【発明の詳細な説明】
金属押出しプレスの走出部と延伸整直機との間において成形体をステップバイス
テップ式に横方向搬送する装置
押出しプレスにおいて生ぜしめられる金属成形体は、走出部によって受容され
る。走出部としては、引出し装置と関連した走出テーブル(例えばヨーロッパ特
許第300262号明細書に基づいて公知)又は走出コンベヤ(ドイツ連邦共和
国特許第3936177号明細書)が使用される。成形体は個々に又はグループ
で押出しプレスの作業サイクルに合わせて、冷却ベットを介して延伸整直機まで
横方向搬送され、成形体の整直後で長手方向コンベヤまで搬送され、長手方向コ
ンベヤは、成形体を市販長さに分断するために鋸断機又は剪断機に供給し、最後
にスタック装置に供給される。押出しプレスの後ろにおける走出部において、ア
ルミニウム製の成形体の温度は例えば450°〜500°の範囲にある。成形体
の延伸による整直を効果的に行うためには、成形体の温度は80℃未満に下げる
必要があり、そのために、横方向コンベヤとして形成された冷却ベットが設けら
れている。冷却ベットひいては横方向搬送路における成形体の滞在時間は、横方
向コンベヤの下に配置されていて冷却すべき成形体に
向けられた空気流を生ぜしめる送風機によって、減じられる(定期刊行物「アル
ミニウム」47.1971年の第9号、第545頁〜第549号、特に第547
頁、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2015664号明細書)。
対称的な成形体が歪みなしに冷却されるのに対して、非対称的な成形体は歪む
傾向があり、このような歪みを防止するために、成形体の両端部はトングにおい
て緊締され、成形体は横方向搬送中に、トングの間において引張り緊張下で保持
され、このことは、米国特許第1441354号明細書及びドイツ連邦共和国特
許出願公開第1216657号明細書に開示されている。この場合引張り緊張は
トングの間において自動的に収縮緊張として形成されるか又は、一方のトングに
作用するピストン・シリンダユニットを介してもたらされる。
直線性に関して特に高い要求が課せられる押出しプレスされた成形体は、80
℃未満に冷却された後で、単にストレッチャアと呼ばれる延伸整直機(Streckri
chtmaschine)において引き延ばしによって整直される。歪み傾向のある非対称
的な成形体を延伸整直機の緊締ジョーに導入することは、困難を伴い、作業工程
の自動化に抗するものである。したがって、歪み傾向のある非対称的な成形体も
しくは成形体群はその端部を、走出テーブルもしくは走出コンベヤにおいて、ト
ン
グ対のトングによって掴まれ、トングは、横方向搬送時に成形体と一緒に移動し
、成形体を、該成形体の歪みを完全又はほぼ完全に排除する長手方向緊張下に保
ち、成形体もしくは成形体群を延伸整直機のトング内にもたらし、延伸整直機の
トングが成形体もしくは成形体群の緊張を引き受けた後で初めて、解除される。
十分に大きな処理量を達成するために、この場合2つ又はそれ以上のトング対が
設けられ、これらのトング対は、成形体長手方向において少なくとも1つの緊締
ジョー深さの間隔をおいて互いにずらされている必要があり、これによってトン
グ対は互いに交差する領域において運動することができる。この場合トングは、
緊締によって損なわれる成形体端部区分を短く保つために、交互にずらされてい
る。トングが、成形体もしくは成形体群を別のトング対に又は延伸整直機のトン
グに引き渡す終端ポジションから、出発位置に戻ることができるようにするため
に、トングは、ガイドにおいて鉛直方向で移動調節可能な鉛直なコラムによって
保持されており、この場合ガイドは水平なレールに沿って横搬送方向において走
行可能である。成形体の一方の端部は常に、延伸整直機の定置部分及びプレス走
出部において鋸断機もしくは裁断機によって与えられたラインに位置しているの
で、成形体をこの端部において掴むトングを案内するための水平なレールは、位
置固定に配置されることができる。成形体を他方の端
部において掴むトングは、延伸整直機の第2の部分のように、その都度のプレス
プログラムにおいて調節された成形体長さに調節可能であり、さらに、成形体の
冷却によって生じる収縮を補償するために構成されていなくてはならず、このた
めに各トング及びトングを案内する横方向レールには、成形体長手方向において
走行可能に懸吊されていて水平な長手方向レールにおいて案内されるキャリッジ
が配属されている。キャリッジを懸吊するためには、押出しプレスの走出部及び
横方向コンベヤを越えて延伸整直機の領域にまでキャリッジの走行路に相当する
幅で延在していて長手方向レールを保持するプラットフォームが、必要である。
このプラットフォームには、コストが高いという構造上の欠点のみならず、横方
向コンベヤへの上からの接近可能性が、張り出して延在しているプラットフォー
ムによって著しく制限されているという別の大きな欠点もある。
ゆえに本発明の課題は、トング対のトングを備えていて、トングが成形体もし
くは成形体群を押出しプレスの後ろの走出部から延伸整直機までの横方向搬送中
に交互に掴み、成形体もしくは成形体群と一緒に移動し、かつ成形体もしくは成
形体群を引張り緊張によって引き延ばされた状態に保つようになっている、成形
体をステップバイステップ式に横方向搬送する装置を改良して、製造コストを低
減しかつ横方向コンベヤへ
の接近可能性を良好にすることである。
この課題を解決するために本発明の構成では、トングを案内する横方向レール
が、横方向搬送路の全長に跨っているブリッジとして形成されていて、トングガ
イドとして働くトロリを備えており、ブリッジがその端部で、プレス走出部に対
して平行に配置されていてスタンドに載置された長手方向ビームによって支持さ
れており、ブリッジのうちの少なくとも、成形体長手方向において成形体長さを
補償するために移動調節可能なブリッジが、ブリッジキャリッジを用いて長手方
向ビームに沿って走行可能である。
ブリッジのための成形体長手方向における移動調節可能性が緊締ラインに対す
る調節可能性のため及びいずれにせよその都度の成形体長さに相応した移動調節
可能性のために設けられている場合には、ブリッジのブリッジキャリッジ及びそ
の他のものの同期制御が行われ、ブリッジキャリッジは作業ポジションにおいて
長手方向ビームに対して固定可能である。そこで本発明の別の構成では、成形体
もしくは成形体群を緊締するためのトング対のうちの1つを保持するブリッジが
、同期運転でそのトングキャリッジにおいて又は、トング対のうちの1つのガイ
ドが、ブリッジに所属のトロリの長手方向レールにおいて長手方向で、少なくと
も、緊締された成形体もしくは成形体群の延伸及び収縮に基づいて生じる値だけ
、移動調節可能である。
簡単なエネルギ供給を達成する本発明の別の構成では、トング閉鎖のため、ガ
イドにおけるトングコラムの鉛直方向の行程のため、及び場合によってはブリッ
ジキャリッジにおけるブリッジもしくはトロリにおけるトングガイドの長手方向
運動のために、回転磁界モータによって駆動される電気機械式のリニア行程伝動
装置が設けられている。
緊締された成形体もしくは緊締された成形体群は、横方向搬送時に横方向コン
ベヤベルトにも載っているので、本発明の別の構成では、トングのためのトロリ
が、動的なサーボモータによって横方向コンベヤベルトと同期的に、駆動可能で
ある。
次に図面につき本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明による横方向搬送装置を備えた押出しプレスラインを示す概
略図である。
第2図は、第1図のII−II線に沿った断面して見た側面図である。
第3図は、第1図のIIの領域を示す概略図である。
第4図は、第3図に示された実施例の変化実施例を示す図である。
第5A図〜第5E図は、第2図に相当する側面図で作業経過を示す図である。
第6A図〜第6E図は、変化実施例による作業経過を示す図である。
第7図は、2つの冷却ゾーンの代わりに3つの冷却
ゾーンを備えた変化実施例を示す側面図である。
第8図は第7図に示した変化実施例を、第2図及び第3図に相当する図で示す
概略図である。
第9図は、変化実施例の一部を拡大して示す図である。
第10図は、さらに別の変化実施例を示す縦断面図である。
第11図は、第10図で示した変化実施例の横断面図である。
第12図は、第10図で示した変化実施例を示す概略図である。
第1図に示された押出しプレスラインの全体図において、符号1で押出しプレ
スが示されている。押出しプレス1の軸線の延長線上において長手方向Xには走
出コンベヤ2が延在しており、この走出コンベヤ2には単動式又は複動式の引出
し装置3が配属されており、この引出し装置3の場合によっては2つのグリッパ
は交互に、押出しプレスから走出する成形体又は成形体群を掴んで引き出す(な
お以下の記載において「成形体群」とだけ記載されている場合でも、この記載は
1つの成形体をも意味している)。さらに、押出し加工された成形体群を所定の
最大長さLmax及び最小長さLminに分断するために、剪断機4及び鋸断機5が設
けられている。所定長さに分断された成形体群は、作用領域が部分的に重なって
いる個別に制御可能
な横方向コンベヤ6,7によって、走出コンベヤ2からステップバイステップ式
に第1の冷却ゾーン8に、かつタイミング制御されて第2の冷却ゾーン9にもた
らされ、次いで延伸装置の軸線10内にもたらされる。この延伸装置は、延伸行
程を実施する定置の緊締ヘッド11と、成形体群の所定長さに合わせて調節可能
な対応ヘッド12とから成っている。
延伸整直(Streckrichten)の後で成形体群は横方向コンベヤ13によって延伸
装置から搬出されて、長手方向コンベヤ14にもたらされ、もたらされた成形体
群を引き受けた長手方向コンベヤ14は、次いで成形体群をアジャスタ15に搬
送する。
冷却時に反るもしくは歪む傾向のある成形体がプレスされる場合には、成形体
群はその端部をトングによって緊締され、冷却中に、反りもしくは歪みを完全に
又はほぼ完全に排除する長手方向緊張下に保たれる。第2図に示されているよう
にトングは、下側のジョー16と上側のジョー17とから成っており、この場合
下側のジョー16が直角にコラム18と結合されているのに対して、上側のジョ
ー17はスリーブ19と結合されていて、このスリーブ19によってコラム18
に沿ってトング開閉のためにシフト可能である。コラム18自体は、鉛直方向で
シフト可能にガイド20において案内されており、このガイド20はトロリとし
て形成されていて、ブリッジ22,23,24,25
のうちの1つに沿って横方向で移動可能である。ガイド20におけるコラム18
の行程は、下方に向かってはカラー18aによって制限されている。ガイド20
にはブラケット20aを介してリニア行程伝動装置21が支持されており、この
リニア行程伝動装置21はトングの開閉のために上側のジョー17に対して作用
する。リニア行程伝動装置21の上昇動作時にトングがその最大の開放幅に達す
ると、上側のジョー17のスリーブ19はコラム18に設けられたストッパ18
bに当接し、その結果コラム18ひいては下側のジョー16は、この下側のジョ
ー16が設定された最大の成形体高さだけ横方向コンベヤ6,7の上縁部の上方
に位置して、成形体を越えて横方向に移動できるようなところまで、持ち上げら
れる。
設定された成形体長さに応じて、ブリッジ23/24とブリッジ21/22と
の間の間隔は調節される。ブリッジ21,22,23,24は、走出コンベヤ2
から長手方向コンベヤ14までの、第1の横方向コンベヤ6と第2の横方向コン
ベヤ7と第3の横方向コンベヤ13とを備えた横方向搬送路全体に跨っており、
ブリッジ21,22のための長手方向ビーム26とブリッジ23,24のための
長手方向ビーム27とによって支持されており、そしてこれらの長手方向ビーム
26,27に沿ってブリッジキャリッジ28を用いて走行可能である。長手方向
ビーム27の長さは、最大
の成形体長さと最小の成形体長さとの間の差に相応して寸法設定されている。長
手方向ビーム26は、延伸整直機の対応ヘッド12が無段階式に移動調節可能な
のではなく、ピッチ(Rasten)の間隔で移動調節可能である場合には、ブリッジ
21,22の短い移動調節距離のためにだけ設けられればよく、この場合前記ピ
ッチの間隔は、延伸整直機の緊締ヘッド11の行程において補償される。さもな
くば、ブリッジ21,22は長手方向ビーム26と堅く結合されていてもよい。
トング対における成形体群の緊締によって、冷却と共に生じる収縮により、自
動的に成形体群において引張り緊張が発生する。しかしながら最初から引張り緊
張に対して規定された等しいままのサイズを利用するためには、各トング対の少
なくとも1つのトングが、緊締された成形体群の長手方向において、所望の引張
り緊張に相当する力で、例えばトングを保持するブリッジの走行によって走行可
能である。第8図にはそのために適したブリッジキャリッジが示されている。ブ
リッジキャリッジ28は、クランプ装置29を用いて長手方向ビーム27に対し
てロック可能であり、かつスロット30を備えており、このスロット30内にお
いては、ブリッジ23と結合された滑子31が、長手方向において可動である。
リニア行程伝動装置32によってブリッジ23はその滑子31でスロット30内
において摺動させられ、この摺動は、1つのブリッジ
に所属の2つのブリッジキャリッジにおいて同期的に行われ、成形体群に加えら
れる引張り緊張は、リニア行程伝動装置によって相応な配分でもたらされる。ス
ロット30内における滑子31の運動の自由度は、成形体の収縮及び延伸に基づ
く値に対して十分に寸法設定されている。この値を超えるブリッジの摺動に対し
ては、ブリッジキャリアはロープ33を介して、クランプ装置29の解除後に、
ブリッジに配属されていて走行車34を備えた両ブリッジキャリッジの同期運転
で走行させられる。
第3図に示されているように、トングI,IIはブリッジ23,24の互いに向
かい合っている側に配置されているので、トングIのジョー16,17は横方向
において延伸装置の対応ヘッド12のジョーと整合しており、かつトングIIのジ
ョー16,17はわずかな間隔をおいて対応ヘッド12のジョーとは整合してい
ない。このようにすることによって、成形体の緊締によって損なわれる端部区分
を可能な限り短く保つことができる。相応な形式で、トング対のトングI,IIに
対する対応トングもまた、延伸装置の延伸ヘッドのジョーに配属されていて、ブ
リッジ21,22に配置されている。
第4図には、ただ1つのブリッジ35しか使用されない変化実施例が示されて
おり、このブリッジ35は例えば2つのブリッジ22,23の代わりに使用する
ことができ、特に、固定の緊締ラインにもしくは、ピッチ間隔(Rastenabstand)
を補償するために必要な緊締ヘッド11の行程部分に相応してわずかに変化可能
な緊締ラインに配置された、トング対のトングを支持するために設けられている
。トングIのジョー36とトングIIのジョー37とは、交互に行われる緊締によ
って損なわれる成形体の端部区分を可能な限り短く保つために、ブリッジ35の
下で互いにずらされている。
作業経過は第5A図〜第5E図に示されており、この場合出発ポジションとし
て第5A図では次のような時点が選択されている。すなわちこの時点では、第1
の成形体群がトングIを備えたトング対に緊締されて冷却ゾーン8の上方に位置
し、かつ第2の成形体群がトングIIを備えたトング対に緊締されて冷却ゾーン9
の上方に位置している。十分に冷却された後で、冷却ゾーン9の上方に位置して
いる成形体群は、トングIIを備えたトング対において緊張を維持したまま、延伸
整直装置の軸線10まで横方向搬送され、そこで延伸整直を実施するために、緊
締ヘッド11及び対応ヘッド12のジョーによって緊締される。成形体群が緊締
ヘッド11及び対応ヘッド12のジョーによって緊締されるやいなや、トング対
のトングII及び対応トングは解除され、トングIIは横搬送方向で走行させられ(
第5B図参照)、このトングIIの走行は成形体群の後
ろで鉛直方向に持ち上げられるまで続き、トングIIは鉛直方向に持ち上げられた
後で、成形体群を越えて戻され、成形体群の前で再び降下され、そしてトングI
と同じポジションにまで走行させられ、そこでトングIIは、冷却ゾーン8の上方
に位置する成形体群の緊締を引き受ける(第5C図参照)。次いでトングIを解
除することができる。トングI,IIは一緒に横方向に走行させられ、この両トン
グの走行は、第1の成形体群を備えたトングIIが冷却ゾーン9の上方で停止させ
られるまで続き、これに対して開放されたトングIはさらに横方向に移動させら
れ、第1の成形体群の後ろで停止させられ、この第1の成形体群を越えて戻され
、再び降下させられ(第5D図参照)、次いで、成形体群が引出し装置3から引
き出される(第5E図参照)やいなや、後続の成形体群を引き受けるために走出
コンベヤ2の領域に移動させられる。次いでこの成形体群はトングIによって緊
締されて冷却ゾーン8の上方にもたらされ、これによって1つの作業サイクルが
終了する。
別の変化実施例及びこの変化実施例によって実施可能な作業経過は、第6A図
〜第6E図に示されている。この変化実施例では、成形体群を延伸整直機10の
トングに引き渡すトング対のトングIIbは、(第2図及び第3図に示された実施
例のように)横搬送方向とは逆向きにではなく、横搬送方向に開放されており、
このような配置形式の利点としては次のことが挙げられる。すなわちこのように
なっていると、トングIIbは横搬送方向とは逆向きに、延伸整直機10に緊締さ
れた成形体群に対して走出可能であり、横方向コンベヤ13bは、第2図及び第
3図に示された実施例においてトングIIの走出のために必要であった値だけ短く
構成することができる。そしてブリッジ23b,24bもまた同じ値だけ短縮さ
れる。作業経過は以下の通りである。第6A図に示された出発位置では、各1つ
の成形体群が冷却ゾーン8及び冷却ゾーン9の上に位置している。押出しプレス
の作業サイクルにおける十分な滞在時間の後で、一方の成形体群は対を成すトン
グIIbによって冷却ゾーン9から、緊締ヘッド11及び対応緊締ヘッド12を備
えた延伸整直機10の緊締ジョーに導入されて、これらの緊締ヘッド11,12
によって緊締される。これに対して同時に、対を成すトングIは、該トングによ
って緊締された成形体群と共に冷却ゾーン8から冷却ゾーン9に移動させられる
(第6B図参照)。トングIIbの開放後に、該トングIIbは横搬送方向とは逆向
きに走出させられ、鉛直方向で持ち上げられ、トングIによって緊締された成形
体群を越えて移動させられ、この成形体群の前で降下させられ(第6C図)、そ
してトングIIbは、該トングが冷却ゾーン9の上方に位置する成形体群及びその
緊締を引き受けることができるようなところまで、横
搬送方向で前進させられる。次いでトングIが開放され、横搬送方向で送出され
、鉛直方向で持ち上げられ、横搬送方向とは逆向きに、冷却ゾーン9の上方に位
置する成形体群の前まで移動させられ、そしてそこで降下させられる。引出し装
置3が新たな成形体群を走出コンベヤ2において準備する(第6D図)やいなや
、トングIは横搬送方向とは逆向きに、走出コンベヤ2における成形体群の引き
受けのために移動させられる(第6E図参照)。次いでこの成形体群はトングI
によって冷却ゾーン8の上方にもたらされ、これによって1つの作業サイクルが
終了する。
第7図及び第8図には、第2図及び第3図に示された実施例におけるように2
つの冷却ゾーンではなく、3つの冷却ゾーン38,39,40を備えた変化実施
例が示されている。成形体群を常に緊締した状態で走出コンベヤ2から延伸装置
の軸線10にまで移動させるためには、4つのトングI,II,III,IV及びトン
グ対が必要である。トングI,IIIは対応ヘッド12のトングと整合して位置し
ている、もしくは緊締ヘッド11の図示されていない部分に位置しており、これ
に対して長手方向においてジョー深さよりも幾分大きな値だけずらされてトング
II,IVは、そのジョーが整合するように配置されている。作業経過は原理的には
、第5A図〜第5E図に対して記載された作業経過と同じである。第6図及び第
7図に示された状態、つまり成
形体群が延伸装置内にもたらされている状態を起点として、トングIVは解除され
、成形体群を越えてトングIIIと同じ位置に移動させられ、そこで閉鎖される。
そしてトングIIIが解除され、成形体群を越えてトングIIと同じ位置に移動させ
られ、そこで閉鎖される。次にトングIIが解除され、成形体群を越えてトングI
と同じ位置に移動させられ、そこで閉鎖される。最後にトングIが解除され、成
形体群を越えて移動させられ、そして新たな成形体群が走出コンベヤの上に走出
されている場合には、この新たな成形体群を受容する。延伸装置において整直さ
れた成形体群が横方向コンベヤ13によって延伸装置から搬出されるやいなや、
トングI,II,III,IVはこれらのトングによって緊締された成形体群と共に、
後続のポジションに横方向移動させられ、これによって次の作業サイクルを始め
ることができる。
第10図、第11図及び第12図に示された実施例では、ブリッジ41,42
は各2つのウェブ41a,41b及び42a,42bによって形成されており、
この場合ウェブ41a,41bはブリッジキャリッジ41cによってまとめられ
、かつウェブ42a,42bはブリッジキャリッジ42cによってまとめられて
いる。ブリッジ41のウェブ41aと41bとの間においてはトロリ43が、か
つブリッジ42のウェブ42aと42bとの間においてはトロリ44が、横方向
において横方向コンベヤ6,7の運動と同期的に走行可能であり、これらのトロ
リ43,44によって、成形体群はトングにおける緊締に加えて支持されている
。トロリ43,44は、長手方向に配置されたレール45を備えており、これら
のレール45においてガイド46が摺動可能であり、これらのガイド46はその
他の点では、第2図及び第3図に示された実施例におけるように形成されており
、したがってこれについての説明はここでは省く。ガイド46はレール45にお
いて、成形体群を必要な引張り力下に保つリニア行程伝動装置47によって、摺
動させられる。ブリッジキャリッジ41c,42cはロープを介して走行可能で
あり、クランプ装置を用いて長手方向ビーム27に対してロック可能である。
第10図、第11図及び第12図に示された実施例は特別な利点を、レール4
5の寸法設定及びレール20におけるガイド46の走行路の寸法設定によって提
供する。すなわちこの場合トングI,IIは、延伸装置のトングへの成形体群の引
渡し時におけるトング位置に相当するラインSにおける、横方向で整合する位置
から、互いに逆向きの長手方向運動をある程度できるようになっており、この程
度は、交差するトングI,IIの間のゲージ(Stichmass)Rに、成形体の収縮及び
延伸によって生じる値を加えた値に相当する。これによって、成形体群を常に緊
張状態で走出コンベヤ2か
ら延伸装置内にまで搬送することが可能である。そしてこの場合トングI,IIは
、延伸装置への成形体群の引渡しのために適したラインSに沿って運動し、交差
領域において戻りのトングは、ゲージRの分だけ運動することによって行きのト
ングを回避することができ、これによって次いで行きのトングのラインSに戻る
ことができる。このようにしてトングIは緊締された成形体群と共に、ポジショ
ンAから冷却ゾーン8,9の上に位置するポジションB,Cを通過し、成形体群
が延伸装置のトングに引き渡されるポジションDに達する。次いでトングIは解
除され、ポジションEに走行させられ、持ち上げられ、そして成形体群を越えて
ポジションFに走行させられる。このポジションFにおいて、ポジションGまで
ゲージRの分だけ長手方向シフトが行われ、ポジションGからトングIはトング
IIのそばを通過して出発ポジションに戻り走行する。トングIIは同様にポジショ
ンAを起点としてポジションB,C,Dを通過し、これらのポジションB,C,
DにおいてトングIIに保持された成形体群は、延伸装置のトングに引き渡される
。トングIIの解除後にこのトングIIは同様にポジションEに走行し、そして持ち
上げられて、成形体群を越えてポジションFに走行する。このポジションFにお
いてポジションHに向かってゲージRの分だけ長手方向シフトが行われ、このポ
ジションHからトングIIはトングIのそばを通って出
発ポジションに戻り走行する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年7月7日
【補正内容】
の接近可能性を良好にすることである。
この課題を解決するために本発明の構成では、請求項1の上位概念に記載の装
置において、トングを案内する横方向レールが、横方向搬送路の全長に跨ってい
るブリッジとして形成されていて、トングガイドとして働くトロリを備えており
、ブリッジがその端部で、プレス走出部に対して平行に配置されていてスタンド
に載置された長手方向ビームによって支持されており、ブリッジのうちの少なく
とも、成形体長手方向において成形体長さを補償するために移動調節可能なブリ
ッジが、ブリッジキャリッジを用いて長手方向ビームに沿って走行可能である。
ブリッジのための成形体長手方向における移動調節可能性が緊締ラインに対す
る調節可能性のため及びいずれにせよその都度の成形体長さに相応した移動調節
可能性のために設けられている場合には、ブリッジのブリッジキャリッジ及びそ
の他のものの同期制御が行われ、ブリッジキャリッジは作業ポジションにおいて
長手方向ビームに対して固定可能である。そこで本発明の別の構成では、成形体
もしくは成形体群を緊締するためのトング対のうちの1つを保持するブリッジが
、同期運転でそのトングキャリッジにおいて又は、トング対のうちの1つのガイ
ドが、ブリッジに所属のトロリの長手方向レールにおいて長手方向で、少なくと
も、緊締された成形体もしくは成形体群の延伸及び収
縮に基づいて生じる値だけ、移動調節可能である。
簡単なエネルギ供給を達成する本発明の別の構成では、トング閉鎖のため、ガ
イドにおけるトングコラムの鉛直方向の行程のため、及び場合によってはブリッ
ジキャリッジにおけるブリッジもしくはトロリにおけるトングガイドの長手方向
運動のために、回転磁界モータによって駆動される電気機械式のリニア行程伝動
装置が設けられている。
緊締された成形体もしくは緊締された成形体群は、横方向搬送時に横方向コン
ベヤベルトにも載っているので、本発明の別の有利な構成の特徴では、トングの
ためのトロリが、動的なサーボモータによって横方向コンベヤベルトと同期的に
、駆動可能である。
次に図面につき本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明による横方向搬送装置を備えた押出しプレスラインを示す概
略図である。
第2図は、第1図のII−II線に沿った断面して見た側面図である。
第3図は、第1図のIIの領域を示す概略図である。
第4図は、第3図に示された実施例の変化実施例を示す図である。
第5A図〜第5E図は、第2図に相当する側面図で作業経過を示す図である。
第6A図〜第6E図は、変化実施例による作業経過を示す図である。
第7図は、2つの冷却ゾーンの代わりに3つの冷却
な横方向コンベヤ6,7によって、走出コンベヤ2からステップバイステップ式
に第1の冷却ゾーン8に、かつタイミング制御されて第2の冷却ゾーン9にもた
らされ、次いで延伸装置の軸線10内にもたらされる。この延伸装置は、延伸行
程を実施する定置の緊締ヘッド11と、成形体群の所定長さに合わせて調節可能
な対応ヘッド12とから成っている。
延伸整直(Streckrichten)の後で成形体群は横方向コンベヤ13によって延伸
装置から搬出されて、長手方向コンベヤ14にもたらされ、もたらされた成形体
群を引き受けた長手方向コンベヤ14は、次いで成形体群をアジャスタ15に搬
送する。
冷却時に反るもしくは歪む傾向のある成形体がプレスされる場合には、成形体
群はその端部をトングによって緊締され、冷却中に、反りもしくは歪みを完全に
又はほぼ完全に排除する長手方向緊張下に保たれる。第2図に示されているよう
にトングは、下側のジョー16と上側のジョー17とから成っており、この場合
下側のジョー16が直角にコラム18と結合されているのに対して、上側のジョ
ー17はスリーブ19と結合されていて、このスリーブ19によってコラム18
に沿ってトング開閉のためにシフト可能である。コラム18自体は、鉛直方向で
シフト可能にガイド20において案内されており、このガイド20はトロリとし
て形成されていて、ブリッジ21,22,23,24
のうちの1つに沿って横方向で移動可能である。ガイド20におけるコラム18
の行程は、下方に向かってはカラー18aによって制限されている。ガイド20
にはブラケット20aを介してリニア行程伝動装置25が支持されており、この
リニア行程伝動装置25はトングの開閉のために上側のジョー17に対して作用
する。リニア行程伝動装置25の上昇動作時にトングがその最大の開放幅に達す
ると、上側のジョー17のスリーブ19はコラム18に設けられたストッパ18
bに当接し、その結果コラム18ひいては下側のジョー16は、この下側のジョ
ー16が設定された最大の成形体高さだけ横方向コンベヤ6,7の上縁部の上方
に位置して、成形体を越えて横方向に移動できるようなところまで、持ち上げら
れる。
設定された成形体長さに応じて、ブリッジ23/24とブリッジ21/22と
の間の間隔は調節される。ブリッジ21,22,23,24は、走出コンベヤ2
から長手方向コンベヤ14までの、第1の横方向コンベヤ6と第2の横方向コン
ベヤ7と第3の横方向コンベヤ13とを備えた横方向搬送路全体に跨っており、
ブリッジ21,22のための長手方向ビーム26とブリッジ23,24のための
長手方向ビーム27とによって支持されており、そしてこれらの長手方向ビーム
26,27に沿ってブリッジキャリッジ28を用いて走行可能である。長手方向
ビーム27の長さは、最大
の成形体長さと最小の成形体長さとの間の差に相応して寸法設定されている。長
手方向ビーム26は、延伸整直機の対応ヘッド12が無段階式に移動調節可能な
のではなく、ピッチ(Rasten)の間隔で移動調節可能である場合には、ブリッジ
21,22の短い移動調節距離のためにだけ設けられればよく、この場合前記ピ
ッチの間隔は、延伸整直機の緊締ヘッド11の行程において補償される。さもな
くば、ブリッジ21,22は長手方向ビーム26と堅く結合されていてもよい。
トング対における成形体群の緊締によって、冷却と共に生じる収縮により、自
動的に成形体群において引張り緊張が発生する。しかしながら最初から引張り緊
張に対して規定された等しいままのサイズを利用するためには、各トング対の少
なくとも1つのトングが、緊締された成形体群の長手方向において、所望の引張
り緊張に相当する力で、例えばトングを保持するブリッジの走行によって走行可
能である。第9図にはそのために適したブリッジキャリッジが示されている。ブ
リッジキャリッジ28は、クランプ装置29を用いて長手方向ビーム27に対し
てロック可能であり、かつスロット30を備えており、このスロット30内にお
いては、ブリッジ23と結合された滑子31が、長手方向において可動である。
リニア行程伝動装置32によってブリッジ23はその滑子31でスロット30内
において摺動させられ、この摺動は、1つのブリッジ
に所属の2つのブリッジキャリッジにおいて同期的に行われ、成形体群に加えら
れる引張り緊張は、リニア行程伝動装置によって相応な配分でもたらされる。ス
ロット30内における滑子31の運動の自由度は、成形体の収縮及び延伸に基づ
く値に対して十分に寸法設定されている。この値を超えるブリッジの摺動に対し
ては、ブリッジキャリアはロープ33を介して、クランプ装置29の解除後に、
ブリッジに配属されていて走行車34を備えた両ブリッジキャリッジの同期運転
で走行させられる。
第3図に示されているように、トングI,IIはブリッジ23,24の互いに向
かい合っている側に配置されているので、トングIのジョー16,17は横方向
において延伸装置の対応ヘッド12のジョーと整合しており、かつトングIIのジ
ョー16,17はわずかな間隔をおいて対応ヘッド12のジョーとは整合してい
ない。このようにすることによって、成形体の緊締によって損なわれる端部区分
を可能な限り短く保つことができる。相応な形式で、トング対のトングI,IIに
対する対応トングもまた、延伸装置の延伸ヘッド11のジョーに配属されていて
、ブリッジ21,22に配置されている。
第4図には、ただ1つのブリッジ35しか使用されない変化実施例が示されて
おり、このブリッジ35は例えば2つのブリッジ21,22の代わりに使用する
において横方向コンベヤ6,7の運動と同期的に走行可能であり、これらのトロ
リ43,44によって、成形体群はトングにおける緊締に加えて支持されている
。トロリ43,44は、長手方向に配置されたレール45を備えており、これら
のレール45においてガイド46が摺動可能であり、これらのガイド46はその
他の点では、第2図及び第3図に示された実施例におけるように形成されており
、したがってこれについての説明はここでは省く。ガイド46はレール45にお
いて、成形体群を必要な引張り力下に保つリニア行程伝動装置47によって、摺
動させられる。ブリッジキャリッジ41c,42cはロープを介して走行可能で
あり、クランプ装置を用いて長手方向ビーム27に対してロック可能である。
第10図、第11図及び第12図に示された実施例は特別な利点を、レール4
5の寸法設定及びレール45におけるガイド46の走行路の寸法設定によって提
供する。すなわちこの場合トングI,IIは、延伸装置のトングへの成形体群の引
渡し時におけるトング位置に相当するラインSにおける、横方向で整合する位置
から、互いに逆向きの長手方向運動をある程度できるようになっており、この程
度は、交差するトングI,IIの間のゲージ(Stichmass)Rに、成形体の収縮及び
延伸によって生じる値を加えた値に相当する。これによって、成形体群を常に緊
張状態で走出コンベヤ2か
請求の範囲
1.成形体、特に成形体群を、金属押出しプレス(1)の走出部における長手方
向コンベヤから、第1の冷却ステーション(3;38)及び場合によっては第2
の冷却ステーション(9;39)並びにその他の冷却ステーション(40)を介
して延伸整直機(10)まで、ステップバイステップ式に横方向搬送する装置で
あって、
a)この横方向搬送中に、各成形体もしくは各成形体群が成形体端部において
トング(I,II,III,IV)の間で緊締されており、
b)1つのステップにわたって成形体もしくは成形体群と一緒に移動するトン
グ(I,II,III,IV)及び次のステップで一緒に移動するトング並びに最後に
外側ポジションに配置された延伸整直機(10)のトングが、交互に成形体長手
方向において緊締ジョー深さの間隔をおいてずらされて配置されており、
c)1つのステップのためのトング(I,II,III,IV)が、後続のステップ
のためのトングもしくは延伸整直機(10)のトングが閉鎖されるまで、閉鎖さ
れたままであり、
d)横搬送方向(Y)において側方に開放したトングが、ガイド(20)にお
いて鉛直方向に移動調節
可能でかつ鉛直方向に延在するコラム(18)によって保持されており、ガイド
(20)自体が横方向レール(21,22,23,24,35,41,42)に
よって水平方向に案内されて、横搬送方向(Y)において走行可能に配置されて
おり、そしてトング(I,II,III,IV)が、そのステップ終端位置において開
放された後で、水平な横方向運動と鉛直方向の運動とによって、成形体もしくは
成形体群を越えて持ち上げられて、次の成形体もしくは成形体群を受容するため
の出発位置に戻されるようになっており、
e)成形体長さを補償するために成形体長手方向(X)において移動調節可能
な横方向レール(23,24)が、水平な長手方向レールによって案内された走
行可能なキャリッジによって保持されている形式のものにおいて、
トングを案内する横方向レールが、横方向搬送路の全長に跨っているブリッジ
(21,22,23,24;35;41,42)として形成されていて、トング
ガイドとして働くトロリ(20;43,44)を備えており、ブリッジ(21,
22,23,24;35;41,42)がその端部で、プレス走出部(2)に対
して平行に配置されていてスタンドに載置された長手方向ビーム(26,27)
によって支持されており、ブリッジのうちの少なくとも、成形
体長手方向(X)において移動調節可能なブリッジ(23,24;41,42)
が、ブリッジキャリッジ(28;41c,42c)を用いて長手方向ビーム(2
7)に沿って走行可能であることを特徴とする、金属押出しプレスの走出部と延
伸整直機との間において成形体をステップバイステップ式に横方向搬送する装置
。
2.ブリッジ(23,24)の同期的に走行可能な2つのブリッジキャリッジ(
28)が、長手方向ビーム(27)に対して固定可能であり、各ブリッジ(23
,24)がそのブリッジキャリッジ(28)において長手方向で、少なくとも、
緊締された成形体もしくは成形体群の延伸及び収縮に基づいて生じる値だけ、同
期的に移動調節可能である、請求項1記載の横方向搬送装置。
5.トング閉鎖のため、ガイド(20)におけるトングコラム(18)の鉛直方
向の行程のため、及び場合によってはブリッジキャリッジ(28)におけるブリ
ッジ(23,24)もしくはトロリ(43,44)におけるトングガイド(46
)の長手方向運動のために、回転磁界モータによって駆動される電気機械式のリ
ニア行程伝動装置(21,32,47)が設けられている、請求項1から4まで
のいずれか1項記載の横方向搬送装置。
7.2つのブリッジ(41,42)と、該ブリッジに
沿って横方向に走行可能なトロリ(43,44)と、該トロリ(43,44)に
ブリッジ(41,42)の間の空間において配置されていてトロリ(43,44
)と共に横方向にかつトロリ(43,44)に対して長手方向に走行可能な強制
ガイド(46)とが設けられており、ブリッジ(41,42)の間隔とトロリ(
43,44)に対する強制ガイド(46)の長手方向走行距離とが次のように寸
法設定されており、すなわちこの場合各強制ガイド(46)が、前進させられた
位置から中央(S)において、交差するトング(I,II)と強制ガイド(46)
との間のゲージ(R)の分だけ所属のブリッジ(41;42)に向かって走入可
能であり、その結果走出コンベヤ(2)からトング(I;II)によって受容され
た成形体群は、該トング(I;II)における緊張を状態を維持しながら、緊締ヘ
ッド(11)及び対応ヘッド(12)における延伸装置のトングによる引き受け
に至るまで、もたらされることができる、請求項1、3、5及び6のいずれか1
項記載の横方向搬送装置。
【図2】
【図3】
【図4】
【図10】
【図11】
【図12】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ヨーゼフ フェッテン
ドイツ連邦共和国 ノイス ミューレンシ
ュトラーセ 49
(72)発明者 アルフレート シュタインメッツ
ドイツ連邦共和国 ヴィリッヒ ヴィーゼ
ルヴェーク 5
【要約の続き】
平方向に案内されて、横搬送方向において走行可能に配
置されており、そして成形体長さを補償するために成形
体長手方向において移動調節可能な横方向レール(2
4)が、水平な長手方向レールによって案内された走行
可能なキャリッジによって保持されている形式のものに
関する。トングを案内する横方向レールは本発明によれ
ば、横方向搬送路の全長に跨っているブリッジ(23,
24)として形成されていて、トングガイドとして働く
トロリ(20)を備えており、ブリッジ(23,24)
がその端部で、プレス走出部に対して平行に配置されて
いてスタンドに載置された長手方向ビームによって支持
されており、ブリッジのうちの少なくとも、成形体長手
方向において移動調節可能なブリッジ(24)が、ブリ
ッジキャリッジを用いて長手方向ビームに沿って走行可
能である。