JPH105090A - 防曇鏡 - Google Patents
防曇鏡Info
- Publication number
- JPH105090A JPH105090A JP16559496A JP16559496A JPH105090A JP H105090 A JPH105090 A JP H105090A JP 16559496 A JP16559496 A JP 16559496A JP 16559496 A JP16559496 A JP 16559496A JP H105090 A JPH105090 A JP H105090A
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- JP
- Japan
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- mirror
- less
- heat generator
- planar heat
- always
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- Pending
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- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の鏡面発熱体を添設した鏡は、鏡に生ず
る結露すなわち曇りを消散するために急加熱し、または
そのまま放置することにより、鏡の熱割れを生ずること
がある。本発明はその不具合を解消する。 【解決手段】 ガラス板からなる鏡の裏面に面発熱体を
添設し、発熱体容量を鏡の単位面積に対し30〜 120W/
m2とすることにより、ガラス板の端縁部において発生す
る熱応力を55Kg/cm2 以下とするごとく調製した防食
鏡。
る結露すなわち曇りを消散するために急加熱し、または
そのまま放置することにより、鏡の熱割れを生ずること
がある。本発明はその不具合を解消する。 【解決手段】 ガラス板からなる鏡の裏面に面発熱体を
添設し、発熱体容量を鏡の単位面積に対し30〜 120W/
m2とすることにより、ガラス板の端縁部において発生す
る熱応力を55Kg/cm2 以下とするごとく調製した防食
鏡。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室、洗面化粧台
等に使用される鏡に関し、使用時に鏡表面への結露の発
生を防止すべく、鏡裏面に面発熱体を添設した、いわゆ
る防曇鏡およびその使用法に関する。
等に使用される鏡に関し、使用時に鏡表面への結露の発
生を防止すべく、鏡裏面に面発熱体を添設した、いわゆ
る防曇鏡およびその使用法に関する。
【0002】
【従来技術とその解決すべき課題】鏡表面への結露の発
生を防ぐために、鏡裏面に面発熱体を配することは既に
知られている。
生を防ぐために、鏡裏面に面発熱体を配することは既に
知られている。
【0003】実公昭51−38456 号には、電気加熱式の防
曇鏡において、鏡の裏面にパネルヒーターを付設し、さ
らに裏面にサーモスタットを配すること等に加え、特に
鏡とパネルヒーターとの周辺部の非加熱領域の巾を1cm
以下としたことが、また実公昭51−38458 号には、同様
な電気加熱式の防曇鏡において、鏡とパネルヒーターと
の周辺部の非加熱領域の巾を5cm以上としたことが開示
されている。
曇鏡において、鏡の裏面にパネルヒーターを付設し、さ
らに裏面にサーモスタットを配すること等に加え、特に
鏡とパネルヒーターとの周辺部の非加熱領域の巾を1cm
以下としたことが、また実公昭51−38458 号には、同様
な電気加熱式の防曇鏡において、鏡とパネルヒーターと
の周辺部の非加熱領域の巾を5cm以上としたことが開示
されている。
【0004】鏡すなわちガラス板の破壊応力は、面内に
比べ端縁部が弱く、例えば 5mm厚のフロート板ガラスに
おいて、面内の平均破壊応力は 500Kg/cm2 であるのに
対し端縁部の平均破壊応力は 360Kg/cm2 である。
比べ端縁部が弱く、例えば 5mm厚のフロート板ガラスに
おいて、面内の平均破壊応力は 500Kg/cm2 であるのに
対し端縁部の平均破壊応力は 360Kg/cm2 である。
【0005】しかるに鏡を加熱した場合に、全体的に均
一に加熱されないと熱応力が発生するが、特に加熱が遅
れがちな端縁部においては、前記破壊応力が小さいこと
も相まって破壊が生じ易い。
一に加熱されないと熱応力が発生するが、特に加熱が遅
れがちな端縁部においては、前記破壊応力が小さいこと
も相まって破壊が生じ易い。
【0006】前記先の公知例においては、端縁部まで充
分加熱することにより、端縁部の応力発生を抑制するこ
と、それにより端縁部の破壊を防ぐことを目的とし、後
の公知例においては、端縁部およびそれより内側の端縁
部近傍まで非加熱域としたことにより、端縁部の熱応力
の発生を抑制し、端縁部の破壊を防ぐことを目的とす
る。
分加熱することにより、端縁部の応力発生を抑制するこ
と、それにより端縁部の破壊を防ぐことを目的とし、後
の公知例においては、端縁部およびそれより内側の端縁
部近傍まで非加熱域としたことにより、端縁部の熱応力
の発生を抑制し、端縁部の破壊を防ぐことを目的とす
る。
【0007】実公昭53−16359 号には、裏面に通電ヒー
ターをを設けたガラス製防曇鏡において、該防曇鏡の隅
角部を各周辺 (辺) の中央部より加熱することが開示さ
れている。これは、破壊が辺の中央部に生じ易いことに
着目し、該部およびその近辺の加熱を加減することによ
り、該部の応力発生を抑制し、破壊を防止するものであ
る。
ターをを設けたガラス製防曇鏡において、該防曇鏡の隅
角部を各周辺 (辺) の中央部より加熱することが開示さ
れている。これは、破壊が辺の中央部に生じ易いことに
着目し、該部およびその近辺の加熱を加減することによ
り、該部の応力発生を抑制し、破壊を防止するものであ
る。
【0008】ところで、実際に浴室等で鏡を使用する場
合、使用時結露を早急に除去しようとするために、急激
な加熱を強い、それにより、あるいはそのまま暫く放置
しておくことにより端縁部より破壊されるケースが多
い。
合、使用時結露を早急に除去しようとするために、急激
な加熱を強い、それにより、あるいはそのまま暫く放置
しておくことにより端縁部より破壊されるケースが多
い。
【0009】例えば、通常市販される電気加熱式の面発
熱体は表2に参照されるように 200〜 500W/m2の容量
を有し、これにより鏡の表面温度は3〜5分程度で室温
+15〜30℃に達し、結露が除去される。しかし、上記し
たように、このような急激な加熱は端縁部からの破壊を
導き易い。あるいはこれを防ぐために、通常発熱部を鏡
端縁部より10cm以上中央寄りに配する等の工夫が為され
るが、これは結露の除去部が鏡の中央部のみとなり、鏡
の一部しか利用されていないことになる。
熱体は表2に参照されるように 200〜 500W/m2の容量
を有し、これにより鏡の表面温度は3〜5分程度で室温
+15〜30℃に達し、結露が除去される。しかし、上記し
たように、このような急激な加熱は端縁部からの破壊を
導き易い。あるいはこれを防ぐために、通常発熱部を鏡
端縁部より10cm以上中央寄りに配する等の工夫が為され
るが、これは結露の除去部が鏡の中央部のみとなり、鏡
の一部しか利用されていないことになる。
【0010】先述の実公昭51−38458 号、実公昭53−16
359 号には上記のごとく発熱部を中央寄りに配したもの
で、結露は鏡の中央部のみしか除去されない、また実公
昭51−38456 号のごとく端縁部までも加熱するためには
面発熱体の外形寸法は鏡のサイズより大としなければな
らない等、不具合、不都合な点が多い。
359 号には上記のごとく発熱部を中央寄りに配したもの
で、結露は鏡の中央部のみしか除去されない、また実公
昭51−38456 号のごとく端縁部までも加熱するためには
面発熱体の外形寸法は鏡のサイズより大としなければな
らない等、不具合、不都合な点が多い。
【0011】本発明は、上記不具合、不都合を解消した
もので、かつコスト等のかからない防曇鏡を提供するも
のである。
もので、かつコスト等のかからない防曇鏡を提供するも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス板の裏
面に銀鏡膜を含む金属膜と裏止め塗膜とを形成した鏡に
おいて、鏡の裏面に面発熱体を添設し、かつ発熱体容量
を鏡の単位面積に対し30〜 120W/m2とすることによ
り、ガラス板端縁部において発生する熱応力を55Kg/cm
2 以下とするごとく調製した防曇鏡、前記防曇鏡におい
て、面発熱体の最大容量を 120W/m2と以下とすべく予
め調製されてなること、から構成される。
面に銀鏡膜を含む金属膜と裏止め塗膜とを形成した鏡に
おいて、鏡の裏面に面発熱体を添設し、かつ発熱体容量
を鏡の単位面積に対し30〜 120W/m2とすることによ
り、ガラス板端縁部において発生する熱応力を55Kg/cm
2 以下とするごとく調製した防曇鏡、前記防曇鏡におい
て、面発熱体の最大容量を 120W/m2と以下とすべく予
め調製されてなること、から構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】防曇鏡では、鏡の中央部は面発熱
体で加熱され膨張するが、端縁部は殆ど室温に近いため
ガラスの熱膨張差に起因する熱応力を発生させ、端縁部
には通常中央部の膨張に伴う引張応力が働く。換言すれ
ばヒーター通電時は端縁部曲げ試験を行っているのと同
様な状態となり、発生熱応力がガラスの端縁部曲げ強度
以上になると破壊、すなわち熱割れが生ずる。
体で加熱され膨張するが、端縁部は殆ど室温に近いため
ガラスの熱膨張差に起因する熱応力を発生させ、端縁部
には通常中央部の膨張に伴う引張応力が働く。換言すれ
ばヒーター通電時は端縁部曲げ試験を行っているのと同
様な状態となり、発生熱応力がガラスの端縁部曲げ強度
以上になると破壊、すなわち熱割れが生ずる。
【0014】鏡用素板として使用されるクリーンカット
したフロート板ガラスの平均曲げ破壊応力および許容応
力は、表1に示す値が認められており、長期負荷状態に
おける端縁部許容応力は、安全率2.0 (破壊確率千分の
1)で70Kg/cm2 とされている。
したフロート板ガラスの平均曲げ破壊応力および許容応
力は、表1に示す値が認められており、長期負荷状態に
おける端縁部許容応力は、安全率2.0 (破壊確率千分の
1)で70Kg/cm2 とされている。
【0015】ところで、近年居住空間において利便性、
快適性を求める傾向が強まっており、浴室鏡や洗面化粧
台用鏡に前記したようなヒーターを取付けることが一般
的となりつつあるが、他方それに伴い、鏡の熱割れ、そ
れによる使用者の傷害等に関する苦情も急増しており、
いわゆるP/L法の施行に伴う製鏡メーカーの製造責任
が問われる傾向も増大している。 鏡の熱割れ事故例を
みると、熱応力がかかってガラス板が破損した場合の破
壊始発点に生ずるミラーフェイスの半径から破壊応力を
推定するいわゆるミラーフェイス法によれば、 100Kg/
cm2 程度のものが散見され、70Kg/cm2 の設定も許容応
力として必ずしも充分とはいえない。
快適性を求める傾向が強まっており、浴室鏡や洗面化粧
台用鏡に前記したようなヒーターを取付けることが一般
的となりつつあるが、他方それに伴い、鏡の熱割れ、そ
れによる使用者の傷害等に関する苦情も急増しており、
いわゆるP/L法の施行に伴う製鏡メーカーの製造責任
が問われる傾向も増大している。 鏡の熱割れ事故例を
みると、熱応力がかかってガラス板が破損した場合の破
壊始発点に生ずるミラーフェイスの半径から破壊応力を
推定するいわゆるミラーフェイス法によれば、 100Kg/
cm2 程度のものが散見され、70Kg/cm2 の設定も許容応
力として必ずしも充分とはいえない。
【0016】本発明者は、これにつき鋭意検討の結果、
発明の完成に到達したものであり、すなわち鏡の急加熱
を避け、常時、あるいは少なくとも就眠の間を除いて長
時間、室温に対し数℃ないし10℃未満高い温度に設定す
るようにしておき、従って面発熱体の容量を単位面積に
対し30〜 120W/m2とすれば、結露の発生を防止でき、
常に反射映像が鮮明に見られ、鏡端縁部の熱応力も55Kg
/cm2 以下であって、実質的に熱割れの発生がない (安
全率2.6 、推定破損確率十万分の1以下) 防曇鏡を得る
ことができる。
発明の完成に到達したものであり、すなわち鏡の急加熱
を避け、常時、あるいは少なくとも就眠の間を除いて長
時間、室温に対し数℃ないし10℃未満高い温度に設定す
るようにしておき、従って面発熱体の容量を単位面積に
対し30〜 120W/m2とすれば、結露の発生を防止でき、
常に反射映像が鮮明に見られ、鏡端縁部の熱応力も55Kg
/cm2 以下であって、実質的に熱割れの発生がない (安
全率2.6 、推定破損確率十万分の1以下) 防曇鏡を得る
ことができる。
【0017】なお電力使用量についても、 従来ケース :面発熱体容量 500W/m2(ヒーターサイス"200 ×300mm. 1枚当り30W) 2時間/日通電において1000W/m2. 日 本ケース(例):面発熱体容量40W/m2(ヒーターサイス"200 ×300mm. 1枚当り2.4 W) 常時通電において 960W/m2. 日 であり、従来ケースと遜色なく、あるいは設定によって
は使用量をより低減できる。
は使用量をより低減できる。
【0018】すなわち、鏡の裏面に面発熱体を添設し、
該面発熱体としてその容量が 120W/m2以下 (ただし30
W/m2以上) に設計されたものを採用し、あるいはより
高出力の面発熱体を採用する場合は予め出力制御機構に
よって 120W/m2以下であるように設定すればよく、ま
た、使用に際して面発熱体は、常に通電状態とし、ある
いはスイッチ操作により就眠の間のみ通電を止めるよう
にすればよい。
該面発熱体としてその容量が 120W/m2以下 (ただし30
W/m2以上) に設計されたものを採用し、あるいはより
高出力の面発熱体を採用する場合は予め出力制御機構に
よって 120W/m2以下であるように設定すればよく、ま
た、使用に際して面発熱体は、常に通電状態とし、ある
いはスイッチ操作により就眠の間のみ通電を止めるよう
にすればよい。
【0019】
〔鏡表面温度と発生熱応力〕供試鏡および通電加熱式面
発熱体 (ヒーター) として以下に示すものを採用した。 鏡 ;サイズ 330× 400×5(厚み)mm ヒーター;外形寸法 190× 340mm、発熱部寸法 160× 310mm ヒ-タ-容量 単位面積当たり定格電力 400W/m2(1枚当り20W) 図1Aは鏡とヒーターの位置関係を示す正面図、図1B
は同じくその側面図であり、1が鏡、2がヒーター、15
がヒーターの裏面に貼着した断熱材(発泡スチロール
製、10mm厚)、3がスペーサー、4が支持板 (10mm厚合
板) 、5が支柱、6が台板であり、点αにクロメル−ア
ルメル熱電対をセットして該鏡表面の温度を測定するよ
うにし、点βにストレインゲージ(KFG−5−120 −C1)
を貼設して該鏡上辺の熱応力を測定するようにした。ヒ
ーターはスライダックにより印加電圧を各種換えたこと
により出力を換えた。通電2時間後の平衡状態にあると
きに発生熱応力を測定した。
発熱体 (ヒーター) として以下に示すものを採用した。 鏡 ;サイズ 330× 400×5(厚み)mm ヒーター;外形寸法 190× 340mm、発熱部寸法 160× 310mm ヒ-タ-容量 単位面積当たり定格電力 400W/m2(1枚当り20W) 図1Aは鏡とヒーターの位置関係を示す正面図、図1B
は同じくその側面図であり、1が鏡、2がヒーター、15
がヒーターの裏面に貼着した断熱材(発泡スチロール
製、10mm厚)、3がスペーサー、4が支持板 (10mm厚合
板) 、5が支柱、6が台板であり、点αにクロメル−ア
ルメル熱電対をセットして該鏡表面の温度を測定するよ
うにし、点βにストレインゲージ(KFG−5−120 −C1)
を貼設して該鏡上辺の熱応力を測定するようにした。ヒ
ーターはスライダックにより印加電圧を各種換えたこと
により出力を換えた。通電2時間後の平衡状態にあると
きに発生熱応力を測定した。
【0020】〔防曇試験〕JIS S 4030「眼鏡用曇止め剤
の試験方法」の規定に準拠してガラス板曇止め性能試験
装置を製作し、図1A、Bに示す供試鏡をセットした。
図2の平面図において、ガラス板曇止め性能試験装置7
は保温箱8と冷却装置9からなり、その間に供試鏡10を
装着し、箱内を30℃に保持しヒーター通電2時間後から
加湿器ノズル11より水蒸気を噴出させて防曇試験を開始
し、ワイパー12を付設した透明板13を介して曇り状況を
目視観察した。なお曇り状況はカメラ14により写真撮影
し記録した。
の試験方法」の規定に準拠してガラス板曇止め性能試験
装置を製作し、図1A、Bに示す供試鏡をセットした。
図2の平面図において、ガラス板曇止め性能試験装置7
は保温箱8と冷却装置9からなり、その間に供試鏡10を
装着し、箱内を30℃に保持しヒーター通電2時間後から
加湿器ノズル11より水蒸気を噴出させて防曇試験を開始
し、ワイパー12を付設した透明板13を介して曇り状況を
目視観察した。なお曇り状況はカメラ14により写真撮影
し記録した。
【0021】〔試験結果〕表3から明らかなとおり、常
時、あるいは少なくとも就眠時を除いて長時間、室温に
対し数℃ないし10℃未満高い温度に設定しておけば、結
露の発生を防止でき、常に反射映像が鮮明に見られ、鏡
端縁部の熱応力も55Kg/cm2 以下であって、実質的に熱
割れの発生がない (安全率2.6 、推定破損確率十万分の
1以下) 防曇鏡を得ることができる。また、電力使用量
についても従来ケースと遜色なく、あるいは設定によっ
ては使用量をより低減できるという効果を奏する。
時、あるいは少なくとも就眠時を除いて長時間、室温に
対し数℃ないし10℃未満高い温度に設定しておけば、結
露の発生を防止でき、常に反射映像が鮮明に見られ、鏡
端縁部の熱応力も55Kg/cm2 以下であって、実質的に熱
割れの発生がない (安全率2.6 、推定破損確率十万分の
1以下) 防曇鏡を得ることができる。また、電力使用量
についても従来ケースと遜色なく、あるいは設定によっ
ては使用量をより低減できるという効果を奏する。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、鏡の急加熱を避け、常
時、あるいは少なくとも就眠時を除いて長時間、室温に
対し数℃ないし10℃未満高い温度に設定しておけば、結
露の発生を防止でき、常に反射映像が鮮明に見られ、鏡
端縁部の熱応力も55Kg/cm2 以下であって、実質的に熱
割れの発生がない (安全率2.6 、推定破損確率十万分の
1) 防曇鏡を得ることができる。また、電力使用量につ
いても従来ケースと同等ないしそれ以下に低減できると
いう効果を奏する。
時、あるいは少なくとも就眠時を除いて長時間、室温に
対し数℃ないし10℃未満高い温度に設定しておけば、結
露の発生を防止でき、常に反射映像が鮮明に見られ、鏡
端縁部の熱応力も55Kg/cm2 以下であって、実質的に熱
割れの発生がない (安全率2.6 、推定破損確率十万分の
1) 防曇鏡を得ることができる。また、電力使用量につ
いても従来ケースと同等ないしそれ以下に低減できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは鏡とヒーターの位置関係を示す正面
図、図1Bは同じくその側面図である。
図、図1Bは同じくその側面図である。
【図2】鏡の曇り止め性能試験装置の概略平面図であ
る。
る。
1 鏡 2 ヒーター 7 鏡 (ガラス板) 曇止め性能試験装置 10 供試鏡 α 熱電対セット位置 β ストレインゲージ貼設位置
Claims (2)
- 【請求項1】ガラス板の裏面に銀鏡膜を含む金属膜と裏
止め塗膜とを形成した鏡において、鏡の裏面に面発熱体
を添設し、かつ発熱体容量を鏡の単位面積に対し30〜 1
20W/m2とすることにより、ガラス板端縁部において発
生する熱応力を55Kg/cm2 以下とするごとく調製したこ
とを特徴とする防曇鏡。 - 【請求項2】面発熱体の最大容量を 120W/m2以下とす
べく予め調製されてなることを特徴とする請求項1記載
の防曇鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16559496A JPH105090A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 防曇鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16559496A JPH105090A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 防曇鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH105090A true JPH105090A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15815325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16559496A Pending JPH105090A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 防曇鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH105090A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0928726A2 (en) | 1998-01-13 | 1999-07-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Brake pedal structure for vehicle |
KR101595554B1 (ko) * | 2015-09-10 | 2016-02-26 | 에스제이코퍼레이션(주) | 김 서림 제거기능을 가진 거울 |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP16559496A patent/JPH105090A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0928726A2 (en) | 1998-01-13 | 1999-07-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Brake pedal structure for vehicle |
KR101595554B1 (ko) * | 2015-09-10 | 2016-02-26 | 에스제이코퍼레이션(주) | 김 서림 제거기능을 가진 거울 |
WO2017043716A1 (ko) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | 엘티에스 주식회사 | 김 서림 제거기능을 가진 거울 |
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