JP2854681B2 - 押出設備のストレッチャー - Google Patents

押出設備のストレッチャー

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JP2854681B2
JP2854681B2 JP2172857A JP17285790A JP2854681B2 JP 2854681 B2 JP2854681 B2 JP 2854681B2 JP 2172857 A JP2172857 A JP 2172857A JP 17285790 A JP17285790 A JP 17285790A JP 2854681 B2 JP2854681 B2 JP 2854681B2
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stretcher
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傳二郎 金子
一郎 橋本
昇 大根田
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、押出機により成形されたアルミニウム等
の金属製押出材の湾曲等を矯正する、押出機後面設備の
一つとしてのストレッチャーに関する。
従来の技術 一般に、アルミニウム材の押出設備は、第3図に示さ
れるような構成となされている。
即ち、(1)は押出機、(2)は該押出機(1)の出
側に配設された後面テーブルである。後面テーブル
(2)は、押出機(1)側のフリーローラーによるイニ
シャルテーブル(3)と、それに続く駆動ローラによる
ランアウトテーブル(4)となる。ランアウトテーブル
(4)にはプラー(5)が添設されている。そして、ラ
ンアウトテーブル(4)の側部に隣接してクーリングテ
ーブル(6)と、ストレッチャーテーブル(7)と、ソ
ーテーブル(8)とがランアウトテーブル(4)側から
順次並列状態に配設されている。クーリングテーブル
(6)とストレッチテーブル(7)はそれぞれ多数個並
列配置したベルトコンベアー(9)によるもので、また
ソーテーブル(8)は駆動ローラーによる。そして、ス
トレッチテーブル(7)にはストレッチャー(10)が配
設されている。(60)(60)は該ストレッチャー(10)
のチャック装置である。また、ソーテーブル(8)には
カッター(15)が配置されている。
上記押出設備では、押出機(1)から押し出されてく
る押出材はプラー(5)に引かれながらイニシャルテー
ブル(3)を経てランアウトテーブル(4)上に運ばれ
る。そして、図示しないプラテンカッターにて切断した
後、ベルトコンベアー(9)の作動によりクーリングテ
ーブル(6)に運ばれ、引き続いてストレッチテーブル
(7)に運ばれる。このストレッチテーブル(7)にお
いて、押出材は、その両端部が前後のチャック装置(6
0)(60)にチャックされ、一方のチャック装置(60)
を固定保持すると共に他方のチャック装置(60)を離間
方向に移行変位せしめることによりストレッチされる。
その後ソーテーブル(8)に運ばれ、カッター(15)に
て所定長さに切断される。
ところで、従来、上記ストレッチャー(10)として、
例えば第4図に示されるようなものが使用されていた。
即ち、(61)は押出材の長さ方向に沿うレールで、こ
のレール(61)上に台車(62)が走行自在に配置され、
この台車(62)にチャック装置(60)が設けられてい
る。このチャック装置において、(60)はコ字状フレー
ムで、テーブル(7)側に向けられた状態で台車(62)
の上面に固着状態に取り付けられている。このフレーム
(63)の上下両辺部の内面は先端方向に向けて内向きに
傾斜する斜面(63a)(63a)に形成され、該両斜面に1
対の挾持片(64)(64)が傾斜方向摺動自在に配置され
ている。そして、これらの挾持片(64)(64)の後面に
シリンダー装置(65)(65)が連結され、挾持片(64)
(64)が斜面(63a)(63a)に沿って同期的に進退移動
せしめられ、相互に接近・離反作動うを行うものとなさ
れている。なお、(66)は台車(62)を走行せしめる駆
動装置である。
この従来のチャック装置(60)では、ストレッチテー
ブル(7)上の押出材(A)の端部をフレーム(63)内
に突出状態に配置せしめた状態において、シリンダー
(65)(65)を作動して両挾持片(64)(64)を同期的
に進出せしめることにより、フレーム(63)内の先端側
の位置で押出材(A)の端部がチャッキングされる。
なお、チャック装置(60)の高さ位置は、押出材
(A)をチャックした状態において、押出材(A)がス
トレッチテーブル(7)の上面から浮いた状態となるよ
うに経験的に定められている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来のチャック装置(6
0)を使用したストレッチャーでは、チャック装置(6
0)による押出材のチャック高さ位置が一定であること
に起因して次のような不都合を生じることがある。
即ち、押出機(1)から押出されてくる押出材は、使
用する押出用ダイスの成形孔の大きさ、形状等に依存し
て、その断面の形状や大きさ、肉厚等も様々である。そ
のため、押出材の両端部を支持して宙に浮かせるとその
中央部の撓み量も押出材の種類によって異なったものと
なる。そのため、上記のような従来のチャック装置(6
0)のように、押出材(A)のチャックの高さ位置が押
出材の種類にかかわらず一定であると、ストレッチテー
ブル(7)上の押出材の両端部をチャックした状態にお
いて、押出材の種類によってはその際の撓みによりその
中央部ないしは中間部がストレッチテーブル(7)から
浮かない場合がある。もちろんこのような事態が起こら
ないことを見込んでチャック高さ位置が定められるので
あるが、それでもなお、見込みを越えて撓みを生じるよ
うなことが実際上起こりうる。そのような状態で、両チ
ャック装置(60)を相対的に離間する方向に移動してス
トレッチを行ってもストレッチテーブル(7)と接触を
保っている押出材の中間部にはストレッチ効果が及びに
くく、押出材全体に適正充分なストレッチを施すことが
できない。殊に、最近肉薄の押出材の成形を行う場合も
少しずつ多くなり、それに起因して引張り代にも制限を
受けるようになってきている現状では、従来のチャック
装置ひいてはストレッチャーでは対応が難しくなってき
ている。
この発明は、かかる背景のもと、断面の形状に大き
さ、肉厚等の異なる種々の押出材に対し、適正充分なス
トレッチを施すことのできる押出設備のストレッチャー
を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的において、この発明は、ストレッチテーブル
に水平状態に支承された押出機からの押出材の両端部を
チャックする1対のチャック装置と、該チャック装置を
離間方向に相対的に移動せしめるストレッチ駆動装置と
が備えられた押出設備のストレッチャーにおいて、 前記各チャック装置が、上下1対のチャック用挟持片
と、各挟持片を昇降作動する1対のチャック駆動部と、
両挟持片による押出材のチャック高さ位置が前記ストレ
ッチテーブル上方の所定高さ範囲内で調整変更されるよ
うに両チャック用駆動部の駆動制御を行う制御部とを有
することを特徴とする押出設備のストレッチャーを要旨
とする。
作用 上記ストレッチャーでは、ストレッチテーブル上に配
置された押出材の端部を上下の挾持片間に位置せしめ、
チャック用駆動部を駆動して、押出材端部をチャックす
る。その際、該チャック高さ位置は、制御部からチャッ
ク用駆動部への指令によりストレッチテーブル上方の所
定高さ範囲内の適当な位置に調整される。これにより、
両端支持で大きく撓みを生じるような押出材に対して
も、ストレッチテーブルからその全体を浮かせた状態で
押出材のチャッキングを行うことができる。
実施例 以下に、この発明のストレッチャーの実施例を図面に
基づいて説明する。
第1図はストレッチャーのストレッチ駆動側を示す。
同図において、(7)はストレッチテーブル、(10)は
ストレッチャーである。
ストレッチテーブル(7)は、前述のしたように並列
状態の多数個のベルトコンベア(9)による。
ストレッチャー(10)において、(17)はレールであ
って、押出材(A)の長さ方向と平行に配列されてい
る。そして、このレール(17)に台車(18)が走行自在
に配置され、該台車(18)にチャック装置(13)が取り
付けられている。
なお、(20)は油圧シリンダーによるストレッチ駆動
装置で、そのシリンダーロッド(20a)が台車(18)に
取り付けられており、チャック装置(13)にチャックさ
れた押出材(A)に台車(18)を通じて引張り力を付与
するものとなされている。
上記チャック装置(13)は、台車(18)に固着された
取付け部材(22)と、該取付け部材(22)の前端部に垂
直辺部(23a)の背面が固着されたコ字状の取付けフレ
ーム(23)とを有する。この取付けフレーム(23)の上
下両水平部(23b)(23b)には、チャック用駆動部とし
てシリンダー(25)(25)が対向配置に取り付けられ、
そのシリンダーロッド(25a)(25a)がフレーム(23)
の内で上下方向に進退作動されるものとなされている。
これらのシリンダーロッド(25a)(25a)の先端部にチ
ャック用挾持片(27)(27)が取着されている。そし
て、前記両シリンダー(25)(25)は、制御部(28)に
接続されている。該制御部(28)は、両シリンダー(2
5)(25)に指令を送り、これらを個別の動作態様にお
いて駆動制御して挾持片(27)(27)の高さ位置を調節
する。これにより、両挾持片(27)(27)による押出材
(A)のチャック高さ位置が制御部(28)からの指令に
よる制御で調整変更されるものとなされている。下側の
挾持片(27)は、それが最下降位置に待機している状態
においてストレッチテーブル(7)の上面よりも下方の
位置に位置するものとなされている。
なお、ストレッチャー(10)の押出材端部固定保持側
は、チャック装置が固定保持状態に配設され、ないしは
押出材の長さに応じて位置の調整可能に配設されている
点においてストレッチ駆動側と相違するものの、チャッ
ク装置自体の構成については上記チャック装置(13)と
同じ構成となされている。
上記ストレッチャー(10)では、ストレッチしようと
する押出材(A)の両端支持状態での中央部における撓
み量を経験的に見出だし、これに基づいて制御部(28)
による指令を各シリンダー(25)(25)に送り、シリン
ダー(25)(25)の駆動を行う。これにより、第2図に
示されるように、大きく撓む押出材(A1)ではコ字状フ
レーム(23)内の上方位置で該押出材(A1)のチャッキ
ングがなされ、また撓みの小さい押出材(A2)ではフレ
ーム(23)内の下方位置で該押出材(A2)のチャッキン
グがなされ、いずれの場合にも、押出材(A1)(A2)は
チャック状態においてその全体がストレッチテーブルか
ら浮いた状態に保持される。そして、その状態において
ストレッチ駆動装置(20)が駆動されて押出材(A)の
全長にわたって均一な引張り力が付与され、適正充分な
ストレッチが施される。その後は、ストレッチ駆動装置
(20)の駆動が停止されると共に、チャック装置(13)
の挾持片(27)(27)が相互離間方向に作動され、押出
材(A)はストレッチテーブル(7)上に載置される。
発明の効果 上述の次第で、この発明のストレッチャーは、その各
チャック装置が、上下1対のチャック用挾持片と、各挾
持片を昇降作動する1対のチャック用駆動部と、両挾持
片による押出材のチャック高さ位置が前記ストレッチテ
ーブル上方の所定高さ範囲内で調整変更されるように両
チャック用駆動部の駆動制御を行う制御部とを有するも
のとなされているから、押出材のチャック高さ位置は、
制御部からチャック用駆動部への指令によりストレッチ
テーブル上方の所定高さ範囲内の適当な位置に調整さ
れ、従って両端支持で大きく撓みを生じるような押出材
に対しても、ストレッチテーブルからその全体を浮かせ
た状態で押出材のチャッキングを行うことができ、押出
材の全体に適正充分なストレッチを施すことができる。
しかも、ストレッチテーブルの高さ位置と押出材チャ
ック位置との間の間隔距離の調整をチャック装置の改良
により行ったものであるから、従来の押出設備を大幅に
修正する必要がなく、設備、コスト面で非常に有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のストレッチャーのストレッチ駆動側
を示す側面図、第2図はチャック装置の作動状態を示す
側面図、第3図は押出設備の全体構成を示す平面図、第
4図は従来のストレッチャーのストレッチ駆動側を示す
側面図である。 (1)……押出機、(7)……ストレッチテーブル、
(10)……ストレッチャー、、(13)……チャック装
置、(20)……ストレッチ駆動装置、(25)……シリン
ダー(チャック用駆動部)、(27)……チャック用挾持
片、(28)……制御部、(A)(A1)(A2)……押出
材。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21C 35/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストレッチテーブルに水平状態に支承され
    た押出機からの押出材の両端部をチャックする1対のチ
    ャック装置と、該チャック装置を離間方向に相対的に移
    動せしめるストレッチ駆動装置とが備えられた押出設備
    のストレッチャーにおいて、 前記各チャック装置が、上下1対のチャック用挟持片
    と、各挟持片を昇降作動する1対のチャック駆動部と、
    両挟持片による押出材のチャック高さ位置が前記ストレ
    ッチテーブル上方の所定高さ範囲内で調整変更されるよ
    うに両チャック用駆動部の駆動制御を行う制御部とを有
    することを特徴とする押出設備のストレッチャー。
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