JPH10510260A - 逆ミセル(l2)構造または正常ミセル(l1)構造を形成する制御放出組成物 - Google Patents

逆ミセル(l2)構造または正常ミセル(l1)構造を形成する制御放出組成物

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JPH10510260A JP8517542A JP51754296A JPH10510260A JP H10510260 A JPH10510260 A JP H10510260A JP 8517542 A JP8517542 A JP 8517542A JP 51754296 A JP51754296 A JP 51754296A JP H10510260 A JPH10510260 A JP H10510260A
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Abstract

(57)【要約】 a) モノカプロイン、場合によりモノカプリンおよび/またはモノカプリンとの混合物と、b) a)とL2相を形成できる極性液体からなる群より選ばれる極性液体との混合物、およびc) a)およびb)の混合物中に溶解または分散された生物活性物質からなり、この場合、a)は、この組成物中にa)+b)の総重量に基づき、a)およびb)の混合物が逆ミセル(L2)構造を形成する下限からa)100重量%までの量で存在するが、ただし、a)およびb)の上記混合物はまた上記L2構造が外部極性液体と接触した場合に正常ミセル(L1)構造に変化する、状態図における特定のL2構造領域内に本質的にあることを特徴とする、生物活性物質の制御放出組成物。この組成物は好ましくは医薬組成物として使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 逆ミセル(L2)構造または正常ミセル(L1)構造を 形成する制御放出組成物技術分野 本発明は、生物学的活性物質を、多くの異なる技術分野で望まれているそれら の制御または持続放出を達成するため、たとえば医薬的に活性な物質に長期持続 作用もしくは遅延作用をもたせるため、カプセルに封入する分野に包含される。 さらに詳しくは、本発明は、生物活性化合物の再現性が高い持続放出(生物学的 変動の低減)を可能にする新規なカプセル封入または担体材料またはシステムに 基づくものである。最後に挙げた性質に関連する「制御放出」の語は、本明細書 の記述および請求の範囲を通して、活性化合物の所望の持続放出が本発明により 制御された様式で達成できる事実を強調して一般的に使用されるものである。発明の背景 約30年前に、本発明者らの一人であるK.Larssonは、正式名グリセロールモノ ヘキサノエートもしくはグリセロールモノカプロネートである脂質のモノカプロ インの含水系がすべての組成において単一の液相を形成することをZ.Phys.Che m.56(1967),173に報告した。当時、これは単一の両親媒性(サーファクタント )分子としては独特の注目すべき挙動であった。サーファクタントおよびコサー ファクタントの混合物のみが、組成を無水状態から純水状態に向けて変化させた 場合に例外的にこのような相転移の欠落を示すことが知られていたにすぎなかっ たからである。 薬物送達の分野内での最近の研究は、酵素分解に対して保護される必要のある 分子(たとえば、ペプチド)にとくに関連して、いわゆるマイ クロエマルジョンもしくはL2相が有用な担体系を提供することを明らかにして きた。このようなL2系の例は欧州特許明細書第314,689号に開示されている。 この特許には、C16〜C22−トリグリセライドと相互作用するC16〜C22−モノグリ セライドおよび極性液体の利用が開示されている。 モノカプロインの相特性はかなり古くから知られていたにもかかわらず、この 異常なミセル相がたとえば薬物送達に関連して効率の高い担体を提供できること は、本願出願人の知る限りではこれまで認識されていなかった。その主たる理由 は多分、このような短い炭化水素鎖をもつ分子は脂質としてではなく有機溶媒と しか考えられなかったこと、そのため、薬物を会合コロイド型の構造に効率的に 可溶化する能力をもつとは期待されなかったことによるものと思われる。 通常のミセル溶液(L1溶液)を形成する両親媒性システムが薬物送達に用い られる場合にも、比較的長い炭化水素鎖が利用されてきた[K.A.Johnson,G.B .Westermann-Clark & D.Shah,Pharmaceut.Res.6(1989),239参照]。 さらに付け加えるとEricsson & Hegg は Progr.Colloid & Polymer Sci.70( 1985),92に1−モノカプロインのサーファクタント挙動および希釈水溶液中に おけるオバルブミンとの相互作用の研究を報告している。モノカプロインの臨界 ミセル濃度(cmc)は160mMであることが見出されている。彼らの結果は、この特 定のタンパク質とモノカプロインの間には分子相互作用がないことを示している 。本発明者らは全く予期せずに、本発明によるミセル系がすべてのタンパク質と 、高濃度においてもすなわちL1型の構造がL2型の構造に変化する領域までお よびその領域を含めて完全な相溶性を示すことを見出したのである。発明の一般的説明 したがって本発明は、モノカプロインが両親媒性の生物活性物質とくに薬物分 子の可溶化に高い効率を示し、そのミセル溶液のL2型からL1型への相分離を 伴わない連続的変化が酵素分解しやすい分子の保護、さらにはとくに薬物投与た とえば経口投与の場合の持続放出に有用な機構を提供することの予期せぬ発見に 基づくものである。 また、本発明による新規な組成物のリパーゼ分解は、以前に開示されたグリセ ライドベースの処方に比較して著しく遅いことも見出された。本技術分野の熟練 者には明らかなように、これは、とくに経口投与薬物の担体系には極めて重要な 要素である。 脂質ベースの処方による薬物の経口送達において特筆すべき問題には、さらに 薬物処方の脂質と食物中の脂質の間の干渉がある。再現性ある薬物の吸収を達成 するためには、したがって、薬物を空腹時に摂取することが勧められ、それが必 須とされる場合もあり、これはもちろん欠点である。食物中の脂肪および油脂は 両親媒性分子、通常は極性脂質の表面層によって覆われていることが多く、これ らの表面脂質と油脂/脂肪の主要コアは胃腸管内では常に乳化状態にある。従来 知られている脂質ベースの薬物送達系との関連での一般的な難点は、食物に由来 するこれらのエマルジョンが薬物担体系と相互作用することであり、これは食物 の組成が薬物の吸収に影響することを意味する。 従来記載されている脂質系と異なり、モノカプロインのとくに注目すべき予期 されなかった性質はその水相がトリグリセライド油脂または脂肪を可溶化せず、 いわゆる中鎖トリグリセライドあるいは純粋なトリカプリリンさえ可溶化しない ことである。 薬物の経口投与に際して考慮すべきさらに他の因子には、胃および腸 の粘膜層を覆っているリン脂質表面層がある(B.A.Hills,The Biology of Surf actant,Cambridge University Press,Cambridge,1988参照)。本発明の新規な ミセル組成物は、これらのリン脂質との相互作用が少なく、該当する薬物担体系 においては、従来知られている脂質薬物担体に関する場合とは異なり、上述の相 互作用は無視できる。 さらに特定すれば、本発明の第一の態様では、生物活性物質の新規な制御放出 組成物は、 a) モノカプロイン、所望によりC8〜C10−脂肪酸モノグリセライドからなる 群より選ばれるモノグリセライド、すなわちモノカプリリンおよび/またはモノ カプリンとの混合物、および b) a)とL2相を形成できる極性液体からなる群より選ばれる極性液体との混 合物、ならびに c) a)およびb)の上記混合物中に溶解または分散された生物活性物質 からなり、この場合、 a)は、この組成物中にa)+b)の総重量に基づき、a)およびb)の混合物が逆ミセ ル(L2)構造を形成する下限からa)100重量%までの量存在し、ただし、a)お よびb)の上記混合物はまた上記L2構造が外部極性液体と接触したときに正常ミ セル(L1)構造に変化する、状態図における特定のL2構造領域内に本質的にあ ることを特徴とする組成物によって達成される。 すなわち、最初にモノカプロイン−水の二成分系を考えるとすると、上記系は ほぼ室温から約100℃の間の温度範囲で、すべての濃度において逆転L2型の構 造をもつミセルの分子集合を示し、これは水の比率を増加させると連続的に通常 のミセル溶液(L1)に変換する。これらの2つ のミセル相は親油性物質の効率の高い可溶化剤であり、L2→L1の連続的な相 変化は親油性物質を著しく持続的にもしくは制御して放出させ、また同時に上述 の付加的な利点を与えることが明らかにされた。 モノカプロインと水の二成分系を用いる特定の実施態様に関連して、本発明は またモノカプロイン100%の極限まで適用可能であることが強調されなければな らない。すなわち本発明は、最初に事実上、水や他の極性液体が存在しない場合 も包含するものである。通常のカプセルは耐水性ではないので、これは以前から 知られている含水処方とは異なる重要な利点である。 a)およびb)の混合物はまた、外部極性液体と接触した場合にL1構造への変化 のみが達成されるL2構造の特定領域内に「本質的に」あるとの記述に関して、 これは特定の適用において第二の相たとえばLα微量または無視できる量の存在 が許容される限界例であることを意味する。ここに特定の図は示さないがその態 様はケース毎に本技術分野の熟練者には容易に考慮されるものである。 本発明による放出または送達への適用に関連して極めて重要な特徴はまた、水 が本発明に関して言及したL2相を形成できる任意の他の極性液体で置換できる ことの発見である。すなわち、他の極性液体でも、L2からL1への上記連続的 相変化を示す同じタイプの会合コロイド構造が存在することが見出された。 所望の生物活性物質の溶解度が低い場合には、C8〜C10−脂肪酸モノグリセラ イドの添加により、その添加が独特の1相性挙動に影響しない方法で行われるこ とを条件に、溶解度を上昇できることが見出されている。すなわち、上記添加は 周囲たとえば腸または胃からの水または他の極性液体と接触した場合にL2から L1への所望の連続的相変化が起こ るL2領域の特定の部分内に保持するものでなければならない。それぞれの別個 の場合に用いられる特定の組成は以下に図面との関連でさらに例示するように、 状態図を用いることにより本技術分野の熟練者には容易に決定される。 発明の一般的概念からは、C4−モノグリセライドすなわちモノブチリンにも、 原理的にはモノカプロインの場合と同様の作用が期待されることを付記できる。 しかしながら、実用上はとくに不安定性および不快な味と臭気により、現実には 代替物にはならないように思われる。 本発明の組成物の好ましい実施態様に関しては、以下の組成物を挙げることが できる。 任意に存在させることができる上述のC8〜C10−脂肪酸グリセライドに関して は、本発明に使用される1相領域の範囲で考慮する場合、添加されるモノカプリ ンの効果にはモノカプリリンと比較して大差はない。モノカプリンに比較してモ ノカプリリンを用いた場合の方が、第二の相を生じることなく上記長鎖モノグリ セライド/モノカプロインの比をわずかに高くすることが可能である。この関連 で挙げられる他の相違は、これらの系において20〜25℃で生じる成層液体−結晶 相Lαである第二の相が、モノカプリリン系では、温度を40℃に上昇させた場合 に別のL2相に溶融することである。 純粋な化合物モノカプリリンおよび/またはモノカプリンを用いる場合とは別 に、本発明の組成物の上記任意成分は、いわゆる中鎖トリグリセライドから調製 される工業用モノグリセライド混合物の形でも使用できる。この混合物は上述の モノカプリンまたはモノカプリリンに比較して中間の挙動を示すようである。 本発明の組成物の成分b)として用いられる極性液体は好ましくは、水、 グリセロール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールからなる群より 選択される。他の有用な極性液体は低級アルカノールたとえばエタノールである 。 L2構造からL1構造への変化に関連して述べた外部極性液体に関しては、本 発明の薬物についての態様との関連では、一般に胃液または他の体液であるが、 本発明は薬物の制御放出のみに厳密に限定されるものではないので、上記極性液 体はまた上述の任意の極性液体であってもよい。すなわち、上記外部極性液体は また、生物活性成分の持続放出が望まれる請求された組成物の非医薬用途に関し ても、好ましくは水、グリセロール、エチレングリコールまたはプロピレングリ コールである。 生物活性物質は一般に、両親媒性および親油性物質からなる群より選択され、 好ましくは医薬親油性化合物である。本発明の関係でとくに好ましい医薬化合物 の例には、抗生物質、タンパク質、ペプチド、ステロイド、ビタミン、核酸およ びワクチンがある。 とくに興味がある生物活性化合物は、タンパク質またはペプチド、好ましくは シクロスポリン、デスモプレッシン(dDAVP)もしくはバソプレッシンまたはカル シトニンである。本発明の関連での上記シクロスポリンのとくに好ましい使用は 免疫抑制剤としてである。 上述したように、請求される組成物の成分a)は、a)+b)の総重量に基づき100 重量%まで存在させることができる。一般的にこれは、a)が50〜100重量%さら に好ましくは80〜100重量%の範囲内で存在することを意味する。 生物活性物質は、本発明の組成物中にa)+b)の総重量に基づき、0.1〜20重量 %、さらに好ましくは0.2〜12重量%の量で存在させる。 唾液、胃粘膜中のリパーゼおよびもちろん最も重要な膵臓リパーゼは、 脂質をベースとした経口薬物送達系における脂質を分解する。リパーゼがトリグ リセライド以外の他の脂質たとえばリン脂質、糖脂質、ジグリセライドおよびモ ノグリセライド(1−アイソマー)も攻撃することはよく知られている。この酵 素分解には(それが正当な速度で起こるには)、水と、リパーゼが局在する現実 の脂質相の間にインターフェーズの存在が必要である。本発明の新規組成物また はシステムの興味ある特徴はこのようなインターフェーズを欠くことである。こ れは胃腸系内での物質の保護が、水相と共存して別個の相を形成する脂質系中に おける保護よりはるかに効果的であることを意味する。経口送達におけるペプチ ドの保護においてはこの性質が極めて重要であることを考慮すべきである。 腸内でのモノカプロインミセルの寿命を延長するためには、微量の食品乳化剤 を添加して腸内酵素に対する薬物の保護の改良に使用することができる。したが って、本発明の他の好ましい実施態様は、食品乳化剤、好ましくはポリオキシエ チレン鎖を含む乳化剤を含有する組成物によって表現される。 本発明のさらに他の好ましい実施態様は、モノカプロインが1−アイソマーま たは2−アイソマーのいずれかからなる組成物、すなわちモノカプロインが実質 的に純粋な1−モノカプロインまたは実質的に純粋な2−モノカプロインである 組成物である。 本発明は薬物送達との関連でとくに重要であるから、本発明の他の態様は医薬 組成物としての使用、すなわち薬物または医薬化合物の形での生物活性物質の主 として制御された放出のための上に定義した組成物によって表現される。 このような組成物の好ましい実施態様は、既に制御放出組成物それ自体に関し て開示された実施態様である。したがって、ここではその詳細 は繰り返さないことにする。 しかしながら、医薬組成物に関してはそれが好ましくは薬物の経口送達に適合 されていることを付記しなければならない。このような実施態様はとくに、タン パク質との関連において興味がある。水溶液中のタンパク質には空気−水のイン ターフェーズにおいてフォールディングが解ける傾向があるが、モノカプロイン がCMC(臨界ミセル濃度)より多く存在すると、それが空気/水インターフェーズ からタンパク質を排除すからである。したがって、このような薬物送達系はタン パク質の安定性に対して保護作用も有する。 タンパク質または他の医薬物質が水溶液中で不安定である場合には、本発明は 極性液体としてプロピレングリコールまたはグリセロールを使用することが好ま しい。このような系は水−モノカプロイン系より安定だからである。すなわち、 グリセロール-モノカプロインは水-モノカプロインの場合と同タイプの会合コロ イドを形成し、前者の系はこのようなタンパク質の経口送達に好ましい。 さらに、モノカプロインが通常の脂質を可溶化することなく界面張力を低下さ せることができるとの所見は、それが角質層上の生理的に重要な脂質障壁を破壊 することなく皮膚の透過性を増大できることを意味する。したがって、本発明の ミセル系による皮膚を通しての薬物送達は、迅速かつ効率的な薬物の透過が所望 の場合にとくに適した適用を提供する。すなわち、請求された医薬組成物のさら に他の好ましい実施態様は薬物の経皮送達に適合された組成物である。 本発明のさらに他の態様においては、本発明は活性医薬化合物としてのタンパ ク質またはペプチドからなり医薬化合物の経口または経皮投与に適合された医薬 の製造のための、上に定義された組成物の使用として 定義できる。 これに関連してとくに興味ある医薬化合物は、主として免疫抑制剤として使用 されるシクロスポリンである。 生物活性非医薬物質については、本発明はまた、上記非医薬物質の制御された 放出のための上に定義された組成物の使用として定義することができる。 このような非医薬物質の例には、バイオテクノロジーに適用するための酵素が あるが、本技術分野の熟練者には容易に認識されるように、もちろん様々な他の 物質および適用が本発明の範囲内において可能である。 本発明はまた、定義された制御放出組成物を製造する方法において、一般的に a)およびb)を定義されたL2構造が形成されるように混合し、a)およびb)の混合 時または混合後に、その中にc)を上記制御放出組成物が得られるように溶解また は分散する方法に関する。 組成物のこの一般的製造方法は熟練者には何の問題もなく実施可能であり、こ れに関連してさらに詳細な説明はここでは不要であろう。 しかしながらさらに付加すれば、生物活性物質と組成物の成分a)の間に相互作 用がある場合には、a)およびb)のL2構造を形成させ、それをc)とは別に使用時 まで好ましくは2コンパートメント送達系に保持し、制御放出組成物の使用時に 上記L2構造中にc)を溶解または分散することからなる方法が好ましい実施態様 である。 最後に、タンパク質またはペプチドの担体としてのモノカプロインの顕著に優 れた性質の発見に基づく本発明の他の態様はまた、 a) モノカプロイン、所望によりモノカプリリンおよび/またはモノカプリン との混合物、ならびに b) 好ましくは、水、グリセロール、エチレングリコールおよびプロピレング リコールからなる群より選択される極性液体 の混合物からなり、この場合、a)およびb)はそれらがエアゾル形態においてミセ ル構造を形成する相互比で組成物中に存在するスプレー送達組成物中にタンパク 質またはペプチドを含有することを特徴とする経鼻投与用医薬組成物として使用 するための組成物によって表現される。 すなわち、本発明のこの態様によれば、a)は、上記経鼻投与用組成物中に既に 最初から正常ミセル(L1)構造として存在する少量のみを含有させることができ る。換言すれば、タンパク質またはペプチドは既にスプレー組成物中で送達また は放出のために事実上準備されていてもよい。しかしながら、組成物のこのスプ レー送達態様はまた、ミセルL2構造の範囲内でも同様に構成することができる 。これは一般的に、このようなスプレー送達組成物中に、a)はa)+b)の総重量に 基づき、約2〜70重量%、好ましくは2〜50重量%、とくに好ましくは2〜20重 量%の量を含有させることができることを意味する。 経鼻投与用医薬組成物として使用するための上記エアゾル組成物は好ましくは タンパク質またはペプチドとしてインスリンからなるかまたは主としてインスリ ンから構成される。 本発明は他に、生物活性物質を哺乳動物とくにヒトに投与する方法において、 上に定義された組成物を準備し、その有効量を哺乳動物の生体に投与して、その 組成物の制御された放出を達成することからなる方法によっても表現される。 図は、モノカプロイン(C6MG)/H2O/モノカプリリン(C8MG)またはモノカプリ ン(C10MG)の25℃〜40℃における3相系を模式的に示す。 「LIQ」の語はL2またはL1の形で一つの単一相が存在する領域を示すのに 用いられる。示した系内に生じうる他の相は成層液体−結晶相Lαであり、L2 +H2OおよびLα+H2Oの表現は2相領域を指示し、この領域を通っては本質的に 本発明の概念を利用することはできない。すなわち、本発明の所望の効果を達成 するためには、水の添加がL2からL1への連続的構造変化を意味するLIQ領域 の範囲内に出発しなければならない。 上述のようにこの図は単に模式的な図であり、特定の場合には、本発明の実施 に必要な正確な情報を関連する特定の状態図から得ることができる。実施例 実施例 1 86mgのシクロスポリンAを860mgのモノカプロインに溶解した。この溶液に水2 0gを加えた。 このサンプルの偏光中での顕微鏡検査では複屈折は認められなかった。これは シクロスポリンがモノカプロイン相に溶解していたことを示す。 実施例 2 9g量のシクロスポリンを91gのモノカプロインに溶解した。得られた溶液を 、カプセルが胃領域を通過する間に保護作用を示す固体脂肪フィルムで被覆した 100mgゼラチンカプセルに充填した。 実施例 3 60gのモノカプロイン中30gのモノカプリンから溶液を調製した。この溶液を ヘパリン10,000 IE/ml含有溶液に添加した。このヘパリン経口送達用製剤を実 施例2の場合と同種のカプセルにより供給する。 実施例 4 Novo Nordiskからのヒトインスリン製剤Insulatard(100 IE/ml)を、単にモ ノカプロインを4%(w/w)の濃度に添加することにより、スプレーとしての経鼻 送達用製剤に変換した。 実施例 5 ペプチドdDAVP(デスモプレッシン)の水溶液(1070μg/ml)をモノ 9の重量比で混合して最終濃度107μg/mlとすることにより均一なサンプルを調 製した。この溶液1mg/kg体重を8匹のラットに胃内投与し、また同様にdDAVP の相当する食塩水溶液を投与した。 dDAVPの生物学的利用性は、モノカプロイン含有溶液からでは2.0%、食塩水溶 液からでは0.2%であった。 すなわち、この実施例から明らかなように、本発明の組成物によりペプチドの 生物学的利用性は劇的に増大する。 実施例 6 薬物の多くの製剤学的処方は極性溶媒を含有する。モノカプロインの極性溶媒 との優れた混和性を証明するため、以下の混合物を調製して肉眼的に検査した。 以下の表はその結果を示す。澄明な低粘性の外観により、それが溶液であること が確認される。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.生物活性物質の制御放出組成物において、 a) モノカプロイン、場合によりモノカプリリンおよび/またはモノカプリ ンとの混合物、および b) a)とL2相を形成できる極性液体からなる群より選ばれる極性液体から なる混合物、ならびに c) a)およびb)の上記混合物中に溶解または分散された生物活性物質からな り、そして、 a)は、この組成物中にa)+b)の総重量に基づき、a)およびb)の混合物が逆ミ セル(L2)構造を形成する下限からa)100重量%までの量で存在するが、 ただし、a)およびb)の上記混合物はまた上記L2構造が外部極性液体と接触 した場合に正常ミセル(L1)構造に変化する、状態図における特定のL2構造領 域内に本質的にあること を特徴とする組成物。 2.モノカプリリンおよび/またはモノカプリンはC8〜C10−脂肪酸トリグリセ ライドから得られる混合物の形で存在することを特徴とする請求項1記載の組成 物。 3.極性液体は水、グリセロール、エチレングリコールおよびプロピレングリコ ールからなる群より選択されることを特徴とする請求項1または2記載の組成物 。 4.生物活性物質は両親媒性および親油性物質、好ましくは医薬化合物たとえば 抗生物質、タンパク質、ペプチド、ステロイド、ビタミン、核酸およびワクチン からなる群より選択されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の組 成物。 5.生物活性物質はタンパク質またはペプチド、好ましくはシクロスポリン、デ スモプレッシンもしくはバソプレッシンまたはカルシトニンであることを特徴と する請求項4記載の組成物。 6.a)は組成物中にa)+b)の総重量に基づき、50〜100重量%、好ましくは80〜1 00重量%の量存在することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の組成物 。 7.生物活性物質c)はa)+b)の総重量に基づき、0.1〜20重量%、好ましくは0.2 〜10重量%の量存在することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の組成 物。 8.食品乳化剤、好ましくはポリオキシエチレン鎖を含む乳化剤を含有すること を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。 9.モノカプロインは純粋な1−モノカプロインまたは純粋な2−モノカプロイ ンからなることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。 10.医薬化合物の形態における生物活性物質の制御放出用医薬としての使用のた めの請求項1〜9のいずれかに定義された組成物。 11.医薬化合物、好ましくはタンパク質の経口送達に適合されていることを特徴 とする請求項10記載の組成物。 12.極性液体はプロピレングリコールまたはグリセロールであることを特徴とす る請求項11記載の組成物。 13.医薬化合物の経皮送達に適合されていることを特徴とする請求項10記載の組 成物。 14.活性医薬化合物としてのタンパク質またはペプチドからなり、医薬化合物の 経口または局所投与に適合された医薬の製造のための請求項1〜9のいずれかに 定義された組成物の使用。 15.免疫抑制剤としてのシクロスポリンからなる医薬の製造のための請求項14記 載の使用。 16.生物活性非医薬物質の制御放出のための請求項1〜9のいずれかに定義され た組成物の使用。 17.非医薬物質はバイオテクノロジーに適用するための酵素であることを特徴と する請求項16記載の使用。 18.請求項1〜9のいずれかに記載の制御放出組成物を製造する方法において、 a)およびb)を定義されたL2構造が形成されるように混合し、a)およびb)の混合 時または混合後に、それにc)を上記制御放出組成物が得られるように溶解または 分散することを特徴とする方法。 19.a)およびb)のL2構造を形成させ、それをc)とは別に使用時まで好ましくは 2コンパートメント送達系に保持し、制御放出組成物の使用時にL2構造中にc) を溶解または分散することを特徴とする請求項18記載の方法。 20.経鼻用医薬組成物として用いる組成物において、タンパク質またはペプチド を、 a) モノカプロイン、所望によりモノカプリリンおよび/またはモノカプリ ンとの混合物、ならびに b) 好ましくは、水、グリセロール、エチレングリコールおよびプロピレン グリコールからなる群より選択される極性液体 の混合物からなり、この場合、a)およびb)はそれらがエアゾル形態でミセル構 造を形成する相互比で組成物中に存在するスプレー送達組成物中に含有すること を特徴とする組成物。 21.a)は組成物中にa)+b)の総重量に基づき、約2〜70重量%、好ましくは2〜 50重量%、とくに2〜20重量%の量含有させることを特徴とする請求項20記載の 組成物。 22.タンパク質またはペプチドはインスリンからなることを特徴とする請求項20 または21記載の組成物。 23.生物活性物質を哺乳動物とくにヒトに投与する方法において、請求項1〜13 のいずれかに定義された組成物を準備し、その有効量を哺乳動物の生体に投与し て、その組成物の制御された放出を達成することを特徴とする方法。
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