設けることもできる。これらの多層
体を製造する場合には、必要に応じ接着剤、好ましくは
生分解性接着剤を使用することができる。
【0023】接着剤としてはポリウレタン系樹脂、スタ
ーチ系樹脂およびこれらを含有してなる不飽和カルボン
酸又はその無水物(無水マレイン酸など)をオレフィン
系重合体または共重合体[ポリエチレン{低密度ポリエ
チレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LL
DPE)、超低密度ポリエチレン(SLDPE)}、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アク
リル酸エステル(メチルエステル、またはエチレンエス
テル)共重合体]にグラフトしたものがもちいられる。
これらの接着剤は層間接着剤として、あるいは組成物層
あるいは他層に配合して使用される。
【0024】多層体を得る方法としては、押出ラミネー
ト法、ドライラミネート法、共押出ラミネート法、共押
出シート成形法、共押出パイプ成形法、共射出成形法、
溶液コート法などがあげられる。以下、実施例にてより
詳細な説明を行うが、これにより本発明はなんら限定さ
れるものではない。
【0025】
【実施例】
実施例1 本発明のEVOH単品の易崩壊性を検討した。エチレン
含有量7モル%、けん化度99.7%のEVOHを水/
プロパノール混合溶液を溶媒として濃度10重量%のE
VOH溶液を得た。該溶液を温度75℃に調整した回転
ドラム上に塗布することにより溶媒を蒸発させ厚さ15
μの均一なフィルムを得た。
【0026】該フィルムを15×100mmに切り出
し、95℃に調整した熱水中に1分間浸漬し、熱水溶解
性を調べた。結果を第1に示す。なお熱水溶解性は下記
のように3段階で評価した。 ○・・・完全に溶解する △・・・膨潤し、ばらばらになる ×・・・不変
【0027】該フィルムを0.2g切り出し、これを予
め滅菌したポリビニルアルコール(PVA)0.3%含
有液体培地100ミリリットル(ml)に浸漬した。本
培地にあらかじめPVA0.3%含有液体培地にて3日
間振とうし増殖させたPVA分解性菌液1ミリリットル
(ml)を植菌し、途中PHを7〜7.5に調整しなが
ら2週間振とうし、該フィルムの重量変化を下式より求
め表1に示した。なお振とう条件は120rpm(30
℃)である。
【0028】 重量は、フィルムを20℃、50%RH下に48時間放
置後に測定した値である。
【0029】なお、上記PVA0.3%含有液体培養地
(PH=7.5)の組成は次の通りである。 PVA(重合度1700、けん化度99.9%) 0.3% NH4NO3 0.1% KH2PO4 0.02% K2HPO4 0.1% MgSO4・7H2O 0.02% NaCl 0.01% NaCl2・2H2O 0.01% FeSO4・7H2O 0.001% Peptone 0.005% Y.ext. 0.005% ピロロキノリンキノン 1μg/ml
【0030】実施例2〜3および比較例1〜4 表1に示す以外は実施例1と同じ条件で実施した。結果
を表1に示す。
【0031】実施例4 エチレン含有量10モル%、けん化度90%のEVOH
30重量部ととうもろこし澱粉70重量部、可塑剤とし
てグリセリン20重量部および水20重量部をブレンド
し、スクリュー直径40mm、L/D=26のフルフラ
イト型スクリューを有する一軸押出機を用いて溶融混練
し、押出機の先端に取り付けたペレットダイより押出機
温度180℃にてストランドと化し、引き続きペレタイ
ザーを用いてペレットと化した。
【0032】該ペレットは上記押出機に550mm幅、
リップ開度0.3mmのコートハンガーダイを取り付け
た製膜装置より押出し、直径800mmのキャストドラ
ムを有する引取装置にてフィルムと化した。この時該引
取装置のキャストドラム回転数を順次増速することによ
り得られるフィルムの膜厚は薄くなり、さらに増速する
ことによりやがて破断に至り、それ以上薄いフィルムは
得られなくなる。この破断点におけるフィルムの厚さを
測定し、延展性として表2に示す。
【0033】また上記製膜装置にて製膜した100μの
均一なフィルムをサンプル幅15mm、長さ150mm
に切り出し、引っ張り試験機にてチャック間隔50m
m、引っ張り速度500mm/minにて、破断時の強
度および伸度を測定した。結果を表2に示す。
【0034】易崩壊性に関しては該フィルムを土壌中
(表層下5〜10cm)に埋設し、3ケ月後の該フィル
ムの状態を次の4段階で評価し、結果を表2に示す。 A・・・ひどく損傷 B・・・かなり損傷 C・・・やや損傷 D・・・不変
【0035】実施例5〜6および比較例5〜6 表2に示す以外は実施例4と同じ条件で実施した。結果
を表2に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明の組成物は易崩壊性が優れてお
り、フィルム成形時の延展性が優れている。さらに本発
明の組成物から得られる成形物は使用後廃棄物として土
中に埋め立てた場合、微生物により速やかに崩壊をう
け、その形状、強度などが消失する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 5/06 LAX 7415−4J 5/08 5/14 29/04 LDM 6904−4J (72)発明者 廣藤 俐 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン含有量3〜24モル%のエチレ
    ン−ビニルアルコール共重合体および多糖類からなる易
    崩壊性組成物。
  2. 【請求項2】 エチレン−ビニルアルコール共重合体が
    熱水可溶性である請求項1記載の易崩壊性組成物。
  3. 【請求項3】 エチレン−ビニルアルコール共重合体が
    熱水可溶性で、かつ熱可塑性である請求項1記載の易崩
    壊性組成物。
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