JP2883431B2 - 生分解性多層構造体 - Google Patents

生分解性多層構造体

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【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、自然界で長期間にわたり分解することのな
い合成樹脂による環境破壊、廃棄物処理問題を解決す
る、すなわち土壌などの自然環境下あるいは都市ゴミ
や、下水処理場などの処理法として知られている好気条
件下での急速堆肥処理でも速やかに生分解できるだけで
なく良好な成形性、回収再使用性あるいは優れた強度耐
熱性特性を持ち、かつガスバリアー性の優れた多層構造
体を提供する事にある。
B.従来の技術 従来、食品をはじめ、各種商品を包装するフイルム、
容器、また農業、土木用シート、フイルム、あるいは各
種成形品として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ポリアミドなどの各種プラスチツクが使用さ
れてきた。けれども、これらのものはいずれも土中に埋
めても生分解されず、その廃棄物処理には著しい困難が
生じている。近年これらプラスチツクに生分解性を付与
すべく、例えば生分解性の澱粉をブレンドする方法が世
界中で検討されてはいるが、土中の菌により澱粉は分解
されるが、非分解性の上記各種プラスチツクは力学的強
度は低下しバラバラになるだけであり本質的な解決策と
はいえない。また生分解性を示すプラスチツクとして、
脂肪族ポリエステル、ポリペプチド、セルロース、澱
粉、キトサン、あるいはその変成物などが知られている
が、融点が低かつたり、樹脂の価格が異常に高かつたり
してとうてい汎用樹脂として使用出来るものではなかつ
た。
更に、最近とくに食品包装用資材の廃棄物処理、環境
破壊問題が大きくクローズアツプされており、食品の長
期保存に欠くことの出来ないガスバリアー性が優れ、か
つ生分解性を有する包装用資材の開発が切望されてい
る。
C.発明が解決しようとする課題 本発明は優れた生分解性および力学的強度を有し、さ
らにガスバリアー性を有する多層構造体を提供するもの
である。
D.課題を解決するための手段 本発明者らは種々検討した結果、エチレン含有量20〜
65モル%のエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVO
H)(A)5〜99重量%および脂肪族ポリエステルおよ
び/または脂肪族ポリエステルアミド(B)95〜1重量
%からなる樹脂組成物を用いることにより、上記の目的
物が得られることを見い出した。
まず本発明者らは、EVOHの優れたガスバリアー性、力
学的強度を損なうことなく真の意味での生分解性を有す
る組成物を開発すべく鋭意検討した結果、EVOH(A)40
〜99重量%と脂肪族ポリエステルおよび/またはポリエ
ステルアミド(B)60〜1重量%とからなる組成物が好
適であることを見出だすに至つた。
さらに、また本発明者らは、脂肪族ポリエステルおよ
び/またはポリエステルアミドの優れた生分解性を損な
うことく、力学的強度の優れた組成物を開発すべく鋭意
検討した結果、EVOH(A)5〜40重量%と脂肪族ポリエ
ステルおよび/またはポリエステルアミド(B)95〜60
重量%とからなる組成物が好適であることを見い出すに
至つた。
本発明において、EVOHに脂肪族ポリエステルおよび/
または脂肪族ポリエステルアミドをブレンドすることに
より、EVOHのガスバリアー性、あるいは力学的強度など
物性面で顕著な悪化なしに、EVOHの生分解性が大巾に改
善されることはまさに驚くべき事である。原因は定かで
はないが、脂肪族ポリエステル、あるいはより好適には
ポリエステルアミドはEVOHとの相溶性が非常に良好であ
り、脂肪族ポリエステル、脂肪族ポリエステルアミド共
重合体がEVOHの分子レベルまで貫入しEVOHの微生物分解
速度を大きく早めたものと思われる。
本発明において、EVOH(A)としては、代表的にはエ
チレン−酢酸ビニル共重合体けん化物があげられ、その
エチレンの平均含有量は20〜65モル%、好適には25〜55
モル%、酢酸ビニル成分の平均けん化度は85%以上、好
適には90%以上のものが使用できる。エチレン含有量20
モル%未満では溶融成形性が悪く、一方65モル%以上で
は、ガスバリアー性が不足する。また、けん化度が85%
未満では、ガスバリアー性および熱安定性が悪くなる。
また、該EVOH組成物は本発明の目的が阻害されない範
囲で、他の共単量体、例えば、プロピレン、ブチレン、
不飽和カルボン酸又はそのエステル{(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸エステル(メチル、エチル)な
ど}、ビニルシラン化合物(ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシランなど)、ビニルピロリド
ン(N−ビニルピロリドンなど)を使用することも出来
るし、さらに可塑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、着色剤、フイラー(無機フイラー、例えばタル
ク、クレー、マイカ、シリカ、珪藻土、酸化カリシユ
ム、硫酸バリウム、繊維状フイラーとしてはポリビニル
アルコール系繊維、レーヨン系繊維、ポリエステル、ポ
リオレフイン、ガラス、金属、炭素、液晶系繊維などが
挙げられる)また、他の樹脂(ポリアミド、部分けん化
エチレン−酢酸ビニル共重合体など)をブレンドするこ
とも自由である。また、本発明に用いるEVOHの好適なメ
ルトインデツクス(MI)(190℃、2160g荷重下)は0.1
〜50g/10min.、最適には0.5〜20g/10min.である。
本発明において、脂肪族ポリエステルとしては代表的
には で表されるポリエステル、あるいは[I]と[II]との
共重合体があげられ、なかんずく[I]で表わされるポ
リエステルが好ましい。n、n′はポリエステル中に含
まれるエステルブロツクの平均重合度であり、特に制限
されないが、通常、10〜500、好ましくは10〜400の整数
である。また、m、l、kはメチレン数であり、1〜2
0、好ましくは2〜10、より好適には4〜8である。そ
して、本発明の効果を阻害しない範囲内でメチレン数の
異なる脂肪族ポリエステル、あるいは芳香族ポリエステ
ルをブロツク状、あるいはランダムに共重合することは
自由である。
[I]の代表例としてはポリカプロラクトン、ポリプ
ロピオラクトンがあげられ、また[II]の代表例として
はポリエチレンアジパミド、ポリエチレンアゼレート、
ポリエチレンセバケート、ポリエチレンスベレート、ポ
リエチレンデカメチレートがあげられる。
また、脂肪族ポリエステルアミド(B)としては、代
表的には上記ポリエステル成分[I]および/または
[II]と下記に示すポリアミド成分[III]とのブロツ
ク共重合体またはランダム共重合体があげられる。
式中、Yは一般式 −R4−NHCOR5− または −R6− (式中、R4、R5およびR6はそれぞれ炭素数1〜12のアル
キレン基である。)で表され、pはポリエステルアミド
に含まれるアミドブロツクの平均重合度であり、特に制
限はないが、通常、1〜250、好ましくは1〜100の整数
である。またn/pあるいはn′/pのモル比は95/5〜10/9
0、好適には、90/10〜30/70である。そして、本発明の
効果を阻害しない範囲内でメチレン数の異なる脂肪族ポ
リエステル、あるいは芳香族ポリエステルをブロツク
状、あるいはランダムに共重合することは自由である。
ところで、本発明の脂肪族ポリエステルアミドとして
は、ランダム共重合体あるいはブロツク共重合体どちら
でも特に限定されるものではないが、好適には、脂肪族
ポリエステルと脂肪族ポリアミドを原料として用い、こ
れらをエステル−アミド交換反応をおこなわせる事によ
り得る事が出来る。そして、原料のポリアミドに対して
明確な融点降下を示し、その融点降下の大きいものほ
ど、すなわち、より低分子量のブロツクを多く含むほど
好ましい。
上記(B)のうち脂肪族ポリエステルが強度の点で好
適に用いられる。
本発明において、EVOH(A)と脂肪族ポリエステルお
よび/または脂肪族ポリエステルアミド(B)との混合
比率は(A)が5〜99重量%、(B)が95〜1重量%で
ある。(B)の混合比率が95重量%をこえると優れた力
学的強度が得られないし1重量%未満では優れた生分解
性が得られない。
またEVOH(A)の優れたガスバリアー性および力学的
強度を損なうことなく生分解性を付与するためには、
(A)40〜99重量%、(B)60〜1重量%であり、好適
には(A)50〜95重量%、(B)50〜5重量%である。
また脂肪族ポリエステルおよび/または脂肪族ポリエ
ステルアミドの優れた生分解性を損なうことなく、優れ
た力学的強度を付与するためには、(A)が5〜40重量
%、(B)が60〜95重量%であり、好適には(A)10〜
35重量%、(B)90〜65重量%である。
EVOHと該脂肪族ポリエステルおよび/または脂肪族ポ
リエステルアミドとをブレンドする方法に関しては、特
に限定されるものではないが、両者をドライブレンドし
てそのまま使用する、あるいはより好適にはバンバリー
ミキサー、単軸又は二軸スクリユー押出し機などでペレ
ツト化、乾燥する方法等がある。ブレンドが不均一であ
つたり、またブレンドペレツト化操作時にゲル、ブツの
発生、混入があると加熱延伸成形時EVOH組成物層の破
れ、クラツク、ムラが発生する可能性が大きい。従つ
て、ブレンドペレツト化操作時混練度の高い押出機を使
用し、ホツパー口を窒素シールし、低温で押出しする事
が望ましい。
また、ブレンド、ペレツト化する際、他の添加剤(可
塑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、
フイラー、他の樹脂など)を本発明の目的が阻害されな
い範囲で使用する事は自由である。特に、ゲル発生防止
対策として、ハイドロタルサイト系化合物、ヒンダード
フエノール系、ヒンダードアミン系熱安定剤、高級脂肪
族カルボン酸の金属塩(たとえば、ステアリン酸カルシ
ユウムなど)の一種または二種以上を0.01〜1重量%添
加する事は好適である。
次に、本発明のEVOH組成物は、1)単層フイルム、シ
ート、ヤーンなどの単層成形物、あるいは2)多層構造
体に成形加工される。1)に関しては特に限定されるも
のではなく、通常の溶融押出し成形、湿式成形、乾式成
形法などが用いられる。次に、2)多層構造体に関して
は該EVOH組成物からなる層の少なくとも片面に生分解性
層および/または無機物層を積層することにより得られ
る。ここで生分解性層としては、生分解性樹脂、たとえ
ば上記した脂肪族ポリエステル、脂肪族ポリエステルア
ミド、さらには天然高分子、たとえばスターチ、セルロ
ースなどの多糖類、キチンあるいはその変性物、さらに
はポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂などの熱可
塑性樹脂に生分解性樹脂(スターチなど)などをブレン
ドした組成物などが用いられる。また無機物層として
は、各種金属、たとえばAl、Si、Zn、Fe、Cuなどの層、
さらには各種無機物、たとえばAl2O3、SiO2などの層が
用いられる。また、該EVOH組成物と該熱可塑性樹脂など
とを多層化するために、場合によつて用される接着性樹
脂としては、生分解性を有する樹脂であれば特に限定さ
れるものではないが、ポリウレタン系樹脂、スターチ系
樹脂およびこれらを含有してなる不飽和カルボン酸又は
その無水物(無水マレイン酸など)をオレフイン系重合
体または共重合体[ポリエチレン{低密度ポリエチレン
(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低
密度ポリエチレン(SLDPE)}、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル(メ
チルエステル、またはエチルエステル)共重合体]にグ
ラフトしたものがもちいられる。そして、多層構造体を
得る方法としては、該EVOH組成物と熱可塑性樹脂とをし
ばしば接着性樹脂を介して押出ラミネート法、ドライラ
ミネート法、共押出ラミネート法、共押出シート成形
法、共押出パイプ成形法、共射出成形法、溶液コート法
などにより積層体が得られる。
次いで該単層体あるいは該積層体は真空圧空深絞り成
形、二軸延伸ブロー成形などにより、EVOHの融点以下の
範囲で再加熱し延伸操作を行う方法、あるいは、該積層
体(フイルム又はシート)を二軸延伸機に供し、加熱延
伸する方法、さらにはEVOH組成物と熱可塑性樹脂とを共
射出二軸延伸ブローする方法などがあげられる。
さらに、多層構造体の厚み構成に関しても、特に限定
されるものではないが、成形性およびコスト等を考慮し
た場合、全厚みに対するEVOH層の厚み比率は2〜20%程
度が好適である。また、多層構造体の構成としては、EV
OH組成物層/接着性樹脂層/生分解性層または無機物
層、生分解性層または無機物層/接着性樹脂層/EVOH組
成物層/接着性樹脂層/生分解性層または無機物層が代
表的なものとしてあげられる。両外層に生分解性層また
は無機物層を設ける場合は、それぞれの層の材質は異な
つていてもよいし、また同じものでもよい。無機物層を
設ける場合はガスバリアー性が付与されるとともに廃棄
した場合の土壌の汚染を防ぐことができる。
本発明による組成物およびそれを用いたフイルム、シ
ート、成形物は土壌などの自然環境中で完全に生分解す
るものであり、また、好気性条件下での急速堆肥化処理
でも速やかに生分解することが出来る。そして、該フイ
ルム、シート、成形物は、食品包装分野はもちろんの
事、農林業分野ではマルチフイルム、ハウスフイルム、
苗や植林ようの鉢や紐、農薬や肥料を入れる袋などに、
また土木建築分野においてなどに有効利用される。ま
た、医薬分野では、その生分解性を利用し、手術用の手
袋、糸、体内において薬品を徐々に放出する薬品支持体
として、また、おむつ、生理用品としてなどに利用しえ
る物である。
以下実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、
これによつてなんら本発明が阻害されるものではない。
E.実施例 参考例1 エチレン含有量31モル%、けん化度99.4%、メルトイ
ンデツクス(MI)(190℃、2160g荷重)1.3g./10min.の
EVOH80重量部、ポリカプロラクトン20重量部を二軸スク
リユータイプ、ベント式40Φ押出機に入れ、窒素下、20
0℃で押出しペレツト化を行つた。
該ペレツトを40Φ押出機に入れ、窒素下、200℃で単
層製膜を行い100μのフイルムを得た。
該フイルムを20℃−65%RH下で1週間調湿しフイルム
巾15mm、チヤツク間隔50mm、引張スピード500mm/分で島
津製オートグラフで強伸度、ヤング率の測定をまた、モ
コン社製窒素ガスバリアー測定装置でガスバリアー性の
測定を実施した。さらに、このフイルムを地中に埋め3
か月、6か月、9か月後の状況を観察し生分解性の評価
を行った。結果は表1に示す。
参考例2〜5および比較例1〜4 表1に示す以外は、参考例1と同様の条件で行った。
その結果を表1に示す。
実施例1 参考例1で用いた組成物(ペレツト)を用い、3種5
層共押出装置にかけ、多層シートを作成した。シートの
構成は両最外層はスターチ20重量%含有ポリスチレン樹
脂層(出光石油化学 出光スチロールET−61)が800μ
または接着性樹脂層としては熱可塑性ポリウレタンが各
50μ、さらに中間層には上記EVOH組成物層50μである。
得られたシートを、真空圧空熱成形機にかけ160℃で熱
成形をおこなつた。
得られた成形物は地中に埋め3か月、6か月、9か月
後の状況を観察し生分解性の評価を行つた。結果を表1
に示す。
参考例6、実施例2 表1に示す以外は参考例1と同様の条件で行つた。そ
の結果を表1に示す。
参考例7 エチレン含有量31モル%、けん化度99.4%、メルトイ
ンデツクス(MI)(190℃、2160g荷重)1.3/10min.のEV
OH30重量部ポリカプロラクトン70重量部を二軸スクリユ
ータイプ、ベント式40Φ押出機に入れ、窒素下、200℃
で押出しペレツト化を行つた。
該ペレツトを40Φ押出機に入れ、窒素下、200℃で単
層製膜を行い100μのフイルムを得た。
該フイルムを20℃−65%RH下で1週間調湿しフイルム
巾15mm、チヤツク間隔50mm、引張スピード500mm/分で強
伸度、ヤング率の測定を実施した。また、このフイルム
を地中に埋め3か月、6か月、9か月後の状況を観察し
生分解性の評価を行つた。結果を表2に示す。
参考例8〜11 表2に示す以外は、参考例7と同様の条件で行つた。
その結果を評2に示す。
実施例3 参考例7で用いた組成物(ペレツト)を用い、3種5
層共押出装置にかけ、多層シートを作成した。シートの
構成は両最外層はスターチ20重量%含有ポリスチレン樹
脂層(出光石油化学 出光スチロールET−61)が800μ
また接着性樹脂層としては熱可塑性ポリウレタンが各50
μ、さらに中間層には上記EVOH組成物層50μである。得
られたシートを、真空圧空熱成形機にかけ160℃で熱成
形をおこなつた。
得られた成形物は地中に埋め3か月、6か月、9か月
後の状況を観察し生分解性の評価を行つた。結果は表2
に示す。
実施例4 表2に示す以外は、参考例7と同様の条件で行つた。
その結果を表2に示す。
F.発明の効果 本発明によれば、優れた生分解性および力学的強度を
有し、さらにはEVOH(A)成分の多い系においては優れ
たガスバリアー性を有する多層構造体を得ることができ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 67/02 C08L 67/02 77/06 77/06 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 23/00 - 23/36 B32B 27/00 - 27/42 B32B 33/00 C08L 29/00 - 29/04 C08L 67/00 - 67/02 C08L 77/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン含有量20〜65モル%のエチレン−
    ビニルアルコール共重合体(A)5〜99重量%および脂
    肪族ポリエステルおよび/または脂肪族ポリエステルア
    ミド(B)95〜1重量%からなる生分解性樹脂組成物層
    の少なくとも片面に生分解性層および/または無機物層
    を有する多層構造体。
  2. 【請求項2】エチレン含有量20〜65モル%のエチレン−
    ビニルアルコール共重合体(A)40〜99重量%および脂
    肪族ポリエステルおよび/または脂肪族ポリエステルア
    ミド(B)60〜1重量%からなる生分解性樹脂組成物層
    の少なくとも片面に生分解性層および/または無機物層
    を有する多層構造体。
  3. 【請求項3】エチレン含有量20〜65モル%のエチレン−
    ビニルアルコール共重合体(A)5〜40重量%および脂
    肪族ポリエステルおよび/または脂肪族ポリエステルア
    ミド(B)95〜60重量%からなる生分解性樹脂組成物層
    の少なくとも片面に生分解性層および/または無機物層
    を有する多層構造体。
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