JPH10511715A - 熱可塑性ポリマー組成物及び収縮が低減された部品の成形方法 - Google Patents

熱可塑性ポリマー組成物及び収縮が低減された部品の成形方法

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JPH10511715A JP8519881A JP51988196A JPH10511715A JP H10511715 A JPH10511715 A JP H10511715A JP 8519881 A JP8519881 A JP 8519881A JP 51988196 A JP51988196 A JP 51988196A JP H10511715 A JPH10511715 A JP H10511715A
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ハフ、テレンス
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも約50重量%のポリプロピレン、少なくとも約20重量%のEPゴム等のエラストマー、及び少なくとも約4重量%のプラストマーを含む熱可塑性ポリマー組成物。プラストマーは、好ましくは、約0.915g/cm3未満の密度を有する、単一部位の触媒作用を受けたエチレンを基本とするコポリマーである。組成物中のプラストマーの量を調節することにより、当該組成物を用いて射出成形操作で製造される部品の成形後の収縮について、所望の調節が保証される。組成物は、反応器混合物又は溶融混合物として調製され得る。組成物は、自動車のバンパーや外部装備フェーシア(仕切り板)等の大きな部品の製造において、特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 熱可塑性ポリマー組成物、及びそれらの製造と使用発明の分野 本発明は、一般に、熱可塑性ポリマー組成物及びそれらの製造と使用に関する 。より詳細には、本発明は、組成分布が狭いオレフィンを基本とするプラストマ ーを含む、熱可塑性オレフィン・ポリマー組成物と、そのような組成物の製造及 び使用方法に関する。発明の背景 熱可塑性エラストマー(TPE)は、射出成形プロセスで耐久性ある部品を製 造するに際して特に有用なポリマーの、重要な一種である。典型的なTPE構造 は、その中に埋め込まれたエラストマー成分の不連続なドメインを有する、プラ スチック成分のマトリックスである。この構造のために、硬化されたエラストマ ーに似た挙動を有するが、プラスチック成分の軟化点を超える温度で塑性流れを 行うという利点がある複合材料が生じる。これにより、TPEは、熱可塑性射出 成形で作られる部品において使用され得る。そのような成形プロセスは、一般的 に、従来の硬化されたエラストマーでは実用的ではない。それは、当該エラスト マーが、高温で塑性流れをしないためである。 熱可塑性オレフィン・エラストマー(TPO)は、オレフィン・ポリマーが支 配的又は全体的にその基本である、TPEの一種である。典型的なTPEは、ポ リオレフィン・プラスチック(典型的にはポリプロピレン)とオレフィン・コポ リマー・エラストマー(OCE)(典型的にはエチレン・プロピレン・ゴム)と の溶融混合物又は反応器混合物である。ポリオレフィン・プラスチックは、TP Oに、その樹脂の典型的な性質である耐熱性と剛性を付与し、一方、当該エラス トマーは、可撓性、レジリエンス及び靭性を提供する。 TPOは、自動車用途の車体部品等の可撓性構造物の製造に、特によく適合す る。主たる自動車用途には、バンパー・カバー、外部フェーシア(仕切り板)、 空気ダム(せき板)及び他の装備品、ダッシュボード・スキン及びエアバッグ・ カバーがある。そのような用途において非常に望ましい物性を有する種々のTP O処方が、入手可能である。TPOは、射出成形され得るために、自動車用途に 必要な大量生産製品用として特に魅力的である。 TPOの(且つ、実際、TPEでは一般的な)一つの短所は、大部分の射出成 形プロセスにおいて、それらが、著しい成形後収縮を示すことである。大部分の TPO処方では、典型的な射出成形操作における線収縮は、1.0〜2.0%の 範囲内である。これは、一般的には、完成品の性質に何らの低下を引き起こさな い。しかし、これには、寸法許容差が重要な用途では、所要の正確な寸法の完成 品を生産するためには、金型は、TPO処方及び特定の成形操作(例えば、金型 からの取り出し前になされる冷却の程度)に適合されねばならないという意味が ある。この収縮の問題は、製造者が、あるTPO処方及び成形プロセスに適合す る金型を製造し、その後、異なるTPO処方に替える又はプロセスを変える(例 えば、冷却速度の増加)ことを望む場合に、特にやっかいである。変更により、 収縮度の変化がもたらされ得、その結果、寸法許容度の範囲外の部品が生産され る。 この問題の一つの解決法は、TPO組成物に、収縮の調節を助ける添加剤を用 いることである。タルク及び他の無機粒状物質は、時々、この目的のために用い られる。そのような収縮調節用添加剤は、しかしながら、欠点をももたらす。そ れらの添加剤は、完成された部品の可撓性を低減させ、靭性を低下させ、且つ表 面仕上げ状態を低下させる傾向にある。 収縮調節剤の替わりとなるのは、TPOの処方を替え、エラストマー成分の含 有量をプラスチック成分に比べて増やすことである。これには、幾つかの欠点が ある:1)エラストマーは、一般に、混合物中の最も高価な成分であるから、こ れは、TPOのコストを上昇させる;2)エラストマー含有量の増加は、組成物 の溶融流れ挙動を低下させる;及び3)エラストマー含有量の増加につれて、プ ラスチック成分中へのエラストマーの分散がだんだんと困難になる。 収縮が少なく、しかし、加工上の困難を導かず、完成品の物性を大きく低下さ せず且つコストを上昇させない組成物を生じる、TPO及び他の熱可塑性ポリオ レフィンのための処方を開発するのが望ましい。発明の概要 本発明者らは、あるポリオレフィン組成物にプラストマーを加えることにより 、射出成形用途において、成形後収縮が低減された混合物が得られることを発見 した。プラストマーの導入を通じて収縮を調節するというこの能力は、相対的に 高い曲げ弾性率を有するプロピレンを基本とするTPOにおいて、最も著しいと 考えられる。この用途に好ましいプラストマーは、密度が0.87〜0.90g /cm3の範囲内の、メタロセンの触媒作用を受けたエチレンを基本とするコポ リマーである。 無機充填剤物質は、更なる収縮の調節をもたらすため、及び、プラストマーを 加えることによって一般的にもたらされる曲げ弾性率の低下を和らげるために、 添加され得る。 本発明は、TPOの収縮調節に最も有益であるように見えるが、本発明は、収 縮調節を行うことが望ましい射出成形及び他の用途にて用いられる、アイソタク チック・ポリプロピレン・ホモポリマー、ランダム・ポリプロピレン・コポリマ ー、耐衝撃性ポリプロピレン・コポリマー及び他の熱可塑性プラスチックの収縮 の調節にも有用である。好適な実施態様の説明 序説 本発明は、熱可塑性オレフィン・エラストマー組成物(“TPO”)、耐衝撃性 コポリマー組成物(“ICP”)及びある種の他の熱可塑性プラスチックの改良 に関する。これらの改良されたTPO及びICPは、ある特定の低い成形後収縮 度を達成することが望ましい射出成形用途に、特に有用である。以下は、本発明 の範囲内のある好適な組成物、これらの組成物を製造するための好適な方法、及 びこれらの組成物の好適な用途についての詳細な説明である。当業者は、本発明 の範囲からはずれることなしに、これらの好適実施態様に対して、多くの修飾が なされ得ることを正しく認識するであろう。例えば、組成物の性質は、射出成形 用途において例示されるが、当該組成物には他の用途もある。また、本発明は、 主にTPOに関連して例示されるけれども、本発明は、収縮が問題である用途に おいて用いられる、ICP、ポリプロピレンRCP及び他の熱可塑性プラスチッ クにも適用可能であることが理解されるであろう。本発明者らの説明が具体的で ある場合において、その説明は、単に、本発明のある好ましい実施態様を説明す る目的で行われているのであり、本発明をこれらの実施態様に限定するものと理 解すべきではない。 本発明者らは、TPO及び他の熱可塑性組成物に、相対的に少量のプラストマ ー(以下に定義する)を含ませることにより、かなり改良された組成物が得られ ることを発見した。これらの組成物の主たる利点は、プラストマーを適度に含ま せることにより、その組成物を用いて射出成形プロセスで製造される部品の成形 後収縮が、驚くほど大きく低減されることにある。本発明者らは、所定の基本樹 脂及び所定の成形操作について、収縮度が、組成物中で用いられるプラストマー の量に直接関連することを見出した。これにより、樹脂業者は、顧客が望む成形 後収縮度が如何なるものであろうとも、その収縮度を有するように適合された組 成物を提供できる。0.87〜0.90g/cm3の範囲内の密度を有する、メ タロセンの触媒作用を受けたポリエチレン・コポリマーは、本発明での使用に好 適なプラストマーである。収縮調節が、本発明の唯一の利点ではない。プラスト マーを含ませることにより、低温での衝撃強さも高められ、且つ、他の利点も提 供される。 本発明の他の重要な側面は、タルク等の従来の収縮調節剤と共に、プラストマ ーが使用され得ることにある。その結果得られる組成物では、そのような充填剤 が大量に用いられる場合に一般的に起こる物性の低下を、相当程度避けつつ、安 価な充填剤によって提供される大きなコスト節約効果が得られる。基本となるTPOの組成及び製造 この説明及び付随する請求の範囲では、“熱可塑性オレフィン・ポリマー” (“TPO”)という用語は、実質的に熱可塑性で、40,000〜180,000psi(276 〜1240MPa)の範囲内の曲げ弾性率を有する、ポリプロピレンとゴムの混合物 を意味する。最も典型的には、TPOは、50〜80重量%の範囲内のポリプロ ピレン含有量と15〜50重量%の範囲内のゴム含有量とを有する。ポリプロピ レンは、ホモポリプロピレン、プロピレンを基本とするコポリマー又はこれら二 種の組み合わせであることができる。この説明及び付随する請求の範囲で使用す る場合、“ポリプロピレン”という用語は、プロピレン含有量が少なくとも80 重量%の、プロピレンを基本とするいずれかのポリマーを意味すると定義される 。多くの用途において、ポリプロピレン相が連続しているかあるいはほぼ連続し ているのが望ましい。ゴム相は、ポリプロピレン相の至る所に分散された不連続 ドメイン中に存在する。最も一般的には、ゴムは、エチレン・プロピレン・ゴム 又はエチレン・プロピレン三元共重合ゴムである。しかし、他のゴム組成物も使 用され得る。この説明及び付随する請求の範囲で使用する場合、“エラストマー ”という用語は、低いガラス転移温度(典型的には−35℃以下)を有する本質 的に非晶質のいずれかのポリマー成分を意味する。基本のTPOは、追加のオレ フィン・ポリマー、充填剤、着色剤、安定化剤及び改質剤を含有することもでき る。TPOの組成及び性質に関する更なる詳細は、米国特許第3,806,588 号、同 第4,143,099 号、同第5,023,300 号及び同第5,210,139 号に記載されており、そ れらすべては、米国特許実務のために、ここに援用される。 基本となるTPOの製造方法は、本発明では重要ではない。TPOは、従来の 個々の成分の溶融混合によって、“反応器混合”によって、これらの二つの方法 の組み合わせによって、あるいは、実質的に連続するポリプロピレン・マトリッ クス中における不連続のエラストマー部分の分散を達成する他の手段によって、 製造され得る。 基本となるTPOの好ましい製造方法では、反応器中で行われる最初のバルク 液相重合工程において、ランダム・プロピレン−エチレン・コポリマーが製造さ れる。いくつかのプロセスでは、この工程のために、複合式反応器が使用され得 る。コポリマーは、好ましくはエチレンが約3重量%であり、非常に高い分子量 、好ましくは約500,000を超えるMv(粘度平均分子量)を有する。 バルク液相重合工程の生成物は、その後、60重量%EPエチレン・エラストマ ーが製造される気相反応器に供給される。そのプロセスは、プロピレン−エチレ ン・コポリマーに対するEPエラストマーの付加が、エラストマーとコポリマー の合計重量を基準として、18〜28重量%、好ましくは約20〜26重量%の 範囲内となるように調節される。押出機中で行われる次の押出し工程において、 ビスブレーキングを生じさせるために、この粒状反応器生成物に、安定化剤及び 過酸化物が添加される。過酸化物の量と押出機操作条件は、押出された反応器T POが、所望の溶融流量を有するように調節される。重合工程での製造では、非 常に高い分子量を保持し、且つ、その後の押出し工程では、より低分子量の生成 物が生じるようにコポリマーのビスブレーキングを行うことにより、液相重合工 程における堆積物の発生の可能性を避けて、所望の溶融流量の反応器TPOが、 効率的に製造され得る。所望量のプラストマー(以下により十分に記載する)が 、押出し機の供給部分にて添加され得る。反応器TPOの製造の更なる詳細は、 先に引用した米国特許第5,023,300 号及び同第5,210,139 号中に教示される。プラストマー及びそれらのTPOとの混合 好適な実施態様においては、本発明のTPOは、約2〜40重量%、より好ま しくは3〜20重量%、なお一層好ましくは4〜15重量%、最も好ましくは5 〜12重量%の範囲内で、プラストマーを含む。ここでの適用の目的のために、 “プラストマー”という用語は、約0.86〜0.915g/cm3の範囲内の 密度を有する、エチレンを基本とするコポリマーを意味する。多くの実施態様に おいては、プラストマー樹脂の取り扱い易さを保持しつつ、密度が最も低いプラ ストマーを用いることが望ましい。暖かな気候では、所望のメルトインデックス を有し、密度がより低い樹脂の常温流れによる、樹脂の冷蔵保存の必要性を避け るために、しばしば、密度が約0.890超のものを用いるのが望ましい。プラ ストマーの好ましいメルト・インデックス範囲は、約0.5〜40g/10分の 範囲内であり、1.0〜10g/10分が最も好ましい。いくつかの用途におい ては、基本となるTPO混合物のメルト・インデックスに近いメルト・イン デックスを有するプラストマーを選択することが望ましい。 本発明での使用が好ましいプラストマーは、メタロセン触媒を用いて製造され たものである。最も好ましいものは、Exact(エグザクト)の商標で販売さ れており、テキサス州ヒューストンのエクソン・ケミカル社から入手可能な、エ チレンを基本とするコポリマーのプラストマーである。これらのプラストマーは 、ポリプロピレンによりよく分散するために、プラスチック様の分子量を有する 。それらはまた、TPOの性質に悪影響を及ぼし得る打ち粉(外部において)及 び加工助剤(内部において)を含まない。本発明はまた、ミシガン州ミッドラン ドのダウ・ケミカル社から入手可能な、メタロセンの触媒作用を受けたプラスト マーの一種であるEngage(エンゲージ)(商標)を用いて実施され得る。 メタロセンの触媒作用を受けたプラストマーは、分子量分布が狭いこと(典型的 には1.8〜3.5の範囲内)、灰分含有量が低いこと、及び組成分布が狭いこ とによって特徴付けられる。 組成分布とは、ポリマー分子間のコモノマー含有量の変化の程度をいう。組成 分布の一つの基準は、コモノマー平均含有量の±25%以内のコモノマー含有量 を有する分子すべての画分の程度を示す、組成分布幅指標又は“CDBI”であ る。CDBIは、昇温溶出分画法(temperature rising elution fractionation techniques)を用いて測定され得る。CDBI及びその一つの測定法の更なる詳 細は、優先日が1993年5月13日の欧州特許出願第 061,929 号中に述べら れる。 本発明での使用が好ましいプラストマーは、少なくとも45%、好ましくは少 なくとも50%、より好ましくは少なくとも60%、最も好ましくは70%超の CDBIを有する。それらのプラストマーは、4.0未満、好ましくは1.7〜 3.5の範囲内、より好ましくは1.8〜3.0の範囲内、最も好ましくは1. 9〜2.8の範囲内のMWDを有する。それらは、0.865〜0.92g/c m3の範囲内、好ましくは0.87〜0.91g/cm3の範囲内、より好ましく は0.88〜0.905g/cm3の範囲内、最も好ましくは0.885〜0. 900g/cm3の範囲内の密度を有する。好ましいコモノマーは、ブテン−1 、ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1及び4−メチ ルペンテン−1等の非環状モノオレフィン類である。しかしながら、環状モノオ レフィン類と、線状及び環状の両者のジエン類も、使用され得る。いくつかの用 途においては、エチレン/α−オレフィン/ジエン三元共重合体の使用が望まし い。これは、完成品のゴム相中において、官能化反応又は架橋を行うことができ る不飽和部を有するプラストマーを提供するという点で、有利である。 プラストマーをTPOに混合する方法は、プラストマーがTPOの少なくとも ゴム成分の至る所によく分散される限り、重要ではない。反応器TPOに関して は、ペレット製造押出し機の直ぐ上流でプラストマー・ペレットを添加すること によって、プラストマーは混合され得る。替わりに、プラストマーは、TPO製 造業者によって、又はTPOの製造後の配合工程において配合業者によって、あ るいは最終製品を二次加工する前の混合プロセスにおいて加工業者によって、添 加され得る。TPO配合物に関しては、溶融混合の際にプラストマーが添加され 得る。替わりに、プラストマーは、ゴム成分と予備混合されることができ、その ゴム−プラストマー混合物が、後に、TPO配合物の製造の際に、ポリプロピレ ンと配合される。本発明のTPO組成物の性質及び用途 プラストマーのTPO組成物への添加により、多くの性質上の利点が付与され る。以下にかなり詳細に議論するように、重要な利点の一つは、成形後収縮が低 減されることである。他の利点には、低温衝撃強さの増強、表面光沢及び外観の 改良、レジリエンスの改良及び不透明度のある程度の低減が含まれる。プラスト マーは、また、TPOの曲げ弾性率の著しい低下をもたらし、それは、多くの用 途において有利である。いくつかの用途においては、プラストマーの添加は、ま た、最終組成物の加工性を高める。予想されていたように、ある種の欠点は、プ ラストマー成分を含むことにも関係する。表面硬さ(即ち、シヨアD硬度)及び 降伏点引張り強さの両者は、プラストマー含有量が増すに従って減少する。その ような欠点は、表面硬さ及び降伏点引張り強さが所望の最大値よりも高い、基本 となるTPOを選択することにより、しばしば辻棲が合わされ得る。 表1は、二つの市販の反応器TPOにプラストマーを含有させることによって 付与された、収縮の低減を示すデータを提供する。混合は、反応器TPO製造プ ロセス製品に、押出し工程においてプラストマーを添加することによってなされ た。商業規模での操作では、このプラストマーの添加は、好ましくは、反応器T PO製造プロセスにおいて、反応器の後の押出し機に対して行われる。プラスト マーの適度の添加により、堅いTPO(PD 8154)について、驚くほど大 きな収縮度の調節がなされたことに注目されたい。その効果は、柔らかいTPO (PD 8191)においては、それ程著しくはなかった。表2〜4は、試験で 用いた樹脂を特定する。表5は、用いた試験方法を列挙する。 混合物中におけるプラストマーの量を調節することにより、自由な収縮度の調 節(多くの例では、少なくとも約0.35%の収縮度に至るまで)が保証され得 る。これは、現存する用途のためのTPO代用品の開発にあたり、特に有用であ る。先に論じたように、射出成形部品に用いる金型は、完成品が正確に所望の大 きさとなるように、特定のTPO等級及びプロセスに適合させられている。これ は、そのプロセスで、同じ収縮特性を有する他のTPO等級を確認することの困 難さ及び費用のために、射出成形機を特定のTPO等級に固定するという影響が ある。本発明により、大部分の例において、他の性質への大きな悪影響なしに、 成形後収縮が容易に調節され得るようになった。プラストマーと他の収縮調節用添加剤の両者を含むTPO いくつかの用途においては、TPO組成物に、プラストマーと、無機充填剤又 は他の収縮調節用添加剤の両者を用いることが、特に有利である。収縮調節を達 成する目的で、タルク、炭酸カルシウム、マイカ、ある種のクレイ及びガラス繊 維等の無機添加剤を使用することが、良く知られている。当業者に公知の多くの 他の化合物が、この目的のために使用され得る。そのような収縮調節剤の重要な 性質は、それらがTPOのポリマー成分と比べて高価ではなく、その用途におい て実質的に不活性であり、且つ、収縮を調節することである。そのような物質を 使用することの欠点は、それらの物質が、一般的に、TPOの物性に対して正に 不都合な影響を有することである。例えば、それらは、一般に成形部品の表面平 滑性を低下させ、脆化温度を上昇させ、弾性率を大きくし(これは、時には欠点 ではない)、TPOを射出成形する能力を低下させ、且つ、一般的にはTPO物 質の密度を大きくする。 これら充填剤の欠点の多くは、それらをプラストマーと共に用いることによっ て克服され得る。プラストマーは、充填剤によって低下される性質の大部分を改 良する傾向にある。充填剤は表面の外観を低下させるのに、プラストマーはそれ を改良する。充填剤は脆化温度を上昇させるのに、プラストマーはそれを低下さ せる。充填剤は弾性率を大きくするのに、プラストマーはそれを小さくする。同 様に、充填剤は、プラストマーによって導かれる可能性のある、ある種の欠点を 改良することができる。例えば、プラストマーは表面硬さを低下させるのに、充 填剤はそれを増加させる。このように、TPO組成物に用いるプラストマーと充 填剤の相対量を注意深く選択することにより、基本とするTPOよりも安価であ り、基本とするTPOよりも成形後収縮が大きく低減されており、且つ、依然と して基本とするTPOと実質的に同様の脆化温度、弾性率及び表面硬さを有する TPOを得ることが可能である。当業者は、TPO中において、プラストマーと 充填剤の相対比を変えることにより、広い範囲にわたって性質の混合(mix)が 達成され得ることを正しく認識するであろう。 表6は、タルクと種々のプラストマーの両者を、テキサス州ヒューストンのエ クソン・ケミカル社から入手可能なICPであるEscorene(エスコレン )PD 7565と混合することによって得られる、収縮の低減について説明す る。これは、また、表1中の組成物Gにおいても説明されている。 当業者は、本発明の組成物が、ここに明確に述べられていない、処方、製造方 法、用途及び利点を有することを正しく認識するであろう。例えば、先に詳細に 述べたように、本発明は、主にTPO組成物に関連して例示されたが、本発明は 、収縮を調節することが望ましい、ICP、ポリプロピレンRCP及び他の熱可 塑性オレフィン樹脂にも適用可能である。この特許の適用範囲は、付随する請求 の範囲に述べられている事項によってのみ、限定される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年12月12日 【補正内容】 請求の範囲 1.熱可塑性ポリマー組成物であって、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも50重量%の量のポリプロピレン 、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも20重量%の量のゴム、及び 当該組成物のポリマー成分の少なくとも4重量%の量のプラストマー(当 該プラストマーは、0.5〜50g/10分の範囲内のメルト・インデックス、 0.86〜0.92g/cm3の範囲内の密度及び3.5未満の分子量分布(M WD)を有する) を含み、且つ当該組成物の全量の好ましくは15重量%未満の量で、ポリ マー以外の成分を含んでいてもよい組成物。 2.ポリマー組成物であって、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも50重量%の量のポリプロピレン 、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも20重量%の量のエラストマー、 当該組成物のポリマー成分の2重量%と15重量%の間の範囲内の量のプ ラストマー、及び ポリマー以外の少なくとも1種の充填剤であって、射出成形用途において 、当該組成物の成形後の収縮を当該充填剤がない場合の収縮に比べて少なくとも 10%低減するのに十分な量の充填剤 を含む組成物。 10.前記プロピレン及びエラストマーが、熱可塑性オレフィン・エラストマー (TPO)及び耐衝撃性コポリマー(ICP)からなる群から選ばれる形態であ る、請求項1〜9のいずれか1項で述べられたポリマー組成物。 11.前記ポリプロピレン及びゴムが、連続反応器TPOプロセスで製造される 、請求項1で述べられた組成物。 12.射出成形部晶の製造方法であって、前記部晶は、ポリマー組成物を含み、 前記部品は、前記金型と比べてある選択された収縮度を有し、且つ、前記方法は 、下記a)〜c)の工程を含む方法: a) ある選択された一組の成形条件に所望の収縮度を決定し、 b) 次の成分を混合して前記ポリマー組成物を作り、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも50重量%の量のポリプロ ピレン、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも20重量%の量のゴム、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも4重量%の量のプラストマ ー(当該プラストマーは、0.5〜50g/10分の範囲内のメルト・インデッ クス、0.86〜0.92g/cm3の範囲内の密度及び3.5未満の分子量分 布(MWD)を有する)、及び c) 前記選択された一組の成形条件を用いて前記部晶を成形する。 13.前記混合工程が、更に、少なくとも10重量%の無機充填剤物質を添加す ることを含む、請求項12で述べられた方法。 14.乗り物用射出成形部晶の製造方法であって、前記部晶は、ポリマー組成物 を含み、前記部晶は、一つの寸法が少なくとも1mあり、且つ、前記方法は、下 記a)〜d)の工程を含む方法: a) ある選択された一組の成形条件に所望の収縮度を決定し、 b) 前記組成物のポリマー成分の少なくとも50重量%の量のポリプロ ピレンを、前記組成物のポリマー成分の少なくとも20重量%の量のゴムと混合 することにより、熱可塑性オレフィンを調製し、 c) 当該熱可塑性オレフィンに、ある量のメタロセンの触媒作用を受け たプラストマーを添加し、選択された収縮度を有するポリマー組成物とし、及び d) 前記選択された一組の成形条件を用いて前記部晶を成形する。 【手続補正書】 【提出日】1997年6月17日 【補正内容】 明細書第一頁第2行を「熱可塑性ポリマー組成物及び収縮が低減された部品の 成形方法」に補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.熱可塑性ポリマー組成物であって、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも50重量%の量のポリプロピレン 、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも20重量%の量のゴム、及び 当該組成物のポリマー成分の少なくとも4重量%の量のプラストマー(当 該プラストマーは、0.5〜50g/10分の範囲内のメルト・インデックス、 0.86〜0.92g/cm3の範囲内の密度及び3.5末満のMWDを有する) を含み、且つ当該組成物の全量の好ましくは15重量%未満の量で、ポリ マー以外の成分を含んでいてもよい組成物。 2.ポリマー組成物であって、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも50重量%の量のポリプロピレン 、 当該組成物のポリマー成分の少なくとも20重量%の量のエラストマー、 当該組成物のポリマー成分の2重量%と15重量%の間の範囲内の量のプ ラストマー、及び ポリマー以外の少なくとも1種の充填剤であって、射出成形用途において 、当該組成物の成形後の収縮を当該充填剤がない場合の収縮に比べて少なくとも 10%低減するのに十分な量の充填剤 を含む組成物。 3.前記ポリプロピレンが、プロピレンを基本とするコポリマー、好ましくは プロピレンとエチレンのランダム・コポリマーであり、且つ、前記プラストマー が、メタロセンの触媒作用を受けたエチレンを基本とするコポリマーである、請 求項1又は2で述べられた組成物。 4.前記プラストマーが、前記組成物のポリマー成分の4〜15重量%の範囲 内を占める、請求項1〜3のいずれか1項で述べられた組成物。 5.前記プラストマーが、前記ポリマー成分の4〜12重量%の範囲内を占め 、且つ、前記プラストマーが、エチレンと、C4〜C20のα−オレフィンのうち の少なくとも1種とのコポリマーである、請求項1〜4のいずれか1項で述べら れた組成物。 6.前記組成物が少なくとも10重量%の無機充填剤を含む、請求項1〜5の いずれか1項で述べられた組成物。 7.前記プラストマーが、射出成形用途において、前記組成物の収縮を、当該 プラストマーがない場合の収縮に比べて少なくとも10%低減するのに十分な量 で添加される、請求項1〜6のいずれか1項で述べられたポリマー組成物。 8.充填剤及び前記プラストマーが、収縮を、当該充填剤及びプラストマー成 分がない場合の収縮に比べて少なくとも30%、好ましくは少なくとも40%低 減するのに十分な量でまとめて添加される、請求項1〜7のいずれか1項で述べ られたポリマー組成物。 9.前記曲げ弾性率が、前記充填剤及びプラストマー成分がない場合の曲げ弾 性率の20%以内である、請求項1〜8のいずれか1項で述べられたポリマー組 成物。 10.前記プロピレン及びエラストマーが、TPO及びICPからなる群から選 ばれる形態である、請求項1〜9のいずれか1項で述べられたポリマー組成物。 11.前記ポリプロピレン及びゴムが、連続反応器TPOプロセスで製造される 、請求項1で述べられた組成物。 12.現状の金型を用いる射出成形部品の製造方法であって、前記部品は、前記 金型と比べてある選択された収縮度を有し、且つ、前記方法は、下記 a)〜d)の工程を含む方法: a) ある選択された一組の成形条件に所望の収縮度を決定し、 b) 所望の収縮度よりも、少なくとも10%、好ましくは少なくとも3 0%大きい収縮度を有する熱可塑性オレフィン組成物を選択し、 c) 当該組成物に、ある量のメタロセンの触媒作用を受けたプラストマ ーを添加し、選択された収縮度を有する混合物とし、及び d) 前記選択された一組の成形条件を用いて前記部品を成形する。 13.前記方法が、更に、ある量の無機充填剤物質を添加することを含み、当該 無機充填剤物質及び前記プラストマーの量は、混合物が選択された収縮度を有し 、且つ、完成された部品の弾性率が、当該無機充填剤物質及びプラストマーを含 まない熱可塑性オレフィン組成物の弾性率の10%以内となるように選択される 、請求項12で述べられた方法。 14.乗り物用射出成形部品の製造方法であって、前記部品は、一つの寸法が少 なくとも1mあり、且つ、前記方法は、下記a)〜d)の工程を含む方法: a) ある選択された一組の成形条件に所望の収縮度を決定し、 b) TPO及びICPからなる群から選択される、所望の収縮度よりも 少なくとも10%大きい収縮度を有する熱可塑性オレフィン組成物を選択し、 c) 当該組成物に、ある量のメタロセンの触媒作用を受けたプラストマ ーを添加し、選択された収縮度を有する混合物とし、及び d) 選択された一組の成形条件を用いて前記部品を成形する。
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