JPH10508018A - 義歯安定化組成物 - Google Patents

義歯安定化組成物

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JPH10508018A JP51455996A JP51455996A JPH10508018A JP H10508018 A JPH10508018 A JP H10508018A JP 51455996 A JP51455996 A JP 51455996A JP 51455996 A JP51455996 A JP 51455996A JP H10508018 A JPH10508018 A JP H10508018A
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ライァイア,イァヤンス
アラン ニコルズ,デヴィッド
アン ギルデイウィーバー,キンバリー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、義歯接着剤組成物を包含し、低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸、その無水物、その塩ポリマーまたはこれらの混合物、および少なくとも1種の非接着性自立層を含有してなる義歯接着剤組成物に関するものである。また本発明は、少なくとも1種の非接着性自立層および少なくとも2つの接着成分を含み、前記の接着成分のうちの1つが低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸、その無水物またはその塩ポリマーあるいはこれらの混合物である義歯接着剤組成物に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 義歯安定化組成物 発明の背景 通常の取り外し可能な義歯、義歯床等は、適切なプレートまたはベースに設け られた歯を有する。義歯は一般的に専門家が製作するものであるが、しばしば完 全に適合しない。さらに、最初はいかに満足のいくものであっても、時間が経過 すると義歯は緩くなり、また自然収縮や歯肉、その下部の骨組織、粘膜組織等の 変化により不完全になる。緩く且つ不完全に取り付けられた義歯は、義歯安定化 剤の使用により矯正され安定化される。義歯安定化剤は、義歯と、歯肉または組 織との間の間隙を充たすために使用される。口腔内への義歯の取り付けの前に、 義歯安定化剤が義歯床表面に適用され、完全にフィットさせるために、歯肉およ び粘膜組織間の均一な接触がなされるようにするべきである。義歯安定化剤は、 その接着特性のためだけではなく、義歯と、歯肉または組織との間のクッション およびガスケットを提供し、これにより義歯を口腔内に確実に配置することがで きるように配合される。 義歯安定化剤または接着剤組成物には、一般的に幾つかの欠点が見られる。共 通する美観を損なう欠点としては、装着のときや装着しているときに義歯床の下 部から接着剤が滲み出て汚くなることを含み、しかも口および義歯から残りの接 着剤を取り出すのが困難である。また、装着者の義歯と口腔との間に食物が閉じ 込められることもある。 改善された義歯接着剤組成物を開発するために何年も顕著な努力がなされてき た。合成および天然ポリマーとゴムを別々に用いたり、組み合わせて用いたり、 また様々な接着剤と組み合わせたりして上記の欠点を減じようとする試みがなさ れてきた。 1989年11月14日に発行されたHomanらの米国特許第4,880,702号明細書 には、3層からなるストリップの形状の義歯安定化剤が開示されている。外側の 2層は、約20万〜1千万の平均分子量を有するポリエチレンオキサイド、ソジ ウムカルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコールおよびこれらの混合物 からなる群から選択されたポリマーからなる。内側層は、外側層が溶解したとき 、水と接触した後に、歯肉および義歯床に内側層を接着させるのに十分なポリマ ーおよびマイクロクリスタリンワックスからなる。1990年2月7日に公開さ れたAltswirthの欧州特許出願第0,353,375号明細書には、接着剤を浸透させた羊 毛状繊維質、およびアルギネートおよび/またはカルボキシメチルセルロース、 ポリビニルアセテートおよびアルコール性溶媒のペースト状混合物からなる接着 剤からなる、義歯のための接着性インサートが開示されている。上記の技術や、 さらに他の多くの技術にもかかわらず、確実な固定を提供し、使用者の満足する 美観があり、且つ現在利用されている製品よりも滲みだしが少ない、改善された 義歯安定化組成物の要求が今だ存在している。 本発明によれば、優れた接着特性を有する義歯接着剤組成物が配合可能である ことが見いだされた。この接着剤組成物は、有効に義歯を安定化させながら、滲 みだしが少なく、かつ使用者の満足する美観を提供するものである。本発明の義 歯接着剤組成物はまた、創傷用包帯、水中用接着剤、生物学的接着剤(bioadhes ive)として、および/または他の活性物のための配合ビヒクルとして有効に使 用することができる。 本発明の目的は、長時間にわたり義歯を正確な場所に有効に維持し、しかも所 望のときに義歯を容易に取り外すことのできる義歯接着剤組成物を提供すること である。また本発明の目的は、装着時に滲みだしが少なく、現在利用されている 安定化剤よりも損失が少なく、且つ使用者が満足する美観を有する、義歯ととも に使用可能な改善された接着剤組成物を提供することである。 本発明のこれらの目的および他の目的は、以下の詳細な記載により容易に明ら かになろう。 発明の要旨 本発明は、低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸、その無水物、その塩ポ リマーまたはこれらの混合物、および少なくとも1種の非接着性自立層を含有し てなる義歯接着剤組成物に関するものである。また本発明は、少なくとも1種の 非接着性自立層および少なくとも2つの接着成分を含み、前記の接着成分のうち の1つが低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸、その無水物またはその塩ポ リマーあるいはこれらの混合物である義歯接着剤組成物に関するものである。 発明の詳細な説明 本発明の義歯接着剤組成物は、低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸ポリ マーおよび少なくとも1種の非接着性自立層を含有する。この低級アルキルビニ ルエーテル−マレイン酸ポリマーは、塩の形態であるのが好ましい。また、本発 明の組成物は、少なくとも2つの接着成分を含み、前記の接着成分のうちの1つ が低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸、その無水物またはその塩ポリマー (あるいはこれらの混合物)であるのが望ましい。 本発明の義歯接着剤組成物は、全体的に加湿され、義歯に適用される。非接着 性自立層への接着剤成分の取り付けは、従来の油状のキャリアビヒクルを含む接 着剤クリームよりも口腔内への滲みだしを少なくできる組成物を提供する。また この取り付けは、非接着性自立層が水および/または唾液の存在下でその強度お よび一体性を維持し、また義歯の取り外しのときに義歯から組成物をはがすこと ができるために、義歯の洗浄が容易である組成物を提供する。本発明の主要成分 および任意成分の詳細な説明を以下に記す。 非接着性自立層 本発明の義歯接着剤組成物は、少なくとも1種の非接着性自立層を有する。こ の非接着性自立層は、水および/または唾液の存在下でその強度を維持し、且つ 接着剤組成物との一体性を提供することが可能なことに特徴がある。非接着性自 立層は、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、レーヨン、ポリエチレンオ キサイド、セルロースアセテート、セルロース誘導体、布、羊毛状繊維質(fibr ous fleece)、紙、プラスチック、革、マイクロクリスタリンワックス、合成繊 維、天然繊維およびこれらの混合物のような材料を含む。好ましいのは、セルロ ース誘導体、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、レーヨン、布、紙、マ イクロクリスタリンワックスおよびこれらの混合物である。最適なのは、ポリエ ステル、ポリプロピレン、レーヨン、ナイロン、布および紙である。 非接着性自立層は、本発明の接着剤組成物に強度および/または一体性を提供 するのに適切である任意の物理的形状をとることができる。このような物理的形 状は、不織布、織布、連続物(continuous)、細断物およびこれらの組み合わせを 含む。また、非接着性自立層は、当業界で一般的に知られる任意のプロセスによ り形成することができる。このようなプロセスとしては、アンボンド(un-bond ) 、スプレーボンド、スパンボンド、ニードルパンチ、カード、サーマルボンドハ イドロエンタングル(thermal bonded hydroentangled)、メルトブローン、孔 プリントボンド(aperture print bonded)、ニードル、ウエットレイ(wet-lai d)、ドライレイ(dry-laid)およびこれらの組み合わせを含む。 接着成分 本発明の義歯接着剤組成物は、低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸、そ の無水物、その塩ポリマーまたはこれらの混合物を含む。好適な態様において、 本発明の組成物は、少なくとも2つの接着成分を含み、前記接着成分のうちの1 つが低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸、その無水物またはその塩ポリマ ーあるいはこれらの混合物であるのがよい。これらの成分の詳細な説明を以下に 記す。 低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸ポリマー 本発明に有用な低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸(“AVE/M”) ポリマーは、酸、無水物および/または塩の形態のいずれかであることができる 。塩の形態は、本発明の組成物の使用に好適である。好適なカチオンは、カルシ ウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、アンモニウム、亜鉛、ストロンチ ウム、鉄およびこれらの混合物を含む。好適なのは、亜鉛、ストロンチウム、カ ルシウム、ナトリウムおよびこれらの混合物である。低級アルキルビニルエーテ ル−マレイン酸ポリマーは、1991年12月17日に発行されたHolevaらの米 国特許第5,073,604号明細書にも記載され、ここに参照として引用する。 ポリマー塩は、混合されている、または未混合、あるいは両者であることがで きる。ここで使用されている用語“未混合”とは、カチオンが、任意の他のエス テル官能基と混合されていないか、同じポリマーに異なるカチオンが存在せず、 残りのカルボキシル基が未反応であることを意味する。 ここで使用されている用語“混合されたポリマー塩”とは、異なるカチオンが 同じ分子内で互いに、あるいは他のエステル官能基と混合されている、低級アル キルビニルエーテル−マレイン酸ポリマーを意味する。好適なのは、亜鉛および カルシウムカチオンを含む混合されたポリマー塩である。 カチオン塩官能基は、反応される最初のカルボキシル基に対し、約0.1%〜 約65%、好ましくは約5%〜約45%、最適には約10%〜約30%の亜鉛を 含むことができる。カチオン塩官能基は、さらにカルシウム、ナトリウム、マグ ネシウム、ストロンチウム、カリウム、アンモニウムおよびこれらの混合物から なる群から選択された、約0.1%〜約75%の金属塩からなるのが好ましい。 この付加的金属塩の最適なものは、カルシウムまたはナトリウム金属塩またはこ れらの混合物である。カルシウムカチオンは、反応される最初の全カルボキシル 基に対し、約10%〜約75%、好ましくは約25%〜約60%、最適には約4 0%〜約60%のレベルで存在することができる。ナトリウムカチオンは、反応 される最初の全カルボキシル基に対し、約1%〜約20%、好ましくは約1%〜 約15%、最適には約1%〜約10%のレベルで存在することができる。 低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸ポリマーは、次の繰り返し構造単位 から実質上なる: (式中、RはC1〜C4のアルキル基を示し、nは、ポリマーの分子内の構造単 位の繰り返し数を示す1を超える整数である) 低級アルキルビニルエーテルマレイン酸無水物ポリマーは、メチルビニルエー テル、エチルビニルエーテル、ジビニルエーテル、プロピルビニルエーテルおよ びイソブチルビニルエーテルのような低級アルキルビニルエーテルモノマーと、 マレイン酸無水物とを共重合させ、酸性コポリマーに容易に加水分解する対応の 低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸無水物コポリマーを得ることにより、 容易に得られる。無水物および酸の両方の形態は、各製造業者から商業的に入手 できる。例えば、GAF社、Wayne、ニュージャージー州は、それぞれ“GANTREZ S シリーズ”および“GANTREZ ANシリーズ”として、商品名“GANTREZ”で、重合 性遊離酸の形態(I)および対応の無水物の形態を提供している。前者の酸のシリ ー ズにおいて、GANTREZ S-97(M.W.TM 50,000)がとくに好適であり 、後者の無水物のシリーズにおいて、GANTREZ AN-149(M.W.=50,000 )、GANTREZ AN-169(M.W.=50,000)、GANTREZ AN-179(M.W.= 80,000)コポリマーがとくに好適である。平均分子量約50,000〜約 80,000(2−ブタノン1〜10g/1000ml溶液中の膜浸透圧により測 定された値)を有するAVE/Mポリマーの酸および無水物の形態は、1.2を 超える比粘度パラメーターを有することにより特徴付けられる。無水物コポリマ ーが水に溶解するとき、無水物の結合が開裂し、非常に極性のある重合性遊離酸 (I)が形成される。したがって、酸の形態よりも比較的安価である無水物の形 態が、酸に代わる簡便且つ安価な前駆体として使用することができる。無水物か ら酸への加水分解の速度を促進するために、上昇した温度を適用するのが有利で ある。 対象となるポリマーの塩の形態は、AVE/M無水物ポリマーと、例えば水酸 化物、アセテート、ハライド、ラクテート等のようなカルボン酸の反応体の官能 基を有する、少なくとも1つのカチオン塩官能基、例えば亜鉛、ストロンチウム 、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄またはアンモニウム化 合物との水性媒体中での相互作用により調製することができる。好適な態様にお いて、亜鉛の酸化物およびカルシウムの水酸化物が利用される。水酸化亜鉛は商 業的に入手できないので、反応体としてのその利用は、実用的には水不溶性であ るが、特定表面上の水酸化亜鉛に水和を提供する特定の酸化亜鉛の水性スラリー を用いることにより容易且つより経済的に達成される。一方、水酸化ストロンチ ウムは、結晶または粉末の形態のいずれかにおいて入手可能であり、50部の水 に溶解する。しかし、水で処理したときに水酸化物を形成する酸化ストロンチウ ムの水性溶液(注意:熱発生)も使用できる。 毒性、炎症性または汚染副産物を生じるイオンは避けるべきであり、あるいは ポリマー塩査収製品から前記副産物を除去し且つ存在しなくなることを保証する 特別な注意および処置を提供するべきである。 一般的に、低級アルキルビニル−エーテルマレイン酸コポリマー、あるいはそ の対応する無水物は、激しく撹拌されている約70〜80℃に予備加熱された水 中に添加され、均一な混合物を形成する。もし無水物前駆体を使用するならば、 水性混合物をさらに90℃まで加熱し、撹拌して酸の形態に無水物を完全に加水 分解することを薦める。次に加熱を停止するが、バッチが清澄になり、同時に粘 度が減少するまで(約65〜75℃)撹拌は続ける。 もしポリマーの塩の形態を望むならば、カチオン塩形成化合物の水性溶液(例 えば粒状の酸化亜鉛の水性分散体が最終製品に要求される所望のカチオン含量を 提供するに十分な量において、スラリーの形態で水酸化カルシウムと組み合わさ れる)が個別に調製され、雰囲気温度で、カチオンポリマー塩の局地的な沈降を 避けるようにして、連続的に激しく撹拌しながら、熱ポリマー酸溶液にゆっくり と添加される。添加が完了した後、すべての塩形成化合物がコポリマーと反応す るように撹拌が続けられる。 これとは別に、カチオン塩官能基を含む水性溶液を70〜80℃に予備加熱し 、激しく撹拌して均一なスラリーを形成する。低級アルキルビニル−エーテルマ レイン酸コポリマー、あるいはその対応する無水物は、続いて90℃に加熱され ながらスラリーに添加され、完全な加水分解が行われるように撹拌される。 反応バッチは、続いて例えば熱循環する約70℃に維持された熱対流炉中の浅 い乾燥トレーにより乾燥され、水分を蒸発させ、乾燥した形態のポリマー塩製品 を回収する。これとは別に、反応バッチを熱流する80〜100PSIGに維持 された5つのドラムドライヤーに移し、水分を蒸発させ、フレークの形態のポリ マーを回収する。得られたフレークは粉砕およびふるい分けに施され、所望の物 理的特性を得、満足のいく義歯安定化特性を得る。 対象となるAVE/Mポリマーは、水または唾液と接触したとき、特筆すべき 接着性能を有するので、義歯安定化組成物における義歯接着材料として非常に有 用である。このAVE/Mポリマーは単独の接着成分として、あるいは他の接着 成分と共に使用される接着剤として、接着有効量、好ましくは20重量%以上、 最適には30重量%以上で使用することができる。 他の接着成分 本発明の組成物は、他の接着成分も含むことができる。このような接着成分は 、もし存在するならば、安全且つ接着有効量で使用される。ここで使用されてい る用語“安全且つ接着有効量”とは、口腔内への付着を提供するための十分量を 意味する。本発明の義歯接着剤組成物において、ポリビニルアセテートは、適切 な“他の接着成分”としては含まれない。 適切な接着成分は、水分に曝露されたときに膨潤して粘質集合体を形成する性 質を有する水溶性親水性コロイドまたはポリマーを含む。このような接着性材料 は、天然ガム、合成ポリマーガム、義歯安定化組成物に一般的に使用され、AV E/Mポリマーと調和する接着材料、合成ポリマー、粘膜接着性ポリマー、親水 性ポリマー、サッカライド誘導体、セルロース誘導体およびこれらの混合物を含 む。このような材料の例としては、カラヤガム、グアーガム、ゼラチン、アルギ ン(algin)、アルギン酸ナトリウム、トラガカントゴム、キトサン、ポリエチ レングリコール、アクリルアミドポリマー、カルボポール(carbopol)、ポリビ ニルアルコール、ポリアミン、ポリ第4級化合物、ポリブテン、シリコーン、エ チレンオキサイドポリマー、ポリビニルピロリドン、カチオンポリアクリルアミ ドポリマーが挙げられる。 好適なのは、メチルセルロース、ソジウムカルボキシメチルセルロース、ヒド ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピル メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのようなセルロース誘導体であ る。最適なのは、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリ エチレンオキサイド、カラヤガム、アルギン酸ナトリウム、キトサン、ポリビニ ルアルコールおよびこれらの混合物である。一般的に、この他の接着成分は、組 成物の重量に対して約0%〜約70%、好ましくは約10%〜約50%、最適に は約20%〜約40%のレベルで存在することができる。 他の原料 1種以上の毒物学的に容認できる可塑剤を本発明の組成物に含有することもで きる。ここで使用されている用語“毒物学的に容認できる”とは、人間および/ または下等動物への投与のための毒物学的プロファイルに適切である材料を記載 するために使用されている。本発明の組成物に使用可能な可塑剤は、ジメチルフ タレート、ジエチルフタレート、ジオクチルフタレート、グリセリン、ジエチレ ングリコール、トリエチレングリコール、イゲパール(Igepal)、ガファック( Gafac)、ソルビトール、トリクレジルホスフェート、ジメチルセバケート、エ チルグリコレート、エチルフタリルエチルグリコレート、o−およびp−トルエ ンエチルスルホンアミドおよびこれらの混合物を含む。可塑剤は、組成物の重量 に対して約0%〜約70%、好ましくは約1%〜約30%のレベルで存在する ことができる。 この義歯接着剤組成物は、義歯接着剤および/または生物学的接着剤として使 用することができ、また粘膜または局所的投与に適切である1種以上の治療的活 性物を含むことができる。ここで使用されている“粘膜または局所的投与に適切 である”とは、口腔のような身体の内部粘膜表面を通じて吸収されたとき、ある いは皮膚表面に適用されたときに、薬理学的に活性である薬剤を記載するもので ある。治療的活性物は、組成物の重量に対し、約0%〜約70%のレベルで存在 することができる。 組成物に有用な治療的活性物は、ヨウ素、スルホンアミド、ビスビグアナイド 、またはフェノール類のような抗微生物剤;テトラサイクリン、ネオマイシン、 カナマイシン、メトロニダゾルまたはクリンダマイシンのような抗生物質;アス ピリン、アセトアミノフェン、ナプロキセンおよびその塩類、イブプロフェン、 ケトロラック(ketorolac)、フルルビプロフェン、インドメタシン、オイゲノ ールまたはハイドロコルチゾンのような抗炎症剤;硝酸カリウム、塩化ストロン チウムまたはフッ化ナトリウムのような象牙質知覚鈍麻剤;リドカインまたはベ ンゾカインのような麻酔剤;抗真菌剤;樟脳のような芳香族類およびメンズアル デヒドのようなアルデヒド誘導体;インシュリン;ステロイド、および抗腫瘍剤 を含む。 本発明の義歯接着剤組成物は、乾燥義歯に粘着性のあるコーティングを含むこ とができ、もし存在するならば、義歯接着剤組成物の一方側に配置されるであろ う。接着層として使用するための適切な組成は、ポリブテン、シリコーン、ゴム 、ペトロラタム、天然ポリマー、合成ポリマーおよびこれらのこの愚物を含む。 この接着層は、組成物の重量に対して約0%〜約70%、好ましくは約0.5% 〜約20%のレベルで存在することができる。 他の適切な原料は、着色剤、メチルおよびプロピルパラベンのような防腐剤; ポリエチレングリコールおよび二酸化ケイ素のような増粘剤;液体ペトロラタム 、ペトロラタム、鉱油およびグリセリンのようなビヒクルを含む。好適なのはポ リエチレングリコール、二酸化ケイ素およびペトロラタムである。着色剤、防腐 剤、増粘剤およびビヒクルは、組成物の重量に対して約0%〜約20%のレベル で存在することができる。 本発明の組成物は、効果的なフレーバー、フレグランスおよび/またはセンセ ート(sensates)を提供する1種以上の成分を含むこともできる。適切な成分は 、天然または合成甘味剤、メントール、メンチルラクテート、冬緑油、セイヨウ ハッカ油、スペアミント油、葉アルコール(leaf alcohol)、さらにクーラント (coolants)3−1−メントキシプロパン−1,2−ジオールおよびパラメンタ ンカルボキシアミド例えばN−エチル−p−メンタン−3−カルボキシアミド( Watsonらの米国特許第4,136,163号明細書に記載されている。ここにその全体を 参照として引用する)を含む。これらの薬剤は、組成物の重量に対して約0%〜 約50%のレベルで存在することができる。 組成物の調製プロセス 本発明の義歯接着剤組成物の調製プロセスは、加工助剤として水を用い、非接 着性自立層上に接着成分の測定された量をコーティングすることを包含する。接 着成分は、様々な方法を用いて非接着性自立層上にコーティングすることができ る。これらは:水で非接着性自立層を湿潤し、濡れた層上に接着粉末を均一にお き、続いて水で層を再湿潤し;水中に接着成分を溶解し、且つ層上に得られた溶 液をコーティングし;Gantrez(商品名)プロセスによって製造されたスラリー で層をコーティングし;層が形成されるとき接着成分を層に導入することを包含 する。 層は続いて乾燥される。次に、義歯接着剤組成物は、リング−ローラーまたは マイクロ−クラッカーを組成物に進行させるか、または任意の他の適切な手段に より機械的に軟質化される。続いて組成物は、油圧プレスまたはフラットローラ ーまたは他の適切な手段により滑らかにプレスされる。次に組成物は義歯形状に ダイカットされる。この形状は、義歯への組成物の適用を容易にすることができ る。 以下、本発明の範囲内の態様を実施例により記載且つ説明する。実施例は、本 発明を単に説明する目的であって、本発明の精神および範囲を逸脱しない限り、 多くの変更が可能であるので、本発明を限定するものではない。 実施例I−V 実施例I−Vは次のようにして調製した。58″×20″の非接着性自立層を 水で濡らした。この層上に接着成分(90gのCa/Zn AVE/MAおよび60gのCMC )150gを均一にコーティングし、この層を水で再度濡らした。層を乾燥させ た。リング−ローラーによって義歯接着剤組成物を機械的に軟質化し、続いて油 圧プレスにより組成物を滑らかにした。組成物を義歯の形状のウエハに切断した 。このウエハを加湿し、義歯に適用した。このウエハは義歯から剥離可能であり 、義歯を正確な場所に維持し、滲みだしもなく、食物が義歯とガムとの間に入り 込むことを防止する粘着性のあるシールを形成した。 実施例VI−X 実施例VI−Xは次のようにして調製した。58″×20″の非接着性自立層を 水で濡らした。この層上に接着成分の量(上記と同様)を均一にコーティングし 、この層を水で再度濡らした。層を乾燥させた。リング−ローラーによって義歯 接着剤組成物を機械的に軟質化し、続いて油圧プレスにより組成物を滑らかにし た。組成物を義歯の形状のウエハに切断した。このウエハを加湿し、義歯に適用 した。このウエハは義歯から剥離可能であり、義歯を正確な場所に維持し、滲み だしもなく、食物が義歯とガムとの間に入り込むことを防止する粘着性のあるシ ールを形成した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギルデイウィーバー,キンバリー アン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 リヴァー、ロード 3682

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a)低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸、その無水物、その塩ポ リマーまたはこれらの混合物;および b)少なくとも1種の非接着性自立層を含有してなる義歯接着剤組成物 。 2. 非接着性自立層が、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、レーヨ ン、ポリエチレンオキサイド、セルロースアセテート、セルロース誘導体、布、 羊毛状繊維質、紙、プラスチック、革、マイクロクリスタリンワックス、合成繊 維、天然繊維およびこれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第1項 に記載の義歯接着剤組成物。 3. 非接着性自立層が、不織布、織布、連続物、細断物およびこれらの混合 物からなる群から選択された物理的形態にある請求の範囲第1項または第2項に 記載の義歯接着剤組成物。 4. 非接着性自立層が、アンボンド(un-bond)、スプレーボンド、スパン ボンド、ニードルパンチ、カード、サーマルボンドハイドロエンタングル(ther mal bonded hydroentangled)、メルトブローン、孔プリントボンド(aperture print bonded)、ニードル、ウエットレイ(wet-laid)、ドライレイ(dry-laid )およびこれらの組み合わせからなる群から選択されたプロセスにより形成され る請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の義歯接着剤組成物。 5. カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、アンモニウム、亜 鉛、ストロンチウム、鉄およびこれらの混合物からなる群から選択されたカチオ ン塩官能基を含む低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸塩ポリマーを含有し てなる請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の義歯接着剤組成物 。 6. 低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸塩ポリマーが未混合である請 求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の義歯接着剤組成物。 7. 低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸塩ポリマーが混合されている 請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1項に記載の義歯接着剤組成物。 8. 毒物学的に容認される可塑剤をさらに含む請求の範囲第1項ないし第7 項のいずれか1項に記載の義歯接着剤組成物。 9. 可塑剤が、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジオクチルフタ レート、グリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、イゲパ ール(Igepal)、ガファック(Gafac)、ソルビトール、トリクレジルホスフェ ート、ジメチルセバケート、エチルグリコレート、エチルフタリルエチルグリコ レート、o−およびp−トルエンエチルスルホンアミドおよびこれらの混合物か らなる群から選択される請求の範囲第1項ないし第8項のいずれか1項に記載の 義歯接着剤組成物。 10. 1種以上のフレーバー、フレグランスおよび/またはセンセート(se nsates)をさらに含む請求の範囲第1項ないし第9項のいずれか1項に記載の義 歯接着剤組成物。 11. フレーバー、フレグランスおよび/またはセンセートが、メントール 、メンチルラクテート、セイヨウハッカ油、スペアミント油、葉アルコール(le af alcohol)、パラメンタンカルボキシアミドおよびこれらの混合物からなる群 から選択される請求の範囲第1項ないし第10項のいずれか1項に記載の義歯接 着剤組成物。 12. 粘膜または局所的投与に適切な1種以上の治療学的活性物をさらに含 む義歯接着剤または生物学的接着剤として使用される請求の範囲第1項ないし第 11項のいずれか1項に記載の義歯接着剤組成物。 13. 治療学的活性物が、麻酔剤、鎮痛剤、抗生物質、抗炎症剤、抗菌剤、 抗微生物剤、抗真菌剤、抗ヒスタミン剤、インシュリン、ステロイドおよび抗腫 瘍剤からなる群から選択される請求の範囲第1項ないし第12項のいずれか1項 に記載の義歯接着剤組成物。 14. 義歯接着剤組成物が、コーティングをさらに含み、前記コーティング が前記義歯接着剤組成物の一方側に配置されて乾燥義歯に対して粘着性を有する 請求の範囲第1項ないし第13項のいずれか1項に記載の義歯接着剤組成物。 15. コーティングが、ポリブテン、シリコーン、ゴム、ペトロラタム、天 然ポリマー、合成ポリマーおよびこれらの混合物からなる群から選択される請求 の範囲第1項ないし第14項のいずれか1項に記載の義歯接着剤組成物。 16. 義歯接着剤組成物が、少なくとも2つの接着成分をさらに含み、前記 接着成分のうちの1つが低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸、その無水物 またはその塩ポリマーあるいはこれらの混合物である請求の範囲第1項ないし第 15項のいずれか1項に記載の義歯接着剤組成物。 17. 接着成分の1種が、天然ガム、合成ポリマー、粘膜接着性ポリマー、 親水性ポリマー、天然ポリマー、サッカライド誘導体、セルロース誘導体および これらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第1項ないし第16項のい ずれか1項に記載の義歯接着剤組成物。 18. セルロース誘導体が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ ピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセル ロースおよびこれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第1項ないし 第17項のいずれか1項に記載の義歯接着剤組成物。 19. 義歯接着剤組成物が、混合されている低級アルキルビニルエーテル− マレイン酸塩ポリマーを含み、前記低級アルキルビニルエーテル−マレイン酸塩 ポリマーが、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、アンモニウム 、亜鉛、ストロンチウム、鉄およびこれらの混合物からなる群から選択されたカ チオン塩官能基を含む請求の範囲第1項ないし第18項のいずれか1項に記載の 義歯接着剤組成物。
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