JPH10510969A - Cmos出力バッファにおける電圧発振を減ずるための負帰還 - Google Patents
Cmos出力バッファにおける電圧発振を減ずるための負帰還Info
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Abstract
(57)【要約】
CMOS出力バッファ回路は負帰還手段を含み、電圧発振を大幅に減少させる。バッファ回路は、プルアップトランジスタ(P1)と、プルダウントランジスタ(N1)と、第1の基準電圧発生器回路(44)と、第2の基準電圧発生器回路(54)と、第1の負帰還回路(48)と、第2の負帰還回路(58)とを含む。第1および第2の負帰還回路は、内部電源電位/接地電位ノードと、プルアップ/プルダウンドライバトランジスタのゲートとの間で結合され、これによってそれぞれ、過渡充電/放電電流の変化の速度を減ずる。
Description
【発明の詳細な説明】
CMOS出力バッファにおける電圧発振を減ずるための負帰還
発明の背景
1.発明の分野
この発明は、一般に高速高駆動出力バッファ回路に関し、特に大幅に電圧の発
振を減ずるための負帰還手段を含むCMOS出力バッファに関する。
2.先行技術の説明
関連技術分野においてはよく知られているように、エレクトロニクスやコンピ
ュータ型機器の分野でディジタル論理回路は広く使用されている。特に、ディジ
タル論理回路の使用の一例は、第1の集積回路装置のあるロジック型と第2の集
積回路装置の別のロジック型との間にインタフェース機能を提供することである
。出力バッファ回路はこのインタフェース機能にとって重要な構成要素である。
出力バッファ回路はイネーブルされると出力信号を提供するが、これは集積回路
の別の論理回路から受けたデータ入力信号の関数の1つである。
図1は、半導体集積回路チップ12の一部として形成される典型的な出力バッ
ファ10の一部の簡略化された概略回路図を示す。出力バッファ10は、それぞ
れ第1および第2の電源パッド18、20の間に直列に接続されたプルアップト
ランジスタ装置14とプルダウントランジスタ装置16とを含む。第1の電源パ
ッド18は、正電位または電圧VCC(典型的な例では+5.0ボルトにある)
を供給され、これは寄生インダクタンスL2を有する引出線を介して、内部電源
電位ノードVL2に接続している。Pチャネル電界効果トランジスタ14のソー
スもまた、ノードVL2に接続している。寄生インダクタンスL2は、パッド1
8自体とトランジスタ14のソースをパッド18に接続するのに用いられるボン
ドワイヤとに付随するパッケージインダクタンスを表わす。第2の電源パッド2
0は、接地電位VSS(典型的な例では0ボルトにある)を供給され得るが、こ
れは寄生インダクタンスL1を有する引出線を介して内部接地電位ノードVL1
に接続している。Nチャネル電界効果トランジスタ16のソースもまた、ノード
VL1に接続している。寄生インダクタンスL1は、パッド20自体とトランジ
スタ16のソースをパッド20に接続するのに用いられるボンドワイヤとに付随
するパッケージインダクタンスを表わす。
トランジスタ14および16のトルイン同士は接続しており、さらに内部ノー
ド22と結合されている。内部ノード22はまた、寄生インダクタンスL3を有
するリード接続を介して出力パッド24に接続されている。寄生インダクタンス
L3は、出力パッド24自体と、トランジスタ14、16のドレインをパッド2
4に接続するのに用いられるボンドワイヤとに付随するパッケージインダクタン
スを表わす。バッファ回路10のパッド24の出力は、キャパシタCAPにより
表わされる容量負荷を駆動するのに用いられ、パッド24と接地電位VSSとの
間に接続されている。キャパシタCAPは、出力パッドの見る、駆動されている
すべての装置の個々のキャパシタンスとボードキャパシタンスとの合計である負
荷を規定する。
制御回路26は、データ入力信号DATAINを受けるため、ライン28に第
1の入力を有し、イネーブル信号ENABLEを受けるため、ライン30に第2
の入力を有する。制御回路26のライン32上の第1の制御信号ENUPはPチ
ャネルプルアップトランジスタ14のゲートに接続され、ライン34上の第2の
制御信号ENDNはNチャネルプルダウントランジスタ16のゲートに接続され
る。
データ入力信号とイネーブル信号のロジックステートに依存して、プルアップ
トランジスタ14またはプルダウントランジスタ16のいずれかは素早くオフさ
れ、他方はオンされる。プルアップおよびプルダウントランジスタ装置のこのよ
うなオフおよびオンへの急速切換えは、急な電流のサージを引き起こし、一般的
に電流スパイクとして知られるものを作り出す。この結果、内部ノード22がハ
イからローへの遷移をしているとき、発振あるいは誘導性リンギングが出力パッ
ド24に現われ、これは「接地バウンス」と呼ばれる。この「接地バウンス」は
、接地電位のアンダーシューティングとそれに続くその周囲の減衰する発振とし
て規定される。これは高速出力バッファ回路の大きな問題である。インダクタン
スの値が高ければ高いほど、またキャパシタンスの値が低ければ低いほど、「接
地バウンス」はひどくなる。
同様に、内部出力ノード22がローからハイへの遷移をしているとき、発振ま
たは誘導性リンギングが出力パッド24に現われ、正電源電位をオーバシュート
することになる。このオーバシュートはときに「電源バウンス」と呼ばれる。
また、そのような出力切換の間、プルアップおよびプルダウントランジスタ装
置からの充電電流および放電電流は、電源線および接地線のパッケージインダク
タンスを通って流れ、内部電源電位ノードVL2と内部接地電位ノードVL1と
において誘導性ノイズを引き起こす。これらの内部電源ノイズおよび接地ノイズ
は好ましくない。なぜなら出力電圧レベル(ロジック「1」とロジック「0」)
を劣化させ、出力バッファ回路および他の集積回路間でインタフェース問題を引
き起こすためである。
出力バッファ設計の先行技術では、必要とされる高速操作を損なうことなく、
好ましくない接地バウンスや電源ノイズおよび接地ノイズを最小限にするために
、多様な取組みがなされてきた。その技術の1つは、『バスにおける発振または
リンギングを抑えるための高速バスドライバに用いるタイムバリアント駆動回路
』(“Time Variant Drive Circuit For High Speed Bus Driver To Limit Osci
llation Or Ringing On A Bus”)と題された1989年10月31日発行の米
国特許第4,877,980号に記述、図解されている。この’980号特許が
開示するのは、ディジタルドライブ信号を修正し、バスドライバトランジスタの
ゲートへの印加のためのタイムバリアント駆動信号を作り出して、バスのリンギ
ングの振幅を減ずるようにしたドライブ回路である。ドライブ回路は、Pチャネ
ルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタとを含み、それらはディ
ジタルドライブ信号がPチャネルトランジスタのソースとNチャネルトランジス
タのドレインとに同時に印加されるように接続されている。バスドライバトラン
ジスタのゲートは、PチャネルトランジスタのトルインとNチャネルトランジス
タのソースとに接続されている。バイアス電圧はPチャネルおよびNチャネルト
ランジスタのゲートの1つに印加され、そのため、ディジタルドライブ信号をド
ライブ回路に印加すると、Nチャネルトランジスタが、ドライバトランジスタの
ゲートに制限されたドライブ信号を急速に印加するようにさせ、さらに、Pチャ
ネルトランジスタがドライバトランジスタのゲートに、徐々に増加するドライブ
信
号を印加するようにさせ、それによってバスの不快なリンギングを防ぐ。
第2の技術は、『最小の出力信号発振を提供する高速CMOSバスドライバ回
路』(“High Speed CMOS Bus Driver Circuit That Provides Minimum Output
Signal Oscillation”)と題された1994年6月14日発行の米国特許第5,
321,319号に記述、例示されている。この '319号特許が開示するのは
、第1および第2のドライブトランジスタと、それぞれ第1および第2のドライ
ブトランジスタに結合された第1および第2の基準電圧発生器とを含む、高速バ
スドライバ回路である。基準電圧発生器は、第1および第2のドライブトランジ
スタのゲートにおいて、あるしきい値レベルのクランプ電圧を提供し、さらに、
それぞれアップ信号およびダウン信号を駆動するための伝搬遅延を提供する役割
を果たす。図3(a)および3(b)では、基準発生器は、負荷トランジスタと
複数の飽和した直列ドライバトランジスタとを含む、分圧器によって形成されて
いる。図4(a)および4(b)の別の実施例では、基準発生器は図3(a)お
よび3(b)のものからわずかに修正され、その基準発生器をカレントミラー構
成に変えるようになっている。この結果、バスドライブトランジスタのゲートに
おいて、制御されたスルーレートとクランプ電圧とが提供され、バスにおける電
圧発振を最小限にする。
さらに、第3の技術は、『高速CMOS出力バッファ回路は出力信号発振と定
常状態電流を最小限にする』(“High Speed CMOS Output Buffer Circuit Mini
mizes Output Signal Oscillation and Steady State Current”)と題された1
993年9月28日発行の米国特許第5,248,906号に示されている。こ
の '906号特許が教示するのは、出力信号発振と定常状態電流を最小限にする
ための高速出力バッファであり、これは第1および第2のドライバトランジスタ
と、1対の基準電圧発生器と、出力電圧の制御されたランプを提供するための手
段と、出力発振が幾分か許容できるレベルにまでおさまった後、1対の基準発生
器を切るための手段とを含む。図3(a)および3(b)では、図解の基準発生
器は '319号特許の図4(b)および4(a)に示されているものに類似して
いる。
上述の '980号、 '319号、および '906号特許は、すべて、この発明
と同じ譲受人に譲渡されており、ここに引用により援用する。この発明は前述の
特許に比べ、バスの電圧発振をさらに小さくするよう、かなりの改善がみられる
。これは内部電源電位/接地電位ノードとプルアップ/プルダウンドライブトラ
ンジスタのゲートとの間に結合された、負帰還手段を提供することにより達成さ
れる。
発明の概要
したがって、この発明の概括的な目的は、製造、組立が比較的簡単で経済的で
ありながらも、先行技術の出力バッファ回路の不都合な点を克服した、電圧発振
が大幅に減じられたCMOS出力バッファ回路を提供することである。
この発明の目的は、電圧発振が大幅に削減されたCMOS出力バッファ回路を
提供することである。
この発明の他の目的は、プルアップトランジスタと関連する電源バウンス検知
回路と、プルダウントランジスタと関連する接地バウンス検知回路とを含む、C
MOS出力バッファ回路を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、プルアップトランジスタのゲートにおける電圧
のスルーレートを減速するための第1の負帰還手段と、プルダウントランジスタ
のゲートにおける電圧のスルーレートを減速するための第2の負帰還手段とを含
む、CMOS出力バッファ回路を提供することである。
これらの狙いや目的に従って、この発明は、出力ノードにおいて出力信号を提
供し、電圧発振が大幅に減らされた、CMOS出力バッファ回路を提供すること
に関する。出力バッファ回路は、プルアップトランジスタと、プルダウントラン
ジスタと、第1の基準電圧発生器回路と、第2の基準電圧発生器回路と、第1の
負帰還回路と、第2の負帰還回路とを含む。プルアップトランジスタの主電極の
一方は電源電位ノードに接続されており、主電極の他方は出力ノードに接続され
ている。プルアップトランジスタのゲート電極は、出力ノードにおいてローの論
理レベルからハイの論理レベルへの遷移を起こすための第1の制御信号を受ける
よう接続されている。プルダウントランジスタの主電極の一方は、出力ノードに
接続され、主電極の他方は接地電位ノードに接続されている。プルダウントラン
ジスタのゲート電極は、出力ノードにおいてハイの論理レベルからローの論理レ
ベルへの遷移を起こすための第2の制御信号を受けるよう接続されている。
第1の基準電圧発生器回路は、プルアップトランジスタのゲートへ第1のクラ
ンプ電圧を発生するための、第1の負荷トランジスタを含む。第2の基準電圧回
路は、プルダウントランジスタのゲートへ第2のクランプ電圧を発生するための
、第2の負荷トランジスタを含む。第1の負帰還回路は、電源電位ノードにおい
て発生する電圧発振に応答して、第1の負荷トランジスタのゲートへ第1の負帰
還信号を発生し、ローからハイへ遷移する間、プルアップトランジスタのゲート
における電圧のスルーレートを減速させ、それによって電源電位ノードにおける
電圧発振を大幅に減ずる。第2の負帰還回路は、接地電位ノードにおいて発生す
る電圧発振に応答して、第2の負荷トランジスタのゲートへ第2の負帰還信号を
発生し、ハイからローへ遷移する間、プルダウントランジスタのゲートにおいて
電圧のスルーレートを減速させ、それによって接地電位ノードにおける電圧発振
を大幅に減ずる。
図面の簡単な説明
この発明のこれらおよび他の目的および利点は、全体を通じて同じ参照番号が
対応する部分を示す添付の図面と関連して読まれると、次の詳細な説明からより
十分に明らかになるであろう。
図1は、PチャネルプルアップトランジスタおよびNチャネルプルダウントラ
ンジスタを利用する、先行技術の出力バッファ回路の簡略化されたブロック図で
ある。
図2は、この発明の原理に従って構成されたCMOS出力バッファ回路の概略
回路図である。
図3は、図2の電源バウンス検知回路のブロック図である。
図4は、図2の接地バウンス検知回路のブロック図である。
図5(a)は、図2の第1の基準電圧発生器回路の第1の実施例の図である。
図5(b)は、図2の第1の基準電圧発生器回路の第2の実施例の図である。
図6(a)は、図2の第2の基準電圧発生器回路の第1の実施例の図である。
図6(b)は、図2の第2の基準電圧発生器回路の第2の実施例の図である。
図7(a)および7(b)は、図3の負の半波整流器の、それぞれ入力と出力
とにおける発振電圧波形を例示する図である。
図8(a)および8(b)は、図4の正の半波整流器の、それぞれ入力と出力
とにおける発振電圧波形を例示する図である。
好ましい実施例の説明
図面を詳細に参照すると、図2では、この発明の原理に従って構成された、C
MOS出力バッファ回路110の概略回路図が示されている。CMOS出力バッ
ファ回路110は、大型バスドライプのPチャネルMOSプルアップトランジス
タP1と、大型バスドライブのNチャネルMOSプルダウントランジスタN1と
によって形成されている。バッファ回路110は、出力容量負荷を素早く駆動す
る能力を提供するが、プルアップおよびプルダウントランジスタP1およびN1
の切換状態によって、バスにおける電圧発振を最小にする。出力バッファ回路1
10は、プルアップ回路112、プルダウン回路114、および制御回路116
を含む。
プルアップ回路112においては、プルアップトランジスタP1のソースは内
部電源電位ノードCに接続されており、これは、パッケージインダクタンスL2
を有する引出線を介し、第1の電源ノード118に結合されている。第1の電源
ノード118は、正電位または電圧VCCを供給され、これは典型的には+5.
0ボルトにある。プルダウン回路114においては、プルダウントランジスタN
1のソースは内部接地電位ノードDに接続され、これはパッケージインダクタン
スL1を有する引出線を介し、第2の電源ノード120に結合されている。第2
の電源ノード120は、典型的には0ボルトにある接地電位VSSを供給される
。トランジスタP1およびN1のドレインは互いに接続され、さらに内部出力ノ
ードEに接続されており、これは、パッケージインダクタンスL3を有する引出
線を介し、出力ノードAに結合されている。さらに、キャパシタCAPによって
表わされる容量負荷は、出力ノードAと接地電位VSSとの間に接続されている
。
制御回路116は、ライン36にデータ入力信号DATAINを受けるための
第1の入力と、ライン38にイネーブル信号ENABLEを受けるための第2の
入力とを有する。制御回路116は、ライン40に、プルアップ回路112を制
御するのに用いられる第1の制御信号ENUPを発し、ライン42に、プルダウ
ン回路114を制御するのに用いられる第2の制御信号ENDNを発する。出力
バッファ回路110は、ライン36において受け取られたデータ入力信号に応答
して、出力信号を出力ノードAに提供する。
プルアップ回路112はまた、ソースがプルアップトランジスタP1のゲート
に接続され、ドレインが第1の制御信号ENUPを受けるために接続された、P
チャネルソース追従トランジスタP2を含む。トランジスタP2のゲートは第1
の電圧基準発生器回路44に接続されている。電圧発生器回路44は、負荷とし
ての役割を果たすNチャネルトランジスタ(N2)と、分圧器回路46とで形成
されている。分圧器回路46の一方端は供給電位VCCに接続され、その他方端
は、負荷トランジスタN2のドレインとソース追従トランジスタP2のゲートと
に接続されている。
電圧基準発生器回路44aの第1の実施例の概略図は図5(a)に示されてい
る。基準電圧発生器回路44aは、負荷トランジスタN2と直列の飽和したPチ
ャネルトランジスタMP3…MP6とを含む。電圧基準発生器回路44bの第2
の実施例の概略回路図は図5(b)に示されている。基準電圧回路44bは、カ
レントミラートランジスタMP4が加えられ、カレントミラー構成に変えられて
いることを除いて、図5(a)に示されているものと実質的には同じである。注
意すべき点は、電圧基準発生器回路44aおよび44bは、上述の '319号特
許の図3Bおよび図4Bに示されているものとよく似ていることであろう。しか
しながら、先行技術特許の図3Bおよび4Bでは、負荷トランジスタN2のゲー
トは接地電位に接続されており、このため負荷トランジスタは受動負荷装置のよ
うに作用することになる。この先行技術特許とは異なり、この発明の図5(a)
および5(b)の負荷トランジスタN2のゲートは、電源バウンス検知回路48
の出力に接続されており、このため負荷トランジスタN2は能動負荷装置として
機能することになる。
内部出力ノードEがローからハイへの遷移をするときに電源バウンスを大幅に
減ずる、または除去するため、電源バウンス検知回路48が提供され、これはプ
ルアップトランジスタP1のゲートのゲートーソース電圧のスルーレートを減速
させ、過渡充電電流の変化の速度を減じ、それによって内部電流電位ノードCに
おける電圧発振を減ずる。この発明の好ましい実施例の図3では、電源バウンス
検知回路48は、負の半波整流器回路50および電圧増幅器回路52を含む。負
帰還手段を規定する検知回路48は、内部電源電位ノードCにおいて、プルアッ
プトランジスタP1のゲートへ電圧の負帰還を提供する。見てのとおり、ライン
51の負の半波整流器回路50の入力は内部電源電位ノードCに接続されており
、これはプルアップトランジスタP1のソース電極に接続されており、電源バウ
ンスの最悪の影響を受けやすい。ライン53の半波整流器回路50の出力は、電
圧増幅器回路52の入力に接続されている。ライン55の電圧増幅器回路の出力
は、負荷トランジスタN2のゲートまたは制御電極に接続されている。
負の半波整流器回路50は好ましくはダイオードで形成され、図7(a)に描
かれている供給発振電圧の正の部分を切取るように作動的に接続されている。図
7(b)に示される整流器回路50の出力は、電圧増幅器回路52の入力に送り
込まれ、必要な負帰還の量に依存して望ましいレベルにまで発振信号を増幅する
。当業者には理解されるはずであるが、このような増幅がなくても望ましい量の
負帰還が達成されるときには、電圧増幅器回路は完全に取除かれてもよい。さら
に、もし負帰還の量が大きすぎるなら、電圧増幅器回路の代わりに減衰器回路を
置くこともできるのは明らかであろう。電圧増幅器回路55からのこの発振信号
は、次に、負荷トランジスタN2のゲートに直接送り込まれる。発振信号は負の
極性しか有さないため、負帰還を負荷トランジスタN2に供給するよう作用して
ゲートドライブを減少させることになる。これに従い、ゲートドライブの量の減
少は、内部電源電位ノードCにおいて経験される電源バウンスの量に比例するこ
とになる。
同様に、プルダウン回路114は、また、ソースがプルダウントランジスタN
1のゲートに接続され、トルインがライン42において第2の制御信号ENDN
受けるように接続されている、Nチャネルソース追従トランジスタN3を含む。
トランジスタN3のゲートは、第2の電圧基準発生器回路54に接続されている
。
電圧基準発生器回路54は、負荷としての役割を果たすPチャネルトランジスタ
P3と、分圧器回路56とで形成されている。分圧器回路56の一方端は接地電
位VSSに接続され、他方端は、負荷トランジスタP3のソースと、ソース追従
トランジスタN3のゲートとに接続されている。
第2の電圧基準発生器回路54aの第1の実施例の概略回路図は、図6(a)
に示されている。第2の電圧基準発生器回路54aは、負荷トランジスタP2と
、直列の飽和したNチャネルトランジスタMN3…MN6とを含む。第2の電圧
基準発生器回路54bの第2の実施例の概略回路図は、図6(b)に示されてい
る。発生器回路54bは、カレントミラートランジスタMN4が加えられること
により、カレントミラー構成に変えられていることを除いて、図6(a)のもの
と実質的に同じものである。ここでも気付くべき点は、電圧基準発生器回路54
aおよび54bは、上で参照した '319号特許の図3Aおよび4Aに示されて
いるものとよく似ていることであろう。しかしながら、先行技術特許の図3Aお
よび4Aでは、負荷トランジスタP3のゲートは接地電位に接続されており、こ
のため負荷トランジスタは受動負荷装置のように作用することになる。この先行
技術特許とは異なり、この発明の図6(a)および図6(b)の負荷トランジス
タP3のゲートは、接地バウンス検知回路58の出力に接続されており、このた
め負荷トランジスタP3は能動負荷装置として機能する。
内部出力ノードEがハイからローへの遷移をするときに、接地バウンスを大幅
に減らす、または除去するために、接地バウンス検知回路58が提供され、これ
はプルダウントランジスタN1のゲートのゲートーソース電圧のスルーレートを
減速させ、過渡放電電流の変化の速度を減じさせ、それによって内部接地電位ノ
ードDにおける電圧発振を減ずる。この発明の好ましい実施例の図4では、接地
バウンス検知回路58は、正の半波整流器回路60および電圧増幅器回路62を
含む。負帰還手段を規定する接地バウンス検知回路は、内部接地電位ノードDに
おいてプルダウントランジスタN1のゲートへ電圧の負帰還を提供する。見ての
とおり、ライン61の正の半波整流器回路60の入力は、内部接地電位ノードD
に接続され、これはプルダウントランジスタN1のソース電極に接続されており
、接地バウンスの最悪の影響を受けやすい。ライン63の整流器回路60の出力
は、
電圧増幅器回路62の入力に接続されている。ライン65の電圧増幅器回路62
の出力は、負荷トランジスタP3のゲート、または制御電極に接続されている。
正の半波整流器回路60は、好ましくはダイオードで形成され、図8(a)に
描かれている、接地発振電圧の負の部分を切り取るために作動的に接続されてい
る。図8(b)に示される整流器回路60の出力は、電圧増幅器回路62の入力
に送り込まれ、必要な負帰還の量に依存して望ましいレベルにまで発振信号を増
幅する。再び当業者であれば理解されるはずであるが、このような増幅がなくて
も望ましい量の負帰還が達成されるときには、電圧増幅器回路62は完全に取除
かれてもよい。電圧増幅器回路62からのこの発振信号は、次に、ライン65を
介して負荷トランジスタP3のゲートへ直接送り込まれる。発振信号は正の極性
しか有さないため、負荷トランジスタP3に負帰還を提供するよう作用してゲー
トドライブを減少させることになる。これに従い、ゲートドライブの量の減少は
、内部接地電位ノードDにおいて経験される接地バウンスの量に比例することに
なる。
この発明のCMOS出力バッファ回路110の動作を理解してもらうために、
以下プルダウン動作を説明する。最初に、データ入力信号DATAINはハイま
たは論理「1」レベルにあり、イネーブル信号ENABLEもまたハイであり、
出力ノードAはハイレベルにあると仮定する。さらに、ライン40の第1の制御
信号ENUPは、ローでプルアップトランジスタP1をターンオンし、ライン4
2の第2の制御信号ENDNは、ローでプルダウントランジスタN1をターンオ
フすると仮定する。
データ入力信号DATAINがハイからローへの遷移をするとき、第1の制御
信号はハイになり、プルアップトランジスタP1を素早くターンオフさせる。そ
の直後、第2の制御信号もまたハイになり、プルダウントランジスタN1をター
ンオンさせる。その結果、瞬間プルダウン電流(図8(a)の発振信号)が内部
接地電位ノードDに発生する。接地バウンス検知回路58の正の整流器回路60
のため、正の発振電圧(図8b)のみが、第2の基準電圧発生器回路54の負荷
トランジスタP3のゲートに印加される。発振信号の接地バウンス振幅がピーク
に達するとき、負荷トランジスタP3のゲートに印加されるゲート−ソース電圧
はその最小である。こうして、このことは負荷トランジスタP3の導通を弱くさ
せ、ソース追従トランジスタN3のゲートの電圧を低下させる。その結果、ソー
ス追従トランジスタN3もまた導通が弱くなり、大型バスプルダウントランジス
タN1のゲートにおけるゲート−ソース電圧のスルーレートを減速することにな
る。ゲート−ソース電圧の、こうした、より遅くより制御されたランプは、プル
ダウントランジスタN1における過渡放電電流の変化の速度を減じ、それによっ
て、その内部接地電位ノードDの電圧発振を減ずる。
内部接地電位ノードDの発振信号がますます減衰するにつれ、負荷トランジス
タP3は、より大きなゲートドライブを回復する。さらに、発振信号が完全に静
まったとき、負荷トランジスタP3のゲートのゲート−ソース電圧は最大になる
。その結果、基準電圧発生器回路54は、プルダウントランジスタN1のゲート
においてクランプ電圧を提供することが可能となり、それによって内部接地電位
ノードDにおけるいかなる付加的な電圧発振も防止することを容易にする。
プルアップ作用を起こさせるために、プルダウントランジスタN1は素早くタ
ーンオフされ、プルアップトランジスタP1はそれからターンオンされる。同様
に、電源バウンス検知回路48の負の半波整流器回路50は、内部電源電位ノー
ドCにおいて発生する瞬間プルアップ電流(図7(a)の発振信号)を検知し、
負の発振電圧(図7b)のみを、第1の基準電圧発生器回路44の負荷トランジ
スタN2のゲートに印加させるようにする。ここでも、負荷トランジスタN2の
ゲートドライブとソース追従トランジスタP2のゲートドライブとは、減少させ
られ、そのため大型バスドライブプルアップトランジスタP1のゲートにおける
ゲート−ソース電圧のスルーレートは減速され、それによって内部電源電位ノー
ドCの電圧発振を減ずる。
前述の詳細な説明から、この発明が出力ノードで出力信号を提供する、大幅に
電圧発振が減少されたCMOS出力バッファ回路を提供するのがわかるであろう
。この発明の出力バッファ回路は、プルアップトランジスタ、プルダウントラン
ジスタ、第1の基準電圧発生器回路、第2の基準電圧発生器回路、第1の負帰還
回路、および第2の負帰還回路を含む。第1および第2の負帰還回路は、内部電
源電位/接地電位ノードと、プルアップ/プルダウン駆動トランジスタのゲート
と
の間に結合されており、それぞれ過渡充電/放電電流の変化の速度を減速するよ
うになっている。
現在この発明の好ましい実施例とみなされているものを図解し説明したが、さ
まざまな変更や修正がなされる可能性があり、この発明の真の範囲から逸脱する
ことなくその要素が均等物によって置換され得ることが、当業者には理解される
だろう。さらに、この発明の中心の範囲から逸脱することなく、この発明の教示
を特定の状況や材料に適合させるよう数多くの修正がなされることもあろう。し
たがって、この発明を実施するために最良な方法として考えられた、開示された
特定の実施例に限ることは意図するところではなく、この発明が添付の請求の範
囲の内に入るすべての実施例を含むことが意図される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1996年11月28日
【補正内容】
と同じ譲受人に譲渡されており、ここに引用により援用する。
US−A−4782252が開示するのは、CMOS出力バッファと共に用い
るための、先行技術の出力電流制御回路であり、これはプルダウントランジスタ
の最大短絡電流を制限するための可変抵抗装置を含み、これによって接地バウン
スノイズを減ずる。帰還抵抗器は、システム接地基準線において発生する基準電
圧を検知するのに用いられ、可変抵抗装置の抵抗を制御する。この発明は前述の
特許に比べ、バスの電圧発振をさらに小さくするよう、かなりの改善がみられる
。これは内部電源電位/接地電位ノードとプルアップ/プルダウンドライブトラ
ンジスタのゲートとの間に結合された、負帰還手段を提供することにより達成さ
れる。
発明の概要
したがって、この発明の概括的な目的は、製造、組立が比較的簡単で経済的で
ありながらも、先行技術の出力バッファ回路の不都合な点を克服した、電圧発振
が大幅に減じられたCMOS出力バッファ回路を提供することである。
この発明の目的は、電圧発振が大幅に削減されたCMOS出力バッファ回路を
提供することである。
この発明の他の目的は、プルアップトランジスタと関連する電源バウンス検知
回路と、プルダウントランジスタと関連する接地バウンス検知回路とを含む、C
MOS出力バッファ回路を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、プルアップトランジスタのゲートにおける電圧
のスルーレートを減速するための第1の負帰還手段と、プルダウントランジスタ
のゲートにおける電圧のスルーレートを減速するための第2の負帰還手段とを含
む、CMOS出力バッファ回路を提供することである。
これらの狙いや目的に従って、この発明は、出力ノードにおいて出力信号を提
供し、電圧発振が大幅に減らされた、CMOS出力バッファ回路を提供すること
に関する。出力バッファ回路は、プルアップトランジスタと、プルダウントラン
ジスタと、第1の基準電圧発生器回路と、第2の基準電圧発生器回路と、第1の
負帰還回路と、第2の負帰還回路とを含む。プルアップトランジスタの主電極の
一方は電源電位ノードに接続されており、主電極の他方は出力ノードに接続され
ている。プルアップトランジスタのゲート電極は、出力ノードにおいてローの論
理レベルからハイの論理レベルへの遷移を起こすための第1の制御信号を受ける
よう接続されている。プルダウントランジスタの主電極の一方は、出力ノードに
接続され、主電極の他方は接地電位ノードに接続されている。プルダウントラン
請求の範囲
1.出力ノードで出力信号を提供するための、大幅に電圧発振が減少した、CM
OS出力バッファ回路であって、
主電極の一方が電源電位ノードに接続され、主電極の他方が出力ノードに接続
された、プルアップトランジスタ(P1)を含み、前記プルアップトランジスタ
のゲート電極は、第1の制御信号を受けるよう接続され、出力ノードにおいてロ
ーの論理レベルからハイの論理レベルへの遷移を起こし、
前記CMOS出力バッファ回路はさらに、
主電極の一方が出力ノードに接続され、主電極の他方が接地電位ノードに接続
された、プルダウントランジスタ(N1)を含み、前記プルダウントランジスタ
のゲート電極は、第2の制御信号を受けるよう接続され、出力ノードにおいてハ
イの論理レベルからローの論理レベルへの遷移を起こし、
前記CMOS出力バッファ回路はさらに、
第1の負荷トランジスタ(P3)を含み前記プルダウントランジスタのゲート
へ第1のクランプ電圧を発生するための、第1の基準電圧発生器手段(54)と
、
接地電位ノードにおいて発生する電圧発振に応答して、前記第1の負荷トラン
ジスタのゲートへ第1の負帰還信号を発生して、ハイからローへの遷移の間、前
記プルダウントランジスタのゲートの電圧のスルーレートを減速させ、それによ
って接地電位ノードにおける電圧発振を大幅に減ずるための、第1の負帰還手段
とを含み、
前記第1の基準電圧発生器手段(54)は、一方端が接地電位に接続され他方
端が第1の負荷トランジスタ(P3)に接続された第1の分圧器回路(56)を
含むことを特徴とする、CMOS出力バッファ回路。
2.前記プルアップトランジスタは、PチャネルMOSトランジスタである、請
求項1に記載のCMOS出力バッファ回路。
3.前記プルダウントランジスタは、NチャネルMOSトランジスタである、請
求項1に記載のCMOS出力バッファ回路。
4.前記基準電圧発生器手段(54)は、カレントミラー構成に結合されている
、請求項1に記載のCMOS出力バッファ回路。
5.前記第1の負帰還手段は、正の半波整流器回路(60)および第1の電圧増
幅器回路(62)により形成される接地バウンス検知回路(58)を含み、前記
正の整流器回路(60)の入力は、接地電位ノードおよび出力に接続され、前記
第1の電圧増幅器回路の入力は、前記正の整流器回路の出力に接続され、前記第
1の電圧増幅器回路の出力は、前記第1の負荷トランジスタ(P3)のゲートに
接続されている、請求項1に記載のCMOS出力バッファ回路。
6.CMOS出力バッファ回路であって、さらに
第2の負荷トランジスタ(N2)を含み前記プルアップトランジスタのゲート
へ第2のクランプ電圧を発生する、第2の基準電圧発生器手段(44)と、
電源電位ノードにおいて発生する電圧発振に応答して、前記負荷トランジスタ
のゲートへ第2の負帰還信号を発生し、ローからハイへの遷移の間、前記プルア
ップトランジスタのゲートの電圧のスルーレートを減速してこれによって電源電
位ノードにおける電圧発振を大幅に減じるための第2の負帰還手段とを含み、
前記第2の基準電圧発生器手段(44)は、一方端が電源電位に接続され、他
方端が第2の負荷トランジスタ(N2)に接続されている第2の分圧器回路(4
6)を含む、請求項1に記載のCMOS出力バッファ回路。
7.前記プルアップトランジスタはPチャネルMOSトランジスタである、請求
項6に記載のCMOS出力バッファ回路。
8.前記プルダウントランジスタはNチャネルMOSトランジスタである、請求
項6に記載のCMOS出力バッファ回路。
9.前記第1の基準電圧発生器手段(54)は、一方端が接地電位に接続され他
方端が第1の負荷トランジスタ(P3)に接続された第1の分圧器回路(56)
を含む、請求項6に記載のCMOS出力バッファ回路。
10.前記第1の基準電圧発生器手段(54)はカレントミラー構成に結合され
た、請求項6に記載のCMOS出力バッファ回路。
11.前記第2の基準電圧発生器手段(44)はカレントミラー構成に結合され
た、請求項9に記載のCMOS出力バッファ回路。
12.前記第2の負帰還手段は、負の半波整流器回路(50)および第2の電圧
増幅器回路(52)によって形成された電源バウンス検知回路を含み、前記負の
整流器回路の入力は内部電源ノードおよび出力に接続され、前記第2の電圧増幅
器回路の入力は前記負の整流器回路に接続され、前記第2の電圧増幅器回路の出
力は前記第2の負荷トランジスタ(N2)のゲートに接続されている、請求項6
に記載のCMOS出力バッファ回路。
13.前記第2の基準電圧発生器手段(44)は、一方端が電源電位に接続され
他方端が第2の負荷トランジスタ(N2)に接続された第2の分圧器回路(46
)を含む、請求項9に記載のCMOS出力バッファ回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.出力ノードで出力信号を提供するための、大幅に電圧発振が減少した、CM OS出力バッファ回路であって、 主電極の一方が電源電位ノードに接続され、主電極の他方が出力ノードに接続 された、プルアップトランジスタ(P1)を含み、前記プルアップトランジスタ のゲート電極は、第1の制御信号を受けるよう接続され、出力ノードにおいてロ ーの論理レベルからハイの論理レベルへの遷移を起こし、 前記CMOS出力バッファ回路はさらに、 主電極の一方が出力ノードに接続され、主電極の他方が接地電位ノードに接続 された、プルダウントランジスタ(N1)を含み、前記プルダウントランジスタ のゲート電極は、第2の制御信号を受けるよう接続され、出力ノードにおいてハ イの論理レベルからローの論理レベルへの遷移を起こし、 前記CMOS出力バッファ回路はさらに、 第1の負荷トランジスタ(N2)を含み前記プルアップトランジスタのゲート へ第1のクランプ電圧を発生するための、第1の基準電圧発生器手段(44)と 、 第2の負荷トランジスタ(P3)を含み前記プルダウントランジスタのゲート へ第2のクランプ電圧を発生するための、第2の基準電圧発生器手段(54)と 、 電源電位ノードにおいて発生する電圧発振に応答して、前記負荷トランジスタ のゲートへ第1の負帰還信号を発生し、ローからハイへの遷移の間、前記プルア ップトランジスタのゲートの電圧のスルーレートを減速させ、それによって電源 電位ノードの電圧発振を大幅に減ずるための、第1の負帰還手段(48)と、 接地電位ノードにおいて発生する電圧発振に応答して、前記第2の負荷トラン ジスタのゲートへ第2の負帰還信号を発生して、ハイからローへの遷移の間、前 記プルダウントランジスタのゲートの電圧のスルーレートを減速させ、それによ って接地電位ノードにおける電圧発振を大幅に減ずるための、第2の負帰還手段 (58)とを含む、CMOS出力バッファ回路。 2.前記プルアップトランジスタは、PチャネルMOSトランジスタである、請 求項1に記載のCMOS出力バッファ回路。 3.前記プルダウントランジスタは、NチャネルMOSトランジスタである、請 求項2に記載のCMOS出力バッファ回路。 4.前記第1の基準電圧発生器手段(44)は、一方端が電源電位に接続され、 他方端が第1の負荷トランジスタ(N2)に接続された第1の分圧器回路を含む 、請求項1に記載のCMOS出力バッファ回路。 5.前記第2の基準電圧発生器手段(54)は、一方端が接地電位に接続され、 他方端が第2の負荷トランジスタ(P3)に接続された第2の分圧器回路を含む 、請求項4に記載のCMOS出力バッファ回路。 6.前記第1の基準電圧発生器手段(44)は、カレントミラー構成に結合され ている、請求項4に記載のCMOS出力バッファ回路。 7.前記第2の基準電圧発生器手段(54)は、カレントミラー構成に結合され ている、請求項5に記載のCMOS出力バッファ回路。 8.前記第1の負帰還手段(48)は、負の半波整流器回路(50)および第1 の電圧増幅器回路(52)によって形成される供給バウンス検知回路を含み、前 記負の整流器回路の入力は、内部電源および出力に接続されており、前記電圧増 幅器回路の入力は前記負の整流器回路出力に接続され、前記電圧増幅器回路の出 力は前記第1の負荷トランジスタ(N2)のゲートに接続されている、請求項1 に記載のCMOS出力バッファ回路。 9.前記第2の負帰還手段(58)は、正の半波整流器回路(60)および第2 の電圧増幅器回路(62)によって形成される接地バウンス検知回路を含み、前 記正の整流器回路(60)の入力は、接地電位ノードおよび出力に接続され、前 記第2の電圧増幅器回路の入力は前記正の整流器回路の出力に接続され、前記第 2の電圧増幅器回路の出力は前記負荷トランジスタ(P3)のゲートに接続され ている、請求項8に記載のCMOS出力バッファ回路。 10.出力ノードで出力信号を提供するための、大幅に電圧発振が減少した、C MOS出力バッファ回路であって、 主電極の一方が電源電位ノードに接続され、主電極の他方が出力ノードに接続 された、プルアップトランジスタ(P1)を含み、前記プルアップトランジスタ のゲート電極は、第1の制御信号を受けるよう接続され、出力ノードにおいてロ ーの論理レベルからハイの論理レベルへの遷移を起こし、 前記CMOS出力バッファ回路はさらに、 主電極の一方が出力ノードに接続され、主電極の他方が接地電位ノードに接続 された、プルダウントランジスタ(N1)を含み、前記プルダウントランジスタ のゲート電極は、第2の制御信号を受けるよう接続され、出力ノードにおいてハ イの論理レベルからローの論理レベルへの遷移を起こし、 前記CMOS出力バッファ回路はさらに、 負荷トランジスタ(P3)を含み前記プルダウントランジスタのゲートへクラ ンプ電圧を発生するための、基準電圧発生器手段(54)と、さらに、 接地電位ノードにおいて発生する電圧発振に応答して、前記負荷トランジスタ のゲートへ負帰還信号を発生し、ハイからローへの遷移の間、前記プルダウント ランジスタのゲートの電圧のスルーレートを減速して、それによって接地電位ノ ードにおける電圧発振を大幅に減ずるための、負帰還手段(58)とを含む、C MOS出力バッファ回路。 11.前記プルアップトランジスタはPチャネルMOSトランジスタである、請 求項10に記載のCMOS出力バッファ回路。 12.前記プルダウントランジスタはNチャネルMOSトランジスタである、請 求項11に記載のCMOS出力バッファ回路。 13.前記基準電圧発生器手段(54)は、一方端が接地電位に接続され、他方 端が負荷トランジスタ(P3)に接続された分圧器回路(56)を含む、請求項 10に記載のCMOS出力バッファ回路。 14.前記基準電圧発生器手段(54)はカレントミラー構成に結合された、請 求項13に記載のCMOS出力バッファ回路。 15.前記負帰還手段(54)は、正の半波整流器回路(60)および電圧増幅 器回路(62)によって形成される接地バウンス検知回路(58)を含み、前記 正の整流器回路(60)の入力は接地電位ノードおよび出力に接続され、前記電 圧増幅器回路の入力は、前記正の整流器回路の出力に接続され、前記電圧増幅器 回路の出力は前記負荷トランジスタ(P3)のゲートに接続されている、請求項 10に記載のCMOS出力バッファ回路。 16.出力ノードで出力信号を提供するための、大幅に電圧発振が減少した、C MOS出力バッファ回路であって、 出力ノードにおいてローの論理レベルからハイの論理レベルへの遷移を起こす ためのプルアップトランジスタ手段と、 出力ノードにおいてハイの論理レベルからローの論理レベルへの遷移を起こす ためのプルダウントランジスタ手段と、 ローからハイへの遷移の間、前記プルアップトランジスタ手段における過渡充 電電流の変化の速度を減速して、これによって電源電位ノードにおける電圧発振 を大幅に減ずるための第1の負帰還手段と、 ハイからローへの遷移の間、前記プルダウントランジスタ手段における過渡放 電電流の変化の速度を減速して、それによって接地電位ノードにおける電圧発振 を大幅に減ずるための第2の負帰還手段とを含む、CMOS出力バッファ回路。 17.前記プルアップトランジスタ手段はPチャネルMOSトランジスタを含む 、請求項16に記載のCMOS出力バッファ回路。 18.前記プルダウントランジスタ手段はNチャネルMOSトランジスタを含む 、請求項17に記載のCMOS出力バッファ回路。 19.前記第1の負帰還手段は、負の半波整流器回路(50)および第1の電圧 増幅器回路(52)によって形成される供給バウンス検知回路(48)を含み、 前記負の整流器回路の入力は内部電源ノードおよび出力に接続されており、前記 電圧増幅器回路の入力は前記負の整流器回路の出力に接続され、前記電圧増幅器 回路の出力は第1の負荷トランジスタ(N2)のゲートに接続されている、請求 項16に記載のCMOS出力バッファ回路。 20.前記第2の負帰還手段は、正の半波整流器回路(60)および第2の電圧 増幅器回路(62)により形成される接地バウンス検知回路(58)を含み、前 記正の整流器回路(60)の入力は接地電位ノードおよび出力に接続され、前記 第2の電圧増幅器回路の入力は前記正の整流器回路の出力に接続され、前記第2 の電圧増幅器回路の出力は第2の負荷トランジスタ(P3)のゲートに接続され ている、請求項19に記載のCMOS出力バッファ回路。
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